報道ステーション 2016.01.07


当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
≫「報道ステーション」です。
今日のコメンテーターをご紹介いたします。
今年に入りまして木曜コメンテーターというように曜日のみが移動となりました。
木村草太さんにお越しいただいております。
よろしくお願いします。
それにしても日本時間の夜になって次々と各地でテロあるいは空爆が起きているという情報が飛び込んでまいりました。
まずはフランス・パリです。
あのシャルリー・エブドの襲撃事件からちょうど1年という、そのときにパリのちょっとこちらをご覧ください。
警察署が狙われました。
パリの中心からちょっと離れて北部に行きますけどモンマルトルの丘といえば思い出す方々いらっしゃるかもしれません。
観光名所で有名です。
絵をのんびりと画家の方が描いているような観光名所になっていますがそこにある警察署にナイフを持った男が侵入しようとして射殺されました。
その男はまだ複数ではないか2人いるじゃないかともいわれているんですが自爆のときに使う自爆用のベルトが巻かれていたという情報があります。
このシャルリー・エブドの襲撃事件との関連性が強く疑われております。
モンマルトルの丘で事件が起きました。
現地時間の朝ですがナイフを持った男が警察署に進入しようとして警察官に射殺されています。
フランス内務省によりますとそのとき男はアラー・アクバル神は偉大なりと叫んでいたということです。
自爆用ベストのようなものを身に着けていたということです。
地元メディアによりますと警察署に来た男が2人いて1人は、リード線がはみ出たスーツケースを持っていたということです。
結果、これは爆発には至らなかったということが容易に想像されます。
この男は逃走中だというふうにいわれていますが≫間違いなくテロであるという状況になっておりますがその事件の起きたパリのモンマルトルの丘付近に天本周一記者がいます。
天本さんそちらから情報を伝えてくださいお願いします。
≫現場は、モンマルトルの丘から1kmほど離れた場所にあります。
こちらは、普通の住宅街でして移民が多い地域です。
11月の同時多発テロの死亡者が潜伏していた場所からも近い場所になります。
事件発生は今からちょうど2時間ほど前日本時間の午後8時ごろでした。
現場は、この場所からおよそ500mほど離れたパリの18区の警察署です。
情報ですが、ナイフを持った男が警察署に侵入しようとして、警察が2〜3発を発砲。
その男は射殺された模様です。
フランス内務省によりますとこの男は爆弾がついたベストを着ていたというふうに最初は情報が出てるんですけども先ほど入った情報によりますとこの爆発物は偽物だった可能性が高いということです。
そうした情報が出たことでちょっと警備も最初に着いたときよりもちょっと緩くなっているような状況です。
ただ、この爆弾の真意はわからないということで現場近くの小学校商店、そして住人などには家から出ないように警察は呼びかけています。
容疑者の情報なんですが容疑者は2人でもう1人の男は逃げているという情報もあります。
この容疑者なんですが2人のうちのどちらかがシャルリー・エブドではなくて11月の同時多発テロ事件に絡んだ逃亡している容疑者ではないか。
そんな情報も出始めています。
≫天本さん、当初私がさっき、聞きかじったのはシャルリー・エブド襲撃事件に関連した絡む男じゃないかと聞いたんですが今のリポートによるとそうじゃなくて同時多発のほうに絡んでるんじゃないかということですか。
≫そうですね。
まだ情報は確かではないんですけれどもいわゆる同時多発テロの実行犯の1人でいわゆる逃亡中であってベルギーに潜伏しているまた、シリアに逃亡したかもしれない容疑者の男が関与しているのではないかそういう情報が出始めています。
ただ、まだ、今日はシャルリー・エブドの襲撃事件から1年ということもあって警察もフランス内務省なども非常に追悼式典などでバタバタしていて情報はまだ不確かなところです。
≫わかりました。
ありがとうございました。
木村さんちょうど1年ということでいろいろなことが起きてきていますね。
≫昨年末のテロに引き続いてこういうことが起きているということで非常にショックです。
やはりテロが起きますとしばしば政府に非常事態の対応のための強大な権限をということが主張されたりしまして現にフランスでもそのような法改正や憲法改正が検討されているということですけどただ、今の対応を見ていてもわかるようにテロについては日常的な精密な警察活動というのが対応の基本のはずですからこれが、きちんと機能しているのかというフランスの対応を見守っていきたいと思います。
