かるび(@karub_imalive)です。
2016年度の目標として、せっかく東京に住んでいるのだから、美術館や博物館の展示会に行きまくろう!と決めています。
はてな古参ブロガーの在華坊さん(id:zaikabou)のブログで、数々の展覧会を回ったベスト10を挙げられていたり、
国立博物館等で、新年早々年間パスポートを更新されていたりとか、
こういうアグレッシブな姿勢を見てて、あ、せっかく都心に住んでるのに、展示会は逃しちゃもったいないな・・・と一念発起しました。
数年前にアラフォー世代になってから、今まで興味もなかったクラシック音楽のコンサートへ通ったり、美術館通いを始めたのですが、今年はそれを加速する年にしたいと思います。
さて、美術館の特別展は、いよいよ今週から本格スタートです。今日は、自分への備忘録も兼ねて、これは行っておきたいな~と思っている2016年上半期に開催される東京近辺の西洋美術展をまとめておきたいと思います。
- 1、フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち
- 2,ボッティチェリ展
- 3,レオナルド・ダ・ヴィンチー天才の挑戦
- 4,カラヴァッジョ展
- 5,ルノワール展
- 6,メアリー・カサット展
- まとめ
1、フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち
17世紀オランダを代表する二人の巨匠、フェルメールとレンブラントのダブル特集です。すでに京都市美術館で開催済みで、関西方面の方はチェックした人も多いかもしれません。フェルメール展はいつ行ってもハンパない人出なので、これは気合をいれねばー。
フェルメールとレンブラントって、年齢的には30歳差位あります。世代的には「父」「子」位ずれているのですが、時代は確実に共有していたはずなんです。お互い50km位近くに住んでいましたし、当時フェルメールは画商をやっていましたので、すでに首都アムステルダムで巨匠となっていたレンブラントのことを知らないはずはなかったと言われています。
見どころは、まず、フェルメールの『水差しを持つ女』
そして、レンブラントの『ベローナ』。
サブタイトルとして、「光のフェルメール、闇のレンブラント」だそうです。レンブラント、そんな闇属性かな?
また、もう一つ個人的に期待しているのが、レンブラントの自画像。レンブラントと言えば、なんといっても自画像。ぶっちゃけ全然イケメンではないのですが、若い時からオッサンになるまでとにかく沢山の自画像を残しているんです。今回もきっとオッサンになったレンブラントの自画像を拝めることでしょう(笑)
2,ボッティチェリ展
何かしら毎年のように展示会をやっているボッティチェリ展ですが、今年もあるそうです。東京都美術館でもこの間やったばっかりのような。よほど儲かるのかな!しかし、今回は日伊国交150周年と銘打って、過去最大の点数がイタリア全土から集結するとのこと。ちょっと期待してます。
今回の目玉は、「ヴィーナスの誕生」・・・ではなくて、その同時代に描かれた「聖母子(書物の聖母)」です。いつも思うんですが、マリアは必ず服を着ているのに、赤ちゃん=キリストかヨハネだけ裸で寒くないんだろうかと・・・。まぁいいや。
これも超混むんだろうな~。なんとか平日有給を取ってゆっくり見れるようにしたいと思います。
3,レオナルド・ダ・ヴィンチー天才の挑戦
なんと開催は江戸東京博物館。別名、バブルの館だかるびの家から徒歩で7分であります(笑)ここ、博物館の割には、特別展で美術系の特別展をしばしば開催します。確か数年前にもダ・ヴィンチ展を実際にやっているはずです。
今回も、博物館主催の美術展らしく、メインの展示物こそ上記の「糸車の聖母」ですが、例の鏡文字(反転文字)での科学系の手稿なども出品されるみたいです。
ちなみにここ、常設展もなかなかの見応えがあります。東京の江戸下町風情を味わいたい人は、特別展を見終わったら行ってみるのも面白いですよ。
4,カラヴァッジョ展
こちらも日伊国交樹立150年を記念した展示会です。個人的には、上半期はこれが一番楽しみ。カラヴァッジョは、イタリア17世紀の写実派の巨匠なのですが、日本ではルネサンス期のダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロらに比べると、かなり知名度は低いです。
ただし、画力、作品は超一流。そして、単なる画家としてではなく、殺人犯としてローマを逃げ、イタリア各地を追われながら後半生で絵画を残していったという数奇な人生のストーリーも興味を引きます。
フェルメールやモネが「光」の魔術師と言われるならば、カラヴァッジョは「闇」の魔術師です。殺人犯として逃げ惑った暗い後半生では、特に暗闇に浮き上がる光使いで明暗をくっきりと描き出す独特の写実手法が大胆に使われます。ちなみに、彼の影響を受けた後世の画家たちのことを、「カラバッジョスキ」と言います。展示会では、展示点数水増しのためにフォロワーさんの絵も一緒に紹介されるでしょう。
5,ルノワール展
こちらも毎年のように何かしら来てますが、今回はオルセー美術館、オランジュリー美術館所蔵の絵画群が来ます。今回の目玉は、上記の「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」今回が初来日だそうです。(なんかワインの銘柄みたいで噛みそう)
あれ、まだこれ日本に来たことないんだっけな?と思うくらい、あっちこっちで見るような気がします。特に、よく取引先が年末やお年賀にくれる月めくりカレンダーなんかの常連だったりするからでしょうか?
そうそう、ルノワールといえばお腹のたるんだ裸婦像。もし裸婦像などが展示してあったら、妻に「こうなったら手遅れだからな、しっかりダイエットしろよ」とその場で絵を見ながら諭して行こうと思います。
6,メアリー・カサット展 
印象派大物の周りにいた名脇役っていますよね。メアリー・カサットは、そんな感じの、少しマイナーキャラです。アメリカで生まれ、フランスに渡った異色の経歴で、フランスではピサロに弟子入りしました。その後、印象派展のドンであるドガと知り合い、印象派界隈で活躍していくことになります。
それと、メアリー・カサットは、手元の文献等で予習する限り、子供の絵画での表情が独特で味わい深いんですよね。早く生で観たいです。
メアリーカサットの幼女はマジ感動!そんな展覧会にマジ感激!
— たゆた☆ゆう (@tayuta) 2013, 8月 2
うん、、、こう書かれるとメチャ怪しいんだけど(笑)言いたいことはわかる(笑)
それにしても横浜美術館は、数年前に、同じく印象派脇役クラスのベルト・モリゾ展もやっていましたが、渋い展示会が多いです。平日に仕事が終わってからダッシュしても間に合わないのが厳しいところですね。
まとめ
自分への備忘録も兼ねて作ったので、ほぼ全部東京周辺での案件紹介となってしまいました。地方在住者の方には申し訳ありませんが、え、遠征してください・・・。
ちなみに、下半期もダリ展とか一杯あるし、このあたりのまとめを見ると、西洋美術展だけではなく、色々紹介されています。時間のある方は是非。
ということで、美術展の話でした。
かるび