皇室ご一家新春スペシャル2016 2016.01.02


平成28年を穏やかに迎えられた天皇ご一家
去年12月82歳になられた天皇陛下は人々の祝福に笑顔で応えられました
去年ストレスなどによる心筋虚血の症状が見られると診断された皇后さま
その後も変わりなく公務に取り組まれています
戦後70年の節目を迎えた去年両陛下は長年心を寄せてきたパラオを訪問し戦没者を慰霊されました
そして阪神・淡路大震災から20年を迎えた兵庫や復興への活動が続く東日本大震災の被災地をご訪問
さらに9月の関東・東北豪雨災害で多くの被害を出した茨城をお見舞いされました
皇太子さまは去年55歳に
雅子さまは体調に波がある中活動の幅を少しずつ着実に広げられています
秋篠宮さまは50歳になり紀子さまと共に銀婚式を迎えられました
また両陛下のお孫さま方も健やかにお過ごしになっています
皇太子ご夫妻の長女愛子さまは学習院女子中等科の2年生に
9月イギリス留学から帰国された秋篠宮家の長女眞子さま
精力的に公務に取り組まれています
次女の佳子さまは4月国際基督教大学にご入学
初めて成年皇族としての一年を過ごし学業と両立させながら公務に取り組まれました
長男の悠仁さまは9歳に
昆虫の採取や飼育だけでなく生き物が暮らす環境にも関心を向けられているそうです
様々な出来事があった平成27年
天皇ご一家の去年を振り返ります