≫同時多発のときもそういうことがかなり指摘されましたよね。
≫また、何が正しい対策になるのかということでこういうことが起きると非常に感情的に物事を考えたくなってしまうんですけど感情を満足させるということとテロを防ぐということは全く別のことですからそのことは別に考えなくてはいけないと思いますしテロや暴力には必ず社会的な背景社会的不満というものがあるはずですからそうしたことをどう解消していくのかというのを考えることもテロとの戦いかなと思います。
≫重ねて申しますが我々は感情が高ぶると思考が停止していわれなきイスラム教徒の方々への偏見ということが出てきがちだということを繰り返し思わなくなるんですね。
警告としてね。
そして、パリに続いて今度は北アフリカのリビアです。
第2のシリアになるといわれていて、ISがかなり浸透してきているということが強く言われているさなかにテロが起きたようです。
≫そのリビアで爆弾を積んだトラックが警察官の訓練施設で爆発しまして、少なくとも65人が死亡しました。
ロイター通信などによりますと7日、リビア西部ズリテンの警察官の訓練施設で爆弾を積んだトラックが爆発しました。
当時、訓練施設には新たに採用された人たちが集まっていてこの爆発で少なくとも65人が死亡しました。
リビアでは2011年のカダフィ政権崩壊以降治安が急速に悪化して事実上の内戦状態にあります。
そしてこのリビア国内の混乱を背景に過激派組織イスラム国が勢力を伸ばしています。
≫北アフリカのリビアですからエジプトあるいは隣のチュニジア。
こういったところからかなり…リビア国内に2000人から3000人の自称イスラム国の戦闘員がいるといわれているそういう中で起きました。
後ほど専門家の方と電話をつないでこの辺りのこともちょっと聞けたらと思います。
それからもう1か所今度はテロではありません。
空爆です。
大きなサウジアラビアの南イエメンがありますね。
ここはやはり、内戦状態になっています。
シーア派。
これは、イランが支援しているといわれている。
そして、一方この上の、サウジアラビアを空爆して反体制派のシーア派の過激派組織を掃討しようとしている。
いってみればイランと緊張状態にあるサウジアラビアの代理戦争のようになっているともいえるイエメンなんですけどそこの首都サヌアでイランの大使館がサウジアラビアによって空爆されたというニュースが入ってきました。
イランの国営テレビはイランの外務省報道官がこう言っていると。
サウジアラビアは空爆でイエメンのイラン大使館の建物を壊して、大使館員を負傷させたというふうに報じております。
サウジアラビア側は一方、ロイター通信に対して調査中といいつつもそのフーシ派反体制は、シーア派の武装勢力が放棄されたこのイランの大使館や民間施設爆撃したと主張しているイエメンから先ほどありましたように内戦が続いております。
政府軍もサウジアラビアが反対派の武装勢力をイランがそれぞれ支援しているということで首都サヌアをめぐっても大変な空爆。
すさまじい戦いが繰り広げられているさなかでありました。
今回のイラン大使館への空爆というものもその過程で行われた可能性があります。
ここで現代イスラム研究センター理事長の宮田律さんと電話がつながりました。
とりあえず、取り急ぎ宮田さんにお話を伺えればと思います。
よろしくお願いします。
リビアのほうからちょっと伺いたいんですが。
リビアで大変なテロが起きているようですけど第2のシリア派の懸念が言われてフランスのバルス首相も今月、リビアと戦わなければいけなくなると示唆していましたね。
≫そうですね。
イスラム国がリビアを足がかりにヨーロッパに攻撃を加えるといっていますのでヨーロッパの安全保障にとってリビアのイスラム国というのは大きな脅威になっていると思います。
≫宮田さん、次はイタリアを標的にするということもいっていますよね。
≫バチカンや、ローマのコロッセオなどを襲撃するということを言っていますね。
≫そういう中でこういう大きなことが起きてきたということは今後のことを考えても今、犠牲になった方のことを考えても大変な状態がずっと続いちゃってますね。
2011年にカダフィ政権が倒れてからリビアはずっと混乱が続いていて周辺の武装集団をいわば、磁石のように引きつけているというそんな印象ですよね。
≫それが具体的にチュニジアであるとかエジプトであるとかそういうところから過激思想に染まった人間たちがかなり来ちゃってるわけですね。
