平昌五輪: 深刻な客室不足、8000人以上は他地域で宿探し

■客室数と同時に質も問題

 文化体育観光部のナム・チャンウ平昌五輪支援課長は「絶対的な客室数不足の問題を解決するために、ホームステイ、テンプルステイ、「エアビーアンドビー(エアB&B)」の活用など、あらゆる代案を模索している」と語った。エアB&Bとは、空き部屋を貸したい人と部屋を必要としているゲストをインターネットで仲介して手数料を取る世界的な宿泊仲介企業だ。「クライアントグループ」の宿泊問題も、完全に解決しているわけではない。全2万4200室のうち18.4%に当たる4461室は、ベッドがなく床に直接布団を敷くタイプの「オンドル(床暖房)部屋」だ。外国人が不便に感じるのは間違いない。

 現在、宿泊施設に対し、ベッドの購入を勧める環境改善事業が進められている。また、外部の企業から大会期間中だけベッドをレンタルするという案も検討中だ。グローバルスポンサーの幹部などVIPの宿泊問題に関しては、幸いにも解決の糸口が見つかっている。五つ星級ホテルの必要室数はおよそ1500室。当初は江原道だけでは五つ星ホテルが足りないと予想され、ソウルのホテルまで活用する案も検討された。だが平昌ザ・ホワイト・ホテル(518室)をはじめ、五輪までに五つ星級ホテルの建設が4カ所で予定されており、これらを全て合わせれば江原道だけで3371室を確保できることになった。

オ・ユギョ記者
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