12月23日天皇陛下は82歳の誕生日を迎えられました
この日はおよそ2万7,000人が皇居を訪れ陛下を祝福しました
陛下は皇太子ご夫妻と秋篠宮ご夫妻そして眞子さまや佳子さまと共に集まった人々に手を振って応えられました
戦後70年の節目を迎えた去年陛下は誕生日の会見で次のように述べられました
戦後50年を迎えた平成7年両陛下は慰霊の旅として先の戦争で大きな被害を受けた長崎広島沖縄を訪問されました
戦後60年となる平成17年には激戦地だったサイパンを訪れ多くの日本兵や民間人が身を投げた崖に立ち戦没者を慰霊されました
そして去年長らく心を寄せてきたパラオを訪問されました
パラオは終戦までのおよそ30年間日本が委任統治していた場所で多くの日本人が移住していました
しかし先の戦争ではアメリカ軍と激しい戦闘が行われ日本人およそ1万6,000人が戦死しました
両陛下は激戦地となったパラオのペリリュー島をご訪問
元日本兵や遺族などが見守る中慰霊碑に花を手向け戦没者に鎮魂の祈りを捧げられました
その後両陛下はおよそ1,200人の日本人が亡くなったアンガウル島の方角に向かい深々と頭を下げられました
皇后さまは陛下が長らく願われていたパラオ訪問が実現したことについて誕生日に寄せられた文書の中でこう述べられています
パラオ訪問後も戦没者への慰霊が続きました
5月には20年ぶりに東京都慰霊堂へ
ここには昭和20年の東京大空襲などの犠牲者およそ10万5,000人の遺骨が納められています
両陛下は白菊の花を手向け深く拝礼されました
6月には第45回戦没・殉職船員追悼式にご出席
戦争中軍需物資の輸送に当たり犠牲となった民間の船員およそ6万人を追悼されました
70回目の終戦の日を迎えた8月15日
(時報)
両陛下は全国戦没者追悼式に臨まれました
また去年は終戦後日本に引き揚げてきた人々が開拓した地域へも足を運ばれました
6月にはパラオからの入植者が開拓した宮城県の北原尾地区へ
その後も栃木県の千振地区長野県の大日向地区を訪れ入植者たちとご懇談
戦後不毛に近い土地を必死に耕し生活してきた人々の苦労をねぎらわれました
去年は鹿児島県の口永良部島の噴火をはじめ国内で数々の自然災害が発生しました
9月台風の影響による豪雨で鬼怒川の堤防が決壊し大きな被害を受けた茨城県常総市
10月にその被災地をお訪ねになった両陛下は犠牲者の遺体が見つかった方角を向き深く黙礼されました
1月には神戸市で行われた阪神・淡路大震災20年追悼式典に出席されました
(女性)黙とう。
(鈴の音)
平成7年に発生したこの大震災ではおよそ6,500人が犠牲となりました
発生から2週間後に被災地を見舞われた両陛下
このとき皇后さまは皇居から運ばれたスイセンの花を手向けられました
犠牲者の名簿が安置された祭壇に進み出て献花された両陛下は亡くなった人たちに追悼の祈りを捧げられました
また東日本大震災の被災地にも足を運ばれ復興状況を視察
3月には宮城県7月には福島県を訪れ風評被害など様々な困難に立ち向かう農業経営者たちをねぎらわれました
皇后さまは去年8月冠動脈のCT検査を受けられ強いストレスなどにより心臓の筋肉に血流が不足する心筋虚血と診断されました
病院で検査結果をお聞きになった両陛下は重大な結果でなかったことに安堵されていたそうです
検査の2日後には陛下とご一緒にクラシックのコンサートへ
会場に元気な姿を見せられました
また8月静養先の草津で行われたワークショップで世界的な音楽家からピアノのレッスンを受けられました
レッスン終了後報道陣から体調について尋ねられると「大丈夫です。
少し休めました」とにこやかに話されていました
現在も健康維持のため陛下と皇居を散策する中で300mほどをゆっくり走るスロージョギングを行われているという皇后さま
誕生日に際して体調に関する記者からの質問に「今のところこれまでと変わりなく過ごしています」と答えられています
去年2月55歳の誕生日を迎えられた皇太子さま
その年齢について次のように述べられています
また皇太子さまは会見の中で公務に同伴することも増えてきた長女愛子さまについて「これからも少しずつ経験を積み皇族の務めについての理解を深めていってくれればと思っています」と話されました
皇太子ご夫妻の長女愛子さまは学習院女子中等科の2年生になられました
春休み中の3月長野県でスキーを楽しまれた愛子さま
長野オリンピックで競技の行われた難しいコースにも挑戦するなど腕前はかなり上達されたということです
4月のオール学習院の集い大合同演奏会
春休みの間も練習に参加していたという愛子さまはチェロパートの一員として2曲を演奏されました
また8月には静岡県沼津の臨海学校に参加し遠泳で3kmを泳ぎきられた愛子さま
充実した学校生活を送られています
皇太子妃雅子さまはこの一年も少しずつ着実に活動の幅を広げてこられました
6月フィリピンのアキノ大統領を歓迎する宮中晩さん会へ
おととし10月オランダ国王夫妻の晩さん会に続いてのご出席となりました
去年6月には都内の児童施設をご訪問
両陛下がこどもの日にちなみ平成4年から続けてこられた公務を今回ご夫妻が引き継がれました
7月トンガを公式訪問されたご夫妻
雅子さまが海外を訪問されるのは2年2カ月ぶりのことでした
10月には復興状況を視察するため福島県を訪問されました
復興を支える人材育成を目指し開校した学校に足を運ばれたご夫妻
地域のために貢献したいと希望を抱く高校生たちと懇談されました
また8年ぶりに国民文化祭に出席された雅子さま
ひとつきに二度地方での公務に取り組まれるのは12年ぶりです
11月には園遊会に臨まれました
12年ぶりのご出席となった雅子さま
体調を考慮し冒頭の式典のみ出席の予定でしたがその後も5分程度招待客と懇談されました
こうした雅子さまのこの一年のご活動についてフジテレビの宮内庁担当記者に聞きました
去年50歳になられた秋篠宮さま
そしてご夫妻は結婚から25年を迎えられました
文書で寄せた対談形式の感想の中でご自身のことをそれぞれ次のように評価されています
秋篠宮ご夫妻のお子さま方も去年節目の年を迎えられました
1年間レスター大学大学院で博物館学を学ばれていた長女の眞子さま
去年9月大学院の全ての課程を終えイギリスから帰国されました
帰国後精力的に公務に取り組まれている眞子さま
10月には秋篠宮さまの後を引き継ぎ日本テニス協会の名誉総裁に就任されました
11月就任後初めてテニスの大会へ
表彰式では優勝した選手に天皇杯を手渡されました
同じ11月には石川県で行われた国際青年会議所の世界会議にご出席
帰国後初めての地方での公務となりました
12月日本との外交関係樹立80周年に当たり中米のエルサルバドルとホンジュラスをお訪ねになった眞子さま
お一人での海外公式訪問は初めてです
各地で歓迎を受けられた眞子さまは「両国の人々の優しいまなざしと笑顔は私の心に深く残りました」と帰国後感想を文書で寄せられました
次女佳子さまは4月ICU国際基督教大学に入学されました
成年皇族として一年を過ごされた佳子さま
初めてとなる公務が続きました
元日は皇居宮殿で皇族方や三権の長などから新年の挨拶を受ける新年祝賀の儀に臨まれました
1月2日皇居で新年恒例の一般参賀が行われ初めて出席された佳子さまはにこやかに手を振っていらっしゃいました
また新春恒例の宮中行事歌会始の儀にご出席
初めて歌を披露されました
去年のお題は「本」
ご両親が公務で家を空けられる際悠仁さまに本を読み聞かせられることもあるという佳子さま
その折母の紀子さまのことを思い出すという心情をお詠みになりました
3月には初めてお一人で三重県の伊勢神宮へ
そして奈良県の神武天皇陵を参拝し成年を迎えたことを報告されました
6月フィリピンの大統領を歓迎する宮中晩さん会へ
初めて晩さん会に出席された佳子さまはフィリピンの関係者とにこやかに話を交わされていました
同じ6月には山口県下関市を訪れ海底広域研究船の命名・進水式に出席されました
お一人で地方での公務に臨まれるのは初めてです
7月静岡県で開かれた全日本高等学校馬術競技大会に出席されました
このとき佳子さまは公務で初めてお言葉を述べられました
9月鳥取で行われた全国高校生手話パフォーマンス甲子園では初めて手話を使いながらお言葉を述べられました
成年皇族としてことしもご活躍が期待される佳子さまです
長男悠仁さまは去年お茶の水女子大学附属小学校の3年生になられました
7月夏休みの旅行で山形県へ
地元の神社では伝統芸能杉沢比山の舞をご覧になりました
またおはやしで使う太鼓の演奏にも挑戦されました
(一同)お〜。
12月に開かれた宮内庁職員の文化祭では高さ3mを超えるほぼ実物大の信号機の模型を出品された悠仁さま
信号の色が変わる時間などを調べ電球を光らせるスイッチ作りにも挑戦されました
年々興味の幅を広げられている悠仁さま
健やかに成長されています
戦後70年に際し去年公開された御文庫付属室
昭和20年8月10日この会議室で御前会議が開かれ戦争終結となるポツダム宣言受諾のご聖断が下されました
また昭和20年8月15日に昭和天皇が国民に終戦を伝えられた玉音放送のレコード原盤が音声と共に公開されました
耐え難きを耐え忍び難きを忍びもって万世のために太平を開かんと欲す。
そして去年は陛下のお孫さま方も戦後70年にまつわる催しに参加されました
皇太子ご一家は戦争体験者や家族とも懇談し愛子さまは読書や報道を通じて戦争体験について学んでいると話されました
秋篠宮ご一家は戦中戦後の暮らしぶりを伝える資料館などをお訪ねになり悠仁さまも真剣な表情でご覧になっていました
両陛下の思いはお孫さま方へと受け継がれています
今月26日両陛下は国交正常化60周年に当たりフィリピンを訪問されます
フィリピンは50万人を超える日本兵を含め多くの人たちが犠牲となった太平洋戦争最大の激戦地
今回の訪問では両陛下のご希望により戦没者への慰霊も行われるということです
新年を迎えあらためて平和や復興について願われる天皇ご一家です
2016/01/02(土) 05:00〜05:40
関西テレビ1
皇室ご一家新春スペシャル2016[字]