≫そうですね。
あと、ヨーロッパに渡る難民たちもリビアを足がかりにしていますのでやはり生活に困窮している人たちがリビアに入って武装集団の活動に加わっているというそういう印象ですよね。
≫根幹はシリアの大問題もあるということはヨーロッパに押し寄せる大変な問題の難民の問題と一部が過激思想でリビアに流れるとかいろいろなことの根っこが1つですね。
≫そうですね。
やはり中東イスラム社会の政治的経済的、あるいは社会的な矛盾というものが凝縮してリビアとかあるいはシリアに表れているという感じがします。
≫一方では世代が何代か変わっている中で移民の人たちの中からですね大変な格差の中で不安を持った人間が例えばヨーロッパのテロでパリであるとかそういうところでテロを起こしてしまうという事態も起きている。
そして、もう1つ宮田さん、伺いたいのはイエメンでサウジアラビアがイランの大使館空爆。
どう見ますか?≫サウジアラビア側も武装勢力、フーシ派が大使館を使用してサウジアラビア軍機に攻撃したといっていますので恐らくサウジアラビアはイラン大使館になんか危害を加えるようなことをやったと思うんですね。
両国の対立というものがちょっとエスカレートしているという感じがします。
でも、サウジアラビアの周辺のアラビア諸国もイランから大使を召還したりしておりますので単にスンニ派とシーア派の宗派的なものということだけではなくてアラブとイランという民族的な関わりも表れてきているのではないかという気がします。
サウジアラビアのサルマン国王の息子ムハンマド副皇太子。
この存在がかなり、イケイケで。
≫内務大臣時代からちょっと人権問題で悪い評判があったんですがちょっと、強権的な手法を使って内政で目立っていますよね。
≫サウジ、イラン大変な緊張状態に入っている国交断絶の中で湾岸諸国もサウジに合わせる国々が出ている中で起きてしまいました。
宮田さんありがとうございました。
≫どうも失礼しました。
≫そして付け加えますけどもAP通信が情報を出しています。
現地で取材した記者の情報として、このイランの大使館といわれている建物はイエメンの首都サヌアの中の建物は見る限り、一見すると損傷はないようだとも伝えておりますので空爆はした可能性は強くありますけどその損壊の度合いというものは軽かったのかなという情報も入ってきています。
その辺りは情報がまだ錯綜しているところです。
国内のニュースまいりましょうか。
小川さん。
≫お伝えします。
こちら、今日の夕方起きたんですけれども東京・新宿の歌舞伎町のホテルで火災が発生しました。
逃げ遅れてしまった63歳の女性が意識不明の重体です。
≫東京・新宿区歌舞伎町。
≫午後6時半火災報知機が鳴り響く。
ホテルから黒い煙がもくもくと出てきた。
場所は、繁華街歌舞伎町の中心部。
ホテルや飲食店などの雑居ビルが立ち並ぶ一角。
≫多くの人が心配そうに見つめる中突然、炎が噴き出してきた。
炎はその勢いを増し辺りは騒然となる。
≫ホテルは地上5階地下1階の建物。
出火当時1階にオーナー家族が3人2階に女性客が1人いたという。
その女性は63歳で2階の客室内で倒れているところを消防隊員に発見され病院に搬送されたが意識不明の重体だという。
≫どんな状況だったんですか?≫警察も突入しようとしてもできない状況だったんですね。
z中から声は聞こえませんでしたか。
≫火災は2時間後の午後8時25分に鎮火。
ホテルの関係者はフロントから火が出たと話しているが出火原因はまだわかっていない。
≫歌舞伎町は今どういうふうな状況にあるでしょうか。
富川悠太アナウンサーです。
富川さん現場からお願いします。
≫歌舞伎町の繁華街の中心部。
ご覧のように飲食店が立ち並んでいる場所なんですが火災が発生した午後6時半ごろというのはこういったお店、ほとんどが開いていたということでこちらの通り、人通りが非常に多かったそうなんですね。
そのために、火災を目撃した方も多くいらっしゃいました。
現場は、私がいる場所から20mほど入ったところにあるホテルです。
目撃者によりますと1階部分が激しく燃えていてそこから、白い煙、黒い煙が混ざって立ち上っていたそうなんですね。
4回ほどドンという爆発音がしたということです。
こちらのホテル、客室が2階から4階まであるんですがその2階の客室を利用していた63歳の女性が消防が駆けつけた際にはすでに心肺停止の状態で部屋の中に倒れていたそうです。
つい先ほど入った情報によりますとその女性は一酸化炭素中毒の状態だったそうです。
