実況
第94回、全国高校サッカー選手権大会。
東京オリンピック世代の若者達が今大会を彩ってきました。
確固たる自信を持ってPKを蹴ってきたGK、最後の交代カードをケガのキャプテンに託した監督。
初出場から51年ごしで全国1勝を手にしたチームもありました。
埼玉スタジアム2002を舞台に行われる迎えた準決勝、第1試合。
前回大会の優勝校、連覇を目指す石川県代表、私立星稜高校と夏のインターハイを制し、夏冬二冠がかかる福岡県代表私立東福岡高校の対戦です。
全国4144校の頂点まであと2勝。
ファイナル進出へ。
前半の45分が始まりました。
放送の解説は元日本代表DF・都並敏史さんです。
よろしくお願いします。
前回の優勝校、冬の王者・星稜とインターハイ優勝、夏の王者東福岡高校の対戦。
選手権では初対戦となりました。
都並
そうらしいですね。
お互い強豪同士です。
初めてとは、ちょっと驚きでした。
実況
左から右に攻めるのが黄色と緑のユニホーム、石川県代表・星稜高校。
赤のユニホーム、福岡県代表・東福岡は前半は右から左に攻めて行きます。
星稜高校のキャプテン阿部雅志。
準々決勝では2得点です。
2015、U−17日本代表です。
左サイドでプレーします。
右サイドからの攻撃、東福岡。
ボールを奪ったのは星稜の8番・大橋。
ゲームメーカーの選手です。
右サイド突破を図る星稜。
3番の助田。
立ち上がり、この試合の見どころ、どのあたりにおいていらっしゃいますか?都並
両方強豪dえ素晴らしいパスワークと全員攻撃、全員守備を持っています。
個人で打開する力のある選手、星稜の7番キャプテン阿部。
東福岡は右サイドの11番三宅、個人の打開力をいかに生かし、相手をつぶすか。
実況
11番の三宅が倒れています。
ホイッスルが鳴っています。
中にカットインしてきましたね。
都並
三宅のカットインからのドリブル力。
超高校級レベルだと思います。
星稜が止めていけるのか。
実況
星稜の左と東福岡の右の攻防ですね。
ラインを割っています。
都並
お互いにしっかりとした組織的な守備力を持っています。
個人の打開力で来る攻撃にディフェンスがつぶされると、ディフェンスのラインが崩れてしまいます。
実況
今度は右サイド。
餅山に当てて逆サイドを狙った東福岡高校です。
もう一度、最終ラインへ。
きょうの気象状況です。
気温が9.6度。
湿度28パーセント。
北北西の風です。
真っ青な青空の埼玉スタジアム2002です。
本当にいいコンディションになりましたね。
都並
そうですね。
気温は少し低いですけど、条件は素晴らしいです。
選手達は気持ちよく戦えると思います。
実況
主審は荒木友輔さんです。
立ち上がり、4分を経過しています。
星稜高校のフリーキックです。
倒れているのが、8番の大橋です。
チームの心臓です。
精度の高いキックを持っていますね。
都並
キックもいいですし、状況判断、そしてドリブルで縦に進むスピード、落とし方、抜群です。
この選手が間を作ることによって、左サイドのキャプテン阿部が行きます。
実況
その大橋のフリーキックです。
星稜高校。
鋭いボール。
ファーサイドに流れていきます。
三宅がおさえます。
最終ラインから大きくクリアしていく東福岡高校です。
この準決勝は前後半45分ハーフで行われます。
延長戦はありません。
90分間戦って決着がつかない場合は即PK戦です。
交代は各チーム4人まで認められています。
まだ大会中に今、イエローカードを貰いますと、次のゲームに出場することができなくなります。
星稜高校にイエローカードをもらっている選手はいません。
東福岡高校は4人、1枚もらっている選手がいます。
2回戦でハットトリックを達成した餅山1トップ。
都並
そこにグラウンダーのパスを入れる。
この攻撃が非常に重要なので星稜のディフェンスは餅山に最初から激しく行っています。
実況
近年のFWらしい屈強なフィジカルを持っています。
都並
星稜の4番の岡田がマンツーマン気味でついていますね。
実況
カットイン、入ってきました。
かわしてシュート。
サイドネットか。
都並
三宅ね。
入ってきてシュートに入る時に左足でアウトサイド。
ちょっとだけ角度を変えた。
もう少しボールが大きく流れてしまうのが普通の選手。
これを30センチで止められる。
スピードがある時はなかなか止められないものです。
実況
自分のドリブルでアクセントをつけたいと話していました。
見事な突破の三宅です。
両チームのメンバーを紹介します。
まずは星稜高校です。
両サイドバックは50m5秒台という俊足です。
キャプテンは阿部です。
1トップは大倉です。
さぁ、左サイドから星稜高校・六田。
グラウンダーのボールはGK脇野が抑えています。
続いて、サブのメンバーです。
10番の窪田は石川県大会8ゴールの得点王です。
石川県大会得点王が控えにいる。
都並
河崎先生の采配、ポイント。
名将という感じがします。
実況
東福岡のフリーキックです。
餅山を狙って。
その前ではじき返していきます、岡田。
実況
餅山のポストプレーが持ち味となります。
伝統のサイド攻撃、東福岡のプレースタイルです。
都並
これだけのプレスを受けてもボールをつなげる東福岡。
やっぱり力がありますね。
実況
キャプテンの中村健人。
2回戦の餅山の3ゴール、いずれもアシストを記録しています。
実況
三宅に出た。
オフサイドはない。
シュート。
餅山のシュート。
都並
細かいところですけど、餅山に出した三宅のドリブル、ちょっとだけボールを触った後にスルーパスを出しています。
ディフェンダーにとっては読みにくいです。
実況
今大会ここまで3ゴールを挙げています。
都並
状況判断も素晴らしいですね。
実況
星稜高校の指揮を執るのは河崎護監督。
就任31年目。
前回、石川県に初の日本一をもたらした監督ですが、監督自身は大会直前の事故で入院。
病室で優勝の試合の瞬間を見届けました。
河崎監督にとっては初めての埼玉スタジアムでの式ということになります。
都並
我々も試合前に取材をしますが、今日のスタメンの予想。
右サイドに加藤がくるといっていたじゃないですか。
それなのに情報コントロールも入っています。
実況
ここは東福岡のフリーキック。
ゴール前の餅山。
184cm、ヘディングで押し返す。
ここはクリアします。
続いて東福岡のメンバーをご紹介します。
右側がGKです。
右サイドには立ち上がりから何度もチャンスを作っている三宅が入っています。
トップ下には藤川。
初スタメンです。
1トップは2回戦ハットトリックの餅山です。
東福岡高校のサブのメンバーです。
ここは左サイドからチャンスを作る東福岡。
しかし、クリアします星稜。
7番の毎熊はインターハイの優秀選手です。
実況
助田と六田が東福岡高校のサイドに対して、どこまで対応できるか。
自分達が非常に大事になってくると話していました。
都並
両選手ともスピードがありますね。
実況
前半1本目のコーナーキックです。
東福岡高校です。
キッカーは10番の中村。
中村は回転をかけるボール。
そして真っすぐ伸びてくるボールとキックは多彩です。
そして184センチの餅山がターゲットになってくるか。
ファーサイド、ヘディングシュート。
最後は13番の小田。
この小田は都並
背は、それほど高くないんだけれど、ジャンプ力があります。
高い選手にマークをつけておいて小田がという攻撃をつくっていますね。
ジャンプ力があるし、中村のキックもそこを狙ってきていました。
実況
コーナーキックを蹴ったのが10番の中村でした。
さぁ、サイドからの展開です。
東福岡高校ボールを奪う。
また星稜高校です。
中央にボールが出ました。
右サイドを使う。
根来。
助田が今度は中に入りますが、橋本がボールを奪い返しました。
都並
このパスに対しては非常に厳しくいっていますね。
実況
星稜高校がボールを回しています。
対する東福岡高校ですが、指揮を執るのは森重潤也監督、50歳です。
就任14年目。
インターハイでは今年度、大会2連覇を達成しています。
スローインです。
森重潤也監督も選手権の準決勝というのは今大会が初めてとなります。
さらにベンチには志波芳則総監督も控えています。
ベンチも層が厚いですね。
都並
経験の引き出しが間違いなく生きてきます。
レベルの高い大会になりますよね。
実況
志波総監督は森重監督も妥協を一切許さない、そこが私と似ていると話していました。
都並
素晴らしいチームですけど。
実況
両ベンチを呼んでみます。
まずは星稜高校です。
星稜ベンチ
今日、会場についた選手たち、みんな笑顔で帰ってきたなと話していました。
試合前のウオーミングアップもここまでで一番盛り上がっていました。
今日の試合について河崎監督は東福岡10番の中村選手を最も警戒しているということです。
実況
25番、運動量があります、加藤です。
リポートの続きです。
星稜ベンチ
まず中村にボールが入らないようにという指示を出していました。
今日はみんなが見ている。
サッカーよりも人間的な成長を見せて、こいと言って選手たちを送り出しました。
実況
サッカー部は4年連続の準決勝進出です。
これだけ地域の差がなくなってきて初出場校も生まれている中で4年連続の準決勝です。
都並
偉業です。
簡単なことではありません。
実況
続いて東福岡高校のベンチの様子です。
東福岡ベンチ
試合前ですが、この準決勝という雰囲気をまったく感じさせない、明るく笑顔に包まれたウオーミングアップ、笑顔に包まれていました。
まずは星稜高校のフォーメーションを確認していました。
そしてテクニカルエリアで指示を出しています。
試合前ですが、芝の話をしていました。
埼スタというのは、ボールが芝にまとわりつく、ボールがアウトになりにくい。
ライン際まで試合終了まで、やりきることが大事なんだと監督は話していました。
どれだけお互いを助け合うことができるか、このあたりを強調していました。
実況
芝の状態を気にしていたということですね。
志波総監督もボールの滑りを気にされる方です。
赤い彗星のゆえんでもあります。
都並
ためを作ってからサイドに速いパスを出します。
ボールがいい形で流れてこないと間に合いません。
実況
小田のシュート。
最後は思い切って右足を振り抜いていきました。
1回戦、ヘディングでゴールを決めている小田です。
手元の集計で東福岡のシュートが4本、まだ星稜高校はシュートがありません。
都並
東福岡、かなり星稜の激しいプレスに対してもボールをおさめてチャンスを少しずつ作っていくようになりましたね。
実況
まもなく前半20分です。
東福岡ベンチ
志波芳則総監督ですが、試合前には、このメンバーがインターハイのナンバーワンになったメンバーなんだ。
したい気持ちが星稜よりあればちょっとだけ早くちょっとだけ強くプレーすることができる。
しっかり戦えと言って送り出していました。
実況
76回大会、77回大会連覇の名将の志波総監督によるとコンディションだけでは勝てない。
何か別の力が必要と選手権について話していました。
応援席も呼んでみましょう。
応援席
あぁ、戻って来たなという声が聞かれた星稜高校応援席です。
去年の準決勝から一度も負けていないかってしったる埼玉スタジアム。
応援団のスタンバイもホームのようにスムーズでした。
金沢の学校は朝2時に出発。
バス15台を連ねてやってきました。
1月7日に始業式。
準決勝・決勝はもはや学校行事、応援も日本一を目指す選手を後押しします。
実況
金沢市の北東部にありますが、松井秀喜さんも活躍しました野球部は甲子園に春夏合わせて28回出場しています。
また文部科学大臣の馳浩さんも星稜高校のOBです。
サッカー部は、この大会勝ちますと80回大会の国見高校以来14年ぶりの大会2連覇達成となります。
あと2つと迫っている星稜高校です。
4年連続の準決勝以上というのは韮崎高校と国見高校だけ。
星稜高校は3校目となります。
都並
常にグループとして集団として強さを見せるチームです。
もちろん年代によって個性の違いはありますけれども、誰もさぼらず常に献身的にプレーする姿勢は変わりません。
実況
前線これはオフサイドはありません。
GKが出てくる。
判断よく飛び出してきた。
前回優勝メンバーの坂口。
続いて東福岡高校の応援席です。
応援席
赤一色。
東福岡のチームカラーのように熱く真っ赤に燃えています。
何といっても250人を超える低い声、地震のように響き渡ってきます。
今日は1000人が応援にかけつけています東福岡応援席です。
実況
サッカー部員が日本一の280人です。
都並
大所帯ですね。
すごいですね。
実況
76回、77回大会連覇。
雪の決勝は今でも語り継がれる名シーンの1つです。
都並
応援団はかなり激しい応援を続けていますね。
先制攻撃ですね。
実況
ここはテクニックを見せる。
クロスボールはゴールを超えていきました。
8番の大橋。
ガンバ大阪のジュニアユースの出身です、大橋です。
学校としては決勝まで予定を空けているという4年連続準決勝進出。
勝てば3年連続の決勝進出となります星稜高校です。
実況
河崎監督の隣りにいる方が木原力斗コーチです。
前回大会は河崎監督不在の中、この木原コーチが監督代行として大役を果たしました。
優勝のあと、河崎監督のご家族に優勝のメダルをかける姿は涙を誘うシーンでもありました。
都並
選手達は河崎監督のためにも絶対という強い気持ちを持って素晴らしいプレーをしました。
実況
今回は河崎監督を埼玉スタジアムで胴上げしようというのが選手全員の願いです。
応援席
東福岡の応援席です。
応援団長に話を聞きました。
埼スタで応援できることに興奮していますということでした。
このスタジアムがホームの浦和レッズの応援、それにあこがれているということです。
浦和レッズをマネた東福岡バージョンで応援しているということです。
実況
2020年の東京オリンピック、サッカー会場の1つでもあります。
今戦っているメンバー達はこの年代というのは現行のルールであれば、2020年の東京オリンピック中心となる世代でもあります。
都並
将来の卵が大勢プレーしています。
実況
選手権の先輩たちもリオデジャネイロオリンピックの最終予選が17日に控えています。
実況
星稜のサイドバックはいずれも50メートル5秒台の俊足です。
左右ともにスピードがあります。
実況
フリーでボールを受ける三宅が中央でプレーしています。
都並
お互いの戦術的な狙い。
これも高度です。
実況
