年明け早々から仕事が立て込んでて帰りが遅かったんだけど、なんとか落ち着いた矢先。
連休は休めそうだし、セカンドお正月気分で家にこもってゲームするぞー、とけっこうな解放感に包まれてた30分前。
せっかくの出先だし、夕飯食べて帰ろうかなー、と思ったのがそもそもの間違いだった。
その前の打ち合わせでもお客さんにオススメされた、評判のラーメン屋。
行ってみっかあ、と店の前まで行くと6〜7人くらいの行列。
ふだんだったらまず行列に並んでまでラーメン食べることはないんだけど、きょうは解放感のせいと、お客さんに食べた感想言いたいしな、という気持ちで何の気なしに並んでみることにした。
後ろにはすぐに3人組の外国人が並んだ。
さっき出てきたお客さんも外国人だったし、ガイドブックにでも載ってるのかなーと、ラーメン屋の看板を入れて自撮りしまくってる外国人たちに映り込まないように、ちょっと身をよじらせたりしながら並んでたんです。
意外と5分くらいで中に入れた、と思ったら、外だけじゃなくて、中にも並んでるのね。
まあ回転も早そうだし、とボンクラづらこいて待ってたんです。
刹那、前のカップルの男の子が電話がかかってきたみたいで、引き戸を開けて外に出て行った。
扉開けっぱなしで出てったもんだから、風がびゅうびゅうと吹き込んでくる。
まあ急ぎの用事ならそこまで気が回らなくて当然だよね、と思って引き戸を閉めてあげました。ええ。
外も中もけっこう並んでたから、こういう場合ってこのお店どうするのかな、うしろに並び直しはかわいそうだな、別に自分は戻ってきてもらってかまわないな、と思ってた。自分には損ないし。
したらしばらくして男の子が戻ってきた。
ひとり増えてた。
「ぜんぜん場所わかんなかったよー」
「だいじょうぶ、並んでたからもうすぐだよー」
「ちょうど食券買うタイミングに間に合ってよかったー」
3人でわいきゃいしだしたその瞬間、思わず
「いやいやいや、ちがくない?」って口をついて出てしまった。
でも、増えるのはちがくない?
電話男「え、でも並んでたんですけど…」
女の子「えっなになになんで」
3人ともポカーンとしてて、なんでこんなことを言われるのか信じられない、といった感じ。
自分も後に引けなくなっちゃったんで、「新しく来た人は後ろに並ばなきゃ不公平ですよ」って続けちゃった。
ああ、この人めんどくさい人なんだな、と悟った感じで、電話男が
「じゃあお先どうぞ…」と譲ってきた。
いや、ちがうんだ少年。
自分が早く食べたいわけじゃなくて、みんなが並んでるのにそこをショートカットできる人がいるのはおかしいじゃん、ってことだけなんだよ。
でもこれ以上押し問答するのもイヤだから、「わかりました、ではお先に」って言って前に入った。
後ろの外国人観光客は、特に何も言わず。てかまだ写真撮ってた。
食券買って、程なく席に着いて、心が本格的にザワザワしてきて自己嫌悪が噴きだしてきた。
自分、ゴネ得狙ってた人みたいじゃん!
自分が一番いやなめんどくさい人みたいに思われてるじゃん!
でもアホ面してニコニコと目の前の横入りを看過するべきだったのか?
それじゃ行列止めて殴り合いで食べる順番決めるのと変わらなくない?
もうそんな考えがぐるぐるぐるぐるして、ラーメンどこじゃない。
それでも気を取り直して、別にもう二度と会わない人たちにどう思われてもいいや、とある程度折り合いをつけたところで、ラーメン着丼。
すげーうまそう。
もうおいしいもの食べて忘れよう!と決意して、ズゾゾゾと食べ出したら、口の端に覚えのある違和感。
つつつ、と口から髪の毛出して、そっ、と紙ナプキンにくるんで、丸めて置いておきました。
何事もなかったかのように完食しました。おいしかった。行列できるほどのことはある。
スープまで全部飲んで店の外にでると、さっきの2倍くらいの行列になってた。
夜風は冷たかった。
おとなしく家でサッポロ一番食べとけばよかった。
髪の毛の話はご愁傷さまだけど、2人並んでいて1人増えるのは許容範囲じゃない? さすがに1人だけ並んでいて、5人に増えたりしたらキレるのはわかるけどさー。 そこまで他人に不寛容...