ホテルの関係者によりますと火災報知機が鳴って慌てて飛び出したところ1階のフロント部分が激しく燃えていたというんですね。
消防もその辺りが火元とみています。
ただ、関係者によりますとそのフロントの周辺にはストーブなどは置いていなかったそうなんですね。
つまり火の気のない場所から火の手が上がったということで火災の原因についてはまだわかっていないんです。
1つ言えるのは1階の部分にスプリンクラーを設置していなかったそうなんですね。
そのために燃え広がってしまった。
こういうことはいえると思います。
≫ちょっとそれに関して富川さん、こちらでも取り急ぎ調べたんですけど消防法で広さによってスプリンクラーの設置が義務付けられているので880平米という今回のホテルに関してはスプリンクラーがついてなくても違反じゃないみたいですね。
≫そうですね。
この高さの建物でしかも旅館などというと大体1500m以上に設置義務があるということですので設置義務はなかったということなんですが早く気づいていれば消火器などでも消すということもあったと思いますのでフロントに人がいなかったということもあるのかもしれませんが対応は遅れてしまったのかなという感じはいたします。
≫1500平米以上ということです。
それから女性の容体が本当に心配です。
そして周辺の飲食店やホテルなどに煙やにおいというものがかなりいっているような感じがしますけどどうですか?そこに立っていらして。
≫この時間帯も煙などは出ていないんですがにおいはまだ立ち込めています。
特に入り口の辺りビニールが焼け焦げた跡も見えますのでビニールが焼けたようなにおいもまだ漂っています。
≫富川アナウンサーでした。
次、まいりましょう。
≫北朝鮮が核実験を強行したのを受けて急遽、国連の安全保障理事会が開かれまして制裁を強化することで一致しました。
ただ、ちょっと見ていただきたい写真があります。
これ、2001年のピョンヤンの中心部なんですけれどもこのあと度重なるミサイル発射ですとか核実験で厳しい経済制裁が課されたはずなんですがその10年後、2012年の同じ場所の写真。
ちょっと比べてみてください。
この辺り、緑一帯びっしりだったところに注目していただきますとかなり新しいビルやマンションびっしり立ち並んでいるのがわかりますよね。
あれ?制裁で経済が厳しいはずなのにと思うんですけれどもどういうことなんでしょうか。
≫昨日深夜の中国外務省。
門の前に止まっているのは北朝鮮大使を乗せた車だ。
中国外務省は深夜にもかかわらず北朝鮮大使を呼びつけ厳しく抗議した。
更に王毅外相は各国大使が集まる新年会の場で北朝鮮を名指しで非難した。
中国は、北朝鮮の核実験に繰り返し反対の意思を表明していた。
北朝鮮に強い影響力があるとみられてきた中国にとって完全にメンツをつぶされた格好だ。
≫ニューヨークでは日本時間の未明に国連安保理の緊急会合が開かれ追加制裁を視野に入れた新たな決議をできる限り早く採択することで一致した。
これに中国は異を唱えなかった。
≫安保理の緊急会合が開かれたニューヨーク。
北朝鮮の核実験のニュースを受けてダウ平均株価は一時300ドル以上も下落した。
先行きの不透明感が強まったという見方が広がり売り注文が先行した。
この流れを受けた東京株式市場でも取引開始から売り注文が先行し3か月ぶりに1万8000円台を割り込んだ。
上海では取引開始わずか30分で昨日の終値より7%以上値を下げ強制的に取引を終了した。
北朝鮮情勢のほかに中国人民銀行が更なる元安誘導に動いたことも株価下落に拍車をかけた一因となった。
一方、韓国政府は核実験の兆候を1か月前には把握できるとしていたが今回それができなかった。
≫アメリカのNBCテレビはアメリカ軍高官の話としてアメリカが2週間前から実験準備を察知していたと伝えた。
アメリカ政府は、知っていて韓国は知らなかった。
韓国国内では政府への批判が出ている。
≫核実験を強行した北朝鮮に対しては周辺国だけでなく、国際社会が非難の声を上げている。
それでは、核実験を強行した北朝鮮にどう対応するのか。
北朝鮮が前回、核実験を行った2013年の際の動きが重要な参考例になる。
このとき国連安保理は3週間あまりで北朝鮮への法的拘束力のある厳しい制裁決議を全会一致で採択した。
これまで制裁に慎重だった中国が初めて賛成に回った。
≫中国は、中国の国有銀行が北朝鮮の銀行との取引を停止するなどの措置をとった。
北京の中央政府は北朝鮮への制裁に積極的だった。
ところが地方では違った。
北朝鮮と国境を接する遼寧省では北朝鮮との貿易商談会が開かれた。
