世界で一番美しい瞬間(とき)「赤毛のアンの島 紅葉のときめき カナダ」 2016.01.02


脚本木皿泉豪華キャストで贈る希望の物語。
笑って泣いてまた笑って。
最高の幸せをお届けします。
新春スペシャルドラマ。
(一同)「富士ファミリー」。
「世界で一番美しい島」と称えられる…「赤毛のアン」の物語が生まれた島です。
プリンス・エドワード島が一番輝く姿を見せるのが秋。
豊かな彩りにあふれる紅葉の時です。
木々の葉が一斉に色づくと訪れる豊かな秋の実りと収穫の喜び。
実りも鮮やかな色と共にやって来ます。
大変!この美しい季節を楽しみに待つ島の暮らし。
紅葉は収穫の始まりを告げるすばらしい時なんだ。
一年のうち僅か1週間だけの紅葉の季節。
その美しい瞬間が紡ぎ出す物語を探す旅です。
カナダ東部セントローレンス湾に浮かぶプリンス・エドワード島です。
およそ14万の人たちが暮らす農業と漁業の島です。
緑の大地と赤土の畑がモザイク模様を描くおとぎの国のような風景。
この島が一年のうちで一番輝くのが10月の中旬。
紅葉の時。
その季節の初めに島を訪れた旅人。
あぁ〜!トンネルになってますね。
「赤毛のアン」は小さい頃からの愛読書だと言う桑子真帆アナウンサー。
憧れの島への旅です。
母親の勧めで子供の頃に初めて読んだんですけれどもちょうど同い年くらいのアンの感情豊かで自由なところに憧れて私もこういう女の子になりたいなぁと思いましたね。
赤土の道。
ず〜っと道が続いてますねぇ。
あぁ見えてきた!あれがグリーン・ゲイブルズ。
プリンス・エドワード島を舞台に今から100年ほど前に発表されたのが小説「赤毛のアン」です。
この島で生まれ育った作者のモンゴメリーは親戚の農家をモデルにアンの物語を創作しました。
もう森の中にほんとにぽつんと建ってる感じですね。
へぇ〜!切り妻屋根!「グリーン・ゲイブルズ」緑色の切り妻屋根は物語の中のアンの家。
モデルとなった100年前の建物が残されアンの世界が再現されています。
あっこれがアンの部屋?えっこぢんまりとしてるんだ。
え〜かわいい!花柄の壁紙にベッドがあって。
はぁ〜ここで泣いたり笑ったり空想にふけったりしてたんだぁ。
へぇ〜。
幼い時に両親を亡くしたアンは11歳の時に初老のきょうだい兄のマシューと妹マリラに引き取られます。
おしゃべりで空想好きなアンはクラスメートや近所の人たちとのいさかいを乗り越えやがてみんなから愛される美しい少女へと成長していきます。
えぇ〜!あっここキッチン?ああここが3人で食事をしてた場所だ。
アンとは血のつながりのないマシューとマリラ。
3人は互いに心を通わせ家族以上の強い絆で結ばれていきます。
街の孤児院から島に来たアンは初めて見た島の秋に心躍らせます。
「グリーン・ゲイブルズの10月は美しかった。
秋の陽射しを浴びながら野原がひなたぼっこをしている間に窪地の白樺は日光のような金色に染まり果樹園の裏手のかえではみごとな深紅に変わりそして小道の山桜は濃い赤とブロンズのえも言われぬ美しい色合いを帯びていった」。
「土曜日の朝アンは華やかに紅葉した枝を腕一杯に抱えて躍るように入ってきた。
『ああマリラ。
この世に10月というものがあってとても幸せだわ。
もし9月からいきなり11月になったらとんでもないことだわ。
このかえでの枝を見て。
ドキドキするほどきれいでしょう』」。
プリンス・エドワード島の紅葉はさまざまな色が入り混じり美しいグラデーションを描くのが特徴です。
カエデやシラカバヤマザクラブナなどが群生する森ならではの色彩。
島の森はイギリス領となった18世紀の開拓時代からまきを取る場所や防風林として大切に守られてきました。
どこまでも畑が続いてますね。
プリンス・エドワード島では古くから紅葉が秋の収穫の時を告げると言われてきました。
