昔芭蕉さんは詠みました
私も春から旅の空です！
さぁ晴れ渡った旅空を羽田から大阪伊丹空港へとやってきたのは女優松下奈緒さんです
どれ？飛行機…見えない。
行ってきます！
おっ乗り継ぎですね。
おお次はプロペラ機じゃないですか。
かっこいい！楽しそうですね！
で本日はどちらへおでかけですか？
兵庫県北部の但馬地方です。
そこから山陰の名湯城崎温泉と周辺の町を旅するんですよ！
かわいい！
歴史と文学のかおり高い温泉地城崎と但馬地方。
その魅力を松下奈緒が楽しくガイド。
プライベート感覚で味わい尽くす。
山陰の冬の味の王者といえば重たい！重たい！
世界のグルメが憧れる老舗旅館で本場の旬の味わいをいただく。
名料理人が腕をふるった極上の脚長い。
その美味に感激！日本海ならではの海の幸続々登場
多彩なカニの味わい。
季節の地魚の魅力際立つ
わぁきれい。
めくるめく絶品握りに溺れる
いただきます。
松葉ガニと並ぶこの地の美味その炙りの驚くべき味わいとは？
絶対美味しい。
間違いないですね。
それは松下さん困りましたね。
本場但馬牛の専門店が誇る大満足ランチがいただけません。
人気ステーキ丼に限定カツレツ。
ビーフシチュー！とびきり美味しくしかもリーズナブルな感動の但馬牛メニュー。
あなたは何を選びます？めくるめく肉祭りの果ては…
ラグジュアリーな
饗宴の主役は食べたいでしょ？
食べたい！圧巻の美味噛みしめたい！
いたるところおそば。
どうする？どうする？
数十軒がひしめく町でそば好き松下さんいったい何軒はしご？
美味しい！美味しい！あっすごい！
人々に愛され守られた
柳行李から始まった…
ダースベーダーがカバン？
すごい急…この階段。
伊丹空港からまばゆい冬晴れの空をひとっ飛び。
松下奈緒の乗ったプロペラ機は中国山脈の麓の滑走路にランディング。
ここはなんと着きました！
このコウノトリ但馬空港。
意外な人がお出迎えしてくれます
Ｐｅｐｐｅｒですよ。
知ってるよ。
あの今バタバタしてる？バタバタしてる。
忙しいのはいいことだね。
あの…。
うんなに？どうぞ。
ではマイペースなＰｅｐｐｅｒ君に代わって…
この地はひとつは冬の日本海最高の美味
方やもうひとつの名産が…
雪深い地で愛情深く育てられる但馬牛は…
兵庫県産の純血種
出荷後その多くが神戸ビーフを名乗る極上のブランド牛なのです
二大美味のふるさとにはこんな特産品も。
それがカバン。
豊岡市は日本有数のカバン製造の地。
柳行李の時代から続く特産品なのです
確かに寅さんとか持っていそうなカバンですね。
１，４００年の歴史を称える
そこはまさに寅さんが歩いていそうな風情ある柳並木で有名。
この地には古くから多くの文人たちが訪れ大正時代には白樺派の文豪…
全国的に名高い温泉地となりました
城崎温泉の特別な楽しみ。
それは宿の内湯だけでなくたくさんの外湯めぐりができること。
町には中心を流れる大谿川に沿って趣の異なる７つの外湯があるのです。
京都御所を思わせる重厚で豪華な外湯は
なみなみと豊かな温泉は
三段の滝が流れる露天風呂でくつろげば心が舞い上がる開放感です
風呂上がりには雅な黄金の天井絵や襖絵の艶やかな美女たちに癒やされて。
個性豊かな外湯は他にも…
ってあれ松下さん全然聞いてない！どうやら風呂より先にお探しの場所がある様子。
それが…
すごいね昭和１７年なんだ。
入っちゃいますよ。
こんにちは！
をり鶴は地元で長年愛されてきたお寿司屋さん
いっぱい並んでる。
日本海ならではの美味しい季節の地魚を中心に冬は更に近年は高く評価されている名店です
ハハハお昼に。
そうですか。
若大将の谷山正利さんは東京で長年修業され銀座の超一流店でも働かれた三代目。
二代目のお父さんとともに日々老舗のつけ場を守ります。
さあ本日の１貫目は何からスタートでしょうか？
いかも今美味しいですか？そうですねいかも甘みがあって。
いいですね。
白いかは山陰の冬を代表する高級いか。
甘み濃厚な白い肌にさわやかなすだちの雫をまとわせます
うわぁきれい。
そのままで…。
はいいただきます。
やわらか！美味しい。
甘みが…。
甘いしこのネットリ感がいいですね。
そうですね。
美味しい。
お塩で食べるのがなんかいちばん美味しさが。
ほぼお醤油を使わないんですよ。