星稜高校ですが今大会はFWをガラっと入れ替えました。
2トップを代えて臨んでいる全国大会です。
県大会2トップで14得点という2人がいたんですが、その選手を外して県大会控えのメンバーをレギュラーとして起用した10番の窪田8得点。
村中が6得点。
窪田はベンチ、村中は今日はベンチにも入っていません。
都並
25番の加藤はサイドバックだったそうですよね。
練習試合を見に行ったんですが非常に運動量があって、相手チームを混乱させるひとつの大きなポイントに今大会なっています。
実況
河崎監督は長くやっていると、そういう直感みたいなものがあるんだと話していました。
DF、サイドバックの控えだった選手をFWで今日はトップ下で起用しています。
実況
積極的に勝負を仕掛けていった8番橋本です。
星稜ベンチ
攻守の切り替えのスピードが本当に大事になってくる。
加藤貴也、大倉尚勲、この2人は攻守の切り替えのスピードが星稜で今一番早いんだと河崎監督は話していました。
都並
FWの選手であってもディフェンスを助ける、そういう仕事ができなければ全国で勝ち抜けないという判断でしょうね。
東福岡ベンチ
森重監督も同じようなことを話していました。
夏までにどれぐらいの力を持てばいい成績を残せるか。
だいぶ見えたものがある。
星稜高校のように冬の勝ち方に関してはまだつかみきれていない。
冬、勝つために星稜高校は何かをきっと持っているはずだとこの対戦を監督自身も楽しみにしているようでした。
実況
夏に種まきをして、冬に花を咲かせるということを河崎監督は話していました。
サッカーフェスティバルも開いているということです。
BチームとCチームの選手達が自分たちの番だという気持ちになって底上げをする。
その底上げをしたメンバーが競争を生み出してくれる。
そして冬にチームが出来上がるということです。
都並
フェスティバルでさまざまなチームスタイル、相手と対戦する大事なポイントになります。
そしてAチームに絡んでいく競争力が生まれます。
実況
河崎監督はBチームとCチームを鍛えていくということを続けていきたいんだと話していました。
右サイドから三宅。
中央は中村が上がってきています。
ファーサイドには橋本。
5番の東方がクリアしました。
都並
河崎監督ですが大会前の取材で御殿場に練習試合を見に行ったんですけど星稜高校は鹿島とやったんですが、非常にいい出来でハーフタイムに河崎先生は、ひとりひとりに思いきり怒っていました。
大会前に緩まないようにきっちりとねじを締めている。
驚きました。
すごいなと思いました。
実況
スローインが入って、ラインはまだ割っていません。
グラウンダーのボールを丁寧につなぎます。
クロスボールが入ってくる。
シュートは打てません。
ボールが流れます。
都並
インターハイを勝ったチームというのは選手権でなかなか勝ちにくいじゃないですか。
インターハイで勝つと練習試合にいろんな学校に呼ばれるそうです。
ちやほやされて選手が天狗になるということです。
そこから落ちてしまうと上がっていけないということを古沼監督が以前、話していました。
実況
森重監督は夏に勝ったことでマークされる。
そのあたりもあると話していました。
中村健人が倒されました。
フリーキックです。
都並
結局、人間がやっていることですから、心のコントロールをいかにしめたりあげたりすることがいかに重要なのかと勉強になりました。
実況
すでに前半の30分が経過しています。
0対0です。
東福岡高校のフリーキックです。
少し日が西に傾きつつある状況ですが、どうでしょうか。
多少、屋根の影がピッチを覆いはじめています。
壁は3枚。
キッカーは10番の中村、直接、狙っていきました。
これはゴールの上。
東京オリンピックに出たい。
この大会を財産にして大学でプロになる準備をしっかりとして、即戦力としてプロにも行きたいんですと話しています中村です。
実況
ラインを割っています。
星稜高校は、まだ今のところシュートはありません。
どのあたりがポイントになってきますか?都並
先ほど25番の加藤の話をしましたが、マークを4番の鍬先がついていて、ほとんどフリーにさせていない。
ずっと対応しています。
本来だと加藤がトップ下になって走りまくってかき混ぜることができるはずなのができていないんですよね。
このへんの分析、あるいは事前情報収集が選手達の判断なのか、すごいなと思います。
相手が効果的に狙ってきてやりたいことを事前につぶしている感じがします。
実況
準々決勝から準決勝までが中3日あったので分析ができたのかもしれませんね。
都並
監督の分析、指示もあるんでしょうけど選手たち自身でどうやって対応するか話し合える力、試合の中で変えて行ける力、それが選手たちにあるんだと思います。
そういう雰囲気づくりを指導者の方がされている感じがします。
河崎監督が人間として成長した力を見せてこいと言っていた話がよくわかります。
実況
星稜高校も相手陣内でパスが回るようになってきました。
都並
相手のディフェンスを広げることで少しつながってきましたね。
東福岡ベンチ
3日間、あいてよかったと話していたのが藤川虎太朗です。
100パーセントでプレーできると昨日の練習でも一番表情が良かったです。
実況
中学3年生の時に16歳以下の日本代表を経験しています。
コンディション不良で今大会は途中出場が続いていました。
大事な準決勝初スタメンです。
実況
280人の中から選ばれた11人です。
応援席
星稜の応援席です。
鈴木大誠さん、去年のキャプテンが駆けつけています。
2連覇はまったく意識してほしくない。
去年の優勝があって今年ではなく今年1年積み上げたものを発揮してほしいとエールを送っています。
実況
前回大会は2年越しのリベンジといいますか、前々回大会に悔しい準優勝があっての優勝でした。
さぁコーナーキックです。
星稜高校、1本目のチャンス。
都並
星稜のセットプレー。
1つの形があります。
実況
長身の選手はいないんですが、前半1本目。
9番の根来が蹴ります。
ファーサイド、ヘディングは5番の東方。
この東方が星稜高校では非常にヘディングの強い選手です。
星稜ベンチ
河崎監督はもっとサイドに早く展開しろと指示を出しています。
都並
本来の星稜がやりたい攻撃というのはまだ不十分なところがあります。
ディフェンスは厳しくボールが取れていると思います。
東福岡ベンチ
森重監督はボールを持った時にしっかりフェイントを入れることに関して指示を出しています。
実況
東福岡の森重監督はパスにはデリカシーを持て、気遣いを持てといっています。
志波総監督は次はこんなプレーをしてほしいというメッセージをパスに込めろと選手に話しています。
動きながら頭の中も動いている選手がいい選手なんですよと志波総監督は話していました。
実況
まだシュートを打てていない星稜高校。
11番の三宅の所、抑えました。
都並
いいディフェンスでした。
サイド攻撃が東福岡の強みです。
助田と六田は責任を感じていると思います。
中盤が逆に苦しくなる形ですね。
今は。
実況
三宅のシュート。
中村健人からのボールだったでしょうか。
最後は三宅のシュート。
GKの坂口がおさえました。
ハイボールの処理も非常に安定感があります。
前回の優勝メンバーの坂口。
前回、去年は先輩達に優勝させてもらったので、今大会は自分の力で優勝に導きたいと話していた坂口です。
応援席
東福岡高校の応援席です。
長友佑都選手から贈られた横断幕がゴール裏に掲げられています。
長友選手から贈られた横断幕ですが、そこには才能は自分で作るもの、夢は自分の中にあると長友選手の言葉が書かれています。
高校時代のチームメートで当時のキャプテン、岡山でプレーしている近藤選手。
高校時代の佑都は、プレーは目立たなかったが、3年間で一番練習量が多かった、時にはラグビー部に混ざって、筋トレをしていたと話していました。
実況
あの長友選手ですら、東福岡高校では1・2年生の時にはレギュラーになれなかったそうですね。
都並
どれだけ心強いか、実際にそういう境遇にいた人が、そこまで上り詰める。
実際に体験している人が話をしてくれたりとか、ものすごく東福岡の選手にとっては心強いと思います。
応援席
努力と意識の高さが違った。
高校に入学した頃は細身だったが、朝からグラウンドを毎日走りスタミナをつけ寮ではテレビを見ながら筋力トレーニングをしていたそうです。
サッカーへの取り組みは常に100パーセントだったということです。
インテルに行った今でも姿勢は変わっていないはずですと高校、大学の同級生は話していました。
実況
星稜高校は本田圭佑選手がOBです。
本田選手、そして長友選手ともに高校サッカーがサッカー人生の礎を築いてくれたと話しています。
この3年間は非常に大事なんですね。
都並
本当に大事だと思いますよ。
自分に負けない努力をし続けること。
仲間を信頼すること、団体としてグループとして目標に向かって戦っていくことの意味、大切さを学べます。
サッカーは1人じゃできませんからね。
実況
部員は139人の星稜高校、そして東福岡、日本一の280人です。
都並
その中で出られるのはこの選手達だけなんですよ。
自分達のの役割をしっかり意識しながら戦って行く。
お互いに強くないとできないことです。
だから星稜高校のキャプテン阿部選手は開幕の時の選手宣誓が素晴らしかったですね。
本当に素晴らしかった。
自分の熱い思い、みんなの気持ちを代弁するだけではなくさまざまな支えてくれる人たちへの配慮がありました。
実況
橋本、空いている、シュート。
体を持っていった東方。
隙を突いた東福岡。
東方、よく最後に戻りました。
都並
ナイスセーブ。
素晴らしいタイミングのタックルです。
先にタックルしちゃうと切り替えされます。
打たせてからのタックルです。
タイミングが大事です。
早く滑ったら切り替えされちゃう。
実況
中村のコーナーキック、巻いてくる。
GKが弾いた。
さぁ、逆サイド、選手が上がってくる。
ボールがつながる星稜。
東福岡ボールに代わります。
先ほど阿部選手の選手宣誓のお話がありましたが、自分達の世代がオリンピックに、東京オリンピックに出られる可能性がある。
そしてこの冬、最高に熱い冬にするという言葉でまとめていましたが。
都並
非常に良かったですよね。
実況
前回大会優勝の星稜高校と夏のインターハイ優勝校、東福岡。
冬の王者と夏の王者の準決勝です。
選手権初対戦。
ここまでは0対0。
間もなく前半の45分を迎えます。
東福岡・中村からボールが出る。
オフサイドはありません。
8番の橋本シュート。
決まった。
藤川。
都並
ナイスシュート!来たね、藤川。
実況
今大会初スタメン。
2年生の藤川の初ゴール。
都並
ブロックしてシュート。
左足を振りぬきました。
実況
シュートを放っていましたが、なかなかこじあけられなかった星陵ゴール、前半終了間際に東福岡が先制しました。
都並
ディフェンスもよく対応しているんです。
ナイスシュート。
東福岡ベンチ
ケガの時に見てくれたトレーナーやコーチと抱き合っていました。
実況
大会初ゴールとなりました藤川。
前半はアディショナルタイムに入っています。
ほとんどアディショナルタイムは見られていません。
ここで前半終了のホイッスルです。
0対0で迎えた前半の終盤。
最後の最後に6番藤川のゴールが決まって1対0。
東福岡が1点をリードしています。
実況
現在の高校生は2020年、東京オリンピック開催の年に23歳以下となる、まさに東京オリンピック世代。
4年後に迫った東京オリンピックに日の丸を背負って出場するという大きな本当に大きな夢が広がる世代でもあります。
選手権から東京オリンピックへ。
過去にはそんな素晴らしい夢をかなえた選手がいます。
「我が心の選手権」。
今回は高校サッカー選手権で優勝し、のちに日本代表として1964年の東京オリンピックに出場した偉大なる先人をご紹介します。
2020年、東京オリンピック開催の年に23歳以下となる今大会の選手達。
4年後、日の丸を背負い、東京オリンピックのピッチに立つ。
それは多くの選手達が抱く大きな夢。
選手権からオリンピックへ。
過去にはそんな夢をかなえた選手がいる。
今から52年前、日本代表として東京オリンピックに出場した、DFの鈴木良三さん。
そんな偉大な先人が日本サッカー界の未来を背負う後輩達に伝えたい思いとは。
1956年第35回大会に埼玉・浦和西高校のメンバーとして2年生で出場した鈴木さん。
当時はまだ関西で行われていた選手権の試合会場は芝生もない野球場だった。
DFとしてチームをけん引した鈴木さんは浦和西を初優勝に導いた。
その後、立教大学に進学した鈴木さんが21歳で日本代表に選出されると3年後に迫っていた東京オリンピックへの思いを初めて意識したという。
その3年後、東京オリンピック初戦のピッチに立った鈴木さん。
相手は強豪アルゼンチンだったが。
さらに…。
この歴史的勝利は日本サッカー界の新たな道を切りひらいた。
そんな鈴木さんが今も大切にしているものがある。
それは…。
東京オリンピックから4年後の1968年メキシコオリンピックで獲得した銅メダル。
選手権から東京オリンピック出場、そしてメダリストへ。
その背中を追う後輩たちへのメッセージ。
実況
引き続き放送の解説は都並敏史さんです。
選手権から東京オリンピックへ。
鈴木さんのお話を伺いますと、あらためて夢が広がりますね。
都並
そうですね。
その夢をつかむためには夢から逆算した努力をしていくことが大事だと思います。
夢に向かって毎日、何をすべきか。
一歩一歩、時には3歩。
しっかり進んでいくことが大切だと思います。
実況
サッカー日本代表を目指す選手だけでなく、それぞれがそれぞれの夢に向かってひた走り、実況
試合は残り45分です。
両校のスタンドも盛り上がっていると思います。
熱い応援合戦を期待してまずは星稜高校のスタンドを呼んでみましょう。
応援席
ともに戦う応援席。
1点を追いかける星稜高校です。
戦う選手、11人のお母さんに集まってもらいました。
フォーメーション順にご紹介していきます。
親御さんにも集まっていただきました。
キャプテンの阿部選手のお母さん、ゆみこさんです。
1点ビハインドですが後半に向けてひと言お願いします。
ゆみこさん
誇りに思います。
後半もぜひ走り抜いてほしいです。
応援席
応援席もチーム一枚岩で声援を送ります。
星稜高校でした。
実況
心強い応援ですね。
都並
僕も52回大会から見ていますが、初めてのことでした。
