その時、出場した同期の仲間達の言葉に前を向いた。
努力は決して無駄ではなかった。
頑張っていた姿が仲間達の力になっていた。
翌年、ついに夢が叶う。
初めての箱根は10区。
部員全員の思いが込められた襷を胸に仲間の待つフィニッシュに飛び込んだ。
現在は、視覚障がいを持つランナーの目となりガイドランナーとして走り続ける志田さん。
これまで、北京とロンドンのパラリンピックに出場。
3度目のリオは若手の谷口真大選手と目指す、最強の補欠、箱根駅伝の経験を伝えながら。
平川
母校の誇りが込められたそれぞれの襷を祈る思いで見つめる人々。
その光景は90年以上前から変わりありません。
第92回箱根駅伝、往路のスタートの時間が迫ってきました。
では東京・汐留放送センターをご紹介してまいります。
解説は中央大学OB碓井哲雄さん、そしてゲストに駒澤大学OB村山謙太さん、そして東洋大学OB田口雅也さんも迎えしてお送りしてまいります。
エントリー変更、オーダーの変更が済みました。
92回、どんな戦いを予想されますか?碓井
青山が実況
サッポロビール新春スポーツスペシャル、第92回箱根駅伝。
往路のスタートまでもう間もなくです。
スタートしてから往路の箱根に向かう各地の気象の予想です。
大手町の気温も5度。
このところに比べますと暖かく感じます。
平塚、大田原は気温が2桁を超えますね。
碓井
特に4区が上がっています。
山もちょっと高いですね。
実況
序盤は追い風ですが、平塚以降は向かい風は3メートルから4メートルというコンディションです。
碓井
暖かい風を受けるから寒くないから大丈夫じゃないかなと思います。
実況
読売新聞社前は駅伝ファンで多く埋まっています。
1区を3回務めた田口さん、スタートの雰囲気、よくご存じだと思います。
どうでしたか?田口
周りにとても多くの方がいて、今から始まるんだなという気持ちになると思います。
実況
おそらく、緊張感も高まっているでしょう。
スタートは4人のエントリー変更があります。
青山学院大学・久保田がエントリー変更で入っています。
スタート前の大手町の様子です。
村山
すでに1区のランナー達はユニホーム、そして襷を胸にスタートラインについています。
大手町のスタート地点、上空は青い空。
薄い白い雲が広がっています。
風は、ほとんどありません。
先ほどまで笑顔で言葉をかわしていた選手もいます。
そして緊張感が顔に浮かんでいる選手もいます。
間もなくスタートです。
実況
碓井さんは現役当時2区を走っていたんですよね。
碓井
今は、みんなスピードがついて速くなっています。
実況
選手達のレベルアップも進んでいます。
歓声が高まってきました。
スターターは関東学生陸上競技連盟・青葉昌幸会長です。
箱根駅伝誕生から東京オリンピックの年はちょうど100周年に当たります。
箱根から世界へ。
大正時代から変わらぬ学生達の思いを平成の若者が受け継ぎ、今、まさに襷を肩にスタートを迎えます。
間もなくスタートです。
第92回箱根駅伝、母校の誇りと未来へ挑戦。
21本の襷が今スタートしました。
左にカーブを曲がり中央学院大学4年連続1区の潰滝を先頭に今スタートして行きました。
はちまきを締めているのは、前回も1区を走った中央大学の町澤大雅です。
東洋大学は今日エントリー変更の上村です。
21人の選手が大歓声の中応援団のコールがこだまする中、日比谷通りに入っていきました。
気温は比較的、暖かめ。
風も画面から見ますと、それほど強く吹いているようには見えません。
連覇を目指します、青山学院大学。
前回、区間2位で走りました久保田和真が今日、エントリー変更で入っています。
その後ろは早稲田、えんじのユニホーム、中村信一郎。
関東学生連合は創価大学・山口修平です。
隊列、ひとかたまりでスタートしていきました。
間もなく500mです。
中央学院大学、4年連続の1区を走ります潰滝。
潰滝キャプテンが今、集団を引っ張る形です。
大きなかたまりのままスタートしていきました。
21人の選手達です。
選手の左側から日差しを受けまして、東京駅が見えてきました。
今年の3月26日北海道新幹線が開通します。
東京と新函館を従来より1時間早くつなぐことになります。
そして皇居です。
去年は天皇陛下の傘寿を記念して実施しました。
乾通りの一般公開、好評だったので、今後は毎年、春の桜と秋の紅葉の時期に乾通りの一般公開が実施されることになりました。
先頭が1kmを迎えようというところです。
1号車の解説は前回大会まで早稲田大学駅伝監督だった渡辺康幸さんです。
1号車
歓声の中、縫うようにかき分けるように、21人の若人が歩を進めています。
太陽が顔を出すことはありません。
風は少し追い風です。
1kmです。
2分47秒、1年前の先頭集団が2分55秒でした。
渡辺
スタートしてからすぐ中央学院大学の潰滝君が飛び出しました。
彼は今年1年間、非常に成長しました。
力があります。
初めから自分が引っ張っていくという走りです。
1号車
鮮やかな黄色いパンツ潰滝です。
鉄紺の襷が東洋大学の上村。
ハチマキをしているのが中央の町澤です。
サングラス姿が青山学院大学の久保田。
その脇に明治大学の横手です。
実況
出場21チームを紹介します。
連覇を目指すのは青山学院大学。
今年も神野が山を上ります。
続いて駒澤大学、東洋大学、服部兄弟、兄の勇馬は2区。
弟の弾馬は3区です。
チームは去年9月に亡くなった大学の総長、塩川正十郎さんへの哀悼の意を表し、喪章をつけてレースに臨みます。
続いて明治大学、早稲田大学、東海大学、1区は期待のルーキー、湊谷です。
続いて城西大学。
中央学院大学は1区・潰滝です。
30回連続出場は山梨学院大学。
上田監督の次男、健太が箱根デビューです。
そして大東文化大学、日本大学、帝京大学、渡辺正昭新監督が率いるのは日本体育大学です。
続いて順天堂大学。
2区は期待のルーキー塩尻が箱根デビューです。
そして神奈川大学、拓殖大学、法政大学、90回目の出場は中央大学、そして初出場の東京国際大学、そして上武大学、オープン参加、関東学生連合、記録は残りませんがそれぞれの記憶をチームに持ち帰ります。
中央学院の潰滝、中央の町澤。
この2人が引っ張っていますね。
碓井
まずまずのペースで入りました。
みんな力としては、これぐらいのペースならついていきます。
10km前後までは、このまま抜け出さなきゃ行くんじゃないかなと思います。
実況
2人の1年生も集団に含まれています。
少し隊列が縦長になってきたでしょうか。
碓井
第1集団を作るような形で潰滝君が入ったんじゃないかと思います。
1号車
もしかしたら先頭集団が分かれ始めるかもしれません。
渡辺
中央学院の潰滝君が素晴らしいペースで引っ張っています。
もうすでに1号車
去年の箱根駅伝に比べますと、ハイペースな1区の展開です。
去年よりも3kmで13秒を上回るペースです。
渡辺
つなぐチームであればついて行く。
逃げるとするならば潰滝君のように、ちゅうちょすることなく、休むことなく走り続けるということです。
潰滝君は覚悟のもと、1区に来ています。
1号車
川崎監督は、全て潰滝に任せている。
こちらから指示することは何もありませんと話していました。
コマーシャル前に最後方の選手をご紹介しましたが、歩道の脇に出て前を確認していました。
余裕がないわけじゃないんですね。
実況
高さ333m、文部科学省登録の有形文化財・東京タワー。
現在は電波塔としての役割は終了しています。
もう駆け引きが始まっていますね。
1号車
先頭集団が若干縦長、ひと固まりです。
先ほど4kmを通過しました。
この1区、歴代2位です。
渡辺
区間新ペースです。
上位6〜7人の選手は余裕を持ってついています。
後ろの10人ぐらいの選手は上体が振れ出しています。
いかにペースが早いかわかります。
1号車
先頭集団が潰滝を先頭に、そしてその脇に、中央の町澤大雅。
日比谷通りから第一京浜に入ります。
間もなく先頭集団は5kmの通過を迎えます。
潰滝の後ろには東洋大学の上村。
歩道よりにはサングラス姿、4年連続の1区・荻野眞乃介、日本大学です。
中央学院大学の潰滝、日本大学の荻野、この2人はいずれも4年連続1区。
この2人を含めて12人目、4年連続の1区参加ということになりました。
今、5kmを通過しました。
14分13秒というペースです。
渡辺康幸さんのあの時の記録を1秒上回っています。
渡辺
速いですね、まだ1人も遅れていないんですよね。
やはり学生のレベルが、いかに上がったかがわかります。
1号車
町澤の後ろには久保田。
その後ろには中村信一郎というメンバーがついています。
そしてゴールデンルーキー、高校3年生の時には、同世代ナンバーワンといわれた湊谷もいい位置取りをしていますね。
渡辺
湊谷君は最近の好調を買われて1区に起用されています。
1号車
先頭する白バイです。
センターライン側、わたなべそう巡査長です。
憧れだった伝統ある箱根駅伝の先導で身が引き締まる思いです。
皆さんが安心してレースに集中し、ベストを尽くせるよう、任務を遂行しますということです。
歩道側、かわむらゆうき巡査長。
あこがれだった箱根駅伝の先導ができて光栄、選手の皆さんがベストの走りができるよう自分の技量を存分に発揮し先導します、という豊富です。
このハイペース実況
選手が走ります、1区をご紹介します。
出遅れが許されないスタート区間、1区は21.3kmです。
仕掛けどころは18km付近の六郷橋のアップダウン。
ここから鶴見中継所まで最後のスパート合戦は壮絶を極めます。
放送席ゲストには1区を3度走りました、東洋大学OB、田口雅也さんをお迎えしています。
スタートの緊張感の中のハイペース、どうご覧になりますか?田口
全員がまだ集団についているので、ここから先の八ッ山橋で何かあるかもしれませんね。
実況
そして村山謙太さん、駒澤大学OBは2区を3度走りました。
1区の選手の走りを当然ご覧になっていますよね。
村山
今ペースを見る限りではハイペースですけれども、この後、どうなるか見ものですね。
碓井
選手達に力がついてきています。
8割以上がまだ余裕を持っています。
実況
この放送は品川プリンスホテル他、東京箱根間に52か所の中継ポイントを設置してお送りしています。
選手の一団が品川駅前に差し掛かろうというところです。
この後には新八ツ山橋というアクセントが最初に来ますね。
どう考えて臨んでいましたか?田口
今回はハイペースなので、もしかしたら仕掛ける選手は、いないかもしれません。
六郷橋とこの2つのポイントが重要になってくると思うので、しっかりそこを考えて走ってもらいたいと思います。
実況
ひと際大きな歓声。
品川駅の前を21人の選手が進んでいきます。
中央大学の町澤も前回、持ちタイムは一番悪い中で非常に頑張って流れを作りましたね。
碓井
粘るタイプです。
積極的に走るんですけど、中間あたりで苦しくなるけれども、また粘る。
今、笑顔ですね。
実況
その横には唯一の27分台、明治のキャプテン、横手の姿もあります。
1号車
区間記録更新の可能性が十分にあります。
それほどのハイペースで進んでまいりました。
ここまでこのペースいかがですか?渡辺
中央学院大学の潰滝君がハイペースでレースをつくって今、休んでいます。
1号車
町澤が出ました。
中央の町澤が出ました。
ハチマキ姿、一走入魂の4文字が書き込まれています。
中学時代から自分で気持ちを高めるために一走入魂の白ハチマキ、町澤が出ました。
上りにかけて勝負どころとにらんだでしょうか。
日の光が左前方からさしています。
ここで出ました。
この仕掛けはどうですか?渡辺
早い段階で仕掛けるとは予想外でした。
町澤君は思い切っていきました。
区間新ペースでさらにスパートしています。
一気に集団が分かれましたね。
1号車
区間記録は東海大学の佐藤悠基さん、1時間1分6秒です。
今度は上りきって下りに入ってどうか。
後続の集団の先頭は青山学院の久保田です。
サングラス姿の久保田ですが、5日前までは原監督、この久保田の状態が上がらないのかなと心配していたそうです。
4日前から一気に状態がよくなってきた。
彼は天才肌。
最近、笑顔も増えてきました。
体もシルエットが大きくなったと話していました。
ここで町澤がまた集団に吸収されます。
渡辺
ここでどういう動きを見せるか。
町澤君がペースをあげることで明治大学の横手君と、青山学院の久保田君に火を付けた感じですね。
1号車
法政大学が遅れました。
足羽ですね。
1人ぽつんと遅れています。
口があいています。
目はうつろ、様子がちょっと心配です。
1号車
横手が少し出ました。
そして法政の足羽が遅れています。
3年生なんですが、これから上級生にさしかかるところ、重責を担うプレッシャーとの戦いも始まっています。
4号車
八ツ山の上りのあたり一気に足羽がついて行くことができなくなりました。
10mから20mほ2号車
その後ろ城西大学、後ろについています。
その後ろには順天堂大学。
3年生です。
その後ろ5m、大東文化大学。
縦長になってきています。
実況
前の集団からこぼれ始めましたが、このペースで間もなく10kmを通過しようというところです。
ペースはどうでしょうか。
1号車
先頭集団は14人です。
10kmの通過が28分38秒。
渡辺
一度、中央大学の町澤君がスパートしたじゃないですか、そこで半分の選手が体力を使っているんですよね。
その後も駆け引きが行われているんですよ。
青山学院の久保田君あたりは余裕があるんですけれど、駒澤大学の選手は厳しそうな顔をしていますね。
実況
かつて箱根の予選会の舞台となりました大井埠頭をご覧いただきました。
先頭の固まりが14人。
その後ろ、東海大学を含むメンバーが15位グループです。
あの新八ツ山橋で町澤が一度振るい落とすような形になったわけですか?碓井
そうですね。
この中で、いっぱいで走っている選手と余裕で走っている選手がいますから、15kmぐらいで、もう一度くるんじゃないですか。
駒澤大学のキャプテン其田もこの集団についていけるかどうかというかたち。
隊列になっています。
ハイペースでそういった仕掛け合いが、まず新八ツ山橋にあったわけですね。
田口
動いてきましたね。
バイクアナ
最後尾のバイクアナです。
法政大学の足羽です。
決して足羽の走力から行くと、悪い走りではありません。
ただ、その前を行くのは上武大学、東京国際大学2号車
駒澤大学が遅れました。
11kmを過ぎたあたりで一気に先頭集団から引き離されています。
その差は、3秒。
15mほど離されました。
先ほどまで集団の後方につけていました。
じわりじわりと、その差がさらに広がって20mとなりました。
8年ぶりの優勝を狙う駒澤大学。
遅れは何としても避けたいところです。
ここから残りどう上げていくことができるでしょうか。
実況
やはりこの集団からこぼれる形になりました。
その後ろ、3号車です。
3号車
先頭から200m後方です。
17位の大東文化大学・新井康平。
この1区で1年生でエントリーされているのは2人だけです。
新井康平は先ほどから歯を食いしばって眉間のあたりにしわを寄せて天を仰ぎ見る、あるいは下を見る姿が何度も見られています。
その20m後方、上武大学、その後ろ、箱根駅伝史上43校目の出場となりました。
紺青の襷、東京国際大学。
キャプテンの関竜大がいます。
先ほどの10kmで測ったところ29分01秒ということで、ベストタイムよりも20秒近く速いペースでここまで来ています。
12kmの通過が35分06という上武大学と東京国際大学、この3人が17位、18位、19位、ここから30m40m前に東海大学、城西大学、そして順天堂大学の姿があるということになっています。
実況
縦長になってきています。
1号車
ハイペース、区間新記録に迫るペースで行くのは変わりませんね。
渡辺
変わりませんね。
サバイバルレースです。
一瞬でも力を抜いてしまうと離れてしまいますので潰滝君が今引っ張っていますけれども、横手君や久保田君、中村君あたりが余裕があるんですよね。
どこの選手がスパートするかでまた変わるでしょうね。
3号車
先ほどお伝えした17位争いです。
後ろからやってきた上武大学、東京国際大学が大東文化大学の新井を抜きました。
大東文化大学の新井が何とか、その2人に食らいついていこうというところ。
上武大学は予選会10位通過。
東が一番余裕があるように見えます。
少し大東文化大学の新井が苦しくなります。
口が開いています。
実況
少し大東文化大学の新井が苦しそうな形にはなりました。
中段は今13kmになろうというところです。
先頭集団の表情はどうですか?碓井
今、渡辺さんが言ったように久保田君とか中村君とか横手君がしっかり余裕を持って走っていますから、もう一段上げるチャンスはあると思いますよ。
実況
先頭集団には拓殖大学、そして帝京大学の堤もくらいついていますね。
明治大学の横手。
10000mの日本人学生ナンバーワンのタイムを持っています。
この後、六郷橋の上りまではどうなんでしょう。
1号車
先頭集団は13人。
先程からご紹介したメンバーは神奈川大学、その他、山梨学院大学の佐藤、拓殖大学の金森。
帝京大学の堤、こういったところが、1区。
その先頭集団にしっかりとついています。
2区には山梨学院大学のドミニクがいますね。
拓殖大学はデレセがいます。
2区は各上位校がエースを配置していますね。
すごい戦いです。
渡辺
今、ペースをけん制して落ちかけたんですけれど、また潰滝君が上げ出しましたね。
その前の1kmが3分弱ですね。
渡辺
かけ引きが行われているんです。
その中で力を使わずに、いい位置にいるのが早稲田の中村君、明治の横手君、このあたりは余裕を持ってついてきていますね。
1号車
山梨学院大学も非常にいい位置取りですね。
むだな力を使わず付いていきます。
六郷橋の上り。
ここの上り下りが一つのポイントとなりますが、それが17kmすぎ。
そのあたりがまた1区の経験から振り返ってどうですか?渡辺
六郷橋の下りを使ってスパートする選手が多いですよね。
今日もそのような展開になる気がします。
1号車
この1区、ほとんど風を感じることはありません。
太陽も隠れています。
コンディションとしては、まずまずですね。
