トップページ政治ニュース一覧国立大学の運営 規制緩和で競争力強化へ
ニュース詳細

国立大学の運営 規制緩和で競争力強化へ
1月9日 5時02分

文部科学省の有識者会議は、一部の国立大学の財務基盤を強化して国際競争力の向上につなげるため、子会社による事業展開の拡大や不動産の活用の促進など、運営に関わる規制を緩和することなどを盛り込んだ提言をまとめました。
文部科学省は、去年6月に閣議決定した成長戦略に「国際的な技術革新の拠点となる大学制度の創設」が盛り込まれたことを受けて、大学教授などをメンバーとする有識者会議を設置して、国立大学の国際競争力を高めるための制度を検討してきました。
このほど提言がまとまり、文部科学大臣が「世界最高水準の卓越した教育研究活動を展開し、国際的な研究・人材育成、知の拠点」となる国立大学を指定し、研究力や海外の大学との連携強化などの取り組みを進めるとしています。そして、大学の収益性をあげて財務基盤を強化するため、▽研究成果を活用したコンサルティングなど、子会社による事業展開の推進に向けて出資事業の範囲を拡大することや、▽寄付金などの投資信託への運用や不動産の活用を促進することなど、運営に関わる規制を緩和することなどを盛り込んでいます。
文部科学省は、大学の研究設備の強化などにつながるとして、提言を踏まえた法整備を進めるため、関連する法案を今の国会に提出したいとしています。

関連ニュース

k10010365861000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