素晴らしかった。
実況
一方、東福岡高校の応援席です。
応援席
こちらを見てください。
初戦からここまでの5試合を戦った、右手です。
太鼓を担当しているのは3年生のこいけ君です。
こいけ
一生懸命、応援しています。
応援団長
2年前にも埼スタにきているので、しっかり応援していきたいと思います。
応援席
部員280人の力、全てで優勝をつかみとります。
実況
真っ赤な集団がひと塊で応援しています。
間もなく後半です。
前半の得点シーンです。
左サイドの橋本から最後は藤川のシュート。
都並
素晴らしかったね。
ディフェンスを手でおさえてバランスを崩さずに打ち切った。
フィジカルトレーニングをしっかりやりきっているという体をしています。
実況
卒業後はブラジルのプロでプレーしたいと話していた藤川です。
今大会初スタメン。
大きな仕事を果たしました。
対する星稜高校、河崎監督が率いる4年連続のベスト4。
1点を追いかける、準決勝。
さぁ、後半です。
後半の45分が始まりました。
1対0。
東福岡がリードして向かえます。
後半は黄色と緑のユニホーム、星稜高校が右から左。
東福岡は左から右に攻めて行く後半です。
1点のリード東福岡。
点を取った時間がまず、大きな時間でしたね。
都並
そうですね、後半に向かう上で大きなタイミングで決めてきました。
実況
先制ゴールのシーンでした。
後半のポイント。
星稜高校は前半シュートがありませんでしたが、いかがでしょうか。
都並
攻撃の時の人数というのを考えるとディフェンスが少なめだったので後半は。
実況
ディフェンスが懸命の戻り、今のプレーで足を痛めたか。
しかし、笑顔が見えています、5番の東方。
右の足首の辺りでしょうか。
餅山の突破。
最後は足を痛めましたが立ち上がっています。
東方の前半、いいディフェンスがありましたね。
都並
そうですね。
読みのいい、しっかりとした慌てないディフェンスです。
今大会通して。
実況
今日も読みはさえています。
1点はリードされていますが後半45分。
星稜高校はまずフィニッシュまで持っていきたいですね。
都並
ディフェンスがボールを奪った後に人数を多くかけて攻撃して行くかたちを取りたいですね。
実況
粘り強いディフェンスで星稜高校ボールに変わります。
都並
東福岡の攻撃力はかなりありますから、しっかり守備をしながら攻撃の厚みを増していく、早い時間帯からやっていきたいでしょうね。
実況
自分の後ろにはずっと星稜の選手がいた。
前の試合で戦った前橋育英の選手達が話していました。
攻撃の部分でどれだけ活性をはかれるか星稜高校。
星稜ベンチ
下を向いてロッカールームに入っていく選手が多かったですね。
ハーフタイム、河崎監督はボールを持っている選手にしっかり寄せて行けとディフェンスについて話しました。
また攻撃ではサイドの裏をついていこうという指示を出していました。
ロッカールームから出て来た選手全員、前を向いていました。
実況
戻ってきた時には前を向いていたということですね。
ここはクロスボールが入ってくる。
ラインを割っています。
河崎監督、選手たちは下を向いてロッカーに戻ったということですがピッチに戻ってくるときには前を向いていたということです。
気持ちを注入したんでしょう。
三宅のシュート。
テクニックがありました。
都並
三宅は左ききですからね。
左で打ちそうなもの、ディフェンスがカバーすると頭越しに右足で持ってくる。
実況
このテクニック。
都並
うまいね。
実況
左足にテーピングが見えます三宅。
万全ではないように見えます。
1年生の時に使えたボールはかなり汚れていたボール、真っすぐ飛ばなかったということです。
東福岡ベンチ
ハーフタイムですが、選手同士でよく話をしていました。
藤川虎太朗が満面の笑みで戻って来ました。
森重監督はもっとテンポ、スピードを上げられるはずだという話をしていました。
ディフェンスに関しては相手にドリブルをさせないように間合いを詰めてディフェンスすることも話していました。
都並
餅山もレベルが高いですね。
ディフェンスを抑えながらのキープ。
そしてサイドチェンジです。
体幹がしっかりした選手が東福岡は多いですね。
実況
ここ数年、フィジカルトレーニングを取り入れたということです。
うまさだけではなく強さも兼ね備えています。
都並
長友先輩が体幹にうるさいですからね。
実況
後半のメンバーです。
都並
自分が止まっている時に蹴るキックというのは自分で力を入れられるのでブレないんですが、動きながらだと、どうしてもブレてしまうのでキックが揺れます。
そういうことがあんまりないんですよね。
しっかり蹴れるのが東福岡の選手です。
体幹は、かなりやっているなと感じます。
東福岡ベンチ
今の3年生というのはフィジカルトレーニングを3年間みっちりやって初めての年代です。
中村健人選手はこの3年間のフィジカルトレーニングが自分たちを支えているという話をしました。
都並
そういうことね。
実況
コーナーキックです。
非常にフィジカルの強い餅山。
2回戦ではハットトリックを達成しています。
都並
さきほどの餅山のサイドチェンジの場面、そして藤川のシュートの場面、体が揺れて乱れそうなところがビシっと行くんですよね。
実況
後半1本目。
追加点を狙う東福岡のコーナーキックです。
餅山は184cm、福地も背が高い選手です。
GKはすぐ目の前です。
離れたところ、シュート。
合わせていきました。
13番の小田です。
都並
また小田だ。
実況
一回戦ではコーナーキックからヘディングでゴールを決めている小田。
ご両親がバレーボールの経験者ということで上背は173センチですが非常に高さがある。
体を見てもフィジカルが強そうですね。
都並
準決勝だけあって、小田へのマーク。
しっかりとついていました。
このへんは隙がなく、マークをさせていますね。
実況
シュートを打ちました。
これが星稜高校、この試合、初めてのシュートです。
都並
ボールより前に攻撃の人数が多いですから、追い越していくということですね。
後ろの選手が前を追い越していけばつられてディフェンスがスペースを開けますから。
25番の前を阿部が追い越しましたよね。
ディフェンスがつられていく。
厚みのある攻撃です。
ただディフェンスは薄くなります。
実況
クリアボールが相手に当たって星稜にとっては危ないシーンとなりました。
都並
坂口がいい反応したね。
実況
もう一度、コーナーキックとなります。
逆サイドから後半2本目。
184センチ餅山。
ここはファーサイドにボールが流れていきます。
合わせきれませんでした。
小田が行きましたが、シュートは打てませんでした。
鋭い飛び出しでした、小田。
セカンドボール、もう一度、東福岡。
中村のシュート。
都並
ナイスキーパー。
実況
コーナーキックです。
都並
今大会はいいGKが多いですね。
脇野もいいし、坂口もいいし、ゲームがしまります。
実況
フィールドプレーヤーの平均身長は5センチ弱東福岡のほうが高い。
星稜高校はマイナスの要素となります。
高さがある東福岡。
実況
タッチラインを割っています。
中学時代に16歳以下の日本代表を経験している藤川。
先制点をあげています。
前がかり東福岡。
余裕を持ってボールをつないでいきます。
東福岡ベンチ
藤川のお話がありましたがFWが取れない時にはトップ下が点を取る。
これが大事なんだ。
点が取れれば最高ですと先ほど藤川が話していました。
実況
鍬先のシュート、ゴール。
2点目。
追加点。
後半の12分。
17年ぶりの優勝を目指す東福岡高校、後半12分、2点目。
リードを広げます。
今大会、初ゴールとなりました、鍬先。
鍬先がぽっかり空いていました。
都並
サイドをうまく使われてディフェンスが横に広がってしまった状態での中央突破です。
東福岡のボールの回し方、どこのスペースで攻撃をするのが効果的かという判断がいいです。
実況
東福岡高校サイド、リポートがありましたがFWが取れない時はトップ下が取る。
今度はアンカーのポジションの鍬先にゴールが生まれました。
東福岡ベンチ
2年生コンビで抱き合って喜んでいました。
実況
2点差になりました。
星稜ベンチ
河崎監督は交代用紙を手にしました。
実況
2点のリードとなりました。
応援席
星稜高校の応援席です。
一瞬の静寂の後、切り替えろ切り替えろという盛んな声が出ています。
実況
10番の窪田が準備しています。
県大会得点王8ゴールを石川県大会で挙げました、窪田。
都並
この選手が出てきたら攻撃的に戦うんだというメッセージがはっきりと共有できます。
実況
ここまで窪田を控えにおいていました。
河崎監督から指示を受けます、窪田です。
都並
それだけ守備を大事にしていたということですね。
実況
星稜は苦しい時でも全員で声を出して盛り上げていくチーム。
岡田はそう話していました。
これはオフサイド。
星稜ベンチ
どうせ30分しかないんだ、全部出しきってこいと窪田に河崎監督は指示を出していました。
実況
窪田がまもなく投入されます。
ディフェンス重視ということで控えに甘んじていた窪田。
間もなくピッチに登場します。
実況
柔らかいボールが餅山へ。
ここで選手の交代があります。
9番の根来に代わって10番の窪田が入ります。
プリンスリーグの北信越ではチームトップの10得点をマークしました。
そして石川県大会で8得点。
2年生で10番を付けます。
9番の根来に代わって10番の窪田です。
星稜ベンチ
窪田選手ですが、10番をつけているのに、なかなか試合に出られず悔しかったと話しているんですが、とにかくゴール前で仕事がしたいんだ。
星稜の10番として恥じないプレーをしますと話していました。
実況
2年生で背番号10番をつけています、窪田。
窪田が最前線に入ったようです。
都並
2トップのように大倉と並んでいますね。
加藤が右に入りますね。
実況
ベンチスタート、悔しい思いをこのあと爆発させられるかどうか。
プリンスリーグの北信越でも10得点、石川県大会も8得点。
嗅覚というのを持っている選手です。
都並
当然、前に起点ができやすくなりますから後ろの選手も今度は上がっていきやすくなります。
当然勝っているチームはそれに対してディフェンスを増やさなければいけませんから、流れが変わってくる。
実況
左サイド。
13番の小田。
狭いところをつなぎます、東福岡。
11番三宅のテクニック。
まだボールをつなぎます。
前線ダイレクトシュート。
流れるような攻撃がありました。
最後は11番の三宅でした。
前線は大倉がうまく頭で落として大橋。
さぁ、ファーサイド。
2点を追いかけるかたちになった星稜高校。
実況
2点差。
まずは打開の切り口、どのあたりに見出していけばいいですか?都並
前線に人が増えるわけですから、サイドバックはかなり攻撃的に出ていくことが重要になります。
出が遅いと、相手のディフェンスの選手が増えてしまう状況になります。
相手よりも早く相手陣内に入っていく。
それが相手を引かせることになりますし、自分達のボールがキープできます。
それが攻守の切り替えとなります。
実況
助田が上がる。
サイドが上がりました。
都並
ここを早くすること。
相手は絶対勝ちたいわけですから、守備はさぼれません。
ききますから、どれだけ早くできるかが重要です。
都並
星稜の守備は穴ができやすくなるので早く戻らなきゃいけないですし、東福岡はその隙をついて一気に3点目を決めれば試合が決まります。
ここから10分はどちらが先に点を取るか、頑張りどころです。
実況
キープ力がある三宅。
実況
星陵の選手が1人うずくまっています。
4番の岡田。
後半の20分を経過しました。
残り25分です。
45分ハーフで行われている全国高校サッカー選手権、準決勝第1試合、東福岡が現在、星稜高校を2点リードしています。
星稜高校のサブのメンバーのアップのピッチが早くなっています。
選手の交代は4人まで認められています。
先ほど根来に代わって星稜高校2年生10番の窪田が入っていきました。
星陵ベンチ
河崎監督は何度も先ほどから時計を気にしています。
実況
まず1点を取って相手にプレッシャーをかけたいところです、星稜。
都並
逆に東福岡は経験がないチームであれば星稜の攻撃に対して引いてくれる、受け身になってくれれば、星稜は攻撃しやすい。
ただ東福岡はインターハイを取っているので、攻めの姿勢を忘れないことも鍛錬されています。
そういうところも大事な部分です。
実況
2点を取って守りに入るというところは見えませんね。
都並
ちゃんと出て来ていますよね、引いていない。
実況
プレーを切りました。
攻めの姿勢を崩さない東福岡。
前回王者の星稜高校に対して、夏、インターハイ王者の東福岡が2点をリードしています。
都並
サッカーで難しいのはこういう状態の東福岡。
3点目を取りたいけど、人数をかけてしまって2対1にされてしまう。
それを選手たちが人数のバランスをしっかり考えることが大事です。
実況
ラインを割っています。
星稜ベンチ
動きます。
将来の星稜を担うといわれている敷田選手が入ります。
1年生です。
実況
1年生の敷田が投入されます。
河崎監督、思い切ったカードを切りますね。
東福岡ベンチ
ウオーミングアップの強度を徐々に上げています。
実況
東福岡も45分ハーフと5分伸びているということで、選手交代は4人まで認められていますが、その辺のところもあるかもしれません。
都並
0対2で負けている中で入る敷田という選手は自分がいいことをすれば勝てるというポジティブな雰囲気で入れます。
1年生だから出しやすいんですけど、東福岡は1年生は出しづらい状況です。
実況
三宅のシュート、迷わずに打ちました。
1年生がスタンバイしている星稜高校。
ここでホイッスル。
14番の片山に代わって敷田が入ります。
唯一の1年生メンバー。
多少、緊張感はありますと話していた敷田です。
片山に代わってピッチに入っていきました。
先輩達からは自信を持て、球際に厳しく、そう言われてきたという敷田です。
河崎監督、1年生をピッチに送り出していきました。
応援席
東福岡応援席です。
脇野のお母さん、そして、お兄さんのたつやさんが駆けつけています。
お兄さんもGKをしてその影響で脇野はGKを始めたそうです。
父親のかずひろさん、福岡で農業を営んでいて、収穫を終えた田んぼに農業用ネットでゴールを造り、脇野兄弟がPKの練習などをしていたそうです。
足場の悪い田んぼで足腰を鍛え、転がしても不規則に動くボールで瞬発力、反応を磨いたというGKの脇野です。