▽戦後70年と天皇・皇后両陛下▽ご活躍の幅を広げられる皇太子妃・雅子さま▽秋篠宮ご夫妻ご結婚25年〜眞子さま、佳子さま、悠仁さまのご成長

詳細情報
番組内容
 戦後70年の節目の年となった2015年は天皇ご一家にとっても特別な年となりました。平成に入ってから広島、長崎、沖縄、サイパンと慰霊の旅を続けられている天皇・皇后両陛下は、太平洋戦争の激戦地、南太平洋のパラオを訪ね、戦陣に散った人々の霊を慰められました。また、皇太子ご一家と秋篠宮ご一家も戦争に関する様々な催しにお出かけになり過去の戦争について学ばれました。
 また、皇太子妃・雅子さまは皇太子さまと
番組内容2
ご一緒にトンガ国王の戴冠式に出席されたほか、鹿児島での国民文化祭に参加されるなど、少しずつ活動の幅を広げられています。
 そして、ご結婚25年を迎えられた秋篠宮ご夫妻。イギリスでの留学を終え、帰国された長女の眞子さまや次女・佳子さまは、精力的に公務に取り組まれ、長男・悠仁さまも健やかに成長されています。
 今回の「皇室ご一家新春スペシャル2016」はそんな皇室の1年の出来事を詳しくお伝えします。
出演者
【ナレーション】
秋元優里(フジテレビアナウンサー) 
福井慶仁(フジテレビアナウンサー)

ジャンル :
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 報道特番

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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