墓に落書き スプレーで銅像にも 大分・津久見
臼杵津久見署は器物損壊容疑で捜査
7日午後、大分県津久見市津久見の「大友宗麟(そうりん)公墓地公園」にある宗麟の墓石などが黒いスプレーのようなもので落書きされているのを、清掃ボランティアの女性が発見した。県警臼杵津久見署は器物損壊容疑で捜査を始めた。
落書きされたのは、戦国時代のキリシタン大名として知られる宗麟の家臣の末裔(まつえい)が1800年ごろに再建した仏式の墓(市史跡)と、1977年に建築家・磯崎新さんの設計で再建されたキリスト教式の墓、宗麟の銅像や石碑、案内板2枚の計6カ所。
同署によると、発見した女性が清掃に来た6日正午ごろと、7日午後2時ごろの間に落書きされたとみられる。墓の前のさい銭箱や供えられた花も荒らされていたという。
市教委によると、同市は宗麟が死去した地とされ、キリスト教式の墓を再建した際に公園として整備。一般の人が自由に入れる。【安部志帆子、西嶋正法】