(さんま)俺とお前でコントやる。
(木村)いやいやいやいや…。
(さんま)大阪の笑いの一番本場の舞台に立つ。
これは確かに…。
すまん。
今日2人でやりますが相方紹介しましょう。
この人です。
・
(戸をたたく音)
(木村)ちょっと。
もうだから。
またね。
(木村)何で飲めないのにこんな飲むんすか?今日はねちょっと飲みたい気分なのよ。
それ俺ですよ。
何でや?お前も飲みたい。
俺も飲みたい。
俺ホントに…。
今無理。
今無理。
「今無理」って何が無理やねん?ほいで。
あれ?俺どっかで見たことあんな。
この人…。
この人…。
どっかで見たことあるってどういうことやねん?それは。
わりとこの『さんタク』に協力してくれてるんですけど。
どっかで見たことあるって…。
ここで見たんか?そしたら。
映画の『HERO』で超重要な役やってんすよ。
そんなやつ使ってるの?嘘や。
びっくりしたんすよ。
みんなやってんねな。
さあ日本一早い正月番組。
収録が早い。
いきましょうか。
お願いします。
はいよ。
来てしまった。
これはこれは。
(拍手)まあまあ。
新年の。
何で11月にこんなこと言わなあかんねんっていうやつ。
この番組はホントに収録早いよな。
スケジュールないっすからね。
君や毎年。
俺はだから『さんタク』のためにかなり空けるよ。
これを優先して。
マジで。
『さんタク』のために?そうや。
俺『さんタク』のために結構スケジュール…。
聞いてみぃ。
この辺の連中にお前。
どれだけ『さんタク』のためにスケジュール切ってるか。
昨日もお前来やがって。
何にも打ち合わせせんとお茶だけ飲んで帰りやがったやろ。
というわけで新年あけましておめでとうございます。
おめでとうございます。
もう14回目ですよ。
早いね。
14回目。
俺ことしホントはもう出ない予定で人生暮らしてきたから。
そうですよね。
還暦を迎えられたらもう引退ってずっと言ってきたじゃないですか。
だから7月1日でホントは…。
今もこうしてしゃべってますけどホントは僕はもう軽井沢の山奥に過ごしてる予定だった。
何やってる予定だったんですか?軽井沢の山奥で。
信楽焼を…。
お世話になった人たちに贈ろうと。
作って?自分で?焼いて。
自分で。
だからお前にも…。
お前は順番的に早いわ。
作ってあげて。
顔描いて…。
信楽焼の木村拓哉が。
今ごろたぶんもう。
俺が辞めて8・9・10・11・12やから。
お前のとこにはもう10月ぐらいに届いてるはずやった。
たぶんね。
55歳の人生設計では僕はそうでしたからね。
もうそんなベテランがテレビ出てぺらぺらしゃべるのもどうかと思ってたんですけどもね。
させてくれなかったですよね。
世の中が。
世間がね。
いや。
「世間がね」じゃなしに。
まあ周りの状態とかね色々若手とか中堅に辞めないでくれとか。
まあ爆笑問題なんかは「今辞めるとさんまさんがカッコ良過ぎる」と。
「とにかく」「落ちるところを見せてほしい」と。
「それしか俺たちの気持ちがチャラにならない」と。
それは光の方が言ってたんですか?そうそう。
太田の方が。
ああー。
言いそうだな。
言いそうでしょ。
言いそう。
言いそうでしょ。
嫁はんに弱いねあの太田が。
でも僕フジテレビさんの60歳還暦の。
あったじゃないですか番組。
あちらの方には参加させてもらったんですけど。
ホントに全ての。
全ての…。
赤坂もそうだし汐留もそうだし全部やってましたよね?やってくれましたね。
たぶんさんまさんぐらいじゃ?還暦をそう祝うもんでもないし。
俺は嫌やったけどもちょうど7月1日が『ホンマでっか!?』の日だったのよ。
いいのか悪いのか?ほんで生放送で『さんまでっか!?TV』ってタイトル変えてやりましょう言うてやってんけども。
ほんだらちょうどTBSさんも60周年やった。
TBSが。
ほいで俺も60周年で還暦ということで60で60でいきましょうとスペシャルな。
でまた『男女7人』ぼんと集まって。
集まって。
そうそう。
集まって。
あのときはお前の名前出させていただきましたけど。
いやいや…。
はい。
あれは当たってた?えっ?いや。
でもテレビの前で俺普通に見ててちょっとうれしかったですね。
うれしかった?ちょっとうれしかった。
だから前の奥さんがね『男女7人』で集まったときに「自分だけカッコイイと思って芝居してるでしょ」と言われて。
俺はカッコイイようにしてくれて。
ディレクターならびに作家が言うんでカッコ良く芝居をしようと努力してるだけなんですね。
はい。
はい。
それを「カッコイイと思ってるでしょ」とか。
今回の舞台。
偶然大竹しのぶさんとお前が一緒で。
何か隣のお客さんがすごく親近感ある感じで舞台を見られてて。
まさかなと思って横を見たらしのぶさんで。
「うわ。
これ俺すげえとこ座っちゃってんな」と。
「ヤバいぞヤバいぞ」と思って。
お前もすごいねんで。
本人あんまり気付かないけども。
2人ともすごいねんけどもやな。
それで最後ピストルを。
鉄砲を肩にかけて死んでいくっていうシーンを「カッコつけてるでしょ」って。
あれはカッコつける体でやってるわけやからな。
俺は間違ってないよな。
間違ってないと思います。
でもそのワンシーンのワンショット写真を今待ち受けにしてますよね?待ち受けにしてますよね?いや。
舞台はいいんですよ。
舞台は。
あの舞台は全部ライブで見ててすごい笑うところがあってすごい悲しいところがあって。
ホンマにお前はあれやな。
細かい…。
最後に本人が「じゃあいくわ」って拳銃を背中に抱えて立ってるっていう。
「うわ!かっけえ」っていうので終わってくのでいいんです。
大正解なんですけど。
はい。
待ち受けはどうなんだろ?いや。
見た人が。
見た人がね…。
ちょっとちょっと。
「あんときカッコ良かったよね」って…。
ちょっと聞いて。
ちょっと聞いて。
あれは…。
俺はこないだ。
要するにガラケーから。
ガラケーが壊れて。
線抜けてどうしようもなくなったからスマホにせなあかんかったわけよ。
スマホに。
ほいで設定が分からへんから。
要するに「どうしよう?どうしよう?」と思って。
ほんだらちょうど写真撮ってくれたやつがあんのよ。
これの。
あのカッコイイ写真ね。
そうそう。
カッコ良くないけども芝居で。
ほんなら「待ち受けどうします?」って。
やってもろうたから女の子に。
うん。
それは電話ショップの女の子ですか?それとも何か…。
パーソナルな時間の女の子ですか?ええー。
パパパーソナル。
パパパーソナル!?あのう。
パーソナルなほどではない。
なるほど。
ハーソナルぐらい。
ハーソナル。
半濁音がついてない。
ついてない。
これからつけようっていう人だった。
ほんで「どうします?」とか言うて。
「これカッコイイじゃないですか」って。
その子も見に来てたから。
舞台を。
舞台をね。
「これ正面ちゃうしバックショットやから別にこれあれやな」「見ても分からへんな俺って」と思って待ち受けにしてんねん。
一人しかいないじゃんだって。
あれやった人一人しかいない。
いないけど他の世間は知らないやないか。
舞台を見てない人はね。
お前俺のスマホ見たの初めてちゃう?今日。
前1回見た?見ましたよ。
そのときに「うわ」と思てたん?いや。
だからあのシーンだって思ってあんときカッコ良かったもんなと思ったんですけど「いや。
待てよ」と思って。
お前はホンマに。
人の待ち受けなんか…。
チェックするか?普通。
でもすごい何か。
何が?「お前気付け気付け…」みたいな感じでスマホを一瞬こう。
全然。
夕方なのにめっちゃまぶしい顔してこう。
してないわアホ。
まぶしい顔ちゃうねん。
スマホにしたんだって。
老眼やからこうなるだけや。
「ついにスマホだ。
すげえ」と思って。
でぱって見たらガシャ。
「ああ。
あそこすげえよかったしな」と思って。
それ俺見に行ったからすごい納得できたんすよ。
もうええ。
許して。
だからそうしてるけども。
でも要するにそのときに…。
ぶわーっといってしもうてね。
LINEやるときに。
登録してあるところ…。
それはハーソナルなやつやってくんなかったんすか?そこはね「それでええわ。
後はできるわ」って言うて帰ったのよ。
でもLINEの画面はばりばりパーデンネンのマーク。
そうや。
そうや。
それは俺が入れたんや。
写真は嫌やん。
芸能人やから。
分かる?写真は駄目ですよね。
そやろ。
だからパーデンネンやったらええかなと思て入れてんねんけどもやな。
何かぶわーいってしもうたんや。
ほんだらもうぶんぶんぶんぶんぶんぶん。
お前ハーレーが5台走ってんのかと思うぐらい。
マジで。
ぶんぶんぶんぶん。
「うわー。
えらいこっちゃ」って。
それでお前ブロックブロックブロック…。
そこは駄目でしょ。
あの日の俺な日本代表のバレーボール選手ぐらいブロックしたぞ。
どーんって?ぶわーぶわー。
ぶわーブロックして。
みんなから「ガラケー卒業おめでとう」とか「LINE始めたんですね」とかばんばん来て何時間も。
「こいつは知らん。
こいつ知らん」って。
ブロックして。
「何や?この韓国人の人誰や?お前」「かっぱ寿司?登録してしもうた!?」とか。
俺今かっぱ寿司とLINEつながってんねん。
それ夜中ぶわーいってるときお前んとこまでいったんや。
ほいで俺お前捜すのに時間かかったやん。
で俺が「ついにスマホデビュー?」って送ったらしーんとしてんの。
既読はしてんのに。
そうそうそうそう。
既読ってんのにしーんとしてて。
その日の夜返ってこなかったの。
お前って分からへんから。
お前はやってないやんけ。
木村拓哉で。
もちろんやってないです。
やってないからやな誰か分からへんやないか。
いや。
俺やんないっすよ。
だって木村拓哉って入れんのおかしいじゃないですか。
ほんならさんまと入れてる俺はおかしいのか?ちょっと。
ちょっと。
みんなニックネームに変えてますよだいたい。
いや。
変えてるけど。
あれはあれやろ。
LINEしてる人だけにいくのやろ?そうですけど。
だって芸名まんまじゃないですか。
高文って送んのも何かおかしいやろ。
杉本も何かおかしいやろ。
それでさんちゃんっていう年でもないやろ。
俺が自分の名前をさんちゃんとか。
還暦でね。
そやろ?明石家っちゅうのも何か…。
怖い人。
怖い人みたい。
怖い人っぽいもんね。
「怖い。
えっ!?」っていう。
だからそうしてんねん。
もう気ぃ付けな。
俺ねホンマにまた…。
この収録の前夜やねんけども俺ってええかげんに送るやん。
内容。
LINEを。
そんなに好きでもない。
会ったばかりで「好き」とか「愛してる」とか挨拶代わりに送ってんねんね。
もう「あ」押したら「愛してる」出てくんのよ。
「愛してる」か「あいよ」でしょ。
「あいよ」そうそうそう。
「愛してる」の横が「あいよ」でしょ。
そのとおり。
それでひとつき前ぐらいに一遍飲んだ女性の彼が見よったんや。
LINE。
俺とのやりとりを。
彼に見つかったらしいねや。
それは知らんがなお前。
