私がシェアハウスに住むことにした理由は、
- 金銭的に安い
- 人と話せると楽しいかも
まあ、これくらいだったのだけれども。
交流目的で住んだのは正直まちがいだったと思っています。
一日なら楽しく過ごせても、毎日顔を合わせると嫌な面が見えてくる
とあるゲストハウスに泊まったときに、パッと見は陽気で明るいけれど実は聞き上手で人間嫌いというなかなか味のあるスタッフさんがいました。
彼が連泊する客が苦手だと言うのでなぜかと尋ねてみると、
「一日ならノリだけで楽しく過ごせるけど、毎日いると誰でも嫌な面が見えてくる。」
と言っていました。
正直この一言に、ゲストハウスのノリで交流を目的にシェアハウスに住んではいけない理由が詰まっていると思います。
リビングで顔を合わせたときに少し話すくらいは楽しいし必要だけれど、交流を第一に考えていると絶対にこじれます。
また、自分がとくに交流する気がなくても相手が交流を重視していた場合、同じ屋根の下で非常に逃げづらいのです。
できるだけ会わないようにしていても、ちょっと忘れ物を取りに行きがてら鉢合わせた瞬間に、
「最近ギクシャクしてない?」
と答えようのないことをきかれたりします。
私にもこれを読んでいるみなさんにも、人との距離感とか生活習慣とか自分なりの「当たり前」と思っている基準があると思うのだけれども、それは実際人によって全然違うのです。
例えば私は、
「他人同士価値観がちがうのは当たり前だしいちいち話すのも面倒だから放っておいてほしい。嫌なら自分が出ていけばいいだけのこと。」
というタイプなのだけれども、同居人は、
「徹底的に話し合って合わせたい。黙って出ていかれるのは嫌。」
というスタンスだったので、その時点で私には非常に重く面倒に思えてしまったのでした。
これがもしただの一日限りのゲストハウスでの団らんなら、
「情が深くて話しやすい人だな。」
で終われたのだろうと思います。
こういうことがあったから、私はあまり高らかに交流を売りにするシェアハウスはやめた方がいいと思います。
毎日交流してしまうと、仲良くできる人とも仲良くできなくなります。
そういうわけで
私は今はもう船橋には住んでいません。
ひっそりのんびりと、交流の少ない場所で暮らしています。