住人十色 お正月SP〜闘う家2016〜【個性的な家や暮らしを紹介!】 2016.01.02


(蛍原)こっからよ。
ということで「新婚さん大集合SP!」でした!
(松尾)ひと目〜。
(三船)はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
(2人)ははははっ。
ほんまにもう〜正月早々。
もう〜ねえ楽しいわ。
はい。
あけまして…。
(2人)おめでとうございます。
「住人十色」でございます。
スペシャルでございますよ。
うん。
この番組ではですね今まで350軒も家をご紹介してまいりました。
すごい数。
そうなんですよ。
まあとにかくおびただしい数のおうちでございますが。
持ち家がいいのか賃貸がいいのかこれは永遠のテーマなんですよ。
確かに。
賃貸も紹介してきましたしね。
はい。
そやから持ち家も…建てた家も変わった家も…普通の家はあんまりなかったけど。
なかった…はははっ。
(ナレーション)これまで350軒以上もの新築そして賃貸の家を紹介してきましたが2016年最初に訪問するのは…。
まあ200人以上がね入居の順番待ってるっていうね賃貸マンションがあるねん。
大人気なとこなんですか?大人気ですよ。
なんでか分からない。
「どこがええの?これ。
パッと見て分からない」みたいなそういうね。
東京にあるんですよ。
行きますよ。
あっちです。
あっち。
うそでしょ!もうほんとに。
今都心部でも空室が増えている賃貸マンション。
そんななか東京の東池袋になんと…。
あったんです!しゃれとんな〜これ。
あらカラフル〜!カラフルですね。
賃貸なのに壁紙が自由に選べる!どの部屋もカラフルでおしゃれ!これ粋なな〜これ。
アーチ形の入り口が…。
賃貸なのに持ち家みたいにリノベーションした部屋が!しかも費用は大家さん持ち!?そして賃貸なのにまるでシェアハウスのように充実した共用スペースが!考えましたな。
行列ができるマンションには賃貸の持ち家なんてもう古い!?新しい住まいの形があったんです。
そしてこれまでに放送した中からえりすぐりの家も紹介。
常識を打ち破る大胆な発想!?古いワケアリ物件がよみがえる!?更には自然の驚異に立ち向かう驚きの工夫。
北海道から沖縄までさまざまな困難と闘って理想の家を手に入れた住人がいたんです!「住人十色正月スペシャル闘う家2016」。
この辺なんですよ。
ああ〜そうなんですか?おそらく私の勘では…12345…んん〜あっあそこやね。
えっこれですか?今部屋数…。
部屋数…。
これですわたぶん。
ここですか?でも外から見たら…。
普通やな。
はい。
意外。
うん真新しい感じもないしね。
確かに。
なんでここに200人もまあ〜並んでるっちゅうの…なんやろね?この順番待ちがね。
築27年の賃貸マンションロイヤルアネックス。
13階建て総戸数は63と大きなマンションですが外観は至って普通。
あっあちらに…。
いらっしゃるのが?でもいやオーナーさんにしたら若いよね。
こんにちは。
(青木・三船)こんにちは。
マンションのオーナーさんですか?はい青木です。
よろしくお願いしま〜す。
よろしくお願いしま〜す。
お若い。
(青木)40歳になりました。
おめでとうございます。
おめでとうございま〜す。
不惑ですよ。
はい。
なんでそんな若くしてこんな甲斐性持ちなんですか?
(青木)いやおじいちゃんの代からこのマンションをやってまして。
へえ〜。
そんな古くは見えないですけどね。
(青木)まあ建て替えたりもしてるんですけど。
どうもここに行列ができてるというのは本当なんですか?
(青木)はいできてますね。
外からパッと見たら分からないんですよ理由が。
ほんと正直ね申し訳ないけど。
だってここね歩いてきながらね「しょぼっ!」って言うたんです。
言ってない!言ってない!
(青木)あっ!まあでもそうかもしれない。
いやいやしょぼくない。
しょぼくない。
(2人)ほらもう〜。
傷口広げたやんか。
ほんとにどっちが…。
行列ができる人気の秘密を探るべくいざ住人の部屋へ潜入!行列の理由1。
入居者にとってはうれしいあれが自由に選べるそうなんです。
なんにも…普通のマンションですよ。
(青木)普通です。
普通。
これも普通の…。
(青木)ここも普通ですよね。
スチール…磁石付きそうな。
あははっ付きますね。
付きますよ。
ピンポーン
(青木)はいじゃあ高松さんのお部屋にご案内します。
ピンポ〜ン。
そこバンってなるとこ…。
何?何?あっあっ。
バン!あっこんにちはこんにちは。
うわ〜まあ〜寝てるわごめん。
うるさくしますごめんなさい。
かわいい〜。
2LDKに住む入居して2年の高松さん家族。
実は部屋のある場所に賃貸の常識を覆すものが。
すみませんおじゃまします。
おじゃまします。
失礼しま〜す。
わあ〜。
あっおもしろい。
しゃれとんな〜これ。
いいですね〜。
これこれシックな感じで落ち着く感じで。
寝室とつながった17畳の明るい空間。
中でもひときわ存在感があるのがリビングの壁一面に貼られた壁紙。
賃貸では珍しく花柄模様ですけど…。
だって普通賃貸だったら白でしょ。
まあまあ白多いですよね。
ねえ。
これは何?もともとこういう壁紙?
(高松)いや入る時に…。
選べるんですか?そういうの自由にできるんです?
(高松)1万パターンぐらい。
1万!?
(高松)壁紙のサンプルが10冊以上。
ばあ〜って並べて。
ええ〜!1種類1秒で見ても3時間かかりますよ。
はははっ。
1万見ようと思ったらね。
すごい。
もともとは白だった壁もご覧のとおり!1万種類以上もの壁紙から入居者が自由に選んでカスタムメイドできるタイプの部屋だったんです。
これ壁紙ってここ以外にも何かこう…。
こっちの部屋も選んだんですけど。
ここは何部屋でしょうか?あっ和室や。
うわっおもしろい!何!?これ〜。
これ入っても…。
いいですか?すみません。
なんかもう…。
いや〜素敵〜。
おもしろい〜。
いや〜!和モダンな感じになりますね。
(高松)なんか和っぽいけどちょっと幾何学っぽくておもしろいなと思って。
おもしろいですよね。
(高松)この壁紙をいちばん最初に実は決めたんです。
そうですか。
規則正しい感じが畳と合うよね。
確かに。
ほんとそうですね。
和室の壁以外にもふすまや扉天井まで壁紙を貼れる所はすべて自由に選べるので自分好みの空間を作ることができるんです。
でも全部貼り替えたんでしょ?つまりはほとんど。
(高松・実里)そうですね。
えっだいたいおいくらぐらいかかったんですか?うんうん気になる。
かかってない?はい。
かかってないってどういうこと?
