小学校の頃はよく「お金を稼ぐことはよくない」と先生は言っていたものだ。
自分が小学生だったのは2000年中盤から終わりだけど、ヒルズ族やらの言葉が踊りだしてた時である。
ある新聞社はある社長が金で買えないものはないと言ったと報じた。
昔からカネのことが好きで小学生4年の頃は父親の日経新聞をチラチラ見ていた。
父との会話は基本怒られるか、少しカネのことである。
父親が自分を怒らなくなったのはつい最近のことで、それは会社の経営が非常にうまくいき金を借りるときに個人保証なんてする必要がなくなった時くらいからだった。
自分は容姿が悪いし、持病持ちで、つい最近も主治医から容姿がよくなる見込みがないと言われた。
金でなんでも買えるようになったほうがいい。
大学でみる凄まじい醜女が可哀想で、綺麗な容姿を買ってあげたいと思うときがある。
お金を稼ぐのは良くないこととかいうけれど、お金で買えないもののほうが救いがない。
お金で容姿が買えるなら死ぬ気で働くし、いろいろ考える気力が出てくるはずだ。
どんなに嫌いな人間でもお金のために笑顔になれるし、血を吐いてでも稼ぐし、あまり好きではない司馬遼太郎の坂の上の雲はだって読んでおじさんと話を合わせるつもりだ。
しかし、金で容姿は買えないのだ。健康も買えないのだ。医者は整形は出来ないようなことを言っていた。
ただ、金を稼いで千代田区のマンションに住んでも自分の父のようにキモいままだ。
だけど、稼ぐしかないのかもしれない。きもがられても。
経営学部に転部の志願書はだそう。