昔ながらの農業を守っている農家を訪ねる事に。
あっ!もう作業してる。
Goodmorning.Goodmorning.Welcome.2人は結婚していませんが6年前からパートナーを組んでいます。
ブライアンとキャシーは100年前に先祖たちが島でやっていた農薬も化学肥料も使わない自然農法を行っています。
2人ともこの島の農家の生まれ。
しかし農薬や化学肥料に頼る農業に疑問を抱いていました。
キャシーは伝統的なやり方で農業をしていたブライアンと出会い意気投合。
同じ夢を追うようになりました。
ここは収穫前のジャガイモ畑。
ブライアンはスコットランド移民の農家の5代目。
先祖が島に来たのは19世紀後半カナダ建国の頃です。
当時も今も秋は収穫の喜びに沸く季節。
中でもジャガイモは一番大切な作物。
保存が利くので長く厳しい冬を越すための「命の糧」でした。
小さい頃は父とジャガイモを掘ったわ。
ブライアンのおじいさんもジャガイモを作っていたの。
昔は収穫の時期には学校が2週間休みになったんだ。
子供も収穫を手伝ったんだよ。
ジャガイモ作りは先祖から受け継いだ伝統なのよ。
秋のジャガイモの取り入れは一年で最後の収穫。
こだわってきた自然農法の成果が出る待ち遠しい時です。
畑の森の紅葉がピークを迎える時それが収穫を始める合図だ。
紅葉は大地の恵みを告げる一年で一番すばらしい時なんだよ。
じゃあ紅葉というのは風景でももちろん美しいですけども2人にとってはまた別の美しい瞬間でもあるんですかね。
一番いい時よ。
実りをもたらす最高の時さ。
100年も前からプリンス・エドワード島の農家の人たちは木々の色の変化を暦にしてきました。
あぁもう皆さんいらっしゃってますね。
島を訪れて3日目。
とっておきの場所でとっておきの紅葉を見ようと誘われました。
「川から見る朝霧に煙る紅葉も美しいんだ」。
そう言って案内をしてくれたのは…30年島の美しい風景を撮り続けています。
(シャッター音)わぁまた違う景色が見えてきた。
ちょっと霧がかってて幻想的ですね。
(シルベスター)この島にはすばらしい色彩があふれている。
どうです?この針葉樹の緑と紅葉の美しいコントラスト。
この季節が一番好きなんですよ。
ねえ本当にきれい。
そのとおり。
本当にぜいたく。
(シルベスター)川から見る紅葉はまた格別。
こんな気持ちいい風景を眺めていると本当心が穏やかになってくるね。
秋深まる10月。
日を追うごとに木々の色が鮮やかに濃くなっていきます。
プリンス・エドワード島には紅葉の季節にしか見られない珍しい風景があると聞き訪ねる事に。
えっ?これ…。
なんかピンクのじゅうたんみたいになってるけど。
わ〜すごい!きれい!すごい向こうまでず〜っとピンクだ。
ここはクランベリーの畑。
年に一度の収穫の最盛期を迎えていました。
カナダ原産のクランベリーは地面低く葉を茂らせる木で秋に実をつけます。
実はルビー色に輝きまるで宝石のようです。
その収穫は独特。
まず畑に水を入れて池のようにします。
そして機械で枝から実を外していきます。
実を傷つけずに効率的に集めるために生まれた秋だけの特別な風景。
クランベリー農家のマイク・ウィティーです。
農家の4代目だったマイクは若い頃は農業から離れていました。
しかし13年前大地に根ざした生活がしたいとクランベリーの栽培を始めました。
CanIeat?Oh,yes.いただきま〜す。
ん〜!シャキシャキ。
んっ酸っぱい!何て言うの…。
でもそのあと甘みがくる。
あっおいしい。
クランベリーの木は湿った土を好むので暑い夏には毎日欠かさず水をまきます。
そうやってクランベリーの実が熟すのを待つのです。
そして森が美しく紅葉するとそれが収穫のタイミング。
クランベリーの実がルビー色に変わるんですよ。