渡辺
涼しいですよね。
走りやすいと思います。
1号車
この歴代区間記録と2位の記録を比較しても先頭集団は引けを取らないハイペースです。
実況
1区を3度走った東洋大学の田口さん。
田口さんも六郷橋の下りでというところがありましたね。
田口
3回走って、3回とも下りで走っています。
実況
2区を3度走った村山さん、これだけの集団が鶴見中継所で待っているわけですよね。
村山
待っているほうとしては正直、後ろと引き離してほしいというのが本音です。
ただ、集団で来てもらったほうが後ろとも離せるチャンスもあります。
1号車
15kmの通過が43分11秒です。
区間記録更新のペースから少し遅れました。
43分33ですね。
今これが横に広がった。
このハイペースで広がってるのはどういうことですか?渡辺
今、山口君が出ましたね。
1号車
関東学生連合の山口が六郷橋の上りで出ました。
その後に横手健がついていきます。
青山学院大学の久保田がピタっとついていきます。
その後ろには鉄紺の襷、東洋大学。
中央学院の潰滝がつかれました。
先頭集団の最後方に遅れました。
今、早稲田の中村が久保田の後ろをぴったりとマーク。
村山
中央学院の潰滝君が引っ張っていましたので、3年前ですよね。
大迫君が引っ張った気もしそうなんですが、後ろの集団についたほうが力を温存できるんですよね。
そういったほうが他の選手はけん制した時に休めていたのかなと思います。
1号車
先頭集団がまた落ち着きました。
実況
今、蒲田のポイントで前との差を見ていきます。
東海大学1年生の湊谷。
先頭からは35秒差で通過していきました。
今、画面では先頭集団12番目で神奈川大学の姿も見えています。
1号車
先頭集団からは日本体育大学が遅れました。
小町昌矢が少し苦しそうな表情、顎が上がっています。
そして潰滝がご覧ください。
またスルスルっと上がって今、横手の後ろ、センターライン側についています。
先頭集団は、ぐっと数が絞られて11人ということになっています。
実況
潰滝も少し苦しそうに下がりましたがまた戻りましたね。
碓井
力がありますからね。
少し休んで、また前にきていますから強いですよ。
1号車
青山学院がスパートしました。
2連覇を目指す青山学院大学、今日エントリー変更の久保田和真。
4年生にして最上級生、その後ろをついて行くのは明治大学、そして早稲田大学です。
久保田、この天才肌のランナー。
自分からは指示をすることはほとんどないと監督は言っていました。
ここで出ましたね。
渡辺
少しスパート早い気がするんですけれど久保田君は経験がありますから、このまま逃げ切ってほしいですね。
1号車
久保田がなかなか年末状態が上がりませんでした。
それゆえに待って待って、その状態を見極めて1区に行けるということで起用を決めたと話していました。
4日前から久保田のシルエットが大きくなってきました。
笑顔も増えてきました。
こうなった時の久保田は大丈夫なんだと話していました。
およそ10m遅れて早稲田、そして中央の町澤です。
先頭集団は2人。
そして3位集団が2人という構成です。
中継所
風はほとんどありません。
多くの駅伝ファンがつめかけています。
先ほど久保田が出た瞬間に歓声が上がりました。
青山学院大学、2区は一色です。
そして1年生、2区デビューの塩尻。
実況
強い選手が2区は集まりますね。
どの選手に注目しますか?村山
このまま行ったら青山学院大学が先頭、または前のほうでレースをすると思うので一色君あたりがハイペースでしっかりと走って行けば、このまま行くんじゃないかなと思います。
2号車
先頭を行く2校から遅れて名門校、伝統校、中央大学、早稲田大学、その後ろにぴったりとつけました。
拓殖大学もいます。
その後ろに関東学生連合、中央学院がいます。
縦長になりまして、風は強くないんですが、先頭を行く中央大学が引っ張るかたちになっています。
町澤も28分台、10000mのベストタイム、学生の中で1つのトップランナーとなる28分台を持っているんですが、それでも遅れてしまう。
箱根駅伝の1区の速さ、ペースの速さを物語っています。
ここから順位変動が起きていくのか。
それぞれのランナーの間が2m、3m広がってきて六郷橋の上りにかかっていきます。
実況
六郷橋は全長443.7mです。
碓井
久保田君は強いですね。
後ろの集団がかたまりかけているんですよね。
そこをこれから粘って行かないと。
特に町澤君なんかは。
1号車
その差が80mぐらいになりました。
今、明治の横手が腕を温めていたサポーターを取ろうというところ。
体感が上がっているんでしょう。
六郷橋の上りに入ります。
1号車
前回この久保田は前回4位。
この両者の差が開いてきました。
横手は、ついて行けるでしょうか。
腕は大きく横に振れますが、これが横手の特徴ではあります。
渡辺さん、特徴はどうですか。
渡辺
横手君はいつもこういう走りです。
このまま最後までついていくと思います。
ただ青山学院大学の走りがすばらしいですね。
彼は、一回一回の走りが進化しているといいますか、体幹のトレーナーも青山学院大学はつけていますので全くブレないですね。
3号車
1号車から遅れること350m。
優勝候補の一角の駒澤が13位です。
キャプテンの園田です。
1号車
明治の横手が遅れました。
ついていけません。
それほど久保田のペースがいいのか。
渡辺
横手君のペースが落ちているというよりは青山学院大学の久保田君のペースが素晴らしいということです。
実況
かなり差が広がりつつあります。
青山と明治・横手の表情はどうですか?碓井
走り方は、ああいう走り方なんですよね。
ただ、やはり久保田君が強いですよ。
3号車
其田が抜かれました。
順天堂大学、そして城西大学にも抜かれます。
ここが13位、14位、15位です。
大八木監督からは2区、3区がいるからしっかり行けという強い言葉をかけられました。
その前には神奈川大学がいます。
4年生の我那覇和真です。
キャプテン、今、よろけました。
神奈川大学も少し顎が上がりました。
上りで体力を消耗してしまったか。
12位が神奈川大学、そしてその後ろ、城西大学が15位です。
実況
其田が心配ですね。
村山
先頭とも離れていますし順位もシード権外なので、この後が不安ですけれど大八木さんは、この状況でも冷静になっていると思いますのでいいところまで来てくれると思います。
1号車
其田は3分を超えるペースですね。
中村も一回離れてから持ち直したことが去年ありました。
もう一回行けと声を掛けています。
1号車
歴代区間2位の渡辺康幸さんの記録とほぼ並ぶすばらしいペースで来た久保田。
久保田が1区区間賞を取りますと、青山学院大学の箱根史上初めてということになります。
個人的には出雲、全日本、そしてこの箱根で区間賞を取りますと、個人三冠ということになります。
渡辺
先ほどから運営管理車が後ろに入ってきまして、原監督の檄が飛んでいましたね。
久保田君はそれに対して手を上げていましたからね。
1号車
残り3kmだ。
行け行け行けと非常にハリのある声が久保田の耳に届いています。
久保田は最終学年ということで前回大会とは違う、優勝候補、大本命のプレッシャーの中、これで区間賞をつかめば非常に意味があるということになります。
バイクアナ
創部5年、東京国際大学です。
2区には外国人留学生スタンレイが待っています。
もう一度、今後ろを見た。
先ほどから監督の声に手を挙げて2度3度、確認をしています。
2区の外国人留学生でジャンプアップもあるかもしれません。
東京国際大学の快走が続いています。
2号車
中央大学3年生の町田、そして後ろについていた拓殖大学。
金森、並走する形になって残りの中継所までつばぜり合いです。
ここで拓殖が1歩前に出たか。
2歩前に出た。
実況
拓殖大学、中央大学という2チームが競るようにして前を追っています。
その前には明治、青山がいます。
その後ろの集団が中央学院、早稲田、東洋、そして学連選抜、さらにその後ろには帝京でしょうか。
だいぶぽつんぽつんと間隔が開いてきましたね。
先頭は20kmですか。
1号車
20kmの通過。
先頭集団を抜け出した久保田ですが後ほどご紹介します。
表情は、ほとんど変わりません。
ずっとケガで悩んできましたけれども競技を続けることが難しいかなと悩んできました。
区間記録に迫るペースなのは間違いないですね。
渡辺
素晴らしいペースです。
ちょっとあごが上がっていますけれど。
残り1kmですからね。
1号車
今、58分35というところですから、1時間1分30秒程度は切ってきますよね。
もしかしたら1時間1分台半ばという歴代3位、4位という記録十分に期待できる久保田です。
3号車
先ほど12位争い、順天堂大学とお伝えしましたが、その前が日本体育大学、そしてその前が日大、そして山梨学院大学となっています。
山梨学院大学は30回目の出場となりました。
2区で待っているのはドミニク・ニャイロです。
この後ニャイロで、どこまで順位を上げるでしょうか。
1号車
サングラスを取り、その表情がはっきり見えました。
渡辺
前半のハイペースがありますからね。
それにしても後半はばっちり動いていますよ。
1号車
この後は一色ですね。
3年生です。
渡辺
力がありますからね。
非常に楽しみです。
1号車
久保田は大学4年間、あっという間だったと振り返ります。
手術もありました。
時には練習に参加できなくて、自分の部屋に閉じこもって練習するチームメートと顔を合わせるのが辛かったと話していました。
そんな時に支えたのがチームメイトでした。
去年、届かなかった区間賞。
1区で区間賞を取れば青山学院大学初です。
この襷がみんなの気持ちを一つに結わえるとするならば、右手にグルっと巻きつけて、いよいよ久保田、連覇への助走をつけています。
中継所
去年は1秒差で届かなかった区間賞。
往路、鶴見で襷を渡すのは青山学院大学初です。
久保田和真から一色へ、今、襷が渡りました。
4年生・久保田、区間賞獲得。
1時間1分23秒。
歴代3位、好タイムをたたき出しました。
そして横手・4年生、頑張りました。
木村慎に今、襷リレー。
明治が21秒差。
そして予選会から来た中央大学と拓殖大学。
並ぶようにしてスタートしました。
そして、ここからは中央学院・潰滝、頑張りました。
東洋大学、そして学生連合。
ファイヤーレッド帝京大学。
今スタート。
8位です。
日大、そしてドミニクが箱根デビュー。
今、スタートしました。
山梨学院大学の1年生です。
前には10人のランナーがいます。
トップで通過してから1分24秒。
そして、日体大。
奥野翔弥。
そして順天堂、1年生の塩尻が箱根デビュー。
駒澤、遅れました。
13位で其田から工藤へ。
そして城西大学も行きました。
駒澤大学はトップと1分49秒差で襷を渡しています。
ここまで14チームが襷を渡しています。
そして神奈川大学。
鶴見中継所には1年生の姿です。
湊谷春紀がやってまいりました。
箱根デビューは16位。
春日千速に襷が渡っています。
これが東京国際大学、初めての襷リレーです。
初出場、東京国際大学。
スタンレイに襷が渡りました。
ここまで17位まで通過しています。
そして18位は上武大学です。
そして大東文化大学。
森橋に襷が渡りました。
今19位まで通過しています。
残すは法政大学を待つ鶴見中継所です。
青山学院大学が通過してから3分が経過しています。
実況
ここまで19チームが通過しました。
中継所
法政大学の姿が見えてきました。
足羽です。
2区は有井渉です。
前回、山梨学院大学が1区。
最下位からシード権を獲得しました。
その襷をつないでくれる仲間に今、法政大学が襷を渡しました。
今、法政大学が20位で襷リレーを終えています。
ここからは花の2区、エースの共演の始まりです。
実況
1区区間賞は久保田和真。
歴代上位の素晴らしい記録ですね。
碓井
素晴らしいですね。
1号車
2区を任されましたのは青山学院大学の一色恭志です。
169cm、55kg、京都出身です。
最初の1kmが2分47秒。
後続の運営車、原監督からは東洋とは57秒離れ、52秒離れている。
1号車
原監督は、あの時に分かったのはやはり先手必勝。
その意味では久保田、2区の一色。
意味が十分わかっているでしょう。
渡辺
久保田君と一色君で滑り出せば必ず乗っていかれるでしょうという鉄板オーダーですね。
実況
3号車
3位争いが大変なことになりました。
10位で襷を受けた山梨学院大学、ドミニク・ニャイロが一気にこれで3位に上がりました。
7人抜き、3位集団を一気に抜きました。
ドミニク・ニャイロの2kmの通過は5分39秒です。
区間記録保持者のあのモグスよりも早いペースで入っている。
山梨学院大学1年生のドミニク・ニャイロです。
抜いていく時はセンターライン側からすっと抜いていきましたが、表情を変えることはありませんでした。
その後ろには東洋大学の服部勇馬もいます。
服部勇馬、ドミニク・ニャイロについて行くことはしません。
この後、弟の弾馬が戸塚中継所で待っています。
勇馬はライバルはニャイロと話していましたが、抜かれた時もついていくことはしませんでした。
3位が現在、山梨学院大学。
そして4位集団、引っ張るのが服部勇馬です。
実況
鶴見で11番目に襷を受けました山梨学院大学です。
2号車
先頭の青山学院大学から21秒差で襷を受けた明治大学、4年生の木村慎です。
最終学年は、この2区を走ってみたいと話していました。
3kmの通過が8分51秒。
この後、後ろからは3号車の姿がかなり大きくなっています。
実況
ということはニャイロのペースが上がっているということになります。
実況
順位を整理します。
鶴見中継所では青山学院大学が1区で初めての区間賞を久保田が取りました。
そして明治が21秒差。
中央大学、拓殖大学と予選会から上がって来た大学も活躍しています。
駒澤が13位。
1分49秒差。
初出場の東京国際は17位という結果になっています。
1区で区間賞を取りました、久保田。
1時間1分23秒。
1区歴代3番目の速さで走りました。
聞き手
こちら、青山学院大学の久保田和真選手です。
おめでとうございます。
久保田
もう4年ということで最後の箱根になるので楽しんで走ろうと思って走りました。
聞き手
青山学院史上初めてのトップで襷リレーですね。
久保田
素直にうれしいです。
聞き手
2年生は走れずに悔しい思いをしました。
去年は優勝を味わいました。
久保田選手にとって箱根駅伝はどんなものですか?久保田
こんなにお客さんに囲まれてすごい声援に囲まれて走れることはそんなにないと思うのですごく楽しかったな、そのひと言です。
聞き手
今後について、ひと言お願いします。
久保田
力のある選手ばかりなので力を合わせて優勝したいと思います。
聞き手
久保田和真選手でした。
おめでとうございます。
実況
2区のコースをご紹介します。
エースが集う花の2区。
23.1km。
鶴見をスタートすると序盤からし烈な抜きあいが繰り広げられます。
その後、権太坂からのアップダウン。
20kmから戸塚までは急な上り坂です。
戸塚の壁ともいわれる難所です。
画面は1号車です。
1号車
先頭の青山学院大学、4kmを通過しています。
先ほど3kmの通過が8分36秒。
4kmが11分36秒。
ほぼ3分ペースです。
渡辺
一色君は、すごく経験が豊富ですから、彼に任せておけば間違いないかなと思います。
1号車
前回は2年生で区間3位に入りました。
来月には東京マラソンに挑戦してリオオリンピックの出場も夢見るという一色です。
優勝校の2区を任された選手は負けられないんですと話していた一色です。
2号車
8人目のターゲットは、この前に行く明治大学となります。
先ほど51秒差ありましたが、現在、計りましたところ7秒差まで詰まっています。
ここで2位が入れ替わるかもしれません。
後ろから東洋大学・服部勇馬も見えてきています。
50m程の距離を保ったままニャイロを追い掛けているという東洋大学は現在4位です。
3号車
こちらが5位集団です。
ニャイロ、そして東洋大学の服部において行かれた5位集団です。
早稲田大学キャプテンの高田康暉、去年、一昨年とこの2区を走りました。
その後ろに映っている白いユニホーム、赤いCの字が光っています。
中央大学、予選回、日本人トップの徳永です。
そして画面後方、小ぶりの選手は学生連合、専修大学です。
そして中央学院大学が紫色のユニホーム、オレンジ色のユニホームは拓殖大学の1年生、ワークナーです。
2号車
その差は20mを切ってきました、2位明治大学、そして3位、山梨学院大学。
じわりじわり1m、2mと詰まってきました。
このままで行けば間違いなく山梨学院が2位のポジションに上がっていくということになります。
襷を受けた時は2位に明治、10位に山梨学院大学でした。
エース2区の対決、ともにエースとしてのプライドがあります。
明治・木村慎。
最後の箱根路です。
バイクアナ
バイクは、まさかのスタートになりました。
紅白の襷、順天堂大学・塩尻です。
そして奥野翔弥。
そして13位で襷をもらった駒澤、工藤の姿が大きくなってきました。
まずは日本体育大学の奥野を捉えようというところ。
工藤です。
今回50回目の節目の出場。
箱根の常勝軍団、エース2区を任された工藤、今、13位から12位に1つ順位を上げました、工藤です。
その前には順天堂大学注目の1年生、塩尻を射程にとらえています。
実況
後方から駒澤大学の追い上げがどこまで迫っていかれるのか、順天堂大学・塩尻も監督からの指示に手を挙げています。
2号車
2位が変わるかもしれません。
明治大学の木村慎の後ろにぴったりとついた山梨学院大学のドミニク・ニャイロ。
沿道側から抜いていくか。
ちょっと驚いたように木村慎が一瞬チラっと見ました。
ドミニク・ニャイロは横を見ることもなく、前を行きました。
前はもう青山学院大学だけとなりました。
監督によりますとまだ発展途上の選手。
ただスタミナはある。
ここから箱根で鍛えてまだまだ伸びると話していました。
日本に来て日本の文化、そして日本食も取り入れてどんどんなじんでいく。
そして日本のエースへとなっていくニャイロです。
今、順位を8つ上げました。
現在、順位は2位です。