そしたら何にも文がないままぽんと送られてきてん。
彼が送ってるらしいねんけど。
彼が彼女の携帯で打ってる?打ってる。
「何や?こいつ誰や?」っていうことになったんやろな。
「お前誰や?」みたいな?んな書いてないねん。
ほいで俺は向こうからLINE来てるからと思て俺あれ。
ハンコックのハートがいっぱいあって。
ああー。
はいはいはい。
送ったのよ。
ほなら「何火照ってやがんだ!」って来たの。
マジで。
「えっ?この女の子こんな乱暴やったかな」思て。
「何火照ってんだよ!」って書いてる。
あっ。
あの子そういや気ぃ強そうで飲み屋で「Sや」と言うとったなと思って。
マジで。
まさか男が怒って打ってきてるとは夢にも思わへんからやな。
ちゃんと片付いたんすか?それで「何火照ってやがんだよ!」って。
次は『ONEPIECE』の「面目ねえ」って謝ってる。
サンジと誰かが2人で謝ってるやつ。
「面目ねえ」って送ったのよ。
「アホか」って来てん。
マジで。
ほんで俺まだそこでも気が付かず「アホか」って来たと思て「アホちゃいまんねんパーデンネン」言うて。
ほいだらばーっと長い文で「すいません。
ホントにすいません。
ご迷惑を掛けました」「彼氏に見つかっちゃってどうのこうの」って女の子の。
本人が?本人が。
そっからずっと俺敬語。
「ありがとうございます。
よろしくお願いします…」もしくはあれですよね。
サンジの「くそお世話になりました」「世話になった」それじゃあ向こうはえらいことになるし。
現に世話になってないしやな。
俺もねええかげんなハートマークだ愛してるだ好きだとかいうのをもう打たんとこう思てんねん。
俺わりと気軽にいろんなスタンプ送っちゃうんですけど。
お前ホンマに持ってるよな?お前も。
大人買いしてるよね?いや。
あのう。
人から来るスタンプでクスッてなっちゃった自分がすごい悔しくて。
そう?だいたい。
あれ声出んのんは俺はやめてほしいな。
そうっすね。
新幹線とかでなうかつに開いたら「面目ねえ」とか言うて突然うわーいうのがあんねん。
知ってます?猪木さんがしゃべるやつあるんすけど。
それこそこないだも。
京都から帰ってくる新幹線の中で超でかい声で「バカになれ」「すいません」っていう。
あれあかん。
声の出るやつはあれはいらん。
俺いらん。
ホントに驚くときある。
で俺こないだ撮影現場で。
三池監督と映画撮影してんですけど。
映画。
今度あんねな?ぶわー雨きたんですよ。
「いつまで待つんかな?これいいかげんねえよな」とか。
あんましゃべれないじゃないですか。
でスタンプの会話になったんすよ。
ほんで満島真之介がまあまあ。
「しばし待つの刑」っていうスタンプを送ってきて。
「面白えなこいつ」と思って。
でそんときまたそれをすぐにタップして買ったんですけど。
ほんで自分が。
江頭さんがしゃべってるスタンプがあるんですよ。
それこのシチュエーションにはぴったりだなと思って。
ピッて送って。
したら真之介が受け取って「何すかこれ?」ってピッて押したら三池監督の真後ろの席で「早くしろよ」って流れちゃって。
「お前音切っとけ」って。
マスター。
14年目のマスター。
ビルのオーナーとケンカしたマスター。
色々ありますよね。
(男性)はい。
今青山でやってんねやろ?
(男性)そうです。
いつかお店行きましょうね。
ホンマに行ってあげよう。
ことし行ってあげよう。
青山のあの辺りやから。
ホントに2人で行かしてもらいます。
店。
(男性)ありがとうございます。
と言うて来ないと思ってるんでしょ?
(男性)はい。
「はい」!?「はい」!?せや。
だってお前14年行ってあげてないねんからな。
ことしどうしますか?何を?ことしの『さんタク』は。
実はね今度4月ぐらいからドラマを。
監督か主役かでやってもらいたいって話がきて。
監督もしくは主演?主演か?俺の監督作品の…。
もし映画撮った場合やで。
映画撮った場合一発目の主役はお前って約束してあるから。
はい。
出てくれんのやろ?出ますよ。
もし映画監督やったときに。
やりますやります。
木村が主役というのは。
皆さん。
約束聞きましたよね?証人になっていただきますから。
そのときに…。
今ジミーが絵が売れずまた芸能界に復帰する言うて出てきよったのよ。
ほいで俺はねいつか『ジミー』という作品を作ろうと。
映画でね。
映画をもしおじきがやるときに俺参加しますって言ったじゃないですか。
そうや。
それのタイトルが『ジミー』?そうや。
頑張れよ。
えっ?いやいやいやいや。
頑張れよって。
いやいや。
俺はホンマに。
今回実はぶっちゃけた話するとその練習がてら木村がジミーをやったらどんな芝居しよんねやろと。
とにかくジミーのことを書くわな俺が。
それを木村でええねん。
木村がこの芝居をするとどうなるかっていうのは非常に見たかってん。
ホンマに。
いやぁハードル一番高いんじゃないですか?今までの中で。
それをお前がやったらどうなるかってのは見てみたかったの。
ジミーのやってきたことを天下の木村拓哉がジミー大西の若かりしころを演じたらどうなるのかホンマに見たいねん。
要するに渋谷の駐車してる車の後ろに止まって俺が後ろで新聞読んでて「どうしたんや?」って言うたら「大渋滞です」とか言うて。
ほんで俺が新聞読んでたら右の方に車どんどん走るから。
「ジミーちゃん。
前の車の運転手さん首ない」「えーっ!?」とか言うて。
木村がやってくれたら出会いのシーンは。
あいつはとちりよって怒られて先輩に。
ちんちんにたこ糸くくられて階段の手すりでずっとこうして。
初めての出会いがそれやねん。
俺ね。
ほんで俺が来たら「おはようございます」「何してんねん?お前は」言うて。
ほんだら後輩が「すいません。
さんまさん」「さんま兄さん。
助けたってください」って。
「つながれてんの」言うて。
「これはボタン兄さんに言わなあかんから」って言うて。
「ボタン兄さん。
すいません」「下で進行のやつがちんちんくくられてんのあれボタン兄さん怒らはってやらはったんですよね?」「えっ!?あのアホまだくくっとんの?」ほんでひもを取ってあげたら。
まあ傷ついた犬を助けたようなもんやな。
ずっと俺のそばから離れなくなった。
マジや。
ずっと俺のそばから離れられなくなってしもて今日現在に至んねんけどね。
そやからそれを木村に。
様子も見たいし。
一度「芸能界辞めます」と。
ジミーさんが?俺が結婚してるときで。
それで大竹しのぶさんと俺とマネジャーとジミーで。
「最近ジミーが気合入ってない」「どうせあいつは辞める気ないと思いますけどさんまさんからちょっと言ってあげてください」と。
「ジミー。
お前どうすんねん?お前」って言うたら「ちょっともう辞めようかと。
笑いに自信がありませんので」と。
「まあな。
自信なかったらしゃあないがなお前」「でもお前辞めてどうなるもんでもないし」ほんなら大竹さんも。
「そうだよ」「こうしてみんなで仲良くやってるじゃない」「ジミーちゃん。
もう一遍考えよう」とか言うて。
「はい。
はい」って。
「お前笑い好きやねんやろ?」「はい。
笑いが好きです。
はい」「分かった。
1週間時間やるから1週間後にもう一遍この店で会おう」「そうだよ。
ジミーちゃん。
よく考えて」って言うて。
ほいで1週間後に来よったのよ。
どうせ「この世界に戻して…。
よろしくお願いします」って言うと思ったのよ。
1週間たてばね?1週間たてば。
散々考えて。
泣いとったしねその日。
「すいませんでした。
ありがとうございました」って。
そこでスパゲティ頼んで食べてて。
どうせ「よろしくお願いします」言うて普通にな。
「おいジミー。
考え直したんか?どうすんねん?」「はい。
よくよく考えましたところストリッパーのひもになりたいと思います」大竹さんが「今何て言った?」俺もあまりのことに…。
「ジミーちゃん。
今付き合ってるストリッパーの人いらっしゃるの?」「いいえ」脈がないのに?「えっ?いいえって。
いない?付き合ってるストリッパーの方は」「はい。
ですからあしたから僕マッサージの勉強をしに学校行かしていただきます」「ちょっと待って」「話の整理がつかない。
ごめんなさい」「何でマッサージの勉強をしてストリッパーのひもになるの?」「はい。
若。
よくよく考えましたらストリッパーさんは毎日疲れてらっしゃるのでもみほぐしてるうちに愛が生まれると思います」「そして僕はひもになります」訳分からんやろ。
それをお前がやったらどうなんのかなと思ってな。
それを『さんタク』でやる?やろうと思たら時間ないねん。
よかった。
挑戦してほしいねんそれ。
えっ!?その出会いも?やらないよ。
やったって映されへんしやな。
せやろ?それはくくってる体でやるよ。
おい。
やってくれ。
「大渋滞です」言うて。
なあ?「えーっ!?」って言うやつ。
「大渋滞です」とか言うて。
「えっ?前の車首ないよ」「えーっ!?」言うやつ。
なあ?木村ちょっと。
ちょっとやってくれ。
なあ?木村。
頼むわ。
「新聞読んだろ」「どうした?どうした?」「動けへん?」「若。
あのう。
大渋滞です」「あっ。
大渋滞かお前。
えっ?」「あれ?車。
ジミーちゃん」「はい」「前の車見てみぃ。
運転手首ないわ」「えーっ!?」ほんで木村は。
お前やりたいことは?今回。
僕は何か真剣を経験してみるってどうですかね?お前。
うん。
お前カッコ良さそうやわそれ。
すごい人がいるらしいんですよ。
えっ?どういう人?日本人で。
うん。
140キロのボールを。
飛んできたボールを居合抜きですぱっと斬る人がいるらしいんですよ。
居合で?居合で。
そしたら俺やな。
俺?俺あれや。
清水次郎長一家七人衆小政や。
えっ?それ何かのごっこでやった?ごっこちゃう。
違う。
仕事に決まってるわ。
なあ?30過ぎて清水次郎長一家ごっこなんてやってる場合ちゃう。
ちゃんと仕事で経験された?だから居合はそのとき練習させられた。
そうなんすか?そうそうそう。
ぴゃっ。
じゃあやりましょうよ。
いきましょうよ。
居合?その百何十キロのやつをすぱんと斬らはんねやろ?みたいです。
えっ?こっち?こっち?いや。
どっちでもいいんじゃないっすかそれ。
いや。
違う。
ちゃう。
どっちでもええことないって。
いやいやいや。
こっちの居合斬りなのか。
俺はこっちの居合斬りやったからな。
いや。
いきたい方でいいんじゃないっすか。
えっ?いきたい方で。
こっち遅いやろ?こっちやろ。
でも球飛んでくんねんな。
うん。
当たるぞ。
(榎並)さあでは今回真剣に挑戦していただきますけれども。
僕個人的にはスカイダイビング3本分ぐらい怖いです。
これ分かる。
取り扱うのが本身なので。
ちょっと何だろう?昨日の夜から俺結構緊張感半端ないっすね。
うん。
(榎並)ということでお二人に真剣の扱い方を教えていただく先生にお越しいただきました。
この人やろ?うわー。
この方ですよ。
(榎並)ご紹介いたします。
町井勲先生です。
すごいスピードの球を居合で斬らはる人やろ?
