(ハッピー)うわ〜大魔闘演武で戦ったスタジアムだ。
(ハッピー)懐かしいね。
(ナツ)なんであちこちボロボロになってんだ?大魔闘演武のあと大変だったじゃない。
ドラゴンいっぱい出てきてさ。
忘れちゃったの?あっああ。
そういやそんなこともあったっけな。
でもすごいよね。
知らない間にここまで元どおりになるなんて。
ああ。
人間なめんなってとこだな。
あい!でハッピー。
(ハッピー)何?ナツ。
俺たちどこに向かってんだ?
(ハッピー)知らないよ。
オイラナツが行くほうに歩いてるだけだもん。
あ?俺もハッピーが行くほうに歩いてるだけだぞ。
これからどこ行って何するの?さあ。
ちょっと待ってオイラ何か重大な事実に気づきそう。
あ?あんだよ?ハッ!修業の旅に出てから1週間経つけど…。
おう。
よく考えたら…。
おう。
歩いて食べて寝るだけ!全然修業してないよ!ほんとだ俺も今気づいた。
これじゃあただの貧乏旅行だよ。
そもそも修業って何をすればいいか何も考えてなかったし!あ〜あ。
(ハッピー)なんてことだ。
しまった…。
(ハッピー)ナツ。
せめて行き当たりばったりで適当に歩くのやめない?目的地とかテーマとか決めようよ。
って言われてもな。
う〜ん。
あっそうだ!天狼島か…いいかもな。
でしょ〜。
オイラたちが7年間眠ってたとこだし初代マスターのお墓もあるし。
ある意味原点。
よ〜し行ってみるか。
だね。
そのへんで船借りて…。
船?うっぷ…。
そっか…島に行くには船に乗んなきゃいけねえのか…。
大丈夫?もうすぐ着くから。
あっ…ほら!天狼島だ!うお〜っ!やっぱり地面はいいな〜!早速初代のお墓に行ってみようよ。
あぁ…道わかんのか?あい!前にカナに道順教えてもらったから。
いきなり迷ってるじゃねえか。
安心して。
こっちで間違いないはず。
カナは何て言ったんだ?よく覚えてないけど途中木とか岩とか茂みがゴチャゴチャしてたとか言ってた気がする。
あぁ。
木とか岩とか茂みか…。
じゃやっぱこのへんだな。
ねっ!って…この島木と岩と茂みだらけじゃん!カナってば大ざっぱすぎだよね〜。
他になんか言ってなかったのか?あれ?ん?お〜。
町だ。
かなり古いな。
森の一部みたくなってるから島の外から見てもわからないね。
天狼島にこんなとこがあったのか。
そういえばこっちのほうには来たことなかったもんね。
はぁ〜結構でかいな。
ひょっとしてギルドの建物か?レッドリザード。
〜家畜小屋みたいだな。
昔はなんか飼ってたんだね。
誰か住んでた跡があんぞ。
見てナツ!ん?勉強の跡か。
ひょっとして子供が住んでたのかな?昔はどんな人たちが住んでたんだろうね。
う〜んたぶん大人とか子供とか男とか女がいて働いたり遊んだり笑ったり泣いたりしてたんじゃねえか?そっか…オイラたちと同じだね!
(2人)ん?
(地響き)
(2人)うわ〜!
(咆哮)
(2人)うわ〜!ナツ!大丈夫?えっ!?ナ…ナツ…。
うわっ!イテテテ!イテ!イテ!いってえな!この野郎!ったく…。
ぬあ〜!うわ〜!なんだよ?どこ行くんだよハッピー!こないで〜!!なんで逃げんだよ〜!あっ…。
あ?あれって…。
墓…か?ここだ!初代マスターメイビスのお墓!ちゃんとたどり着いたな!さすがオイラたちだね!〜もっともっと強くなるから見ててくれよな初代。
あとオイラたちがいない間みんなのことよろしくね!さっ行くか。
あい!お墓がここにあるってことは初代ってここで生まれたのかな?さあ?帰ったらじっちゃんに聞いてみっか。
覚えてたらな!絶対忘れそう。
メイビス:これからお話しするのはフェアリーテイルが生まれる前のお話。
一人の少女が夢を求め苦しみを乗り越え仲間とともに1つのギルドを作り上げていくまでの物語
この間の仕事どうだった?ああちょろいわあんなの。
他のギルドがちょっかい出してきたって聞いたぞ。
ぶちのめしてやったよ。
俺たちレッドリザードにたてつく気か?つってな!そりゃあいいや!ワッハハハハハ!
