山本
フューチャー、日本の未来はここにある。
全国4144校のサッカー部が激闘を繰り広げてきた第94回全国高校サッカー選手権。
残すは決勝進出を決めた東福岡対國學院久我山の2校のみとなりました。
埼玉スタジアム2002では3位のチームの表彰式が行われています。
ここからはユース世代を取材して14年、サッカージャーナリストの川端暁彦さんとともにお伝えしていきます。
まずは先程終わったばかり、準決勝、素晴らしい試合を見せましたね。
川端
4000校あるうちの3位ですから、価値のある勝ち残りぶりだったと思います。
山本
準決勝のハイライトを2試合続けてご覧ください。
第1試合は東福岡対星稜高校の一戦です。
赤いユニホームが東福岡。
スローインからドリブルを見せて最後は三宅。
90分を通して活躍しましたね。
川端
このシュートは驚異ですよね。
山本
前半13分、このヘディングも惜しかったですね。
川端
長身の選手がそろっている分、東福岡は驚異ですよね。
山本
前半43分、先制のチャンス。
最後は東方がしっかりブロックして東福岡のゴールを決めました。
川端
星稜の東方選手、今大会、素晴らしいプレーを続けたと思います。
山本
選手権初スタメンの藤川が先制ゴールを挙げました。
川端
ピタっと止まったトラップからシュートでした。
山本
前半を終えて1対0です。
後半4分。
こぼれ球に三宅のミドルシュートでした。
テクニカルな技術を見せつけてきます。
反撃に出たい星稜。
最後は六田のシュート。
これは脇野がしっかりキャッチしました。
星稜は河崎監督です。
後半に入っても東福岡の猛攻が続きましたね。
攻撃の厚みが東福岡の特徴ですか。
川端
後半は、この大会、一番良かったくらいの内容でした。
山本
後半12分。
追加点を挙げます。
アンカーの位置に入っていた鍬先です。
川端
この時間帯、空いているなと思って攻撃に参加したようです。
抜けめがなかったようですね。
もっと強いシュートを打ちたかったようですよ。
山本
星稜対東福岡は2対0。
東福岡が決勝進出を決めています。
第2試合は青森山田対東京A代表の國學院久我山高校。
まずは青森山田。
やはりといっていいでしょう。
このロングスロー。
川端
この大会大きな武器になっています。
山本
前半17分。
ロングスローから先制点が生まれます。
最後は鳴海。
今大会初ゴールでした。
川端
この大会2ゴール目ですね。
これは、なかなか止まらないです。
山本
前半20分。
小林の強烈なシュート。
18歳以下日本代表の廣末が止めます。
両者ともに素晴らしいプレーを見せました。
川端
反応が早いですよね。
山本
前半25分。
センターバック、上がっていった。
最後は野村のヘディング。
川端
名倉君のクロスも見事です。
山本
1対1です。
前半33分。
一進一退の攻防が続きました。
川端
何回バーに当たったんだろうという攻撃でした。
山本
後半に入ります。
注目の神谷のシュート。
川端
これもバーですよね。
山本
カーブをかけての鋭いボール。
川端
得意なかたちだと思います。
山本
後半41分。
完璧に抜いたシュートなのですが、川端
難しいシュートでした。
山本
そしてアディショナルタイムでした。
最後、決めたのは途中から入った戸田。
シュートのコースを変えましたね。
決勝に進んだのは國學院久我山になりました。
ともに壮絶な試合となった準決勝。
勝ち上がった東福岡と國學院久我山。
決勝戦は、このカードになりました。
現在3位のチームの表彰が終わりました。
決勝のカードにどんな印象をお持ちですか?川端
インターハイ王者・東福岡は本命が上がってきたという印象です。
國學院久我山は事前の予想を覆しての快進撃だと思います。
山本
東福岡の勝ち上がりです。
注目しているポイントはどこですか?川端
市立船橋戦が山だったと思います。
藤川君が先発を飾った。
これが大きいですね。
ただでさえ強いチームがまた強くなったと思います。
國學院久我山は東京都の予選を見た時はここまで来るとは思っていなかったですね。
正直に言うと、この1か月半、チームがレベルアップしました。
守備が堅いですね。
美しいサッカーといわれていますが攻撃だけではなく、守備も美しいと思います。
今大会を彩る高校生達は2020年に23歳以下の東京オリンピック世代。
日本サッカー界を担う選手達が描く未来へとつながる5つのストーリー。
4年後まで覚えておきたい5つの輪。
東京オリンピック世代が一堂に介した今大会、47人のキャプテンが誓いの輪を作った。
その輪の中心にいたのが星稜キャプテン阿部雅志。
史上初、前回王者の選手宣誓。
誓い通り阿部はこの冬を熱くした。
史上3校目の4大会連続ベスト4を達成した星稜。
その輪の中心にいたのが17歳以下日本代表の阿部だった。
ガンバ大阪への入団が内定している大津の野田裕喜と一美和成。
全国制覇を夢見て3年間、ともに汗を流してきた。
そんな2人が初めて臨んだ夢の選手権。
2対2の同点のまま突入したアディショナルタイム。
そして…。
2人の冬は終わった。
平岡総監督の最後の言葉。
これからはガンバ大阪のチームメートとして友情の輪は続いていく。
