中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

由伸監督が新人合同自主トレ視察 まずはイジらない、口挟まない

2016年1月9日 紙面から

新人合同自主トレを見つめる巨人・高橋新監督(左)=川崎市のジャイアンツ球場で

写真

 イジらない。口も挟まない。いきなり由伸流の発動だ。巨人の新人合同自主トレが8日、川崎市のジャイアンツ球場でスタート。ルーキーの始動を視察した高橋由伸監督(40)は技術指導を禁止することを、コーチ陣に指令した。

 プロとしての第一歩を踏み出したルーキーを新指揮官が見守る。その視線の先では、ドラフト1位の桜井俊貴投手(22)=立命大=や2位の重信慎之介外野手(22)=早大=が緊張した表情でランニングやキャッチボールに汗を流した。

 原前監督時代には例のない指揮官の初日視察。「初日を見たかった。私自身も練習しなくてよくなって、少しは時間もあるから」と冗談も交えて説明したが、目的は新人の動きをチェックすることだけではない。コーチ陣に伝えなければならない言葉を用意していた。

 「まずは彼らが今までやってきたことをそのままやらせてみましょう。アレやコレや言うのでなく」。投球や打撃のフォーム。首脳陣のオモチャにされて大成しなかった有望株は数多い。良くも悪くも結果が出るまでは放任−。育成方針を明確に示した。

 即戦力として期待される桜井に対しても「焦ってペースを上げる必要はない。ケガをしないことだね」とアドバイスを残した。「また来る日はあると思う」と再視察も予告。未来を担うルーキーたちの力をじっくり見極めていく。 (井上学)

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