ここには国連の制裁対象になっていた北朝鮮の機械メーカーが堂々と出展していた。
≫同じころ、中国と国境を接する北朝鮮の街では中国の資金でインフラの整備が進められていた。
核実験から一夜明けた今日の中国と北朝鮮を結ぶ橋。
≫北朝鮮との取引は今日もストップすることなく続いていた。
≫今朝も数台のトラックが果物を載せて北朝鮮に向かったということです。
≫北朝鮮の中国からの原油輸入額は前回の経済制裁が発動された2013年から翌年にかけて減っている。
しかし、貿易総額は経済制裁とは関係なく逆に増加している。
≫北朝鮮経済を支えているものに出稼ぎ労働者の存在もある。
ロシアでの森林伐採の話は昔からあったが最近は、中東の建設現場に大量の労働者を送り込んでいる。
目当ては出稼ぎ労働者が稼ぐ外貨だ。
こうしたことが中国が北朝鮮に対する影響力を行使できず、逆に振り回されている要因の1つとなっている。
これでは強い中国をアピールしてきた中国共産党は国民に対して示しがつかないところがあるのだ。
実は、中国当局は核実験のあった昨日ある写真を公開した。
中国の民間航空機が着陸したのは中国が南シナ海の岩礁を埋め立てて建設した飛行場だ。
アメリカなどの反対にもかかわらず着々と既成事実を積み重ねていることを国内向けにアピールしている。
≫今後、国連による経済制裁の中身が固まってくる。
日本政府も、独自の制裁を検討している。
この動きを拉致被害者の家族はどう思っているのか。
≫本当に家族会の方々の深い苦しみつらいだろうなということを想像します。
≫ラストチャンスという思いで向き合っていますからね。
≫それは、次々ですからね。
そして、中国に大変お詳しい遠藤誉先生の見立てによりますとモランボン楽団中止のあたりで去年、中国もやはりこの核実験の情報を予測していたのではないかという見立てがあります。
アメリカは知っていて韓国は知らなかったとして中国は知っていたようだと。
そういうことがあったので去年のもう本当にギリギリ12月の末に大連で新たな空母を中国が建設していますよとか普段公表しなくてもよさそうな例えばすぐやったのは徹底的に改編をすると。
人民解放軍の。
新たな改変をしてこういう体制で中国はやるんだと強い中国を見せたというのも核実験を予測したうえで先にこれだけの中国を見せたのではないかという見立てもあります。
それから小川さんがあまりにもピョンヤンの変貌ぶりを言ったけれども確かに、北京の中央政府と北朝鮮に近い3省、中国の全く北朝鮮との北朝鮮との距離感違うと思います。
経済的にもある部分で北朝鮮はもうけているとすると巨万の富はあるとしても庶民の方は≫NHKの子会社で、相次いで不正が発覚しています。
≫NHKの子会社で放送・通信設備の整備会社NHKアイテックの社員2人が2億円を着服したとされる問題。
うち430万円が総務省の補助事業として支払われた公金だったことが明らかになった。
2人はおととしから去年にかけて地デジ化に伴う施設の撤去や改修工事の調査などを実体のないペーパー会社に発注。
およそ430万円を不正に受け取っていた。
更に、アイテック九州支社でも別の社員が、架空発注などを行い千数百万円を不正に支出したうえでおよそ500万円を不正に受け取っていた疑いが新たに判明。
NHKとアイテックは今後も調査を続け厳正に対処するとしている。
≫中部電力浜岡原子力発電所2号機のタービン建屋内で火災が発生した。
今日午前11時ごろタービン建屋3階に設置された火災報知機が作動。
社員が現場に駆けつけると直径およそ3mの排気ファンを回すための軸の部品から火が出ていた。
ファンを止めると火は収まったという。
正午ごろに消防が鎮火を確認した。
中部電力によると怪我人はおらず外部への放射線の影響はないという。
2号機は、廃炉作業中だった。
再稼働を目指す3、4号機にはぼやの影響は出ていない。
中部電力は軸の部分の潤滑油が劣化して摩擦の熱で火が出た可能性があるとみていて消防が詳しい出火原因を調べている。
≫昨日朝通勤時間帯で混み合うJR品川駅のホームですれ違いざまに男性にひじ打ちをし線路に転落させて右足を脱臼させた疑いで女が逮捕された。
三浦春香容疑者はホームから立ち去ったが防犯カメラの映像から足取りがわかり逮捕された。
≫ホームに設置されたこちらの防犯カメラには三浦容疑者が男性にひじを打ちつける様子が映っていたということです。
≫警視庁によると三浦容疑者は男性と面識はなく突き落とそうとしたわけではなく肩がぶつかっただけと容疑を否認している。