一番好きな季節なんです秋は。
マイクが待っていた紅葉の美しい瞬間。
それは離れて暮らす息子のタイラーが戻ってくる時でもあります。
マイクが13年前に荒れ地にクランベリー畑を造った時少年だったタイラーも手伝いました。
親子の夢は一緒にクランベリーを育てる事。
しかしクランベリーの市場価格が急落。
タイラーは3,500キロ離れた油田で働かざるをえませんでした。
そして年に一度だけ収穫の時に父親を助けるために戻ってきます。
実を取り込むのはあす。
一晩たつと見た事もない風景が現れるんだそうです。
うわあ〜きれい!もうほんとにギューッとクランベリーたちが詰まってる。
真っ赤ですね。
風で運ばれ集まった大量のクランベリー。
紅葉の季節に現れるもう一つの赤。
島の秋を彩ります。
わ〜入った!入っちゃった!うわっ!あっすごい。
急に深くなって…うわ〜。
大丈夫?OK?太いロープでクランベリーの実を真ん中に集めていきます。
中央には吸引機があり水と一緒に実も吸い上げて収穫します。
クランベリーはカナダでは秋に欠かせない食材。
ジャムやジュースにします。
よいしょ!重いぞ〜。
大変!マイクの畑は全部で4つ。
取れるクランベリーは合わせて80トン余りです。
腰痛い〜!痛い!あぁ〜もうこれ大変すぎる。
島にほんの一瞬だけ現れるルビー色の美しい瞬間。
マイクとタイラー親子が心待ちにしていた時です。
クランベリーのあっという間の収穫の時期ってどんな時ですか。
息子が戻ってきてくれるとても大切な1年間待ち続けてきた特別な時なのです。
島で暮らしながらクランベリーを作るのが夢なんだ。
いつか息子が畑を継いでくれる事を願っています。
収穫は次の畑へ。
この風景が見られるのもあと僅か。
豊かな海と大地に恵まれたプリンス・エドワード島は秋の味覚の宝庫です。
地元の食材を使う評判のレストランがあると聞きました。
オーナーシェフのゴードン・ベイリーです。
16年前カナダ本土からやって来たゴードンは島の豊かで新鮮な食材に驚き腕を振るいたいと移り住みました。
こだわっているのは野菜の力で肉や海の幸の味を引き立てる事です。
時々は土まみれになって農家の畑で野菜を収穫するんだよ。
トウモロコシやイモニンジンに葉もの野菜あぁ…とにかくいろんなものを作ってるんだ。
秋のメニューはこちら。
寒くなって身が締まった特産のホタテ貝。
そのうまみを引き立たせるのは赤土で育ったニンジンのバターソース。
大地の味と海の香りが一つに。
取れたてのサツマイモを蒸しただんごを餃子の皮で包み込んだ一皿。
秋の野菜ビーツを煮込んでグリルした肉に添えます。
地元の牛肉と旬の野菜。
島の幸を丸ごと味わえます。
いただきます。
う〜ん!お肉やわらかっ!おいしい。
う〜んホクホクだ。
甘さの中にも土の香りっていうのがものすごくしますね。
シェフのゴードンは「毎日のように食材の新しい魅力が発見できる」と言います。
この島はシェフにとって…そう最高の遊び場だよ。
極上の野菜や魚が手に入って農家の人たちも協力的だ。
最初は1年のつもりだったけどもう16年もここに住んでいるよ。
秋のプリンス・エドワード島。
緑の牧草地紅葉した森。
パッチワークのようなさまざまな色。
イギリスによる開拓が始まった18世紀から続けられてきた人の営みがつくった風景です。
島の先人たちと変わらぬ農業を守っているブライアンとキャシー。
感謝祭に向けた農作業を手伝おうと再び訪ねました。
うわ〜いっぱい。
2人の農場では豚や牛に鶏七面鳥などさまざまな家畜を飼っています。
畑の穀物や野菜を家畜の餌にしてそのフンで作った堆肥を畑に戻す伝統的な自然農法を行っています。
あっという間。
この日は七面鳥を秋の収穫を祝う感謝祭に向けて出荷します。
重い重い重い。
ヘビー。
重い重い。
えぇ〜?このまま?