(高松)まあサービスっておかしいやん。
何をやった…。
つまりねサービスっていうのはこれだけの取り引きがあったからじゃあこれサービスしときますねっていうことじゃないですか。
(高松)ど…どうですかね…。
どういうことなんですか?ちょっと情緒不安定な方を店子に入れてるみたいですけど。
(一同)ははははっ。
どういうことなんですか?
(青木)結局壁紙ってもともと賃貸住宅っていうのはほとんど貼り替えてるものなんですよ。
まあまあうん。
(青木)それを貼り替える前にここを決めてもらって。
で一緒に好きなものを貼るっていうただそれだけの…。
入る前に大家さんと相談しながら「こここんなんしたい」って…。
でもお金かかってないって言ってますよ。
(青木)もともと賃貸住宅って壁紙貼り替えてるもんだから僕らの方で壁紙は貼り替えて。
通常の賃貸マンションはオーナーが壁紙を貼り替えてから入居者を募集するため無難な白になりがち。
青木さんはそんな賃貸の常識を覆しどうせ貼り替えるなら入居者に自由に選んでもらおうと考えたんです。
でもでもでも普通真っ白のって結構お手ごろなの使わない?
(青木)ああ〜そうですね。
でもあっちとかこういうのとかめちゃくちゃおしゃれだから。
(青木)はい。
でもその分早く入ってくださるから家賃を早く頂ければ全然別に経営的には…。
(高松)住んでる側も自分が選んだ壁紙とか自分が選んだ部屋なんでこうきれいに長く使いたいっていう思いが。

(青木)おっ!そうなんだ〜。
ずっと流浪の民だったんですね。
(実里)流浪の民でした。
(一同)ははははっ。
確かに白の壁紙よりコストはかかりますが部屋に愛着を持って長く住んでもらう方が空室も減りオーナーは安定した収入を見込めるというわけなんです。
なんで気が付かなかったんやろね?ほんとよ〜。
(青木)僕自身が住むんだったらっていう発想もあったっていう。
ユーザーの立場に立ってっていうね。
そうですね。
祖父の代に建てられた賃貸マンションを5年前に受け継いだ青木さん。
しかし大家業を始めた当時ロイヤルアネックスは…。
(青木)建物が23年たってたってこともあって…やっぱり日本人っていうのは新しいものを好きな人が大多数なのでこの辺りはタワーマンションがたくさんあって古い建物は人気がなくなってしまう。
もう火だるまですね。
完全にお先真っ暗でこのままだともうこのマンションの経営は成り立たないっていう状況まで来てしまってたというか。
築20年以上たっていたので老朽化が目立ち間取りや設備も時代遅れ。
66部屋あるうちの18もの部屋が空室という危機的状況のなかほかの賃貸マンションと差別化を図るためある決断を。
(青木)いきなりお金もないですしまあ基本的には貼り替えている壁紙をまずは選べるようにしてみようかと。
でも考えてみたら真っ白いものを勝手に貼っちゃうよりは住まい手が喜ぶものを一緒に貼った方が満足度はもちろん大きいわけですし小さな糸口から始めたっていうのが現実です。
壁紙を自由に選んでもらうという入居者の立場に立ったアイデアで行列ができる足掛かりを作ったんです。
こちらもカスタムメイドタイプに暮らす吉田さん家族。
実は壁紙以外にも自由に選んだものがあるんです。
こんにちは。
あらカラフル〜!カラフルですね。
明る〜い!うわ〜。
アメリカンビンテージをイメージしたという部屋作り。
リビング側の壁紙は青。
キッチン側は黄色。
夫婦の好みで大胆に攻めました。
そして…。
タイルがすごい。
いいですね。
なんか水彩画みたいな感じかな?あっ確かに確かに。
(千紘)このタイルは出た青木さん。
(一同)ははははっ。
青ちん。
ちょいちょい青ちん出てきますね。
もうね出過ぎやわ。
(一同)ははははっ。
老朽化に伴いマンション側が水回りをリフォームするタイミングで入居が決まった吉田さん。
壁紙同様キッチンタイルも自由に選ぶことができたんです。
松尾さんこっちもすごい素敵よ。
えっ?ああ〜なんか黒板みたいな感じやね。
ねえ〜。
(吉田)これはあっ黒板塗料ですかこれ。
あっあそこ描いてあるなんか。
照明器具かと思ったら描いてあった。
描いてあった。
下のフレームは?
(千紘)描いてあるのと小物とごちゃ混ぜになってます。
どう〜しても壁一面を黒板塗装にしたかったという吉田さん夫婦。
壁紙の2倍近くコストはかかってしまうんですが…。
(吉田)青木さんになんとかお願いして。
(千紘)ごり押し。
ごり押しして?じゃあその分プラスお支払いされたりとか?いやそこはもう青木さんがそのとき結婚祝だって言って。
あ〜ら!大盤振る舞いで。
(一同)ははははっ。
自分たち好みにしたことで部屋に愛着が生まれた吉田さん夫婦。
壁面の棚を取り付けたり更にはウオールステッカーを貼ったりと自分たちの手で部屋を作り替えたんです。
そんな夫婦の変化は奥さんの仕事にも影響を与えたようで…。
私は昔は事務の仕事をしてたんですけれどもここに転居したあとにやっぱりやりたいことやりたいなって思って今ここに来てやりたいことやりたいと思えるっていうのがやっぱり何か変化が起きるんですかね?そうやね。
おうちってほんと大事〜。
(一同)ははははっ。
ちょっと青木さん相談に乗ってもらっていいですか?
(一同)ははははっ。
まず順番待ってください。
あっそうね。
賃貸の常識を覆して大人気となったこのマンションでございますが「住人十色」でご紹介した中にもですね常識と闘って個性的な空間を手に入れた住人がいました。
常識と闘う家。
リビングに巨大な滑り台が!?群馬県前橋市佐藤さん一家が住んでいるのは…。
(佐藤)こちらです。
(高松)あっ。
あっこれですか?
(佐藤)はいそうです。
(高松)いやなんかすごい箱みたいなかっこいい感じの…。
(佐藤)ははっ。
(高松)外観ですね。
黒のガルバリウム鋼板に覆われたスタイリッシュな外観。
滑り台があるようには見せませんが中に入ってみると…。
えっ?何?これ。
えっ?いや緑のじゅうたんにその…。
(佐藤)リビングなんですけど。
(高松)えっここリビング…ここリビングなんですね?
(佐藤)はい。
リビングの一部がなぜかせり上がるようになっていますが…。
(高松)これは一体…。
あれ?何?何やってんの?ちょっと。
(高松)えっ!何やってんの?二人ちょっと。
いやいやいやいや…。
今んとこなんの説明もくらわずに…。
ちょっと何?これ。
(スタッフたち)ははははっ。
(高松)いやいやいやいや。
なんと子どもたちが滑って遊べる大〜きなスロープがリビングに!