名門・市立船橋のキャプテン、椎橋慧也が流した、試合後の涙。
大会前の負傷の影響で後半11分、ベンチに下がった東福岡戦、インターハイ決勝の再戦となった試合は互いに譲らずPK戦へ。
椎橋はGKの寺尾に。
キャプテンマークを託し、勝利を信じた。
決められたら敗退が決まる大事な場面。
キャプテンマークを託された寺尾がチームを救った。
しかし、市立船橋の選手権は幕をおろした。
全てを出し切った3年生達。
この涙の輪は未来へとつながっている。
青森山田の10番・神谷優太の憧れは今大会の応援リーダー、88回大会で青森山田を準優勝に導いた柴崎岳。
大会前、その柴崎からメッセージが届いた。
しかし、その言葉通りに行くほど甘くはなかった。
そんな神谷を恩師が叱咤する。
後半、神谷が目を覚ます。
憧れの存在とつながる輪が神谷をひと回り大きくした。
18歳以下の日本代表でナンバーワンストライカーと評される桐光学園・小川航基が掲げた目標。
小川は抜群の得点感覚でゴールを奪い、見る者を魅了する。
青森山田との3回戦でもその存在感は際立っていた。
そして…。
これを決めればハットトリック。
このPK失敗が悲劇の発端となる。
後半アディショナルタイム。
桐光学園は4分間でまさかの2失点。
勝負はPK戦へともつれ込んだ。
5人目のキッカーは小川。
相手は18歳以下日本代表でチームメートの廣末。
小川の夢は準々決勝で終わった。
熱き抱擁を交わす2人。
ライバルの輪は2020年まで続いていく。
今大会でつながれた5つの輪。
それは4年後の東京オリンピックまでつながっていく。
山本
今大会は18歳以下日本代表が開幕前から注目されていました。
川端
桐光の小川選手。
負けた中にも強烈なインパクトを残した選手が何人かいたと思います。
決勝戦にも東福岡の脇野選手。
どんなプレーをするか、楽しみです。
山本
今大会の応援歌はBLUEENCOUNTの日本を代表するアーティストが担当して来た、高校サッカーの応援歌。
今大会の応援歌を歌うのは人気急上昇中の4人組バンド、BLUEENCOUNT。
自らの感情をすべてさらけ出し、聞く人の心に突き刺さる熱さ。
そんなBLUEENCOUNTが応援歌のため、試行錯誤を繰り返し、30曲以上を作り上げて決まったのが、この曲。
今大会の応援歌『はじまり』。
その制作過程で最も大事にしていた思いを12月のライブでファンに伝えた。
2004年、高校1年生のときに結成されたBLUEENCOUNT。
しかし当時通っていた学校は進学校。
周りはプロになるとは思っていなかった。
バンド結成から10年。
2014年9月、ついについにメジャーデビュー。
どこまでも真っすぐ、すべてをさらけ出す。
いつしか彼らは心を震わせた幅広い年齢層から絶大な人気を誇るバンドに成長した。
苦しくて、夢がついえそうな時、背中を押してくれる熱い魂の応援歌を1月11日、成人の日に決勝の地、埼玉スタジアム2002で披露する。
山本
明後日の決勝戦、試合も含めBLUEENCOUNTの皆さんも相当に熱いパフォーマンスを見せてくれそうです。
2日後に迫った東福岡対國學院久我山の決勝戦、本当に楽しみですね。
川端
久我山は帝京以来17年ぶりの決勝進出で東福岡も17年ぶりの決勝進出です。
何の縁かなと思いますね。
山本
東福岡は夏のインターハイと2冠がかかっています。
川端
東福岡も今日の準決勝、ようやくインターハイで見せたような本来のサッカーが出てきました。
選手達もようやく自分達のサッカーができた。
と話していました。
上り調子のチーム同士の戦いになると思います。
山本
決勝戦は明後日、2時5分キックオフです。
どうぞお見逃しなく。
2016/01/09(土) 16:20〜16:50
読売テレビ1
第94回全国高校サッカー選手権 決勝のみどころ[SS][字][デ]
全国4144校の頂点を争う決勝への駒を進めた2校は?準決勝のハイライトや注目選手の紹介など11日(月・祝)の決勝のみどころをお伝えします。
詳細情報
番組内容
〜FUTURE〜日本の未来はここにある 出場選手が2020年に23歳以下の「東京五輪世代」となる今大会。2015年12月30日に開幕した今大会も残り1試合。全国4144校の頂点に立つのは果たしてどの高校か?準決勝のハイライトや注目選手の紹介など11日(月・祝)の決勝のみどころをお伝えします。
出演者
【進行】
山本紘之(日本テレビアナウンサー)
【解説】
川端暁彦(サッカージャーナリスト)
音楽
【第94回全国高校サッカー選手権大会応援歌】
「はじまり」BLUE ENCOUNT
制作
【協力】
民間放送43社
おしらせ
※番組短縮の可能性あり
ジャンル :
スポーツ – サッカー
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ
趣味/教育 – 中学生・高校生
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 3/2+LFEモード(3/2.1モード)
5.1サラウンド
サンプリングレート : 48kHz
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