こんばんは。
1月8日金曜日ニュースほっと関西です。
では、きょう最初のニュースです。
子どもの安全が脅かされた事件、男に判決です。
去年7月、奈良県香芝市で小学6年生の女の子を連れ去り1日半にわたって車に乗せて拘束したとして監禁傷害などの罪に問われた男に対し奈良地方裁判所は計画的で悪質な犯行で女の子に与えた精神的苦痛は大きいとして懲役4年を言い渡しました。
奈良県橿原市の無職、伊藤優被告は去年7月、香芝市のリサイクルショップのトイレから小学6年生の女の子を連れ去り1日半にわたって車に乗せて拘束したとして監禁傷害や未成年者を連れ去った罪などに問われました。
判決で奈良地方裁判所の柴田厚司裁判長は10回以上、現場を下見し手を縛る結束バンドを用意するなど計画的で悪質な犯行で女の子に与えた精神的苦痛は大きいと指摘しました。
そのうえで反省しており、けがの程度も重くはなかったとして懲役8年の求刑に対し懲役4年の判決を言い渡しました。
判決のあと柴田裁判長が事件のことを忘れずに社会復帰し自分を戒めてくださいと語りかけると伊藤被告は、じっと前を見つめたまま、はいと小さな声で答えていました。
事件のあと香芝市は子どもを守るための新たな取り組みを始めました。
市内を走るごみ収集車などにドライブレコーダーを取り付け子どもたちの見守りを強化しています。
運転中の映像を記録するドライブレコーダー。
ごみの収集車やバスなど合わせて10台に取り付けました。
車にドライブレコーダー作動中と表示し子どもたちの見守りをしていることを知らせて犯罪の抑止に役立てることにしています。
また市内の8つの駅すべてに防犯カメラを設置するほか下校時間の見回り活動の範囲を商業施設にも広げるなど対策を強化しています。
北朝鮮がおととい行った核実験、自治体の交流にも影響が出ています。
京都府舞鶴市はこれまで貿易の再開を目指して続けてきた北朝鮮への視察を無期限で見合わせることを決めました。
日本海に面した舞鶴市では平成18年に北朝鮮が弾道ミサイルを発射し日本政府が制裁措置を科して以降、北朝鮮との貿易が途絶えています。
おととし北朝鮮が拉致被害者らの全面的な調査を開始してからは貿易の再開を目指して舞鶴市の職員が経済団体と共に北朝鮮北東部のラソン経済特区を視察するなど交流が行われていました。
しかし今回の核実験で北朝鮮に圧力をかけようという動きが国際社会で活発になっていることなどから市は今後の視察を無期限で見合わせることを決めました。
経済団体も状況を見守りたいとしています。
火災報知機の電源は切られていました。
去年、神戸市のアパートで3人が死亡した火事。
警察は報知機が作動しなかったことが被害の拡大につながったとしてアパートの管理会社の社長と報知機の電源を切った住民を書類送検しました。
去年1月、神戸市長田区でアパートから火が出て3階の部屋などが焼け橋本俊武さんら3人が死亡、1人がけがをしました。
警察が調べたところ1階の事務室にある火災報知機の電源が1年ほど前から切られていたことが分かりました。
さらに、その後の捜査で1階の56歳の住民が誤作動が多く、音がうるさかったので電源を切ったと話し管理会社も平成24年10月から2年余りの間、報知機を点検していなかったことが分かったということです。
警察は報知機が作動しなかったことが被害の拡大につながったとして管理会社の社長を業務上過失致死の疑いでまた電源を切った住民を過失致死の疑いで書類送検しました。
警察によりますと2人は容疑を認めているということです。
奈良県生駒市の学校給食センターで調理中の野菜に、あめの包み紙が混入した事件についてです。
市は再発防止のため給食センターに監視カメラを設置しました。
生駒市の学校給食センターでは先月、調理中のチンゲンサイにポリエチレン製のあめの包み紙14枚が混入し調理員の中尾成男被告が意図的に包み紙を混ぜたとして偽計業務妨害の疑いで逮捕され罰金50万円の略式命令を受けました。
生駒市は再発防止のため、きょうまでにセンターの調理室や下処理室などに合わせて28台の監視カメラを設置しました。
また調理員が外から異物を持ち込めないよう作業服をポケットのないものに変えるほか新たに調理員の指導や工程の確認にあたる職員2人を配置することにしています。
市は事件のあと市内の小中学校20校の給食を中止していましたがこうした対策をしたうえで連休明けの今月12日から給食を再開することにしています。
生駒市は二度とこうした事件が起こらないよう給食の安全を確保していきたいとしています。
兵庫県丹波市の1億1000万年前の地層から鳥類か、鳥類に進化する前の段階の恐竜のものとみられる卵の化石がまとまって見つかりました。
完全な姿で残っている卵の化石もあり専門家は進化の過程を知るうえで極めて貴重な発見だとしています。
これが今回見つかった卵の化石です。
人の親指ほどの大きさで丸い形を保っています。
兵庫県立人と自然の博物館などによりますと見つかったのは兵庫県丹波市山南町にある1億1000万年前の前白亜紀と呼ばれる時代の地層で全部で100点以上あったうち完全な姿の卵の化石も4つあったということです。
この地層からは10年前に国内最大級の草食恐竜、丹波竜の化石が発見されています。
卵の化石は去年10月に地元の発掘グループが見つけました。
詳しく調べたところ、この化石は鳥類か、鳥類に進化する前の段階の獣脚類恐竜のものとみられトロオドンという恐竜の卵の特徴に似ているということです。
続いてシリーズでお伝えしてきたことしにかける。
最終回のきょうは猫の駅長で知られる和歌山電鉄の小嶋光信社長です。