そのままで。
これは？平目ですね。
平目！
次は炙って。
そうですねちょっと脂を落として。
これは？くえですね。
そのままでどうぞ。
いや〜くえ。
弾力がありますので。
めちゃくちゃ美味しい。
鰤いいな今美味しいですね。
はい。
日本海の冬を代表する美味しい魚が鰤。
旬の天然物は別次元の味わいです
美味しい。
ほんとに鰤ですか？これ。
ほんとに鰤です。
天然の鰤です。
鰤じゃないみたい。
天然はあっさりしてますのでやっぱり脂も。
全然違う。
私世の中でいちばんお寿司が好きなんです。
そうですか。
はい。
これは？穴子ってなかなか生で食べないですよね。
とりあえず出しておきます。
うん！穴子ってこんな味なんだ。
皆さん言われますね。
生で食べるっていうのはなかなか…。
美味しい。
いい脂持ってましたね。
ほんとですね。
ちょっと香ばしいのがまた合う。
これが今度鰆ですね。
これも皮が美味しいですから。
意外とシャリシャリいい音してるんですね皮が。
それ何？大根おろし？美味しい。
更に美味を炙り攻め
これはのどぐろです。
ふわふわ！美味しいこれ。
しっかり寝かせましたので私も兵庫県なんですよね。
川西で。
だいぶ今日はだから上のほうまで来たなっていう。
ばい貝です赤ばい。
なんでこんなに美味しいんだろう貝って。
みる貝とも似てますけど。
そうですね。
カニ来たカニ。
松葉ガニのメスセコガニ登場。
腹の外子を和えた身をどっさりのせて更に…
みそが。
カニみそと内子をトッピング。
をり鶴名物今年初カニかもこれ。
いただきます。
ほら。
美味しい。
みそが抜ける。
美味しいよ！カニ攻め。
今度オスのほうです。
美味しい！これはね…ベニガニベニズワイガニです。
食べていい？食べていい？うん！またさっきのと違って。
全然違いますね。
カニ尽くしですよカニ尽くし。
さてすでに１１貫です
これどっかでストップって言ったほうがいいんですかね？そうですね。
それは？いただきます。
さすが朝ごはん抜きまだいけそうです
のどぐろ昆布〆。
のどぐろは先ほどの炙りに続き昆布〆で再登板
これは美味しいほんとに。
私美味しいしか言ってないですけどほんとに美味しいんです。
お肉を最後に出そうと迷ってるんですけどもうお肉いっても…もうちょい？もうちょい違うやつ…。
（笑い声）オオヨコの腹を出してからじゃあ。
あっ。
オオヨコとは地物の黒マグロのこと。
腹はその大トロ。
どんどん美味しいものが出てきます
間違いない。
美味しいうん。
これも間違いないお肉。
ヒウチっていいまして。
１頭から１キロとか２キロくらいしかとれないとこですけど。
うわぁ…すごい！何これ。
但馬牛ってすごいなんか貴重なイメージが。
そうですねこれほんとに。
甘い？甘い？はい。
もうほんとにまろやかな。
まさかの炙りですね。
いい〜！
地元ＪＡから入った最高ランクの但馬牛。
希少部位ヒウチの炙りの味わいとは？
絶対美味しい。
わぁすごい。
但馬牛の握りいただきます。
うん！美味しいですか？うわっ美味しい。
お寿司に合うんですかね？合いますねぇなんか酢飯と一緒に食べるとすごい美味しい気がします。
すごい私も好きなんですよね。
へぇ〜おもしろい。
おぉすごい頂上までは何駅あるんですか？いやもうこの中間駅のみです。
あとは山頂と山麓で。
今はもうこのまま山頂まで行かれます？ぜひ行こう！行こう行こう！ぜひ行こう！うわ〜！温泉街と円山川ですね。
展望台ありましてそちらからはもっときれいに見ることもできますしまた広く見えますのでどうぞご覧ください。
お〜すごい！あ〜よく見えますきれいきれい。
お〜！すごいちょうどね見えますね。
日本海まで見える。
ね城崎といえばかに塚。
でも美味しかったですっていう気持で…。
すごい急この階段。
トレッキングとすばらしい秘宝の鑑賞がおすすめです
えっすごい！
観音の三十三身は観音様が救う相手に合わせて無限に姿を変えて現れることを人々に教えたもの。
菩薩の心を秘めた老若男女の姿がいとおしい。
『涅槃図』は狩野派の始祖正信作とも。
ブッダの死を人と動物がともに嘆きます
なんと驚異の音楽の秘宝もありました。
それが世界最初の印刷楽譜
これが…。
ウソ！？そうです。
『声明集』。
あっ『声明集』だからそうだ。
