今週は何かいい事ありましたか?私ね思うんですよ。
今日の舞台は大分県豊後高田市。
移住したい田舎はどこ?という調査で上位に名前があがる人気の移住先です。
のどかでいいところですねえ。
今日の主人公も田舎暮らしに憧れて1年前大阪から豊後高田市に移住してきました。
ご紹介しましょうね。
中原重利さん69歳と妻の久美子さん65歳です。
それはキャベツにこれは白菜ですね。
白ネギとか大根もありますし。
いやあ立派な野菜が育ちましたね。
田舎暮らし初心者と思えませんよ。
よう出来てます。
ねえ。
こちらはネギですね。
よいしょ。
素人ですけど。
いやあよく育ってますよ。
移住前から家庭菜園とか何かなさってたんですか?一切した事ないです。
ええ〜?初めての経験です。
ここ来てまだわずかですけどね。
立派なのが出来ました。
うん。
大分県豊後高田市は日本有数の白ネギの産地として知られています。
ご夫婦のご自宅は畑の向こう側。
こちらの空き家を借りました。
夫婦2人にちょうどいい2部屋の平屋。
これで家賃はなんと1万円だそうです。
ずーっと住んでもらっていいと大家さんに言われたので許可を得て水回りをリフォームしました。
一応シャワー室ですね。
シャワー室を作りトイレを水洗にそしてキッチンも新しくしたんです。
おお〜快適になりますね。
でかかった費用はどのくらい?なんぼやったかね?ちょっと家内に聞いてみないと…。
おお!水回りだけですので。
ああそうなんだ。
あっ久美子さんりんごをむいてくださるんですね。
すいません気を使わせて。
ご夫婦のと私のと…あれっ桃ちゃんのはないですか?西田さん。
はい。
りんごは3人のお孫さんの分ですよ。
ええ?ああ本当だ。
ああ来た来た。
いやあお孫さんたちが元気だ。
エヘヘヘ。
娘さんご夫婦の子供たちです。
みんな一緒に移住してきたんです。
ええ〜!?呉崎小学校の5年生の土居ひなたです。
3年生の土居光一郎です。
よろしくお願いします。
お願いします。
呉崎小学校の1年の土居ヒカルです。
はいよろしくお願いします。
でみんなはどこに住んでるんですか?向こう。
離れ!母屋。
えっ?離れまたは母屋ですね。
どうぞこちらへ。
ああご丁寧にどうも。
あっ大きさからするとこっちが母屋じゃないですか?そうなんです。
ねえ。
ご夫婦が離れ娘さん夫婦とお孫さんたちが母屋で暮らしています。
はあはあなるほど。
お邪魔しまーす。
まずは子供部屋ね。
ありがとう。
この2人の部屋です。
ああ広いじゃないの。
次はひなたの部屋です。
アハッ…お姉ちゃんの部屋だ。
ねえ。
お姉ちゃんのひなたちゃんは1人部屋なんだねえ。
エヘヘ。
母屋も賃貸ですが長く住む事を前提に家全体をしっかりリフォームしました。
ああそうなんだ。
でお父さんとお母さんは?お店をやっています。
あら。
市内で総菜のお店を始めたんです。
そんな家族7人が暮らす母屋と離れの家賃は?考えられませんね都会では。
お値ゴロニャーン!と猫も言ってます。
大阪市出身の重利さんは28歳で金属加工の工場を立ち上げ大分県出身の久美子さんと結婚。
大阪で3人の娘さんを育てます。
アウトドア好きだった重利さん。
夏休みは家族でキャンプへ出掛けました。
やっぱり外で遊ぶのが好きなんですわ。
(久美子さん)お家の中で金型の仕事やってたのでね余計こう…お休みの時は外へ出たいっていう…。
50代になり仕事にも余裕が出てくるとテレビや雑誌でみかける田舎の風景や暮らしに憧れるようになりました。
のんびり暮らしたいなあと。
あとまあちょっと畑があったりとか同じような感じで。
実際はそうはいきません。
そんな時三女ひとみさんが一緒に田舎暮らしをしようと言い出したんです。
一緒に行こうって言って最初からねはい。
今までの憧れがねそこで出てきたんですわね。
決心がこうついたわけです。
憧れが現実の目標になりました。
人気の移住地と聞いた豊後高田市へ何度も家族で下見に訪れたんです。
そしてみんなの心が固まっていきました。
夫婦が2人が行きたいとかね娘夫婦が行きたいとかねやっぱり全員が同じ考えでなかったらね。
2014年7月重利さんは長年続けてきた工場を閉めました。
そして現在の家を空き家バンクで見つけて地元の大工さんにリフォームをお願いしたんです。
まずは夏休みに娘のひとみさん一家が移住。
その後中原さんご夫婦も離れに移り住み念願の田舎暮らしが始まりました。
というわけで本日は母屋と離れをセットで賃貸娘の家族も一緒に移住したご夫婦のお話です。
家族7人冬物語。
にぎやかで楽しい田舎暮らしです!今日の舞台は大分県豊後高田市です。
美しい干潟。
ここで潮が引くと始まるのがマテガイの漁です。
マテガイが隠れていそうな穴に塩を入れると…。
もうマテガイ!と飛び出してきますほら。