1号車
放送席からもニャイロ、そして木村慎の姿をとらえることができました。
鶴見中継所では400mの差。
その両者が2号車
先程、山梨学院のニャイロに抜かれた明治大学。
その後ろに東洋大学も迫ってきました。
服部勇馬、後ろにつけました。
5m、4mと近づいてきました。
ニャイロは先程、飛ばしていましたが同じペースで服部勇馬、ほとんど変わりはありません。
明治大学の横に並ぶか。
並びました。
前に出た。
ここで抜きました、東洋大学・服部勇馬。
これで3位に上がりました。
これでどこまで押し上げて行くか。
あるいはハイペースで飛ばしているニャイロにもう一度、追いつくか。
しかし木村慎も負けていない。
木村もくらいついて行くという素晴らしい走りです。
実況
東洋大学の服部勇馬は東洋大学のキャプテン、この2区で区間賞を取りました。
11年ぶりです。
選手が横浜駅前をこれから通過して行こうというところです。
ニャイロ、2位まで上がってきましたね。
碓井
オーバーペースのようですが、力はありますからね。
あとはこの上りですね。
実況
やはり、いろんな秒差の中でスタートしていてペースアップしていったり、いろいろ状況が変わっていきますよね。
村山
結果的にペースの上げ下げによって足に負担がかかってしまうので、なるべく自分のペースで一定のペースで走るのが攻略だと思います。
実況
この後には権太坂があり、ラスト、上って下って大変な坂がありますね。
村山
権太坂はまだ上っていかれると思うんですけれど最後の上りは正直どうしようもないので、もがくだけしかないので、どれだけ誰よりももがいた選手が行けるかというところです。
実況
今、ニャイロが9人抜き、2位で横浜駅前を通過しました。
3号車
先程、5位集団をお伝えしました。
先程の5人に帝京大学、そして日大も加わったんですが、その後ろに駒澤大学、順大の塩尻もきました。
鶴見中継所では5位の早稲田と13位の駒澤まで1分1秒の差があったんですが、現在その差は2秒もありません。
1分、1秒の差をこの8kmで一気に詰めてまいりました。
駒澤大学の2年生、工藤有生。
そして順天堂大学は塩尻。
スーパールーキーの1年生です。
9年ぶり日本インカレ優勝、1年生王者となりました。
日本人では1年生歴代3位の記録を持っています。
これで5位の集団が9人になりました。
その集団の後ろには工藤がついています。
実況
大きな固まりが5位集団を形成しています。
今、拓殖大学、早稲田大学、中央学院大学、帝京大学、学生連合チーム、専修大学。
その後ろには日本体育大学、そしてその後ろからは神奈川大学、2年生の鈴木健吾の姿が見えます。
愛媛県宇和島市の出身です。
その後ろ東海大学は2区は春日千速が走ります。
長野県出身です。
前回は8区を走って区間5位。
そして初出場、東京国際大学。
シテキ・スタンレイ、2年生です。
1号車
青山学院大学の一色、その後ろを追ってくるニャイロとの差が随分と縮まって、およそ200mを切りました。
はっきりとご覧ください。
1号車の映像でもお届けできるようになりました。
一色恭志はこのところ、学生駅伝では区間賞がありません。
初めての区間賞を獲得に向けて進みたいところなんですけれど、間もなく10kmですがペース、28分台半ば後半というところでしょうか。
渡辺
恐らく一色君のペースだと28分50秒台だと思います。
後ろのニャイロ選手服部選手、木村選手などのペースが速いですね。
1号車
間もなく一色、10kmの通過を迎えます。
ここまでのペースですけれど9kmの通過が25分59秒。
今度はどうでしょうか。
残り100mとなりました。
まだ学生駅伝では区間賞がありません。
自分の持ち味は安定感とよく言われるが裏を返せば飛び抜けたものがないというところ、何とか殻を破る、そんな箱根駅伝にしたいと話しています。
28分57秒という原監督の声が飛んでいます。
このところの1kmが3号車
10kmのタイムを取りました。
順天堂大学が28分54秒。
駒澤大学の工藤が28分43秒。
この2区、日本人最高の三代さんのタイムより工藤は10秒速いということになります。
箱根を走りマラソンに挑んだ先人達の後を追い今大会からも学生達が来月の東京マラソンに挑戦する。
東洋のエース服部勇馬。
大学3年生から駅伝の練習に40km走を取り入れるなどフルマラソン用のメニューも取り入れてきた。
ユニバーシアードハーフマラソンで銀メダルを獲得した青山学院大学の一色。
学生達の夢はここからつながっていく。
碓井
昨年、服部勇馬君がフルマラソンに出ていますからね。
マラソンというのは、やっぱり箱根の倍ありますから箱根のトレーニングをしながら東京マラソンに服部君と一色君が出ると言っているので、ぜひ思い切った勝負をしてほしいですね。
経験も必要ですから若い時経験しておけばそれが生きて東京オリンピックの代表になってメダルを取れるんじゃないかなって思うんですよね。
実況
村山謙太さんも東京マラソンに出られるんですよね。
村山
僕は社会人1年目になってから、マラソンを始めることになったんですけれどもマラソン練習に関しては、僕の中で一番いい練習ができているかなと思っているので、一緒にレースをする時になったら負けないように頑張りたいと思います。
ライバルも強いですけれど、頑張れると思います。
1号車
今、両手をダラっとさせました。
リラックスさせようという原監督の指示でもあります。
序盤はゆっくり入っている。
ただ後方の山梨学院大学・ニャイロとは100mの差まで近づいてきました。
白バイをご紹介をしましょう。
神奈川県警のあきば巡査部長です。
白バイ歴11年目にして初の先頭です。
心は熱く頭は冷静にをモットーに果たしたいと話していました。
続いてゆうき巡査長です。
1号車
この後が権太坂ですね。
渡辺
一色君は前半を抑えた分、エンジンがかかりだしたかなという感じですね。
2号車
2位が再び変わるかもしれません。
山梨学院に東洋大学・服部勇馬が並ぶか。
今、並んでニャイロはどうする。
ついていく。
両者の並走が始まりました。
どちらが前に出るというのはありません。
襷を受けた時点では東洋大学が20秒前にいました。
ここで並走が続いています。
服部勇馬、10kmの通過は28分27秒。
日本人で過去3人しか達成していない2号車
こちらが2位争いです。
並走は続いています。
並走が始まってから間もなく1kmがたとうというところ。
東洋大学1時間6分台も期待できるというところ。
そして青山学院大学のニャイロです。
実況
ここから権太坂の本格的な上りが始まってきます。
まず最初の大きなメリハリといいますか、上りがきますね。
村山
キツい所なので、いかにここをペースを落とさずに後半の下り以降にペースを上げられるかが、そうすればこのまま行けると思います。
1号車
一色本人はあまり表情が崩れない。
それが相手からすると嫌だと言われることがありますと言っていました。
上った後25mの下り、後方のニャイロ、服部勇馬とは100mを切る差までなってきました。
渡辺
一色君の走りは悪くはないです。
服部君とニャイロ選手は1時間6分台のペースなんですよね。
今のところペースで行っています。
1号車
先頭を走る青山学院大学の一色は言っていました。
今回は留学生ランナーが後ろから追いかけてきても、たとえ追いついてきても自重することはありません。
たとえニャイロ選手が来てもついていく、自分の殻を破る何よりもトップを守るという走りにこだわりたいと話していました。
3号車
5位集団です。
先程9人でしたが、中央大学が遅れました。
徳永です。
現在8人になっています。
そして集団を引っ張っていたのは順天堂大学、そして工藤です。
14kmの通過が三代さんの記録を3秒遅れるというところです。
バイクアナ
東海大学と東京国際大学の並走がおよそ3km続いています。
3人目の留学生、スタンレイです。
1号車
今15kmを通過しまして、43分52秒というペースで入りました。
ここで考えていくと去年の区間賞の服部勇馬、1時間7分32秒だったんですが、そのペースからも少し遅れて、1時間8分台かなというところですね。
渡辺
一色君のペースは安定していて、大体20秒差から動いていないんですよね。
そういう意味では、後ろの集団も前半ハイペースでで来ているので、この上りで上がりきっていないと思います。
渡辺
2区のコースの特徴はこの権太坂を上ってからの下りですね。
ここでの切り替えが大事なんですよ。
実況
権太坂のポイントでは青山と2位、3位の通過が23秒差となっています。
そしてその後ろに木村が間もなく姿を見せようかというところです。
1号車
こちら1号車から計測していると確かに20秒差からぐっと詰まることはなくなりました。
実況
それだけ前を走る一色も一定のペースなんですね。
碓井
前半を抑えて、後半を上げるという駅伝の典型的な走り方をしています。
村山
非常にいいペースで行っています。
やっぱり抑えた分、後半上がるかなぁって自分自身、思っていると思うんですけれど、意外と上がり切らないかもしれないので、そこは分からないです。
実況
一色はすでに下りに入っています。
青山学院と5位集団とは1分ほど差が開いています。
3号車
5位集団、帝京大学のキャプテン高橋が一気に前に出ました。
その後ろには駒澤大学の工藤がいます。
そして早稲田が遅れました。
高田康暉、これまで3回目の2区を走ってきました。
高田が遅れてしまいました。
5位集団は7人に絞られました。
実況
中央の徳永が高田から11秒遅れ。
その前には城西の菊地聡之の姿があります。
この2人が今、並ぶようなかたちで2分13秒差トップとの差です。
その後ろ、権太坂のポイントを順位を3つ下げました。
日本体育大学・奥野翔弥です。
2号車
山梨学院大学のニャイロがスパートをかけました。
3km並走を続けていましたが、16kmを越えたところで下りに入ったところで1つギアを変えまして15mから20m、その差を広げて単独2位を走ることになりました。
遅れている東洋大学・服部勇馬ですが、決してペースが遅いわけではありません。
15kmのペースが43分22秒。
日本人最高タイムが期待できるという走りです。
先頭を行く青山学院・一色よりも30秒速いペースです。
それでも山梨学院のニャイロが突き放す、先頭よりも50秒早いペースです。
3号車
工藤有生が5位集団から抜け出しました。
その後ろの集団には順天堂大学の1年生・塩尻。
拓殖大学の1年生、ワークナーが遅れてきました。
集団から前に出たのは駒澤。
3区にはエースの中谷が待っています。
中谷さんに勝ちたいと思うから強くなれる。
同じことをやっても勝てない、違うことをしようと思うから今年も成長できると工藤は語っていました。
尊敬できるライバルとも思っているかもしれない中谷のために、1つでも順位を押し上げていこうという工藤有生。
三代さんの記録にはちょっとキツくなりました。
実況
権太坂のポイントには18位。
2区を走る中では、最も背の高い182cmです。
大東文化大学・森橋。
2号車
山梨学院大学のニャイロがスパートしまして30mほどを行っています。
そしてこちらは東洋大学・服部勇馬。
キャプテンです。
この後はいよいよ世界に舞台を移していきます。
この後は東京マラソン、そしてリオデジャネイロオリンピックを目指しています。
これから世界へ羽ばたいていくという服部勇馬。
最後の箱根、どんな走りを見せることになるのでしょうか。
実況
エースはエースらしい走りを続けられますかね。
田口
残り3kmが勝負になると思うので去年も踏ん張れていたので頑張ってほしいと思います。
実況
優勝候補のチームが、そしてエースが2区で順位を上げてくることになるでしょうか。
先頭は青山学院大学の一色恭志。
依然として、その自らのペースを守り、走り続けています。
1号車
ニャイロとの差は、また詰まってきています。
実況
権太坂のポイントを最終ランナー、法政大学・有井渉が2号車
これがエースの走りです。
また東洋大学の服部勇馬がニャイロに近づいてきました。
先ほどいったんは30mほど広がったんですが今は5m、また縮まってきました。
エース対決。
順位が目まぐるしく入れ替わる。
2位争いが熱くなってきました。
2区中継所には上り。
急激な上りとなっている。
後ろにピタっとつきました。
もちろん山梨学院大学のニャイロ。
右後方にその気配を感じているでしょう。
勇馬は横に出た。
先ほど、この両者は3kmにわたって、並走をしてきました。
下りを使っていったんはニャイロが突き放したんですが、またここに来て服部勇馬が追いつきました。
両者の2位対決は中継所直前の上り坂で決着がつくのでしょうか。
服部勇馬は前回もこの2区を走って区間賞でした。
最後の上りは思わず拒絶したくなるほど苦しい苦しい上り坂だったと話していました。
それまで走ってきた20kmよりも長かったと話していました。
ただ本人は今日、話しています。
残り急激な上り坂で1秒を削りだす、そういう思いですと話していました。
最後の苦しい苦しい終盤の難所、ここで上げていけるか。
ただニャイロも負けていない。
山梨学院大学の上田監督も潜在能力は抜群。
まだまだ底知れぬ力を秘めている。
この4年間でその力をどれだけ見せつけるのか。
そのデビュー戦。
一方、最後の箱根、東洋のエース、山梨のエース、そのつばぜり合いが上って下って中継所、残り800mのところで上って、どこで決着がつくのか並走が続いています。
中継所
エースの到着を待ちます。
戸塚中継所沿道の駅伝ファンの気持ちとともに気温も上がってきました。
風はほとんどありません。
3区を走るのは青山学院3年生、初の箱根駅伝、秋山雄飛です。
そして東洋大学は兄から襷を受けます、服部弾馬。
そして青山学院大学は監督の息子さん、上田健太です。
区間賞は誰になるのか。
注目の戸塚中継所です。
実況
三代直樹さんのペースを上回って今回、走っていますね。
間もなく20kmが近づき、最後の上り下り、そして最後の上りに近づいてきています。
今、一歩、東洋大学の服部勇馬が出ました。
2号車
服部勇馬が出ました。
ニャイロがついていけるか。
視線を道路に落としながら10m、いや、15m開いた。
今度は服部勇馬がリードを広げるという展開になった。
ちょっと苦しくなったか。
集中力がなくなってきたのか、ニャイロ。
中継所に向けて苦しい苦しい上り、その戦い、3号車
駒澤大学・工藤が抜かれました。
中央学院大学の大森、そして学生連合。
専修大学の丸山が後ろから工藤をとらえまして一時は8秒差あったんですが、一気に抜いてきました。
上って下って上るという最後の3kmで工藤は少し苦しくなりました。
工藤は、ここで前に出ました。
中央学院大学の大森と工藤がつばぜり合い。
帝京大学、そして順天堂大学も、その後ろ。
ここで駒澤大学、平成の常勝軍団の意地。
駒澤の2区を任されるということはこういうことなんだ、工藤がもう一度、前に出た。
苦しい上り坂。
歯を食いしばっている。
目を閉じています。
実況
その後方です。
中央大学、そして早稲田大学。
その2人の後ろに日本体育大学の奥野がいます。
権太坂のポイントでは早稲田が12位、そして中央が11位でした。
権太坂では日体大は14位でした。
すべて4年生がこの3人の固まりです。
2号車
現在2位の服部勇馬。
酒井監督からは去年よりも1分2秒いいタイムだぞ、このままで行けば、6分台が出るぞ、1時間6分台が出るぞ、いいか、勇馬。
お前が狙うのは世界なんだ。
これから世界を狙って行くんだぞ、最後の箱根だ。
最後の箱根だと声をかけました。
上って下って、これから中継所。
最も苦しい800m。
上り坂が待っている。
そこで1秒を削り出す、最後のエースとしての走りが始まっています。
実況
この1時間6分台は三代直樹さん、渡辺康幸さん、村澤明伸さん、この3人が日本人では出しています。
3号車
5位集団の駒澤が遅れました。
駒澤大学・工藤がこの下りを使いまして、前に出ました。
5位集団、前に行ったのは専修大学の丸山。
来年は専修大学のユニホームで出たいと語っていました。
その後ろ、苦しい表情で駒澤大学の工藤。
その後ろ、帝京大学キャプテンの高橋。
帝京大学の記録を持っています。
そして順天堂大学、中央学院大学。
5位は帝京大学と駒澤大学。
このまま中継所になっていきそうです。
実況
専修大学は2年連続で箱根駅伝に出場することはできませんでした。
実況
早稲田の高田が3人の争いからは、こぼれています。
2号車
酒井監督から1時間6分台を出すためには、この1km3分を切らなければダメだぞ。
その声を聞いて、もう一度グッと力を入れて、お兄さんの勇馬。
待ち受けるのは弟の弾馬。
これからエースという称号は弟の弾馬に襷という形で受け継がれることになります。
服部兄弟による箱根駅伝は今年で最後になります。
1号車
あらためて各ランナーの2区の走りをご覧になって難しいですね。
渡辺
青山学院の一色君は1時間4分30秒で行っているんですよ。
この最後の残り1kmが3分30秒ぐらいかかってしまうので、一色君で1時間8分を切るぐらいじゃないですかね。
1号車
ただ1つの区間大学記録が塗り替えられなかったのは一色が走った2区になります。
今回は何としても僕はこの2区の区間記録を塗り替えたい。
ただ、その記録は1時間7分46秒。
われわれの手元では切るか切らないかの記録です。
トップで襷を渡せば青学史上初ということになります。
中継所
エースはチームの鑑である。
そして人一倍負けたくない選手、各大学の監督は話します。
最初に姿を現しました。
王者、青山学院大学。
一色、史上12校目の連覇へ向けて、王者・青山学院大学、序盤は盤石のレース運び。
一色恭志、後半からペースを上げました。
秋山へ今、青山学院大学、初のトップで襷リレー。
そして東洋大学が来た。
キャプテン服部勇馬。
弟の弾馬が待ち受けています。
素晴らしいタイムで来ました。
6分台が出るか。
弟に襷を託した服部勇馬は1時間7分4秒。
これは歴代5位タイの記録、素晴らしい記録が出ました。
東洋大学・服部勇馬。
この後2月には東京マラソンでの出場を表明しています。
そして3位で山梨学院大学です。
ドミニク・ニャイロ、衝撃のデビューとなりました。
