よく、「容姿差別は容姿がいい人間が容姿しか見られなくて辛いのよ!!」とかいう言説が有る。
それには呆れる。
経済的な格差では、取られる側も辛いなんていう議論は微塵もないのに。
おそらくそれは容姿がいい人間は人から相当守られるということなのだろう。
そもそも、容姿差別は容姿しか見られないから辛いという話ではないのだ。
容姿が醜いために良い人間よりも不利益を被るという格差の話なのだ。
容姿格差、そこから波及するありとあらゆるもの格差から逃げて、人間の評価とか言う倫理の問題に収束させられるのは困る。
別に容姿差別がなくならなくても、自分が良い容姿になるなら別にいい。
そうならないから苦しいのだ。