
新年早々、各地の神社で「改憲」、つまり自民党の言うところの「改憲」への賛成を求める署名を集めることが行なわれています。護憲派が民主憲法を擁護するための運動をすることが自民党や日本会議によって一方的に「偏向」と呼ばれることが多い現在の日本において、日本会議の影響下にある神社でこのような「署名運動」が行なわれることへの強い疑問を感じます。
今、初詣先の神社で改憲賛成に誘導の署名活動が行われている。#日本会議 の欺瞞に警戒 憲法改正で日本が「ブラック国家」化ー表現の自由弾圧、拷問フリー、戦争に行かなければ死刑(志葉玲)- Yahoo!ニュース https://t.co/JR4UUAy6yv #Yahooニュースアプリ
— Makoto_Kouno_028 (@5756e14f4337465) 2016, 1月 2極右と神社本庁はガンガンキャンペーンはじめてます。 藤沢の白旗神社のHPより 神社新報 11月17日 憲法改正に向け活動 各地で組織づくり始まる https://t.co/kFTogpqCpm pic.twitter.com/9ctoZd5kE3
— $AVNAMOSHER (@nurarinop) 2016, 1月 2初詣で思い出したが、毎年年末に自治会の「神祭」の行事があり、今年も近くの神社の宮司を呼んだ。宮司によると日本会議鹿児島より、「私は憲法改正に賛成します」という署名を一人あたり50名以上集めるノルマを課せられているとの事だった。
— 農家:鐐三郎安信 (@crux0077) January 3, 2016自民党改憲案にある「緊急事態条項」は、日中戦争開戦翌年の1938年4月1日に公布された「国家総動員法」と似た要素がいくつもある。賢明でない少数集団に過大な権限を付与すれば、国は破滅に向かうというのは、戦後日本が得た教訓のはずだった。 pic.twitter.com/EuHFy1eTtz
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) January 4, 2016●澤藤統一郎の憲法日記
神職こそ、日本国憲法擁護に徹すべきではないか。
http://article9.jp/wordpress/?p=5974
Published in 木曜日, 11月 26th, 2015, at 23:06
神社新報(週刊・毎月曜日発行)は、株式会社神社新報の発刊だが、まぎれもなく神社本庁の広報紙。「神社界唯一の全国的メディア」を称し公称発行部数5万部という。全国の神職の数は2万人余とのことだが、神職を読者とした業界紙でもある。
その「神社新報」11月23日号の第2面に、「一万人大会を終へ 一千万署名と参院選に集中を」という表題の論説が掲載されている。部外者には、「何をスローガンとした一万人大会」であるか、「何を求めての一千万署名」であるか、また、なにゆえの「参院選に集中」であるか分かりにくいが、読者にはそんなことは言うまでもなく分かりきっているというタイトルの付け方。これすべて、日本国憲法改正を目指してのことなのだ。「安倍政権任期のあと3年が憲法改正のチャンスだ」、「今のうちになんとか憲法改正の実現に漕ぎつけなければならない」という、彼らなりの必死さが伝わってくる。
(中略)
改憲署名運動が445万筆に達しているとは知らなかった。もっとも、署名簿にどのような改憲案に賛成なのかは記載されてなく、かなりいい加減なものという印象は否めない。とはいうものの、今後の目標が「1000万人署名」「国会議員署名」そして「地方議会の決議獲得」と、具体的に提案されている。護憲の運動は、確実に彼らの「この目標」と衝突することになる。
彼らなりの情勢分析は下記のとおりで、なかなかに興味深い。
「自由民主党は立党六十年を迎へた。…国会の憲法審査会での早期の審議促進を誓ひ、立党以来、変はらぬ党是としてきた『現行憲法の自主的改正』を再確認し、安倍晋三総裁のもとで必ず憲法改正を実現することの決意表明をぜひともおこなってもらひたい。
先の国会における憲法審査会では、こともあらうに自ら選んだ参考人の憲法学者に安保関連法案は憲法違反と言はせる大失態を演じた。緊張感の欠如と言はざるを得ない。一連の安保法制は何とか成立を見たが、これは憲法九条改正までの、現在の厳しい国際情勢下におけるいはば緊急避難的措置に過ぎない。一方、これに反対してきた市民団体などが、『総がかり実行委員会』をつくって『戦争法』の廃止を求め、憲法を守る二千万人署名の活動を開始してゐる。勢ひを増してきた共産党がこれを応援し、同党で半分の一千万人署名を集めると表明してゐるのである。来年夏の参議院議員選挙が、改憲の大きな勝負時となってくるであらう。」