順位を上げて今、上田健太へ襷を渡した。
1時間7分19秒です。
歴代7位の好タイム。
続いて明治大学です。
4年生の木村慎。
安定感のある木村慎がしっかりと襷をつないできました。
期待のルーキー坂口が今、襷をもらいました。
トップとは1分21秒。
5位争いです。
3号車
しれつな5位争いを勝ち抜いたのは帝京大学。
中継所
予選会からの見事な走り。
高橋、ユニバーシアードでは銅メダルを獲得しました。
そして後ろから駒澤大学が追ってきた。
平成の常勝軍団、駒澤大学。
待ち受けるは去年の区間賞。
帝京大学、そして駒澤大学が襷を渡しました。
続いてオープン参加の関東学生連合です。
専修大学の丸山から襷が渡りました。
そして拓殖大学、順天堂大学です。
中央学院大学も行きました。
城西大学、日本大学も行きました。
3年生の石川から襷が渡りました。
ここまで12チームが襷を渡しています。
続いて日本体育大学です。
日本体育大学、今、襷を渡しました。
そして中央大学・徳永から市田に襷を渡しています。
早稲田は14位です。
エースの高田康暉。
3年生の高田に今、襷を渡しています。
3号車
駒澤大学が1つ順位を上げました。
帝京大学をはじまって300mで抜いていくという中谷圭佑です。
ユニバーシアード10000m日本人最高の銅メダルの中谷がスタートしています。
中継所
15位で神奈川大学です。
その後には東京国際大学。
初めて、この戸塚で襷を渡しました。
この一歩一歩が新たな歴史につながります。
東京国際大学、初出場です。
そして東海大学。
前回は6位でした。
春日から廣田へ襷を渡しています。
トップとは5分8秒の差です。
1号車
先頭の3年生秋山雄飛。
初めての箱根駅伝です。
渡辺
青山学院大学は一色君もそうですけれど、トップで走っていますから、前半抑えめで後半勝負ですよね。
2号車
先ほど兄・服部勇馬から襷を受けました。
1つ年下の弟・服部弾馬。
3年生です。
これが3度目の箱根。
過去2回は復路7区を走りました。
初めてこの3区を任されました。
ここまで服部兄弟が引っ張って来た東洋大学。
兄弟として最後の襷リレーを終えて、来年以降、東洋大学を引っ張っていかなくてはいけない服部弾馬の走りが始まっています。
中継所
大東文化大学が、やって来ました。
ライトグリーン。
4年生の森橋から。
これが最後の箱根。
卒業後は中学、高校の教員です。
襷を渡しています。
続いて上武大学です。
8年連続8回目の出場、上武大学。
4年生の山岸が待ち受けます。
4年生から4年生への襷リレー。
今、渡しました。
ここまで先頭から7分28秒が経過しています。
残るは法政大学、1校ということになります。
バイクアナ
2区を任されました。
4年生、有井渉です。
すでに残り1kmを切っています。
最初で最後の箱根。
2年ぶりに箱根に帰ってきました。
仲間の汗が染み込んだ襷をなんとか戸塚に運んでいこうというところ。
繰り上げスタートまでは、2分を切っています。
中継所
選ばれし者だけが走ることを許される、このエース区間2区。
壁のように感じる最後の上り坂。
2区は4年生の有井。
4年生で最初で最後の箱根。
今、襷を取りました。
仲間の汗と思いを感じて最後の坂を駆け上がって行きます。
同じく4年生の中村が待ち受けている。
4年生から4年生へ有井から中村へ襷を渡しました。
21本の襷は戸塚から一路平塚へと出発しています。
実況
最終ランナー法政大学が9分07秒、戸塚中継所で襷をつなぎ終えています。
1号車
1年前の箱根駅伝は1区にエントリーされていたのに直前のけがで走れなくなってしまいました。
秋山、いいペースですね。
渡辺
素晴らしいペースです。
東洋大学は服部弾馬君を持ってきていますから、前半で詰められるんじゃないかなと思いましたが、かなり開いていますね。
原監督の指示にも手を上げています。
1号車
余裕があるのか秋山、かなりいいペースで走っています。
追ってくる服部弾馬は5000m日本インカレのチャンピオンです。
実況
1区から青山学院大学がトップを守ってきています。
その後ろから東洋大学。
戸塚中継所では、かなり差をつめてきました。
実況
箱根駅伝の往路。
3区に入っています。
戸塚の順位を整理します。
青山学院大学が先頭を守りました。
東洋大学は順位を7つ上げて2位。
22秒差。
そしてニャイロが順位を上げまして青山学院大学3位、後方では早稲田大学が順位を9つ下げました。
高田の走り、ケガの影響もあったのかもしれません。
東京国際は1つ順位を上げています。
個人の順位です。
区間賞は2年連続で東洋大学の服部勇馬が取りました。
2年連続の区間賞はモグスさん以来で日本人では渡辺康幸さん以来となります。
聞き手
歴代5位タイの好記録2年連続の区間賞、服部勇馬選手です。
素晴らしい走りでしたね。
服部
そうですね。
1区の上村が頑張って持ってきてくれたので、自分のところで、もう一度走りを捉えられるような走りを心掛けました。
目標は6分台だったのでそれに届かなくて悔しい気持ちとまた4年間やってこれたということに対しての達成感といろいろあります。
聞き手
この後は東京マラソン、そしてリオですね。
服部
これまで酒井監督が世界を目指すという方針のもと自分自身が4年間やってこれたのも継続してオリンピック出場、そしてメダル獲得で監督に恩返しができるような走りをしたいと思います。
聞き手
弟の弾馬選手に襷を渡しましたね。
服部
弾馬はエースとして力強い走りをしてくれています。
今までと比べものにならないくらいの選手になりましたので、安心して見ていたいと思います。
聞き手
見事な区間賞でした。
実況
東洋大学の2区の大学記録も更新しています。
レースは3区に入ってきました。
東洋も追い上げてきていますね。
碓井
服部君は、まだゆっくり走っていますね。
左の腕があまり動いていないでしょう。
後半、追い上げるのかな?実況
元日の初詣で客は去年より1万人多い人が訪れたそうです。
遊行寺の坂は、この3区を下って行くわけですが、明日は上るわけになります。
今日は下ります。
先頭の青山学院大学、通過しました。
戸塚中継所では22秒の差でした。
2位の東洋大学ですが、今日エントリー変更で3年生の弾馬が走ります。
その差が49秒と開きましたね。
27秒開いたことになります。
碓井
腕がちょっと振れてないというか。
1号車
先頭の青山学院大学、5kmの通過が14分15秒早いんです。
歴代14分21秒だったんですけれども、それを9秒上回っています。
服部弾馬のフォームはどうですか?渡辺
右手の振り方がいつもとおかしいんですよね。
ちょっと走りがおさえているのか、体調がどうなのかという心配ですね。
2号車
東洋大学・服部弾馬ですけれど5kmまではリラックスしていこうと青山学院と中継所では22秒差でしたが、それは10kmで考えていこうと、つまり10kmで返していけばいいというニュアンスで酒井監督が話していました。
碓井
腕振りが変わりましたね。
2号車
スタートした大手町では本当に手がかじかむほどだったんですが、3区の中盤になって体感温度が高くなってきました。
実況
3位で山梨学院大学が通過しました。
遊行寺の坂です。
後ろからは学生連合、国士舘大学の武藤健太。
ここまでで3分1秒差、そして拓殖大学、3号車
4位が変わりました。
駒澤大学のエース中谷が明治大学を抜きました。
7km地点の前で抜いたということで、この坂の上りを利用しまして中谷が前の中継所、59秒差があったところ、それを一気に詰めまして抜きました。
中谷の7kmの通過が15分27秒。
2号車
東洋大学につけていましたが、そこから後方45秒後ろに下がってきました。
距離でいいますと、250mほど後ろ、3位は山梨学院大学です。
2年生の上田健太です。
上田誠仁監督の二男です。
前回大会の時は1区にエントリーされましたが当日変更で走ることはできませんでした。
そして2年生になっていよいよデビュー。
現役の監督のもと、その息子が走る史上初のことです。
実況
ここで報道フロアからニュースをお伝えします。
小熊
皇居では新年恒例の一般参賀が行われています。
皇居には午前9時半の開門時に新年を祝う人、1万人以上が集まりました。
天皇皇后両陛下は皇太子ご夫妻や皇族方とともに宮殿のベランダに姿を見せ、人々に笑顔で手を振ってこたえられていました。
今日は午後2時すぎまで5回の一般参賀が行われることになっています。
小熊
アメリカの人気歌手ナタリー・コールさんが先月31日に亡くなりました。
65歳でした。
ロイター通信などによりますとナタリー・コールさんは、先月31日の夜、入院していたロサンゼルスの病院で心不全のため亡くなりました。
65歳でした。
コールさんは伝説的なジャズシンガー、ナット・キング・コールさんの娘で父親の曲を歌ったアルバム、『アンフォゲッタブル』ではグラミー賞7部門に輝きました。
薬物依存で活動を休止した時期もありましたが日本でも講演を行うなど、その後も活動を続けていました。
以上ニュースをお伝えしました。
バイクアナ
順天堂大学・キャプテン松枝、4年連続の箱根路です。
就任してまず初めにしたことはトイレの掃除だったそうです。
与えられたことに対して、感謝の気持ちを伝えたかったその行動だそうです。
今度は松枝がどこまで順位を押し上げられるか、伝統の紅白の襷をかけています。
実況
遊行寺のポイントでは駒澤大学が秋山よりも4秒をほど速いレースで進んでいます。
1号車
秋山はここまで大学駅伝の経験がありません。
懸念材料はありますか?渡辺
秋山君、あまり暑さに強くないという情報はあるんですけれど、原監督から的確な指示が出ていて、それに対して手を上げてこたえる余裕もあるんですね。
走りもしっかりしています。
汗も今のところ出ていないんです。
そういう意味では、今のところ、自分のペースで走れているかなと思います。
3号車
3位の山梨学院大学・上田健太につきました。
上田健太なんですけれど、その後ろを見てみますと、駒澤大学の中谷圭佑の姿が大きくなってきているんですね。
前の中継所では1分21秒の差がありました。
現在、手元の時計で15秒に迫ってきています。
後ろから迫ってくるのはユニバーシアード10000m、日本人最高の銅メダル。
去年の区間賞、中谷です。
中谷は計測ですと去年の区間賞の時よりも1号車
先頭の青山学院大学、秋山は区間ペースに並ぶ勢いで走っています。
兵庫県出身です。
先程10kmの通過が28分32秒。
コスマスさんの区間記録、並ぶようなペースですね。
渡辺
後ろの中谷君と同じようなペースですよね。
10km28分30ですから、すばらしいです。
それに対して無理をしている感じがしないんですよね。
1号車
ですから、まだ余裕がありますね。
東洋大学の姿が大きくなってくる気配はありません。
3号車
現在3位の山梨学院大学・上田健太。
その後ろには中谷の姿が大きくなってきています。
親が監督で子が選手。
箱根駅伝92回の歴史の中で初めてということになっています。
運営管理車の中には長男の上田まさとさんがコーチとして乗っています。
戸塚中継所では1分21秒の差がありました。
現在、その差は10秒を切っています。
中谷は1年生の時では4区、前回は3区で区間賞をとっています。
先頭、青山学院大学の秋山が浜須賀の交差点を曲がりまして、海沿いに出ます。
海を横に見ながら走ることにになります。
淡々とと見えるようですが非常にいいペースですね。
3号車
順位が変わりそうです。
3位に駒澤が上がるか。
中谷が上田健太の後ろにぴったりとつきました。
ここまで個人記録、区間記録1位の記録で走ってきている中谷が今、上田の横に並びます。
鶴見中継所では13位だった駒澤大学。
出遅れましたがここで2区、そして3区の中谷で順位を押し上げてきました。
中谷が前に出ました。
去年はこの3区で区間賞、一昨年は4区で区間賞。
10000mで最速タイムを持っている中谷、上田健太をとらえました。
実況
大八木監督としては、2区、3区で1つでも前に行かなくてはというところでしょうね。
村山
本当は1区がよかったらもしかしたらここでトップに立っていい流れに持ってこれたんでしょうけれど、十分まだ挽回できるチャンスがあると思うので、中谷の走りを見ればこのままいけるんじゃないかなと思います。
実況
東洋大学・服部勇馬から弾馬。
ここも2区、3区が大事な編成ですね。
田口
最初抑えて入っているので、ここからあげていってほしいなと思います。
実況
先頭を行くのは青山学院大学の秋山。
1号車
先程、浜須賀のカーブでとったんですが2位の服部弾馬と秋山の差が1分9秒です。
ですから、青山学院大学の秋山のペースで後続との差が開きましたね。
直線道路でも、なかなか今とらえることは難しいという状況です。
実況
戸塚中継所では22秒の差でした。
先頭、青山と2位の東洋。
徐々に、その差が開いています。
実況
選手が左手に海を見ながら向かう先に箱根の山、そしてその先に富士山も見えてきています。
選手が目指します、箱根の山です。
芦ノ湖の様子を聞きます。
フィニッシュ地点です。
蛯原
こちらのブースでは箱根町によります、甘酒のサービスが行われています。
また箱根駅伝を応援して30年目を迎えるサッポロビールではチャリティー販売を実施しており、その売り上げは箱根町などに寄付されます。
なお箱根駅伝応援サイトでは箱根駅伝用特別CMや飲み物コンテンツを公開中です。
2号車
先頭を行く青山学院を追いかける2位東洋大学3年生の服部弾馬です。
酒井監督もこの10km、後半に入ってさぁ、その差を詰めて行きたいというところですが、先頭を行く青山学院をここから先行していきましょう。
およそ1分以上、300m以上距離が広がっています。
この直線です。
直線ですとわずかに1号車の姿は見えるんですが先頭には富士山の姿もくっきりと捉えることができます。
走っている服部弾馬から見えるかどうか、ちょっとかすんでいるくらいの、それぐらいの距離になっています。
明らかにペースというのは両者違います。
10kmでみますと、29分14秒ですから30秒以上前半で差を広げられたということになります。
実況
先頭の青山学院大学・秋山は茅ヶ崎のポイントに差し掛かります。
少し向かい風が吹いてきているかもしれません。
気温が11.4度。
ちょっと高くなってきましたね。
碓井
あまり風は吹いていないようですけれどね。
実況
先頭の秋山が茅ヶ崎のポイントを過ぎていきます。
東洋大学、遊行寺坂のポイントでは49秒差でしたがさらに差が開いています。
3号車
3位争いが非常に熾烈になっています。
画面の左側が駒澤大学・中谷、そして山梨学院大学の上田健太、2年生です。
戸塚中継所では1分21秒の差がありましたが、ここまで中谷が追いついてきました。
表情を見てみますと、中谷の額にはびっしりと汗がかいていますし、何度かせき込むという場面もありました。
上田は表情1つ変えず非常に涼しいというような走りを見せています。
実況
2位の東洋大学・服部弾馬が先頭、青山とは1分15秒差です。
また差が開きましたね。
碓井
だいぶ走りが良くなりましたけれどね。
東洋大学OB田口さん、フォームを見てどうですか?田口
腕の振りが先ほども言われていたように出てきているのでここから5〜6km、しっかり腕を振って頑張ってほしいですね。
実況
今、2位の東洋大学・服部弾馬との差、後ろには山梨学院大学の上田健太と駒澤大学の中谷の姿が見えます。
中谷は順位を3つ上げて、追い上げて今、山梨学院大学の上田健太に並んでいます。
中谷は過去4区と3区で区間賞を取っています。
前回は1区でエントリーしましたが、当日変更。
走ることができなかった上田健太。
今3位で通過してきています。
茅ヶ崎のポイントで見ますと青山学院大学の秋山のほうが中谷よりも1秒速いペースで走っています。
バイクアナ
9位は城西大学の高橋です。
3度目の正直でこの3区、湘南の海岸線を走っています。
高橋一生、順位を1つ上げました。
実況
茅ヶ崎のポイント、順位を4つ上げました、中央学院大学・塩谷桂大です。
家族が地域の方を誘ってマイクロバスで湘南大橋付近まで応援に来てくれているそうです。
その後ろ帝京大学の畔上和弥、そして明治大学の坂口、1年生同士が走っています。
帝京大学・畔上のほうが一歩前に出てきているでしょうか。
この畔上でトップとは3分52秒差。
6位、7位という争いになっています。
その後ろ拓殖大学の姿が見えてきました。
3年生の宇田朋史です。
過去2回8区を走りました。
その後ろ、城西大学、順天堂大学・松枝です。
松枝までで4分18秒差。
その後ろは11位で日本体育大学・小松巧弥。
今日エントリー変更で走っています。
予選会ではチームトップのスピードで走っています。
日体大が11位で通過。
1号車
青山学院大学の秋山、原監督が運営管理車から駒澤大学の中谷君とほぼ一緒だ。
区間賞を取れるぞという声を飛ばしています。
それほど快調なペースで進んでいる秋山。
沿道の松の木を見てもほぼ揺れがありません。
そしてその直射日光なんですが日なたに出ますと、肩から首、額のあたりに汗をかいていて、キラキラ光る、気象条件としてはそんなに厳しいとは見なくていいでしょうか。
渡辺
気温が思ったほどは日陰が多いので3区は汗をかきやすいんですけれど今日は走りやすいですね。
1号車
秋山、そして4区の山村が暑さに弱いので心配ですと話していました、青山学院大学です。
実況
茅ヶ崎のポイントを今、東海大学が16位で通過しています。
その後ろ東京国際大学、そして神奈川大学の1年生、山藤篤司です。
トップとは6分34秒差。
ここまで順位を2つ下げました。
ここまでオープン参加の学生連合を含む18人が通過していきました。
3号車
上田健太は、ここ1kmが、2分50秒ということでここまで上田はわずかに3分を切るペースでしたが、中谷と並走することで、ペースが上がって前を追っているという3位集団。
山梨学院大学と駒澤大学・大八木監督から運営管理車で中谷に向けて今、青山学院の秋山に1秒負けているぞ、ここからの5kmで区間賞を狙っていけというそんな声がかかりました。
2号車
頭からシャワーをかぶったかのような汗のかき方です。
汗が滴り落ちるというよりも汗を飛ばすように走っている服部弾馬です。