西田さん待てないわけではなく塩にびっくりして出てくるらしいですよ。
ああそうなんですかへえ〜。
いやそれにしてもうまそうですね。
酒飲みたい!やっぱりもうマテガイ!ってね。
朝6時半。
家族7人の1日が始まります。
離れの台所では久美子さんが朝ご飯の支度。
重利さんはゆっくり朝刊に目を通します。
一方母屋の三女ひとみさんの家族は朝の慌ただしい時間を迎えています。
(ひとみさん)ひーちゃん急いで!着替えてんの?はいこちらがひとみさんです。
家族の顔を見ながら支度が出来るようにカウンター形式にリフォームしました。
ああいいですね。
みんなで一斉に朝ご飯です。
いただきます。
(3人)いただきます。
夫の慶一郎さんです。
あらっでもひとみさんの席ないじゃん。
あっそこ?はい。
ここが定位置です。
うん?あれ終わってるの?宿題は歌の練習なんですが…今からやります!今から?ええ?「にじがにじが空にかかって」「きっと明日はいい天気」
(慶一郎さん)はい素晴らしい。
アハハハハいいねえ。
はいはいはい遅刻しないようにね〜。
(ヒカルくん)いってきまーす。
(光一郎くん)いってきまーす。
(重利さん)はいいってらっしゃい。
そしてジイジとバアバにも見送られて…今日も元気にいってらっしゃーい!母屋と離れだけでなくもう1つ3万円の家賃に含まれている建物があります。
ええ〜?ここはまあ倉庫兼…作業場。
ええ〜こんな広いスペースが自由に使えるんですか?うらやましいなあ。
重利さんは金属加工の工場で使っていた工具類を持ち込みました。
農機具の修理などここでやっています。
なるほど。
さびを取ってちょっと刃を磨いたぐらいですね。
今日はご近所の農家さんに頼まれた鎌を磨きました。
小屋を抜ければすぐにご夫婦が借りている畑に出ます。
(重利さん)宇野さん!これ置いとくわね倉庫に。
畑の師匠宇野スミ子さんです。
お世話になってます。
畑のやり方を一から教えてもらいました。
野菜ってね教えてもよく出来ない時もあるしね。
難しいですよ。
今日は宇野さんに教わりながらブロッコリーの苗を植えます。
別の畑で育てた苗を耕したばかりの畑に丁寧に植え替えていきます。
手間はかかりますが植え替える事で根がしっかりはるんだそうです。
(宇野さん)肥料やらないと大きくならないからね。
だいぶねちょっと私のような色になってきたけど来た時はもうすごくもうきれいで真っ白で。
(重利さん)そのうち宇野さんみたいな顔になっていきます。
日焼けした健康的な顔。
この土地にしっかり根をはった証しです。
豊後高田市には昭和30年代の町並みを再現した「昭和の町」があります。
いやいいですねえ。
ほっとしますね。
この懐かしい町の一角に三女のひとみさん夫婦が始めた総菜屋さんがあるんです。
(久美子さん)おはようございます。
お野菜持ってきました。
(ひとみさん)ありがとありがと。
(久美子さん)レタスと大根とね。
これカボス。
宇野さんくれはったの。
ああ本当。
少しでもお店の手助けになればと畑で収穫した野菜を差し入れてるんです。
ひとみさんご夫婦が営んでいるのは鶏のからあげがメインのお総菜屋さんからあげ壱気。
元々この場所にあった人気のからあげ屋さんを引き継ぎました。
からあげのタレの作り方などレシピを1カ月必死に覚え去年の3月にリニューアルオープンしたんです。
ああ〜うまそうだなあ〜。
お待たせしました。
ありがとうございます。
(ひとみさん)ありがとうございます。
皮がパリパリで最近はもうここが多いです。
豊後高田市にはからあげのお店がたくさんあって地元の人はそれぞれお気に入りの味があるんです。
はあそうなんですね。
いやあお弁当もこれまたうまそうですね。
はい。
差し入れてもらった野菜はお弁当に使っています。
なるほど。
おはようございます。
おはようございます。
塩ダレを作ってきてみたんよ。
(久美子さん)ありがとうございます。
こちらはこのお店を引き継ぐ時間を取り持ってくれた飲食店のご主人小辻研二さんです。
今日は塩ダレを作って持って来てくれました。
(小辻さん)研究中なんですよ。
手羽先の塩が食べたいっていう人が多いからね。
なんかまろやかな効き方ですね。
(小辻さん)今これで2週間ぐらい寝かせたけん。
地元で長年飲食店を営む小辻さんは若い2人にとっての師匠です。
本当お世話になってます。
西田さん。
はいはい。
夜は母屋でにぎやかな晩ご飯です。
おお!いいですねえ。
ひとみさんと久美子さんが親子で腕をふるいます。
ああうまそうだ。
アハハ。
今夜は自分たちで育てた野菜を中心に海の幸マテガイや山の幸シイタケが並びました。
メインは特産のネギを使ったグラタンです。
ああ〜とろりとしたネギがたまりません。
さあいただきましょう!いただきます!