JR東日本によると駅員が非常ボタンを押して電車を止め、その間に男性はホームに上がった。
≫今日午後3時45分ごろ東京都小金井市を走る京王バスがアパートに突っ込んだ。
≫バスは、あちらの場所で蛇行運転を始めたとみられます。
ガードレールなどが次々と倒されあちらの場所でアパートに突っ込み停車しました。
≫バスはアパートの100mほど手前から暴走を始めていた可能性がある。
バスは対向車線の歩道に乗り上げそのまま走行。
信号機をなぎ倒し引きずったあとの白い線だろうか。
道路を斜めに横断したことが見て取れる。
バスは回送中だったため乗客は乗っておらずアパートの住民にも怪我はなかった。
バスの運転手は意識がはっきりしないまま病院に搬送された。
目撃者によると衝突前から意識がなかったという証言も。
≫現場では、今のところブレーキ痕は確認されていない。
バス会社によると運転手は勤続20年以上。
大きな持病はなく出発直前にも運転手に異変は見られなかったという。
≫ベテランの運転手さんに一体何が起きていたんでしょうか。
詳しいことはわかりません。
≫ここ最近は暖かさをお伝えすることが多かったんですが今日は寒気の影響で日本海側で雪エリアが広がりました。
特に新潟県ではほとんど積雪がなかったところから今日だけで一気に30cm増えるなどようやく北日本以外にも冬らしい空気が入ってきたんです。
明日はこの寒気で朝から寒くなりそうです。
この冬らしい天気。
来週にかけても続きます。
更に先のことについて今日、気象庁から発表がありました。
予報によりますとこの冬らしさ全国的に1月中旬ごろまでは続くということなんですがやはり一時的になりそうなんですね。
というのも、1月下旬からはまた東日本や≫私たちが使う電気どこから買うか。
選べるという。
値段で選んだりあるいは、どうやって作った電気、電力なんだということでいろいろ好みも含めて選べるという話なんですけれどもどうなんでしょうか。
こうやって、新規参入の業者企業とかがいっぱい出てきてはいます。
新規参入に名乗りを上げている。
名前を出してはいます。
動き始めてはいます。
いろいろ見ていきますと大きい電球がやっぱり鎮座ましましてますのでどうなんだろう電力自由化というけれども大いなる疑問が2つあります。
≫都内の家庭を訪問するガス会社の担当者。
資料を手にこんな説明を始めた。
≫これまで家庭向けの電力は電力会社だけが独占的に販売していた。
しかし今年4月から電力の販売が自由化され、電力会社以外からも電気を買えるようになるのだ。
関東一円でガス事業を行っている東京ガスは自前のガスとセットにすることで5000円ほど割り引くプランなどを用意した。
≫実は今、この新市場を狙って200以上の企業が参入する方針を示している。
石油元売り大手の東燃ゼネラル石油。
自社の発電所で作った電力を電力会社よりも最大6%安く販売する予定だ。
東急電鉄も参入組の1つ。
定期券などとセットでお得になるとアピールする。
最近ではコンビニ大手のローソンも電力の販売に名乗りを上げた。
≫全国で8兆円といわれる家庭向けの電力市場。
電力会社はどう対抗するのか。
≫新規参入組を迎え撃つ側の東京電力。
4月以降の新しい料金プランをついに発表します。
≫東電は新たに11のプランを導入すると発表した。
これまでもあった時間帯での割り引きに加え提携先との間でガスや携帯電話などとのさまざまなセット割を展開するという。
また、使用する電気量によって1000円で5円分のポイントもつくようになる。
会見中にはこんな場面も。
≫今、会見中に東京ガスとの料金プランの比較の紙が配られました。
異例です。
≫東電は2年契約で先行予約すればキャンペーン特典がもらえ東京ガスが打ち出している割り引きに比べて2年間で1万850円1回限りでお得になると打ち出している。
一方、料金以外での勝負を仕掛ける企業もいる。
アピールするのは何で発電したかという点だ。
≫この会社では自然エネルギーを中心に電力を提供してくれる企業や個人と契約。
発電者のプロフィールなども載せてまるで野菜の生産者を選んで買うように電力を選べる仕組みを考えている。
≫大手の新電力会社も100%自然エネルギーと銘打ったメニューを夏には販売したいと準備を進めている。
ただ、この自由化。
本当の自由競争につながるのか。
実は、参入したものの事業拡大に二の足を踏んでいる企業も多い。
理由は政府と大手電力会社が進める原発再稼働だ。
≫廃炉費用や事故時の補償を除いた燃料費だけで見れば原発は大手電力会社には有利に働く。
≫東京電力は原発が再稼働してコストが下がれば電気料金を更に安くすると語った。