沿道から弾馬、弾馬とそんな声援で何とか前に走って行くというところです。
50秒以上現在、青山学院が離されているとということになります。
1号車
少し日の光が肌を差すようになりました。
このまま行きますとこの3区、1分台で駆け抜けた選手は2人、コスマスさんと早稲田OBの竹澤さん、1分台は十分狙えますか?渡辺
秋山君だけでなく青山学院の選手全員に言えるんですけれど、フィジカルな運動してから本練習に入るんですよね。
きつくなってからブレがないんですよね。
全員。
しっかりと腕も振れますし、おなかの下を突き出すようなかたちで膝から下を落とすような感じ。
その走りが徹底されています。
1号車
ここまで秋山は練習では十分力を見せてきました。
ただ、大事な大会の前では力を見せられず原監督も本人も悔しい思いをしてきました。
今日、原監督はやっと秋山が今日、ペースを合わせてきました。
だから自信を持って3区に送り出せると話していました。
実況
ここまで見てみますと青山学院大学の秋山、区間では3号車
駒澤の中谷が遅れました。
17kmすぎに一度右のわき腹をおさえてその数秒後に中谷のペースがガクっと落ちました。
3位に上がったのは山梨学院大学の上田健太、中谷との差はあっという間に50m近くあるでしょうか。
日差しが非常に強くなりました。
藤色の襷が汗を吸って色が濃くなってきました。
足元を見ても日なたと日差しのコントラストが非常に色濃くなっています。
中谷の記録が18kmを経過して52分42秒、この1kmは3分11秒とペースはがくっと落ちました。
3位は山梨学院大学。
バイクアナ
9位の順天堂大学です。
その後ろには伝統校の明治の姿です。
戸塚では4位で襷リレーをした明治。
これが箱根駅伝デビューの1年生・坂口裕之です。
口をあけました、白い歯が見えています。
全国高校駅伝でも2度走っている実績のある坂口です。
戸塚でも4位で襷を渡しました。
伝統の明治が遅れています。
温度計は12度をさしています。
強い日差しを受けて何とか粘って行けるでしょうか。
紫紺の明治です。
村山
前半飛ばし過ぎた部分もあったのかなと思いますが、本人もここから延びると思いますし後ろに大八木さんがいるのでげきをとばせば縮まってくると思います。
中継所
上空は青空から降り注ぐ日の光が空気を暖めています。
襷の到着を今や遅しと待つ平塚中継所です。
4区注目はエントリー変更、青山学院大学。
田村和希。
去年4区を走って区間新記録。
チームメートに話を聞くと田村は久保田と寮で同じ部屋、MVP。
僕が取りたいんですと話していました。
東洋は4区小笹椋が走ります。
実況
青山学院大学の秋山が快調なペースで平塚まで襷を運ぶでしょうか。
1号車
原監督からも大快走だぞ。
区間新を狙えるぞと言葉が飛んでいます。
秋山、大学駅伝では2年生の時の全日本大学駅伝、それ以来の舞台になりました箱根駅伝は初めて10人のメンバーに入りました。
何といっても腕の振り、表情、走り出した頃からほとんど変わることはありません。
前回1区にエントリーしましたが、12月下旬、足の痛みを訴えてメンバーを外れました。
監督は自分に負けていると話しました。
バイクアナ
7位を走る拓殖大学・宇田朋史です。
その前を見て行きましょう。
ファイアーレッドのユニホーム、帝京大学1年生の畔上和弥の姿があります。
帝京大学の先は少し間があきそうです。
肉眼では選手の姿は確認できません。
正面には富士山を望みます。
ファンの皆さんは上着を脱いでマフラーを手に取る姿もあります。
そして中央学院大学の塩谷桂大です。
現在5位までジャンプアップさせて来ました、塩谷桂大、4年生です。
今年は2月から4月にかけて左すねの疲労骨折がありました。
何とか箱根を走りたい。
その気持ちを持って体をつくって来ました。
4年連続3区を走る塩谷です。
3号車
駒澤大学との差は10秒に広がりました。
3位は山梨学院大学の上田健太。
去年は1区にエントリーされていましたが当日変更しました。
上田監督は自分が通った道を息子にも歩ませなければならないと話しました。
この悔しさから、多くを学ぶことができるという気持ちだったそうです。
このまま3区3位で行きますと、86回大会以来6年ぶり、このまま3位で総合フィニッシュということになります。
あの時以来の3位となるでしょうか。
2号車
中継所が迫ってきています、服部弾馬です。
これまでは兄に追いつけ、追い越せの気持ちでやってきました。
兄ばかり目指していても仕方がない、自分は自分の道を進まなければいけない。
そう気付いた1年間だったと話しました。
自分はオリンピックのトラックでリオオリンピックを目指すということです。
1号車
前回、大会直前にエントリーが変更されました。
ケガのためでした。
その後、外されてしまった自分と箱根を走った12人を比べてしまうそれをある人に相談しました。
ベストコンディションに持って行くだけ。
あとは監督が決めることと言われたそうです。
区間賞を取れそうな見事な走りです。
渡辺
青山学院が優勝するようなことがあれば秋山君が一番表彰されるべきですね。
1号車
去年の区間賞、駒澤・中谷のペースは上回る、堂々たる走りです。
襷を取りました。
中継所
平塚まで首位の座を明け渡すことはありませんでした。
去年の平塚通過は3時間13分15秒。
今年は早いタイムで平塚を通過しそうです。
今トップで青山学院大学が平塚中継所を襷リレーをしました。
平塚通過は3時間11分20秒。
去年よりも早いペースで平塚中継所を襷リレーしていきました。
トップで青山学院大学が襷を渡すのは史上初めて。
史上初めて青山学院大学が平塚中継所をトップで襷リレーです。
2号車
前を1秒でもいいから追いかけて詰めていけ、お前の最後の切り替え、ラストスパートだと声を掛けられました。
今、腕の振りが激しくなりました。
中継所が迫ってました。
中継所
2区、お兄さんの服部勇馬から襷を受け取りました、服部弾馬です。
歯を食いしばっています。
服部弾馬3年生。
今日、エントリー変更されました。
全身に汗をびっしょりかいています。
待ち受けるのは1年生の小笹椋です。
小笹が服部弾馬に声を掛けました。
苦しい走りになりました。
今、2位・東洋大学が平塚中継所を襷リレーしました。
東洋大学と青山学院大学の差は1分35秒です。
服部弾馬は1時間3分37秒で3区を走りました。
3号車
後ろから1度は離れた中谷が近づいてきました。
手元の時計でその差は5秒を切りました。
中谷がその差を1秒でも詰めるべく、平塚中継所に飛び込んでいきます。
中継所
激しい3位争いを繰り広げてきました。
山梨学院大学は4年生の田代一馬が待っています。
さぁ、ラストスパート。
その勝負になりました。
上田監督の目の前で21.4kmを走ってきました。
上田健太が3位は守りました。
4位は駒澤大学。
2つ順位を上げた駒澤大学です。
山梨学院大学、2分46秒差。
激しい3位争いが2秒差で山梨学院大学が3位を守りました。
そして2つ順位を上げた駒澤大学です。
バイクアナ
12位まで順位を落とした明治です。
西駅伝監督からもう一度、踏ん張ってみようと1年生の坂口に声がかかりました。
強い4年生が卒業した今年です。
1年生、期待を受けて3区を走る坂口。
順位を落としましたが何とか伝統の襷を平塚中継所に届けることができるでしょうか。
眉間には深い皺がよりました。
正面には美しい富士山がのぼり、これから平塚中継所に襷を運んで行くことができるでしょうか。
中継所
5位で襷を受けるのは中央学院大学、3区を走って来たのは塩谷桂大。
新井翔理に今、襷を渡しました。
中央学院大学がトップ青山学院大学とは4分11秒差です。
9位で襷を受けました。
中央学院大学は4つ順位を上げました。
その後ろは帝京大学です。
帝京大学が3区は畔上和弥、4区は3年生の瀬戸口文弥です。
1年生から3年生への襷リレーです。
6位は帝京大学、そして拓殖大学が7位で襷リレーです。
その後ろは城西大学です。
高橋一生から酒井雅喜に今、襷が渡りました。
城西大学はトップとの差は5分13秒です。
その後ろ2チームが激しいラストスパートをかけています。
先に来たのは日本体育大学、その後ろは順天堂大学です。
その後ろは早稲田大学です。
バイクアナ
東海大学は14位に順位を上げました。
今、海のほうをチラっと見て相模湾を望みながら平塚中継所に飛び込んで行きます。
中継所
明治大学です。
明治大学が坂口裕之から江頭賢太郎に今、襷が渡されました。
そして日本大学です。
日本大学は13位で襷を渡しました。
その後ろは東海大学です。
地元平塚にキャンパスがある東海大学。
2年連続の3区、廣田雄希が3区を任されました。
廣田雄希から石橋安孝に今、襷が渡されました。
東海大学は14位です。
トップが通過してから7分が経過しています。
見えてきたのは学生連合です。
そして中央大学・市田拓海から鈴木修平に襷が渡りました。
赤い襷が小田原に向かって行きました。
中央大学は青山学院大学とは7分20秒の差があります。
そして神奈川大学です。
山藤から永信に襷リレー。
そして東京国際大学が今、襷を渡しました。
東京国際大学は17位。
神奈川大学は16位で平塚中継所を通過して行きます。
残すは3チームです。
1号車
先頭を走る青山学院大学の去年この4区で区間記録を更新した田村。
2年連続の役割ということになりました。
2kmが5分46秒。
原監督からもいいぞ、いいペースだという声が飛んでいます。
渡辺
田村君はこのコースをよく知っていますよね。
原監督も乗ってきています。
ハッピー指数、何パーセントだということを選手に声かけしています。
8分45秒で3kmを通過しています。
2号車
江戸の風情を残す東海道の並木道に入っています。
2位の東洋大学1年生の小笹椋、埼玉栄高校出身、箱根のデビュー戦になりました。
出雲駅伝、全日本大学駅伝、これはチャンスをもらえただけ。
箱根はしっかり自分の走りをしたいと話をしていました。
酒井監督からは最初の1km2分46秒。
前とのさ、後ろとの差を受けて聞こえているかと聞かれると、右手をあげて意思表示しました。
3号車
3位争いの駒澤大学・高本真樹。
そして山梨学院大学の田代一馬です。
ほぼ並走が続いています。
中継所
18位で襷を渡すのは大東文化大学。
下尾から中神に今、襷が渡りました。
18位で大東文化大学です。
トップとの差は10分19秒です。
あとは上武大学と法政大学を待つ平塚中継所です。
3号車
松並木の中を走る両者です。
2km過ぎからはまったく横一線で並走しています。
2kmの通過は6分ということです。
たんたんと走る両者です。
山梨学院大学の田代は去年1区最下位でした。
もともと7区の予定でしたがオムワンバの欠場によって、4区を走っています。
中継所
あと2つの大学の到着を待っています。
上武大学と法政大学。
まず上武大学が姿を現しそうです。
3区を走って来たのは4年生の山岸塁です。
今日、エントリー変更されました。
待ち受けるのは井上弘也、2年生です。
黒と銀の襷、上武大学、今、平塚中継所を19位で上武大学が通過して行きました。
花田監督からは4年間ご苦労さまでしたという声が掛かりました。
山岸塁です。
2号車
2位を走る東洋大学1年生の小笹椋。
3kmの通過は8分48秒、田口大貴が1年生の時に走って区間賞を出した、その時の通過よりも早いぞという声をかけられました、1年生の小笹です。
中継所
法政大学2年ぶり76回目の出場です。
3区を走ってきたのは4年生の中村涼。
待ち受けているのは1年生、坂東悠汰。
190cmの長身です。
今20位で襷が渡りました。
2年ぶり76回目の出場を果たしている、法政大学が平塚中継所20位で襷を渡しています。
21本の襷が平塚から小田原に向かっています。
実況
先頭を走る青山学院大学はすでに5kmを通過しています。
青山学院大学と、2位・東洋大学との差は1分35秒に開きました。
早稲田も順位を3つ上げて11位まで来ています。
東海大学も17位から14位。
法政は12分53秒差で最終ランナーとして通過しています。
区間賞は青山学院大学の秋山雄飛、3年生が見事獲得となっています。
大学記録の更新にもなりました。
聞き手
見事な区間賞、秋山雄飛選手です。
どんな気分ですか。
秋山
久々に区間賞をとれたのでやっぱり気持ちがいいですね。
聞き手
箱根は初めての出場になりました。
秋山
緊張して東洋と同じくらいで来るんじゃないかと思って緊張していたんですけれど、大丈夫だよとマネジャーや恩師の方が言ってくれたので、安心して走ることができました。
トップで走るのは気持ちがいいですね。
1号車
2年生の田村和希、前回1年生で4区の区間記録を塗り替えました。
自分の持っている区間記録をさらに更新できる、そんなペースで推移しています。
5kmの通過が14分33秒。
自らの区間記録を更新するペースで進んでいる田村。
この後の神野へと襷をつなぎます。
2号車
沿道には長袖をまくって腕を出しながら応援している人もいます。
2位の小笹椋・1年生です。
2年ぶりの優勝を狙う東洋大学。
そのメンバーに入りました。
夏合宿では調子を落としました。
お母さんが一人で神社にお参りに行き、足のかたちをしたお守りを買ってきてくれたそうです。
小笹、前をおいかけます。
実況
田口さんも1年生の時に4区を走りましたね。
田口
アップダウンのリズムをつかめればいいペースで走っていけると思います。
ダウンはキツイので、そこをしっかり踏ん張って走ってもらいたいと思います。
3号車
3位の駒澤大学と山梨学院大学です。
襷を受けてから6km半。
ずっと並走しています。
先程、計測すると、前を行く東洋大学とは1分40秒近くの差があります。
後ろの中央学院大学とは差が1分に縮まりました。
大八木監督は高本に対し、5区の大塚にいい形で渡してやろうと声を掛けています。
バイクアナ
拓殖大学はその後ろです。
実況
拓殖大学OB85歳。
宮澤正幸さんの今昔物語です。
拓殖大学の壮行会、晴れの舞台に挑む後輩達を見守るのは宮澤正幸さん、85歳。
生まれは小田原。
母に背負われ赤子の頃から箱根駅伝を応援した。
駅伝に夢中だった少年時代。
しかし、太平洋戦争が激しくなると箱根駅伝は中止に。
宮澤さんも、死を覚悟して少年兵に志願したい矢先に終戦。
空っぽになった心を満たしてくれたのが復活した箱根駅伝。
戦後の混乱の中、懸命に走る姿に力がわいた。
そして拓殖大学に入学。
走力が及ばず、選手として箱根路を走る夢は断念したが目いっぱい応援した。
卒業後は記者となり東京オリンピックをはじめ数多の現場からスポーツの力を伝え続けた。
多忙の中でも正月は毎年、沿道に駆けつけ、箱根駅伝の応援こそ宮澤さんの生きがい。
蛯原
その宮澤さんです。
拓殖大学の応援団とともに最後は遊覧船で往路フィニッシュ地点を目指しています。
シード権を取ってほしいので往路7番から8番くらいでゴールしてくれたらいいですねと話していました。
風でのぼりが、はためいています。
箱根の山は風が勝負を左右しそうです。
実況
拓殖大学は平塚中継所は7位で通過していきました。
長い歴史を誇る92回の箱根駅伝の中でも青山学院大学が1つ、前回コースが変わったこともありますが、大会新記録を打ちたて、今日の往路でも、記録を塗り替えようかというペースでここまで推移してきています。
先頭の青山学院大学は4区、押切の坂を下ってきています。
非常にうまくここまでつながっていますね。
碓井
力は持っています。
やっぱりトップでくるということは駅伝にとっては鉄則ですね。
3号車
駒澤大学、山梨学院大学から後ろに下がってきました。
1分14秒後方にいる中央学院大学の新井翔理・2年生です。
創部50年という節目の年。
現在は5位。
非常に日差しが強くなってきました。
足元を見てみると影がくっきり強く出ているのがよく分かると思います。
気温が上がってきました。
選手にとっては向かい風が少し吹き始めている4区です。
2号車
東洋大学から後方に1分43秒差がありました。
3位争いです。
山梨学院大学と駒澤大学の2チームがいます。
明日、1月3日はお母さんの誕生日。
いい報告がしたいですと話していました。
山梨学院4年生は田代一馬。
2年生、3年生の時には1区を任されました。
駒澤大学、山梨学院大学、まず前を行く東洋大学、そして青山学院大学を追いかけて行きます。
1号車
給水を取りました。
青山学院大学の田村和希、2年生。
首のあたりに汗が光っていましたが今、頭から水をかけました。
10km通過は29分35秒程度です。
渡辺
このコースはアップダウンがあります。
その中で去年と同じペースということで走りは安定していますね。
自分のフォームを鏡に映して見る余裕があります。
実況
給水ポイントは1区と6区を除き各区間10kmと15kmにあります。
第92回箱根駅伝です。
実況
二宮のポイントを順天堂大学の栃木、城西大学の酒井が通過していきました。
それぞれ順位を上げて二宮のポイントを通過しています。
その後ろ、8位で拓殖大学と帝京大学、日体大の3チーム。
その後ろに早稲田が11位。
トップとの差は6分15秒。
早稲田は6分20秒と離れています。
ここまで11チームが二宮のポイントを通過して行きました。
徐々に日差しも強くなる中、4区が終わると山上りの5区がひかえるということになります。
海岸線を走り、アップダウンが細かくある4区です。
田口さん、山上りは最長区間ですから4区は、そこにいい形でつないで行きたいですね。
走り方のポイントは何ですか?田口
残り3kmでだいぶ変わってくると思うので、その3kmをしっかり頑張れるかによって区間記録も大幅に変わってくると思います。
実況
田口さんは1年生の時に区間賞をとって優勝に貢献されています。
1号車
4区の田村ですが、ちょっと様子が変わってきました。
口が大きくあくようになって、せわしなく自分の足元を見つめたり、両方の太ももを触ったりして、仕草が増えてきました。
実況
二宮のポイント、日本大学の清水目大貴が通過して行きました。
その後ろです。
中央大学の鈴木修平、そして学生連合の麗澤大学・村瀬圭太です。
この2人が並走して1位とは8分15秒差。
1号車