(榎並)ギネス記録もねお持ちなんですよね。
(町井)はい。
今5つ。
まあまあ。
俺はまあ1つ持ってるけど。
(榎並)何で張り合うんですか?今日ギネスの数じゃないんで。
町井さんが入ってもらったその瞬間からもうここに真剣が存在してますからね。
これ真剣?
(町井)これ真剣です。
あらまあ。
これはこれは。
(榎並)ということで皆さん。
あちらをご覧ください。
ピッチングマシンがございます。
あちら現在野球界で最速として記録されている時速およそ170キロの球が発射されます。
それを真っ二つにしていただきます。
嘘やん。
(榎並)はい。
じゃあ1回170キロ体感しましょうよ。
(榎並)そうですね。
先生が居合斬りする場所どこですか?
(町井)この辺ですね。
この辺で見ていただいたらいいと。
当たらへんね?
(町井)大丈夫です。
(榎並)ここならば大丈夫ということですね。
じゃあ一緒に立ちますよ。
ああ。
お前ちょっ。
前立てよ。
2人で。
お前ホンマ。
あのう。
こう立ったらいい。
冗談すんなよ。
お前。
いや。
やんない。
面白い思うてぽんと突き飛ばすとか。
そういうことすんなよ。
(榎並)そうです。
そのラインより絶対前に出ないように。
分かってるわ。
出るかお前。
(榎並)はい。
なんぼ「大爆笑を取れますよ」言われたって俺は。
これは動かへんどお前。
(榎並)はい。
ではスタンバイよろしいですか?来るの?
(榎並)参ります。
では170キロ。
いや。
当たらへん?
(榎並)発射お願いします。
(男性)いきます。
うーわ。
うおっ。
うーわ。
斬んの?
(町井)はい。
(榎並)では早速町井先生。
お願いいたします。
いくの?
(榎並)はい。
では。
すごいぞ。
これは…。
(榎並)町井先生による居合斬りです。
お願いします。
(男性)いきます。
(榎並)町井先生による居合斬りです。
お願いします。
(男性)いきます。
うわ!
(榎並)お見事。
嘘やん。
(榎並)一発で決めてみせました。
嘘。
すごっ。
これのりでとめてあったやつ?
(榎並)いやいやいや。
後ろで爆発しただけちゃうのか?これ。
(榎並)いえいえいえいえ。
嘘やん。
来た。
(榎並)さあ球が来ました。
来た。
うわ。
あっ。
なるほど。
カッコイイ。
(榎並)しっかりとさやから。
すごいなこれは。
もう今日これ見られたからいいんじゃない?
(榎並)いやいやいや。
ホンマホンマ。
この人が戦国の時代に生きてはったら俺はあいつに斬られないと思って170キロで走るやつが現れてもすぱって。
(榎並)そうですね。
170キロの。
例えば手裏剣を投げたとしても町井さんの前に飛んできたら。
落とせるんだ。
落としますね。
(町井)まあ落とすというか実際投げられたら逃げるとは思うんですけど。
斬れ。
(榎並)ということで超一流の腕前を見せていただきましたが。
これからお二人には模造刀を使ってだるま居合斬り落としに挑戦していただきます。
だるま落とし?
(榎並)こちら5段のだるま落とし。
どの段でも結構ですのでとにかく抜いていただくと。
ああ。
なるほどなるほど。
えっ?どう…。
もう逆手でいくんですか?俺はもう小政やから。
もう逆手しかないよな。
これ。
(榎並)それでもよろしいですか?
(町井)大丈夫です。
はい。
(榎並)では逆手でさんまさんは挑戦していただくと。
マジすか?どうして抜くねん?これ。
(町井)まず気を付けていただきたいのが右手で抜くと狙ったとこよりも上にいきます。
えっ?そんなんあんの?
(町井)はい。
えっ?何が?
(町井)腰に刀差してますよね。
どういうこっちゃ?
(町井)このまま右手で抜くと狙ったとこよりも上にこういっちゃうんですよ。
斬りあげになっちゃうんですよ。
(榎並)さんまさんも。
はい。
すいません。
先生。
僕逆手でいくんですけども。
これはどこに?
(町井)逆手でいくときには順手で抜くのと違ってここで止まってしまうんで。
後はもう体で。
やっぱりそうか。
これで。
(町井)そうですね。
はい。
カッコイイ。
ねえ?小政やから俺。
ドゥン。
いいねいいね。
ドゥン。
ドゥン。
(榎並)では参りましょうか。
明石家さんまVS木村拓哉。
だるま居合斬り落としです。
体動かしてやったらいいな。
(榎並)では参ります。
だるま居合斬り落とし。
さんまさんの挑戦です。
まあこんなつかみもいるでしょ?いや。
俺は。
俺は大好きですよ。
俺は大好きですけど。
たぶんお茶の間は一瞬「おいおい」って言ってますよ。
「おいおい」とは何事だ?お前たち。
(榎並)ではさんまさんの挑戦です。
アハハ!
(榎並)あーっと。
残念。
空振り。
何と。
これは。
さんまさん。
今のは?もう一遍やらせて。
今のは。
駄目駄目。
もうおしまいですよ。
今のちょっと。
今の映像をスロー。
スロー見てください。
(榎並)では今の映像をスローでご覧いただきましょう。
超カッコイイもんここ。
「うおりゃー!」すかっ。
ヤバい。
(榎並)さんまさん。
今のは?もう100点っすよ。
今の。
すっごいいつもねああしてわざとやってんのに真剣にやってあれって顔が惨めやな。
あのう。
ホントに今の自分の。
これできれば200万払うんでカットしていただけないでしょうか?
(榎並)では正面のカメラからもスローご覧いただきましょう。
もうええわ。
アホ。
お前。
あっ。
正面はカッコエエぞ。
しかもね。
しかもね。
しかも空中なんですよ。
なぜか。
えっ?空中ってどういうこと?いや。
だからすかってる瞬間がおじき完全に体が宙に浮いてるんですよ。
地に足着けたいわ。
人生も何もかも。
(榎並)では続いて後攻木村さんの挑戦です。
(榎並)あっと。
痛いって。
(榎並)さんまさん。
斬られた斬られた。
弁慶の泣き所。
おじき。
えっ?あっ。
お前の負け。
(榎並)木村さんの模造刀が折れてしまいました。
赤狙ったんですよ。
下に当たったんだ。
(榎並)下の。
しかし奇麗にこれ抜いているように見えますが。
でも折れてるよね。
(榎並)ああ。
ここで折れましたね。
横の角度からもご覧いただきます。
ああ。
カッコイイ。
(榎並)先生。
この角度はいかがでしょうか?
(町井)はい。
いいと思いますが。
ああ。
下も当たってんのか。
(町井)あっ。
抜いたときに上のやつにもちょっと当たっちゃいましたね。
(榎並)抜いたときに上に当たってしまったと。
そして折れたやいばがさんまさんに当たってしまったという。
これあれですね。
やる人は必ずこっちでやった方がいいですね。
そうやんな。
そうですね。
もう遅いよね。
もう当たった後だから。
そうですね。
ねえ?さんまがあんなもう刀持ってこられたら開きになっちゃうからね。
べたなことを言うようですけど。
そうですね。
(榎並)続いてさんまさん。
参りましょう。
はい。
(榎並)さんまさんの挑戦です。
ハハハ!
(榎並)残念。
その「うん?」っていう顔やめてくださいよ。
今当たったよね?いや。
ここ斬りましたね。
これ。
完全に下の台座を。
ばんって当たった感触はあったのにまったくリアクションしないだるまに向かってずっと「うん?」っていう顔してんですよ。
(榎並)これは。
これは。
どういう表情なんでしょうか?先生。
何笑ってらっしゃるんですか?
(町井)いやいや。
ことし一番笑ったかもしれない。
(榎並)ではよろしいですか?はい。
(榎並)では参ります。
木村さんの挑戦です。
頭。
(榎並)あっと。
これはだるまが落ちてしまった。
これだるま落としでだるま落としちゃったら駄目ですよね?ああ。
お前絵になる絵になる。
アハハ。
たぶんだるまが「嘘」っつってますよね。
「俺?」っていう。
(榎並)では続いてさんまさんの挑戦です。
惜しい。
惜しい。
(榎並)あーっと。
当たったが。
惜しい。
惜しいな。
惜しいな。
惜しい。
(榎並)ややずれました。
いや。
惜しい。
これ嘘やわ。
もう逆手な。
逆手無理。
惜しい。
(榎並)さあ惜しかったというこの居合斬り。
あとちょっとやったな。
(榎並)ではこちらもスローでご覧いただきましょう。
これ水平にいってんだよな。
やっぱり。
(榎並)ここで。
また「うん?」っていう。
俺この終わった後のおじきの「うん?」が好きですね。
「うん?」っていう。
(榎並)奇麗な抜き出しから。
この後です。
「うん?」って。
(榎並)絶妙なバランスで残してしまいました。
木村。
もう成功させてくれ。
はい。
分かりました。
逆手は圧倒的に不利や。
(榎並)参りましょう。
木村さんです。
おおー。
(榎並)お見事。
見事に抜いてみせました。
(榎並)見事黄色の段を抜いてみせました。
見事は見事やねこれ。
まあまあこれでほっと一息や。
どっちかがやらなあかん思うてかなりのプレッシャー。
まあスタッフもね早どっちか落とせよっていう。
そんな簡単なもんじゃないのよ。
これ。
(榎並)ここです。
あっ。
見事。
ああ。
これええよ。
カッコエエカッコエエ。
(榎並)ということで勝者木村拓哉。
ありがとうございます。
ああ。
よかった。
先生ね。
先生。
ちょっと逆手でやってもらえます?
(町井)えっ?逆手で?うん。
あれ。
あっち。
逆手で。
(榎並)逆手はいつぶりですか?
(町井)いや。
初めてです。
(榎並)初めて?初めて?
(榎並)さあでは。
ほらほら。
先生でもああなんねん。
(榎並)町井先生によるだるま居合斬り落としです。
逆手。
(榎並)ではお願いします。
(町井)ああ。
駄目だ。
不利。
不利不利不利不利。
(榎並)これは駄目です。
指をさすな!先生。
(町井)届かない。
先生に向かって。
逆手は無理ですよね?
