【ワシントン=芦塚智子】米国防総省は7日、ドローン(無人飛行機)による遠隔攻撃やサイバー攻撃による戦功も表彰の対象とする方針を発表した。シリアやアフガニスタンなどの対テロ作戦で無人機の役割が拡大しており、担当する兵士の功績もたたえるべきだとの声が上がっていた。
同省によると、ドローンの操縦など「戦闘作戦に直接貢献する遠隔技術を使う兵士」に対して「遠隔(Remote)」の頭文字である「R」のバッジを授与する。バッジは非戦闘任務での功績に贈られる勲章のリボンに着けることができる。
米メディアによると、同省はドローンやサイバー担当の兵士のための新たな勲章の新設も検討したが、前線で戦闘に参加した兵士からの反発などで断念した。
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