思い切り歩道側にコースを変えました。
田村和希、2年生です。
先導する白バイです。
神奈川県警第2交通機動隊、しらいだいすけ巡査長。
箱根駅伝で先導することになり、大変光栄です。
安全を第一に家族、職場への感謝を忘れず先導しますと話しています。
第二交通機動隊まるやまよしお巡査長。
神奈川県で先導ができ大変光栄です。
実家の父母が沖縄から駆けつけ妻と沿道で観戦しているので、頑張りますと話しています。
田村ですが原監督がスタート前に話していたのは田村があまり気温が上がると暑さに強くない、その点はポイントに上げていました。
10kmではしっかり給水しています。
動きの点ではちょっと激しくなってきましたね。
渡辺
心配ではあるんですけれど沿道の方が後ろとの差を伝えました。
それに対して頷いていたのでまだ大丈夫でしょう。
体自体は動いています。
1号車
今シーズンのスローガンは青山学院のエースへ。
大きな志を胸に臨んできた1年間です。
自らの持つ区間記録を更新できるのでしょうか。
田村です。
実況
首都圏では全国高校サッカー選手権大会が開催されています。
沿道で応援される方にお願いです。
小さなお子さんや、ペットが思わずコースへ出てしまう場合があります。
選手にも皆さんにも大変危険ですので、しっかりと手を実況
青山学院大学が先頭を守り続けているレースは4区まで入っています。
都心を抜け海を横に見ながら、目指すその先は箱根の山々。
往路のフィニッシュ地点は芦ノ湖です。
ランナー達は左手に海を望みながら細かいアップダウンの中、4区18.5kmを走っています。
先頭は青山学院大学、今日エントリー変更。
2度目の4区を走る田村和希。
ランナーが目指すその先は小田原。
小田原中継所を目指す4区の各選手達です。
小田原城が見えてきました。
最上階からは相模湾が一望できる天守閣は現在改修工事が行われて4月下旬までは休館中です。
小田原から始まるのは5区、山上り。
今年も注目の選手が集まりました。
青山学院大学・神野大地。
前回5区、山上りでは劇的な逆転劇。
チームを初優勝に導いた山の神が再び山を制す。
駒澤大学・大塚祥平。
前回8区2位。
大八木監督期待の新山男、初めての5区、山上りに挑む。
日本大学ダニエル・ムイバ・キトニー。
前回5区山上りは区間にそして予選会では独走で個人1位。
日大の絶対的エースが3度目の山に挑む。
山上りの5区。
歴史に名を刻むのは。
中継所
先程から和太鼓の演奏でお正月気分が高まっています。
僕の注目ランナー、今大会一番の注目かもしれません。
青山学院大学の神野大地です。
ゆっくりと待機所に入りました。
足の裏の先にカイロを貼って足を温めたりクリームを使って入念にマッサージをする姿がありました。
こちらも真剣なまなざし。
駒澤大学の大塚祥平です。
1区の出遅れは心配ありませんと力強く話していました。
日大のダニエル・ムイバ・キトニー。
区間賞ならば留学生ランナー初めての区間賞となります。
今は風がやんでいる小田原中継所です。
実況
大塚が今日、エントリー変更で初めて5区を上ります。
どんな期待をしていますか。
村山
練習の内容を聞いてみるといい練習をしているようです。
ただ1回目なので力み過ぎないようにしてほしいなと思います。
実況
東洋大学は五郎谷が2度目の山上りですね。
田口
去年悔しい思いをしているので、その思いを今年発揮してほしいと思います。
碓井
神野君は一番で、もらえれば安心して入れますからね。
1番でもらえば去年並みの記録は出なくても、そこそこは行くんじゃないですか。
実況
前回からコースが変わりました。
1時間16分15秒というペースで神野は前回を走って優勝を引き寄せました。
1号車
10kmを過ぎた所では水を取って表情がゆがみましたが現在は時計を見たり沿道の歓声に応える余裕が出てきました、田村です。
区間新のペースは難しくなりましたが素晴らしいペースで行きそうな運び方は変わっていません。
青山学院大学が1区からトップを守って優勝すれば69回大会、早稲田大学、往路完全優勝まで田村、神野と続いていくことができるでしょうか。
2号車
先頭の青山学院を追いかける2位・東洋大学。
箱根デビュー戦の1年生・小笹椋です。
山上りは五郎谷俊が待っています。
1年生から4年生への襷リレーです。
五郎谷は山上り経験者です。
神野を追いかけるどんな山の争いが待ち受けているでしょうか。
1年生がピッチ良く刻んで前を追い掛けていきます。
先頭、青山学院大学が酒匂橋を通過しようというところです。
先頭の青山学院大学が酒匂橋を通過していきます。
苦しそうには見えるんですが、少し持ち直してきているようです。
15kmすでに超えています。
残りは3km少々という所まで来ています。
風は、それほどふいていないようですね。
先頭の青山学院大学は1区・久保田の区間賞から始まりました。
その後、一色、秋山とつないで2年生の田村和希。
1号車
河川敷にあるやわらかい枯れ草も揺れていませんね。
バイクアナ
東海大学、現在12位です。
3年生の石橋安孝。
二宮の定点で見ると区間記録では青山学院の田村に続いて石橋が2番目に早いかたちになっています。
その横には明治大学の江頭賢太郎、3年生です。
身長181cmです。
東海大学、小田原中継所では3年連続の5区になります。
宮上が控えています。
2号車
東洋大学にとってみれば五郎谷にどう渡すかです。
酒井監督の指示に返事をする姿が見えます。
2位の東洋大学が酒匂橋に差しかかるところです。
二宮のポイントでは1分52秒の差が青山学院とありました。
表情は苦しそうではあるんですけれども。
田口
ここから3kmが勝負になってくると思うのでしっかり腕を振って、頑張ってほしいと思います。
実況
あとは暑さを含めた残り3kmの勝負です。
先頭・2号車
2位の東洋大学、前を行く青山学院とは670m以上開いています。
タイム差は、およそ2分。
酒井監督から残りの距離で2分以内になんとか距離を詰めていこうと声が掛けられました。
1年生、これがデビュー戦の小笹です。
自分は一人っ子なので、両親に迷惑をかけたくないから実家に近い東洋大学を選んだといいます。
襷を5区山上り、五郎谷4年生が待つ中継所に1年生が運んでいきます。
実況
酒匂橋のポイントです。
3位で山梨学院と駒澤大学が通過していきます。
その後ろから順位を上げた5位の中央学院大学2年生の新井翔理が今、酒匂橋にかかってきています。
すべての主要大会を経験した1年だったと新井は話しています。
その後ろからは順天堂大学2年生の栃木渡。
今日、エントリー変更で4区を走っています。
この栃木でトップとは6分3秒差です。
6位の順天堂大学までが酒匂橋を通過。
その後ろ、早稲田大学の1年生、箱根デビューになります、永山博基です。
そして、その後ろには日体大でしょうか。
日体大、城西、拓殖大学までで10位です。
その後ろが明治の姿もあります。
明治は1区から先頭争いを演じましたが順位が落ちてきましたね。
碓井
厳しい走りをしていますね。
バイクアナ
14位、日大です。
清水目大貴・3年生です。
初めての箱根路を走っています。
現在14位。
この後5区には予選会全体トップのタイム、ダニエル・ムイバ・キトニーが待っています。
1号車
小田原の町に入って、歓声がひときわ大きくなりました。
前回の区間記録に並ぶことは難しくなりましたが気温も上がって、コンディションはタフですね。
渡辺
田村君自体の走りは素晴らしいです。
残り1秒を削り出そうという気持ちがみえますね。
1号車
東洋の勝利への執念が足りなかった。
だからもう一度、勝つことの難しさをかみしめてその執念を取り戻してきました。
トップで襷を渡れば史上初めて神野が待つ小田原中継所へ2年生の田村が進んでいきます。
中継所
前回の青山学院大学は異次元の速さで進んでいきました。
待ち受けるのは山の神・神野大地です。
田村和希、今、左腕をあげました。
区間記録保持者同士の襷リレーとなります。
今、青山学院、往路トップで襷リレー。
大学史上初トップで襷を渡しました。
山の神・神野大地。
踏みしめる箱根の大地、フィニッシュテープをこのままトップできるのでしょうか。
往路完全優勝も現実味を帯びてきました。
田村和希のタイムは55分17秒でした。
2号車
酒井監督から最後の声が掛けられました。
残り1kmを切ったぞ。
意地を見せろ、その声を聞いて、あごが上がりました。
しかし腕の振りは力強くなりました。
懸命に懸命に前を追いかける。
少しでも差を詰めるために前を追って行こうという気持ちです。
明らかにスタミナも苦しくなってきた。
1年生、初めて走る箱根駅伝。
あとは4年生が何とかしてくれる。
その思いを胸に1秒を削りだす東洋大学の精神を受け継いでこの箱根路を走っています。
さぁ、中継所、五郎谷の姿は目に飛び込んでくるか。
ラストスパートに入りました。
中継所
襷を右手に取りました。
1年生の小笹椋です。
1秒を削りだせ。
神野大地は小田原中継所をスタートしました。
追っていくのは東洋大学4年生、五郎谷俊。
前回5区を走って区間11位。
小笹は一歩前に1秒でも前に一心不乱に小田原中継所に飛び込んでいきます。
小田原中継所、大歓声が飛んでいます。
五郎谷が小笹の名前を呼びました。
山の神を追っていくのは五郎谷俊。
東洋大学2位で襷を渡しました。
倒れこんだのは1年生の小笹椋、青山と東洋の差は2分28秒。
3号車
山梨学院大学の田代一馬です。
中継所
前に出たのは山梨学院大学です。
待ち受けるのは4年生の前田拓哉。
4年生同士の襷リレーです。
今、同じ4年生、前田拓哉に襷を託しました。
トップ青山学院との差は3分34秒です。
第4位、駒澤大学。
待ち受けるのは今日エントリー変更がありました。
大塚です。
今、大塚祥平がスタートしました。
青山学院とは3分59秒の差です。
2年生の高本も頑張りました。
1号車
最初の1kmを神野は2分50秒で入りました。
アームウオーマーを取って手袋は2枚していたんですね。
1枚取ってランニングパンツに挟んでいます。
渡辺
アームウォーマーも取りましたね。
去年も走っています、経験がありますからね。
1号車
去年を振り返って原監督は前半ちょっと早かった。
今年は上りに自信があるから15分30秒ぐらいで入ってもいいんだと言っています。
渡辺
1時間18分30秒くらいでいいんだと原監督もおっしゃっていました。
いいペースですね。
1号車
小田原の通過時間を見ると往路記録更新のペースでも進んでいます。
去年と同じような走りであれば往路記録更新の可能性もあります。
3号車
鶴見中継所では13位と出遅れた駒澤大学、現在、4位です。
大八木監督が上りで太鼓判を押した山男・大塚。
その前を走るのは山梨学院大学の前田拓哉。
去年5区を走って区間12位でした。
宮ノ下の坂を上りきった後、両足に去年は全く力が入らなかったと話しました。
中継所
一歩前は中央学院大学です。
2年生、頑張りました。
新井翔理。
今、4年生の山本拓巳が中継所をスタート。
順天堂大学は前の中継所から順位を4つも上げました。
そして早稲田大学・永山から安井へ襷リレーです。
早稲田大学も順位を4つ押し上げました。
そして日本体育大学です。
城越から室伏へ。
1年生が山上りに挑みます。
そして城西大学です。
酒井から中舎へ。
2年生同士の襷リレーです。
そして拓殖は山本和希から馬場祐輔。
2年生から1年生へ。
そして、帝京大学です。
その後方は明治大学です。
そして東海大学・宮上翔太は3年連続の5区です。
東海大学はトップから7分20秒の差です。
実況
5区をご紹介します。
山上りの5区は最長の23.2km。
小田原から最長地点まで標高差864mの箱根の山を一気に駆け上ります。
そして芦ノ湖までの急激な下り坂。
往路優勝を果たすのは、どのチームでしょうか。
中継所
見えて来たのは学生連合。
麗澤大学4年生の村瀬圭太です。
亜細亜大学・工藤隼人への襷リレーです。
学生連合が14番目で襷リレー。
今、工藤隼人が山へ向けて走り始めました。
バイクアナ
日大の清水目がラストスパートに入っています。
今、襷を外しました。
キトニーが待つ小田原中継所、まもなく飛び込んでいきます。
東京国際大学の鈴木もくらいついて行く。
両チームが並ぶようにして、間もなく小田原中継所に飛び込んでいきます。
中継所
日大、待ち受けるのはダニエル・ムイバ・キトニーです。
2人のつば迫り合いとなりました。
日大、東京国際、並ぶようにして走っています。
ダニエル・ムイバ・キトニーが今スタート。
そして東京国際大学もスタートしていきました。
ダニエル・ムイバ・キトニーは留学生として初めての5区区間賞を目指しています。
実況
3年連続の5区山上りに臨みます。
キトニーです。
日大は15番目。
中継所
中央大学です。
中央大学は16位になります。
待ち受けるのは小谷政宏、4年生です。
今日、エントリー変更がありました、鈴木修平3年生。
4区を走ってチームを引っ張る気持ちが出て来たと話した鈴木から小谷へ襷リレー。
その後方は神奈川大学。
鈴木修平は倒れこみました。
それだけ全てを出し切りました。
そして神奈川大学です。
4年生で初めての箱根になりました、永信明人。
今、襷をつなぎました。
西山凌平も5区に走り出していきました。
ここまで18チームが通過している小田原中継所です。
3号車
3位の山梨学院大学・前田拓哉4年生です。
その後ろなんですけれど駒澤大学の大塚祥平、今は、その差が10秒近くになってきました。
一気に差を詰めて来ました。
その差がぐんぐん近づいてきています。
村山
まだ序盤なので上ってからが本当の勝負だと思うので応援したいと思います。
実況
10000mのベストタイム。
大塚は2番目です。
キトニーが一番です。
キトニーは小田原中継所を。
画面は今、東洋大学2号車です。
2号車
酒井監督から声がかけられました。
3kmの通過は8分52秒。
柏原が4年生の時と同じタイムだと声がかかりました。
五郎谷はそれを聞いてガッツポーズを示しました。
前回、初めて5区を上った後、走り始めてすぐに周りの声が聞こえなくなりました。
低体温症になりかけていたということです。
今回はしっかり前を見据え、力強い走りです。
しっかりやりますという意思表示も見えた東洋大学の五郎谷です。
中継所
大東文化大学が18位で小田原中継所に飛び込んできます。
2年生の林日高が山に臨みます。
襷を運んでくるのは1年生の中神文弘、最後の力を振り絞って1年生から2年生への襷リレーです。
中神から林へ。
今、襷が渡りました。
実況
残すは上武と法政を待つ小田原中継所です。
1号車
去年は1時間16分15秒。
参考記録ですが柏原竜二さんの記録を大幅に上回りました。
間もなく5kmを迎えます。
推測するとどうでしょうか?渡辺
3分ペースですね。
走り自体は去年と変わらない感じです。
上りに入ってみないと分からないんですけれどね。
1号車
勝負は上りから。
原監督も神野もそう話しています。
去年の優勝の後、2度の足の疲労骨折がありました。
ベストコンディションで戦えたことがほとんどなかったこの1年。
今回、ピンポイントで1月2日の往路に照準を合わせ、どんな走りを見せるか注目です。
中継所
上武大学と法政大学がこれから天下の嶮に挑戦します。
上武大学・森田清貴に今、襷をつなぎました。
そして法政大学・坂東悠汰から細川翔太郎への襷リレーです。
ここまで全21チームが通過した小田原中継所。
21チームが天下の嶮に挑んでいきます。
実況
日本大学は順位では14位で襷を受けてダニエル・ムイバ・キトニーが走り出しています。
3号車
3位の山梨学院大学・前田拓哉の後ろ、小田原中継所で25秒の差がありましたが今は1秒しかその差がありません。
駒澤大学の大塚祥平です。
8区を2度走ってきた大塚、2人とも上りに強い選手です。
前田は前回5区を走りました。
卒業後はシステムエンジニアとして働きます。
駒澤大学の大塚祥平です。
大八木監督は上りは強い。
前回は馬場もいましたが、今回は大塚を5区に起用しました。
長い距離も、上りも得意な大塚祥平。
25秒の差が今はほとんどありません。
上りが本格的になる前にセンターライン側から山梨学院大学の横に並びます。
大塚はこの後どうするか。
上田監督からは後ろの駒澤大学・大塚がいいペースで来るぞ、落ち着いて行けという話がありました。
実況
先頭の青山学院大学は箱根湯本駅を越えて行きました。
多くの沿道のファンの皆さんが選手達の走りに声援を送る箱根の山中です。
前回から函嶺洞門の通過が禁止になりました。
バイパス化が完成して、このバイパスを通るコースに変更になっています。
前回5区の区間記録を作ったのが神野大地です。
神野が今トップで函嶺洞門の前を通過していきます。
この後に駒澤・馬場を抜いて快走。
一気に逆転で総合優勝の流れを作りましたよね。
村山謙太さんも走った経験がありますね。
いよいよ厳しい上りが始まります。
村山
本当に山上りに関しては走力の他に山への適正が大事だと思います。
しっかり頑張ってほしいと思います。
実況
去年は本当に厳しい上り坂を軽快に走っていく印象がありました。
今回もそういった走りができるかどうか。
ただ、今シーズンはけがの影響もあり少し心配された部分もありました。
神野が大歓声を受けながら塔ノ沢の温泉郷をかけ上がっていきます。
バイクアナ
3kmの通過は8分33秒。
ハイペースで入りました。
早速、小田原中継所では学生連合、亜細亜大学の工藤隼人をとらえました。
まず1人を抜きました。
現在14位に順位を上げたダニエル・ムイバ・キトニーです。
去年は6人を抜きました。
来年こそは絶対箱根の山で区間賞を取るんだ。
そう意気込んで臨む最後の5区です。
2号車
力強い走りは変わりません。
5kmの通過は15分06秒。
酒井監督もよし、いいペースだぞ、このペースを守っていけばいいんだ。
服部勇馬もペースを守ったからこそ区間賞が取れたんだ。
その声を受けて力強い拳を握って力強く坂を上っていきます。
実況
早川の流れを聞きながら2位で追い上げる東洋大学の五郎谷俊。
函嶺洞門の前を通過していこうというところです。
前回5区を走って区間11位という結果に終わった五郎谷です。
3号車
駒澤の大塚祥平が前に出ました。