(中略)
「なぜ神職が憲法改正の署名活動までやらなければならないのか」。神社界の中にさえ、疑問はあるようだ。部外者にはなおさら分かりかねる。
この論説では、「神職が国の大本を正す活動に従事しなかったら、この国は一体どうなるのか」「憲法改正はぜひとも実現しなければならない」という。さて、「国の大本」とはなんだろうか。
安倍晋三の言う、「日本を取り戻す」「戦後レジームからの脱却」とよく似たものの言いまわし。漠然としていて、分かる人だけにしか分からない。
(中略)
ここに述べられている「世界に誇る日本の文化・伝統」「精神的な価値」「日本らしさ」「日本人らしさ」とは何なのだろう。この人たちにとって、取り戻すべき「自信と誇り」とはなにを指すのだろうか。
それが、どうも次の5項目らしいのだ。
・世界に誇る皇室と日本の文化伝統を大切にする社会づくりを目指します。
・日本の歴史と国柄を踏まえた、誇りの持てる新憲法の制定を目指します。
・日本のために尊い命を捧げられた、靖国の英霊に対する国家儀礼の確立を目指します。
・日本の未来に希望の持てる、心豊かな子どもたちを育む教育の実現を目指します。
・世界から尊敬される道義国家、世界に貢献できる国家の確立を目指します。
キーワードは、天皇・改憲・靖国・教育・道義の5項目。だが、さっぱり具体的なことは分からない。むしろ、神職たちは次のように言うべきではないだろうか。
・現行憲法は、天皇の公的地位を、政治権力や宗教性から徹底して切り離すことで、天皇制を維持し安定したものとしています。私たち神職は、この象徴天皇制を擁護いたします。
・戦場に散った兵士だけでなく、敵味方を問わぬすべての戦争犠牲者を等しく慰霊することが神職たる私たちの務め。戦没者の慰霊を通して平和な社会の建設を目指します。
・日本の未来に希望の持てる心豊かな子どもたちを育むために、立憲主義・民主主義・平和主義、そして人権尊重の理念に徹した教育の実現を目指します。
・武力に拠らず平和主義の道義に徹することで世界から尊敬される国際的地位を目指すとともに、世界の貧困や差別の解消に貢献できる国家の確立を目指します。
・平和という日本の歴史と国柄をよく踏まえるとともに、世界の文明諸国と価値観を同じくする国家としての誇りを堅持するため、現行憲法を断固として護り抜きます。
そう。神職こそ、命と平和と自然を愛する立場から、断固として日本国憲法を擁護する立場を採るべきなのだ。そういえば、僧侶も同じだ。真摯な宗教者には、なべて護憲の姿勢がよく似合うではないか。
(2015年11月26日・連続第970回)
Published in 木曜日, 11月 26th, 2015, at 23:06
改憲イケイケ勢力と思われがちな神社ですが、神社本庁の広報誌が苦言を吐くほど、徹底されておらず、全国に良心的な護憲神社は割とあると思います。そもそも神社本庁に属さない神社だってありますしね。氏子から宮司に文句言うのもよし。ぶっちゃけそれが一番効きます。
— $AVNAMOSHER (@nurarinop) 2016, 1月 2憲法九条絡みでカトリック教会で活動している左方向の人々がいるが、神道系では逆張りの困った右勢力が暗躍。宗教組織を票田にするのほんまやめて。危険なんだよ。 / “神社に初詣行ったら「憲法改正しよう」とあってうんざり… - Toge…” https://t.co/gEVfOunxDP
— あんとに庵 (@antonianjp) January 5, 2016東京都神社庁のホームページにこんな宣言が載っているのに驚愕。宗教法人がこんなことやっていいのかね。これでは、戦前の「国家神道」と変わらないではないか。 【憲法改正運動を推進する宣言|東京都神社庁】 https://t.co/t8Zk0dK4Zl
— m TAKANO (@mt3678mt) January 4, 2016全国各地の神社が初詣客を狙って改憲の署名集め! 日本会議・神社本庁が指令、戦前復活の目的を隠す卑劣な手口 https://t.co/dPK4aF2faN
— litera (@litera_web) January 4, 2016