(一同)いただきます!いただきま〜す!大勢で囲む食卓これ最高じゃないですか!ねえみんなもりもり食べてね。
うまい!マテガイ美味しい。
(慶一郎さん)美味しい。
(ひとみさん)美味しい?ねえひとみさん3人の育ち盛りの子供たちがいて田舎暮らしいやあ思い切りましたね。
小さい頃から両親がキャンプ連れてってくれたりしてたので自然が豊かなところで暮らすっていうのは私も夢でした。
ああ〜そうなんだ。
夫の慶一郎さんはどうです?何十年後先とかそういうつもりではいたんですけどいつになるのかと。
そう言われたからじゃあ来年行く?みたいな感じになったから。
何年何月って決めないとそれは実行出来ないと思うので。
なるほどね。
確かにそうだ。
ねえみんなは引っ越すよって聞いた時どう思いました?え…びっくりした。
びっくりした?びっくりした。
こっちでもいっぱい友達できたから…。
学校も慣れたし友達も増えたのでよかった。
楽しいは楽しい。
そっか〜楽しいか〜。
ジイジもバアバも楽しいって顔に書いてあります。
豊後高田市には移住を考える人たちを支援する短期間滞在型の借家エコハウスがあります。
実はお二人も利用しました。
じゃあお邪魔します。
おお〜!すてきな家ですね。
移住する時リフォームが予定より遅れてしまったため完成までこの家を借りていたんです。
(重利さん)こっちで夫婦で寝て向こうの部屋は娘夫婦5人ね。
7人で住んだのは初めての体験ですけど。
中原さん一家にとっては新たなスタートを切った思い出深い家です。
最近使われていない事を知り風通しと掃除を買って出ました。
(ノック)はい。
(重利さん)はい。
ああこんにちは。
(重利さん)どうも。
(江口さん)元気でっか?現れたのは江口威さん。
この家のすぐ近くにお住まいです。
僕も出身が大阪なんで…。
久しぶりに大阪弁を聞いたなと思って…。
ここに住んでる時ねしょっちゅう来てくれたんです。
そうです。
どないや言うてね。
(江口さん)僕が区長やってましてね。
ここの親分ですわ。
アハハハハ。
不安な気持ちを元気な大阪弁で吹き飛ばしてくれたんですね。
江口さんは豊後高田で出会った最初の恩人です。
今日の舞台豊後高田市は温泉も豊富。
市内には6カ所の源泉がありくにさき六郷温泉と呼ばれています。
さすが温泉県大分。
近所に温泉があるなんて本当うらやましいですね。
でどうやらご夫婦も温泉に入りにやって来たようですが…。
鍵持ってるんだ。
どういう事ですか?これ。
温泉のね管理の仕事です。
ああ。
毎日温泉に入れる。
(2人)アハハハハ。
半年前市が温泉の管理者を募集。
ご夫婦は願ってもないチャンスとアルバイトをする事にしたんです。
このコックをね回すだけなんです。
こうしたらもうお風呂の方にお湯がいきます。
へえ〜。
おお!出てきた出てきた!オープン2時間前に栓を開け湯船に温泉を溜めていきます。
お湯が溜まるまで洗い場を磨きあげますよ。
ねえ。
これ結構いい運動になります。
そして受付では帳簿の整理ですね。
準備を整えます。
おお湯船が満タンになりました。
間もなくオープンですね。
こんにちは。
こんにちはいらっしゃいませ。
毎日とは言わんけどね1日おきは…。
舐めたらしょっぱいけどベトつきはないです。
ごゆっくり。
はいどうぞごゆっくり。
こんにちは。
(重利さん)いらっしゃいませ。
お客様は顔見知りばかり。
こちらは横浜から移住してきた隈田さんです。
あっどうもありがとうございました。
ご主人そちらにいますのでどうぞ。
ねえねえ隈田さん3人の孫も一緒に田舎暮らし出来るなんてちょっとうらやましいと思わないですか?うらやましいですよ。
そりゃあもううらやましいですね。
やっぱり心強いですね。
やっぱり大勢いてたらね。
うらやましがられるっていうのも嬉しい事ですね。
