携帯料金を安くできるのはこれが最後!?スマホの値段が今なら安い
最新のスマートフォンの携帯料金を安くするには、これが最後のチャンスとなる可能性があります。
安倍首相の携帯電話の料金の負担を下げるという思いは素晴らしいものでした。
しかし、総務省の有識者の議論が明後日の方向に向かい、最新のスマートフォンの値引きを規制するという悪夢の新規制が導入されようとしています。
新規制発動前、各社とも最後のMNPの優遇策を講じています。3連休最後の1月11日まではiPhone 6s登場以降、最もお得になっています。
2台同時MNPならiPhone 6sが2台とも一括0円
ソフトバンクへのMNPだと、2台同時なら2台ともiPhone 6s(16GB)が一括0円の案件が出ています。料金は以下の通りです。
- ホワイトプラン:1,008円
- S!ベーシックパック:324円
- パケットし放題プラン(7GB):6,156円
- 月月割:▲3,468円
- のりかえ割(12ヶ月):▲1,008円
- のりかえ下取りプログラム:▲900円
- スマート値引き:▲1,522円
ホワイトプラン+7GBではなく、スマ放題+2GB、スマ放題ライト+5GBでも大差ない金額です。
スマート値引き(固定回線とのセット割引)込みだと、なんと1年間は月590円、2年目は月1,598円で維持できます。
格安スマホ・MVNOを凌駕する驚異的な低コストでの維持が可能です。しかも最新端末のiPhone 6sが0円で手に入ります。
64GBでも+12,000円程の負担でOKです。身震いする程の燦然たる圧倒的な輝きがあります。携帯電話の2年契約が終了間際なら驚異的にお得です。
固定回線とのセット割引なしでも、1年間は月2,112円、2年目は月3,120円で維持できます。これでもかなりお得です。
機種変更と比較すると、福山雅治と私くらいの戦闘力の格差があります。ドラゴンボールで例えると、元気玉のような破壊力があります。一撃KOは必至です。
au、ドコモでも2台同時MNPなら、最新機種のiPhone 6sの一括0円が出ています。
「こんなに安くていいの?」とこっちが恐縮してしまう勢いです。華麗、赫赫、流麗といったワードが思い浮かびます。
前提知識として、実質0円と一括0円は大きく異なります。違いについては以下にまとめています。
1台でもMNPが携帯料金が安くてお得
2台同時にMNPできれば最高ですが、それが無理な場合もありますね。しかし、1台でもかなりお得になっています。最新のスマートフォンを安く買え、携帯料金を安くできます。
とある家電量販店でMNPした場合の金額についてまとめます。固定回線の契約、コンテンツは一切不要なシンプルな形態です。コンテンツ山盛りは忙しい人には厳しいので、一切なしはいいですね。
探せば以下のデータよりも安い店舗はありますが、そういう激安店舗は限定台数だったり、家から遠い場合が多いです。以下では多くの方が享受できる一般的な割引額を出しています。
16GB
16GBのiPhone 6s、6にそれぞれMNPした場合の金額を計算しました。下表はソフトバンクにMNPした場合の金額です。初期費用は2年解約の違約金+事務手数料2つで出しています。
一例としてソフトバンクを取り上げていますが、auやドコモへも同じくらいのお得度でMNPできます。ユニバーサル料金は含んでいません。
項目 | iPhone 6s | iPhone 6 | 6s – 6 |
---|---|---|---|
基本料金 | 1,008 | 1,008 | 0 |
通信基本料金 | 324 | 324 | 0 |
パケット定額料金 | 6,156 | 6,156 | 0 |
端末代の分割金 ×24ヶ月 | 3,900 | 0 | 3,900 |
月月割 ×24ヶ月 | -3,468 | -1,320 | -2,148 |
のりかえ割 1,008円×12ヶ月 | -1,008 | -1,008 | 0 |
のりかえ下取り 900円×24ヶ月 | -900 | -900 | 0 |
1年目月額料金 | 6,012 | 4,260 | 1,752 |
2年目月額料金 | 7,020 | 5,268 | 1,752 |
2年間の合計料金 | 156,384 | 114,336 | 42,048 |
キャッシュバック | -70,000 | -50,000 | -20,000 |
初期費用 | 15,660 | 15,660 | 0 |
実質コスト(2年間) | 102,044 | 79,996 | 22,048 |
実質コスト(1ヶ月あたり) | 4,252 | 3,333 | 919 |
6sは端末代の割引はありませんでしたが、キャッシュバックが7万円あります。2年間の実質コストは102,044円であり、1ヶ月あたりの料金(合計額÷24)は4,252円です。
SIMフリーのiPhone 6s(16GB)は93,744円ですので、下取り代の21,600円をマイナスすると、ソフトバンクの2年間の合計コストとの差額は29,900円です。
