小米は会社本体が研開発、商品企画、デザインに特化し、生産は外部に委託することで製品価格を抑えた。「米粉(ミーフェン、ビーフンの北京語音、粉はファンの意)」と呼ばれる熱狂的な小米ファンを商品企画や開発に参加させるほど、ユーザーとの交流にも熱心だ。利ざやよりも商品を最大限販売し、小米の「生態系」を構築することが目標だ。生産重視のサムスン、LGとは異なる経営コンセプトと言える。
そうした戦略が韓国でも奏功している。小米は韓国に正式な流通網を持たないが、既に多くの若者が海外からの直接購入やインターネット通販を通じ、さまざまな小米製品を購入、使用している。小米マニアも既にかなりいると推定される。今回大手通信キャリアと電子商取引業者が提携し、小米機種を販売しようとしたのも、そうした流れに便乗するのが狙いだった。6万9000ウォンに価格を設定した紅米ノート3は5.5インチの大画面、1300万画素のカメラ、指紋認識機能など高いスペックを備える。韓国の消費者は90万ウォン(約9万円)以上するサムスン電子の「ギャラクシーノート5」と小米の商品を比較している。
■技術面でも韓国猛追
中国による攻勢の陰で韓国企業は中国市場で敗退を重ねている。市場調査会社ストラテジー・アナリティクスによると、昨年第3四半期(7-9月)の中国スマートフォン市場では、小米と華為が15.7%で1位タイのシェアを獲得した。3位はアップル(10.3%)、4位は中国地場のビボ(8.7%)、2年前まで首位だったサムスン電子は7.2%で5位に後退した。