一段落するとお楽しみの時間です。
ああ〜つかってますつかってます。
役得ですよね。
はい。
久美子さんと交代で楽しむんです。
いいですね。
この仕事してて最高です。
それも無料で入れて。
感ムリョウ!ハハハハッ!雨の日畑仕事はお休みです。
冬支度に精を出します。
みんなで薪割りです。
大変な仕事なんですがこれもまた田舎暮らしの醍醐味ですね。
あっひとみさんも参加です。
丸太を調達してくれたのはご近所の野間さんです。
もうなんぼでもあるから…どうぞって…。
おおっ!おお〜慶一郎さんやるじゃん!はいお次はひとみさんですよ〜。
おお〜!ひとみさんもまた豪快だ!おお!いつもお父さんやってたんで去年はね。
今年は私と主人ですけど。
(ひとみさん)やった〜。
いやいや大勢集まれば薪割りもあっという間。
ねえ。
この日運んできた分はもう終わっちゃいました。
さあ一息入れましょう!お昼は久美子さんの手料理です。
おお。
おにぎりに粕汁。
あたたまりますよ。
(一同)いただきます。
薪割りに畑に孫の世話。
重利さん久美子さん。
やる事いっぱいあって楽しいですね。
こっち来た方が忙しいような感じしますね。
はい楽しんでます。
いやそうでしょうそうでしょう。
皆さんいい顔なさってますよ。
いつかは田舎暮らしがしたい。
そう願っていても一歩を踏み出すのは簡単ではありません。
重利さんもおっしゃってましたね。
「憧れてはいたけれど勇気がなかった」。
本音だと思います。
そんな時背中を押してくれたのは娘のひとみさんとその家族でした。
ご夫婦2人の夢が家族7人のみんなの夢になりそして現実となりました。
重利さん久美子さんこれからも家族という大きな財産を力に多いに田舎暮らし楽しんでください。
そして家族7人のあったかい物語を紡いでいってくださいね!応援してまーす!はい楽園通信です。
桃ちゃん温泉入ってからあげ食べたいね〜。
お任せください。
ねえ。
豊後高田市には個性豊かな温泉が6カ所もあります。
中原さんご夫婦が働く海門温泉もその1つです。
さすが温泉県大分ですね。
そしてからあげならひとみさんご夫婦が営むからあげ壱気へ。
ジューシーでうまみがたっぷり。
皮から手作りしている大阪仕込みのオリジナル豚まんも大人気です。
おおっ豚まんもくださ〜い!次回は三重県伊賀市が舞台。
趣味のミニチュア作りを楽しむお母さんのお話です。
懐かしい昭和の世界が広がります。
(草野)
静岡県三島市の冬の風物詩といえば…
2016/01/09(土) 18:00〜18:30
ABCテレビ1
人生の楽園[字]
【大家族のにぎやか田舎暮らし】 大分県豊後高田市に娘の家族5人と移住し、格安の中古住宅を借りて田舎暮らしを満喫する60代の夫婦を紹介。農業や温泉を楽しんでいる。
詳細情報
◇番組内容
豊かな自然と温泉に恵まれた大分県豊後高田市は、人気の移住地として知られる。孫3人と娘夫婦、総勢7人で大阪から移住した主人公夫婦は、自宅前の畑で特産の白ネギやダイコンなどの野菜作りや温泉を楽しんでいる。夫婦は家賃1万円の離れに住み、娘家族5人が家賃2万円の母屋で暮らす。豊後高田市には昭和30年代の街並みを再現した「昭和の町」があり、その一角で惣菜屋さんを始めた娘夫婦のため、育てた野菜を差し入れている。
◇出演者
【楽園の案内人】西田敏行、菊池桃子
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/
◇おしらせ2
この番組は、朝日放送の『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
福祉 – 高齢者
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