6カ国協議の韓中代表が電話会談 北朝鮮追加制裁に温度差

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の韓国代表、黄浚局(ファン・ジュングク)外交部朝鮮半島平和交渉本部長は8日、中国代表の武大偉朝鮮半島問題特別代表と電話会談を行い、北朝鮮が4回目となる核実験を実施したことについて、「国連安全保障理事会での措置など、国際社会が以前とは異なる強力な対応をするよう韓中が緊密に協力していこう」と呼びかけた。韓国外交部が明らかにした。

 これを受け、武氏は「安保理が今回の事態にふさわしい対応をするよう韓国と緊密に意見交換、協力する」と応じた。

 武氏の発言は、核実験を行った北朝鮮に対する追加制裁には基本的に協力するものの、中国側が過度だと判断する強い制裁には同意しないとの考えを示したものとみられる。

 朴槿恵(パク・クネ)大統領とオバマ米大統領が7日に行った電話会談では、北朝鮮に対し「最も強力で包括的な制裁」を推進することで一致したものの、安保理における追加制裁の議論では困難も予想される。

 一方で武氏は「北朝鮮が4回目の核実験を行ったことに対してはっきりと反対する」とした上で、「中国は北朝鮮の核保有を決して容認せず、朝鮮半島の非核化という目標を確固不動のものとして堅持していく」と話した。

 さらに、6カ国協議の枠組みによって北朝鮮核問題を解決するよう今後も努力すると説明した。

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