欧州株 中国経済への懸念などで大幅下落

1月8日 6時33分

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７日のヨーロッパの主な株式市場では、中国経済の先行きや中東情勢への懸念から、ほぼ全面安の展開となり、フランクフルトで株価指数が一時４％近く下落するなど株価が大きく値下がりしました。

７日のヨーロッパの主な株式市場では、中国の金融市場の混乱で中国経済の先行きに懸念が広がっていることや、サウジアラビアとイランの対立で中東情勢が一段と緊迫化していることからほぼ全面安の展開となりました。
この結果、フランクフルト市場では株価指数が前の日の終値と比べて一時４％近く下落し、終値も２．２％余りの大幅な下落となりました。また、ロンドン市場でも株価指数が２％近く下落したほか、パリ市場でも１．７％余り下落するなど各市場で株価が大きく値下がりしました。
一方、７日のロンドン原油市場では、中国経済の減速で需要が低迷するという見方が広がり、北海産の原油の先物価格がおよそ１１年半ぶりの安値水準となりました。
市場関係者は「中国経済の減速が予想以上に深刻なのではないかという見方が出ている。中国の株式市場では、株価の急な変動を防ぐために導入された制度がきょうから停止されることになり、市場では、これが株価にどう影響するかに関心が集まっている」と話しています。