声明はそうですね。
はい仏教音楽で…。
それをこの棒の向きとかで表してまして。
歌えます？これ。
ちょっと私は音痴ですけども…。
難しい…。
っていう。
あ〜ちょっとビブラートがこう書いてあるっていうことかこの３つのやつは。
それがまあ目で見てわかるような感じだったり。
印刷をしたものとしてはこれがいちばん最古でその一年あとにグレゴリオ聖歌隊っていうあのヨーロッパの。
あっそれよりも古いんですか？はい。
へ〜おもしろい。
山の空気が冷たくなってきました。
しかし私の心は音楽的発見にヒートアップ！「旅空」での巡り合わせに感謝していざ楽しい人間界へとクールダウンしに繰り出しましょう
ただし松下さん山に囲まれた温泉街ですから思わぬ出会いには気をつけて
熊が出るんだって。
熊注意って書いてあったさっき。
熊がお供じゃ金太郎。
代わりにこんなお供はいかが？
え？あっ『城の崎にて』。
ちっちゃ！えっこれで？かわいい「本と温泉」。
地元旅館の若旦那衆による本と温泉プロジェクト。
本は城崎だけで手に入る限定販売です
なるほど。
長居をしたくなるそんな場所なわけですね。
へ〜ちっちゃ。
かわいい。
志賀直哉を癒やした温泉地はその後大きな危機に見舞われます。
それが９０年前に起きた大震災。
震災直後に大火事も起き町は壊滅。
焼け野原となったのです。
復興において人々は川を整備し道を広げ堤に柳がそよぐ現在の美しい町並みを生み出しました。
震災前に城崎が志賀をはじめ多くの文人墨客に愛されたくさんの作品に描かれていたことは復興の力となりました。
城崎の町が文化活動に手厚い歴史的な理由がそこにあります
散歩が楽しい文学と温泉の町。
となればアレが欠かせません
美味しいコーヒーください。
はい。
突然海鮮類からコーヒーな感じに。
人気の美味しいコーヒー屋さん３ｒｄ。
その２階がまた美味しい但馬牛のレストラン
でも私はいけません。
へ〜すごいなあっめっちゃいい匂い。
残念です。
絵だけ見て楽しんどきます。
へ〜。
あれあれ美味しいコーヒーを手にしながらたそがれてしまった松下さん。
美味しい但馬牛を逃したショックお察しします。
では代わりに但馬牛の美味しさの秘密を専門店人気メニュー総力取材でご紹介します！城崎の但馬牛専門店三國は数々のチャンピオン牛を育てた名生産者から月２〜３頭しか出荷されない但馬牛を半頭買い。
極上の味をランチでは特にリーズナブルに味わえます。
まずはランチ限定２０食の但馬牛カツレツ。
衣に包まれた但馬牛のカットはフライパンいっぱいの衝撃的なサイズ
サックリ揚がったカツレツに特製ソースをかけて。
分厚い但馬牛から溢れ出す旨みが味覚中枢を突き抜けるかつてない食体験です
大人気！ステーキ丼もこの迫力。
旨みいっぱいの１枚をフランベさせつつ塩コショウでシンプルに焼き上げて。
盛りつけがまた最高！青ネギどっさりのトッピングにカットステーキぎっしり！地元産の美味しいごはんがまったく見えません。
せっかくの本場しっかり召し上がりたい方はステーキ御膳を。
溶け出した脂が滴って火花を散らすさまはグルメ垂涎の絶景！実はこの脂に但馬牛の秘密が。
解説は松下さんどうぞ
但馬玄一般的な黒毛和牛の脂が約２５℃から溶け出すのに対し但馬玄は約１２℃という低い温度で溶け出します。
だから美味しい。
食べてないのに見事な解説恐縮です。
低温で溶ける脂はサラリとくどくなく肉本来の香りを醸して。
レアに見えてしっかり脂に火が通った圧巻のステーキです。
選択に迷う絶品ランチ。
更に隠れメニューも。
半頭買いならではの特別な部位を使った炭火焼。
こちらは美味しい希少部位イチボ。
赤ワインで旨みの詰まったばら肉をじっくり煮込んだ但馬ビーフシチュー。
牛骨からとったスープをベースに但馬牛がゴロゴロ但馬ビーフカレー。
どれも絶品です
極上の但馬牛ランチぜひ。
無念の
あれ？無念の松下さん姿が見えません。
いったいどこに？
カニカニカニカニカニ。
こちらは城崎で松葉ガニを扱う老舗魚屋さん店頭には地元水揚げの新鮮なカニが並びます
キャー。
これ松葉ガニ。
すごい。
あっおっきい。
図体が大きかったらいいわけでもなくやっぱりずっしりと。
持ってもらうのがいちばん。
マジ？マジで？ずっしりと重たいです。
あっ重たい重たい。