実況
脇野は3年生、早生まれなんですが、去年の7月に17歳以下の日本代表に選ばれました。
同じ時期に1学年下の青森山田高校の廣末が18歳以下の日本代表に選ばれて非常に悔しい思いをして成長を誓った。
その後、脇野自身も18歳以下の日本代表に選ばれました。
その青森山田高校は、この後の第2試合に登場します。
都並
2人のキーパーともにいい選手ですよ。
東福岡ベンチ
その脇野ですが、今日は積極的にプレーして行きたいという話をしていました。
応援席
東京在住、小学校6年生の、ばばしょうたくん、この後、第2試合に登場する青森山田の中学校にこの後、進むそうですが、こんな舞台を僕も経験したいと目をキラキラ輝かせながら応援しています。
実況
小学校6年生といいますと、あと6年、100回大会の時に高校3年生を迎える次の世代ということになります。
中学2年生や中学1年生は2020年の東京オリンピックの年のお正月にこの大会の主役になる選手たちです。
小中学生も見守っている準決勝の第1試合。
実況
何とか星稜高校が奪い返します。
都並
大橋、追い越しましたよね。
実況
沖縄県出身の福地、勉強とサッカーの両立を目指して東福岡高校に入ってきました。
脇野も東京オリンピック決定直後から目標の一つとなりましたと話していました。
18歳以下の日本代表です。
オリンピック代表守護神候補の一人です。
東福岡ベンチ
福地の話がありましたが、沖縄県出身で準決勝以上は沖縄にも放送が流れるということで、小学校・中学校時代に育ててくれた人に成長した姿が見てもらえると本当に喜んでいました。
実況
三宅のシュート。
コーナーキックです。
この狭い局面ですが、落ち着いていました。
都並
チームとしてマイナスのクロスに対してのバリエーションが多いですね。
アピールなどもあり最後は個人でかわす。
よく練習が練りこまれているなと感じます。
都並
ナイスキーパー。
実況
ハイボールに強い坂口。
都並
阿部が最後に追い越しましたけど、スピードが鈍りましたよね。
前半、押され気味でボールをまわされてディフェンスしているところの消耗が強いんですね。
サッカーというのは前半の戦い方が大事で受け身になってばかりだと後半にスピードアップができない。
実況
志波総監督が話していましたが自分たちが意図を持ってボールを回させられている時はいくら動いても疲れない。
回させられている時は、疲れが出るということです。
都並
エネルギーの消費に関係します。
実況
何とか活路を見出していきたい星稜高校。
後半30分経過。
都並
諦めずに自分達が積み上げて来た練習量を信じてひたすらやっていく。
そうすれば必ずチャンスがやってきます。
実況
またロングスローがあります。
大橋。
とにかく投げて投げて投げて来た練習の賜物と話していたロングスロー。
そして左サイドへ。
オフサイドはありません。
大倉の前でクリアします。
そして9番の餅山、いいボールを供給しました。
さぁ、逆サイドから選手が上がってくる。
少しボールが流れたか。
東福岡ベンチ
毎熊が呼ばれました。
実況
餅山とライバル関係にありました毎熊です。
東福岡ベンチ
その餅山に代わって毎熊です。
都並
ちょっと流れが変わると動きますね。
見事ですね、采配が。
実況
餅山はフィジカルが強い選手ですが、高校に入って毎熊というライバルがいたからここまで来れたと話していました。
都並
うまい。
体をブロックして。
応援席
試合前に長年、高校サッカーを見に来ているという方に、お話を聞きました。
高校サッカーのいいところはJリーグや日本代表と違って一人一人の顔や名前がわからなくても、この必死な姿がいい。
負けたら終わりの中、戦う懸命な姿、その高校生の姿は見ていて気持ちがいいと話していました。
実況
餅山と毎熊が代わります。
餅山は毎熊と競い合ってきたライバルと呼べる存在が毎熊だった。
毎熊からパスの崩しに参加して流動的に動くプレーを学んだと話していました。
東福岡ベンチ
7番の毎熊も自分もハットトリックをしたいと息巻いていました。
実況
互いに刺激し合ってきました。
毎熊はインターハイの優秀選手です。
その選手がベンチにいるという強み。
7番の毎熊、自分はフィジカルはさほど強くない。
餅山と違うスタイルを磨いていく、そう話してきました。
都並
ライバルの存在は自分を高めてくれます。
足りないものを自分で埋めようとするし、自分の持っているものは磨こうとするし。
都並
お〜。
実況
林からクロスが入る。
合わせる選手がいませんでした。
都並
サイドを起点にして中央に戻して、テンポの速いパスワーク。
ディフェンスにとって一番嫌な感じです。
実況
なかなか星稜高校にいい形でボールをつながせません。
応援席
大橋選手のお父さん、てつゆきさんが駆けつけています。
3年になって秋口からまた一段と大きく成長したと話してくれました。
始まってから、まだ一度も連絡はとっていないそうですが、今日の試合、いいパスを出して活躍してほしいと話しています。
都並
1人倒れていますね。
実況
星稜の選手ですね。
プレーは切れていません。
実況
星稜高校の選手、かなり痛めているようです。
岡田でしょうか。
都並
着地の時、相手のスパイクが入ってかなりひねっている。
実況
この大会、岡田、東方、両センターバックがチームを支えて来た。
河崎監督はそう話していました。
非常に心配そうな表情です。
状態を確認しています。
残り10分を切っています。
1人選手が呼ばれたようです。
都並
丸が出ていますね。
実況
岡田は大丈夫なようです。
2点を追いかける星稜高校。
星稜高校も2点のビハインドというのは前々回大会で苦い教訓があります。
2対0から残り5分というタイミングから決勝で追いつかれ延長で敗れた。
あの教訓を力に変えられるか。
今大会、青森山田高校が2点ビハインドという試合が2試合ありました。
それでも準決勝まで勝ち上がってきています。
都並
諦めずにやり続ける。
それが、すごく重要です。
応援席
応援団長のかどまともき君も相手はインターハイ王者、玉野光南戦でも初戦、逆転勝ちをした。
絶対逆転できる選手を信じて最後まで応援すると語ってくれました。
実況
100人以上の部員が応援席から視線を送っています。
実況
キャプテンの阿部は河崎監督への一番の恩返しは、教わってきたサッカーを最後までやりきることだ、結果はわからないが、自分たちが教わったことをピッチで最後まで表現したい、そう話していました。
キャプテンの阿部。
星陵ベンチ
キャプテンの阿部選手ですが、監督不在の間、チームのことを考え過ぎて自分のプレーができなくなった時期もあった。
ただ、それを乗り越えて監督が戻ってきました。
河崎監督、人間的に本当に大きく成長していったと話していました。
応援席
その阿部選手のお父さんも応援席にいるんですが苦しい時に苦しむ姿を見せなかったと話しています。
実況
4年後はオリンピックに出たいと夢を語ります。
この1年間はチームのためにやってきた。
なかなかうまく引っ張れなかったが、最後までチームのために、その気持ちは変わらなかったと話しています。
実況
間もなく残り5分です。
なかなか自分達の形をつくらせてもらえない星陵、どんなことが必要でしょうか。
都並
1つ1つ、強く激しく苦しい状況ですけど、気持ちを入れて、前線にとにかくボールを運ぶ。
人を増やす。
東福岡ベンチ
1年生の福田が呼ばれています。
実況
林が自分でいきました。
東福岡ベンチ
三宅に代わって入るようです。
実況
オフサイドです。
三宅に代わって1年生、唯一のベンチ入り。
福田が入ります。
将来のエース候補。
今日の三宅、いいプレーが随所に見られました。
都並
本当にそうですね。
非常にレベルが高いプレーヤーです。
実況
志波総監督が日本の父といわれるデッドマール・クラマーさんが言った言葉のように三宅はプレーを体現していると話していました。
実況
非常に負けん気が強いと志波総監督は話していました。
相手を怖がらせるプレーができる。
都並
強気なメンタルがなければ、責任を感じてプレーがおかしくなる選手もいます。
前向きなんでしょう。
実況
夏のインターハイ王者・東福岡高校、決勝進出へ2点のリード。
東福岡ベンチ
高江も呼ばれています。
東福岡ベンチ
高江が入ります。
都並
東福岡も駒が多いですね。
高江もかなり強烈ですからね。
実況
チームでもトップクラスの技術があります。
高江が入ることでチームが活性されると話していた志波総監督。
そして先取点、先制点の藤川がピッチをあとにしました。
応援席
河崎監督の妻・かよさんが長男のこたろうくんと見つめています。
去年は入院していたので、ピッチで胴上げしてほしいという夢をかなえてほしいと祈る思いで見つめています。
星稜ベンチ
河崎監督を決勝につれていこうを合言葉に選手たちは頑張ってきました。
実況
この毎熊、自分はパスワークがつながって味方のボールをアシストするようなゴールが得意だと話していました。
打開する力を見せました。
残り時間はわずかです。
星稜ベンチ
今年は河崎監督を決勝に連れて行こうを合言葉に戦ってきました。
アップをしていたサブの選手達もピッチに向かって声をかけ続けています。
実況
4年連続、準決勝進出。
大きな記録をつくった星稜高校、河崎監督、復帰から4か月でここまで上り詰めてきました。
1回戦は逆転勝ち。
苦しいスタートでした。
初戦は逆転勝ちからのスタートでした。
決して派手な戦いはありませんでしたが、徐々に力をつけて、準々決勝では3ゴール。
4年連続準決勝。
伝統を作ってきた、星稜イレブン。
後半45分。
経過しました。
アディショナルタイムは3分です。
東福岡は夏冬制覇に向けて大手をかけようとしています。
都並
引くことはしないという狙いが見えます、東福岡。
選手たちもそこを意識しています。
サイドを使ってしっかりとマイナスの意識。
実況
橋本の左足。
最後まで貪欲にゴールを狙っていきます。
この3年生達が入学した当時はこの代は弱い、東福岡史上、最弱。
そんな声も聞こえたそうです。
一つ一つ成長を重ね1年上の先輩と同じくインターハイを制し、17年ぶりに準決勝まで勝ち上がってきました。
森重監督も前のチームを十分に超えている。
あとは自分たちの歴史を彼らがどれだけ作るかですと話していました。
都並
苦しい市船戦を越えて、また力をつけましたね。
実況
3回戦、PK戦でした。
それを勝ち切りました。
市立船橋と夏に戦った時にその強さがものさしとなって追いこされないように置いて行かれないようにずっとそういう気持ちで練習して来たと話す、東福岡キャプテンの中村。
都並
あのチームの素晴らしいところを身につけようと切磋琢磨で成長していきます。
実況
ここはロングスロー。
残り時間はわずか。
ニアサイド、クリアします。
東福岡ボール、チャンスになる。
GK坂口が出てきている。
選手権初優勝、雪の決勝から18年。
その年に生まれたのが今の高校3年生です。
東福岡高校キャプテン中村は、そのことに関しては運命を感じますと話していました。
ここでホイッスル。
東福岡高校、17年ぶりの決勝進出。
前半の藤川のゴール、そして後半12分、鍬先2年生2人のゴールで前回大会優勝・星稜高校を破って決勝進出です。
都並
前半終了間際の藤川のゴール。
これがやっぱり大きかったですね。
前半0で終わって、後半にという狙いがあったと思います。
あの1点でプランが変わってしまった。
お互いに自分たちのよさをしっかりと出し切って緊張感のあるゲームでした。
実況
星稜高校は河崎監督が9月に監督復帰して4か月でチームを作ってきました。
その中で大胆な采配もあっての準決勝進出です。
そして東福岡高校は17年ぶりの決勝進出。
ついにまた重い扉をこじあけました。
聞き手
17年ぶりの決勝進出を決めました。
東福岡高校、森重潤也監督です。
おめでとうございます。
決勝進出を決めた今のお気持ちを教えてください。
森重
うれしいです。
聞き手
今日の試合は2列目、3列目の選手が得点を取って、中盤の選手が得点を取る。
東福岡らしさが見えました。
森重
そうですね、試合前にうちのサッカーをしっかりやろうということは選手たちに話しました。
ピッチの中でそれが表現されたと思います。
聞き手
あらためてここまで、選手たちは森重監督にどう映っていますか?森重
本当にたくましいと思いますし、今日しっかり勝ってあさってのゲーム、最後に出し切ってやっていきたいなと思います。
聞き手
続きまして、先制点の藤川虎太朗選手です、おめでとうございます。
今日の試合というのは初スタメンでした。
いろいろ思いもあったと思います。
藤川
ケガがあって前半の残り少ない時間帯でいいタイミングで抜け出して点を決められたことが大きな仕事をしたかなと自分でも思っています。
ワンタッチで打とうと思ったんですけど、パスが強かったので、一回ワンタッチを入れて、腰を振ってシュートを打とうという基本的なところを重視して決められたのでよかったです。
聞き手
念願の得点、決勝戦も期待しています。
藤川選手でした。
続きまして追加点をあげました、鍬先選手です。
おめでとうございます。
あの得点の時には高い位置をとっていましたね。
鍬先
自分の前のスペースが空いていたのでボールがきたら、シュートを打とうと考えていました。
聞き手
泣いても笑ってもあと1試合です。
決勝に向けてひと言お願いします。
鍬先
二冠を達成します。
星稜ベンチ
河崎監督は一切表情をを変えませんでした。
真っすぐにピッチを見つめていました。
弱い弱いといわれ続けてきた選手たち。
選手達にその自覚がありました。
チームが1つにまとまって一丸となっての見事なベスト4です。
実況
丁寧にあいさつをした選手達、このゲームを振り返ります。
選手権、初顔合わせとなりました。
前回大会優勝の星稜と夏のインターハイ優勝、東福岡。
これ以上ないカードとなりましたね。
都並
最初は東福岡の出足に星稜が激しいプレスでかなり苦しめました。
実況
今大会はハイプレス、ハイプレス、運動量を惜しまずに勝ちきってきました。
都並
全員がハードに戦って行く。
このゲームでもそれを見せました。
実況
シュートは打たれるものの星稜の選手がよく守っていたと思います。
都並
そうですね。
東方の素晴らしいタックルもありました。
実況
藤川選手の前半のゴール、終了間際の時間帯でした。
都並
そこですよね。
らしい形からのチャンスでした。
決めきった藤川、体幹の強さ、インタビューでも言っていましたが、足を振り切って蹴った。