(町井)無理ですね。
無理ですね。
むっちゃくちゃ難しいです。
届かない。
最初と一緒で。
ねっ?距離感が全然。
先生いつもと違うんだ。
違う。
全然違う。
はい。
先生。
すいません。
ここカットさせていただきますので。
でも面白かったからな。
いやいや。
(榎並)ちょっとキャリアに。
キャリアにこれは。
聞いたところによると畳。
うん。
畳あるじゃないっすか。
うん。
畳を抜いてばさって斬って。
その斬られたものが下にふって落ちる。
床につく前にもう1回ずばって。
嘘や。
斬るらしいです。
その後できるな。
「たたみじゃー」ってたたりと掛けたやつ。
いや。
ど…。
どうぞどうぞ。
むしろどうぞどうぞ。
でもその人の腰には真剣差さってますからね。
ホンマやな。
「たたみじゃー」
(さんま・木村)すぱって。
(榎並)ここからは真剣を扱ってまいります。
木村が挑戦するわけやな。
(榎並)さんまさんは?何でおじきやんないんですか?僕は断る。
後で真剣白髪染めやってあげるよ。
それ家まで行かないと駄目じゃないっすか。
(榎並)さあちょっとお持ちいただきましたけれども。
もうわれわれみたいなおっちょこちょいはねこんなんしたらあかんねん。
ホンマに。
(榎並)さあちょっとお見せいただけますか?
(榎並)こちらです。
いつの時代ぐらいのもの?
(町井)これは比較的若い。
これで戦前ですね。
はあー。
(榎並)しかしいかがですか?この真剣を前にして。
お二人。
輝きが奇麗やけど怖い。
(榎並)怖い。
木村さん。
どうです?男として日本人として高ぶる部分はあるんですけど。
やっぱり実物から伝わってくる冷たさというか。
まさしく真剣なので。
なあ?これはやっぱり冗談じゃ済まされないですよね。
済まされないな。
(榎並)そうですね。
ということでこの真剣を使ってまずは先生に袈裟斬り。
見本をお見せいただきます。
はい。
袈裟斬り。
怖いぞ。
(榎並)町井先生による真剣を使った袈裟斬りです。
お願いします。
ううー。
(榎並)すぱっと斬っていきました。
畳っすよ。
こんな斬り口俺ネギ以来や見たのこれ。
あんなに簡単に斬れるんだ。
そうですね。
振りかぶる必要はないんですよ。
今まだちょっとオーバーリアクションで振らせてもらいました。
もっと簡単にすっていけるんだ。
はあー。
すごいな。
(榎並)さあということで木村さんにこの袈裟斬り挑戦していただきますけれども。
木村。
お前絶対無理すんなよ。
先生。
コツをちょっと。
お前こんなことしたらあかんで。
振りぬこうとして。
はい。
コツを。
(町井)コツはね斜めに斬ろうと思わないことなんです。
えっ?斜めに斬ろうとすると刃筋が狂っちゃいます。
だから刀は頭の上からへその前まで真っすぐに振り下ろすと。
ちょっと1回やってみますか?見ててください。
左手を真下に落とすだけ。
この状態。
アホ。
お前が慌てるな。
一番遠いやないかアホ。
(榎並)ちょっと待って。
いきなり。
お前何慌ててんねん?アホ。
(榎並)怖いんですよ。
やっぱ怖いんですよ。
すいません。
こちら。
危ないんで。
お前一番遠いねん。
(町井)遠心力だとかそういうのは不要です。
先生。
大丈夫やから。
(町井)いかに刀に自分の体重乗せていくかなんで振りかぶらずにこの状態から。
うわ。
(町井)こういう感じで。
今全然振りかぶってないですもんね。
(町井)空手でいうとこの寸勁ですね。
うわ。
さあ木村。
(榎並)参りましょう。
木村さんによる袈裟斬りです。
お願いします。
(榎並)木村さんによる袈裟斬りです。
お願いします。
おおー!
(榎並)お見事!お見事。
お見事。
(榎並)さあそして…。
ああ。
まあまあ…。
これがどんだけすごい…。
簡単にやりよったから。
これ先生。
(町井)パーフェクトです今。
斬ったときの音が下手な人だとバチンっていうんですよ。
ピュッていったでしょ?完璧に100%刃筋を立ててるんで。
ということなんだ?さすがお前剣道部。
ああ…。
どうやった?どうやった?いや。
何すかね?初めて真剣…。
本身で物を斬ったので。
(町井)抵抗はないですよね?まったくないですね。
怖かった。
見てる…。
成功して今ほっとしてる俺。
うわ。
永久保存版やな木村。
これ。
あれもうちょい左手を固定して伸ばすんだ?
(町井)固定すると外されても切っ先が残ってるんで敵が寄れないんですよね。
下に下がってしまうと刀踏んづけながら相手入ってくるんで。
なるほど。
刺さって満足してたんでは。
踏んづけよと。
二の太刀のことを考えてないと駄目ってことですね?
(町井)足袋って割れてるじゃないですか?ここで相手の刀の棟を挟んで。
ここで挟みよんの?
(町井)挟んで戦うというのが実際型でも残ってるんで。
うわぁ。
俺あしたから5本指ソックス買う。
どこでも挟めるように?どこでも挟める。
挟んじゃうもう。
(榎並)というわけでここからはさらに一段階難しい返し斬りという技に挑戦していただきたいと思います。
(榎並)先生。
返し斬りというのはどういったものなんでしょうか?下の方狙ってもらって斬りますよね?で上が落ちてくる前にもう1回上を斬っちゃう。
無理すんなよ?これは無理すんなよ?横斬って落ちる前に斜めに斬るんだ?
(町井)下から斜め上に斬りあげて落ちてくる前に上から斜めに。
ファー。
もちろん先生が見本見せて…。
(榎並)そうですね。
まずは先生に返し斬りお手本をご覧いただきます。
ではご披露いただきます。
町井先生による返し斬りです。
おおー。
(榎並)お見事でございます。
まあ先生にお見事言うのもな。
すごいな。
(榎並)下に一太刀すぐ…。
はあー。
見事。
スタンスは変わってないですね。
(榎並)ではこちらの返し斬り。
木村さんに挑戦していただきます。
よし。
さあ。
(榎並)では…。
お前ホンマ怖がりやな。
(榎並)いやいやいや。
あのう。
念のためですけども。
はい。
(榎並)では木村拓哉による返し斬りです。
木村さん。
お願いします。
ああー。
やっぱ止まった。
ああー。
ええ。
それでええ。
それでええ。
それでええ。
止まった。
危なっ。
斬りぬけない。
えっ?斬りぬけない。
(町井)でも刃は真っすぐ入ってるんで後は抜ききる動きさえあれば。
抜ききってないんだ?
(町井)はい。
もう次の二の太刀を考えてしまって。
なるほど。
(町井)ちょっとお時間頂けるんだったら斬りあげだけちょっと練習しましょう。
すぐにできるようになりますから。
木村さんだったら。
ホントですか?
(町井)できます。
できます。
敵は前から斬ってくるのでそれをよけるつもりで構えると刃筋が立つんです。
ああ。
なるほど。
(町井)すっと。
でここからちょっと振りかぶっても構いませんから思い切って肩甲骨をしっかりと。
練習?
(町井)練習です。
(町井)肩でしっかり振りかぶって。
はい。
思い切ってはい。
(町井)そうそうそうそう。
それそれそれそれ。
で今ちょっとパチンっていうような感じの音じゃないですか?若干刃が狂ってるんで後はさっき斬ったみたいにピュッて音が出るように斬れたら必ず残りますから。
(町井)あっ。
今。
今の音。
今の音。
今のだったら成功します。
ピュッていったでしょ?あれ。
いけるか?はい。
(町井)じゃあ次頑張ってください。
はい。
(榎並)では参りましょう。
木村さんによる返し斬りです。
おおー!
(拍手)
(榎並)お見事!よかった。
よかったよかった。
(榎並)成功です。
これは。
ゆっくりゆっくり。
おおー。
ありがとうございました。
普段集中力は使ってるつもりなんですけど。
普段の集中力の回転数では今回やっぱり追い付けなかったので。
集中力の違いやけどね。
われわれの商売と…。
いや。
でも…。
居合の集中力はちょっと違うやろ。
なあ?撮影の殺陣とまた…。
まったく違いますね。
違うからな。
でもこの緊迫感は…。
でも下がっちゃってんな。
切っ先が。
(町井)下がってるのとちょっと腰が回転入っちゃったんで上斬ったときにちょっと飛んじゃってるんですよね。
でも数回でこれができるっていうのはすごいですよ。
やっぱり木村さんだからこそ。
ねっ?ええこと言ってあげましたね。
本人が一番好きな言葉です。
「木村さんだからこそ」いやぁ。
でもホントにスローで見るとすごい分かりますね。
なあ?下がっちゃってる。
これはもう鍛錬して練習練習重ねりゃもっともっと簡単に。
(町井)もうすごく上手になられると思います。
人との間に「もっと真剣にやりましょうね」なんて何か軽く言うもんじゃないですね。
言ったからにはもうやるべきですね。
僕は真剣差してませんので僕は真剣は知らないまま通り過ぎる人生でありたいと思います。
今後ともひとつよろしくお願いいたします。
(榎並)よろしくお願いします。
えー。
最後にこちらから提案さしていただきたいんですけども。
うん。
やっぱ『さんタク』ってこう「えーっ?」っていう…。
まあ去年なんかもう世間の評判もすごかったんで。
福岡のドームに。
ああ。
はいはいはいはい。
出てもらって。
俺が歌…。
あんな5万人の前で歌わされる。
ホントにアウェーでね。
SMAPのお客さんで。
いや。
アウェーじゃないですよ。
あそこは。
あそこはもうある意味超ホームですよ。
超ホームやろうけど俺にとってはアウェーに感じる。
SMAPのコンサートに俺が出て歌を歌うなんてことはもう失礼極まりないやんか。
いや。
そんなことないですけど。
確かに舞台上に…。
オンステージに上がる前のおじきの顔ふってこうのぞきに行ったときのここにたまってる泡の量半端なかったですよね。
マジで。
口の水分完全になくなってんだなと思って。
そりゃなくなるわ。
「大丈夫ですか!」って言ったら「大丈夫や」って言ってここに泡がもう。
だからやっぱりそれほど緊張して一生懸命やらしていただいたら。
ありがとうございました。
世間の皆さま方がやっぱり結構喜んでいただいたの。
あそこのお客さんからも手紙みたいなの頂いて。
「夢の共演を見ました」と。
いやいやいや。
ホントに。
その子はいつかさんまさんがSMAPのライブに出ないかなってずっと思っててんて。
あの客席にいた子やで?ほんで俺が出てきたからもう…。
ホンマに覚えてないって。
そのときの状況を。
何が起こってるのか分かれへんかったんやて。
で後々テレビでまたあらためて見て「あっ。
ホントに出たんだ」っていうのでどえらい感動していただいた方もいらっしゃるのよ。
いや。
しますよあれは。
うん。
だから俺が5万人のSMAPの客前で歌を歌ったっちゅうのはやっぱり『さんタク』っぽかったしね。
ああ。
そうですね。
せやねん。
だから今回はアンサーということで。
うん?アンサー。
あのう。
去年俺が出たよね?出ました。
それのアンサーとして吉本の舞台に俺とお前でコントやるっていう。
いやいやいやいや…。
いや。
「いやいや…」言うけど。
駄目駄目駄目駄目…。
「駄目駄目」ちゃうって。
いけるって。
いけるって。
駄目だって。
駄目じゃ…。
俺去年そんな気持ちやったぞ。
なあ?でも俺は出たからな。
あそこの…。
