今週のお題「今年こそは」
断酒
酒癖が悪い
昔からそう。失敗した数なんて数えられない、DIO様の「食ったパンの...」なんてパロりたいところだが、かなり深刻な状況。親のせいにするつもりはないが、遺伝的要素はある。両親ともにお酒大好きで父は深酒になりがち。だけど、酒で荒れる原因はそこではなく、恐らく自分の生活が荒んでいることにあると思っている。
荒んだ私生活
ブログを狂気的に多更新することは荒んでいるとは思わない。だが、会社にも行かずネット上のコミュニケーションに耽り続けるというのは、予想を遥かに超えた心の歪を生むことがわかった。意識下では捉えられない無意識のフラストレーションが深酒によって強制的に浮上し、あまつさえその記憶すらおぼろげになる。それでますます生活が荒む。あからさまな負のスパイラル。
僕は病気だった
メンタルクリニックだとか断酒会だとか、そういった類をどこか狂気じみたものとして見ていたのは間違いない。指さしして嘲笑するようなことはしないにせよ、心のどこかで「僕には縁のない世界」と思い込んでいた。
でもそれは間違いだった。僕は病気なんだ。
病気だからといって滅入ることもない
今、自分が病気であることに気が付けたのは幸運であった。このまま病識なく、自省せずに酒に溺れて生き続ければ、次は取り返しのつかない破滅を生むことは目に見えている。今からでも遅くない。僕はお酒と縁を切ることに決めた。減らす、なんて半端なことでは決して成しえないことだと思っている。でも、今は確かにそれを直視する自分がいる。この湧き上がる気持ちは大事にしたい。
心療内科へ電話してみた
近医を探して何件か電話してみたけど、アルコール依存の治療は行っていなかった。総合病院に電話すると「初診ですと、3か月後になりますがよろしいですか?」と。よろしくない。そのころには仕事を始めているので、そのまえにプロに相談してそれなりの校正プログラムを受けたいと考えているかことを聞かれた
- 断酒をしようと思ったきっかけ
- 服薬暦や他の精神科の通院歴
- 日々の飲酒量(具体的に、銘柄やアルコール度数も)
- 休肝日の有無
- 日常において飲酒の害はどんなものか
- 仕事のこと
- 同居の家族がいるかどうか
- 外来と入院のどちらを希望するか
- 通院時は付添人がいるか
ざっとこんなところだろうか。10分ほど聴取時間があったように感じる。断酒で精神科への受診を考えている方は、上記項目を予めメモなどに記しておくと、スムーズなやり取りができると思うので参考にしてほしい。なお、予約は約2か月後になるらしい。
初診の精神科予約は「激混み」
決して医療過疎地域ではないし、人もそれなりにいる市で生活しているが、精神科の初診予約は数か月待ちというのが当たり前。どんだけ病んでいる人が溢れているのか、それとも精神科医の数が少ないのか。通院歴がないけど、精神科領域でなければ改善しないことは多いように思える。今回の僕の断酒にしたってそうだ。しかし、そんな「今すぐ診てほしい」というような困った方がすぐに受診できない状況というのは、憂慮に値することだと思う。本当なら今日にでも診てほしかったからね...
弱さと向き合う(あとがき)
常に背伸びしてきた。ガキの頃からずーっと。誰にも負けたくないし、認められたい。だからこまっしゃくれた感じになって、それでいていじりやすいから苛めに発展したのだと思う。身から出た錆感は自分でもかなり感じているところだよ。だけど、もうそのような「弱さ」を見ない生き方は通用しなくなった。半ば破滅するようなことをして、それでもなお見直すことをしなかった「酒癖」。尊大な表現をあえてさせてもらえば、僕の弱点は恐らく「酒」だけだとつくづく思う。どうしてもっと早くから真剣にこれと向き合えなかったのか、なんて思っちゃうとバイオリズムが下を向くので、「このタイミングでも向き合うことができて良かった」と考えることに決めた。今までお酒でさんざん迷惑をかけてきた関係者諸氏に、ここでひっそりと謝っておきたい。ごめんなさい、もうお酒は止めます、がんばります。初の通院まであと2か月あるけど、僕はもうお酒を飲むつもりはない。家にある残りのお酒は実家に渡して来ようと思ってる。断酒は、この時点から始まっているのだ。
僕は自分を「アルコール依存症」という病気だと思っている。
安易な自己診断はしたくないけど、もうこれで失敗するには歳を食い過ぎた。
またこれに関しての記事は書きますね。