これが現在のポリボトルの容器に変わったのが
(小田切)この間ウチで亡くなった横山吾郎さんの死因って何だったんだっけ?
(進藤)どうかしたんですか?一緒にアフリカロケに行って現地に残ってた同僚がクリミアコンゴ出血熱で亡くなったんだって
(城島)えっ!?最悪の感染症じゃないですか日本衛生研究所が横山さんも感染してた可能性はないかって
(神林)火葬されてて調べようがありませんよ
(矢部)クリミアコンゴ出血熱って空気感染じゃないですよね?
(馬場)血液どころかだ液でも感染する病気だよ
(城島)死亡率高いっすよ
(進藤)どうした?
(たまき)「シエロ」の野菜サンド知ってる?1パック1,200円。
おいしい物食べてるときに感染症の話で盛り上がらないでよ。
ホント救命の人たちってデリカシーないわ。
はい。
港北医大救命救急センター。
「救急指令センターです。
土砂崩れの下敷きになった負傷者の受け入れを要請します」どうぞ。
(救急隊員)森田英司さん48歳。
土砂の下敷きになって6時間後救出されました。
血圧110の72脈拍126呼吸数22意識レベル1。
(喜多見)佐野!
(進藤)レスキューの方ですね?
(合田)救助中に土砂に埋まったんです。
(一重)すいません。
ここから先は。
(朋子)こちらでお待ちください。
(城島)森田さん聞こえますか?血ガス急いで。
(ゆき)はい。
先に体きれいにして。
濡れタオル。
(みどり)はい。
(進藤)いくぞ。
123!
(医師たち)123!佐野。
(佐智)佐野さん!服切りますよ!
(小田切)超音波準備して。
ああいいや。
何で香坂先生来ないんだよ!?
(奈津)すいません。
(ゆき)お顔ふきますよ。
(神林)ちょっとこの辺もふいて。
(朋子)はい。
この人前に外来に来たことあります。
確か何か薬の強いアレルギーが。
アレルギー?
(奈津)薬剤アレルギーなんですか?何が使えないんだ?確か。
どうしたんだ?思い出して。
カルテ探してきます。
・はい初療室。
使っちゃいけないのはリドカインとペニシリンです。
アレルギーのある薬はリドカインとペニシリンだそうです。
じゃあメキシチールはいいんだな。
用意して!
(朋子)はい!・
(アラーム)VFです。
(神林)除細動!200にチャージ。
はい。
(神林)離れて。
ここ頼む。
太田川先生。
君こっち!はい!
(ナース)レントゲン持ってきました。
(紗江子)血圧80に低下。
大動脈損傷だ。
CV取るぞ。
(矢部)はい。
(奈津)はい。
消毒します。
研修医。
ひとりで焦るな。
俺たちは5人いるんだ。
はい。
はい。
ライト。
(紗江子)はい。
(合田)隊長。
佐野は助かりました。
(難波)救助者は?運んできたときは意識があったのに。
土砂に埋まって圧迫された筋肉から出たカリウムが救出後体全体に回ったんです。
何もせずに見てたじゃないか。
薬のアレルギーがあってすぐには。
処置が遅れたんだろ!?ちょっと待ってください。
(喜多見)俺たちが頑張ったって医者が死なせたんじゃ意味ないじゃないか!喜多見やめろ!
(喜多見)隊長。
合田連れてけ。
喜多見。
(テーマソング)
(馬場)ああいるねー。
見て。
(徳倉)早く取って。
うわあ暴れてる。
うわあ!動かない動かない。
はい。
カメムシかしら?つつくと変なにおい出しそう。
いいにおい。
いやあの。
変な意味じゃなくて。
あのごめんなさい。
ううう。
うわー!うわっ鳴いているー!はい動かないで。
すぐ取るから踊らないで。
はいはいはい。
いやホントごめんなさい。
カルテ取りにいったとき香坂先生と鉢合わせしたって言ってたわよね?はい。
(佐智)救患が来たことは伝えたんでしょ?香坂先生どうして来なかったの?ああ。
あのう。
仕事する気にならないって。
ホントにそんなこと言ったの?もういいわ。
ICUの武さんの様子見てきて。
はい。
信じられないよ。
そんな理由で仕事を放棄するなんて。
(たまき)もううんざりなんです。
救命忙しすぎて。
だからって。
すいません。
こういう性格で。
今日からしばらく休ませてください。
ちょっと。
今日からって。
香坂先生!医局にボストン医科大学から電話があったぞ。
血液検査頼んだそうだな?ボストン?誰の血液サンプルを送ったんだ?患者のよ。
熱帯病ウイルス抗原の検出検査が必要な患者がどこにいるんだ?熱帯病って?ちょっとやめて!何でわたしに電話してこないのよ。
アメリカにも使えないヤツはいるのね。
香坂先生?えっ!?・
(ドアの開く音)
(神宮)クリミアコンゴ出血熱だって?