(高松)ふふっ…人ん家でこんなことやると思ってなかったですよ僕。
いきますね。
いくね。
(高松)うお〜!おお〜はははっ!楽しい!はははっ。
この滑り台を設けたのにはある理由が。
(麗)リビングが…家族がゆったりする場所が外から見えないようにしてほしいっていうのとカーテンなしでも過ごせる家っていう。
向かいのダンススタジオや近隣の視線を防ぐため目隠しとなる大きなスロープを作りました。
高い位置に設けた窓から光を取り込みつつしっかりとプライバシーが守られた空間を手に入れたのです。
ソファーなどの家具を一切置かずまるで芝生のようなカーペットの上に直接座るスタイル。
リビングは8畳と決して広くありませんが目いっぱい使うことができ目隠しのスロープのおかげでごろごろしても外からの視線は気になりません。
更にリビングの床はダイニングのイスも兼ねています。
ちなみにこのカーペットは特注でスロープ部分もすべてつながった一枚物。
(高松)じゃあもし汚れたりとかしたらもう張り替えるしかない…。
(佐藤)張り替えるしかないです。
(高松)まるまる?
(佐藤)まるまる。
(高松)「やばい!汚しそうになった」とか。
(佐藤)まあ多々あるんですけどそこは気を遣って…。
(麗)多々?
(麗)ほかはこぼしたことない。
あっ覚えてますね。
焼酎こぼしたこと覚えてますね。
(高松)だいぶ根に持ちましたね。
ははっ。
そんな絶対に汚してはいけないカーペットの掃除はご主人の担当。
急なスロープ部分は結構大変なんです。
常識と闘う家。
続いても子どもが大好きなあれが玄関に。
横浜市桜本さん一家が住んでいるのは…。
(桜本)これが我が家です。
(黛)はい。
あっこちらですか。
うわっ白くてなんかどっしりしてますけどスタイリッシュでかっこいいおうちですね。
(桜本)ありがとうございます。
格子状の玄関を開けた先には…。
(黛)すみません失礼しま〜す。
よいしょ。
ええっ!?ご主人…。
(桜本)はい。
(黛)ちょっと…すごいものがありますけど。
(桜本)はい。
(黛)これ水…ですよね?
(桜本)プールです。
(黛)プール!?プールがおうちの中にあるんですか?
(桜本)そうなんです。
(黛)なんて言っていいか分かんないんですけど。
えっ?リンちゃん「ぽちゃ」って今…リンちゃん。
(桜本)はははっ。
(黛)足つけちゃってますけど大丈夫なんですか?入っちゃって。
(桜本)大丈夫ですもちろんプールですから。
玄関だけではなく庭にも屋外プールが。
更には玄関アプローチの水盤まで。
常識では考えられませんがこの家にはなんとプールが3つも!しかしなぜこんなにプールを作ったのでしょうか?阪神大震災とですね東日本大震災両方を経験しておりまして。
でまあそうしたなかで断水っていうことに対する不安ですね。
21年前当時西宮市で暮らしていたご主人は阪神・淡路大震災で被災。
市内のおよそ15万世帯が1か月以上に渡って断水し過酷な環境での生活を強いられました。
水の大切さを身にしみて感じたご主人。
プールを設けたいちばんの理由は万が一に備えた災害対策だったのです。
(黛)ちなみにこのプールってどれぐらい水ためられるんですか?
(桜本)この3つのプール合わせてですね3つのプールを合わせると貯水量はなんと5300リットル!貯めた水はふだん洗車や水やりに有効活用。
更にプールにはこんなメリットが。
昼間は太陽の光が当たってそれを…この波打つ水面の揺らぎっていうのがそのまま壁であるとか天井であるとかにこう映っていくんですね。
光を反射して部屋を明るく照らす水面。
冬場は加湿器代わりになり快適な湿度を保ってくれるんです。
そしてなんといっても・入っていいよ!水着だからぬらしても…。
イエイ!
(黛)にぎやかですね。
(朱美・桜本)はははっ。
(桜本)あっ上手上手。
(黛)わあ〜すご〜い。
うわ〜。
ちょっとみんなここ一応人ん家だからね。
(桜本)ははははっ。
(黛)分かってる?
(朱美)聞いてません。
(黛)はははっ。
(那須)これだってもう今電気ついてないでしょ?このあと常識ではありえない窓だらけの家!一体いくつあるんですか!?24時間!?すご〜い。
便利〜。
行列のできる賃貸マンション。
まるでシェアハウスのようなスペースがありました。
常識と闘う家。
続いては360度なぜか窓だらけの家。
滋賀県彦根市宮本さん一家が住んでいるのは…。
(宮本)こちらです。
(那須)えっこれそうですか?これ…はい。
これがおうち?ちょっと変わった形してますね。
(宮本)そうですね。
(那須)窓多くないっすか?
(宮本)はい。
縦に3つ並んだ窓が家の周りを囲むように14列。
合わせてなんと42個もの窓があるんです!常識では考えられない窓だらけの家。
中に入ってみると…。
(那須)おっ!明るいですねご主人。
(宮本)はい。
(那須)これだってもう今電気ついてないでしょ?天井高3メートルの開放的なあらゆる方向の窓から光がたっぷりとさし込みます。
(那須)これでもなぜこんなにご主人作ったんですか?窓を。
(宮本)今ここ家空いてるんですけど新興住宅街なんでやっぱ絶対家が建ってくるんで。
(那須)そうか今後建ちだすんですね家が。
はい。
周囲に家が建ってもどこからでも光を取り込めるよう360度42個の窓に囲まれた家を建てたのです。
とはいえ42個もある窓どうやって掃除をしているのでしょう?
(宮本)これ2段目まではできるんですけど…。
(那須)2段目まではねまあ届く位置ですけどあんなんいちばん上の窓とか…。
(宮本)そこはもうしたことないですね。
(那須)したことない?
(宮本)はい。
2段目まではきれいに拭くことができるのですが高さが6メートルもある3段目には手が届かずまだ掃除をしたことがないんです。
そのため…。
(那須)ほらあの窓ご主人あそこちょっと汚れてますやん。
(宮本)はいあれ鳥のフンですね。
(那須)付いてもうてますやん鳥のフン。
どうしますの?
(宮本)もうあれは
(宮本・那須)はははっ!
(宮本)豪雨で流されるのを…。
(那須)天気で洗うってことですか?
(宮本)そうですはい。
リビング南側のスペースは屋根がなくダイレクトに光がさし込む7畳のテラス。
テラスを囲む12個の窓にはガラスが入っていないので…。
(宮本)去年のゲリラ豪雨のときに…。
(那須)はい。
もう雨…まあ排水がこんなちっちゃいっていうのもあるんですけど。
(那須)えっ?これ排水?
