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墓に落書き スプレーで銅像にも 大分・津久見

大友宗麟のキリスト教式の墓石。正面の十字架が黒く塗られている=大分県津久見市で2016年1月7日午後7時1分、西嶋正法撮影

臼杵津久見署は器物損壊容疑で捜査

 7日午後、大分県津久見市津久見の「大友宗麟(そうりん)公墓地公園」にある宗麟の墓石などが黒いスプレーのようなもので落書きされているのを、清掃ボランティアの女性が発見した。県警臼杵津久見署は器物損壊容疑で捜査を始めた。

何者かに黒く塗られた大友宗麟の銅像(右)と石碑=大分県津久見市で2016年1月7日午後7時29分、西嶋正法撮影

 落書きされたのは、戦国時代のキリシタン大名として知られる宗麟の家臣の末裔(まつえい)が1800年ごろに再建した仏式の墓(市史跡)と、1977年に建築家・磯崎新さんの設計で再建されたキリスト教式の墓、宗麟の銅像や石碑、案内板2枚の計6カ所。

 同署によると、発見した女性が清掃に来た6日正午ごろと、7日午後2時ごろの間に落書きされたとみられる。墓の前のさい銭箱や供えられた花も荒らされていたという。

 市教委によると、同市は宗麟が死去した地とされ、キリスト教式の墓を再建した際に公園として整備。一般の人が自由に入れる。【安部志帆子、西嶋正法】

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