知人の女性をひじで突いたとして、西京署が暴行の疑いで、ボクシングの日本バンタム級前王者の大森将平選手(22)を現行犯逮捕していたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。女性にけがはなく、大森選手は既に釈放されているという。
捜査関係者によると、大森選手は7日午後6時半すぎ、京都市西京区内の公園で、40代の女性と口論になり、上半身をひじで突いたという。駆け付けた西京署員が任意同行を求めたが応じなかったため、現行犯逮捕した。大森選手は容疑を認めたという。
所属する西京区のジムは「昨日、本人から報告があり、相手からも話を聞いた。事件性はないとのことだったので、問題はないと考えている。本人には誤解を招く行為がないよう注意した」としている。
大森選手は2011年にプロデビュー。15年4月、日本バンタム級タイトルマッチでTKO勝ちし、京都のジムから25年ぶりとなる日本タイトルを獲得。同12月、WBO(世界ボクシング機構)世界バンタム級指名挑戦者決定戦出場の際、日本王者の座を返上した。
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