(宮本)はい。
もう雨の勢いが強すぎて流れていかんくてここ全部プールみたいになってしまって。
(那須)だって…ねえ?部屋に入っていっちゃうってこと…。
(宮本)この辺ぐらいまで来てたんで。
(那須)う〜わっ。
えっじゃあどうしたんですか?それ。
(宮本)水着に着替えてバケツでわあ〜って。
(那須)ここに?
(宮本)ここに。
わあ〜って。
(那須)窓ないから助かった。
(宮本)そうなんですよ。
よかったですこれ。
入れてたら大変なことになってました。
(宮本)
(那須)ねえ。
(宮本)はい。
(那須)ウンチを取るかプールを取るか。
(宮本)そっちなんですよ。
(那須)これ悩みますね奥さん。
(明香)ちょっと悩みます。
(宮本)待ってるんですけどこっちも…。
(宮本・那須)はははっ!入居者200人待ち!行列のできる賃貸マンションロイヤルアネックス。
人気の一つが住人がタダで壁紙を自由に選べる部屋があること。
こちら雑貨店で働く斎藤さんもそんなカスタムメイドタイプのワンルームに暮らしているんです。
おしゃれな壁ですね。
(斎藤)ありがとうございます。
この壁紙なんかちょっと…。
イメージぴったり。
ぴったり。
ねっ?ほんとに。
ちょっとここ立ってもらえますか。
あっこんな感じ…。
ああ〜うわうわうわっ。
ぴったり。
壁紙の中にいてもおかしくない。
ほんとほんと。
(斎藤)もともとこっちの壁紙が決まっててその中に入ってる色をちょっと入れたいなと思ってブルー系で合わせたんですけど。
なるほど。
あっちょっと合いますもんねこの色合いがね。
落ち着いた雰囲気。
私気になったの。
この床は?うんこれ…。
(斎藤)もともとは全然普通の…なんていうんでしょうマンションのフローリングなんですけど。
これ置いてあるだけなんですか?
(斎藤)そうなんですよ床のタイルなんですけどここが隙間空いてるので分かると…。
あっ忍者屋敷。
(斎藤)忍者屋敷…。
これほんとに置いてあるだけで。
すご〜い!
(斎藤)タイルになってるんですけどこれヒノキでこうほんとに置くだけで…。
置くだけで本格的な無垢の床に早変わりする木材タイル。
1枚1500円と低コスト。
手軽に設置できることからオフィスや病院でも最近導入されているんです。
とはいえ一人で張るのは大変だったんじゃ…。
(斎藤)一人で張るのが大変だったんでちょっと住人の仲間にって…。
あっそうですか。
そういうつながりもあるのって素敵ですよね。
そうですね。
やっぱお部屋の美意識がぴったりくるから助け合ってみたいなのがあるのかな?
(斎藤)結構参考にし合ったりとかすごい楽しい。
あと住人の仲間同士でここ来てもらってお茶したりとか逆に私が行かせてもらったりとか。
そうするともう自然と家が片づくようになりますね。
(斎藤)前住んでた部屋なんかよりも結構きれいにちょこちょこするようになりましたね。
へえ〜。
へえ〜。
青ちんは結構よく来るんですか?
(斎藤)あっ結構来てくれてる。
「青ちん」で分かっちゃうんだ?
(一同)ははははっ。
お隣さんの顔が分からないというマンションが多いなか住人同士の交流が盛んなロイヤルアネックス。
実は仲良くなれる土台をつくったのはオーナーの青ちん…あっいや青木さんだったんです。
その秘密はロイヤルアネックスの2階に。
一体どんなスペースかというと…。
(青木)はいそれではご案内します。
どうぞ。
へえ〜。
おっははは〜広いね。
いや〜かわいらしい。
なんですか!?ここ一体。
おもしろい。
(青木)ここは住人さんたちとか町の人が使っていただく会員制のシェアオフィ〜ス。
へえ〜。
(青木)住人さんは24時間ご利用いただけるので。
24時間!?すご〜い。
便利〜。
ちょっと僕池袋でもうすぐ仕事があるんですけどね…。
24時間使える会員制のワークスペース。
ネット環境も充実しているのでここで仕事をする住人も多く気付けば顔見知りに。
情報交換するうちに異業種で仕事のコラボレーションなんてこともあるんだそう。
(青木)このフロア全体がいろんなシェアする場所になってまして。
そうなんですか。
へえ〜。
(青木)例えばこういうお部屋があったりとか。
これなんですか?これ。
(青木)ここは住人さんのお父さんやお母さんが泊まっていかれたりするゲストルームになっていたりとか。
あらこれはいいですね。
素敵〜。
僕ちょっと住人と知り合いになってここに泊まらしてもらおうかな。
(青木)そうですね。
ほんとですよね。
ねえ。
更に空室になっていた部屋を利用した共用のリビングまであるんです。
料理パーティーをしたりスポーツ観戦したりと使い方は自由。
住人同士が集まる機会も増え仲良くなっていったんです。
へえ〜おもしろいなぁ。
なんか1人暮らしでもさみしくなさそう。
すごい楽しそうだし安心〜。
安心安心。
人気の理由が2つ分かったところでいよいよ3つ目。
実はこれがマンションに行列ができる最大の理由だったんです。
その謎を解くべく住人のもとへ。
なんかもういらっしゃいますよ。
赤ちゃん?赤ちゃん赤ちゃん。
(則子)どうもこんにちは〜。
こんにちは〜。
まだちっちゃいんじゃないです?
(則子)まだ3か月です。
3か月〜。
あらまあ〜。
職業はともにグラフィックデザイナーの小栗さん夫婦。
賃貸の常識を大きく覆す部屋とは?いいですか?入っても。
失礼しま〜す。
おお〜これはまたやりましたな。
うわっ何!?これ。
いや〜すごいねぇ。
なんかお部屋ごとに世界観がまったく違いますよね。
同じ建物だとは思えない位。
ねえ。
いやいや〜。
素敵。
これどういうこと?
(小栗)「どういうこと」…。
ちょっとなんか向こうにアーチ形の入り口が…通り道がありますよ。
大好きな形ですあれ。
アーチ形あれ難しいよ。
ほんとに。
なんかちょっとほんとに映画に出てきそうな部分部分があってね。
壁紙だけじゃなくてこんなとこまで。
これひょっとしてご自身で選ばれたんですか?
(小栗)そうですねここの部屋は間取りも変えていいんですか!?
(小栗)なので元の部屋は全然違う間取りだったんです。
なんとこのマンション賃貸にもかかわらずもともとの間取りを取り壊して入居者の好きなようにフルリノベーションできちゃうんです!その名も「オーダーメイド賃貸」。
とはいえリノベーション費用結構かかったんじゃないですか?おいくら位かかったんですか?ええ〜!
(小栗)ふふふふっ。
1円も払わずフルリノベーション可能な訳とは一体!?このあとマンションに行列ができる最大の秘密が明らかに…。
あるんだ〜!これは考えましたな。
入居者200人待ちの賃貸マンションロイヤルアネックス。
もともとあった間取りを取り壊して入居者の好きなようにフルリノベーションできる部屋が人気なんです。
気になる費用はというと…。
おいくら位かかったんですか?ええ〜!