≫では、地域独占している大手電力会社。
そこが、ほかの電力会社の管内に参入するような大手同士の競争は進まないのか。
料金にはかなりの差があるが競争するかは懐疑的な見方が根強い。
例えば先日もある大手電力会社が関西電力の管内で、電気を売ろうと検討したが結局断念した事例があるという。
≫その一方で新規参入組は大手頼みが当面、続く。
実は自前の発電設備だけで電力をまかなえる新規参入組は少ない。
不足分を、大手電力会社から買わなければならない。
そこで課題となるのが大手電力会社などが発電した、電力を売り買いする卸売市場なのだがここで取引されている電力は全体の1.6%にすぎない。
そのため、過当競争になり値段が高止まりしているという。
≫木村さん、自由化というふうに非常に耳に心地よい言葉なんですけどどう思いますか?≫やはりまずは自分で選べる選択肢ができるというのは大変喜ばしいことですしまた、自由化によって適正な競争が生じるのであれば効率化が進んだりイノベーションが進んだりしますからこれは大変ありがたいことであると思います。
ただ、やはり気にいなるのはコストの問題でものやサービスなどを受けるためには当然そのためにコストとか原材料設備、人件費がかかるわけですね。
それなりのコストがかかるわけで無理な値下げがあればどこかにしわ寄せがきます。
VTRでも指摘されていましたけどコストは正確に計算されているのかという問題。
特に原発は安いとはいわれていますけど例えば万が一の事故が起こったときに本来であればあれだけの事故が起きるものですから被害者に全額賠償できるだけの無制限の保険に入る必要があると思うんですがそうした保険に入らないと動かしてはいけませんよという仕組みには今のところなっていない。
最終処分にも大きなコストがかかるわけですけどそうしたコストを乗っけていかないと正当な競争というふうにはいけないというふうに思います。
ですから値下げは本当に魅力的なんですが目下の目先の利益にはとらわれずに長期的に何が一番よいかというのを考えてこの問題を見ていくべきだなと思いますね。
≫そこなんですよね。
自由化というんだったら本当に自由化しないといけないと思うんです。
だとすると今かなり不自由なんですよ。
もう1回、VTRも含めて先生のお話を含めていいますと、例えば東電管内で言えば柏崎刈羽原発これが、動いたらさっきも出てきましたように新規参入組は軒並みだめだということになる。
圧倒的に、やっぱり東電が安くということになる。
じゃあやっぱり安いほうがいいんじゃないですか消費者にとったら。
安いほうがいいという発想が出てきがちですけどはたと考えてほしいのが原発に万が一事故が起きたときのコスト、今おっしゃった部分それも含めて原発は果たして安いんですか。
私は高いと思いますね。
この点を考慮しないといけないことと大手の電力会社が競争になっていないんですね。
これはしっかりとした本当の発送電分離をやってそのうえで卸売市場に電力を出すことで初めて本当の競争になっていくと思うんです。
もちろん先生が言うように気をつけなきゃいけないところありますよ。
安値抗争ということをやって疲弊するとへんなことが起きますから。
だけどその形態ができてなくて自由化ですよと。
表面、看板が立っているところはよく考えなきゃいけないと思うんです。
さて、がらっと変わりましてスポーツまいりましょう青山さん、お願いします。
≫お伝えします。
まず、こちらからです。
ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指していた前田健太投手。
いよいよ明日ロサンゼルス・ドジャースへの入団が正式発表となりそうです。
ドジャースの公式ホームページは前田の入団を発表へとの記事を掲載。
明日、ロサンゼルスで入団会見が行われる予定です。
続いて、始めます。
今、全国で高校生たちが熱い戦いを繰り広げているんです。
黒板、注目です。
まず大阪の花園では高校ラグビーの準決勝。
そして、東京では春の高校バレーの準々決勝、そして兵庫では女子サッカーの準決勝が行われました。
この熱戦、一気に見ていきましょう。
≫4度目の優勝を狙う東海大仰星。
前回王者、東福岡に挑む。
前半6分。
こぼれたボールに紺のジャージー東海大仰星の河野がすばやい出足。
そのまま走り込みトライ。
相手のミスからリズムをつかむ。
前半18分ゴール前に迫り来る攻撃を東海大仰星必死のディフェンス。
流れは、渡さない。
前半終了間際には自慢のフォワード陣が一気に押し込み3つ目のトライ。
