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【大リーグ】マエケンがドジャース入団会見 右肘不安ゼロ、200イニング投げる2016年1月9日 紙面から
ドジャースは7日(日本時間8日)、ポスティングシステムで大リーグ入りを目指していた前田健太投手(27)の入団を、本拠地ロサンゼルスのドジャースタジアムで発表した。背番号は広島時代と同じ「18」。チーム投手史上最長の8年契約で、総額2500万ドル(約29億500万円)。米複数メディアによれば、先発試合数や投球回数などに応じた年最高1015万ドル(約11億9800万円)の出来高も設定された。前田は、12月に渡米した当初の身体検査で「イレギュラーな点があった」と話しつつ、「不安は全くない」とフル回転を誓った。 ◆球団最長&マー超え異例の低額保証は、実力で大型契約に変えてみせる。マエケンは広島時代と同じ背番号18が縫い込まれたドジャー・ブルーのユニホームと帽子姿を披露。日米100人以上の報道陣が集結したドジャースタジアムで、晴れやかな表情だった。 「歴史と伝統のあるドジャースの一員となれることを光栄に思う。長きにわたり、このチームで頑張っていく決意をした」。時事電などによれば、前田は力強く語った。 ◆異常の詳細は答えず契約期間はド軍投手史上最長の8年。田中将大が2014年にヤンキースと結んだ7年を抜き日本選手最長となった。だが、年平均は312万5000ドル(約3億6900万円)。メジャー先発投手のFA契約では考えられない低額だ。それについて、前田は「身体検査でイレギュラーな点があった。(詳細は)答えられない」と話すにとどまった。 ド軍のフリードマン運営部長は「確かに異例の契約だが、身体検査の結果が反映されたものだ。検査結果からリスクと見返りを熟慮し、この契約内容にたどり着いた」とコメント。「検査結果を見て一番驚いていたのは、前田自身だ。その様子を見て、本人は全く異常を感じていないと確信した」と明かした。 ◆靱帯の修復不可避か米複数メディアによれば、異常が見つかったのは右肘の内側側副靱帯(じんたい)で、いずれはダルビッシュ(レンジャーズ)と同様の修復手術を受けるのは避けられない見通しだという。それでも、マエケンは強烈な自負を見せた。 ◆最高で1年15億円に「ドジャースには長期の保証をしてもらい、最大限の評価をしてもらった。不安は全くない。ゼロです。恩をしっかり結果で返したい」。さらに、具体的な目標を「しっかりしたイニング数を投げることを意識してやっていきたい。200イニングは投げたい」と掲げた。昨季、投球回数が200イニングに到達したのは全30球団で計28投手。これを達成すれば、出来高も満額となり、年俸は1327万5000ドル(約15億6600万円)に跳ね上がる。ゼニはグラウンドの上で稼ぎ出す。 PR情報
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