中国メーカーLenovo(聯想集団)は今年、Motorolaブランドの段階的な廃止を計画していることが明らかとなりました。
これはラスベガスで開催中のCES2016において、Motorola最高責任者のRich Osterloh氏がCNETの独占インタビューに回答したもの。
今後、Motorolaブランドは、Lenovo子会社の名前としては生き残るものの、製品からは消滅。上位製品を(Motorolaではなく)”Moto by Lenovo”、下位製品を”Vibe by Lenovo”といったLenovoブランドで整理。今後の製品には、名残としてMotorolaの頭文字”M”をかたどった翼のロゴが残るとのこと。
Motorolaといえば、1973年に世界初の手持ち可能な携帯電話を発表したアメリカの偉大なメーカーです。2000年台にはアメリカを始めとする世界で薄型携帯電話RAZRシリーズを大ヒットさせるなど、特別な思い入れを抱く人も多かったことでしょう。
しかし2011年には、Motorolaの携帯電話事業は分離され、翌年Googleにより買収。その後、Googleに手放された時には、今度はLenovoによって吸収、子会社化されました。今回の報道は、時代の移り変わりを感じさせ、少々寂しいものがあります。