あそこの中で一生懸命やって。
もうホントに終わってからもうもぬけやった俺は。
ええ。
今回は木村がそのう。
NGKならNGKと…。
NGKって何ですか?なんば花月や。
昔の。
大阪の笑いの一番本場の舞台に立つっていう。
うわぁ。
いこう。
ウケなくってもええ。
ウケないで当たり前やからな?うわぁ。
いや。
違うねん。
うわぁ。
いや。
「うわぁ」じゃないって。
木村。
普通にやったらええねん。
すごいっすねそれ。
うん。
まあまあ。
おお。
「ウケなくて当たり前や」って。
うわぁ…。
(せき)気持ち悪くなってきた。
えー。
ごめんなさい。
コントっていうのは…。
えっと。
自分がよく見に行かせてもらってる…。
芝居じゃない方ね。
芝居でやってしまわない方。
だから芝居の間じゃないぞ。
笑いの間であのう…。
持ってこいよ?なあ?芝居の間じゃなくて笑いの間なんですか?いやぁ。
だから喉からやぞ。
声は。
喉から?喉で絞んねん。
笑いは。
だから「亀」じゃないねん。
「亀」!?分かる?待って。
そういう何?発声からいくんすか?そうや。
いや。
そっち使うた方が笑いは起こりやすいぞ。
言うとくけど。
「ストライク」じゃないからな。
「ストラーイク!」それを…。
それをずっと継続してきてこうなっちゃったんですね?こうなっちゃったの。
声絞るから。
われわれ。
お前ボケやるよね?いや俺…。
あんまやったことないですよ。
ツッコミ?たぶんどっちかっていったらツッコミだと思うんすけど。
ほんならあのう。
ノリツッコミとか俺をツッコんだりできる?お前ボケのがええのんちゃう?まあ医者やったら「カルテ取って」って言うて「とーっ!」とか言うてみお前。
あっ。
ああ。
そういうこと?うん。
だから一番単純なやつやで?はいはい。
看護婦さん。
ちょっとカルテ取って。
とーっ!それ空手や。
アホ。
とかいうやつね。
だからお前逆バージョンやってみ。
今の。
俺のやつ。
いや。
やだ。
どっちが…。
やだ。
やだ。
やだやだ。
ちゃうちゃう。
木村。
どっちに向いてるかやってるだけやから。
やだやだ。
やだやだ。
やだ。
やんない。
「やだ」じゃない。
やだ。
やだ。
だからどっち?まだそっちの方がいいっすよ俺。
そしたらボケやな。
そうですね。
ならボケでいくでな。
そうですね。
せやな。
だからあのう。
一遍何をやるか俺もまた考えるんで。
俺は自分の中から出てこないことは嘘がバレるからそっから作んねんな。
だから木村お前。
お前が死ぬ前にやりたいこと何や?やっておきたかったこと。
死ぬ前に?前に。
もしね。
もし。
やっておきたかった。
これもやりたかった。
あれもやりたかったっていうのあるやんか?えーっ?だからドラマで要するに若大将シリーズみたいなものやりたかったとか。
ああ。
うん。
ブラッド・ピットのどうのこうのとか。
やっぱアル・パチーノさんとは同じ現場立ってみたいです。
ああ。
なるほど。
なるほど。
あの人実際に同じ現場に立てたらもうヤバいっすね。
まあな。
あれはカッコ良かったな。
何やったっけ?あのう。
ふわーってあのう…。
『セント・オブ・ウーマン』ですね。
あれのアル・パチーノはカッコエエしな。
まあ何といっても『ゴッドファーザー』ですからね。
『ゴッドファーザー』か。
『ゴッドファーザー』か何か…。
ほんであんまりないな?あと他のことでやりたかったことって。
小学校の卒業文集に書いたのは獣医さんになりたいって書いたんですよ。
動物園の飼育係にもなりたいとか。
あっ。
ほなそっちでいこう。
えっ?じゃあ俺覚える時間は?時間は…。
お前はできるできる。
1日2時間稽古したらいけるわお前。
はっ?2時間?2時間。
2時間。
お前覚え早いから。
いけるって。
そこで。
何か急に眠くなってきたんですけど。
怖っ。
いや。
「怖っ」じゃないねん。
だからお前に負担掛からんようにお前のイメージとか損なわないように…。
これは事務所もOKならやで?木村OK。
事務所OK。
劇場OKにならなきゃこの夢はかなわないから。
木村OK?一応。
うん。
OKです。
ありがとう。
今ここで初めてこれ言うねんけど。
聞く前に劇場の段取りは聞いといた。
もう。
明石家さんま。
意外と力がある。
当たり前じゃん。
当たり前じゃん!これ何すか?いやいや。
だから今日簡単な。
へえー。
何?あかん。
ちょっと読ましてよ。
まとめてないから。
もう俺…。
違う違う。
ホントに。
ホントに今ふ抜けなんですよ俺今。
分かってるよ。
だから簡単に説明するから。
箇条書きみたいなもんやから説明せな。
人が見たって分かれへんねん。
いやいや。
分かる分かる。
ちょっ…。
説明するから。
恥ずかしいでしょ?ちょっと。
恥ずかしい。
ちょっと恥ずかしいでしょ?恥ずかしいわ。
もちろん。
河本のとこへ出してもらうんで。
河本に紹介してもろうて俺が出る。
で本番でたぶん今からコントやるっていうことになって。
で「登場してもらいます」っていうのでお前出てくる。
ほなかなりざわつく。
何か信じられないような客席なると思うわ。
お前が吉本の舞台上がるのは。
いや。
でもアウェーですよね?俺もアウェー。
河本の客やから。
だからホンマに…。
いやいやいやいや。
だって。
どんな雰囲気になるか。
たぶんでもまあまあ…。
ざわつく。
うん。
で格好はアリクイ。
うん。
でかぶりもんだけ俺が持ってるわ。
絶滅危惧種やのね。
アリクイって実は。
「おいらもあと2匹だけや」っていう。
とにかくやり残したこと。
やっておきたかったこと。
悔いのないように。
悔いのないようにっていうのは一応最後の振りやから。
アリクイの。
アリクイの「クイ」に掛けてあるから。
試験に出るからな。
ほんで悔い残さんように生きていかなあかんというので。
ほんでお前「何?」って言うたらアル・パチーニョ…。
「アル・パチーニョ」?「アル・パチーノと共演したかった」って。
エルニーニョみたいな感じで言わないでくださいよ。
それそれ。
そんなんそんなん。
そんなんな?分かる?なあ?一応そこまで。
今。
今日。
すごくない?結構。
50分ぐらいないですか?全部やったらね。
ちゃんと。
そうですよね?あっ。
河本?
(スタッフ)お越しになられて。
(河本)おはようございます。
ごめんごめん。
大丈夫?
(河本)はい?体大丈夫なんですか?
(河本)はい。
大丈夫です。
体は大丈夫です。
でやってるとこへ出てくれてもええよな?お前の客やからやなお前いてた方がええからと思って。
(河本)出るんですか?出る。
ちょっとだけ。
(河本)いや…。
いや。
いやいや。
ホンマに言うて河本。
嫌なら嫌でしゃあないから。
(河本)いやいや。
出るよな?
(河本)いや…。
えっ?嫌です。
何でやねん?手伝うてくれよ。
(河本)いや。
そうなんですけど。
後ろにすっごい悪魔の方がささやいて…。
今回俺が申し訳ないと思ってんねんから。
お前らの舞台出て。
ほんで河本の客やから河本出てくれた方が場は安定すんねん。
見舞いに行ったよな?お前。
(河本)ありがとうございます。
ありがとうございます。
何?その頭。
お前もうタラちゃんできひんやないかい。
それ誰やねん?
(河本)「痛ててて。
姉さん」カツオ君か?
(河本)はい。
「ハーイ」タラちゃんやないかお前は。
(河本)「えーっ」それ木村にやらしてあげて。
マスオさん?ごめん。
うん。
ああ。
すいません。
それ教えてもらおう思うてた。
木村に。
(河本)ああ。
すいません。
ちょっとテンパっちゃって。
テンパっちゃったって…。
今練習やから。
練習じゃないんですよ。
僕にとっては。
どんなとこに僕すっと入ってこれたんですか?この状況がのみ込めてないんですけど。
分かった。
ごめんごめん。
むちゃむちゃ汗かいてんですよ。
分かった。
お前入院せんといてくれホンマに。
お前ホンマに…。
今の。
(河本)あっ。
はい。
マスオさん。
やってあげて。
(河本)「えーっ」「えーっ」「えーっ」これで?木村。
そこはいいな?OK。
ほいで。
お前ホンマに坊主にするから。
お前もう。
大阪でウケてるタラちゃんできひんやないか。
すんません。
誰もできひんやろ?
(河本)そんなことないですよ。
何?何できんの?
(河本)「痛ててて。
姉さん」お前それカツオやないかい。
(河本)「ハーイ」それタラちゃんやないかい。
あのな…。
「えーっ」何ちゅうこと…。
いや。
あのう。
マスオさん。
勝手にマスオすんなよ?お前。
っていう。
「お父さん」これフネです。
何や?お前。
お前ちょっとウケてきてちょっと安心…。
安心してる。
そんなことない。
新大阪。
今日向かうNGKは…。
吉本のメーンどころが出るところだったんで皆なんば花月を目指す。
若手のときは京都花月。
ちょっと売れ始めるとうめだ花月。
で今日お前がステージに立つのはそのメーングラウンド。
お前らでいうドームやな。
そこに立つんですか?今日。
立つ。
あの稽古1回だけで?もう1回。
ちょっと変わるから。
変わる!?ちゃうちゃう。
変わるちゃう。
足すだけ足すだけ。
ほいでカットするとこカットするから。
ちょっと時間の都合上。
何を足す?そう大して変わらへんから大丈夫や。
お前なら大丈夫やて。
劇場が近づいてきてる。
うわうわうわ…。
時間早く過ぎねえかなぁ。
まだ俺ら出番まで…。
だいたい9時ぐらいやろうからな。
あと3時間ちょっとある。
さっき言ってた足すって何ですか?えっと。
今言う?稽古部屋でいい?ここでいい?ここで大丈夫です。
えっと。
木村が最初嫌がるやんか?「やっぱ無理っすよ」とかいう感じになるやんか?「そんなことせなあかんねん」っていう。
「ちゃんとこっちに近づけ」って言うから。
ほんなら俺が「やってる?」って言って「やってるやってる」ジミーのまねやんのね。
あと・「山寺の」って言ったら・「ドゥンドゥンドゥン」って。
それ足すの?足す。
もし止まったらそれやる。
「やってる?」「やってるやってる」・「山寺の」・「ドゥンドゥンドゥン」「それそれ。
いくよ。
アリクイもな」って入る。
それで。
保険?つかみ。
さあ木村が…。
木村がNGKの楽屋に足を踏み入れました。
挨拶だけしとかな。
ものすごい無理してくれたから。
河本が。
そうですよね。
ここ?ここやと思うわ。
(一同)あっ。
お疲れさまです。
お疲れっす。
ごめんごめん。
おはようございます。
(一同)お疲れさまです。
すまん。
すまん。
今日ねちょっと無理言うて河本の舞台ちょっとだけ時間割いてもらうんで。
ちょっと出さしてもらうわ。
(一同)えっ!?こちら木村拓哉さん。
(一同)うわぁ!うわ!僕さんまです。
(一同)いや…。
もちろんです。
俺さんま。
俺さんまよ。
・自己紹介やめてください。
で木村拓哉。
(一同)おーっ!すげえ。
こいつやこいつやこいつや。
はい。
(吉田)乳首ドリルすな。
おい。
ドリルすな。
すな。
すな。
すな。
す…。
ドリルをすんのかーい!?これです。
(吉田)おい!すんのかい!これちょっと今日やらしてもらうから。
(吉田)えっ?違うバージョン。
前言うてたやろ?