ひょっ。
ずっしりと重い極上の松葉ガニ。
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これこのへんの漁港で獲れたんですか？そうです津居山港？
城崎近郊の津居山港は最上級の松葉ガニの水揚げで有名。
なぜなら漁場が近いため水揚げする船は日帰り操業が中心
競りは始まる前が肝心。
目当てのカニを重さや成熟度色味や傷など目利きならではのさまざまなポイントでチェックし値踏みするのです
８，０００円９，０００円…。
極上の美味松葉ガニを巡る熱い戦いは３月の漁期の終わりまで続くのです
６，０００円７，０００円…。
８，０００円９，０００円…。
活きのよいカニを本場で気軽に食べたければ魚屋さんの２階へどうぞ。
大きな甘エビもついたどんぶりにはカニのむき身がどっさり。
むっちりしっとりの甘い美脚をほおばれば魂は竜宮に遊ぶ１杯です
カニだけでなく日本海の多彩な幸を豪快に楽しみたいなら１１種ものタネが入った自慢の海鮮丼を。
コスパ最高老舗魚屋さんの心意気が感じられる魂の１杯です。
２杯目いける方はこちらイカ丼を。
食通がうなる甘いイカが白波のように打ち寄せて。
あぁここは海鮮のパラダイス。
更に
城崎の誇る極上の宿西村屋は創業１５０年。
江戸時代ここはお殿様が泊まる陣屋だったそうです
すごいきれいなお庭みたいになってて。
あっいい匂い。
あぁいい匂い。
一歩踏み入ればここは別天地。
庭園は四季の彩りが目に快く館内は李朝や中華北欧の趣を取り入れながら山陰の古きよき伝統美が溢れています
大隈重信や犬養毅らそうそうたる著名人が愛した宿の楽しみは美食と名湯。
その伝統は今更に魅力を増して。
濃密な冬の大気のなか露天に沈み込むくつろぎといったら。
とうとうと湯をたたえる大浴場は３つ。
ひのき香る吉の湯や桃源郷を思わせる福の湯に朝夕身を委ねれば名高き歌人の心地すら
美食と名湯に加え建築も大きな魅力。
戦後造られた別館は昭和期の関西を代表する伝説の建築家が手がけた名建築。
モダンな構造の細部に創意に満ちた和の匠技が光ります。
建築家平田雅哉は幾多の名料亭名旅館を生んだ数寄屋建築の巨匠。
大工から身を起こし平田棟梁と呼ばれ慕われた生涯は名優
特別室観月の間は贅を凝らした材と技でモダン数寄屋とも言うべき平田の代表作。
部屋からの眺めも一幅の山水画。
山走る風水染める紅葉もまた美しく心に響くものの哀れ。
しぐれる雨は更によし。
ここぞとばかりに露天風呂。
信楽の大壺にザブン。
さすれば浮世ははるか彼方。
一代の名匠平田棟梁。
館内には彼がのこしたお宝も
うわっすごい。
あちらの奥が城崎の歴史。
こちらが平田の…。
白菜白菜。
えっすごいですね。
これは何で出来てるんですか？これは木で出来てますね。
木？全部木ですか？ええ。
すごい。
趣味でお家で彫ってらっしゃった。
お野菜もすごいですが…。
これすごいですよね。
食べられそうだもん。
ほんとにそうです。
え〜リアル。
ねっいい匂いしそうですもんね。
すごい。
ふ〜ん食べられそう。
魚も野菜も極上の但馬。
しかし今夜のディナーは格別です
冬の味覚の王者松葉ガニ料理で名高い西村屋。
世界のグルメを誘う冬場厨房は戦場に
多くの料理人を束ねる鬼の指揮官が…
松葉ガニ料理の達人中の達人。
高橋総料理長が生み出す
今宵は
さあ思わず喉が鳴るディナーの始まりです
うん！あぁ美味しい。
さあどうしましょうかね。
こんなにカニ…。
そうですね。
はいいい感じ。
できた！きれい。
きれい〜。
新鮮な活きガニならではの刺身。
あまりの美味しさに思わず黙りこくってもう一本
カニってこんな味なんですね。
っていうくらい美味しい。
生のミソをポン酢だけで召し上がっていただいて。
あぁすごい。
わぁ。
濃厚。
美味しい。
ん！
そしてお待ちかね茹でガニです
脚長くないですか？長いですね。
えっ。
カニのような？え〜。
カニの脚長いのは地元では別嬪さんいうんです。
これ別嬪さん？きれい。
別嬪さんのつややかな美脚最高です。
一本食べればまた一本。
カニを食べると静かになると言われるのはこの美味しさゆえだったのですね。
そして更に…
オスガニのこっち側の…。
ここの中のミソが美味しいんです。
わ〜。
ちょっとこう入れていただいて。