(小栗)ふふふふっ。
(青木)というかまあ家賃で払ってるんですよね。
家賃…。
(青木)家賃を1万円上積みをさせていただいて。
毎月プラス1万円?
(青木)そうですね。
なんと通常の家賃に1万円上乗せしただけでフルリノベーションできる部屋が。
これこそ賃貸マンションに行列ができる最大の理由だったんです。
費用の上限は家賃の36か月分でおよそ500万円。
この範囲なら自由にリノベーションしていいんです。
小栗さん夫婦はカウンターテーブルを設けたキッチンに大好きな北欧風のタイルを貼って個性を出しました。
洗面所もおしゃれにリノベーション。
ブルーのタイルと鮮やかな壁紙を貼り清潔感あふれる空間に。
トイレの壁紙は遊び心で大胆なものを貼りました。
賃貸でここまでできるとは驚きですが特に入居期間の縛りがあるわけではなくいつ退去しても違約金は一切発生しないんです。
でも本人の意思じゃなくて例えば会社の転勤とかそういうので行っちゃう人もいるでしょ?
(青木)いらっしゃいますよね。
そういうときはどうするんです?
(青木)実際このお部屋もそうなんですけどこのまんまで?
(青木)そうです。
命狙われてますよ。
はははっ命じゃないお部屋です。
夜道は気をつけます。
ああそう。
お部屋狙われてる。
(青木)実際ホームページでこの情報を出しているので…。
えっ?えっじゃあ近々出ていこうとしてるんですか?
(小栗)そういうわけじゃないです。
そうじゃない。
(小栗)作ったときからこういうふうに…。
あっ。
ここのお部屋を紹介してるの?
(青木)そうですね。
はあ〜。
わあ〜スライドショーになってね。
へえ〜。
これはいい〜。
これいいねぇ。
うん。
でメール申し込みフォームが…。
あるんだ〜!これは考えましたな。
(一同)ははははっ。
で実際この申し込みフォームに申し込まれた方も…。
小栗さんのこの部屋に待ってる人は…。
(青木)結構人気あります。
ええ〜!20組!ボク…。
(青木)あっ座っちゃった。
生きてる間には住めないですよね。
(一同)ははははっ。
現在11あるオーダーメイドタイプの部屋はどれも10組以上が入居待ち。
オーナーにとっても老朽化した部屋を入居者のセンスで価値ある空間に変えてもらえるメリットが。
(青木)オーナー側でリノベーションして壁紙だけを選んでもらうということもできたんですけどなんかもったいないなと思って。
大家と店子っていうよりは共同の事業者っていうか共同の思想を持ってやってる仲間になったというか。
そういう変化があったように思います。
こちらのお二人も自分たち好みに部屋をフルリノベーションしました。
いやいやいやいや楽しい。
ワクワクしちゃうんですけどもうすでに。
もういきなり赤い壁紙おしゃれ。
わあ〜このクロスもシックな感じで。
もうね「太陽の塔」がありますよ。
ははははっ。
マトリョーシカもあります。
ほんとだ。
わっこれも壁紙かっこいいし!うわ〜おしゃれ。
これ粋なな〜。
和モダンがテーマのお部屋。
住人が変われば部屋の雰囲気もがらっと変わります。
1000冊以上の本がぎっしり詰まった壁面収納に壁でほどよく囲ったキッチンスペース。
松尾さんもかなり気に入ったようで。
あそこの和室もいいですね。
(青木)そうですね。
雑念を振り払えるような感じがしますよね。
(山本)はい。
あの〜向こうの…物入れでしょうか?あそこの戸のあの形が…。
これは古材かなんか使ったんですか?
(山本)そうですね。
いやこれいいですね。
(青木)はい。
建具がすごい。
トイレの建具もすごいかっこいい。
あっそうなんですか。
あっ!うわ〜これは…これはまたあれですか?取り壊された古い家…。
(山本)たぶんそういう所から引き取られた扉だと思うんですね。
古材を持ってきて…。
住人憧れの古材を使ってリノベーションしたんですが和モダンのテイストにぴったり合っています。
リビングの壁は和の空間に合うよう珪藻土で仕上げました。
実はこれ自分たちの手で塗ったものだったんです。
持ち家並みに家造りを楽しんでますね。
ここに住むようになってから何か変わったこととかってあります?ふふっ…変わったこと?なんで視線でイチャイチャする…。
やらしいもう。
こういうのもうもっと見てたいわ。
いい。
どんどんしてどんどん。
もともと家に人呼ぶとかは全然好きじゃなかったんですけどもう今までで…そうですねぇ最後に人呼んだのいつだったかなっていうぐらい呼んでなかったんですけど今はもうなんか定期的に人を呼ぶというか。
そうなりましたね。
人格までリノベーションしてしまうんですね。
(山本)そうです。
そんな変わると思ってなかったんですけどやっぱ住むとこって大事だなってつくづく…。
大事ですね〜。
はい。
「住人十色」で紹介した住人はひと筋縄ではいかない建物をリノベーションなさっています。
築95年大正時代のワケアリ物件をリノベーション。
紀伊半島の東側世界遺産の町そんな町に一人で暮らしている久保さんの家はというと…。
こちらになるんで。
どうぞ。
あっこちらがおうちですか?ええこれなんです。
ええ〜おしゃれ!ピンク?
(久保)はい。
(中村)かわいい〜。
(久保)ちょっと恥ずかしいですけど。
(中村)いや〜かわいいですね。
でもなんかよく見るとちょっと古い?
(久保)ええ。
あの〜これ
(中村)えっ!?
(久保)はい。
この建物久保さんのひいおじいさんが大正9年に建てたんですが元々は…。
(久保)まあここはあの〜
(中村)えっ病院!?