(吉田)はい。
はい。
俺のバージョンで。
ちょっとだけウケる。
お前先にちゃんとウケといてくれよ。
頑張ります。
おじき。
おじき。
おじき。
タイトルがヤバいですよ。
何や?『滑狼』ですよ。
『滑狼』か。
(河本)発音が。
『滑狼』ってちょっと。
『滑狼』という。
「レッツ」な感じじゃないんですか?ほれで木村が…。
じゃあちょっと。
お前らに。
BISTROSMAPのお皿を。
(一同)えっ!?何で?お土産で。
(一同)うわぁ!やった。
すごい。
ありがとうございます。
すごい。
20。
20人。
20人。
そやから…。
5枚持ってきました。
(一同)よっ!4人前や。
これで4人前や。
(河本)4人前とかじゃないです。
皿4人前とかじゃなくて。
それ20人って。
だからそれでいけるからな。
すまんな。
ちょっと今日。
笑わしながら巻きで。
(一同)笑わしながら巻きで。
難しいですね。
難しいです。
木村が今日一応コントに挑戦すんのやからやな。
(河本)そうですよね。
NGKのコントって。
まだ1回しかリハーサルやってないんですけど。
(河本)あるある。
(RG)すいません。
あばれる君です。
・あばれる君じゃないねん。
いやいや。
違いますよね。
(河本)違いますよね。
違いますよね。
(RG)レイザーラモンRGと申します。
(河本)木村さんのあるあるみたいなんは?
(RG)ちょっと…。
(一同)ないやろ?
(河本)拓哉さんのあるある。
あるある?
(RG)木村さんのあるある1個だけあるんですよ。
歌に乗せて。
あるあるを?『セロリ』に乗せて。
いいねいいね。
・
(ハミング)・「木村拓哉さんのあるある言いたい」・「好き嫌いはイナメナイ」いいよいいよ。
・「木村拓哉さんのあるあるを早く言いたいよね」いいよいいよ。
早う。
どうぞ。
どうぞ。
・「何がきっかけでどんなタイミングで」いいよ。
・「俺はあるある言うんだろう」おお。
いいよ。
お前の好きなタイミングで言え。
ホンマにな。
(RG)・「木村拓哉さんのあるある言いたい」・「出来るだけあるある言いたいのさ」・「うーがんばってみるよ」はいはい。
(RG)・「できるだけ木村拓哉さん」・「あるあるを早く言いたいよ」・「木村拓哉さんはいつもシャツ着がち」
(河本)何やそれ?何やねん。
(河本)あるあるでした?あるある。
シャツ着がちやもん。
シャツ着がち。
こいつシャツ着がちやもん。
シャツ着がち。
よう見てるなお前。
(RG)今か今かと…。
あいつよう見とるわ。
長いからオンエアはないと思うぞ。
(一同)ないですか?ない?いやホントに申し訳ない。
今日は迷惑掛けますけども。
巻き気味でテンポアップで大爆笑の後に僕登場。
分かるな?よろしくお願いします。
(一同)お願いします。
(河本)すいません。
それじゃあ。
・
(騒ぐ声)声漏れてるな。
今お前のビストロの皿取り合いしとるらしいで。
じゃんけんで。
お皿じゃんけんをしてくれてるらしくてですね。
腹減りましたね。
飯食うねんけど。
千とせの肉吸いを。
ああ…。
何か番組で作ったことあるねんけどもそれのホンマ物。
ホントに作ったことあるんです。
店終わってんねんけど。
もう終わってんですか?うん。
2時半で。
だから2人のために。
マジっすか?おう。
残って作ってくれはったらしい。
それを頼もう。
出前?肉吸いとご飯と。
卵焼きが付いてくるのかな?
(スタッフ)ちょっと頼んでみます。
腰が90度に曲がったおばあちゃんが卵焼きを作らはんねん。
だから持ってくるとき分からへんねん。
こうして。
「はい。
どうも。
お待ち遠さんでした」って言ってこのまま帰らはるおばあちゃん。
こうして卵焼き作らはる。
駄目そこ。
ホントホント。
そこ笑っちゃ駄目。
・
(森井)すいません。
はいよ。
(森井)お待たせしました。
お久しぶり。
ご無沙汰です。
ごめんね。
今日は無理言うて。
(森井)いやいや。
うちの親父がえらいお世話になって。
こちらこそ。
今日は久々の。
これが…。
(森井)肉吸いです。
ちょっと今日木村やから肉多ない?これ。
(森井)いえいえ。
ホントはこの時間食べれないんですよね?
(森井)もう終わってんです。
ごめんね。
(森井)いえいえ…。
これが…。
ちょっと食べてみて。
お前は好きな味やとは思うねんけど。
番組で作ったらしいで。
肉吸い。
作りましたね。
千とせの肉吸い。
(森井)ああ。
はいはい。
BISTROSMAPで。
(森井)はい。
見ました見ました。
うまい。
相変わらず…。
一緒。
(森井)全然分からへんから。
そやな。
うまい。
うまいやろ?うまい。
うん。
これがおいらを育ててくれた味や。
これ今何ぼで売ってんの?安いな。
相変わらず。
これ食べた方がいいっすね。
うん?これ食べた方がいいっすね。
あかん。
木村言うてしもたらこれまたくるのかい?これはうまいよ。
(森井)えらいことに…。
えらいことになるからここカットしようか?
(森井)いや…。
忙しかったら嫌やろ?
(森井)もうええ。
そんなことでどうすんねんな?親父がどんだけ汗水垂らして。
(森井)うちの親もそうやってん。
適当な商売して。
そんなことない。
汗水垂らしてやってたで。
(森井)いや…。
何言うてんの。
「おっさん遅いな」言うて「お金いらない」って帰っちゃう。
俺は払うとったで。
俺は払うとったで。
卵焼きないねんて?
(森井)うん。
何でやらへんの?やれよ。
あんだけ…。
面倒くさいって。
もうやってないっていうからやな。
(森井)もう20年も…。
特別作ってくれたらええやんか。
嘘や。
もうなくしたん?ほった?ほるなよ。
人が楽しみにしてたのに今日。
卵焼き。
もう。
お店とお客さんの会話です。
「ほるなよ」って。
まあ懐かしい。
うまい。
木村がこんな状態になるの初めて見ます。
だんだんこっちは緊張うつってきました。
(河本)どうも。
よろしくお願いいたします。
豪華メンバーやな。
(河本)さあ『滑狼』でございます。
よろしくお願いいたします。
(河本)このメンバーで今回お送りしますけども。
まず初登場の方は?初登場。
(一同)はい。
(河本)まずは出てきてもらいましょうか?・もう今飛ぶ鳥を落とす勢いの吉田裕です。
(一同)ドリル。
ドリル。
(吉田)よろしくお願いします。
やってくれとる。
わざわざ。
(吉田)乳首ドリルすな。
(一同)おお…。
舞台の空気感がもろ。
もろだね。
下登場の上位置でいいの?ええよ。
「アリクイの商売」というコントをやらしていただきますので。
とうとうあと2匹やで。
なあ。
これ絶滅危惧種や。
オランウータンならもっと騒いでくれたんやけどアリクイやからな。
誰も何にも言ってないですね。
何やねん?それお前。
いやいや。
オランウータンすごい…。
声張れって言うたやろ。
お前やる気ないのか?お前は。
そんなことないっすけど。
ちゃんと。
お笑い芸人になっていく。
はい。
やってる?やってるやってるやってる!いい。
それそれそれ。
やってる!おお。
それそれ。
・「山寺の」・「ボン…ドゥンドゥン…」危ない危ない危ない。
・「ボンボンボン」って言いそうになった今。
危ない。
うわ。
ヤベえ。
いくぞ。
完全に…。
木村がこんな状態になるの初めて見ます。
だんだんこっちが緊張うつってきました。
いや。
ホントにね…。
口ん中の水分ゼロなんですよね。
もうええねんで。
スベるならスベるでええねんで。
スベるならスベるでええねんで。
でもホンマはあかんねんで。
もう。
さあみんな頑張ってやってくれた。
いつもより力入れて。
よいしょ。
ここは座っていいんですか?ここ座っていい。
(河本)それではいきましょう。
ドラゴンボール7つ集めて現れた神龍が思わず聞き返した願い事とは何ですか?
(こいで)顔を中央に寄せてください。
去年の俺の気持ち味わってるやろ?なあ?ねえ。
アンサー企画でこれおかしくないですか?ホントに。
これ全然アンサーじゃないっすよ。
確かに。
こうして揃ってるとおかしい。
これ「目には目を」ですよ。
確かに。
「歯には歯を」ですよ。
「目には目を」やなこれは。
これヤッベえ。
お互いやからな。
アウェーは。
だから「目には目を」企画でしょ?アンサー企画じゃない。
これは。
すまん。
今俺ねここに来て分かった。
これアンサーじゃねえわ。
これは確かに木村やっちゃいけない企画かも分からへん。
すまん。
でもここへ来たらしゃあないからな。
人生初ですよ俺。
もちろん。
だから申し訳ないなとは思うよ。
いえいえ。
大丈夫か聞いてください。
大丈夫か?大丈夫。
誰や?誰や?誰や?誰や?誰や?それもいけるな。
(河本)芸人チーム勝利。
(一同)イェイ!