美味しい。
これ美味しい。
ミソがあるとよりいっそう。
なんかカニになりそうなくらいカニ食べてるかも美味しい。
続いては焼きガニです
では焼きガニのまずは甲羅ミソから食べていただきますね。
こちらが…。
いい感じに焼けてると。
ブクブクなってきた。
いい感じになってまいりました。
これもう調理は味はつけておりません。
カニの…。
ぼちぼち出来上がりました。
サラッサラですね。
うわ美味しい。
うわ〜これ美味しい。
起き上がるって？
あっ。
ほんとになりましたねポコって。
お〜。
ちょうど。
いい感じの…。
あっ。
熱い。
お〜。
あぁすごい。
美味しそう。
うん美味しい。
甘みが…。
ね全然違いますね。
お刺身と。
あっ甘い。
入れちゃっていいですか？そうですね入れて混ぜて一緒に召し上がって。
あっ。
うん。
やっぱり
さぁ大トリは鍋です
じゃあこれをはい結構ですいけます。
花が咲いた感じです。
うん！ほんのり…。
あ〜。
甘さと。
ツルンって感じ。
美味しい。
いや〜早く食べたくなっちゃう。
今日はカニです。
うん美味しい。
いったん入れていただいて全部。
あっ一気に赤くなる。
そうですあいい感じです。
うん細かい繊維が美味しい。
プチプチ感。
プチプチ感ありますね。
もういい？気持いいくらいスルって。
さっきと違う感じ。
う〜ん。
美味しい。
ここは食べないんですね。
食べられるんですけどまあ美味しいとこだけ召し上がって。
極上のカニ料理に舌鼓の松下さん。
本場の旬の味わいを堪能したあとは…
町は夜の外湯めぐりが始まったばかり。
手ぬぐい下げて下駄を鳴らして。
親しい方とご一緒に
柳が揺れる城崎の夜の川辺の美しさといったら。
昔晶子は詠みました
美食に名湯体も心も日常から解き放ちすれ違う人皆湯の香に華やいで
今朝は雨。
しかし時雨の中の外湯めぐりも乙なものです
松下さんは本日はどちらへ？
はい城崎から円山川をちょっと遡って歴史ある城下町を訪ねたいと思います。
そこで名物の美味しいもの巡りができるそうですから
ということはあっ
ちなみにこの円山川航空史上歴史的な場所。
山陰で初めて水上飛行機が定期就航したそうです。
空の旅の歴史を映す穏やかな流れです
但馬の小京都と呼ばれる町出石にやってきました。
突然ですが…
江戸時代
ちょっと簡単？
では正解の前にぜひ寄っていただきたい場所をご案内しましょう
入れるの？
こちら…
こんにちは。
あっどうもいらっしゃいませ。
すみません突然来ちゃいましたみたいな感じ…。
ごめんなさい。
どうぞお寒いでしょうから中へどうぞお入りください。
すみませんおじゃまします。
わぁすごい。
はい歌舞伎小屋で１１５年前。
明治３４年という。
カーテンを開けるとガラッと…。
あぁすごいすごいあぁすごい！ここはですね…趣味で建てられた…。
これ趣味ですか？そうなんですよ。
もう好きで好きで好きすぎてですね自分の一座作っちゃうんですよ。
それに飽き足らずに息子さんに「よっしゃ俺の常設小屋庭先に作っちゃうぞ」って言って出来たのがこれです。
映画館の時は畳のとこは全部壊されて木のベンチ。
おざぶじゃしんどい。
確かに。
日本中の芝居小屋が映画館になるときに壊すのが花道と舞台です。
でもここの人やっぱ役者やったんで…。
「これは役者の命やで」と。
いや残してくれてありがとう。
サササササッ。
しかし小幡家が管理保存につとめていたため再建の機運が高まった２００８年。
館は見事に復原され再び舞台の幕が上がりました
うん。
お〜っ。
わ〜すごい。
３５０人ちょうど。
いい感じの…安心するサイズですね。
ライブホールのような…。
そうですね。
このあとリハーサルが入ります。
宝塚の…。
宝塚？この後ろ。
はい。
舞台のセットみたいになってるんですけどこちらが楽屋なんです。
えっ…。
これ楽屋なんですか？そうなんです。
こんな感じで…。
あっ…。
こういう感じ見ますよね。
衣装と道具だらけ…。
舞台の見せ場回り舞台も当時の技術をそのまま活かしています
へぇ〜。
奈落の底へ。
ほんとに奈落っぽい。
石があって…うわっ。
石垣が。
初めて見る。
これを回すタイミングは上の声。
役者の…。
それだけだ。
この台詞言った。
回す。
お〜すごい。
