「赤旗」バイト配達員逮捕、「新聞配るの早すぎ」注意で逆上・殴る 埼玉
新聞配達先で「配達時間が早すぎる」と注意され、逆上して相手を殴るなどしたとして、共産党機関紙「赤旗」のアルバイト配達員の男が、埼玉県警東入間署に暴行の現行犯で逮捕されていたことが警察への取材で分かった。
逮捕されたのは、同県富士見市羽沢に住む高佐和希容疑者(41)。
逮捕容疑は1月5日午前4時半ごろ、配達先の富士見市役所(同市鶴馬)1階で、男性警備員(73)から「配達時間が決められた時刻より早い」と注意されたことに腹を立て、警備員の胸ぐらをつかみ、仲裁に入った別の男性警備員(65)の顔を殴ったとしている。
殴られた警備員が110番通報。高佐容疑者は同署員が臨場したのを見て走って逃げたが、庁舎2階の通路で確保された。「腹を立ててやってしまった」と容疑を認めている。
同署によると、高佐容疑者は今年に入ってからアルバイトを始めたばかりで、事件以前にも「仮眠時間にかぶってしまうので、午前5時から5時半の配達時間を守ってほしい」と警備員から何度も注意を受けていたにも関わらず、時間外の配達を続けていたという。
同市の赤旗西部東出張所は「非常に迷惑をおかけし、深くおわびする。再度同じことがないよう十分に注意する」とコメントしている。