Nスタ ニューズアイ 2016.01.07


積もった雪に入った大きなひび。
昨日北朝鮮が行った核実験による揺れの影響で中朝国境付近の中国・吉林省延吉では行っていたテストを中止したり校庭に避難した学校が出た。
同じく吉林省の高速に設置されたカメラの映像では15秒ほど揺れが断続的に続いていたことがわかる。
北朝鮮の水素爆弾実験成功の発表を受け、国連は制裁強化に向けて動き始めた。
安保理の緊急会合が間もなく始まります。
各国の大使らが続々と集まってきています。
緊急会合は今月から非常任理事国となった日本とアメリカ、韓国の要請で行われたもので北朝鮮を強く非難する、または制裁強化を念頭に新たな安保理決議に向けて速やかに作業を始めるとする声明がまとまった。
一方、北朝鮮国連代表部ではアン・ミョンフン次席大使が姿を見せたが記者団の質問には答えなかった。
安保理は北朝鮮の核実験のたび禁輸措置などの制裁を決議してきたがこの10年で核実験は4回行われている。
制裁拡大に慎重だった中国も実験を非難していて今後、安保理が実効性のある措置をとることで一致できるかどうかが問われている。
韓国ソウルでは北朝鮮の核実験に対する抗議集会が開かれ、キム・ジョンウン第一書記の人形に火がつけられる一幕もあった。
韓国国防省は去年、南北間の緊張を高めるきっかけの1つになった拡声器による軍事放送をいつでも再開する準備があると述べるなど具体的な制裁案の検討に入っている。
一方、アメリカのホワイトハウスは今回の実験が水爆実験だったか疑わしいと見ている。
さらに、韓国の国防省も北朝鮮が水素爆弾をつくることができる技術的水準には達していないとの見方を示した。
韓国国家情報院は、前回の核実験の規模がTNT火薬にして7.9キロトンだったのに比べ今回は6.0キロトンで小さいとの分析を明らかにしている。
原子爆弾よりはるかに巨大な威力を持つ水素爆弾。
果たして本当に水素爆弾なのか。
CTBTO=包括的核実験禁止条約機構の準備委員会は6日、核実験に伴って大気中に放出される放射性物質が観測されるかどうかについては、前回の核実験の際はおよそ2カ月かかったとして今回もしばらく時間がかかるとの見方を示した。
昨日、水爆実験成功と大々的に発表した北朝鮮ですが、本当に水爆だったのかどうか、真偽のほどは別としまして、国際的な包囲網はどんどん狭まっています。
厳しい制裁で足並みをそろえることができるのかは中国の姿勢にかかっています。
その辺りはどうなっているんでしょうか。
北京から中継。
中国外務省は昨夜、北朝鮮のチ・ジェリョン大使を呼んで抗議したことを明らかにしました。
中国はこれまで、北朝鮮がミサイル発射や核実験を行った際には必ず国際社会に冷静な対応を呼びかけてきた。
しかし今回、中国政府の声明にはそのような文言はない。
これまで北朝鮮の後ろ盾となってどんなにメンツをつぶされても一定の経済関係は保ってきた中国だが、今回ばかりは、さすがに厳しい態度に出ざるを得ないと見られる。
北朝鮮との貿易が盛んな中朝国境の街、丹東では商売への影響を心配する声が聞かれた。
中国が本格的な経済制裁に乗り出せば北朝鮮にとっては大きな打撃になるが逆に言えば、経済関係は中国が北朝鮮をコントロールできる唯一の手段でもあるので引き締めるにしても、そのバランスが問題。
習近平指導部は今後いわばムチは振るう一方でアメをどこまで残すかという難しいかじ取りを迫られることになる。
そして日本政府の対応としても次の焦点は、今もお伝えした制裁に移っています。
安倍総理は今朝、アメリカのオバマ大統領と電話で会談し、北朝鮮の核実験を受け、緊密に連携していくことで一致したほか、北朝鮮への新たな制裁措置についても関係各国をリードしていくことを確認しました。
今朝、当初の予定を早め、7時過ぎに官邸に入った安倍総理。
アメリカのオバマ大統領と電話で会談し北朝鮮の核実験を受け、緊密に連携していくことで一致した。
またオバマ大統領は日本及び同盟国の安全を守るためのあらゆる措置をとると語ったとのこと。
安倍総理が今日の国会で述べたように次の焦点となっているのが北朝鮮への制裁措置。
総理とオバマ大統領は、日本とアメリカが国連の安全保障理事会での新たな制裁措置に関する話し合いに向け、各国の連携をリードしていく方針を確認した。
