2016年1月10日（日）
【ロンドン＝黄田和宏】ノルウェー財務省は８日、同国が抱える世界最大の政府系ファンドの株式保有比率を見直すために委員会を設置すると発表した。同ファンドは７兆2700億クローネ（約96兆円）の資産を抱え、このうち、６割を株式で運用する。低金利環境で目標に掲げる年４％の運用成績を達成するのが困難になるおそれがあり、株式比率を引き上げることなどを検討する。
委員会は10月中旬までに報告書をまとめる方針。このほか、不動産やインフラへの投資の拡大についても議論する。
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