(久保)だったんですね。
なんとこの家は大正9年に建てられた病院をリノベーションしたもの。
久保さんのひいおじいさんがつくったのは当時としては珍しい大きな病院で遠方からも多くの患者さんが訪れていました。
久保さんは幼い頃から毎年ここに遊びに来ていたんです。
しかしおじいさん亡きあと継ぐ人がいなくなり病院は30年以上放置され廃虚同然に。
あの〜私にとって思い出の場所なのでそれをまあこのまま朽ち果てさせるのはちょっとさみしいなということで。
そこで東京で眼科医をしていた久保さんは熊野に移住。
リノベーションによって大正時代の病院をよみがえらせたのです。
それでは気になる家の中へ。
(久保)ちょっと重いんで開けますね。
(中村)おじゃましま〜す。
おおっ!ははっすごい!広い!なんかひと部屋出来上がっちゃってるみたいな…。
(久保)そうですね。
元々はここが待合室だったもんですから。
(中村)待合室だったんですね。
病院の待合室は土間のある玄関に。
まるで大正時代にタイムスリップしたような空間です。
ここもしかして…。
(久保)これ受付なんです。
(中村)ですよね。
ええ〜すご〜い!ここでこういう診察券とか…。
なんかしっかり残ってますね。
(久保)そうですねここはきれいに残っていて。
こちらもじゃあよろしいですか?はいどうぞ。
失礼します。
おお〜!すごい!廊下。
(久保)そうですね。
(中村)なんかここ病院っぽい。
病院っぽいでしょ?うん。
廊下は当時の床板をそのまま生かし病院の雰囲気をよみがえらせました。
玄関横のスペースはアンティークの家具に囲まれたキッチン。
壁や天井はすべて久保さんが自分の手で塗りました。
病院時代の薬棚はきれいに磨き上げ今は食器棚として再利用しています。
更に奥へ進むと…。
おっちょっと扉もおっきいな。
(久保)はい。
失礼します。
おっ広い。
あっしかもなんか壁ブルーでかわいらしいですね。
これまでの部屋とは異なり北欧風の爽やかなリビング。
光を取り込む天窓があるんですが一体なんの部屋だったのでしょうか?
(中村)分かったかもしれません。
(久保)はい。
手術室。
そうです。
当たった!ふふふっ。
当たった。
やった!当時は手術用の照明器具が発達していなかったので天窓からの自然光で手術を行っていたんだそうです。
(中村)じゃあ今はそこがリビングなわけですよね。
なんかすごいですね手術室がくつろぎの場所。
どうですか?そうですね。
だからきっと普通の人には不思議なんでしょうね。
はははっ不思議です。
そうですね。
リビングの隣には洋風の寝室を設けました。
ここは元々手術の準備をする部屋だったんです。
そんな部屋には幼い頃の忘れられない記憶が…。
(久保)ここに並んでたのがいわゆる標本…ホルマリン標本っていう。
ええ〜!ホルマリン?
(久保)ええ。
兄とまあちょっと怖いもの見たさみたいなんで夜にちょっとお化け屋敷探検だみたいな感じで来て。
でここの前はさすがに怖くてもう目つぶって走り抜けたみたいなそんなようなあれで…。
(中村)そんなこう子どもの頃は怖くて目をつむって逃げてたような場所で今は寝られてるわけですよ?そうですねはい。
不思議です。
続いては廃墟同然だった築100年のワケアリ物件をリノベーション。
戦災を免れたことから古い建物や工場が数多く残る兵庫県高砂市。
そんな町に住む平元さん一家はどんな家に住んでいるかというと…。
(平元)こちらです。
(那須)あっこれですか?
(平元)はい。
(那須)これ?
(平元)これ自宅です。
(那須)えっ工場みたいになってますよね。
(平元)そうですね。
(那須)結構年季入ってません?
(平元)築100年。
(那須)100年ですか!
(平元)はい。
築100年の3階建て。
1階の奥へ進むとそこには…。
(那須)ここなんか一段上がってるんですね。
なんかあの〜舞台みたいになってる感じですよね。
(平元)そうですね。
一段上がった場所にあるまるで舞台のような謎のスペース。
ん?一体この建物は?
(那須)なんだったんすか?ここは。
(那須)映画館!?
(平元)はい。
なんともともとは2階席もある立派な映画館だったんです。
あの〜もともと映画館として建てられてそのあと映画館が閉館してそのあと100年前に建てられた映画館はその後ブラウス工場に買い取られ10数年前まで使われていたんだそう。
そのためブラウス工場時代に壁が作られ天井も低く改装されてしまったんです。
更にはこちらの映画館舞台奥の階段を上がると…。
(那須)あっなんかスペースになってますね。
はい。
当時楽屋です。
(那須)楽屋?じゃあここ窓あんのが…こっから見えるんですね。
(平元)そうですそうです。
(那須)じゃあ次の出番の方が様子を見ながら。
(平元)そうですそうです。
元映画館という巨大な建物。
2階の住居スペースは一体どうなっているのでしょうか?
(那須)じゃあお邪魔します。
(平元)はいどうぞ。
すみません。
うわっ楽しみ!開けますね。
うわ〜!ちょっとこれご主人広いしまたおしゃれな…。
ちょっともうなんかおしゃれなカフェみたいな。
(平元)そうですねはい。
(那須)あら〜。
ブラウス工場時代殺風景だった空間を温かみのあるリビングダイニングにリノベーション。
広さはなんと42畳。
元映画館ならではのぜいたくな空間です。
そんな広い空間のあちこちにアンティークなインテリアが。
例えば…。
(那須)このたんす高かったんじゃないっすか?これ。
(平元)ええ。
買った物件に置き去りにされた…。
(那須)ということはタダですか?これ。
(平元)タダです。
(那須)ええ〜!実はご主人の職業は古民家を専門に取り扱う不動産業。
古民家に置き去りにされていたレトロな家具を引き取り自宅のインテリアとして再利用していたんです。
巨大なリビングでひときわ目立つソファは古い画廊にあったもの。
(平元)まああの〜実際画廊にモデルさんが横たわって…描いてる絵とかもいっぱいありました。
(那須)「ヌードのソファ」。
はははっ!ヌードのソファなんですか?これ。
(平元)そうですそうです。
はい。
(那須)じゃあ実際モデルさんがこう寝転ばれて…。
(平元)そうですそうです。
こういうふうに…。
(那須)気持ち悪っ!
(一同)ははははっ!
(那須)ねえ?奥さん今の…想像したらねぇ。
このあと家具職人のご主人が築40年の元○○○をよみがえらせた家。
キープ。
おキープ。
これ売らんといてくださいほかの人に。
実は住人からある重要なミッションを任されたんです。
ワケアリ物件と闘う!家具職人が挑んだ壮絶なリノベーションとは?田園風景が広がる…。
そんなのどかな町に暮らす須田さん一家。
17年前ご主人は脱サラ。
東京から北海道に移住し家具職人に。
人気の家具職人がリノベーションした家とは?
(須田)こちらが自宅なんです。
あっこちらですね!
(須田)はい。
すご〜い。
かわいい。
木のぬくもりの感じもあって。
(須田)そうなんです。
ある建物をリノベーションして造ったんです。
(春香)どんな建物なんですか?
(須田)それはですねこちらに来れば分かります。
はい。
家の裏へ回ってみると…。
(春香)あら〜。
広いですねお庭。
(須田)はい。
全部で
(春香)500坪?
(須田)はい。
500坪の広大な敷地になぜか遊具が。
実はこの場所…。
(須田)
(春香)ああ〜。
(須田)はい。
(春香)保育園があった場所を…。
保育園の建物付きで売りに出ていた500坪もの土地。
購入価格はなんと驚きの…。
全部で90万です。
(春香)えっ!?
(篤子・須田)はははっ。
いやいやいやいや…えっ?いやいや…。
90万?車とこの土地だとどっちが高いんですか?
