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教科書閲覧問題 文部科学省 制度見直しへ
1月5日 5時01分

教科書閲覧問題 文部科学省 制度見直しへ
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三省堂などが検定途中の教科書を教員らに閲覧させていた問題を受けて、文部科学省は、水面下で営業が過熱することを防ぐため、これまでの制度を見直し、各社が教科書の特徴を説明したり教員から意見を聴いたりする機会を公に設けることなどを検討しています。
この問題は、教科書を作成している三省堂や数研出版が、検定途中の教科書を教員らに閲覧させて現金などを渡していたものです。
教科書を巡っては、公正さを保つことなどを理由に「検定」の段階では外部に見せることを禁じられ、その後の「採択」の段階でも、各社が教科書に関する説明会などを開くことが禁じられています。
しかし、こうした制度が、かえって今回のような水面下での営業を過熱させた一因だったとして、文部科学省はその見直しを始めました。
具体的には、採択の段階で各社が集まって教育委員会や教員に対し、それぞれの教科書の特徴を説明したり、専門の教員から意見を聴いたりする公の機会を設けることなどを検討しています。
平成29年度には、特別の教科となる小中学校の道徳の教科書の採択も初めて行われることから、文部科学省は、教科書会社で作る協会や教育委員会の意見を聴いたうえで、検討の結果をことし春をめどに取りまとめ、通知することにしています。

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