前回王者、東福岡を圧倒する。
しかし、後半に入ると一転。
東福岡の持ち味ボールを速く大きく動かす展開ラグビーで後半、ツートライ目。
上々に勢いを取り戻す。
9点差に迫った後半24分にはこのプレー。
サイドラインぎりぎりのスペースを駆け上がる。
キックも決まりついに2点差へ。
優勝候補同士の一戦は後半30分を過ぎラストワンプレー。
攻める東福岡。
ボールをとられたら試合は終わる。
守る東海大仰星。
正確なタックルで相手を止め続ける。
両チーム、最後の攻防。
3分の猛攻をしのぎきった東海大仰星。
激戦を制し、頂点まであと1つ。
≫そしてもう1試合は白のジャージー桐蔭学園が攻撃で見せる。
フォワード石井がディフェンス人をなぎ倒す。
そのままトライ。
合計7つのトライを奪った桐蔭学園が5年ぶりの頂点に挑む。
≫春の高校バレー準々決勝。
2年生エース、宮部藍梨擁する大阪の金蘭会。
連覇をかけ最終セットへ。
エース宮部が決める。
しかし、去年痛めた腰を気にするしぐさも。
本調子ではない宮部だが仲間が奮起。
これでリードを広げると…。
最後は、宮部。
全員でもぎ取った勝利で準決勝に駒を進めた。
一方の男子、画面左連覇を目指す東福岡は東京オリンピック強化指定選手金子の活躍でストレート勝ち。
こちらもベスト4進出を決めた。
≫全日本高校女子サッカーは準決勝。
過去2度の優勝経験を持つ白のユニホーム神村学園は前半21分。
キャプテン橋谷が頭で合わせ先制点を奪う。
わずか2分後再びコーナーキック。
またも橋谷。
今度は、足で押し込んだ。
セットプレーからの2ゴールで神村学園が決勝進出だ。
準決勝もう1試合は藤枝順心がエース児野の4試合連続ゴールなどで快勝した。
≫続いて男子サッカー23歳以下の日本代表です。
リオオリンピックアジア最終予選北朝鮮との初戦は来週水曜日です。
今日、シリアとの強化試合が行われて練習は撮影できたんですが試合は完全非公開でした。
≫近隣のイラクなどの国でプレーする選手らで構成されたシリアとの強化試合。
≫日本は前半36分。
エース南野拓実のゴールで先制。
後半、同点にされるも再び南野がゴールを決め2対1で勝利を挙げた。
南野は所属クラブからの要望で先月下旬の石垣島合宿に不参加。
合流できたのは今年に入ってから。
チームになじめるかどうか懸念されている中結果を出した。
≫番組の中ほどでお伝えしましたが東京・歌舞伎町のホテル火災。
重体といわれていた63歳の女性客の方の死亡が確認されたということです。
やはり、お伝えしたように一酸化炭素中毒ということですね。
警視庁は身元の確認を急いでいます。
どういう流れでこのホテルに入室されたのか。
そういうことはわかりませんけど。
亡くなってしまいました。
今、出てきましたが日経平均も急落。
2016/01/07(木) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]

北朝鮮“水爆実験”の波紋…北朝鮮で何が起きているのか?日本は、アメリカは、中国は…どう対応?▽価格・発電方法…どう選べばいい?電力自由化

詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【コメンテーター】
立野純二(朝日新聞論説副主幹)、ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)、中島岳志(北海道大学公共政策大学院准教授)、木村草太(首都大学東京准教授)
【スポーツ】
松岡修造、澤登正朗、中山雅史、稲葉篤紀
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツアナウンサー】
青山愛
【天気予報】
林美沙希
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/hst/

※放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

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ニュース/報道 – 定時・総合
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映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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