(秋山)ホントに自分の指を刺したの?
(たまき)はい。
一度患者の血管に入れた針で。
どうしてそんな初歩的なミスを?感染の確率は?相当高いはずです。
発症した場合の死亡率は?それは。
国内での発症例がまだありませんし。
空気感染じゃないんで心配なさらないでください。
潜伏期間は2日から9日だそうです。
それを無事に過ぎれば発症はしないということになります。
自宅待機して誰とも接触しません。
(秋山)何言ってんの!?自宅には帰せないよ。
ウチの医師がえたいの知れない感染症の疑いありなんてマスコミに知れたら大問題だ。
内部の人間にも漏らすな。
もうダメだよ。
救急車タクシー代わりに使っちゃ。
(男)ヘヘヘ。
いや「ヘヘヘ」じゃなくて。
何でこんな変なのばっかり来るかな。
交代の時間です。
香坂先生呼んできますね。
(馬場)あれ?医局長もお疲れですね。
いっときますか?1本点滴。
僕のは精神的なものだから。
あっ!ごめんなさい。
香坂先生知りません?えっ?
(矢部)いないんですよ。
一緒に担当してるICUの熱海さん今日一般病棟に移すんですけど。
おい。
次香坂先生だろ外来当番。
(矢部)えーっ!ICUの熱海さんは君と太田川先生に任せるよ。
えっ?外来は馬場先生そのままお願い。
ええっ?香坂先生ね休暇取ったから。
休暇!?何で!?旅行。
旅行!?どこに!?誰と!?バリ島!?つい言っちゃった。
バリ島って南の島だよね?インドネシアですよ。
そんな嘘ついて後で問題になっても知りませんよ。
でも一人旅っていうことにしといたから。
一人でバリ?寂しすぎる。
草津温泉ぐらいにしときゃよかったかな?で香坂先生は?血液検査の結果が出るまで感染科の個室に入る。
軟禁状態ですか。
かわいそうに。
職場放棄なんて言わなきゃよかった。
医者なら患者に近づかないのは当然だもんな。
もし検査結果陽性だったら?縁起でもないこと言わないでよ。
婦長。
いや分かってるけど。
・・はい。
・
(ゆき)医局長。
すぐ戻ってください。
どうしたの?
(ゆき)医局長。
(倉沢)弁護士の倉沢と申します。
今日こちらに運ばれた森田英司のカルテと治療記録を見せていただきたいんですが。
医療ミスじゃないかと言ってるんです。
医療ミス!?患者が亡くなったのは治療が遅れたからだと。
現場を見たわけでもないのに?レスキューですよ。
あいつらに聞いたんでしょ?そうです。
カルテは見せられませんよ。
守秘義務がありますからね。
こちらご遺族の方なんです。
えっ!?森田は私の義理の兄です。
あの。
あの方には薬のアレルギーがありまして。
合わない薬を使うとショック症状から死に至る場合が。
早く義兄だと気づくべきだったんじゃないんですか?泥だらけで誰だかよく分からなかったんです。
救急隊員から名前は聞いていたんでしょう?そうですけど。
いくら名前聞いててもそこまでは。
(進藤)まあいいじゃないか。
えっ?どうぞカルテと治療記録をご覧になって判断してください。
(難波)佐野。
分かるか?
(佐野)隊長。
よく頑張ったな。
あの人は?救助者は?ダメだった。
気が付かれましたか?佐野さん。
心配ないでしょう。
数日で一般病棟に移れます。
よかったですね。
先生。
ちょっと話がある。
よかっただと?佐野があんな大ケガしたのは何のためだ!?あんたたちは患者を死なせても心が痛むだけだろうが俺たちレスキューはな救助のために自分の身を危険にさらすんだ。
よかったって言葉は救助者が助かって初めて言えるんだ。
わたしがもっと早く森田さんだって気づいてれば進藤先生はあんなこと言われずにすんだんですよね。
ウチのスタッフでひとりでもお前のことを責めるヤツがいるか。
お前は何もミスをしてない。
はい。
(熱海)香坂先生が俺の担当だったんじゃないの?何でいないの?俺はもうどうなってもいいと思われてんのかなあ。
(奈津)それは僕が言いたいよー。
早く退院できるといいですね。
熱海さん。
香坂先生に黒髪がすてきだって伝えといて。
(奈津)はい。
(ナース)熱海さんの胃チューブは抜いてもいいんですか?どうするんですか?うーん。
それは。
あっ。
ちょっと待ってて。
確認してくるから。
(テレビの音声)・
(たまき)もしもし。
(北村)ああ俺だよ。
噂で聞いたんだけど。
心臓外科で欠員が出るらしい。
林田先生がロンドンに留学することになったんだ。
えっ?