ダイレクトで打ちたかったけど、ディフェンスが来ていたので回転しながら打った。
この選手を使ってきた森重監督の采配もさすがだなと思います。
実況
右足首のケガがあったんですが、今大会初スタメン、インターハイでは5得点、得点王です。
都並
ここでくるかという狙い。
実況
そして後半星稜高校もパス回しにリズムをつくりかけたところもありました。
その中で鍬先の2点目。
都並
2列目から藤川が長い距離で飛び出した中、星稜のディフェンスラインを広げて中央突破。
東福岡の今日の狙い、チーム全体が中央とサイドをうまく分けながら攻め込んでいける戦略の高さ、それが目立ちました。
実況
後半30分近い場面。
都並
受けてしまったら星稜の厚みのある攻撃。
セットプレーで1点が入ってしまったかもしれません。
あそこで引かない采配、哲学、そういうものが星稜の厚い攻撃を逆に防ぎました。
実況
そして第2試合ですが青森山田高校と國學院久我山高校の一戦です。
都並
青森山田は諦めない粘り強さを見せるでしょう。
國學院久我山の技術、これも楽しみです。
実況
放送の解説は都並敏史さんでした。
ありがとうございました。
東福岡高校が前回優勝、星稜高校を破って決勝進出を決めています。
東福岡はこの後の第二試合、青森山田と國學院久我山の勝者と決勝進出へ残り1枚の切符をかけた戦い。
6年ぶりにベスト4進出を果たした名門・青森山田。
桐光学園と対戦した3回戦。
後半アディショナルタイムから2点差を追いつき、劇的勝利で勝ち進んできた。
注目はJ1湘南入りが内定している10番神谷優太。
ドリブル、パス、シュート。
全てがトップクラス。
選手権に出場するため東京ヴェルディユースから編入してきた神谷。
神谷が青森山田を悲願の優勝に導く。
対するは初のベスト4進出。
東京代表・國學院久我山。
準々決勝ではスーパーゴール。
この1点を守りきり前橋育英を撃破した。
注目は2年生ながら10番を背負う澁谷雅也。
身長163cmのセンターフォワードは変幻自在のドリブルで相手を翻弄。
大会屈指のテクニシャンが華麗な久我山サッカーをけん引し東京勢、17年ぶりの決勝進出を狙う。
敗れ去った選手達の思いを背に決勝に進出するのは果たしてどちらのチームか。
実況
夢の日本一、頂点まであと2勝です。
かつてFIFAワールドカップ、準決勝の舞台にもなった埼玉スタジアム2002で行われる第94回全国高校サッカー選手権大会準決勝、第二試合。
両チームのイレブンがピッチに現れました。
緑のユニホーム、青森県代表・青森山田高校と白いユニホーム、東京勢、17年ぶりのベスト4、國學院久我山高校という顔合わせです。
この試合、解説は元日本代表FWの武田修宏さんです。
よろしくお願いします。
緑のユニホーム青森山田高校は88回大会、今大会の応援マネジャー柴崎岳を擁し準優勝して以来の実況
準決勝・決勝の熱戦の舞台、埼玉スタジアム2002は、2020年東京オリンピックサッカー競技の会場の1つにも選ばれています。
今大会出場の選手はまさに東京オリンピック世代。
未来の実況
どちらも初の日本一。
明るい未来を思い描いてぶつかり合います。
第94回全国高校サッカー選手権大会第2試合準決勝。
雪国のタレント集団、緑のユニホーム、青森県55校の代表、青森山田高校。
6年ぶり2度目の決勝進出を狙います。
白いユニホームは東京A代表・國學院久我山高校。
351校の代表、3年連続7度目の選手権で初の準決勝。
一気に全国制覇となるでしょうか。
全国4144校の頂点まであと2勝です。
90分の戦いが始まりました。
第94回全国高校サッカー選手権大会準決勝の第2試合。
青森山田高校対國學院久我山高校。
緑のユニホームが青森県代表、常連校の青森山田高校。
かつて柴崎岳が背負った今大会の応援リーダーです。
その10番が神谷優太です。
J1・湘南に内定しています。
将来ある選手です。
いきなりシュートを打っていきました。
名倉巧です。
國學院久我山、白いユニホーム、2年生の名倉巧がオープニングシュートを見せて行きました。
美しく勝て。
パスサッカーが信条の國學院久我山高校です。
武田
積極的に狙っていくのは大事ですよね。
実況
解説は元日本代表FWの武田修宏さんです。
どんなところがポイントですか?あっ、ここはキャプテンの北城ですね。
6番をつけています。
青森山田高校キャプテンの北城が出血しました。
左の額の辺りです。
出血があるうちは止血をして、戻らなければなりません。
いったんピッチの外に出されます。
國學院久我山8番の内桶と接触がありました。
スパイクが額に入ったようです。
チームをまとめるキャプテンです。
青森山田高校。
1人少ない状態で試合は再開です。
武田
國學院久我山のしっかりとしたパスの攻撃サッカーを青森山田がスペースを消してしっかり守れるか。
青森山田の高さに対して國學院久我山が守れるかポイントです。
実況
4番1年生は上加世田、國學院久我山です。
気象の情報です。
注目すべき超ロングスローを持っています、青森山田。
5番の原山海里です。
189センチの常田がよってくる。
シュートを打てるか、青森山田。
3度目の準決勝進出です。
緑のユニホーム、青森県代表、青森山田高校です。
青森ベンチ
北城がピッチに戻りました。
武田
キャプテンですからね。
気合いが入っています。
実況
主審は清水勇人さんです。
実況
タッチラインを割っています。
自陣からでも長いロングスロー。
非常に強力な武器を持っています青森山田です。
45分ハーフ90分の戦いです。
延長戦はありません。
90分で決着がつかない場合はPK戦が行われます。
第1試合では17年ぶりの決勝進出。
福岡県代表の東福岡が先に駒を進めています。
決勝の舞台で待っているのは東福岡。
優勝経験もある強豪です。
この両チーム、第2試合の両チームは青森山田が準優勝の経験があります。
88回大会です。
國學院久我山は初めてのベスト4です。
優勝経験は両チームともありません。
10番は澁谷雅也、注目の選手です。
長いボールが入ってきました。
両チームのスターティングメンバーです。
1回戦から不動の11人です。
DFはキャプテン、6番の北城俊幸。
先ほどケガの治療がありました。
5番の原山海里が先程からロングスローを見せています。
大きな武器です。
エースナンバー10番を背負う神谷優太。
高橋壱晟は今大会4ゴールです。
平均身長は177.7センチです。
サブのメンバーです。
全員が3年生です。
3年生が。
2年生のほうがスタメンにいてあとから入ってくるというベンチメンバーですね。
武田
しっかりと3年生がチャンスを待って準備していると思います。
実況
監督は黒田剛監督です。
自他ともに認める負けず嫌い。
6年ぶりの準決勝の舞台。
ベスト4まで駆け上がってきました。
念願の初優勝に強い思いで臨んでいます。
10番の神谷がボールを持つ、仲間を使ったプレーがしたいと話していた神谷優太です。
今大会2ゴール。
J1湘南に内定しています。
将来オリンピック世代有力候補になってくるかもしれません。
こちらが黒田剛監督です。
21年目、リスタート。
今回は大きなとび道具といえる武器がある。
こういった時、チャンスをものにしたいですねと話していました。
武田
青森山田は前半、積極的に攻めてロングスローが戦法です。
久我山は簡単にスローインさせないという、しっかりとした守備をしていますね。
実況
久我山はパスサッカーですから、なるべくスローインを相手にさせないようにしたいと話していました。
武田
10番の澁谷選手、それから14番の名倉選手。
しっかりと前の選手がコースを限定してスペースを消していますよね。
実況
青森山田高校の勝ち上がりです。
1回戦、大社高校に1点ビハインドから逆転勝ち。
3回戦は神奈川の桐光学園高校に2点のビハインド。
アディショナルタイムからなんと2点を追いついて、PK戦で勝利をものにしてきました。
ミラクルな勝利と黒田監督も話していました。
準々決勝は一昨年のチャンピオンに手堅く勝って準決勝に進出しています。
8番は内桶。
5番は宮原キャプテンです。
澁谷にボールが渡る。
クロスを上げたいところでしたがディフェンスが足を出しました、内桶でした。
武田
青森山田のディフェンス陣は常に苦しいですね。
実況
コーナーキックのチャンスを得ました。
蹴るのは7番の鈴木遥太郎です。
今大会セットプレー6点を取っているうち、セットプレーは3得点です。
豊島がクリアしました、青森山田です。
國學院久我山のスターティングフォーメーションです。
GKは1年生、平田周です。
キャプテンは5番の宮原。
トップ下に14番の名倉巧。
中央に10番の澁谷雅也。
こちらも不動のスタメンです。
平均身長は171.2cm。
サブのメンバーです。
ゴール前、澁谷のシュート。
これが2本目のシュート。
國學院久我山です。
武田
ディフェンスの裏も行けますし、彼の素晴らしいところです。
実況
今大会は2得点です。
9人までベンチ入りが可能です。
4人まで交代することが可能です。
パスサッカー、しっかりとボールをつないで行きます。
武田
距離感も非常に青森山田のディフェンスはいいですね。
実況
しっかり守って、カウンター、あるいはリスタート、セットプレーが青森山田です。
一方、とにかくパスをつないでいく、美しく勝てがスローガンです。
國學院久我山高校。
準決勝の第2試合です。
第1試合で勝った東福岡高校との決勝は明後日・成人の日、ここ埼玉スタジアムで行われます。
決勝に進むのは緑のユニホーム、青森山田か、白のユニホーム、國學院久我山か。
8番は内桶。
失礼、5番の宮原です。
國學院久我山、先ほどのプレーで6番の山本研にイエローカードが出されました。
今大会5試合目ですがチームとして初めてのイエローカードです。
武田
今日は本当に勝たなければいけないと気持ちが入ったプレーですね。
実況
体格では青森山田に分があります。
相手に当たられる前にボールを素早く離していく。
パスを華麗につないでいくのが國學院久我山です。
10番はキーマン、神谷です。
ここもロングスロー行くでしょうか。
5番の原山が左サイドでもロングスロー。
武田
セカンドボールを狙って青森山田は得点を狙っています。
実況
ロングスローはこれが5本目です。
まだシュートがない青森山田。
ライナー性のボール。
埼玉スタジアム2002はどよめいています。
高さのある選手がいる青森山田。
武田
いいパスですね。
実況
ディフェンスの網をかける青森山田に対して間で顔を出していく、そんなシーンがあります、國學院久我山です。
國學院久我山を率いるのは清水恭孝監督です。
武田
このロングスローは正確ですし脅威ですよね。
4番、3番ですか、常田選手も上がってきましたね。
実況
4番の近藤選手と3番の常田選手、ツインタワーと呼ばれています。
近藤がすらして見事に決めていきました。
17番の鳴海、今大会2ゴール目。
ロングスローで飛び道具で先制点は青森山田。
6年ぶりの決勝進出へ先制点です。
前半17分、先制は青森山田。
ファーストシュートがこのような形でゴールになりました。
武田
GKもなかなか出られなかったですね。
競った状態でもいいところに落としました。
実況
常田が前に来て、すらしたボール、2年生の鳴海彰人が決めました。
見事なゴールを決めました、青森山田です。
狙い通りになっています。
1点先行。
武田
チャンスですね。
実況
ここはゴールキックに変わります。
1点の先制を許しました、國學院久我山。
武田
スペースがない中、ボールを動かしてチャンスを作っていますね。
青森ベンチ
得点シーンで黒田剛監督は、両手で大きなガッツポーズを見せました。
今、表情は引き締まっています。
試合前、選手達はリラックスしていました。
埼玉スタジアムの歓声をいい意味で興奮すると話していた選手もいます。
今日は自分達のサッカー、堅守速攻をしっかり見せたい。
セットプレーがカギになると話していたので、まさにその1点となりました。
実況
黒田剛監督、45歳です。
19年連続21回目の出場を青森山田を率いて続けてきました。
19年連続は今大会最長の記録です。
武田
青森山田の練習を見に行きましたがしっかりスペースを消した守備の練習をしていました。
セットプレーも取れて、いい形です。
実況
88回大会、柴崎岳を擁して準優勝を果たしてます。
Jリーガーは内定者を含めて26人輩出しています、青森山田。
強豪をつくり上げたのが黒田剛監督です。
10番・神谷もJ1湘南に内定しています。
1点ビハインドになりました。
國學院久我山です。
國學院ベンチ
東京を背負って戦ってこい。
武田
チャンスですね。
実況
シュートを打った。
ワンハンドで廣末陸が見事にボールセービング。
気持ちが入っています。
ナイスセービング。
武田
思い切って行きましたが、GK・廣末君、よく取りました。
実況
小林和樹のシュートでした。
速い展開になっています。
準決勝第2試合。
國學院ベンチ
小林のシュートシーンにも失点のシーンにも表情を変えない清水監督です。
自分達のサッカーを貫こうと選手をピッチに送り出しました。
もっとボールを動かしていこうという指示が出ています。
実況
國學院久我山は今大会、初めて先制を許す展開です。
武田
本来もっとパスをつないでリズムを取って侵入してくるんですけれど、青森山田がスペースを消してきます。
久我山としてはボールを動かしてタイミングがいい時に名倉選手にボールを入れることが大切です。
実況
清水恭孝監督は就任1年目です。
黒田監督とは2歳差ですがキャリアの差は大きくあります。
就任1年目で準決勝までチームを導いてきました。
2回戦はPK戦でした。
武田
チャンスですね。
実況
これは大きく枠を外れていきました。
武田
縦パスが入ると中央に選手が密集するのでサイドがチャンスになります。
実況
9番は小林和樹です。
準々決勝では1対0、去年の準優勝校です。
前橋育英をやぶって一度もビハインドがないまま。
武田
チャンスです。
東京を背負って戦ってこいと清水監督から送り出されたイレブンです。
序盤に額のケガがありました、青森山田・北城です。
先制したのは青森山田です。
武田
ボールにしっかりアプローチしてプレスをかけますね。
久我山はパスをつないでチャンスですよ。
実況
3番の常田がしっかり体を寄せて行きました。
武田
名倉選手は自分の思うようにプレーできませんね。
武田
低いニアのボールを蹴るチャンスです。
実況
