時々行く『ウォッシュマン』というコインランドリーで洗濯物を回したついでに、そういえば初詣まだだったなあ・・と思い出してそこからすぐの、「目黒不動尊」へ寄った。その後、時間もあるし昼飯でも食べよう、という時に思い出したのが、『にしむら』。不動前に引越した直後から気になっていて、いつか行こうと思っていたうなぎのお店。いつも見るたびに行列ができていたんだけれど、この日は時間が良かったのか空いてそう。一見、お持ち帰りのみで食事ができるような雰囲気が無かったので店員の方に「食べていくことできますか?」と聞いてみると、道を挟んだ先にある別の建物に案内をしていただいた。
静かな落ち着いたお店の中でメニューを見ると、鰻重定食は(中)が2,600円、(上)が3,000円、(特上)が4,400円。今回は(上)で、それから肝焼は売り切れていたので『くりから焼』を1本いただくことにした。
くりから焼、よくわからず注文してみたんだけれど調べてみると、こんなことらしい。
くりから焼の由来である倶利伽羅龍王の写真がある。倶利伽羅龍王という不動明王の化身である龍が剣に巻き付く姿に似ているということからなのだそうだ。もとは蒲焼をつくる行程でヒレ引きをしたときに出来た端切れ身を串に巻き付けて出したと言われている。現在では鰻の身を細長く切り、串にくるくる巻いて焼いたものをくりから焼、ヒレ引きした部位はヒレ焼として食されている。見た目もきれいなくりから焼だ、まさに串に巻き付いている。プリッとふんわり柔らかな食感とさりげないあっさりタレでいただく。
味はたれ、塩さんしょう、わさびの中から選ぶことができて、今回は「塩さんしょう」にしてみることにした。外側はカリッとしていて、中はフワッ。脂が中々のっている。これはビールに合いそうだ、と思いつつもお酒との相性も中々。昼酒。常温、それから熱燗。蕎麦屋でのお酒も良いけれど、鰻屋さんで飲むのも最高だな。(ただ飲むのが好きなだけかもしれない。)
しばらく待ってやってきた鰻重。蓋の美しさにまず感動し、
口の中でトロッと、柔らかいうなぎがとろけていくことにまた感動。タレは濃すぎず。しつこくはない。焼き目が香ばしくて、一口一口が幸せだった。2016年最初の鰻。美味しかったなあ、ご馳走様でした。家から歩いて10分かかないくらいの近さ、これはこれから何度も行ってしまいそうだ。贅沢したい時に。次は絶対「肝焼」食べに行かなくては。
にしむら 目黒店
住所:東京都目黒区下目黒3-13-10
電話:03-3713-6548
営業時間:
(店頭販売) 10:00~19:00頃
(店内お食事)11:00~14:00
#14:00~はご予約の方のみ
定休日:水曜日
にしむら 目黒店 (やつめや にしむら) - 不動前/うなぎ [食べログ]