和歌山電鉄貴志川線は赤字続きでいったん廃線が決まりましたが地元住民の働きかけもあり両備グループ代表の小嶋さんが経営を引き受けました。
全国各地でバスや鉄道の再生を手がけて成果を挙げ公共交通の再生請負人とも呼ばれる小嶋さん。
貴志川線が再出発して10年となることしを路線の存続と発展のための新たな出発の年と位置づけています。
今月3日和歌山電鉄貴志川線の駅で開かれた新春のイベント。
たま駅長の後任たま2世駅長ことニタマが参加し集まった人たちにお年玉が配られました。
和歌山電鉄の社長、小嶋光信さん。
新しい年に期待を寄せました。
小嶋さんは岡山県で運輸業や小売業などを営む両備グループの代表です。
現在、従業員8500人を抱える両備グループは鉄道やバスなど公共交通の経営を軸に成長してきました。
小嶋さんは、この信念のもと全国各地で赤字に悩む公共交通の再生に取り組み再生請負人と呼ばれています。
10年前、小嶋さんは経営難で廃線が決まっていた貴志川線を引き受けました。
当時、沿線住民の交通手段はマイカーが当たり前。
貴志川線の廃線は避けられないと思われていました。
再生の方法を模索した小嶋さん。
駅の売店の飼い猫だった三毛猫のたまに目をつけ駅長に任命しました。
小嶋さんのねらいは的中。
たま駅長の姿を一目見ようと国内だけからでなく海外からも観光客を呼び寄せました。
小嶋さんは給料を返上。
経営を効率化する一方でユニークなアイデアを次々に実行していきます。
いちごは好きですか?いちご電車の中でいちご狩りを楽しむイベントも。
子どもたちがパフォーマンスを披露。
乗る人を楽しませるような挑戦を続けてきました。
県や市からの補助も含め10年間取り組んだ結果年間の赤字を5億円から6400万円まで減らし乗客の数も25%伸ばしたのです。
しかし貴志川線再生の象徴だったたまは去年、天国に旅立ちました。
たま亡きあと貴志川線はことし新しい10年を迎えようとしています。
小嶋さんは貴志川線が生き残り発展するキーワードは地域づくりだと考えています。
地域づくり。
その1つが和歌山特産の梅をテーマにした電車の導入です。
さらに地域づくりの一環として古い住宅団地を再生させて若い世代を呼び込み沿線にある公園など遊び場の魅力を伝えてファミリー層なども増やす計画をしています。
自治体や住民グループと協力して地元の魅力の再開発も手がけます。
沿線には歴史のある神社など文化財も多く和歌山電鉄はこうした観光資源を今後、さらにアピールすることにしています。
また貴志川線は、ことし開業100年を迎えます。
国の登録有形文化財に指定されている古い橋や車両の検査場があり鉄道ファンの呼び込みにも力を入れていくということです。
一方自治体や地域の住民と協力して駅周辺に駐車場を整備するなどマイカーとの共存を図る取り組みも、さらに進めていきたいとしています。
こんばんは。
スポーツです。
ことし行われるリオデジャネイロオリンピックの出場が内定している選手たちが所属する大阪の企業の新春祝賀会に出席しオリンピックに向けて意気込みを述べました。
新春祝賀会には飛び込みの寺内健選手やアーチェリーの川中香緒里選手などが出席しました。
ロンドンオリンピックで銅メダルを獲得した川中選手は2大会連続のメダル獲得に向け意気込みを述べました。
そして去年、現役を引退した柔道の野村忠宏さんも出席しエールを送りました。
激励を受けた選手たちはオリンピックに向け決意を新たにしていました。
続いてプロ野球。
阪神の新人選手の合同自主トレーニングがきょうから始まりました。
金本監督が視察に訪れた新人選手の合同自主トレーニング。
新人選手6人全員が参加しおよそ3時間プロ初の練習を行いました。
このうちドラフト1位の高山選手は去年の秋に骨折した右手首も順調に回復しているということでキャッチボールやバッティング練習などに汗を流していました。
阪神の新人選手は今月30日まで合同自主トレーニングを行い来月のキャンプに備えます。
スポーツをお伝えしました。
この冬、坂下家ではあまり登場していない鍋料理。
でも今夜の献立、決まっています。
今夜は鍋日和です。
こんばんは。
体の芯まで温まります。
鍋料理をしているとき部屋いっぱいにいい香りが漂います。
そんな状況とかけまして、この冬の暖かさと説きます。
その心は換気なんかしない寒気南下しない。
換気は大事です。
しっかりとしてください。
また寒気が南下して寒くなることで鍋料理、一層、おいしく感じるんですよね。
2016/01/08(金) 18:10〜18:30
NHK総合1・神戸
ニュースほっと関西[字]▽“たま電車”再建から永続へ〜和歌山電鉄貴志川線での取り組み
▽ことしにかける「たま電車”再建から永続へ」〜再建が始まって10年。和歌山電鉄貴志川線の次の10年を「永続」に向けた期間にしたいとする鉄道会社の意気込みを取材。
詳細情報
番組内容
▽新年のシリーズ「ことしにかける」。最終回は和歌山からです。三毛猫の「たま」駅長で知られる和歌山県北部のローカル電車、和歌山電鉄貴志川線。廃線が決まったこの路線の再建が始まって10年になります。公共交通の再生が地域の存続につながるという信念をもとに観光客を引き込む取り組みなどが進められてきましたが、鉄道会社は、次の10年は「永続」に向けた期間にしたいとしています。その意気込みをリポートします。
出演者
【出演】森田洋平,赤木野々花,中山奈奈恵,坂下恵理
ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
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