か…こういった音ですね。
そっか。
２階席には特別なお客様が
だいたいここは通の人が…。
役者のあら探しをしたり評価したりするとこなんで。
関係者席みたいな。
そうそう。
だから大向ううならせたら一丁前の役者といわれます。
では大向うをうならせた愛之助さんの舞台から一節拝借
よっ松下屋！
では名物の美味しいもの巡りといきましょう
出石の町をぶらつけばすぐにわかります
あ〜いい匂い。
城下町にはなんと５０軒ものそば屋さんが
江戸時代のお国替えから信州そばがこの地に根づき名物になったのです
こんにちは。
え〜！「え〜！」って。
（２人）いらっしゃいませ。
おそば食べにきました。
（２人）ありがとうございます。
ぜひすだちそばを食べたいんですけどいいですか？はい。
やった〜。
ほんとにおいしそうだった。
ありがとうございます。
出石そばは…
皮ごと丸挽きしたそばは黒く野趣溢れる香り。
そこへかつおと昆布ダシの冷たいつゆ。
すだち２個分のスライス。
さわやかな１杯の出来上がりです
はいお待たせしました。
ありがとうございます。
すだちそばです。
あ〜きれい。
お好みで七味をどうぞ。
はいありがとうございます。
いただきます。
うん美味しい。
美味しい。
鴨…。
何？鴨汁そば…寒いのであったかいおそばも。
すごい…おダシのいい匂い。
うん美味しい。
そば団子。
あったかい美味しい。
湯がきたてなんです。
おダシとか…ふ〜ん。
お次は「ミシュランガイド」でも高評価の人気店。
良質な料理を手ごろな価格で提供する証しビブグルマン獲得のそばってだって消化いいから…。
目安はどれくらいですかね？そんないけますか？お待たせいたしました。
ほら１０皿って多いよやっぱり。
食べてみたら意外と…。
いけちゃうんですかねツルッて。
食べ方はわかりますか？さっきこれ読んじゃいました。
「お好きなように」って…。
どうするどうする？
まずネギだけ
さすがミシュラン。
納得のおいしさ
大根おろしとネギと…。
全然いけますよ。
力強いお言葉…
「まだいける」ほんとだこれだ。
ひと味変えてまたひと皿…
ツルッていく感じがねこのおそばにはね…。
お〜そうですか。
まだまだいけそうですね。
ではお皿のかけ声に合わせて存分に
いけるいけるまだいける。
じゃあいこうじゃないか。
「ばんばんついか」って姫ご乱心。
あれれ女将さんすばやく１０皿追加です。
これで２０皿。
姫立派な皿そば通でござる
次は？
勢いがついてきました。
地元の方おすすめのお店がこの先にあるそうですよ
行っちゃおう。
行くんですね。
静かな裏通りに建つ一見民家のようなお店です
皿そば協同組合っていうのがあるんですね。
すみません。
いらっしゃいませ。
ここでいいですか？はい。
あ〜あったかい。
寒いので…。
え〜どうする？
さて３軒目のメニュー選択は何？
お家みたいね〜。
厨房で一心にそばを作るのは若い女将さんと幼なじみで結ばれた旦那様。
やはり奈緒姫ここはアツアツの１杯を選択のもようです
山かけそばです。
ありがとうございます。
滋味深い地元のとろろたっぷりのあ〜いい感じよ。
黄身が…。
とかしちゃおう。
あ〜美味しい。
やっぱ寒い日にはあったかいのかな。
そうなんです。
もともとほんとに昔ながらの出石の町屋の空き家になってまして。
ずっと気になってまして…。
５年前に店を開くってことになったときにここを使いたいって。
山かけと囲炉裏で温まって。
やっぱり冷たいのも…ですよね
擦ったものも添えてます…。
よかったら擦っていただいてお使いくださいませ。
地物の本わさびは辛くなくたくさんのせたくなるとか。
皿に直接薬味とつゆを入れいただくのは地元流。
毎回味わいが明確です
美味しいわ。
最後は卵とつゆのみ。
卵のコクと甘みつゆの香りとのハーモニーを味わって
全然変わる！いいねこれ１つで５回くらい楽しめるんですよ。
すてきな人々との出会いで心も温まるそば巡りでした。
実はさっき気になった工芸のお店がありました
自分でアポ取りするのね。
こんにちはあっすみません。
テレビ番組なんですけど一瞬カメラおじゃましても大丈夫ですか？はい大丈夫です。
全然ＯＫ！あっさりＯＫ。
柳行李っていうのは編み方が特徴あるんですか？いらっしゃいませ。
