医のココロ 2016.01.02


(高井)皆さん新年あけましておめでとうございます。
今年も「医のココロ」どうぞよろしくお願いいたします。
シリーズ「高齢者の肺炎」。
今週は肺炎の症状と診断について市立池田病院の橋本重樹先生にお話しいただきます。
まず始めに普通肺炎になりますとどんな症状が出るんでしょうか?まずはやっぱり…。
その3つがやっぱり肺炎に特徴的な症状じゃないかと思います。
なるほど。
高齢者の人もそれは同じですか?だいたい同じなんですけれども…。
という特徴があって少しわかりにくいかなと思います。
(橋本先生)熱っていうのは外から入ってくる病原微生物と人間の身体が戦って…起こってきて熱が出てくるので…。
熱が全然出ないけれど肺炎という事もあるんですか?
(橋本先生)ありますねはい。
全く熱が出てないあるいは微熱ですね。
7度ちょっとぐらいで大した事がないやと思ってしまうんですけれどもレントゲン撮ったら肺炎があったという事もあります。
でも熱が出てちょっとしんどかったりであるとかあとせきこむであるとかそういった事って普通に風邪とおんなじように捉えてしまいがちかもしれない…。
風邪に比べるといつもより…。
そういう症状がやっぱりちょっと風邪とは違うところなんですけどなかなかそれをご高齢の方が「あっちょっといつもと違うぞ」と気付く事が少ないあるいは遅れるっていうのがやっぱり問題かなと思います。
じゃあ特に年配の方は早め早めの受診を心掛けるっていうのが大事ですかね?
(橋本先生)そうですね。
ただやっぱり自分からなかなか病院に行くっていうのが交通の事とか難しい方もおられるので少し様子を見ようって言ってるうちにどんどん悪くなってっていう方がおられます。
そうしますと例えば家族で誰か高齢の人がいる場合になんか気付いてあげられやすいサインみたいなのはありますか?やはりいつもに比べると…。
そういうのはおかしいなと思うと熱を測ったりあるいは熱がなくてもちょっといつもと明らかに様子がおかしいときには病院に連れていくとかそういう注意が必要かなと思います。
あとあの〜これから冬本番に入りますといよいよインフルエンザのシーズンに入るんですけれどもやはりインフルエンザから肺炎になることもありますよね?そうですね。
若い方とかあるいは基礎疾患慢性の病気を持っておられないような方はインフルエンザっていうのはそれこそ治療しなくても自然に治ってしまうことが多いんですけれども特に…。
重症化する危険性が高いかなと思います。
肺炎は風邪と症状が似ていますがおそらく風邪だろうと放っておく方もおられますが油断は禁物です。
肺炎は若く健康な人であれば自然に治ることもありますが高齢者の方は安静にしていれば治るということはありません。
熱が続けばもちろんのこと…。
など身体の異変を感じたら必ず受診するようにしましょう。
特に空気が乾燥するこの季節感染もしやすくなります。
高齢者はインフルエンザの後に肺炎を起こす事が多いので注意いたしましょう。
来週は肺炎にならないためにどうすればいいか滋賀医科大学医学部附属病院の中野先生にお話しいただきます。
より詳しい情報が詰まった番組ホームページもぜひご覧ください。
2016/01/02(土) 05:40〜05:50
MBS毎日放送
医のココロ[字]

「肺炎の症状・診断」▽日ごろ気になっている疾患について、地域医療に接している先生が登場。正しい知識をわかりやすくお伝えします。

詳細情報
番組内容
【高齢者の肺炎】
高齢者ほど死亡率が高くなる肺炎。死亡原因も脳血管疾患を抜いて3位になりました。
インフルエンザが流行する冬場は特に要注意。
今回は知っているようで知らない「肺炎」を分かりやすく解説いたします。
 
出演者
【専門家】
橋本重樹(市立池田病院 呼吸器内科 主任部長)
【アシスタント】
高井美紀(MBSアナウンサー)
 
公式HP
【番組HP】
http://www.mbs.jp/inokokoro/
 
おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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