中央へ。
直接狙ったような格好になりました。
名倉からクロスを上げる。
ヘディング。
決まった!2番の野村。
コーナーキックで上がっていた野村京平が今大会、初ゴールとなりました。
1対1。
武田
集中していましたね。
実況
どちらもセットプレーからの得点になりました。
武田
落ち着いていいボールを蹴りましたね。
実況
鋭いボールでした。
ピンポイントで合わせていきました。
点の取り合いになった序盤です。
1点ずつを取り合って、分からない展開になってきました。
武田
私も高校サッカー選手権に出場しましたが3年生にとっては最後の最後の試合です。
すべてを出し切ったプレーが見られていますね。
実況
応援席の様子です。
応援席
サッカー部員120人に加えて今日は中学校サッカー部員70人、チアリーダー、吹奏楽部など総勢300人の大応援団が駆けつけました。
これまでの応援の場合になってさらにパワーアップしています。
実況
コーナーキックのチャンスになりました、青森山田高校。
間もなく100周年を迎える青森山田高校です。
さまざまな部活が盛んです。
コーナーキックのチャンスになりました、青森山田です。
蹴るのは7番の高橋壱晟、2年生です。
武田
高さがありますね。
実況
青森山田は先ほどセットプレーから得点しています。
ここはトリックプレーを見せてきた。
GKは1年生守護神です。
平田周がしっかりボールをキャッチしました。
武田
落ち着いていましたね。
冷静でした。
実況
青森山田高校が17分に先制。
しかし25分に國學院久我山が追いつく展開になっています。
準々決勝では素晴らしいゴールがありました、内桶です。
武田
4番の近藤選手がしっかりマークしています。
実況
名倉のシュート。
しかしこれはポストの右。
武田
動き出しからディフェンスと中盤の間でボールをもらって、すぐ打ちました。
一瞬の判断は素晴らしいですね。
実況
強いシュートを打っていきました名倉巧、2年生です。
先制されながら追いつきました。
國學院久我山高校です。
応援席
追いついた瞬間、やったぞと飛び跳ねて喜び、応援席は揺れました。
初のベスト4入りを果たしています。
応援席でも歴史を塗り替えました。
高校、そして附属中学の授業を取りやめ、全校応援にしています。
全校応援は久我山史上初めてだそうです。
2500人以上はいる國學院久我山の大応援団です。
実況
東京杉並区にある國學院大学の附属校で中・高一貫校です。
レベルでの文武両道を掲げて、実践しています。
昨年度は東大現役合格者6人を出している学校です。
シュートを打つ小林和樹です。
8番は内桶。
内桶は1週間後に迫ったセンター試験を受けることが決まっています。
鈴木、シュート。
これはオフサイド。
名倉がゴールネットを揺らしましたが副審の旗が上がっていました。
武田
スペースはないんですけれど、ボールを動かしながらでした。
ディフェンスライン、集中していますね。
青森ベンチ
攻め込まれている時間が多くなっています。
先ほどから黒田監督は中盤でのボールの失い方が悪いという指示が出ています。
攻撃陣にもっと速く仕掛けろという指示を出しています。
実況
細かいことを厳しく日々精進したものに奇跡はやってくる、幸運は訪れると普段から話しているそうです。
今大会は2点のビハインドを2度にわたって跳ね返して、ここまで駆け上がってきています。
武田
諦めないメンタリティーを黒田監督は21年目ですか、選手達に伝えています。
Jリーガーにもいい選手を輩出していますよね。
実況
45歳ですが、すでに名将です。
黒田監督。
新たな挑戦を続けたいと話している黒田剛監督です。
先制しましたが國學院久我山が追いついています。
武田
しっかりした守備をしています。
実況
内桶が低い鋭いクロスを上げてきました。
武田
名倉選手を中央に侵入させない。
それがポイントになりますね。
実況
4本目のコーナーキックです。
これは廣末陸がおさえています。
2015年18歳以下日本代表に選ばれているGKです。
2020年、東京オリンピックが現行のルールで行われることになると東京オリンピック世代といえる今大会の選手達です。
2年生でも1年生でもオリンピックの舞台、ここから成長して、勝ちたいんだと話している選手がいます。
埼玉スタジアム2002は東京オリンピックのサッカー会場の1つにも選ばれています。
予行演習といいますか、ここから原石が出てくる。
磨かれてくるということになります。
実況
前、狙っている。
シュート。
クロスバー。
嵯峨のシュートでした。
武田
ダイレクトによく打ちました。
武田
ロングスロー、フリーキックは高さがあります。
山田としてはセカンドボールがチャンスですね。
よく落ちる地点を予測して打ちましたね。
実況
今度は逆サイド。
左サイドからまた原山がロングスローです。
長いボール。
GKが出ている。
神谷がシュート。
クロスバーの上。
ディフェンスのタッチがあっただろうという神谷ですが頭を抱えます。
東京ヴェルディユースから去年の1月に青森山田で足りないものをつかみたいと編入してきました。
武田
スルーパスは溜めも作れますし、期待しています。
実況
黒田監督からは自分のためのプレーになっているとたしなめられたそうです。
周りを使うことが自分を生かすことになると話をされたそうです。
國學院ベンチ
青森山田に対して特定の選手を警戒することはないが10番の神谷選手はボールを持つとワクワクする選手だと話しています。
実況
高橋壱晟も2年生ながら今大会4ゴールをあげています。
清水恭孝監督は要注意だと名前を挙げていました。
清水恭孝監督のいるテクニカルエリアからロングスローです。
2番の野村がクリア。
クリアというよりは、しっかりつないだ印象です。
内桶から澁谷。
澁谷のドリブル突破。
サイドバックの選手も上がってきている國學院久我山。
東京勢としては帝京高校以来17年ぶりのベスト4。
しっかりと粘っています。
武田
ボールを浮かしたり、そのへんのイメージはいいですね。
最後の体の使い方もうまいです。
ここで体を入れるわけです。
体の使い方とかボールの置く位置とかスペースがない中で、非常にトレーニングされていますね。
実況
選手権では初のベスト4に進出しています。
校庭は、それほど広くありません。
野球部と人工芝のグラウンドを分け合っています。
狭い局面で練習をすることで個人技を磨いていく。
美しいパスサッカーの礎を築いていきます。
武田
ボールをいかに動かして相手のスペースを探すか、しっかりトレーニングしている。
自分達のスタイルを突き詰めて、ここまで来ていると思います。
応援席
國學院の応援席は宮原選手のお父さんも応援に駆けつけています。
この1年でチームの写真は5000枚になった息子の一番カッコいい写真は相手とボール際で競っている写真。
今日はガッツポーズしている写真をカメラに収めたいと話しています。
実況
青森山田の右サイドバック。
原山海里が武田
スパイクを変えているのかな。
青森ベンチ
テーピングしているようですが、この後、ピッチに戻ります。
実況
澁谷は今大会2得点です。
國學院久我山は前線3人で5得点を挙げています。
今、副キャプテンの原山がピッチに戻りました。
埼玉県出身です。
埼玉スタジアムへの思い入れは大きくあります。
非常に楽しみですと話していた原山海里です。
ロングスローで沸く瞬間はモチベーションを上げてくれると話していました。
原山がピッチに戻っています。
武田
しっかりかいくぐっていくんですよね。
実況
内桶、シュート。
武田
このあたり面白いですね。
実況
走り負けない、絶対に守るんだという青森山田。
ディフェンスの網をくぐるように、パスをつないでいく國學院久我山です。
相手のプレッシャーが少ないところ、そこにボールを出していくわけですね。
青森ベンチ
黒田監督は久我山に対して相手はクラブ仕込みの高いテクニックを持った選手が多い。
したたかなスピードがあるという印象。
一人一人の技術の勝負ではなく連動したサッカーで勝負したいと試合前に話していました。
実況
小林のシュートはディフェンスに当たってコーナーキックのチャンスを得ました。
小林和樹が積極的にシュートを打っています。
武田
中盤が少し空くので、そこにうまく小林選手が入っていますね。
実況
前半40分です。
コーナーキック。
これが5本目の國學院久我山です。
先程はコーナーキックの流れから1点を得ました。
今度は高いボール。
ヘディングでクリア、青森山田です。
角度を変えて走り込もうというところ。
ここも野村でしょうか。
武田
シュートのこぼれ球を狙っていましたね。
武田
今のは、いい守備でした。
実況
國學院久我山、守備の網もしっかりしています。
今のところ、セットプレーでの1失点だけ。
武田
鈴木選手と知久選手が、しっかり相手のスペースを消しています。
名倉選手が1対1で絶対に負けたくないとプレスしています。
実況
狭い局面での練習が続きます。
1対1でのプレスには絶対的な自信がある、國學院久我山です。
左肩を少し痛めています、青森山田の嵯峨理久です。
10番の神谷が蹴ります。
直接狙っていったようなボールになりました。
9番は豊島。
クロスを上げさせない対応を見せました。
前半も残り時間は少なくなっています。
17分に先制したのは青森山田高校。
白のユニホーム國學院久我山高校が前半25分に野村のゴールで追いついています。
1対1。
決勝に第一試合で進んだ東福岡高校と明後日、成人式での決勝、相対するのはどちらになるでしょうか。
こぼれ球を狙っていこうという作戦がこの試合ではありそうです。
青森山田にファールがありました。
國學院久我山ボールです。
武田
久我山のDFがしっかり集中しています。
実況
足をひきずっているでしょうか。
左の足を痛そうにしているように見えます。
副キャプテンの原山です。
声と闘争心が武器です。
黒田剛監督は相手のプレッシャーはあるだろうけれど、ボールをつなぐ瞬間をつくりたいと話していました。
それができないためか、シュートの数は3本です。
武田
久我山のディフェンスがラインをコントロールして相手にプレーするスペースを与えていません。
センターバック2枚のバランスが久我山はいいですね。
実況
山本研はセンター試験を受けて慶應義塾大学を受けると本人は話していました。
受験勉強をしながら選手権を戦っています。
前半44分を経過。
それぞれのスタイルを出している前半、1点ずつを取り合っています。
パスをつなぐ。
美しく勝てがスローガンです、國學院久我山。
知久が出てきてシュートを打ちました。
知久航介は浦和レッズレッドダイヤモンズジュニアユース出身です。
埼玉スタジアムには人一倍思い入れがあると話していた2年生です。
堂々としたプレーを見せています。
アディショナルタイムは1分です。
先制したのは青森山田。
しかしセットプレーからの流れで白のユニホーム、國學院久我山も1点を返しています。
武田
神谷選手を中心に、パスをつないで、サイドから突破力のある選手。
実況
高橋のシュート。
ゴールの右にそれています。
今大会4ゴールの2年生です。
のっています。
武田
のっていますね。
実況
ここまで4ゴールという成績です。
高橋壱晟。
準決勝第2試合。
前半終わって1対1。
青森山田高校が先制。
17分でした。
しかし25分に追いついた國學院久我山。
このまま後半で45分での勝負ということになります。
この後は実況
現在の高校生は、男子サッカー競技では4年後の2020年、東京オリンピック開催の年に23歳以下となる、まさに東京オリンピック世代。
恐らく今大会の出場選手からも東京オリンピックで日の丸をつけて戦う選手が出てくることでしょう。
しかし全国選手権出場だけがオリンピックへの出場手形というわけではありません。
高校時代は選手権出場の夢かなわず、しかし、その後日本代表となり日本サッカー史に残る伝説的なゴールを決めた選手もいます。
「我が心の選手権」。
今回は高校時代に味わった悔しさを糧にマイアミで奇跡を起こしたこの選手をご紹介します。
一人、黙々と走り続ける男。
彼は去年、所属クラブを失ったがまだ、夢を追いかけ続けている。
伊東輝悦、41歳。
彼を駆り立てるサッカーへの情熱。
それは今から20年前、あの奇跡ともいわれるゴールがあったからかもしれない。
静岡の名門、東海第一に進学した伊東。
1年生ながら背番号10を背負い、初めて挑んだ清水東との決勝はPK戦へ。
しかし、全国への切符を逃がした。
2年生の時は清水商業、3年生の時は静岡学園に敗れ、激戦の静岡で一度も選手権出場の夢は叶わなかった。
選手権出場はならなかったが、悔しさは次のステージで晴らす。
その思いで努力を重ねた。
迎えた1996年、アトランタオリンピック。
当時21歳の伊東は日の丸を背負い世界の舞台に立った。
初戦の相手は優勝候補のブラジル。
試合序盤から圧倒的な攻撃力を誇るブラジルに防戦一方。
しかし日本イレブンは誰もが勝利を信じていた。
後半27分。
ブラジル守備陣の連携ミスからこぼれ球を伊東が先制ゴール。
そして…。
マイアミの奇跡とたたえられた歴史的勝利。
それは伊東をサッカー選手として、さらに成長させた。
選手権出場の夢はかなわなかったがオリンピックで奇跡を起こした。
そんな伊東が夢破れた選手達に伝えたい思い。
実況
解説は静岡出身の武田修宏さんです。
武田さんも伊東選手は選手権に出場できなかった。
静岡県は当時も大激戦区だったのですね。
武田
そういった悔しさだったり逆境が心を鍛えあげるということもあります。
それが未来につながっているんじゃないですか。
実況
伊東選手が送ったエールは今大会で実況
後半キックオフを前に決勝進出を目指して両校のスタンドも盛り上がっていると思います。
まずは青森山田のスタンドです。
応援席
3年生のサッカー部員17人にきてもらいました。
ベンチにいる吉田選手とは寮で同部屋だそうですね。
今は1対1なので選手達が流れを変えて点を決めてくれると思います。
おだ
全国優勝は山田高校全員の目標なので、最後まであきらめないでやってほしいです。
てるい
行くぞ。
応援席
青森山田応援席、盛り上がっています。
実況
國學院久我山高校応援席です。
応援席
高いレベルの文武両道をモットーとする國學院久我山。
応援団の中にも受験を控えている選手がいます。
会場にもノートを持参して試合前にも勉強していました。
ここまで来たら優勝と力強く声援を送っています。
後半に向けてエールをお願いします。