さらに日本政府は独自に制裁を強化することについても検討している。
北朝鮮との間での人の往来や現金の持ち出しなど、北朝鮮がおととしに日本人拉致被害者に関する特別調査委員会を立ち上げた見返りに緩めた制裁を復活させることやさらなる制裁強化について実施のタイミングも含め、検討している。
こうした中、安倍総理は今日夕方、韓国のパク・クネ大統領と電話で会談し、緊密に連携をとっていくことを確認した。
また国会では、与野党が明日、本会議を開いて北朝鮮に対し抗議する決議を採択することで一致。
北朝鮮への非難を強く訴える方針。
北朝鮮による拉致被害者の家族らが今日都内で会見し今回の実験を非難した上で拉致問題の早期解決を訴えた。
こちらご覧いただきたいのですが、これ、昨日のピョンヤン駅前の様子なんですね。
普段からここには特大モニターがあって人が集まっているんですが、歌などのVTRが流されているのが通常なんです。
昨日は、ここに水爆実験成功のニュースがどうも生放送で流されたようなんですね。
これ市民にすぐ知らせるというのは極めて異例のことなんです。
それを生で実際に見ていた市民たちの反応はどういう表現なされていたのかということですが?まさに狂喜乱舞という様子なんです。
いつもの北朝鮮らしい反応という感じもありますけどね。
ただ今、北の指導部は党大会で経済的な成果を報告しようということで市民の尻をたたいている状況なんですね。
でも市民には配給も少ないし、貧富の差も激しいまま。
その不満をキム・ジョンウンに向けられたら困ってしまうわけです。
とにかく体制を維持するために国威発揚の材料ともう1つは怒りの矛先、つまり外部の敵が欲しかったということなんでしょうね。
そういった意味では、国内向けに今回、水爆実験をやったんだと言うことが1つの大きな重要な点だったということから考えると今回の市民の反応というのはあの国の中ではその目的は達成されたということなのかもしれませんね。
去年、東京のトルコ大使館前でトルコ人とクルド人が乱闘になった事件で警察官に暴行を加えたとして男2人が逮捕されました。
JNNのカメラが逮捕容疑の決定的瞬間をとらえていました。
去年10月、渋谷区のトルコ大使館前で総選挙の在外投票に来たトルコ人とクルド人が繰り広げた乱闘事件。
トルコ人とクルド人が争っています。
警察官への暴行をJNNのカメラがとらえたのは午前11時前のこと。
ベルトのようなもので殴りつけている男を止めようとした警察官。
これに対し、クルド人の男が機動隊から奪った指揮棒で激しく2回、たたきつける。
その8分後、血を流す警察官の様子もカメラはとらえていた。
警視庁公安部は警察官を指揮棒で殴るなどしたクルド人のチョラク・アリ容疑者と別の警察官に暴行を加えるなどしたトルコ人のバヤフ・エルジャン容疑者の2人を逮捕した。
取り調べに対し、チョラク容疑者は棒で男を殴ったが、警察官かはわからなかった、バヤフ容疑者は、クルド人に向かって物を投げた覚えはあるが、警察官に向かって投げた記憶はないと供述しているとのこと。
警察官を含め、合わせて10人が重軽傷を負った乱闘事件。
警視庁公安部はほかにも暴行に関わった人物がいると見て、捜査している。
4月から始まる電力の小売り自由化でどこと契約するか、悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
ガス会社にコンビニ、さらに鉄道会社と様々な新規参入業者を迎え撃つ東京電力がこういった新しい料金プランを発表しました。
お得感を強調していますが、実際はどうなんでしょうか。
東京電力が発表した新たな料金。
柱は、ポイントを活用した割引。
例えばマンション住まいの4人家族向けのプラン。
現在、電気代が月1万1000円の家庭なら年間でおよそ500円分のコンビニなどで使えるポイントがたまる。
一方で新たに参入するガス会社や鉄道会社は従来の東京電力の料金より年間5000円〜1万円程度安くなるなどアピールしている。
ネット上で電気料金のシミュレーションをすることもできます。
例えば東京ガス。
家庭で使っているアンペア数を入力し、12月の使用料金を1万3000円で入力すると従来の東京電力の価格より年間で5000円以上安くなると表示される。