たった約3万円(1ヶ月あたり1,246円)の追加費用で、なんと2年間7GBのデータ定額+音声基本契約を維持できます。
6の方は2年間の実質コストは79,996円であり、1ヶ月あたりになおすと3,333円です。
SIMフリーのiPhone 6(16GB)は80,784円ですので、下取り代の21,600円をマイナスすると、ソフトバンクの2年間の合計コストとの差額は20,812円です。
たった約2万円(1ヶ月あたり867円)の追加コストでなんと2年間7GBのデータ定額+音声基本契約を維持できます。
もちろん2年後の売却価格はSIMフリー端末の方が高いと思いますけれども、それにしてもSIMフリー&MVNOよりも、MNP一括0円やキャッシュバックの方がお得ですね。
iPhone 6sと6の料金の合計額の差(2年間)は22,048円です。性能を重視するか、22,000円安くして一つ前の端末を取るかという選択になります。
6と5sだったら文句なしで6ですが、6sと6は大きくは変わっていないので6でもOKという方もいらっしゃるでしょう。
64GB
ライトユーザーなら16GBでもOKでしょうが、アプリをいっぱいダウンロードしたり、音楽を入れたり、写真をたくさん撮る方は容量は64GBほしいところです。
64GBの場合も携帯料金を安くできます。64GBのiPhoneにMNPした場合の金額は下表のとおりです。
項目 | iPhone 6s | iPhone 6 | 6s – 6 |
---|---|---|---|
基本料 1,008円 | 1,008 | 1,008 | 0 |
通信料 324円 | 324 | 324 | 0 |
パケット定額料 6,156円 | 6,156 | 6,156 | 0 |
分割金 ×24回 | 4,440 | 0 | 4,440 |
月月割 ×24回 | -3,468 | -1,320 | -2,148 |
のりかえ割 1,008円×12ヶ月 | -1,008 | -1,008 | 0 |
のりかえ下取り 900円×24ヶ月 | -900 | -900 | 0 |
1年目月額料金 | 6,552 | 4,260 | 2,292 |
2年目月額料金 | 7,560 | 5,268 | 2,292 |
2年間の合計料金 | 169,344 | 114,336 | 55,008 |
キャッシュバック | -70,000 | -38,000 | -32,000 |
初期費用 | 15,660 | 15,660 | 0 |
実質コスト(2年間) | 115,004 | 91,996 | 23,008 |
実質コスト(1ヶ月あたり) | 4,792 | 3,833 | 959 |
6sの2年間の実質コストは115,004円であり、1ヶ月あたりの料金(合計額÷24)は4,792円です。
SIMフリーのiPhone 6s(64GB)は106,704円ですので、下取り代の21,600円をマイナスすると、ソフトバンクの2年間の合計コストとの差額は29,900円です。
64GBの場合でも、たった約3万円(1ヶ月あたり1,246円)の追加費用で、なんと2年間7GBのデータ定額+音声基本契約を維持できます。
6の方は2年間の実質コストは91,996円であり、1ヶ月あたりになおすと3,833円です。
SIMフリーのiPhone 6(64GB)は93,744円ですので、下取り代の21,600円をマイナスすると、ソフトバンクの2年間の合計コストとの差額は19,852円です。
たった約2万円(1ヶ月あたり827円)の追加コストでなんと2年間7GBのデータ定額+音声基本契約を維持できます。
例としてソフトバンクを取り上げましたが、ドコモ・auもほぼ同じくらいの価格で契約できます。3大キャリアはいずれもMNPでの最後の契約獲得に勤しんでいます。
2016年2月以降に携帯代を安くするには
2016年2月以降は端末割引に規制が入り、最新機種が一括0円はもちろん、実質0円も難しくなる方向です。スマホの端末の値段が高騰する方向となります。
携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース取りまとめ(平成27年12月16日)を振り返りましょう。
ライトユーザーのための低い通信料プランの創設、MVNOの育成なども掲げられていますが、それは普通のユーザーが携帯電話の料金を安くすることとは関係が希薄なので、ここでは省略します。
携帯電話料金を安くする方策と関係が深い方向性は以下の通りです。
スマートフォンを「実質0円」にするような高額な端末購入補助は著しく不公平であり、MVNOの参入を阻害するおそれがあるため、不公平を是正する方向で補助を適正化する一方、端末購入補助を受けない利用者の通信料金の負担の軽減に取り組むべき。
行き過ぎた端末購入補助の適正化については、例えば、MNPをして端末購入する者と新規契約・機種変更する者との間で著しい差があることや、料金プランによらずに一定額の端末購入補助となっていること等を見直すことが考えられる。