勝利を信じて声をからす國學院久我山、応援席です。
実況
前半を終わって1対1。
準決勝の第二試合です。
東福岡が待つ明後日、成人の日の決勝の舞台に勝ち進むのは、どちらでしょうか。
青森山田の選手交代がありました。
2年生、19番・嵯峨理久に代えて11番、流れを変える3年生、田中優勢が入ってきました。
青森山田はここまで4試合、4枚の交代カード、3年生で使いきってくる戦いを見せています。
青森山田は黒田剛監督です。
6年ぶりの決勝進出なるか。
一方、初の決勝進出なるか國學院久我山。
いよいよ勝負の後半です。
第94回全国高校サッカー選手権大会準決勝、青森山田対國學院久我山。
強豪、常連校、青森山田が緑のユニホームです。
美しく勝てがモットーです。
初めての選手権、決勝を目指します、國學院久我山、白いユニホームです。
スローインのチャンスは國學院久我山。
長いボールを宮原が入れてきました。
前半をご覧になってどんな印象ですか?武田
國學院久我山のしっかりパスをつなぐサッカーに対して青森山田は高さを生かしたセットプレーです。
両チームのよさが出た感じがします。
実況
後半勝負の45分です。
武田
ロングスローのセカンドボールをよく決めましたね。
実況
両チーム1点ずつを取り合って後半です。
何が勝敗を分けるポイントになるでしょうか?武田
青森山田はセットプレーがあります。
それをいかにおさえるか。
久我山のチャンスになると思います。
実況
フォーメーションを見てみましょう。
交代選手のあった青森山田、緑のユニホームです。
中盤には4枚の選手がいます。
神谷が左にはるような格好です。
嵯峨に代わって11番の田中が入りました。
嵯峨のいた位置に10番の神谷優太がいます。
武田
神谷選手が左サイドに入ることによって、ためをつくってクロスで得点しました。
サイドでフリーな状態で神谷選手を左に持ってきたのでしょうね。
実況
神谷のその動きが見られるでしょうか。
美しいパスサッカーが信条です。
ボールを支配して試合を支配する、これがリ・ジェファ総監督國學院久我山を10年以上率いていた前監督が築いて来たサッカーです。
ここに勝負強さを加えたのが清水恭孝監督。
武田
久我山は守備の面でもファーストDFがしっかりプレスしますよね。
コースを限定して連動してボールを取っています。
久我山はパスももちろんですが守備の意識も高いですね。
実況
狭い空間での相手にやらせないディフェンスも、しっかり鍛えられています。
武田
1人目のディフェンスがしっかりコースを限定しています。
実況
青森山田、またセットプレーのチャンスです。
選手の影が長くなってきています。
武田
チャンスですね。
実況
夢の舞台です。
埼玉スタジアム2002。
臆することなく、両チームの選手達が躍動しています。
自分達らしさを見せてここまで戦ってきています。
10番は神谷。
柴崎岳がつけていた10番を受け継ぐ男です。
直接狙った。
しかし平田周、しっかりキャッチしました。
武田
両手でしっかり安定していましたね。
外から落ちてくるようなボールでした。
実況
シュートストップには絶対の自信があるという平田です。
神谷はJ1・湘南への入団が内定しています。
柴崎岳を擁して6年前に準優勝という成績。
決勝までプレーしていた青森山田のプレーを小学校6年生の時に見て、この舞台にあこがれたという神谷優太です。
この舞台での戦いは子供達も見ているんですよね。
武田
あこがれのピッチで誰もがファイナルにいきたいという気持ちがあると思います。
両チームは必死に頑張っていますね。
青森ベンチ
ハーフタイムの指示は1点を追いつかれたことに対して、もったいないという黒田監督のひと言でした。
一人一人の対応が遅い。
もっとマークをつかないとという指示です。
後半はサイドからの攻撃をしたいので神谷が左に入っています。
武田
集中はしていたんですけれど、何度か縦パスを入れて相手に突破されました。
そこを集中させたいと思っているのでしょう。
実況
高橋壱晟が今大会、4ゴールです。
原山はロングスローを持っています。
澁谷が仕掛けていく。
ここはゴールラインを割っていました。
武田
近藤選手が、しっかり1対1で対応した。
澁谷選手の空いたスペースに2列目が飛び出してきます。
その久我山の攻撃に対して黒田監督はしっかり守備をしろという指示ですね。
実況
前半は14番名倉巧が、いいプレーを見せました。
小林、澁谷、内桶で合計5得点をあげているこれまでの戦いです。
右サイドにシュート。
17番、先制ゴールの鳴海です。
武田
今のは自分達のスタイルだと思います。
実況
歓声を喜びに変えてパワーに変えて力を出し切りたいと話していました。
國學院ベンチ
清水監督は1点を取られたことで開き直って自分達のサッカーができた、同点にしたら、あとは自分達のもの、自分達らしいサッカーを最後まで貫こうと選手達に声を掛けました。
実況
リ・ジェファ監督の意志を受け継いでいる清水。
清水監督です、就任1年目でベスト4まで、東京勢としても17年ぶりとなる準決勝に導きました。
ここもロングスローを見せます。
ファールがありました。
武田
青森山田は積極的にスローインをもらってロングスローにいこうとするのですが久我山はなかなか簡単に出さないので、しっかり対応しています。
國學院ベンチ
青森山田のロングスローに対してタッチラインを割る。
2個、3個前のプレーが大事だと話をしていました。
小林が上加世田に対してロングスローが多すぎた、ごめんねという話もしていました。
実況
3年生から1年生への謝罪です。
学年関係なく、とにかく優しいと4番の上加世田は話していました。
実況
澁谷からワンタッチで名倉へ。
スッと2人で寄せていい距離感でボールを奪っていく國學院久我山です。
こちらがリ・ジェファ総監督です。
97年から去年まで國學院久我山でパスサッカーを築き上げてきました。
J3のFC琉球でゼネラルマネジャーも兼務しています。
武田
体の使い方もうまいですよね。
ボールと相手の間にスッと体を入れます。
そういったトレーニングもしているのではないでしょうか。
実況
ボールが直撃した内桶ですが、平気な顔をしていました。
國學院ベンチ
リ・ジェファ監督は初のベスト4が決まった時は涙を流していました。
國學院久我山の新たな歴史を作った選手達を誇りに思う。
普段通りの自分達のサッカーをしてほしいと話していました。
武田
中央が空いていますよ。
実況
鳴海がシュートを打っていたか。
失礼、最後は10番の神谷でした。
武田
キーパーも体で止めましたね。
青森ベンチ
黒田監督は頭を抱えて残念がりました。
16番の吉田開がスタンバイしています。
9番の豊島と代わります。
豊島の運動量が落ちた時、交代します。
攻守において絶対にサボらない選手です。
実況
3回戦で2点ビハインドのアディショナルタイム。
最後、ヘディングで同点ゴールを挙げた選手です。
チームを救った選手がこの後、入ってきます。
粘り強く戦うこと、走りきること、これを1年間積み上げてきました青森山田。
ここで9番の豊島に代えて16番の吉田開を投入しました、青森山田です。
武田
流れの中で難しいので右サイドに入れてサイドの攻撃でしょうね。
実況
これが2人目の交代です。
先に2人目まで動いてきました、青森山田の黒田剛監督です。
國學院久我山は今日は異例の全校応援。
初めて準決勝の舞台に駒を進めています。
勝てば、あさって行われる埼玉スタジアムでの東福岡との決勝。
帝京高校以来の決勝進出なるか。
応援席
たくさんのOBが駆けつけています。
7年前、ベスト8に入った時、エースで現在、FC東京でプレーする田邉草民選手がいます。
久我山らしいパスサッカーができていて流れはこちらにある。
美しくプレーできている。
どこかで点を取れると思うと母校の勝利を信じています。
実況
田邉草民ら10人以上輩出している文武両道を高い次元で実践している國學院久我山高校。
田邉草民選手もFC東京に戻ってきましたが、スペインのサバデルでプレーしていました。
世界で通用する選手を育てたいと話すリ・ジェファ総監督、そして清水恭孝監督です。
ここでもロングスローがあります。
気になるのが原山海里が足を痛そうにしていることです。
前半、先制点はエンドは逆ですがこの角度からの先制点でした。
ここでも届いてきます。
30メートルから40メートル。
軽々と届く原山の弾丸ロングスローです。
ファールがあったのは、青森山田です。
武田
中央は高い選手がいます。
高さに対してはクロスボールがありますね。
実況
就任1年目の清水恭孝監督。
監督のキャリアとしては黒田剛監督は45歳。
19年連続出場は今大会最長、青森山田。
北国のタレント集団です。
東京にいながら、文武両道を掲げてしっかりと選手権でも結果を出しています。
ラグビーでは全国選手権で5回優勝している名門の1つです、國學院久我山。
武田
しっかりと落ち着いてつないでいますね。
実況
セットプレー、ゴール正面。
少し距離はありますが、いい位置でフリーキックのチャンスを得ました青森山田。
武田
積極的にボールを取った後、攻撃にいく。
実況
右足なら神谷、左足なら北城ということになります。
壁の前に目隠しをつくります。
139人の部員がいます、青森山田。
ゴールマウスを守るのは1年生のGK國學院久我山の平田周です。
神谷がいった。
枠を捉えることはできませんでした。
少し悔しそうな表情を見せたのは神谷優太です。
最初で最後の選手権と3年生になる前、去年の1月に青森山田で何かを得たい、そういった気持ちで編入してきました。
実際、人間性を鍛えられたと話しています。
チームにあたたかく迎えてくれたメンバーに感謝をしてプレーしたいと話していました。
北城から田中優勢が上げる。
鳴海がシュートを打ちました。
ジャストミートしませんでした。
先制点の17番鳴海彰人、2年生です。
いい位置にしっかり立っていました。
武田
しっかりポジショニングして最後までボールを見て蹴りましたけれどね。
実況
前半のシュートは圧倒的に10本と多かった國學院久我山です。
後半まだシュートを打てていません。
青森山田は前半4本、後半も4本を打っています。
國學院ベンチ
今日一番大きな声で指示を出しました。
ボールを奪った後、両サイドの裏をつけという清水監督の指示です。
実況
思い切ってシュート。
枠の左です。
ディフェンスに当たっています。
武田
神谷選手が左サイドにいることで彼にボールを集めながら阿部と時間を作って展開しています。
攻撃が機能してきました。
実況
左サイドから高橋壱晟が打って行きます。
青森山田中学校の出身です。
高いボール。
ピンポイントで合わせてくる。
190センチの近藤が飛び込んできました。
平田周がパンチング。
國學院久我山としては難を逃れています。
1年生GKは落ち着いていますね。
武田
冷静ですし、安定しています。
PK戦で2本止める、あの時も堂々としていました。
逆境の中でよく頑張ってきましたね。
実況
高橋が飛び込む。
武田
これがひとつの形です。
それに対して久我山がしっかりですね。
実況
コーナーキックのチャンスがたて続けに2本あります。
今度は神谷が蹴ります。
ここはトリックプレーで狙った。
クロスバー。
頭を抱える神谷。
ここは蹴り込んでシュート。
残念そうな表情は黒田剛監督。
45歳です。
武田
ボールを持った瞬間に絶対点を取ってやるという気持ちが見える。
いいシュートですね。
実況
少し巻いていったボールです。
わずかに枠をとらえませんでした、クロスバーに当たりました神谷です。
後半に入って神谷がボールを左サイドでしっかりさばけるようになって、青森山田は変わったんじゃないですか。
武田
中央の時は相手を背負っていましたが後半に入ってチャンスを作っています。
実況
小林が悔しそうな表情を見せました。
國學院ベンチ
スーパーサブ、点が欲しい時に投入する11番の多嶋田がウオーミングアップを早めるようにという指示です。
13番の選手が呼ばれました。
実況
13番は戸田佳佑です。
後半に入って流れが少し変わっています。
澁谷にボールが入るとチャンスです、國學院久我山。
内桶がクロス。
シュート。
クロスバーの上。
鈴木遥太郎です。
武田
決めたかったな〜。
ゴールに向かっていくわけですよね。
空いたスペースをうまくシュートをしました。
実況
國學院久我山、後半最初のシュートになりました。
ボランチの位置から駆け上がって、巻いたボールはわずかにクロスバーの上です。
いいシュートとでしたね。
武田
点を取りたかったでしょうね。
実況
まだ今大会得点はありません、鈴木遥太郎です。
國學院ベンチ
9番の小林に代わって13番・戸田が入りました。
そのままFWの位置に入っています。
実況
13番・戸田が投入されました。
小林和樹に代わって投入です。
去年から主力の選手が多いという國學院久我山です。
代わって入った戸田佳佑。
小柄ながらテクニックがあります。
ディフェンスが5枚、6枚と集中しています。
走り負けない、最後まであきらめない、それが青森山田の今大会のスピリッツ。
青森ベンチ
18番の成田拳斗が準備しています。
運動量豊富なのはもちろん、ゴール前で仕掛け、突破ができる選手です。
1点を狙いに行きます。
成田も桐光学園戦で1点を取った選手です。
ここはロングスローがあります。
3枚目の交代のカードを準備しています。
1点目は、このロングスローからでした。
野村が足を出しました。
ミドルシュートに行ったでしょうか、原山です。
逆にカウンター。
仲間の上がりを待ちます、10番の神谷。
この1対1の強さです。
澁谷雅也です。
ドリブルに絶対の自信を持っています。
お世話になった3年生と最後までプレーしたい。
優勝したいと話しています。
ここで17番、先制点の鳴海彰人に代えて青森山田高校、成田拳斗を投入です。
先制点の場面、常田がそらしたボール。
17番の鳴海彰人が見事に前半17分、先制点を挙げました。
その鳴海に代わって成田拳斗です。
これが3人目の交代です。
あと1人まで交代が可能です。
2年生に代えて3年生を入れてきました、黒田監督です。
最後の選手権、最後の大会、3年生の思いが勢いをつける、盛り上げるんだと話しています。
武田
近藤選手がいい対応をしましたね。
相手の起点に対して縦パスをしっかりとブロックしています。
実況
名倉が持ち込んでシュート。
ゴールの左。
1人で落ち込んでの局面の打開。
シュートまで持って行きました。
