◆歴史を変えたジャパンウェイ。
ワールドカップの興奮を聖地へ！◆憧れとしては花園のほうが強かった。
◆新たなジャパンウェイはここから。
ベスト４の激突。
ディフェンディングチャンピオン、東福岡。
◆すごい。
◆今季無敗、東海大仰星。
◆行った。
◆ジャパンラグビーの未来図がここに。
東の横綱・桐蔭学園。
島根県勢初の決勝へ、石見智翠館。
◆こんばんは大畑大介です。
◆こんばんは。
小島瑠璃子です。
第９５回全国高校ラグビー大会、準決勝の模様をお届けします。
◆ワールドカップでの日本代表の活躍、すばらしかったですよね。
◆本当にラグビー熱が高まっています。
そのこともあって、花園では大会史上最多の観客数を記録するなど、大いに盛り上がっています。
◆連日すごい熱気ですからね。
◆そうですよね。
いい試合も多かったですね。
今年、リオオリンピックでラグビーが正式種目になります。
また２０１９年には日本でのワールドカップ、そして２０２０年には、東京オリンピックとラグビーの注目度はこれからもどんどん高まっていきます。
◆この大会から世界に向けて活躍するラガーマンが。
誕生するかもしれませんよね。
◆合い言葉は「花園から世界へ」。
では、準決勝第１試合は、東福岡と大阪の東海大仰星の試合です。
◆ディフェンディングチャンピオン、東福岡。
旋風を巻き起こしたエディー・ジャパン。
次世代のエース、藤田慶和の出身校。
４年前の東福岡のエースは、ワールドカップで最年少トライを記録。
超高校級の選手をそろえ、花園を圧倒する！対するは、東海大仰星。
世界のトライ王・大畑大介を輩出。
同級生の上原浩次とともに世界へ飛び立った。
今季、公式戦負けなし。
目指すは、パーフェクトシーズン。
両校の対戦は、３年連続。
過去２年、勝ったチームが全国制覇をなし遂げた。
◆去年に引き続き二連覇というのを自分たちは目標にしてきたので、そこに近づける第一歩だと思っています。
◆去年、東福岡に負けているので、しっかり去年の先輩の分も背負って、全員で戦いたいと思います。
◆決勝進出をかけた花園。
３点を先制された東海大仰星は前半６分。
◆逆転トライ！◆さらに…。
東福岡のミスからボールを奪うと…。
◆手を伸ばした！トライ。
連続トライ、東海大仰星！◆東海大仰星、１６点のリードで前半終了。
らしさが出せない前回王者。
後半、その言葉どおり、東福岡が躍動し始めます。
◆トライ！◆ようやく初トライ。
さらに後半１２分。
◆出ました。
これも抜けました。
◆これで４点差に詰め寄ります。
しかし、その３分後、東海大仰星。
◆トライ！◆東福岡を突き放します。
◆実はこのトライ、ラグビーの基本が詰まっているんです。
後ほど解説します。
◆残り６分で９点差。
追い詰められた東福岡。
しかし、ここで前回王者が底力を見せます！◆廣渡、一気に抜けた！これは速い！◆ウイング廣渡の独走トライ。
ついに２点差！試合はロスタイムに。
東福岡は、この攻撃に全てをかけます。
◆ボールをとりました箸本。
モールだ。
◆ペナルティーゴールでの逆転。
反則をおかせない東海大仰星。
ラスト１プレー。
ぎりぎりの攻防！◆そして…。
◆２２ｍが見えてきた。
東海大仰星は反則をしてはいけません。
フルバックの古賀が行った！懸命にもぐります。
すごい攻防だ。
東福岡、執拗な攻め。
１７回の連続攻撃。
東海大仰星、奪った。
◆こぼれ落ちた逆転の望み。
◆蹴り出した！ノーサイド！最後、耐えに耐えました東海大仰星。
東福岡の猛追を振り切って決勝進出！◆激戦を制した東海大仰星が決勝進出です。
◆本当にノーサイドのその瞬間まで、どっちが勝つか、わからない試合でした。
◆すばらしい試合でしたよね。
やはり個人能力の高い東福岡に対して、プレッシャーをかけ続けた東海大仰星。
少ないチャンスをものにした、集中力が光った試合だと思いますね。
それでは東海大仰星の最後のトライシーンを、わかりやすく解説していただきます。
◆東海大仰星の後半１５分のトライシーンです。
◆スクラムからうまくパスをつないだすばらしいトライでしたね。
◆僕もこんな感じで、現役時代はトライをいっぱいとらせてもらったんですけど、トライをした人だけが偉いわけじゃないのがラグビー。
魅力なんですね。
トライシーンを巻き戻してみると理由がわかります。
実はこのスクラムが始まる時、アタックとディフェンスの数を見てください。
６対６と、特にどちらも有利な状況ということはないんですよね。
そこで、この次の場面、状況を変えるために、東海大仰星が仕掛けます。
ほかの選手のおとりの動きなどを使いながら、１５番の選手が突破するんですよね。
角度を変えて見るとわかります。
１５番の選手が突破します。
この突破によって、外側の人数はごらんのように３対１ですよね。
◆こんなに状況が変わっちゃうんですね。
◆そうなんですね。