(メイビス)あっ!いつまでサボってんだ?てめえ。
ごめんなさい。
でもギルドの中の掃除は終わりました。
外も掃除しろっつったろうが!グズが!は…はい。
あっ!ほんと使えねえガキだな!フンッ!あっ!ガキのくせに本なんか読んでんじゃねえよ!うっ…。
まさか魔法を覚えるつもりかよ?ムリムリ!とっとと掃除してこいや!風呂も入れよ!くせえから!
(みんな)アハハハハハ!おいメイビス!あっ…。
その靴誰に買ってもらったんだ?マスタージーセルフ様です。
そう。
やっぱりてめえには似合わねえ。
返せ!でも私…靴はこの1足しか…。
あ〜ん?俺の言うことが聞けねえのかよ!この役立たずが!!はぁ…。
(足音)ただいま!パパ!おおゼーラ!学校は楽しかったか?つまんない!バカばっかだし。
お前は頭がいいからな。
(マスタージーセルフ)ほらお前に新しい靴をあげよう。
(ゼーラ)うわっ汚!いらないよこんなの!
(マスタージーセルフ)そうかそうかじゃあ捨てちまおう。
(ゼーラ)まさかこれメイビスのじゃないよね?変なバイキンうつったらどうするのさ。
(マスタージーセルフ)おおごめんよ。
(ゼーラ)もう気をつけてよね。
メイビス:私は泣かない。
泣いたら妖精に会えなくなっちゃうから。
昔パパとママが私に教えてくれた。
泣き虫のところには妖精は来ないんだって。
パパとママはこの魔導士ギルドレッドリザードで働いてました。
ちょっと前に死んじゃったんだけどパパたちはギルドに借金があったみたいでその借金を返すために私はここで働いてます。
魔導士のお仕事はまだできないからお掃除したり買い物に行ったり毎日とても大変だけどマスターには感謝してます。
身寄りのない私に寝る場所を貸してくれます。
食事も少しだけどもらえるし夜はパパとママに教えてもらった字や計算の練習をすることだってできます
(くしゃみ)あっありがとう優しいね。
だから私は泣いたりしません。
妖精に会うまでは
見てみたいな本物の妖精。
ん。
学校へ?そうだゼーラが昼飯を忘れて行っちまったからな届けてこい。
学校…。
早くしねえと昼休みになっちまう。
森を突っ切ってきゃ間に合うだろう。
森…あっでも森は危ないから…。
あ〜?つべこべぬかすんじゃねえぞメイビス!てめえがケガしようがくたばろうがゼーラの昼飯のほうが大事なんだよ!はい。
届けたら急いで戻ってこいよ。
途中で道草食ったらただじゃ済まねえからな。
はい!学校うんそうだ。
学校に行けるんだ。
(笑い声)
私は学校というところに通ったことがありません。
でも先生がいて本がいっぱいあって知りたいことを何でも教われる場所だってことはパパとママから聞いてます
行ってみたい学校…。
《お昼休みの前に着けばほんのちょっとだけでもみんなが勉強しているところをのぞけるかも》ああっあ〜!
(衝突音)う〜んお弁当は無事みたい。
あっ!ごめんなさ〜い!え〜っと方角は…。
年輪はこっちのほうが広い。
ということはこっちのほうが日当たりがよくて木が成長したっていうことだから…。
あっちが南!
知識はすてきです。
いろんなことを知っていれば何があっても困らなくて済むしできなかったこともできるようになる。
行ったことのない国のお話ししたことのない人たちの気持もわかります
キッ!キ…。
(咆哮)キキキキ…。
あっ!え〜っとあのトカゲはたしか前に読んだ図鑑で…思い出した!コラ〜!わ〜!わ〜!わ〜!ふぅ!図鑑に書いてあったとおり大きな音が苦手なんだよね。
ごめんね。
ん?キキ。
ほらもう怖くない大丈夫だよ。
キ!私学校に行くの。
一緒に来る?キ!わぁ〜これが学校か。
キー。
(メイビス)聞きたい。
どんな勉強してるのか聞いてみたい。
キ?キミ。
あっすみません!あの…ゼーラのお弁当を届けに来ました。
あ〜マスタージーセルフの。
お嬢様ならこの時間は向かいの図書館で勉強中だよ。
図書館!わぁ〜本だ。
本がいっぱい。
(ゼーラ)メイビス?何してるの?あのマスターに言われてお食事を届けに。
もっと早く来なさいよ。
お昼食べ損ねるところだったじゃない。
キキ?キャー!何この子かわいい。
あなたのペット?いいえ森で仲よくなって。
シッポやわらかそう!触らせて。
(メイビス)あっ…。
(突き飛ばす音)用事が済んだらさっさと帰りなさいよ。
ここはあんたみたいな子がいていい場所じゃないのよ。
あっでも…。
(ゼーラ)帰れって言ってるの!わかる?パパに言いつけるわよ。
はい。
いいの?いいのよ。
あいつ生意気でかわいくないんだから。
あんたたちもそう思ったでしょ?そそう言われてみれば。
そんな感じだったわね。
ゼーラの言うとおりよ。
うぅ…フン!学校楽しそうだったね。
キッ。
私も学校に通いたい。
いっぱい勉強してたくさん本を読んでいろんなことを知って。
キキ?あっお母さんが迎えに来たんだ。
キッ。
うんさよなら。
(あくび)
私はそのまま眠ってしまいました。
ゆうべも遅くまで働いてたから
いけないもう夕方。
マスターに叱られる。
あれは信号弾?どういう意味だろう?図書館に行けば調べられるかな。
何の音?ギルドのほうからだ。
(悲鳴)ブルースカルの襲撃だ!おら野郎ども迎え撃て!殺せ殺せ皆殺しだ!