柳行李は家具とかとは違ってですね…。
中腰？麻糸をね…こんな感じ。
大変…。
ちょうどねこれ真ん中…。
あ〜中心がってことですよね。
そうですそうです。
それが結局は湿気の調整をするとこ。
だからお着物とか入れても…。
そうですそうです。
湿気がきたら膨らんで湿気を入れない。
あっこの部分だ。
すごい。
どうぞ触ってください。
かわいい！ピクニック！軽い！これ名前がこの辺りみんな修理ですわこれ。
でも色が…ゆくゆくああなるんですね。
百年くらい…。
百年！？百年持つということですね。
かわいい。
軽い…え〜。
この網目模様が鎧編み。
ほとんど透き間がないくらい。
そうですね。
あっかわいい！ほらちゃんと敷いてある。
そんなに？じゃあほんとに大々的にやられてたんですね。
そうです。
すごく大きな産業で。
今は？もう専業でしてるのうち一軒だけなんです。
ええ！？ほんとに？そうなんですね。
かわいいね。
あの色になったらすごい味があっていい。
伝統の技を進化させ新たな世界を切り開く人たち
これ買えるんだカバンの自販機。
エコバッグみたいなのから。
へぇ〜。
初めて見たカバンの自販機。
２７の商店が軒を連ねさまざまなカバンの販売を行っています
かわいいねこれ。
これ…あれ？郵便受けだ。
この店にはあのお方が愛用のバッグがあるのだとか
これの色違いじゃない？さっきの白いの。
そうそう…これ！これこれ！このバッグこう持ったとき後ろ平べったいの。
それがいいよね。
当たらないっていう。
革新的デザインを生み出した本人登場です
あそこの壁にいた人じゃない？これね片手で開閉ができるんですよ。
これで開いちゃう。
なるほど。
あ〜荷物多いわって言っても。
ほら開く。
由利佳一郎さんは世界最高峰のデザイン賞を数々受賞した注目のデザイナー。
伝統工芸ともコラボし世界に発信し続けています。
由利さん自信の新作アイテムは？
あのねもし…もしよろしかったらなんですけど…。
あっ！ダース・ベイダー！これねルーカス認定はもらってるんで。
直接やり取りしました。
直接やり取りしました？「ターンターンターンタンタターンタンタターン」かわいいんじゃない？これ。
ええ！これスワロフスキーなの？ほんとだ！だってすごい。
でめがねサングラスが…。
ここ自分の好きなめがねつけられるようになってるってこと…。
見えるでしょ？これ。
見える見える。
ちゃんと見える。
見ましたよね？ロック…ブリティッシュロックで…。
レザーを中心に高品質素材で作られる豊岡カバン。
そのさまざまな形に触れられる場所として誕生したのが
カバン作りの専門校も併設し物作りによる街作りの活動で…
最初からまっすぐ縫えるもんなんですか？最初は縫う練習ばっかりやってました。
いろんな縫い方の練習。
すごい真剣…すごい出てきた！いろんな種類の…。
握手していただいていいですか？はい。
頑張ってください。
すごいきれい。
お隣にはカバンの町ならではのお店も
あっすご〜い。
リペアのお店なんですね。
そうですねカバンのクリーニングとかお直しのほうをさせていただいております。
そのエプロンが何年も何十年も…。
いえいえこれでだいたい…。
ウソ！ほんと？もうこのちょっとのことですごい新しくなった感じがする。
革屋さんがやっぱりいちばんこの革を大事に作られましたその工程を辿れるようにやはり改めて同じ…。
ほんとにこれ大事にしようと思われないかぎり…。
そうですねうん。
ねっ仕事ありませんから。
お客様が大事にされるっていう想いを持って…。
お店には修理を待つカバンがずらり。
一つひとつ思い出が詰まったカバンを鮮やかによみがえらせてお客様に届ける。
豊岡のアルチザン魂すてきです。
豊岡では一度は絶滅した幻の鳥もよみがえりました
初めてですか？はい初めてです。
コウノトリ見るのも初めて？初めて。
あっいっぱいいる！いっぱいいますね。
みんな止まってる。
こういう感じでいるんですね。
結構放し飼い的な。
ここはねいつ来てもコウノトリを皆さんに見ていただくように飼育のコウノトリをここで見ていただけるように…。
ただしここの飼育のコウノトリは…。
この外には出て行けないんですよ。
４５年前農薬の増加や生息地の減少で絶滅したコウノトリ。
その最後の１羽がいた豊岡で人工繁殖が成功し復活が始まりました