これが2本目のシュート。
武田
スペースがないところ。
スペースを探してシュートに行く。
一瞬の判断が素晴らしいですね。
実況
J1・仙台に内定している常田の股を抜いていきました。
167cmの名倉です。
巧みなプレーを見せています。
武田
ゴール前はアイデアが大事です。
いろんなことを想像して突破して、チャレンジして行くことがゴールにつながります。
両チームとも積極的にチャレンジしてほしいですね。
実況
準決勝第2試合も多くのお客さんが駆けつけています。
2万5073人。
多くのお客さんが期待を胸に集まりました。
武田
自分達のスタイルを出しているいいゲームです。
応援席
吹奏楽、チアリーダーを帯同しての応援です。
柴崎岳選手が出場して準優勝した大会以来6年ぶりです。
吹奏楽顧問のたかはし先生もワクワクしていますと笑顔で話してくれました。
武田
本当の勝負はここからです。
チームが苦しい時に戦える選手、これから代表だったり、大学に行って通用します。
両チームの10番はここで点を取ってほしいですね。
応援席
たくさんの子供達も応援にきています。
川崎ジュニアチャンプの6年生5人もきています。
澁谷選手を見てどうしても生で見たかった。
双眼鏡で選手を見ながら応援しています。
実況
2020年東京オリンピックが終わった後の大会は第100回大会なります。
その時、小学6年生達が3年生になっているわけですね。
武田
いろんな方が支えた大会ですからね。
実況
残す試合は、この準決勝第2試合と明後日の決勝のみになりました。
第1試合では東福岡高校が3度目の日本の頂点へ、17年ぶりに決勝進出を決めています。
一方初優勝を目指す青森山田が過去最高は準優勝。
一方、過去最高成績にここまで来ています。
國學院久我山です。
ボランチの選手も國學院久我山、高い位置に位置取りしています。
名倉からスルーパス。
武田
キーパー、よく出ましたね。
久我山もしっかりパスをつなぎながらチャンスを作るんですけれどね。
青森山田が、しっかり対応しています。
実況
全選手が青森山田陣内に入っています。
武田
青森山田も1人目がしっかりボールにアプローチしています。
思うようにプレーさせていません。
國學院ベンチ
清水監督はパスのスピードをあげろ、ワンツーをもっと使っていけという指示です。
実況
バルセロナのサッカーを理想とする清水恭孝監督です。
武田
ボディーバランスがいいですね。
実況
対応するのはキャプテンです。
序盤にケガのあった北城です。
必死のクリアは田中優勢です。
ファールがありました。
青森ベンチ
黒田監督が、ここだここだという指示を出しています。
実況
走る力で相手を上回る。
ボールを奪ったらショートカウンターで一気に相手のゴールに迫る。
セットプレーのチャンスを得られればそこで飛び道具があるのが今のうちの武器なんだ、と黒田剛監督は話しています。
両チームともやることが明確です。
後半は、まだ得点がありません。
こぼれ球、シュート。
16番の吉田開。
武田
低い速いボールからのこぼれ球でした。
実況
3回戦の劇的ゴールのPK勝利の立役者です、吉田開。
わずかにゴールの左にそれていきました。
大きなチャンスでした。
両チーム、チャンスがまだまだありそうですね。
後半34分を経過しました。
45分ハーフで戦っています。
GK平田がおさえます。
1年生です。
18番は成田。
3回戦、PK勝利の立役者です。
成田もシュートを打って行きました。
武田
攻撃になった時、精いっぱい仕掛ける。
それに対して体を張って止める。
両チームともいいですね。
青森山田は突破力のある選手が多いです。
しっかり分析して自分が何をしたらいいか考えて、自分の仕事をしていると思います。
実況
スタートから出る選手はベンチにいる選手を信じて、最初から全力でプレーできると話していました青森山田です。
全国高校サッカー選手権は94回目の歴史を数えています。
武田
久我山はしっかりパスを回します。
見ごたえがありますね。
ここも切り替えが早いです。
全力でプレーしています。
実況
白いユニホームが國學院久我山高校10番の澁谷、2年生のエースです。
ゲームメーカー14番の名倉巧。
ヨハン・クライフが付けていた伝説のフットボーラーがつけていた14番を背負います。
清水監督もこだわりの番号と話しています。
現役時代を知らないわけですが、憧れていますと話していました。
応援席
バドミントン部、OGのたけいわれいかさんが来ています。
みんなが経験できるわけではない舞台なので応援を感じながらプレーしてほしいと話していました。
実況
卓球の福原愛選手とともに銀メダルを獲得しました。
OGが駆けつけているんですね。
武田
ここまで来た力はいろいろな人を動かす力がありますね。
実況
青森山田、過去最高は6年前の準優勝です。
初の頂点へという戦いです。
フリーキックのチャンスは國學院久我山。
澁谷のシュート。
すんなり入れてくるかと思いきや、フリーキックは角度を変えてきました。
常田が対応します。
すぐに内桶。
これはクリアになりました。
ゴールキックのようです。
武田
取られたあとすぐ、この後ですね。
取り返してクロスボール。
体でしっかりブロックするんですよね。
内桶選手です。
実況
戸田佳佑がシュートを打って行きました。
両チームの10番が持つと得点のにおいがします。
青森山田、キャプテンの北城俊幸、今大会1枚目のイエローカードです。
累積2枚目を受けると決勝に進んだとしても決勝には累積警告、出場停止ということになります。
後半も45分です。
残り6分。
1対1ということになればPK戦でいきなり決着です。
準決勝は延長戦がありません。
PK戦では両チームとも1勝ずつを挙げています。
青森山田高校は3回戦、奇跡の逆転PK勝利、神奈川・桐光学園に勝っています。
さぁ、ロングスローでPKに持ち込ませないという展開に持っていけるか、GKが出た。
応援席からの力をパワーに変えて原山のロングスローが入りましたが、1年生GK平田周がしっかりキャッチしました。
ピッチにいる仲間からもキーパー、キーパーという指示が出ていました。
澁谷が切り替えしてシュート。
枠の外。
武田
いや〜。
実況
GK廣末は出ていました。
DFも枠の前で待っていましたが枠に飛ばすことはできませんでした。
武田
裏に走って、ここは落ち着いていましたけれどね。
実況
がっくりと膝を落としました、清水恭孝監督です。
理想的なパスでの崩しでしたね。
武田
自分の形でした。
キーパーが出たところまでは良かったんですけれどね。
最後は決めきりたいところでした。
実況
去年から出場していたメンバー達、國學院久我山、キャプテン宮原、野村、鈴木、小林という3年生、そして澁谷、名倉が去年の決勝戦を現場で観戦したそうです。
お客さんの雰囲気、メディアの数、その雰囲気を感じて来年は絶対にここで戦って優勝しようと下見をしたわけです。
武田
高校サッカーはミスもいっぱいあるんですけれど、ミスを恐れずにチャレンジするところが魅力です。
プロではないので、積極的にどんどん勝負して戦ってほしいですね。
ピッチに出られない選手のほうが多いわけです。
両親だったり、いろいろな支えてもらっている人への気持ちを持ちながらプレーしているわけですよね。
実況
大所帯をまとめているのが5番キャプテンの宮原です。
将来は母校に教師になって戻りたい、そんな夢を持って、大学に進学します。
それぞれの未来のために、晴れ舞台で死闘を繰り広げている両者です。
集中力が必要だったのは、國學院久我山です。
普通に出すと、ロングスローが待っています。
5番は宮原直央です。
頼れるキャプテン。
スケジュールの管理も宮原直央が行ってきました今シーズンです。
青森山田、勝負。
代わって入った吉田開。
クリアしていきます、宮原です。
黒田剛監督が歴代最高のキャプテンと称する北城です。
マッチアップをする形になっています。
國學院ベンチ
清水監督が選手を呼びました。
3年生の力が必要、気持ちの強さがチームの助けになると話をしていました。
3先生、比留間公祐を呼んでいます。
武田
いろいろな3年間の思いもあります。
実況
落ち着きがありますね。
1年生の上加世田です。
内桶峻に代えて15番の比留間公祐を投入しました。
ミドルシュートが武器という選手です。
これで5試合連続途中出場になりました。
内桶は準々決勝で決勝ゴールを挙げています。
あとは仲間に託します。
まもなく後半45分が経過。
武田
今大会はアディショナルタイムでいろいろなドラマがありますね。
実況
國學院久我山も明秀日立からPK戦で勝っています。
両チームのGKもPK戦でストップを見せています。
アディショナルタイムは3分です。
吉田が持ち上がって、駆け出して行く。
ディフェンスを必死に見せる國學院久我山。
鈴木からキャプテンの宮原が出てきた。
キャプテン同士のマッチアップ。
北城がしっかり足を出しました。
しかしコーナーキックのチャンスを得ました。
苦しい時に声が出せる。
ピッチ内の監督と黒田剛監督が評します北城。
7番の鈴木が蹴ります。
同点ゴールの2番の野村が待っている。
1年生の上加世田達也も上がってきました。
ピンポイントで合わせる、そういったコーナーキックの精度があります。
アディショナルタイムに入っている。
レフリーがいったん選手に声を掛けました。
ヘディング。
3番の知久が行きました。
ディフェンスに当たって再びコーナーキック。
アディショナルタイムにドラマがあったのは青森山田です。
ここは國學院久我山が大きなチャンス。
ここも、ふわりと上げたボール。
ミドルシュート。
角度を変えて、入りました。
15番の代わって入った比留間か?武田
そうですね。
実況
角度を変えて思い切って打ったことが功を奏しました。
がっくりうなだれるのは廣末陸です。
武田
こぼれ球を思い切りシュートを打ちます。
実況
山本です。
13番、代わって入った2年生の戸田佳佑が決めました。
アディショナルタイムに入っての決定的なゴールです。
初の決勝進出へ、東京勢としては帝京高校以来決勝進出なるか。
ただアディショナルタイムでここまでミラクルを起こしてきている青森山田。
今、アディショナルタイムの3分が経過。
ミラクルを起こせるか。
コーナーキックです。
4人目の選手交代もしました。
20番の中村圭汰を投入しました。
青森山田。
奇跡を信じてセットプレーに持っていけるか。
武田
積極的に行きますね。
実況
ここで長い笛。
初の決勝進出。
東京都A代表、351校の代表、7度目の挑戦で初めての決勝進出。
私立の國學院久我山高校、準々決勝での前橋育英に続いて青森山田、準優勝経験校を破っての決勝進出です。
青森山田のキャプテン北城俊幸を國學院久我山高校の宮原が慰めるシーンがありました。
武田
最後まであきらめないいいゲームでした。
実況
先制ゴールの2年生、鳴海。
この悔しさは来年、再び自らの力でこの舞台に押し上げてほしいところです。
武田
久我山は高さで勝てない中、ボール際に激しく行っていました。
どちらが勝ってもおかしくない好ゲームでした。
実況
理想のパスサッカーを掲げて美しく勝て。
最後は泥臭く勝ったような気がします。
随所に光った10番・澁谷雅也を中心とするパスワーク、14番の名倉巧の技も光りました。
最後は2年生・戸田佳佑が決めました。
あきらめないことも大切さを教えてくれた青森山田。
青森山田をやぶって17年ぶりの東京勢決勝進出、國學院久我山高校です。
聞き手
國學院久我山高校、清水監督です。
アディショナルタイムでの逆転ゴールでした。
清水
PKも覚悟していたんですけれど、最後までゴール信じて選手たちが頑張ってくれたのでうれしいです。
聞き手
青森山田はどんなチームでしたか?清水
素晴らしいチームで選手達がよくチャレンジしました。
素晴らしいゲームを両校の選手達が見せてくれたと思います。
たくさんの応援をいただいて、こういう場所でプレーさせてもらって光栄です。
これからも高校サッカー全体を応援してほしいと思います。
決勝戦も素晴らしいゲームができるよう頑張ります。
聞き手
清水監督でした。
新しいヒーローが生まれました。
國學院久我山高校、戸田佳佑選手です。
逆転ゴールになりました。
戸田
応援してくれる人のためにも何としても1点決めようと思いました。
ここまできたら、優勝しか見えていません。
最後まで頑張ります。
青森ベンチ
黒田監督はピッチを黙って見つめていました。
選手は涙が止まりません。
黒田監督は久我山の選手と笑顔で握手をかわしています。
思いを託しました。
実況
青森山田イレブンにひと言お願いします。
武田
胸を張って、下級生はこの思いを次につなげてほしいと思います。
実況
美しく勝てをスローガンに決勝進出、國學院久我山高校です。
武田
自分達のサッカーで最後までやりつくしてほしいと思います。
実況
解説は武田修宏さんでした。
2016/01/09(土) 12:00〜16:20
読売テレビ1
第94回全国高校サッカー選手権 準決勝[SS][字][デ]
「星稜(石川)×東福岡(福岡)」「青森山田(青森)×國學院久我山(東京A)」全国4144校の頂点まであと2勝!※最大20分延長
詳細情報
番組内容
2015年12月30日に開幕した今大会も残り3試合。全国4144校の頂点に立つのは果たしてどの高校か?第1試合は4年連続ベスト4の前回大会王者の星稜と、夏のインターハイ王者の東福岡の対決。第2試合は19年連続21回目の出場となる青森山田と、初のベスト4入りの國學院久我山の一戦。決勝は成人の日1月11日(月・祝)。全国4144校の頂点に立つのは果たしてどの高校なのか!
出演者
「星稜(石川)×東福岡(福岡)」
【解説】
都並敏史
【実況】
吉田太一(中京テレビアナウンサー)
「青森山田(青森)×國學院久我山(東京A)」
【解説】
武田修宏
【実況】
寺島淳司(日本テレビアナウンサー)
音楽
【第94回全国高校サッカー選手権大会応援歌】
「はじまり」BLUE ENCOUNT
制作
民間放送43社共同制作
ジャンル :
スポーツ – サッカー
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ
趣味/教育 – 中学生・高校生
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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