(須田)あっ車の方が高いです。
(一同)あはははっ。
500坪の土地が90万円とは広大な北海道の中でも超破格!その分予算をかけて保育園をリノベーションできたんです。
それでは家具職人のご主人が手がけた家の中へ。
(春香)わあ〜!えっ?えっ?ちょっちょっちょっ…すご〜い!広いし。
(須田)ここが元保育園のホールだったとこなんですよね。
(春香)保育園のホール。
(須田)お遊戯やったり…。
(春香)今はそこをどういうふうに使ってるんですか?
(須田)ここがねリビングとして使ってます。
(春香)リビング。
(須田)キッチンとリビングですね。
保育園の講堂として使われていた50畳もの大空間がリビングダイニングキッチンに。
家具職人のご主人がすべてリノベーションしました。
50畳もの床には白い部分が交じった割安のウォールナット材を貼ったんですがかえって味わいある雰囲気に。
それにしてもご主人頑張りましたね。
(春香)これ全部ですよね?
(須田)そうなんです。
何千枚とあるので…。
これ貼ってる作業のときはもうず〜っとこうしゃがんだ姿勢でやるので夕方にはもう立てなくなってはって歩いてましたね。
(篤子)ノイローゼみたいに「やんなきゃやんなきゃ」みたいな。
(春香)なんかもう…。
(そより)もう家に帰って来たら黒いものをまとったなんか…。
(春香)負のオーラが出てた?そんなご主人のいちばんの力作はというと…。
(春香)このキッチンすごいですねぇ。
(須田)そうなんです。
(春香)インパクトがありますけど。
これおもしろい形のキッチンですよね。
(須田)そうなんです扇形の形の。
(春香)こういう形にするのって結構…。
(須田)いやほんとにねあの…ここはもう製作に3か月かけた渾身の扇形キッチン。
どんなものでも曲げてみせる!という家具職人としてのプライドでキッチン台だけでなくなんと引き出しまでしっかり曲げてみせました。
(春香)ここも曲がってますよね?
(須田)そう。
このシンクは…シンクはもうちょっとオーダーで作ってもらったんですけど「本当にやるんですか?」みたいな。
(春香・須田)ははははっ。
(春香)結構渋ってましたか?
(須田)渋ってました。
やりたくないような感じで。
(篤子・春香)ははははっ。
家具職人として意地のリノベーションを成し遂げたご主人。
(春香)お父さんのことどう思ってる?めっちゃ尊敬できます。
(春香)おお〜!おお〜!
(一同)ははははっ。
(篤子)喜んでる。
はははっ。
(春香)いいな〜。
だって今…ねえ?高校生でしょ。
(須田)あの〜嫁に出さないつもりで。
(一同)ははははっ!
(春香)そんな…。
多くの園児が過ごした元保育園。
家族4人が暮らす温かい空間へと見事によみがえりました。
行列ができる賃貸マンションロイヤルアネックス。
壁紙を自由にカスタムメイドできる部屋に…フルリノベーション可能な部屋もあって200人以上が入居待ちしているほどの人気。
なんとルームシェアできる部屋までありました。
しかもこちらの男性三人かなり常識破りの暮らし方をしているんです。
じゃあお邪魔します。
ちょっともうほんまにおかしいよねこれね。
何?山小屋風みたいな。
ほんとだ〜。
なんか今までとまた全然テイストが違う。
工具がいっぱいあるこれ。
大家さんちゃんと注意した方がいいですよ。
(青木)そうですね危ない。
何?これ。
めっちゃプロっぽいのがいっぱいある〜。
すごい。
これみんなホームセンター行ってそろえたんですね?でもこれ何に使ってるんですか?
(織戸)えっ今最中?
(青木)この部屋はもともとあっ匂いします匂いします。
しないしない。
(青木)加齢臭?木の匂い。
そうセルフリノベーションしながら住んでいたんです。
もともとは青木さんの祖父が暮らしていた間仕切りの多い部屋。
広すぎて借り手が付かず老朽化していた部屋を家賃1人4万円と低く設定。
自分でリノベーションしたい入居者を募集したというわけ。
これが賃貸マンションに行列ができる4つ目の理由だったんです。
(織戸)美大の建築学科にいたのでそのときからいろいろ物作ったりとかしてたんです。
へえ〜。
建築学科ですか。
(青木)彼らがここに住んでくれるとここのマンションの住人は彼らに相談すると…。
あっ。
ははははっ。
なるほど。
(青木)そうなんですそうなんです。
同じ大学出身の三人。
建築関係や物作りの仕事に就いていることもありもともとセルフリノベーションに興味があったそう。
休日になればこつこつと家づくりに励んでいるんです。
そんな三人が最も力を入れたという共用スペースへ。
力入れてやってると…。
うわぁ〜。
ここなんかちょっと…。
うわぁ〜!宴会したいなここ。
した〜い!ハンモック〜。
ええ〜。
17畳の空間をリビングとダイニングキッチンにセルフリノベーションしました。
これも一からDIYした…。
(織戸)はいこれはほとんど自分たちで組み立ててキッチンも買ってきたのを自分たちで組み立てたんで。
これは…えっ額縁みたいになってる〜。
(織戸)そうです。
もともとは天井に付いてたものなんですけどもなんかその枠を残したまま使いたいなと思ったのでここに付けたんですけど。
めっちゃかっこいい。
(織戸)ここの隙間のとこにある溝の所にほんとはロールスクリーンをこれから付けまして映画とかをこっち側から見たときに枠の中に映るようにしようって…。
わあ〜!呼んで…呼んでもらいましょう呼んでもらいましょうよ。
(織戸)プロジェクターを付けて投影するって形…。
男同士でエッチな映像を見てるわけですね。
そんな夜もありますよね。
あるんやあるんや!更にはカウンターを作りおしゃれなカフェ風に仕上げました。
なんかここも…。
あらいらっしゃい。
今日何にするの?いつもの?いつものやつちょうだい。
ああそう。
はいどうぞ。
ありがとう。
ぶえぇ〜。
ははははっ!はいゴクゴク。
ははははっ。
へえ〜。
あほやな君は。
あはははっ!入居して9か月。
そうですね今この家全体で3割!?まだまだじゃない。
(織戸)唯一このリビングが5割ぐらい出来たかな〜っていう感じなんですけど。
ああ〜。
あとどんななの?大丈夫?
(織戸)それが全然まだ…この部屋が実は全然出来てなくてですね。
これなんのお部屋ですか?ここ…うわ〜。
(織戸)個室の一つなんですけどまだ壁とか何も終わってなくてですね。
これからなわけですね?