(北村)たまき。
復帰できるかもよ。
教授に売り込んでみたら?考えとくわ。
何だよ。
気のない返事だな。
・
(ノック)勇気あんのね。
お見舞いに来てくれたの?熱海さんの細胞診クラス3で戻ってきた。
あそう。
第一外科に伝えといてくれない?分かった。
バストイレ付きのVIPルーム。
なに不自由なく軟禁生活送ってるわ。
そこからこっちには近づくなっていう意味。
検査結果いつ出るんだ?あさって。
どうして何も言わなかった?針で指を刺したこと?あの場には俺たちがいただろう。
患者に感染症の疑いがあるなんて誰も分からなかったじゃない。
言ったってしょうがないし。
救命救急に来なければこんなことにはならなかった。
ずっと寝不足で。
ほんの一瞬気が緩んだだけよ。
俺だって患者を救うことに夢中になっていればいつか同じミスをするかもしれない。
医者がこんなに危険な仕事だなんて考えたこともなかった。
検査結果が陽性だったら。
わたし死にたくない。
怖い。
お前はバリに遊びに行ったことになってる。
バリ?土産のひとつもないと怪しまれるだろう?えっ?お前はこいつをカバンに入れてあさってバリから帰ってくるんだ。
どうしたの?これ。
前に行ったことがある。
あなたがバリ島?全然似合わない。
医療ミスじゃなかった?治療経過の記録を見た城南医大の加賀教授が義兄には「適切な処置が行われた」と。
薬のアレルギーにあれ以上早く対処するのは無理だそうです。
教授はここの進藤先生のことをご存じでしたよ。
優秀な救命救急医だそうです。
身内同士かばい合うんだよな。
医者は。
でもそういう医者の治療を受けたから佐野さんは助かったのかもしれないし。
違います。
隊長の声が聞こえたんです。
えっ?自分は死ぬと思ったとき「あきらめるな。
お前はひとりじゃない」って。
いつも隊長が言っている言葉が。
それで自分は引き戻されたんです。
佐野。
(難波)先生。
佐野がなぜ助かったか分かるか?信頼できる仲間がいたからだ。
あんたたちが助けてくれるとは最初から期待しちゃいない。
どうしてわたしを推薦するの?君が優秀なことは僕がいちばん分かってるからさ。
とにかく会って話そう。
あしたはどう?あしたは大事な日なの。
・もうあなたに会う気はないわ!・
(奈津)あっ通じた。
太田川です。
まだ日本にいらっしゃったんですね。
もしかして今成田とか?えっ?椎名さんの抗生剤の投与量が分からなくなっちゃったんです。
香坂先生教えてください。
正常量の半分にしてたと思うけど。
・
(奈津)そうですか。
分かりました。
助かります。
それじゃあバリ島楽しんできてくださいね。
失礼します。
(切れる音)何?・はい。
・
(矢部)矢部です!あの。
片岡頼子さんから先生にハガキが届いてましたよ。
あのほら子癇発作で運ばれてきた妊婦さん。
読みますね。
「先日はお世話になりました。
相変わらずお忙しい日々をお過ごしでしょうか。
このたび長女梨々子を無事出産いたしました。
先生には本当に感謝しております。
体が回復しましたらご挨拶に伺いますので元気な娘の顔を見てやってください」よかったですね先生。
うん。
それから一般病棟に移った熱海さんがよろしくって。
先生の目がすてきだって言ってました。
それじゃあ香坂先生。
無事に帰ってきてください。
それでは。
元気で帰ってらっしゃいますよ。
香坂先生。
「憎まれっ子世にはばかる」だもんな。
そうですよ。
ああいう人は大丈夫。
殺しても死にそうにない。
熱海さん香坂先生の目がすてきって言ってたっけ?うるせえ。
うるせえ。
平野さんはしばらくこのまま様子を見よう。
これが一応看護記録です。
はい。
失礼します。
すいません。
馬場先生がもう外来嫌だって言いだしたんですけど。
何言ってんのもう。
当番でしょ。
香坂先生がいないんで連チャンなんです。
そろそろ暴れだしますよ。
しょうがないなあ。
じゃあほかに誰か。
・港北医大救命救急センター。
「救急指令センターです。
医師とナースの派遣をお願いできませんか」派遣ですか。
どうぞ。
「ワイエス・セメント港北工場で火災が発生詳細は分かりませんが多数負傷者が出ているようです。
先に現場に来ていただきたいんですが」はい。
分かりました。
よし。
俺が行こう。
あっ。
じゃ僕も。
そういう現場は若い先生じゃないと。
あっ行きます。
あっ行きます。
研修医じゃまだ早いっすよ。
俺が行きます。
(ゆき)わたし行かせてください。
いや救急認定ナースのほうがいいな。
じゃあわたし行きます。
分かった。
山城さんて認定ナースの資格持ってたんだ。
ええ。
去年取りました。
へえー。
すごいなあ。
(サイレン)
(警官)オーライ!オーライ!ストップ!ストップ!火災現場は?