山梨学院の前田拓哉はついていくことができません。
大八木監督はいいぞ、いいぞ、大塚と声を掛けています。
駒澤大学の山男、大塚祥平が前を狙っていきます。
実況
順位を整理しましょう。
青山学院大学が先頭の位置を守っています。
順天堂と早稲田がそれぞれ順位を4つずつ。
日体大は1つ順位をあげています。
オープン参加の学生連合の後に日本大学、キトニーはすでに1人抜きをしています。
東京国際は初出場ですが小田原を終えて15位です。
個人順位です。
区間賞は青山学院大学の田村。
2年生が今年も区間賞を取っています。
聞き手
2年連続区間賞になりました、田村和希選手です。
今日のレースは、いかがですか?田村
走る前は秋山さんが1分近く差をつけてくれたので自信を持ってスタートすることができました。
聞き手
今回も区間新記録という思いがあったのではないですか?田村
去年と環境が違ったので、そこでタイムが落ちたのかなと思います。
聞き手
神野さんとの襷リレーでは声をかけ合ったようにも見えました。
田村
神野さんは任せろと言ってくれました。
聞き手
田村選手もルーキーからエースへと実況
東海大学の宮上翔太が1つ順位を上げています。
東海大学は12位で函嶺洞門を通過しました。
3号車
山梨学院を抜いて、あっという間にその姿が見えなくなりました。
大塚祥平です。
7kmの通過は21分26秒。
山に入って気温がグッと冷え込みはじめました。
琵琶湖でマラソンに初めて挑戦します。
陸上に対する思いが非常に強くなったと話しています。
昔から箱根が一番。
まず箱根と思っていましたが、大八木監督から箱根は通過点なんだといわれるようになりました。
チャンスがあれば2020年の東京オリンピックを狙っていきたいと話しています。
バイクアナ
日なたに出ると暖かさを感じます。
実況
函嶺洞門でキトニーが前を追っています。
2号車
着けていた手袋を取りました。
力強く路面を蹴り上げていく五郎谷です。
蹴る瞬間に太もも、ふくらはぎの筋肉が浮き上がる力強さがあります。
節目となる5kmでの通過時点でのタイムは柏原竜二さんが4年生の時に1時間16分台を出しました。
その時よりも1秒しか遅れていません。
最初の5kmです。
中盤に入ってそのペースを守っていけるかどうか、五郎谷です。
1号車
神野大地は先頭を行きます。
前回、神野が塗り替えた記録、柏原竜二さんが出した1時間16分39と同じペースです。
渡辺
腕もしっかり振れています。
足も痛めた左足の出し方がだいぶ真っすぐになって力が伝わるようになってきています。
1時間16分台の走りが期待できます。
実況
山上りが始まっています。
選手達は大平台のヘアピンカーブなどに差し掛かって本格的な山上りが続いていきます。
碓井
これだけ故障して練習もあまりできていないのに適性というのはすごいですね。
実況
大平台で小田原中継所から300m上ってきていることになります。
300mといっても東京タワーの高さとほぼ同じくらいです。
先頭、神野大地ヘアピンカーブの頂上を曲がりました。
先頭、青山学院大学です。
神野大地、2度目の山上り。
ここまで軽快に走っています。
若干、今回は前回より少し遅れてはいます。
それでも以前の柏原さんの記録とほぼ同じ実況
函嶺洞門の前を最終ランナー、法政大学の2年生、細川翔太郎。
その前、上武大学の3年生・森田清貴、2人の姿を捉えています。
法政の細川は自己ベストを更新している、好調です。
チームは最後尾を走っています。
バイクアナ
12位、東海大学の4年生・宮上翔太です。
小田原中継所では13位でした。
明治大学を抜いて、1つ順位を上げました。
現在12位です。
これが3年連続の5区。
過去2度はいずれも5位でした。
カーブを利用して前のほうには運営管理車の車列の向こう側、拓殖大学を含む大集団が待っています。
このままのペースで行くと宮上が集団を追っています。
3号車
中央学院大学の山本拓己が早稲田に抜かれていました。
早稲田が5位に上がっています。
早稲田大学は安井雄一。
今回初めての山上り、中央学院大学の4年生、山本拓巳の表情はちょっと不安です。
厳しい表情をしています。
まだ9km過ぎですが、苦しそうな表情です。
実況
大涌谷を捉えています。
箱根は噴火警戒レベルが1に引き下げられました。
いつものように箱根がお正月は多くの観光客が集まりました。
前回、山の中で一躍ヒーローになりました神野大地が先頭を走っています。
1号車
頑張れだけではありません。
大学名だけでもありません。
沿道からは大地、大地の大合唱です。
これまで5区では19分を切った選手は、わずか5人しかいません。
神野を含めて今井正人さん、早稲田大学OBの駒野さん、柏原竜二さん、そして前回の神野とキトニーです。
今回16分台が出なくても19分を切る可能性は十分あります。
渡辺
神野君は山に入ってから汗もかかなくなりましたね。
自信を持って走り出しています。
1号車
富士屋ホテルの前を通過していきました。
宮ノ下の温泉街の大合唱です。
前回、山を走ったことで全国的に名をはせました、神野大地。
注目されたくてもされない人もいると話していました。
実況
神野、神野とバイクアナ
東海大学の4年生、宮上翔太が5人抜きです。
これで5人抜き達成の東海大学・宮上翔太です。
現在8位にまで順位を上げました。
過去2回、5区で5位でした。
区間3位以内で走りたいと話していた宮上翔太です。
名前のごとく箱根の山をかけ上っていきます。
力強く、その視線は常に箱根の山の上のほうを向いています。
今年のはじめは調子が悪く、試合でも結果が出ませんでした。
貧血気味で秋になっても思うような走りができませんでした。
11月に入って、ようやく調子が上がってきた宮上です。
1号車
懸命に懸命に前に歩を進めています。
前回の走りを振り返って、小涌園を過ぎてからペースが少し落ちた、あそこを頑張っていれば15分台も狙えたと話していました。
渡辺
走り自体は去年と変わらないですよ。
1年間の苦しみが彼を成長させましたね。
1号車
2度の疲労骨折がありました。
全日本大学駅伝でアンカーとして区間8位。
ネット上で神野は終わった、そんな声も聞いた、目にしたといいます。
その時から注目されることが怖くなった、その恐怖心と戦ってきました。
ただ自分のできることを全て出そう、気持ちが決まってからは笑顔が戻り、今日を迎えています。
実況
先頭を行く、青山学院大学の神野が箱根登山鉄道の踏み切りを迎えようというところです。
大歓声の中で今年、先頭で襷を受けて山の中を走って行きます。
職員の方がお正月を返上して踏切に待機しています。
選手が通過する時は電車を止めて関係車両を優先しています。
碓井
走りは安定しています。
ここまで来ていますからもう問題ないですよ。
記録はどうかなと思いますが、腕もしっかり振れているし、着地もしっかりしています。
体もブレていません。
村山
しっかり腕を振って前を向いて走っているので、このまま行くんじゃないかなと思います。
実況
みずからのペースをを守り口がちょっと大きく開きましたが、懸命に走っています。
バイクアナ
また東海大学・宮上が抜きそうです。
7位の順天堂大学・田中を射程にとらえました。
ここまで5人を抜いている宮上です。
明らかにスピードが違います。
沿道からは、下の名前、翔太と声援が飛びました。
一段と冷え込んできた箱根の山の中で、間もなく抜きそうだ。
大声援の中で花火も打ちあがっています。
順天堂大学・田中孝貴の後ろにぴたりとつきました。
今、抜いていきました。
6人抜き、6人抜き達成。
宮上翔太です。
今年こそは5区で快走を見せたいと話していました。
一段と声援が大きくなりました、宮ノ下です。
東海大学の宮上翔太が宮ノ下で6人抜きを達成しています。
実況
早稲田の安井も初めての山上りですが、ここまで2人を抜いています。
2号車
駒澤大学3年生の大塚祥平です。
3年生3度目の箱根ですが、5区を初めて走ります。
5区に関してポイントを本人に聞きました。
とにかく我慢し続けるしかないと思います。
そう話しました。
我慢が一番必要と答えた大塚です。
1号車
前回優勝の立役者になりました。
神野大地、4年生では2度の疲労骨折がありました。
万全とはいえないコンディションの中、神野は今回は自分で決めようとは思わない。
他のメンバーもいます。
自分も優勝に貢献するけれど、みんなの力で総合優勝を勝ち取りたい、自分の力で相手にとどめを刺そう、そんな気持ちはありませんと話していました。
いよいよ、これから大歓声、小涌園の歓声の中に飛び込んでいきます。
中継所
山の恵みとして箱根7湯をはじめ、各温泉場が江戸の旅人を癒やしてきました。
温泉場からわき上がる大歓声が選手を迎え入れて、これから21色の襷に力を与えます。
標高612m、小涌園前にやってくるのは2年連続フレッシュグリーンの襷、青山学院大学です。
現在気温は9.8度。
暖かさがある小涌園前です。
時折冷たい風が吹きおろしていきます。
歴史に残る走りを見せた神野大地。
小涌園前を通過します。
前回は46分16秒。
今年、往路のフィニッシュテープを切る神野の叫びが箱根の山にこだまするのでしょうか。
3号車
東海大学・宮上翔太の姿が見えてきました。
見えました。
スカイブルー、箱根の山に見えました。
東海大学・宮上翔太です。
宮上の後ろにつけている両角監督です。
区間記録という意味で神野は少し遅れているので、区間記録も狙えるぞという指示が飛んでいます。
バイクアナ
4年生の宮上翔太、3度目の5区。
3号車
前との差は15秒を切りました。
一気に順位を上げてきました、東海大学。
前を行くのは中央学院大学です。
天下の嶮は苦しい走りになりました。
自分がやられそうな時、負けそうになると好きな言葉を思い出すといいます。
後ろから足音が大きくなってきました。
東海大学の宮上翔太。
その差は8秒になりました。
東海大学は13位で襷を受けて中央学院大学をとらえると6位まで上がることになります。
もうその差はほとんどありません。
小涌園前
東洋大学がやってきました。
五郎谷です。
前回5区に挑戦するも区間11位でした。
力を発揮することができず、悔しさを味わいました。
小涌園前の大歓声に迎え入れられながら足を進めています。
小涌園前ではトップとの差は3分13秒。
少しその差が開きました。
3号車
宮上が抜きました。
これで6位に浮上です。
7人抜きとなりました。
中央学院大学の山本拓巳が抜かれました。
サングラスで宮上の表情をうかがい知ることはできませんが涼しい表情で上っていることは間違いないでしょう。
対する山本拓巳、口が開きました。
眉間にシワがよっています。
その前を涼しい顔で走っていくのは宮上翔太です。
3度目の5区。
これまでは区間5位が続きました。
実況
歴代5位タイになる素晴らしい快走で前を追っています、宮上です。
先頭の青山学院が恵明学園前を通っていきます。
碓井
宮上君は神野君と違うフォームですが、しっかりグイグイと上っています。
1号車
15kmの通過は50分57秒です。
小涌園前
駒澤大学が通過して行きました。
1号車
自分は背中でキャプテンとして引っ張って行く。
神野はそうみんなの前で宣言しました。
ただ2度の疲労骨折があって、練習で引っ張ることができませんでした。
ただ黙々とストレッチ、体幹トレーニングをしました。
すると、いつのまにか下級生と同級生も集ってトレーニングをするようになりました。
原監督はキャプテンとして走らなければ何ができるか、それが自分で分かる学生なんです。
と話しています。
小涌園前
4位で山梨学院大学の前田拓哉がやってきました。
トップとの差は5分52秒です。
バイクアナ
ダニエル・ムイバ・キトニーです。
去年の神野の記録よりは10秒遅いですが、今年は神野よりも30秒早く大平台を通過しています。
まだ抜いた選手は1人です。
ただその先には集団が待っています。
ここまでのタイムではトップです。
コーチの助言を受けて今年は一生懸命トレーニングをしてきました。
速い選手はみんな2区を走ってきた。
僕は本当は2区を走りたい。
でもチームのために5区、山上りを頑張りますと話して3年連続5区を走るダニエル・ムイバ・キトニーです。
3号車
6位の宮上です。
後ろを見ると中央学院の姿ではなく、順天堂大学・田中孝貴の姿が見えてきました。
順天堂大学の田中孝貴が中央学院大学を抜いています。
小涌園前
2つ順位を上げました、早稲田大学の安井雄一、2年生です。
小涌園前を通過していきました。
その後ろからやってきました。
7人抜きのごぼう抜きの記録を達成しました、東海大学・宮上翔太、4年生です。
早稲田大学との差はどれほどでしょうか。
28秒です。
続いてやって来たのは、中央学院大学の4年生・山本拓巳。
そして順天堂大学4年生の田中孝貴です。
続いて城西大学、帝京大学、拓殖大学です。
さぁ、ダニエル・ムイバ・キトニーです。
14位から2つ順位を上げています、12位です。
実況
小涌園前を通過したタイムではキトニーが最もいいタイムです。
キトニーも徐々にペースを上げていますね。
順位をどのくらい前まで詰めていけるでしょうか。
日大は現在12位です。
見える範囲にもう2人の背中が見えます。
キトニーにとっては力になるでしょう。
山のカーブが多い中でもここは、真っすぐに道が開けています。
前との差を見ることができます。
バイクアナ
その差が10m、20mほどになりました、キトニーです。
5区の留学生としては初めての区間賞も狙うキトニーです。
小涌園前
日体大の1年生・室伏穂高が通過していきました。
初めて1年生として小涌園前を通過していきました。
続いて14位です。
明治大学の3年生、籔下響大です。
合唱を習っているお母さんから大きく響くようにという願いを込めて付けられた響大という名前です。
明治大学・籔下響大14位で小涌園前を通過していきました。
箱根町は今年で誕生60年を迎えます。
去年は客足が遠のきました。
ただ、この大歓声です。
箱根本来の正月の姿を取り戻しています。
そして初めてやってきました、東京国際大学です。
濱登貴也が今、15位で通過。
そして、学生連合も通過していきます。
バイクアナ
キトニーが3人を一気に抜きました。
1号車
神野が自分のおなかの辺りのシャツをたくし上げてじかに手でお腹を押さえました、これが2回目です。
もしかしたら腹痛、実況
この中継はNTT東日本神奈川グループの協力により、NTT東日本双子無線中継所を中継センターとして放送しています。
去年の快走から神野、神野、頑張れという声も聞こえます。
1号車
強い風が出て来ました。
神野にとっては向かい風です。
風の影響が大変心配です。
のぼりが音をたてて揺れています。
渡辺
神野君の走りは向かい風には厳しい走りです。
ここは何とか持ちこたえて1時間19分ペースで行っています。
走りとしては100点の走りです。
1号車
今、水を受けました。
給水ポイントを過ぎています。
22kmの給水ポイントは寮長実況
風が随分強くなってきましたね。
体重45kgの神野にとっては苦しい風かもしれません。
芦ノ湖の様子です。
蛯原
霊峰・富士が選手達を待っています。
芦ノ湖フィニッシュ地点はご覧の人がきです。
強い風が吹き抜けています。
何度もここで応援している方も手袋を持ってきたのですが、さすがに手袋をはめ始めています。
青山学院大学は久保田と一色の姿があります。
一度もトップを譲らずに往路優勝を果たすと往路完全優勝。
これは23年ぶりの快挙です。
神野を待っているフィニッシュテープです。
3号車
6位の東海大学の後ろ日本大学のダニエル・ムイバ・キトニーです。
現在8人抜きのキトニー。
今1人抜いて、9人を抜いて6位に浮上しました。
小田原中継所では2分6秒の差がありましたが、それをひっくり返しました。
小田原で3分差なら逆転できる、気持ち良く行かせるとコーチは話していました。
武者コーチからは神野よりもお前のほうが速いんだとダニエルいいか、お前が一番強いんだ。
ここで区間賞を取ったら大きいぞという声が飛んでいます。
今年は暖かくなった山で快走を見せているキトニー。
宮上もキトニーに食らいついて行くかというところです。
日本に来てはじめはパンと牛乳しか食べられませんでした。
今では運営管理車からの日本語の指示もしっかり分かるようになりました。
2号車
箱根山中はものすごい突風です。
その中を突き進む東洋大学・五郎谷俊です。
去年の3月、お父さんが大動脈瘤破裂で突然亡くなりました。
51歳の若さでした。
お父さんの仕事場を小さい頃から見続けてきた五郎谷俊です。
子どものころから自転車のパンクもお父さんに直してもらいました。
5区は標高が高く天国も近い。
お父さんも見やすいと思う。
全力で走りきって、お父さんに走ったよと報告したいと話していた五郎谷です。
あとは復路に向けて何としても先頭の青山学院を詰めて行きたい。
1号車
下りは苦手意識があったが、前回の走りでその苦手意識はふっしょくできたという神野です。
1時間20分は切れそうなペースですね。
渡辺
3年前の設楽君と同じようなペースです。
素晴らしいですね。
あとは往路優勝に向けて頑張ってほしいですね。
1号車
原監督は、すねの疲労骨折があったので下りに入ってからもしかしたら足にダメージがないか心配していました。
神野大地、キャプテンとしてチームをまとめてきました。
4年生のチームメートの伊藤広毅はケガをしたため、メンバーを外れました。
伊藤広毅が給水ポイント。
この先で待っています。
実況
5区で留学生初の区間賞獲得もみえてきました。
ここまで9人を抜いています。
順位を8つ上げています。
東海大学の宮上もここまで順位を上げてきました。
風の音がすごいですね。
山に入ると気温も風も随分変わります。
村山
僕も大学2年生の時に上りましたが、その時も風が強くて、今年も風が強いので本当に粘ってほしいと思います。
実況
今、神野が下っています。
碓井
下りの走りも大丈夫ですね。
あと残りは2kmです。
実況
元箱根の位置まで神野が走っています。
1号車
ここまでチームをまとめてきた神野大地。
10月の出雲駅伝でメンバー外となり箱根駅伝のメンバーから外れた伊藤弘毅がいます。