発売から期間が経過した「型落ち端末」などについて、端末購入補助の適正化の取組の対象とすることは、端末の流通に与える影響が大きいと考えられるため、その扱いについて配慮をすべき。
高額な端末購入補助に伴う利用者間の不公平の是正のため、端末購入補助を受けないスマートフォンの長期利用者等の負担の軽減になるような料金プラン等の提供を検討すべき。
日本国民を戦慄させたのは、「実質0円」にするような高額な端末購入補助は著しく不公平であり、不公平を是正する方向で補助を適正化せよという御託宣ですね。
最新機種については、実質0円は消滅する可能性が高いでしょう。また、ほぼ確実にMNPと新規・機種変更の間の価格差は縮小する方向と思われます。
各キャリアが1GBプランを創設して4,900円(税抜)で維持できることになりましたが、実質0円が消滅すると、端末代の負担が重くなるため、多くの家庭の携帯電話料金の負担は重くなることが予想されます。
「型落ち端末を端末購入補助の適正化の取組の対象とすることは、端末の流通に与える影響が大きいと考えられるため、その扱いについて配慮をすべき」と書かれていることから、iPhone 6、Xperia Z4などの型落ち端末については、少なくても実質0円は残る方向になるでしょう。
一括0円やキャッシュバックも残る可能性もありそうです。激しく期待したいと思います。一世代前の端末は安く買える道は残してほしいところです。
この他、端末購入補助がない代わりに低廉なプラン(SIMのみ契約)ができたり、端末を買い換えない長期利用者に対する料金割引の提供などが登場するでしょう。
携帯電話料金は多種多様な料金プランが跋扈することになり、ますます複雑怪奇の一途を辿ることになりそうです。
まとめ
ドコモ、au、ソフトバンクは総務省の新規制の光臨前に、最後にMNPでの契約嵩上げを目論んでいます。
最新機種のiPhone 6sの登場以降は、最大最強にお得になっています。最新端末を安く買って携帯料金を安くするには、1月が最後のチャンスとなる可能性があります。
ただし、タスクフォースは「型落ち端末については配慮すべき」と結論づけていることから、iPhone 6、Xperia Z4などの型落ち端末については、2016年2月以降も一括0円やキャッシュバックが残る可能性があります。
また、総務省のタスクフォースの結論がそのまま導入されると、最新機種の端末を買うと3万円とか4万円とか5万円といった負担が生じることになります。
一つの機種を3年・4年と使い続ける人が増加するでしょう。また、型落ち端末や廉価版のクオリティが低い端末への需要が増加すると思われます。
2007年頃にも同様の規制が入り、端末代が高騰したことから携帯電話が劇的に売れなくなり、困り果てた携帯電話各社は現在のシステム(分割払いと毎月の割引額で実質0円)を生み出しました。
結局規制をかけても、新しい抜け道を生み出す可能性があります。発泡酒が増税されたらメーカーは第3のビールを生み出したような創意工夫ですね。
また、今回も実質0円・一括0円やCBはなくなったとしても、サービス面での優遇(MNP後2年間はデータ通信2倍・基本料無料など)が残り、実質的には今とあまり変わらない割引が続く可能性はあります。
結論としては、2年契約の終了が間近だったり、既に端末代金の支払が終了しているような方は、2016年1月中にMNPで移ることを検討しうると思います。
まだ端末代金の残債がたっぷり残っていたり、毎月の割引額がたっぷり残っている場合などは、無理にMNPしなくてもいいかもしれません。
最新機種に拘りがなく、一世代前の端末でもOKならば、2016年2月以降もMNPでスマホの値段を安くできる可能性はあります。
2015年はNTTの光回線卸売りが始まり、携帯電話・MVNO各社がスマホと光回線のセット割引を始めました。
固定回線を維持する場合は、こうしたセット割引も利用すると携帯料金を安くできます。
2016年はこうしたセットプランに電力も加わることになります。東京電力がソフトバンク、So-net、USEN、TOKAIグループ、ニチガスグループ、レモンガス、河原実業、カナジュウ・コーポレーション、川島プロパンとのセット契約を発表しています。
MVNOを利用する場合は、端末代金が高いiPhoneではなく、ZenFone 2 Laserなどの2.5~4万円程度で購入できるミドルレンジのAndroidを利用するとリーズナブルに維持できます。
また、auの端末は白ロムが安い傾向にあります。最新モデルのGalaxy S6 edge SCV31も約4万円で購入できます。
mineoやUQ mobileなどのau系MVNOを使う場合は、auの白ロム購入がお得です。安い値段でスマートフォンを買えますし、毎月の料金もリーズナブルに抑えられます。
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