海援隊の中牟田俊男が食道がん…武田鉄矢「今度は私が待つ番」

2016年1月10日8時35分  スポーツ報知
  • 海援隊の(左から)中牟田俊男、武田鉄矢、千葉和臣

 3人組フォークグループ「海援隊」のギタリスト・中牟田俊男(66)が、食道がんを発症したことが10日までに分かった。海援隊の公式ホームページ(HP)で公表した。

 HPに6日付で掲載された武田鉄矢(66)のメッセージによると、中牟田から報告があったのは12月半ば。中牟田は1月に入院して治療にあたるという。武田は「数年前は私自身が己れの病で中牟田を待たせたことがありますので、今度は私が待つ番だと前を向きました」と記すとともに、「しばらく中牟田のいない海援隊が続きますが、この事情と中牟田の思いを汲みおかれましてどうぞお待ち下さい」とファンに呼びかけている。

 海援隊は、中牟田が武田、千葉和臣(64)を誘って結成。1972年にデビューした。翌年に発売したシングル「「母に捧げるバラード」が大ヒットし翌年、NHK紅白歌合戦に初出場。79年に武田が出演したドラマ「3年B組金八先生」の主題歌「贈る言葉」も大ヒットを記録した。

 82年に解散し、3人はソロ活動をスタートするが、94年に再結成。2014年には13年ぶりとなるオリジナルアルバムを発売した。

 武田は「三人でしみじみ話したことですが、我ら最長寿のライブバンドをめざす夢を持っております。どうぞその夢の途中の出来事とこの度のこと見守って下されば有難いです」とメッセージを締めくくっている。

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