(警官)この工場の裏です。
爆発の危険があるのでここから先には行けません。
(爆音)
(警官)レスキュー帰ってきました!負傷者何人か連れてます!よし来たぞ。
(城島)どのぐらい煙吸いました?
(進藤)背部全体三度の熱傷だ。
冷却しろ。
はい。
(進藤)大丈夫か?
(喜多見)今日は港北医大の連中ですよ。
あいつらですよ。
(難波)行くぞ!まだ中に救助者が残ってる。
(合田)隊長!フラッシュオーバーの危険があります。
(喜多見)中の薬品に引火したら。
あきらめるな!お前らはひとりじゃない!仲間を信じろ!行こう!熱傷患者から搬送するぞ。
(救急隊員)はい!純酸素投与を続けてください。
(救急隊員)はい。
おい。
シーネ取ってくれ。
(救急隊員)はい。
今固定しますから。
(キャスター)「本日午後8時すぎ神奈川県…」やってます!
(キャスター)「ワイエス・セメント港北工場にて火災が発生しました。
火災現場と電話がつながっています。
現場の今岡さん」
(今岡)「はい。
先程から関係者が慌ただしく出入りして」
(爆発音)
(キャスター)「今岡さん!?今岡さん!」
(今岡)「ただいますごい爆発音とともに黒煙が噴き上げました」
(消防士)状況は!?
(消防士)分かりません!
(工員)どうなってんだよ!?
(警官)まだ分かりません!
(サイレン)
(消防士)おい!レスキューはどうしたんだ!?中の状況は!?・レスキュー帰ってきました!
(サイレン)よし!
(進藤)城島。
(城島)はい。
熱傷部位は顔面と前胸部。
気道熱傷もあるぞ。
(城島)はい。
(進藤)大丈夫か?どうした?
(難波)俺にかまうな。
救助者を診ろ!
(合田)隊長!金井がいません!何!?機械室の階段までは一緒でした。
喜多見!ついてこい!
(喜多見)ダメです隊長。
負傷されてるじゃありませんか。
自分が行きます。
(難波)金井は俺が行かせたんだ。
俺が行く。
どけ!でも隊長に何かあったら。
やめてください!お前はここにいろ。
救命救急のドクターがいるんだ。
佐野を救ってくれた先生たちだぞ。
心配いらん。
行くぞ。
(喜多見)はい!
(進藤)ちょっと待て!
(難波)ああっ!その体じゃ無理だ。
大ケガするぞ。
(難波)そのときのためにお前たちがいるんだろ?心にもないこと言うな!あんたは医者を信頼してない。
そのとおりだ。
行くぞ!
(喜多見)はい!
(サイレン)
(今岡)「爆発は工場南側で起こったようです。
10分経ちましたが現場の様子はこちらからでは分かりません」
(サイレン)
(難波)「こちら難波。
こちら難波」
(合田)はい。
こちら合田。
(レスキュー隊員)隊長だ!
(難波)「金井は無事だ。
これから戻る」よかった!ホントよかった!無事だ!
(爆発音)
(紗江子)血圧70脈拍124呼吸24意識レベル10。
(進藤)熱傷は免れましたが爆風でたたきつけられたらしい。
全身打撲。
恐らく腹腔内出血があります。
(小田切)分かった。
(城島)前開けろ!
(ナース)中入ってください!こっちです!血ガス血算生化。
(ナース)はい。
(佐智)血圧出ません。
輸血お願いします!はい!レベルワン持ってきて。
はい。
(喜多見)隊長!金井は無事です!隊長!
(朋子)あっダメです!
(早苗)初療の邪魔になりますから。
あっ!