(河本)はい。
皆さん。
出てきてください。
・
(河本)皆さん。
出ていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
さあそしてお客さまからね募集しまして。
当選者。
全員のサイン入りのポスターが当たりますけども。
こちらの方でございます。
(河本)本日はどうもありがとうございました。
すいません。
お願いします。
はい。
頼むわ。
すいません。
(スタッフ)お願いします。
お願いします。
ああいうコミュニケーションがあるんだ。
お疲れさん。
お疲れさん。
・
(河本)2時間たっぷりお楽しみいただけたと思うんですけども。
実は今回ですねこの舞台にちょっと「私も出てもいいですか?」というスペシャルゲストの方がいらっしゃいましてその方をお呼びしたいと思いますんで。
よろしいですか?皆さま。
ちょっとだけお付き合いください。
(河本)ゲストの方こちらの方でございます。
明石家さんまさんです。
(歓声)すいませんどうも。
ホントに申し訳ない。
これはホントにもう皆さん…。
ちょっと申し訳ないですけど。
(拍手・歓声)
(河本)うわぁ。
すごい。
ちょっと…。
皆さん。
すいませんが…。
(拍手・歓声)もう収まらん収まらん。
あと10分。
10分だけ時間を私たちにちょっと。
全然10分じゃない。
俺10分でええの?もっとやってもええの?えーとね。
かんじゅっぷんからこんじゅっぷんぐらい大丈夫だと思います。
えっ?30分から40分?いえ。
かんじゅっぷんからこんじゅっぷんでございます。
何で「4」飛ぶのや?お前は。
(河本)こんじゅっぷんや。
思う存分こんじゅっぷんやっていただいて。
ちょっとね…。
(河本)どういうことなんですか?テレビ番組でちょっとコントやらせていただきますのでそれだけちょっとお付き合いください。
皆さん見れる?申し訳ない。
あっという間に終わりますから。
何分ぐらいやってよかったっけ?かんじゅっぷんからこんじゅっぷんぐらいでございます。
30分から40分やな?それじゃちょっと。
ちょっと時間お借りします。
(河本)はい。
分かりました。
お願いします。
ホントに申し訳ない。
今からちょっとコントやりますんでお付き合いください。
(女性)IMALU!IMALUって…。
あのね。
IMALUの名前出すと親に戻っちゃうから。
個性死んじゃうのよ。
はじける個性が。
今日2人でやりますが相方紹介しましょう。
この人です。
今日2人でやりますが相方紹介しましょう。
この人です。
はい。
こっち。
ちゃんとする。
早く。
木村。
(歓声)NGKに木村拓哉が立つとは夢にも思わなかったんで。
実は正月の『さんタク』という番組のコーナーで去年私が福岡ドームの方でSMAPのコンサートで歌を歌わされて最大の屈辱を味わわされたんですけども。
それでお返しで今回はNGKでコントということです。
脱いで。
ホントにやるんですか?ホントにやるよ。
コントするいう企画やねんやからコントやるやないか。
お前何…。
さっきまで一生懸命練習したのに。
何や?お前。
いや…。
突然「キャー」の声援で木村拓哉に戻ったな?ここは吉本や。
いや。
確かにそうです。
NGKです。
吉本へ。
吉本へ来いお前。
NGKです。
こっちへ来いや。
客席の前から3列目の女の子2人が超すげえスピードで何か送ってんの。
それ見た瞬間に急に何か怖くなってきて。
お前あかん。
顔がさっきと違う。
はい。
もうちゃんと。
お笑い芸人。
そうそう。
いいよいいよ。
はい。
上脱いで。
上脱いで。
ちゃんと。
そうそう。
あかん。
顔死んで…。
顔死んでるよ。
顔死んでる。
(観客たち)カワイイ!アリクイのコントをやりますので。
いや。
いや…。
何や?いや。
ちょっ…。
やっぱちょっときついっす。
ちょっときつい…。
ちょっと待て待て。
こらこら。
こらこら。
ちゃんとせえお前は。
だから木村拓哉を捨てろ言うたやろ?はい。
やってる?やってるやってる!そうそう。
その調子。
・「山寺の」・「ドゥンドゥンドゥン」よし。
それでよし。
よしよし。
いきます。
絶滅危惧種。
・
(子供の声)何か言うたな?さあ。
アリクイ。
アリクイのコントに入りたいと思います。
うつむくな。
前向く。
そうそう。
はい。
やってる?やってるやってる!あーあ。
あっ。
もう入ってますんで。
すいません。
もうあかんな。
俺らもう絶滅危惧種でもう2匹しか残ってないのに。
ホントですよ。
あれやで。
これがオランウータンやったらもっと騒いでくれたぞ。
ホントですよ。
だいたいなアリクイという名前どう思う?何がですか?行動を名前にされてんだぞ。
行動を。
アリクイやぞ?こんな人生あるか?なあ。
うん…。
アリクイからおいら見たら米食いやぞ。
俺ら2匹で。
雄2匹やからもうどうにもならんから。
もうな死のう。
なっ?死ぬまでに夢あったんか?いや。
夢っていうかやっぱやり残したことありますね。
やり残したことって何をや?定時制高校を卒業で終わってるんで。
もうちょっと勉強しとけばよかったなと思って。
もういまさら勉強しても遅いがな。
お前は。
いや。
ちょっといいっすか?勉強して。
勉強していいですか?何をや?今?今勉強すんの?何をや?よし。
何勉強すんのや?いや。
漢字。
へっ?それ今練習すんの?漢字読めないと台本とか読めなかったら恥ずかしいじゃないですか。
なのでちょっと。
今?はい。
まあええけどもやな。
ドリルすんのかい?ドリルすんのかい?せえへんのかい?ドリルすんのかい!せえへんのかい?すんのかい?せえへんのかい?加トちゃんぺ。
ドリルすんのかい?知らんがな。
(笑い声)いけたいけた。
でもこれやっぱりあのう…。
何や?1回やったら何回も使いたくないんで。
当たり前や。
もしよかったら。
えっ?
(観客たち)あーっ!欲しい!えっ?あげんの?あげんの?あげへんの?あげんの?あげへんの?あげんの?あげへんの?加トちゃんぺ。
ドリルすんのかいってもうええねんそれは。
(女性)キャー!いや。
何にもうれしくないよ。
木村のサインもなけりゃ。
漢字ドリルって…。
何にも書いてない紙やで。
それを「キャー」って。
訳分からんやん。
他は?悔いに残ったこっちゃ。
そうですね。
僕大好きな俳優さんがいて。
アル・パチーノさんっていう俳優さん大好きで。
『ゴッドファーザー』か。
ああ。
ヤバいっすね。
マイケルや。
マイケル。
それをやってあげるから。
えっ?だから俺がや。
マイケルやろ?マイケル。
だからや。
どんまいける!違う。
全然違うんですよ。
こういうのいらないんすよ。
いいよいいよいいよ。
きてるよきてるよ今。
きてないきてないきてない。
・「山寺の」・「ドゥンドゥンドゥン」いける。
いやいや。
マイケル。
じゃあ俺やります。
何が?俺がマイケルやります。
分かった。
ほんでお前がアル・パチーノやったら。
名シーンですよ。
名シーン。
ほんで俺は音楽やるだけでいいんやろ?うんうんうん。
お願いします。
いくぞ。
・「パパパ」ええね。
・「パパパパパ…」パパ。
マンション買って。
何すか?それ。
えっ?誰ですか?今の。
はあ。
「はあ」じゃない。
やる。
・「パパパパパパパパパパパ」・「パンパパパパンパパパパンパパパパン」・「人生楽ばかりもあるさ」
(手拍子)ちょっと…。
ちょっと待って。
すいません。
手拍子やめていただけません?あのね。
こっちがボケなの。
ねっ?『水戸黄門』に切り替わる。
あんた手拍子して乗ってる場合じゃないの。
何で?お前が・「パンパパパパン」やってみ。
そしたら。
なっ?なるほど。
・「タララ」はい。
・「パパパパパパパパパパパ」・「パンパパパパンパパパパン…」助さんや。
格さんや。
・「パパパパンパパパパン…」・「人生」手拍子せえよ!どこが違うの?俺と木村は。
何で俺の歌のときせえへんねん。
何が違ったんすかね?何が違うかった?ほれでお前な。
『水戸黄門』の歌詞「人生楽ばかり」ちゃうぞ。
「人生楽ありゃ苦もあるぞ」やぞ。
でも楽ばっかりしてませんか?誰がやねん?だって助さん格さんって言って。
最終的にはコウモン見せて終わり…。
印籠やそれは。
黄門が肛門見せるか。
「見よ。
この肛門」とか言うてる場合ちゃう。
だからみな頭下げてるんじゃないの?違うわ!そっちの方が怖いけどな。
あんなじじいのケツの穴見せられたらやな。
それはたまらんよ。
印籠や。
何がや?やっぱりその夢じゃなくてどうしても見たいっす。
何をや?おじきの名ぜりふ。
えっ?『男女7人』?お前中学時代見た言うたな。
どうしても見たいっす。
「もう遅いねや」やろ?それそれ。
ほんな相手の役者やれよ。
相手の役者?ああ。
『男女7人』やろ?「もう遅いねや」って言うやつやろ?はい。
いこう。
「どうしてそういうこと言うんだ?」平泉さんか。
それは平泉。
「母さん」「母さん」言うてる場合ちゃうねん。
なあ?それは平泉さんで。
あのね。
『男女7人』やろ?「もう遅いねや」やろ?男女。
女。
女優さんや。
もう言わすな。
いくぞ。
・「チャラランチャチャーン」・「チャッチャーチャチャッチャーチャチャッチャ」「あんたさぁ」それ桃井かおりやろお前。
そんなんいらんねん。
今日新しいの2〜3発見せますとか。
訳の分からんこと言うて。
お前それか?昨日練習してたの。
練習中ゲー吐いたそうやないかお前。
あまりの緊張で。
ファー。
桃井さん。
それは桃井さん。
「エリオット」違う。
だから大竹しのぶ。
名前言わすな。
大竹しのぶさん。
・「チャッチャーチャチャッチャーララーラチャッチャ…」「どうしてそういうこと言うの?」それ大山のぶ代や。
大山のぶ代ちゃうねん。
大竹しのぶや。
大山のぶ代。
まあ見た目は似てるわ。
見た目!?見た目ちゃう。
漢字のや。
字?字?字?漢字の並び方や。
そんなドラえもんちゃうねん。
もうええな?夢はないな?それでええな?ああーっ。
いや。
でも…。
何や?何や?一度カラオケのオール経験したかったっす。
人生で?そうか。
お前夜遊びもしてないか。
あんまり。
そうですね。
カラオケのオールはないですね。
オールないか。
でもなカラオケのオールとか俺毎週のようにやってるけどそうおもろいもんでもないよ。
そうですか?やってほしいの?カラオケのオール?朝の5時?お願いします。
5時5時。
河本。
・
(河本)はい。
はいはい。
はいはいはい。
朝の5時のカラオケやりたいねんて。
やってあげて。
(河本)はい。
できます。
見とけ見とけ。
いくぞ。
そう。
それそれそれ。
お前もうちょっとこっちや。
朝の5時のカラオケ屋さん。
・「笑顔のまんま笑顔のまんま」ちょっと。
今何時?5時やけど。
(河本)ちょっと寒ない?それや。
こんなんええの?こんなんええの?それと朝5時でドア開けてな。
帰ろか。
(河本)うわ。
まぶしい!こんなんや。
カラオケの朝5時なんて。
リアリティーあってすごい好きですね。
(河本)えっ?ほんならお前。
じゃあ今度は俺が歌う番で。
一緒のやったれ。
一緒の。
一緒のお願いします。
こんなやぞ朝のオールって。
なあ?河本。
朝5時。
(河本)いいっすか?はい。
・「あれからぼくたちは何かを信じてこれたかなぁ」・「夜空のむこうには明日が…」起きんかアホ。
お前。
起きたれ。
(河本)こんなお客さんの期待俺裏切られないですよ。
さんまさんのとき誰も拍手してないですから。
そうやねん。
こいつらセンサー入ってるみたいに俺の歌拍手しやがらない。
(河本)聴きたいですもん。
聴きたいことあれへん。
お前が起きたらなあかんで。
アホか。
お前だからその髪形したらあかん言うてるやろ。
せっかく大阪でタラちゃんはやってきてんのにやな。
そんな頭しやがってお前は。
いやいや。
そうです。
確かに。
何がや?お前。
これできひんやろ?もうタラちゃん。
(河本)いえいえ。
できますよ。
何できんのや?お前。
「痛ててて。
姉さん」それカツオか?