みんなの生活の管理、遺品の管理、そんなことも伊藤弘毅は積み重ねてきました。
箱根駅伝の出場がなくなると涙を流しました。
神野が競技なら自分は後方支援をしよう3号車
5位は早稲田大学の安井雄一です。
下りに入って滑らかな走りを見せています。
今、カーブで後ろを気にしています。
なぜか。
ダニエル・ムイバ・キトニーが近づいています。
その差は手元の計測で20秒を切っています。
残り3kmを下って果たしてキトニーが順位を上げることができるでしょうか。
現在5位は早稲田大学。
そしてキトニーが、もう見えるか見えないかの所にいます。
1号車
大歓声を受けて神野大地のストライドが大きくなった気がします。
あっぱれな走りですね。
渡辺
1年間の試練が駅伝の神様がご褒美をくれた感じですね。
青山学院大学が11月の全日本の敗戦で変わりましたね。
厳しい練習に耐えて精神的に強くなりました。
1号車
全日本大学駅伝で東洋大学の執念を目の当たりにしました。
それを振り返って原監督はあそこで負けてよかったのかもしれない、そう思えるようになりました。
と話しています。
神野は追って来る者を心配する必要はありません。
総合優勝2連覇に向けてひたすら後続を離しにかかります。
苦しみを乗り越えた神野大地。
蛯原
原監督は橋本に山上りの準備をさせました。
大事なのは自分が走ることではない。
勝つことなんですと話していました。
神野の復活は青山学院大学、チーム全員の支えがあってこそ、山の神野、ここに復活、青山学院大学、往路連覇!往路完全優勝。
見事な走り。
見事、山で復活。
笑顔の青山、神野大地、1時間19分17秒です。
強い風の中、1時間19分17秒で苦しんだ苦しんだ1年間を振り払いました。
青山学院大学は往路連覇達成。
鶴見中継所、戸塚中継所、平塚中継所、小田原中継所、すべてトップ。
これは69回大会、早稲田が達成して以来23年ぶりの快挙です。
見事に今年も箱根に青山学院大学が春を届けました。
笑顔を咲かせました。
苦しんだ神野に涙はありません。
笑顔です。
2号車
明日復路で何としても逆転優勝を狙うために最小の差にとどめておきたい2位の東洋大学・五郎谷俊です。
酒井監督から残り1km。
さぁこの1kmを3分で行けば、19分台が出るぞ、五郎、行け!そんなふうに声が掛けられました。
五郎谷も前回の勝負に勝つ、そのために僕は走るんですと話していました。
明日につなげる最後の走りです。
蛯原
一部区間で運転を再開した箱根ロープウェーがあります。
東洋大学・酒井監督は、五郎谷俊の山上り。
その山上りにかける強い思いをかっていました。
彼は1年間、好きなことも我慢して練習してきた。
今どき珍しい昭和のにおいがする男ですと話しています。
箱根の空からお父さんが最後の最後まで強い風で試練を与えています。
しかし見事な走りです。
明日の復路に向けて酒井監督は6区、7区に自信を持っています。
逆転の復路にするために最後まで1秒を削り出す。
お父さんが見守る中で今、五郎谷俊、飛び込んで行きました。
東洋大学、往路2位。
青山学院大学とは3分4秒差。
明日の復路、6区、7区に酒井監督は絶対なる自信を持っています。
逆転なるか。
バイクアナ
中央学院大学の山本です。
順位を下げました。
碓井
まだ2km半ぐらいあります。
実況
小田原中継所から順位を7つ下げました。
まだ2km少々残っています。
強い風の吹く中です。
中央学院の山本拓巳、これが2度目の箱根になります。
苦しいラストになっています。
3号車
現在6位の日本大学です。
5位、早稲田との差は一気にタイムが落ちました。
早稲田とは30秒近く差がついています。
ペースが落ちたとはいっても小田原中継所は14位で襷を受けました。
日大4人目の留学生です。
蛯原
第3位で駒澤大学の3年生、大塚祥平が姿を見せました。
前回は5区山上りは馬場翔大がブレーキ。
馬場は今回、補欠です。
5区を走ることはできませんでした。
明日の復路に登場するのでしょうか。
先輩達に迷惑をかけて本当に申し訳ない気持ちだったと馬場は振り返りました。
それは大塚祥平も残った後輩達全員の思いでしょう。
明日の復路に向けて駒澤大学、今、往路第3位でフィニッシュしました。
走り切りました、3年生の大塚祥平です。
タイムは1時間20分38分。
強風の中、藤色の襷を届けました。
3号車
武者コーチの声が飛んでいます。
ダニエル頑張れ、区間賞、行ける!という武者コーチの言葉が背中を押します。
フィニッシュまで残り1.3km地点で神野よりも早いタイムです。
神野よりも48秒早いタイムです。
ここまで3回5区を走ってきました。
去年は区間2位でした。
初めて留学生として5区で区間賞を取れるかもしれません。
5区で区間賞を取ると、留学生としては初めてです。
蛯原
第4位、山梨学院大学の4年生、前田拓哉が見えてきました。
上田監督のもと責任感を学び、人間力を養った4年間だったと振り返りました。
今年は息子も走りました。
30年連続は現役の監督で最も長い記録です。
地方の大学に箱根は無理といわれた中でチャレンジを続けて来ました山梨学院大学、往路4位でフィニッシュしました。
連覇を達成した青山学院大学から7分29秒の差です。
先頭がフィニッシュしてから10分が立つと明日は一斉スタートになります。
早稲田の安井雄一です。
その後ろ、日大のキトニーが追い上げてきましたが、振り切りました。
早稲田の山男、今、第5位でフィニッシュしました。
キトニーは9人抜き、これが最後の箱根駅伝、日本大学が第6位でフィニッシュしました。
ダニエル・ムイバ・キトニー、留学生ランナーとして初めての5区区間賞となるでしょうか。
1時間18分23秒。
現時点で神野を上回る区間トップです。
続いてやってくるのが順天堂大学です。
順天堂大学の後ろは東海大学です。
東海大学の宮上も順位を上げてきました。
宮上が順位を5つ上げて往路フィニッシュテープに飛び込もうとしています。
順天堂大学は副キャプテンです。
順天堂大学は逆転の順大といわれています。
第7位でフィニッシュしました。
間もなく青山学院大学から10分経過です。
東海大学が8位でフィニッシュしました。
実況
日体大の室伏が14位です。
残りは700mほどです。
初出場の東京国際2年生の濱登が順位を3つ上げました。
蛯原
帝京大学です。
帝京大学が第9位で往路を終えそうです。
シード圏内第9位、帝京大学がフィニッシュしました。
続いて、城西大学です。
第10位でシード圏内。
その後ろ、11位で拓殖大学の1年生、馬場祐輔。
その後ろにも続々と選手が続いています。
明日の復路、シード権を獲得するのはどの大学でしょうか。
今年の予選会は国士舘大学がわずか10秒の差でこの箱根路を走ることができませんでした。
前に出たのは拓殖か。
ほぼ同時。
これが襷への思い、チームメートへの思いです。
東京国際大学の2年生、濱登貴也。
震災があって、お母さんはまだ仮設住宅で暮らしています。
今、東京国際大学が12位でフィニッシュ。
日体大が13位でフィニッシュしました。
そして中央学院大学は14位です。
東京国際大学、初めての箱根駅伝、見事に襷をつなげて無事に往路、芦ノ湖のフィニッシュ地点に襷をつなげました。
15番目で関東学生連合です。
亜細亜大学の工藤隼人です。
10年前、亜細亜大学は初優勝がありました。
工藤の走りが間違いなくチームメートに力を与えることでしょう。
来年の93回箱根駅伝に向けても最後の力を振り絞りました。
予選会に参加したのは49大学。
チームで走ることを許されなかったのは39大学あります。
そして神奈川大学でしょうか。
神奈川大学が第15位で往路を終えそうです。
出場できなかった86回大会も含めて10年連続でシードを落としてきました。
シード権獲得へ明日に向かって西山凌平、これが最初で最後の山上りです。
厳しい向かい風です。
最後の最後まで母校の襷をしっかりかけて腕を振っています、西山凌平、4年生。
2020年の東京オリンピックでマラソンの日本代表として走りたい、その夢を持っている西山です。
神奈川大学、往路15位でフィニッシュしました。
シードを取らないと次のステップにいけないと話していた大後監督です。
16位は中央大学です。
4年生の小谷政宏です。
3年連続5区。
今、白いフィニッシュテープを切りました。
名門の中央大学4年ぶりのシードに向けて、明日、混とんとしているシード権争い。
前を追っていきます。
実況
明治の籔下響大が17位となりました。
かなり体もぶれているようです。
初めての箱根を走る籔下響大。
首を振りながら苦しそうですね。
村山
頑張って最後まで走ってほしいと思います。
実況
残りは400mほどです。
蛯原
大歓声をどう聞いているでしょうか。
3年生の籔下響大。
これが初めての箱根駅伝です。
首が振れています。
しかし伝統の紫紺の襷を箱根の芦ノ湖に届けようとしています。
明治大学は17位。
1区の横手は2位でスタートしましたが、順位を下げました。
シードを落とすと、古豪・明治。
ちょっとどうだ?足が止まりそうです。
大変な向かい風。
明日に向けて力を振り絞りたい、3年生の籔下。
観客が旗を振って籔下を後押ししています。
口が開いて顔が上下に振れました。
明治がシードを落とすと出場できなかった84回大会も含めて9年ぶりということになります。
明日に向けてつなぐ紫紺の襷、3年生の籔下響大、意識はあるか。
チラっと右を確認して曲がってきました。
割れんばかりの大歓声です。
観客全員が籔下を応援しています。
明治大学17位でフィニッシュです。
力を使い果たしました、籔下。
横手が支えます。
続いて上武大学です。
第18位。
初出場から8年連続8回目。
アンカーは3年生の森田清貴、副キャプテンです。
初出場からずっと箱根路を走ってきました。
どうしても届かないシード権、何とかシードを狙おうという花田監督です。
第18位で往路のフィニッシュを迎えようとしています。
初出場から一度も途切れることなく走ってきた箱根です。
今、フィニッシュしました。
18位です。
そして箱根路に一礼しました。
残すは法政大学、大東文化大学。
今、法政大学が見えました。
法政大学の2年生、細川翔太郎です。
初めての箱根、初めての山上りです。
実家は兼業農家だそうです。
米や小麦を作っているそうです。
箱根の山のこの風は、さすがに経験したことはないかもしれません。
2年ぶりに戻って法政大学。
76回目の出場、法政大学です。
歴代4位の76回目の出場を果たした今年、今、法政大学、往路無事に襷を届けました。
第19位です。
全てを使い果たしました。
去年は立川の予選会で敗退しました。
ひと目もはばからず、涙に暮れました。
その悔しさもあって見事、今年は予選会突破、この箱根路に戻ってきた、法政大学です。
2号車
第20位。
大東文化大学です。
奈良監督から最後まで諦めずに行こう、明日のために。
明日があるんだからと声をかけられました。
沿道からも温かい歓声です。
最後のランナーとしてフィニッシュを目指します。
2年生の林日高、178cmと長距離ランナーとしては背が高いほうかもしれません。
強い突風にあおられて苦戦しました。
天下の嶮、箱根との戦いを終えて、あとはフィニッシュまで襷を明日のメンバーのために届ける役目を担っています。
蛯原
オリンピックイヤーの幕開け、2016年。
去年12月、リオオリンピック選考レース、福岡国際マラソンで大東文化大学出身の佐々木選手が日本人トップの3位でした。
佐々木さんも1年生から3年生まで3年間、5区山上りを担当しました。
箱根からオリンピックへ。
襷は間違いなくつながっています。
今年、山上りを任された2年生の林日高です。
ライトグリーンの襷。
創部50年の節目を迎える大東文化大学です。
先輩の頑張り、OBが頑張っている姿は現役選手の励みになると奈良監督は話していました。
今、大東文化大学5区アンカー林日高、無事に実況
青山学院大学の往路優勝インタビューです。
聞き手
2年連続往路優勝、青山学院大学の皆さんです。
原晋監督です。
おめでとうございます。
一度もトップを譲らない完全優勝です。
前回優勝校の強さが光るレースでしたね。
原
去年は大学創立140周年を優勝で飾ることができました。
聞き手
プレッシャーや重圧を乗り越えての往路優勝は去年とは違ったものになったのではないでしょうか。
原
駅伝シーズンに入って非常にプレッシャーを感じていました。
今日、学生達が勢いの走りを見せてくれて、まずはひと安心です。
聞き手
2位の東洋大学とは3分4秒差です。
明日の総合優勝に向けてお願いします。
原
山下りは1年生が走ります。
彼がしっかりと下ってくれればあとは同級生の学生達が責任を持ってやってくれると思います。
7区の小椋は4年連続の出場です。
期待しています。
聞き手
原晋監督でした。
続いて、選手の皆さんです。
まずは1区区間賞、久保田和真選手です。
青山学院史上初の1区区間賞です。
久保田
去年1秒差で2位だったので、ぜひ区間賞を取って4年間の花を添えたいと思っていたので、よかったです。
聞き手
この1年どんな思いで走ってきましたか?久保田
箱根で勝つことを考えて1区で勢いをつけてやろうと思っていました。
聞き手
チームメートとつないできた4年間でしたね。
久保田
最後の最後までいろいろありましたが、青学でよかったなと思います。
聞き手
久保田選手でした。
続いて、2区、一色恭志選手です。
2年連続の2区ということで、いかがでしたか。
一色
去年とほぼ同じタイムで15kmを通過しましたが、今年はかなりキツくて、合計タイムは去年よりよかったのでホッとしています。
1区、3区、4区で区間賞を取ったので暴走したんじゃないかなという雰囲気があります。
悔しいですね。
敬語を使わずに3区を送り出せるのはよかったので堂々と送り出しました。
聞き手
続いて3区を走りました秋山雄飛選手です。
初めての箱根を笑顔で走りましたね。
秋山
監督が後ろから面白いことを言ってくれたので笑って疲れを忘れて最後まで走りきることができました。
聞き手
どんな言葉をかけてもらったんですか?秋山
秋山隊長、頑張れとか、いろいろ面白い言葉をかけてもらいました。
聞き手
ハッピー大作戦、ハッピーに走ることができたのではないでしょうか。
秋山
今、ハッピー指数120パーセントというところです。
聞き手
歴代5位の好タイムです。
秋山
この2年間、チームに貢献できず歯がゆい気持ちだったので、やっとチームに貢献できたという気持ちです。
うれしいです。
聞き手
4区2年連続区間賞の田村和希選手は今、こちらへ向かっています。
続いて、5区、神野大地選手です。
2年連続の5区。
振り返っていかがですか?神野
この1年間は故障で苦しんで最後の箱根駅伝も諦めた時期もありました。
もう一度、優勝の喜びを味わいたいという気持ちだけで今日、走りました。
聞き手
神野選手自身が大きなヤマを乗り越えての5区だったのですね。
神野
自分はただ、つなぐという意識だけを持ってあとは復路に少しでも差を広げて、明日気持ちよく走ってもらえればという気持ちだけで走りました。
聞き手
仲間の汗も染み込んだ襷、その重みはいかがですか。
神野
襷をつけると絶対に諦めてはいけないという思いにもなりますし、頑張れます。
聞き手
キャプテンとして明日の復路へ向けてお願いします。
神野
去年は5分近い差が2位とありました。
今年は3分ということで、6区も1年生ですし、油断できるタイム差ではないと思います。
明日、復路の選手に頑張ってもらって最後、大手町で最後の喜びを分かち合えればと思います。
実況
青山学院大学は1区の久保田から先頭を一度も譲らず、5区の神野につないでの往路優勝、往路完全優勝という形で往路を締めくくりました。
優勝した青山学院大学には関東学生陸上競技連盟、青葉昌幸会長より賞状とトロフィーが贈られます。
共催の読売新聞社からはかわたたくじ取締役事業局長よりトロフィーが贈られます。
碓井
3分あると青山学院は残っている選手がみんな強い選手です。
よほどのアクシデントがない限り逃げ切るのではないかと思います。
ただ、駅伝は何が起こるか分からない。
追う東洋。
駒澤あたりも確実に少しずつでも詰めて行かなければならないと思います。
実況
明日は13校が繰り上げ一斉スタートになります。
村山
明日の復路では2016/01/02(土) 07:50〜14:05
読売テレビ1
★SAPPORO新春スポーツスペシャル第92回東京箱根間往復大学駅伝競走往路[字][デ]
第92回箱根駅伝…東京・大手町から箱根・芦ノ湖まで往復217.1キロ、21本のタスキがつなぐ学生たちの継走。往路1〜5区の生中継▽NNNニュース
詳細情報
おしらせ
番組公式HPでは「記録速報」「動画配信」「ハイライト記事」などをご覧いただけます…「箱根駅伝 日テレ」で検索してください。
番組内容
第92回箱根駅伝…東京・大手町から箱根・芦ノ湖まで往復217.1キロ。学生ランナーたちが21本のタスキをつなぐ魂の継走です。青学の連覇か、東洋の王座奪回か、駒沢の8年ぶりVか、明治や早稲田や山学の復活か、それとも初優勝か。往路は「流れを決める1区」「花の2区」「街から海へ3区」「最短区間4区」「山上りの5区」の5区間。リオ五輪イヤーの主役は出るか?新たな山の神誕生なるか?生中継でお伝えします。
出演者
【解説】
碓井哲雄(中央大OB/神奈川工科大陸上部監督)
【1号車解説】
渡辺康幸(早稲田大OB/住友電工陸上部監督)
【ゲスト】
村山謙太(駒沢大OB/旭化成)
田口雅也(東洋大OB/Honda)
【実況】
平川健太郎ほか
音楽
【箱根駅伝中継テーマ曲】
「Runner of the Spirit」久石譲
番組公式ツイート
「箱根駅伝番組公式」ツイッターでは競技速報/放送情報/中継の裏側などをお知らせします。
ジャンル :
スポーツ – マラソン・陸上・水泳
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ
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ステレオ
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