(ブライアン)Yeah.すごい…。
うわ〜重い!重い重い!あぁ〜!ちょっと待って。
ごめんねごめんねごめんねごめんね。
あぁ〜!ごめん…わぁ〜!I’msosorry.ごめんね〜大丈夫かな?痛かったかも。
(笑い声)すごい痛そうだった。
ごめんなさい。
(笑い声)続いて向かったのは牛舎。
乳牛と肉牛を8頭飼っています。
牛がいっぱいいる。
(牛の鳴き声)母牛から離した子牛にこの日初めて人の手でミルクを与えます。
最初のうちはバケツから飲めないので手をおっぱい代わりに吸わせ慣れさせます。
入るかな?嫌がってるかな?あっすごい…なめてくれてる。
そんなそんな…。
よいしょっ。
アンの時もこうやって自分で牛を育ててましたけれども同じですね。
赤毛のアンが暮らしたマシューとマリラの家も牛を育てながら畑を耕す農家でした。
ブライアンたちは畑の土作りにも島の伝統的な方法を取り入れています。
そこにある秘密が隠されていると言うのですが向かった先は海…。
これだよ。
これがいい畑の土を作る秘密だ。
貝が?ああ。
このムール貝を砕いて土に入れるとすばらしい肥料になる。
これが甘くておいしい野菜を育てる秘密なんだ。
この貝殻が?Yeah.島の特産品ムール貝。
貝殻のカルシウムなどミネラル分が土の質を良くして肥料にもなるといいます。
じゃあ「赤毛のアン」の時代もこういう同じやり方をしていたんですか?そうだよアンの時代も全く同じやり方だったんだ。
この土地では「海が畑を太らせる」と言われていました。
ムール貝が堆積した海岸の泥や海藻などを畑の肥料にしていました。
化学肥料のない時代の知恵でした。
ブライアンたちはこの先人たちの知恵をヒントに土作りをしています。
海の栄養がたっぷり入った土。
あっすごいちゃんといっぱいなってる。
キャベツやトマトカボチャなど季節ごとに40種類ほどの野菜を作っています。
おっきい!Verybig!Yeah.花束みたい。
Likeaflower.ブーケ。
農薬は使わないので野菜が虫に食べられてしまう事もしばしば。
ああ青虫!この島を誇りに思うからこそ先祖からの土地を守り継いでいきたいのです。
こんな美しい土地を残してくれたのですから。
孫たちの世代にもいい収穫をさせてあげたいんです。
ブライアンとキャシーが暮らす家。
ここには不思議な縁でつながった2つの家族の歴史が隠されていました。
この家は150年前に建てられた古い家屋。
オランダから移り住んだキャシーの父親が農地と共に買い取ったものです。
キャシーはここで結婚生活を送り5人の子供を育てました。
しかし離婚を経験。
一人になったキャシーは子供たちが独り立ちしていく寂しさの中でブライアンと出会います。
同じく離婚を経験していたブライアン。
6年前2人は一緒に暮らすようになります。
そして意外な事実が明らかに。
古い土地と建物の権利書が見つかりブライアンの先祖が150年前に今のキャシーの家に暮らしていた事が分かったのです。
へぇ…なんかもう昔から2人が出会うべくしてここに今あるっていうふうに思っちゃいますよね。
この家では今キャシーの息子たちも一緒に暮らしています。
農場を手伝う長男と街に勤める次男の家族の合わせて9人。
運命に導かれ出会った人たちがつくる新しい家族です。
「赤毛のアン」の物語でもアンと血のつながりのないマシューとマリラが一つの家族のように結ばれていきます。
孤児としてそれまで誰にも愛された経験のなかったアン。
母親代わりとなったのがマリラです。
「夕闇の向こうの木立の間からグリーン・ゲイブルズの台所の灯が楽しそうにちらちら光った。
アンは突然マリラにすり寄り小さな手をマリラの硬い掌にすべり込ませた。
『あれが自分の家だって思いながら家に帰っていくって本当にすてきね。
今までは好きになった所はなかったしこれこそ自分の家だと思えるような所もなかったの』。
アンのやせた手を握って歩いているうちマリラの胸にふと温かくて懐かしいものが湧き上がってきた。
今までは縁のなかった母親らしいときめきなのかもしれなかった」。
秋も深まりプリンス・エドワード島の森という森が鮮やかな色に染まりました。
ブライアンとキャシーのジャガイモ畑。
いよいよ収穫の時がやって来ました。
2人が追い求めてきたアンの時代から続く自然農法。
一年の最後を飾る収穫です。
畑の隣の森が鮮やかに紅葉しています。
そうですよね。
収穫が始まりました。
ブライアンが運転するトラクターがジャガイモを掘り起こしていきます。