石油会社の東燃ゼネラルのシミュレーションサイトでは、およそ7500円安くなった。
実際にやってみてもらった。
ライバルの攻勢に迎え撃つ東京電力は今後、通信大手のソフトバンクや家電量販店のビックカメラなどと提携したプランを発表し、さらなる割引で対抗すると言う。
さらに東京ガスにはライバル心を隠さない。
電気を多く利用する顧客向けには2年一括契約をする場合に1万2000円分のポイントを付与するなどのキャンペーンを行う。
お得になりそうな電力自由化。
しかし、注意点もある。
単身世帯の月平均の電気料金に近い5000円、30アンペアでシミュレーションしてみると逆に東京ガスでは年間2000円近く高くなってしまった。
今後も様々な会社から電気料金が発表される見通しだが、母親が妊娠中もタバコを吸っていると生まれた赤ちゃんの体重が平均して少ないことがわかりました。
環境省が2011年に生まれた男女9369人の赤ちゃんを対象に行った大規模調査によると母親が妊娠中もタバコを吸っていた男の子の生まれたときの平均体重は2959.8gと吸わない母親の子どもの3096.2gと比べ130g以上少ないとのこと。
女の子の場合も2893.7gと120g以上少なくなっている。
午前11時過ぎ、静岡県御前崎市の浜岡原発2号機タービン建屋でタービン排気ファンと呼ばれる空調設備のうち、モーターとファンをつなぐ軸受け部分から火が出た。
中国が公開したこちらの写真。
リゾート地の空港に見えるんですけれども、岩礁を埋め立ててつくった人工島なんです。
中国側は空港に民間の旅客機を着陸させてしまいました。
着陸させてしまいました。
一行は手を振っていて平和利用をアピールしていますが、中国は実効支配をどんどん進めています。
青空のもと、旅客機の前で記念写真に収まる人たち。
全部で113人確認できる。
手に持っている横断幕には熱烈祝賀の文字が。
さらに南シナ海の南沙諸島に新しくできた飛行場への試験飛行が成功したことを表す内容が書かれている。
この写真は、中国国営の新華社通信が公開したもので、中国が南シナ海で進める埋め立ての人工島に建設した飛行場で撮影されたもの。
新華社通信によると、6日の午前に2機の民間機が試験飛行で着陸した。
この民間機は中国南方航空の旅客機で中国南部の海岸島からおよそ2時間かけてやってきたとのこと。
新華社は、物資の輸送や人員の往来医療の面で便利な交通手段となるだけでなく気象や通信レーダーなどの航行情報が提供されると、民間利用が主な目的であることを強調している。
中国は今月2日と3日にも同様の試験飛行を行っているが、その狙いはどこにあるのか。
中国は、軍用に使える飛行場を維持し南シナ海の領有権を主張する上で優位に立ちたい考えがあると言う。
習近平国家主席が就任した2013年以降、南シナ海で次々と埋め立て工事を行い、人工島をつくっている中国。
人工島の存在を裏づける写真が最初に公開されたのは去年4月。
写真からは中国が南シナ海で埋め立て作業をかなりの規模で進めていることがわかる。
その後、ビルや飛行場などが次々と建設され今年に入って試験飛行を行うまでになった。
実効支配を強める中国に対して南シナ海の領有権を主張するフィリピンやベトナムなどが強く非難しているほか、アメリカもイージス駆逐艦「ラッセン」を航行させるなど牽制を強めている。
今回の写真の公開は、アメリカに向けたメッセージが含まれていると小川教授は指摘する。
2016/01/07(木) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]

取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。

詳細情報
番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
出演者
【Nスタ ニューズアイ】
竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
制作
▽番組HP
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▽Facebook
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