この中には実は９羽の飼育のコウノトリしか入ってないはずなんですけども今は何羽います？明らかに９羽以上いますよね。
ってことはそうです。
これから３時にかけてたくさんのコウノトリが…。
あっあっ。
豊岡市では町ぐるみでコウノトリが住める環境作りを徹底。
冬の間も田に水を張り餌のドジョウなどを確保して全国で初めてコウノトリが舞う空を取り戻したのです
指みたいだよね先が。
すごい黒と白のコントラストがきれい。
今では飼育野生を合わせ１００羽以上のコウノトリが生息。
新たな命をはぐくんでいます
半世紀にわたりコウノトリとの共存を目指し活動してきた豊岡の皆さん。
優雅に舞うコウノトリは豊岡の環境のすばらしさの象徴となっています
健やかな豊岡の大地と日本海がもたらす豊かな恵み。
その圧倒的な魅力を味わえる話題のレストランが城崎にあります。
月を招く庭招月庭。
ではレストランが開く時間まで月でも待ってくつろぎますか
ここでは雨もまた絶景。
森の大気を浴びる貸切風呂です
５万坪の広大な庭園を望む露天風呂は３つ。
雨の歌を聴きながらじんわり適温の岩盤浴でうたた寝。
山陰の風雅極まる癒やしのひとときです
くったりほどけた体はエキゾチックな情緒あふれるバリスタイルのリラクゼーションに預けて。
月にものぼる夢心地のあとは新鮮な感動で五感が目覚める但馬の魂のディナーにお連れしましょう
Ｒｉｃｃａは但馬の名物素材を新鮮なスタイルで味わえる話題のレストラン。
メーン食材はこちら
これ？いいねこれ。
松下さん谷垣シェフとは初対面ですが。
何なに？
予約はＯＫのようです。
では但馬牛熟成肉を分厚いステーキで部位食べ比べです
Ｒｉｃｃａ谷垣シェフは地元食材の魅力を新たなスタイルで再構築。
前菜から圧倒です
セコちゃんですよ。
なんか意外でしたね。
こういうやっぱおしゃれな感じ。
きれいにむいてもらえると。
美味しい。
つめ。
ふわふわ。
カルパッチョ。
オリーヴ・オイルがかかってる。
新しい。
ほらこれすごい。
いや〜ほんとに美味しい。
クレープだ。
ガレットだ！えっおしゃれ。
城崎じゃないですか？これ。
海もあるしカニもいるし。
日本語が聞こえてくるノルマンディーです。
うわ〜すごいいい香り。
美味しそう。
美味しい。
しっとりしてるなんか。
純度１００％って感じ。
このコンソメスープに…。
そしてハイライトはいよいよ但馬牛。
２ヶ月熟成させた極上但馬牛の２つの部位を炭火で絶妙にあぶり焼きします
赤身のウチモモマルシンと脂が乗ったリブロースハネシタ登場です
失礼いたします。
さあいよいよ夢の熟成肉食べ比べです
いただきます。
やわらかい！食べたいでしょ？
食べたいですすべて投げ打ってそこへ飛んでいきたいです
美味しい。
ありがとうございます。
そうか。
やっぱりだからおいしさが。
続いて美味しい。
どちらがお好みですか？こっち。
ほんとですか？美味しい。
ほんとですかありがとうございます。
そうですね。
すごい失敗していろいろ大変だった。
そういうのを聞いてこれを食べるとまた違うかもしれない。
今回の旅空ではたくさんのおいしさとすてきな笑顔に出会いました。
日本に旅の力を。
無二の魅力を持つ土地へ次もご一緒に。
すばらしい日本を探しに出かけましょう
2016/01/09(土) 16:00〜17:15
テレビ大阪１
松下奈緒の美味しい旅空！山陰但馬＆城崎温泉[字]
松下奈緒がコウノトリ但馬空港から歴史ある名湯・城崎温泉とその周辺を巡って、松葉ガニや但馬牛など山陰の特別な魅力を味わい尽くします。
詳細情報
出演者
松下奈緒
番組内容
女優松下奈緒が案内する大人の旅番組。兵庫県北部のコウノトリ但馬空港を振り出しに歴史と文学の薫り高い名湯城崎温泉とその周辺を巡り、山陰の冬の味の王者松葉ガニや特産の但馬牛、ミシュランにも紹介の名物、出石そばを味わい尽くす。柳行李から始まった特産品カバン、一度は絶滅したコウノトリの復活物語も紹介。
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
趣味／教育 – 旅・釣り・アウトドア
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