一つのプレーによって、これだけオフェンスが有利な状況が生まれるんです。
そして実は、これだけじゃないんですよね。
この有利なスペースに素早くパスを出すんですが、これがよかったんですよ。
ここですね。
ここからすぐにパスを出す。
この東福岡の選手たち、見てください。
ここにすぐに縦に突かれた瞬間に３対３の状況を作ろうと思うんですが、パスが早過ぎて、３対３が作れない。
◆急いでこの３人、戻ってますもんね。
◆でも、戻るまでの間にボールを外側につなぐことによってパスができるという、この有利な状況をつくり出し、さらに有利な状況を生かしたからトライになったということなんですよね。
ラグビーというスポーツはトライの背景に誰かの陰が働きが必ずあるんです。
◆さあ、去年の話題といえば、何といっても、ラグビーワールドカップでしたね。
◆僕も生で観戦したんですが、しびれましたよ。
◆うらやましいです。
ワールドカップで大活躍した五郎丸選手、リーチ選手に花園時代を振り返っていただきました。
◆世界を沸かせたジャパン戦士の花園時代。
◆憧れの舞台で流した涙。
その中で得たものとは？◆それは、佐賀工業で学んだ、どんな困難にも立ち向かう力。
◆キャプテンのリーチマイケル選手。
◆ラグビーの本場、ニュージーランドから日本へ！◆日々の努力、夢への近道。
◆お二人とも、花園の思い出は悔しい思いなんですね。
◆高校時代での経験が今に生きているということで言うと、高校生にとっても勇気の出る言葉ですよね。
◆さあ、スタジオにスキマスイッチさんにお越しいただきました。
よろしくお願いいたします。
◆今回の大会テーマソングをつくる際、高校ラグビーの合宿に行かれたんですよね。
◆見学しに行かせていただきました。
◆いかがでしたか。
◆すごい熱気でしたね。
やっぱり初めて練習も見させていただいたんですけども、もうすごい熱気と、迫力がすごかったですね。
◆そして、テーマソングのタイトル、「ハナツ」。
なぜ「ハナツ」というタイトルにされたんでしょうか。
◆これは２人でいろいろ話し合ったんですけれども、勝負の世界にはやっぱりいろんな“放つ”があるよねという話を２人でしていてね。
◆そういう話も部活のように言葉をぶつけ合いながらつくりました。
◆お二人の中でも熱くつくられたんですね。
◆そうですね。
私も花園でたくさんの“放つ”に出会いました。
◆花園に刻まれた記憶。
かなうのなら、彼らが放つ輝きをいつまでも見ていたい。
ジャパンウェイの魂は花園でも。
五郎丸選手の母校・佐賀工業。
ワールドカップ、南アフリカ戦と同じ、ラストワンプレーの大逆転劇でした。
滋賀代表、光泉。
このペナルティーゴールが最後のプレー。
女子マネージャーにとっても、花園は特別な場所。
スタンドから見た聖地は、まさに夢の舞台。
名門常翔学園のキャプテン、金澤君。
プレーすることはできませんが、チームを引っ張ります。
もっと同じ時を刻みたかった。
◆花園初出場の函館ラ・サール。
ラグビーも勉強も妥協しない、高い志を持ったチームでした。
◆伏見工業という校名では最後の花園になりました。
“泣き虫先生”こと山口さん。
伏見工業を強豪校に育てました。
校名がかわっても、信じる力はきっと受け継がれます。
勝者も、敗者も、最高の輝きをハナツ、聖地・花園。
もう少しの間、私たちに感動をください…。
◆高校ラガーマンたちの本当にひたむきで、輝いてた、熱くて、もう本当に何回もいろんな感情をもらいましたね。
お二人、きょう花園でごらんになって、いかがでしたか。
◆そうですね、初めて見させていただいたんですけども、本当にぶつかり合う音もそうですし、みんなが１つのボールを大事に抱えて、それをつなぎあって、トライに結びつけてる姿というのは、本当に勝ち負けというのはもちろんあるんでしょうけど、それ以上に感動して、何か知らないけど、涙があふれてくる感じでしたね。
◆常田さん、どうでしたか。
臨場感というのがすごくて、表情も見てとれますし、かけ合っている声とか、監督さんの指示とか、その辺を全部ひっくるめての高校ラグビーの見方なんだなと、すごいやっぱり現地に行って感じました。
◆花園で見るラグビーは、画面を通すのとまた違った生のよさというのがありますよね。
まだ決勝戦がありますから、ぜひ引き続き応援よろしくお願いします。
◆お願いします。
◆続いて、準決勝第２試合。
神奈川県の桐蔭学園と島根石見智翠館の戦いです。
◆勝てば中国地区初の決勝進出。
石見智翠館は、東の横綱・桐蔭学園と対します。
開始早々、先にしかけたのは石見智翠館。
◆押さえたのは仁熊です。
◆石見智翠館が先制。
◆一方の桐蔭学園は、ペナルティーゴールで３点を返し、さらに１４分。
◆どっちが早いかな。
大木が押さえていますが…。
◆これで逆転。
勢いづく桐蔭学園はその４分後。
◆５番の石井。
１８３センチ、９６キロ。