(早苗)あっ!あんたもケガしてるじゃないか。
俺のことは。
(紗江子)処置室空けます。
来い。
(早苗)少しお待ちください。
大丈夫ですから。
(佐智)血圧50。
大丈夫だ。
まだ間に合うぞ。
開腹するぞ。
(ゆき)はい。
消毒準備します。
矢部。
太田川。
サポートしろ。
(矢部)はい。
(奈津)はい。
(進藤)脾臓は俺がやる。
お前はその間に肝臓の圧迫止血をしろ。
(矢部)はい。
ちょっと。
桜井。
サポートしてやれ。
(ゆき)はい。
(進藤)あきらめるな!お前はひとりじゃない!
(奈津)はい!
(矢部)はい!太田川。
吸引だ。
(奈津)はい。
(佐野)隊長。
よかった。
佐野。
(佐野)はい。
お前が聞いた声は俺じゃない。
えっ?「あきらめるなお前はひとりじゃない」俺も同じ言葉で引き戻されたよ。
・はい。
・
(小田切)香坂先生。
血液検査の結果が届いた。
結果は陰性だ。
潜伏期間も過ぎた。
もう心配ない。
(難波)俺はいつ仕事に戻れる?まだレスキューを続けるつもりですか。
ケガしたってあんたがいる。
信頼できる医者だ。
引退を勧めますね。
ここにはもうあなたのベッドはありませんよ。
医者の言うことなんか聞いてられるか。
お帰りなさい。
香坂先生。
バリ島どうでした?よかったわ。
いいなあ。
わたしも行きたいな。
香坂先生。
浮かれた顔しちゃって。
そんなによかったの?バリ島。
最高。
トンガもねいいよ。
何だよ?
(城島)ああ香坂先生。
お帰りなさい。
ただいま。
無事で何よりです。
ありがと。
(ナースたち)香坂先生。
お帰りなさい。
(馬場)香坂先生。
バリ楽しかった?高級リゾートでトロピカルドリンク飲んで優雅に遊んでたんだ。
俺はこの3日ずっと外来だ。
ずっと仲間はずれだ。
(小田切)馬場先生。
子供みたいなこと言わないの。
ずるいぞ自分だけ。
(佐智)いいじゃないの。
旅行ぐらい。
あなたは外来でしょ。
(馬場)何でえこひいきするんですか!?
(矢部)香坂先生。
お帰りなさい。
無事でよかった。
矢部君。
ハガキ読んでくれたのうれしかったわ。
はい。
でもあの妊婦さんを担当したのは馬場先生。
えっ?お土産。
カルテのチェックがたまってるぞ。
今日中にやっとけ。
命令しないで。
(ナース)おかえりなさい。
ICUの高木さんのCT医局に回しといて。
(ナース)はい。
分かりました。
・『いつのまに』2016/01/08(金) 14:55〜15:50
関西テレビ1
救命病棟24時 #04[再][字]【帰ってきた天才外科医!命と向き合う使命感とは…】
「おまえはひとりじゃない!」
詳細情報
番組内容
土砂災害により運び込まれてきた二人の患者。一人は治療のかいなく死亡、もう一人のレスキュー隊員はあやうく一命をとりとめることができた。だが、その後死亡した患者の遺族から治療の遅れにより医療ミスの疑いが救命センターに持ち込まれる。あの時その場ですべての様子を見ていた他のレスキュー隊員の進言によるものか?
命を救えなかったことに対する非難のことばをレスキュー隊長・難波(小木茂光)から投げ付けられ、
番組内容2
進藤(江口洋介)は戸惑う。そんな中、たまき(松雪泰子)にクリミアコンゴ出血熱の感染の疑いがあることが発覚。小田切(渡辺いっけい)は、他の医師にも院内にも知らせないようにと、特別治療室にたまきを隔離。血液検査の結果を待つ手筈をとる。
数日後・・・化学工場で火災が発生した。現場に駆け付けた進藤は、そこで負傷した難波をみとめた。
出演者
江口洋介
松雪泰子
伊藤英明
須藤理彩
田畑智子
小日向文世
宮迫博之
谷原章介
田根楽子
木村多江
唐木恵子
君嶋ゆかり
三宅恵美
山崎めぐみ
小木茂光
渡辺いっけい
原作・脚本
【脚本】
福田靖
監督・演出
【プロデュース】
和田行
中島久美子
樋口徹
【演出】
田島大輔
水田英成
音楽
佐橋俊彦
【主題歌】
「いつのまに」DREAMES COME TRUE
【挿入歌】
「flow」bird
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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