モバイル時代のネット広告について
スマホ時代が到来し、ネット広告が従来の仕組みだけではうまく収益をあげられない状態に…で、広告業界は、様々な工夫を試みているようです。
ブログやWebサイトを運営してると、このような広告業界の努力と、ユーザビリティ・Googleなどの要請との板挟みを感じることがままあります。
今回は、モバイル時代のネット広告について少し話をしていきます。
従来のネット広告
これまでのネット広告は、バナー(横長)・レクタングル(四角いもの)などをコンテンツ各所に挟み込んでクリックしてもらうってのが一般的でした。
GoogleAdsenseでは、今でもバナーなどのクリック広告がメインです。。決して廃れているわけではありませんが、今後「メイン」として占める割合が減少していく可能性は高いでしょう。
オーバーレイ広告
スマホページを運営していて「割が良い」と感じるのは、スマホ画面の下に表示され追尾してくるあの「オーバーレイ広告」。ウザったいと思う方も多いかもしれませんが、目につくだけあって効果(収益)は絶大。サイト収益の3分の1がオーバーレイってパターンも珍しくはありません。
ネイティブアドやインターステシャルアドの登場
で、モバイル時代の新しい広告として、業界が力を入れているのが、コンテンツに混ぜる形で表示する「ネイティブアド」と、ページ遷移のときにデカデカと表示される「インターステシャルアド」です。
…サイトを運営している者の立場からすると、ユーザビリティを損なう割にはあまり儲けが出ない、割の悪い広告です。
インターステシャルアドについては、最近のGoogleによるモバイルフレンドリーアップデートで検索順位を下げられる可能性も浮上しています。仮に実入りがよかったとしても、PVを大きく減らしてしまう原因となるかもしれない、まさに諸刃の剣…。
新ネイティブアドがくるかも
今後は、よりコンテンツにマッチした「新ネイティブアド(※わたしの造語)」が広がっていくんじゃなかろうかと思っています。
たとえば、Web漫画の配信サイトなどでは、「マンガの終わりの方にそのマンガのキャラがおすすめクレジットカードをプッシュする(しかも絵柄がそのマンガ…)」などの「広告」を見かけたことがあります。オタク心をくすぐるなんとも上手なアプローチ…。ここまで手の込んだタイアップをするのは一般サイト・ブログでは難しいかもしれませんが、コンテンツの内容と合致していてユーザーにも本当に勧められるような広告を出すってのがやはり王道なのかなぁ、と。
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