(河本)はい。
「ハーイ」それタラちゃんやないかい。
「えーっ」マスオかい。
君はいらないの。
今河本処理してるから。
えっ?やるべきじゃない?やるべきじゃないの。
(河本)ちょっと今僕が。
すいません。
お前せっかくタラちゃんがはやってんのにこんな頭にしちゃ。
入院したからしゃあないけどやな。
できひんやないかお前。
「痛ててて。
姉さん」何や?それカツオやろ?「ハーイ」タラちゃんやがな。
「えーっ」もうええ言うてるやろ。
「磯野君」えっ?「磯野君」「花沢さん?」誰やねんお前。
いえ。
今花沢さんが。
ええねん。
起きたれ。
俺も寝とくわ。
(河本)そっちの方が。
途中入ったれ。
起きてくださいよ。
(河本)分かりました。
今ねおしっこ行かれた?ものすごい面白い展開があって。
「ハーイ」言うてこいつが「タラちゃんか?」言うたら木村は「えーっ」って言うたの。
「えーっ」
(河本)そこ逃しましたね。
朝の5時やぞ。
(河本)はいはい。
木村。
早う歌え。
早う起きたれよ。
・「あれからぼくたちは何かを信じて…」
(せき)
(河本)すいません。
拓哉さん。
今何時ですか?5時。
(河本)えっ?ちょっと寒ない?女帰った?帰った。
何かそっち面白いな。
そっちいいな。
やれやれ。
やれや。
そっちいいな。
やれやれ。
それいいな。
(河本)寝ますか?寝ます寝ます。
寝て寝て。
(河本)はいはい。
誰が歌うねん?歌って。
歌って。
(河本)何でもいいです。
ほな君。
おしっこガール歌って。
はい。
早う歌って。
こっちでやってくれるから。
どこでもええから。
やってくれ。
早う歌。
カラオケや。
(河本)何でもいいです。
(女性)何?
(河本)何でもいいです。
はい。
(女性)・「Letitgo,letitgo」歌い過ぎや!どこで『LetItGo』入ったんや?これ脱がれへんねん。
「少しも寒くないわ」やろ?ほいで脱いで「寒いわ!」いうの今日できない。
ふりちんになっちゃうから。
そしたら。
(河本)2階席から。
2階席。
『LetItGo』歌って。
起きるからな。
大きな声で歌えよ。
(女性)はい。
いくぞ。
(女性)・「Letitgo,」まだや。
ちょっと待て。
俺のキューを待て!
(河本)寝れない。
2階席よう歌いたがるなあの女も。
どういう気やねん?
(河本)キュー出すから。
キュー。
俺がこう出したら「Letitgo,letitgo」や。
(河本)「Letitgo,letitgo」終わりから。
はい。
キュー出したやろ。
(河本)おい!キュー出したら「Letitgo,」おいおい。
もう終わるから。
いけ早う。
いくぞ。
(女性)・「Letitgo,」歌変えろ。
(河本)難しい。
難しいですって教官。
歌変えろ。
もう何遍言うたら分かんねんやっと。
客席ジャンプする。
ちゃんとやる。
でも0コンマ8秒遅れてましたけどだいたい1階席やってくれました。
さすがお笑いの客や。
2階。
こんだけ振ったら歌変える。
分かってんのんか?いいよ。
それそれ。
(河本)よう寝れますね。
何が?
(河本)よう寝れますね。
何回も。
まだあるんすか?もう終わるから。
(河本)削る作業2人でするってぱかぱか増えてますやん。
全然減らしてない。
痛い。
全然減らしてない。
(女性)・「青いイナズマが僕を責める」
(河本)えっ?今何時?えっ?5時。
(河本)ちょっと寒ない?おい。
もう女帰った?あれ?えっ?さっきの子たちからすげえLINE来てる。
(河本)いや。
リアル。
リアルリアル。
お前来てる?
(河本)僕がグループLINEつくったのに全然来ませんよ俺んところに。
すげえ来てる。
うわ。
俺の携帯待ち受け画面俺や。
(河本)うわ。
自分好きですね。
ホントの話しないでくださいよ。
アホか。
(河本)出ましょう出ましょう。
もうええええ。
これでおしまい。
さあ木村君。
最後挨拶して。
いや。
ホントに。
(拍手)まさか自分みたいな者がこちらNGKの舞台に立たせていただくとは思っていませんでした。
お前スーパーアイドルが出てくれてんからやな。
そりゃそうですよ。
それを言ったらおじきだってそうじゃないですか。
俺がスーパーアイドルか?俺スーパーアイドルちゃう。
俺はスーパーとアイドルの間に「の」が入ってんな。
スーパーのアイドル。
ハクサイ。
奥さん。
ハクサイどうぞ。
いや。
違うわ。
(河本)スーパーの。
「奥さん。
ハクサイどうぞ」言うてる場合ちゃうねん。
お一ついかがっすか?お前もスーパーのアイドル?結構好きですよ。
スーパーのアイドルや。
あれ?あれ?スーパーのアイドルや。
・「特売日ああ特売日」何それ?
(河本)・「ああ特売日…」何してんの?お前。
こら。
それ特売日?お前…。
(一同)・「特売日ああ特売日」どこで終わんねん?ちゃんと木村。
挨拶して。
ホントに先ほども言いかけましたが私木村拓哉。
これからもアリのように一生懸命働いて悔いのない人生を送りたいと思います。
(観客たち)おおーっ。
ありがとうございました。
アリクイコントでした。
どうもありがとうございました。
(河本)ありがとうございます。
ごめんなさいね。
(河本)ありがとうございます。
明石家さんまさん。
木村拓哉さんでございました。
お疲れさん。
はい。
お疲れっした。
まあまあ十分でしょう。
どうや?さっきまで舞台に出られた方たちが全員袖にいるってなしですよ。
おい。
初コント頑張ったよな?
(一同)すごかったです。
素晴らしかった。
なあ?いやいや。
初めてのコントにしちゃ十分やよな。
そんなことより俺面白かった?ホンマありがとうな。
ごめんね。
時間割いていただいて。
すいません。
ありがとうございました。
まあまあ十分やろ。
十分やて。
そうですかね?安心せえ。
お前も何じゃかんじゃ言いながら手応えあってんやろう?お疲れさまでした。
ホントありがとうございました。
疲れたやろう?今日は。
今までかいたことのない汗をかきましたね。
俺ももう木村に恥かかしたらあかんからちょっと違う神経使ったな。
今日ホントに心の底からおじきって言えましたよ。
この笑いのステージは心の底からおじき頼むよっていう。
もうホントに。
でもまあまあ木村拓哉の笑いじゃない。
コントで笑っていただいたのがこっちはもうほっとやね。
あとホントに大阪のNGKのお客さまたちがホントあったかかったのと。
あとホントに最後アリのように一生懸命働いて悔いのない人生を送りたいと思いますっていうので「おおーっ」っていうのがすっげえうれしかったです。
そんなことよりあれちゃうの?LINEいっぱい入ってるって自分で作ったアドリブウケたときすごいうれしそうな顔しとったぞお前。
なあ?うれしかったんですよ。
うれしかったんだけどやっぱり朝5時の状態は続けとかないと。
芝居をやっとこうと。
ヤバいと思って。
俺は「チクショー。
こんなにウケるか?」いう感じで腹が立ってたね。
いやいや。
さあ見ていただいたとおり。
そしてこちらがNGKの誰もいない客席。
すごいっすね。
これはNGKって新しいですけどなんば花月で育って。
だからそのときによく口ずさんだのが甲斐よしひろさんの『最後の夜汽車』っていう曲があるんですけど。
それは歌手の人が誰もいないステージで歌ったっていう曲を今日僕がちょっとだけ歌わしていただいて。
その後上田正樹さんの『悲しい色やね』お前このなNGKで『悲しい色やね』これは響くぞ。
すごい。
責任も感じますね。
ちょっとな。
やっぱ大阪はブルースが合うねんな。
カッコイイですね。
うん。
カッコイイからこれから聴いていただくことにしますんで木村さん。
ひとつよろしくお願いいたします。
はい。
ホントに舞台はありがとうございました。
今回はそれでほっとしたよ。
俺たぶん今日意外と早く寝るか分からへん。
何か変な神経使うてんな?はい。
たぶん。
だから吉本の若手と河本にはホントに感謝。
この時間を空けてくれたのは感謝したいと思います。
あとこの時間まで付き合ってくれたNGKの舞台スタッフの方たちには。
ホントにありがとうございます。
そして社長から蓬莱の豚まん。
差し入れありがとうございました。
ありがとうございました。
頂きました。
あれを食べたせいで胸がムカついておりますけど。
食べ過ぎたわあれ。
それではよろしくお願いします。
お願いします。
それではよろしくお願いします。
お願いします。
素晴らしい。
カッコイイ。
木村拓哉。
・「山寺の」・「ドゥンドゥンドゥン」また来年。
ちょっとテンポ遅れたな今な。
入り遅かったなぁ。
木村拓哉に戻ったからな。
急に言われるとな。
やっぱりな。
用意。
はい。
「どうしてそういうこと言うの?」お前それはちゃうな。
違いますか?うん。
IKKOさん入ってるかな。
なあ。
IKKOさん。
何にもかかってないですけどいいんですか?いいいい。
お前が物まねしたいやつでええねん。
いや。
別に俺IKKOさん物まねしたくないですけど。
2016/01/01(金) 15:40〜18:00
関西テレビ1
さんタク【木村が笑いの聖地でコント?パニックドキュメント▽真剣居合斬りで神業】[字]
さんまがムチャぶり!木村拓哉が“笑いの聖地”なんばグランド花月でコント?舞台裏も表も大パニックの完全ドキュメント!▽真剣居合斬りに挑戦…奇跡の(秘)神業成功にア然!
詳細情報
番組内容
明石家さんま、木村拓哉の正月特番『さんタク』も早14年目。有言即実行をモットーにあらゆることに挑戦してきた2人。昨年必死に抵抗しながらも、SMAPファン5万人の前で歌を披露したさんま。今年はさんまからお返しに木村に対して逆の提案があった。その内容とは、“木村拓哉が笑いの舞台に立つ”というもの。想像するだけで一度は尻込みする木村に半ば強引に決意をさせたさんま。しかも舞台はお笑いに特に厳しい大阪。
番組内容2
大阪のお客さんたちに受け入れられるため、さんまと木村による戦略会議もおこなわれ、当日に備えた練習までも行われることに。本番当日、果たして2人の挑戦は無事、成功するのか。
一転、2人は侍さながら和装となる。2人で居合斬り対決を行うことに。目の前のある対象物を一息に切ることができるかそれぞれに挑戦することに。どちらが先に成功させることができるのか。しかもただ切ればいいというだけではない、
番組内容3
さらなる“かせ”が2人に与えられ、緊張感は一気に増すことに。緊迫した空気感の中、2人の挑戦が始まる。
また今年もさんまのリクエストによりある一曲を歌い上げることに。最後の最後まで見逃せない。
出演者
明石家さんま
木村拓哉
スタッフ
【プロデューサー】
黒木彰一
春名剛生
【演出】
出口敬生
【制作】
フジテレビバラエティ制作センター
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – お笑い・コメディ
バラエティ – 音楽バラエティ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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