この時代は魔導士ギルドどうしの争いが盛んでした。
互いの商業上の権利や地位の確立のためあちこちで争いがありました
襲撃してきたのはブルースカル。
レッドリザードとは以前から対立していたギルドです
ここまでのようだなジーセルフ。
クソが。
うお〜!ぐわ〜。
ゼゼーラ…。
そんな…マスター。
(ゼーラ)うぅ…。
ゼーラ!うっ!メイビス…。
ここにいたら殺されちゃう。
逃げよう!でも…。
(メイビス)こっち…こっち!離して。
私ここを離れたくないよ。
逃げたくない。
ここにはパパがいてギルドがあって私のきれいなお洋服だっていっぱいあるのよ。
そんなの全部私は心の中にあるよ。
パパとママの思い出もすてきなお洋服も妖精だって心の中にいるんだよ。
だから生きようゼーラ!
(ゼーラ)私あんたにひどいことばっかしてきたのに。
(メイビス)ううん私はそんなの気にしてない。
あのさ…私たち友達になれるかな。
友達…。
うん!ゼーラ大丈夫?ゼーラ。
ねぇお返事してよゼーラ。
ゼーラ!ゼーラ…ゼーラ!!
私はたくさん泣きました。
もう妖精には会えないかもしれません。
その後村に戻るとギルドの人も村人もみんな殺されていました。
誰ひとりとして生き残ってなかったのです。
それが679年天狼島での出来事です。
そして7年の時が過ぎました
ここが天狼島か空気がいいな。
わしはここに住もうかな。
遊びに来たんじゃないんだぞウォーロッド。
(ウォーロッド)冗談だよ冗談。
(ユーリ)着いた!うるさいのが起きたぞ。
いいか野郎どもこの島にあるのは間違いねえんだ。
天狼玉俺たちがいただくぜ!
686年この日運命は動き出す。
これはフェアリーテイルが生まれるまでの物語
『ゴルフの真髄』。
さぁ2016年最初の放送2016/01/09(土) 10:30〜11:00
テレビ大阪1
FAIRY TAIL 〜フェアリーテイル〜「FAIRY TAIL ZERO 心の中の妖精」[字]
魔導士ギルド「妖精の尻尾」。その創設秘話がついに語られる。ナツたちの時代から約100年前、初代マスター・メイビスは、まだ魔法も使えない少女だった。
詳細情報
番組内容
魔導士ギルド・フェアリーテイル創設秘話!!初代マスター・メイビスの“魔法と仲間が導く冒険”——。天狼島で親友・ゼーラと二人で平穏に暮らしていたメイビス。天真爛漫で読書好きな彼女の夢は、「妖精に会う事」。x686年、天狼島を訪れたトレジャーハンターたちとの出会いを機に、メイビスの人生は一変し、思いがけない冒険へと羽ばたいていく!出会いと別れ、喜びと悲しみを心に刻み、彼女がたどり着いた“答え”とは!?
出演者
ナツ・ドラグニル:柿原徹也
ルーシィ・ハートフィリア:平野綾
ハッピー:釘宮理恵
メイビス:能登麻美子
ゼーラ:花澤香菜
ユーリ・ドレアー:小西克幸
プレヒト・ゲイボルグ:川原慶久
ウォーロッド・シーケン:白熊寛嗣
ゼレフ:石田彰
原作脚本
【原作】真島ヒロ(講談社「週刊少年マガジン」連載)
【シリーズ構成】十川誠志
監督・演出
【監督】石平信司
音楽
【オープニングテーマ】
「明日(あした)を鳴らせ」
シシド・カフカ
(avex trax)
【エンディングテーマ】
「Landscape」
SOLIDEMO
(avex trax)
制作
【アニメーション制作】
A-1 Pictures/ブリッジ
ホームページ
http://ani.tv/fairytail/
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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