強い、強い、強い。
そのまま行きました！◆タックルもものともしない、この破壊力。
見てください。
さすが高校日本代表候補ですよね。
◆力強いですね。
◆すばらしいトライになりました。
◆１０点を追う石見智翠館は、得意の展開、ラグビーで反撃。
◆４番の横井です。
フリーになった！◆取られたら取り返す。
これで５点差。
次にチャンスをつかんだのは桐蔭学園でした。
◆１４番の宮川。
前は誰もいません。
そのまま！桐蔭学園、この試合３つ目のトライです。
◆さらに得点を加えた桐蔭学園が、３４対１２で前半を終えます。
追いかける石見智翠館は、後半８分、自陣でターンオーバー。
ここから一気に！◆パスが通った、さあ行ききるか。
齋藤かわした。
トライ！後半最初の得点は、島根県、石見智翠館！◆どれだけ点差が開いても、諦めない石見智翠館。
すると後半２５分…。
◆抜きました。
あと１人。
今大会５個目のトライ！◆センター小幡の意地のトライ！しかし…。
石見智翠館の願いは届かず。
桐蔭学園の前に頂点への夢はついえました…。
◆島根県勢初のベスト４ということで、キャプテンもすがすがしい表情でしたよね。
でも、◆さあ、決勝戦は大阪東海大仰星対神奈川、桐蔭学園となりました。
◆この対戦は、２年前の決勝戦で１トライ差で、東海大仰星が勝ったんですよね。
両チームとも毎年のように日本一だけに、伯仲です。
両チームともボールを動かすので、ラグビーの魅力の詰まったすばらしい戦いをしますので、この決勝戦も、好ゲーム必至です。
◆両校の特徴というのはどうなんですか。
◆本当に似通っています。
強いフォワード、早いバックス、ともにどこからでもボールを動かしてトライをとれますので。
一瞬たりとも目が離せない戦いになります。
◆どういうところで試合のポイントになりますか。
◆ミスです。
１つのミスが命取りになるので、一瞬たりとも目が離せない。
すごい好ゲームになると思います。
◆決勝は１月１１日、午後２時キックオフです。
そして、私とスキマスイッチさんで副音声を担当させていただきます。
◆よろしくお願いします。
◆楽しみしています。
目いっぱい僕らも応援したいと思っていますので、頑張りたいと思います。
◆よろしくお願いいたします。
ＭＢＳ公式サイトでは、全試合のダイジェストなど、今大会を振り返ることができます。
パソコン、スマホでチェックしてください。
では、決勝に挑む両チームの意気込みです。
◆三冠というところは意識することはありますか。
2016/01/07(木) 23:53〜00:23
ＭＢＳ毎日放送
KOBELCOスポーツスペシャル 第９５回全国高校ラグビー大会ハイライト[字]
【準決勝】東福岡（福岡）×東海大仰星（大阪第１）▽桐蔭学園（神奈川）×石見智翠館（島根）▼大畑大介・小島瑠璃子が詳しくお伝えします！▼スキマスイッチがゲスト
詳細情報
番組内容
ワールドカップイングランド大会１次リーグで３勝をあげたＪＡＰＡＮ戦士たち。
予選敗退はしたものの、彼らは「史上最強の敗者」と賞賛され、日本中がラグビー一色となった。
活躍したリーチ・マイケルや五郎丸など、彼らのラグビー原点は、「花園」にあると言っても過言ではない。
次回の２０１９年日本開催のワールドカップには、今回の花園で活躍した選手たちもメンバー入りしてくるであろう。
番組内容２
世界で輝く未来のＪＡＰＡＮ戦士たちが花園で躍動する姿を伝えたい。
番組では、ファンにより一層満足してもらえるよう、メインキャスターの大畑大介が大会中の際立った「プレー」や「フォーメーション」「スーパープレー」などに焦点をあて、そのプレーが持つ意味、うまれた状況、その先の可能性にいたるまでじっくり、解説する。
出演者
【メインキャスター】
大畑大介（神戸製鋼コベルコスティーラーズ アンバサダー）
小島瑠璃子（タレント）
【ゲスト】
スキマスイッチ
音楽
【テーマソング】
スキマスイッチ「ハナツ」
♪http://www.mbs.jp/rugby/
ＭＢＳの「第９５回全国高校ラグビー大会」ＨＰで最新ＰＶ（New Short ver.）がご覧になれます。
スキマスイッチはもちろん、ＭＢＳ番組『ＫＯＢＥＬＣＯスポーツスペシャル 第９５回全国高校ラグビーハイライト』の メインキャスターを務める大畑大介・小島瑠璃子も出演しています！是非ご覧ください！
関連ＵＲＬ
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おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。
ジャンル :
スポーツ – スポーツニュース
スポーツ – その他の球技
福祉 – 文字（字幕）
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