ムール貝の肥料を入れ夏の間は雑草取りに追われた畑。
今年の出来はどうでしょうか?わっすごい!う〜砂も。
Lesstime.Yeah.掘り出す時に混じる雑草や石を取り除くため手を休めるいとまもありません。
もうひっきりなしだ。
今年はなかなかの出来のようです。
ブライアンも手応えを感じている様子。
紅葉の訪れと共にやって来た喜びの時です。
よいしょ〜。
うわ〜たくさん。
おっきなジャガイモ!見事だね。
うん。
このために1年間頑張ってきたからね。
無事に収穫できて最高の一日だよ。
プリンス・エドワード島を訪れてから1週間。
秋の感謝祭の日がやって来ました。
取ったばかりのジャガイモ。
ブライアンたちにとっては感謝祭のごちそうの主役です。
台所に登場する食材はほとんどが自家製。
自給自足なのもアンの家の暮らしと同じです。
へぇ。
母から子へ代々伝わってきたレシピ。
乾燥ハーブとパンを混ぜるとジャガイモのほっこりとした味が引き立つのだとか。
農場の鶏で作ったローストチキン。
OK.うれしいですよね。
こんな経験しないですもん。
なんかお母さんと一緒に料理してるみたい。
お母さんのお手伝い。
・Hello!Oh!Thisismyson,Kevin.やって来たのはブライアンの長男ケビン。
Nicetomeetyou.I’mMaho.Kevin.Hi.Nicetomeetyou.Nicetomeetyou.Maho.Yeah.今度はキャシーのお母さんです。
感謝祭は開拓時代からの伝統行事。
親戚が集まり秋の実りを祝う大切な日です。
あっこれが今年のジャガイモ。
あ〜ホクホクしてる。
ん〜取れたてのジャガイモ。
Thankyou!ブライアンとキャシ−2つの家族が年に一度顔を合わせ一つの食卓を囲みます。
ほんとに!?
(ブライアン)Yeah!すごいすてき!知らなかった。
Whydidn’tyoutellme?Ididn’tmarryyet.
(笑い声)アンの物語の終盤にはこんな一節が。
年老いても一人で農作業をする父親代わりのマシューを気遣ってアンが言います。
「『もし私がマシューが最初に手配したとおり男の子だったら』。
アンは悲しそうに言った。
『何でも手伝ってあげて仕事を楽にしてあげたのに』。
『そうさなでもわしは1ダースの男の子よりもアンの方がいいよ』。
マシューはアンの手を取り掌でポンポンと優しく叩いた」。
「『わしの娘だわしの自慢の娘だよ』」。
忙しい収穫を終えるとすぐに訪れる長い冬。
ゆっくりと家族と過ごす時が待っています。
2人が同じ夢を持って同じ考え方を持ってこうして農業をやってるのももちろんすばらしいけどあの…何よりもすごい最高のパートナーを持って最高の家族を持って同じ夢に向かって突き進んでいくっていうのがほんとに私は羨ましいと思います。
お二人違う家族がね一緒に暮らしてらっしゃいますけどそれもやっぱり一つの家族だし私もちょっとの間だけど一緒にいられて勝手にだけどブライアンさんとキャシーさんの娘のような気持ちになって今一緒にいさせてもらっていてすごいほんとに来てよかったなと今思ってます。
紅葉が彩るプリンス・エドワード島の「一番美しい瞬間」。
それは島の大地に根ざして生きる人たちが年に一度喜びを分かち合い絆を結ぶ時です。
2016/01/02(土) 04:00〜04:50
NHK総合1・神戸
世界で一番美しい瞬間(とき)「赤毛のアンの島 紅葉のときめき カナダ」[字]

世界で一番美しい島と呼ばれ「赤毛のアン」の物語が生まれたプリンス・エドワード島。この島が1年のうちで最も美しく輝く秋。燃えるような紅葉に彩られるときを旅する。

詳細情報
番組内容
“世界で一番美しい島”と呼ばれ「赤毛のアン」の物語が生まれたプリンス・エドワード島。この島が1年のうちで最も美しく輝く季節…それは秋、燃えるような紅葉に彩られるとき。アンの時代と同じ100年前の伝統的農法に挑む農家も大地の恵みをもたらす紅葉を待ち望んでいる。そこに秘められたアンの物語のような家族の絆とは。秋は深まり、広大なクランベリー畑では無数の実が水面を真っ赤に染める。紅葉のときめきを探す旅へ。
出演者
【リポーター】桑子真帆,【語り】真下貴

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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