(織戸)ちょっと時間とお金がなくてどうしようかなと思ってる状況なんですけど。
へえ〜。
時間がなく更には予算も底をつき志半ばで中断している和室。
これねなんかでも…。
なんかおもしろくしたいですね。
これ…何貼りましょ?ここ。
松尾さんに絵の具塗ってバ〜ンとかやっといたら…。
あっこうやってね島田珠代みたいにバ〜ンってね。
(一同)ははははっ。
おもしろいねぇ。
(織戸)えっバ〜ンってやりますか?いや…。
はははっ乗ってきた。
それねあの…近くに銭湯があったらやりますけどね。
(織戸)銭湯あるんですよ。
ははははっ。
徒歩2分ぐらいのとこに。
あるんだ。
めっちゃいい。
いやなんかちょっと貼るもんは選んであげますよ僕が。
(織戸)あっほんとですか?いい〜。
どうですか?どうですか?あとで「これは気にくわん」って言わんといてよ。
(織戸)大丈夫です。
そんなことはないです。
リクエストとかなんかあります?
(織戸)リクエスト…何がいいかなぁ?なんか幾何学模様的なものとかがいいかなぁとか。
幾何学的。
(織戸)なんか図形だったりとか…。
図形であったり…うん。
(織戸)色み的にはグレーとか白いラインが入ってたりとかこう…なんかそういうのがいいですかね。
フェミニンな形は嫌です。
逆に嫌な方は結構あるかもしれないです。
壁紙のプロデュースを買って出た松尾さんと美佳さん。
この壁一面を一体どんなふうに仕上げるのか。
二人が向かったのは…。
銀座ですけど。
はい。
ここ…ここに来たんやね。
ここここ。
壁紙といえば「WALPA」さんですよ。
絶対好きだと思う松尾さん。
行こ行こ行こ行こ!なんにもしゃべられへんやん。
あはははっ!東京大阪福岡など全国で5店舗を展開する輸入壁紙専門店「WALPA」。
世界中からユニークかつおしゃれな壁紙を集めることなんと2万種類以上。
今大人気のお店なんです。
(高井)壁紙ですね。
これだ〜。
以前番組でも取り上げたことがあるんですがそれ以来美佳さんも壁紙の魅力にはまりお店にもよく通うようになったんだとか。
ずっと大阪の「WALPA」さんで見せてもらってたのがこれなんですよ。
これはいやらしい。
いちいち落ち着かない。
ええ〜?だっておパンティーとかいろんな種類の網タイツあるんですよ。
おパンティーいらんわ。
ほらお尻だけ開いてんのよこれ穴。
もっと見せぇや。
あはははっ!これもね…。
あっそうそうこれ〜!これおもしろい。
ねえ?これね。
(小野田)はい。
こちらフランスの壁紙でトイレットペーパーの柄ですね。
ああ〜。
私これ貼ろうと思ってたんですよ。
でもこれはな〜お部屋よりも…ねっおトイレに…個室にあったらかわいいかも。
(小野田)リアルとフェイクで。
リアルとフェイクでとっきっきやなもう。
あはははっ!こちら一番人気の壁紙を教えてもらうことに。
(小野田)特にまあ男性に人気があるものといいますとこちらの…。
これは幾何学的やなぁ!すご〜い。
幾何学のための道具ですけどね。
(小野田)ビンテージのスケールの柄をいろいろ組み合わせコレクションしたものを集めているので。
これにしましょ。
これは一応キープキープ。
おキープ。
これ売らんといてくださいほかの人に。
木目のフェイクが男性に今人気なんだそうで種類も豊富。
例えば部屋の構造体の壁に貼るとこんな感じ。
壁紙だとは思えないクオリティーの高さです。
こちらの壁紙専門店にはこんなコーナーも。
こんな感じで…。
(2人)うわぁ〜!ルームシェアする男性の部屋をプロデュースしようと松尾さん美佳さんがやってきた数ある壁紙を選ぶときに便利なのがこちらのコーナー。
こんな感じで…。
(2人)うわぁ〜!なんか空気がいい。
すごい空気がいい。
プロジェクションマッピング的な。
(小野田)はい。
買ったことをシミュレーションしてその空間に僕らがいるような感じで試してみることができるというようなことですか?
(小野田)はいそのとおりです。
ありがとうございます。
いやすご〜い!この組み合わせもどうですか?っていうご提案でございます。
あっなるほど。
ありがとうございます。
はははっ。
どんな壁紙が部屋に合うのかシミュレーションを重ねる二人。
そして続いては…。
ここの「WALPA」では体験で教えていただけるんですよね?えっ?ここでですか?
(小野田)はい。
前ちょっと体験させていただいたことある…。
そんなんずるいわ僕もお願いします。
めちゃくちゃ楽しい。
ああそう。
それは大丈夫ですよそのまんまで。
初心者でも壁紙を貼れるようワークショップを開催している「WALPA」。
美佳さんもプライベートで体験したんですが女性に大人気で毎回定員を超える応募があるほどなんです。
助手。
助手。
そっち…はい。
こっち入りますこっち入ります。
どっちでもいいよ。
あっこっち入ります。
どっちでもいいよははははっ。
(小野田)ざくざくっと。
ざくざくっと。
まずは壁に専用の水性のりをたっぷり塗っていきます。
いい運動。
そうなんですよね。
(小野田・三船)あはははっ。
こ〜れは違うな…。
続いて壁紙を貼っていきます。
この辺かな?
(小野田)柄が合うようにですね柄合わせの位置を探していただいて…はい。
境目が分からないよう柄を合わせながら貼るのがきれいに仕上げるポイントなんです。
(小野田)完璧ですね。
ばっちり〜!
(小野田)ろくにご説明もしていない全然…。
(一同)あはははっ!最後にカッターで余った部分を切り落とせば完成。
すご〜い!
(小野田)すごいきれいに切れて…。
絶対うそ〜初めてだなんて。
でもあっという間。
ああ〜ありがとうございます。
すごい上手〜。
(小野田)自然です。
いや〜どうです?初めて体験してみて壁紙貼り。
汗かいた。
(小野田・三船)あはははっ!どんなんなるかな〜。
貼り方のコツもマスターしたところで…。
マンションの部屋へと戻り壁紙を貼る二人。
一体どんな壁紙を選んだのでしょうか?そしてこの空間はどのように生まれ変わるのか!?はいやっといてくださいよ。
ねっ。
よいしょ。
ちょっとねまだまだしばらく…もうあの人もたもたもたもたするからねちょっとかかりますんでこちらをご覧ください。
自然と闘う家です。
松尾さん早く。
ここ手伝ってください。
何やってんのもう〜!分かった分かった。
乾いちゃう〜。
うう〜!痛たっ…。
まずは大胆な形で自然の驚異から家族を守る家。
群馬県高崎市に住む伊藤さん一家は一体どんな家に住んでいるのでしょうか?
(伊藤)ここが我が家になりますね。
(那須)あっこちら?
(伊藤)はい。
うわっ何?これ。
ちょっと変わった形ですね。
(伊藤)そうですね。
(那須)なんか飛び出てませんか?ポコンと。
家の中から何やら箱のようなものが飛び出しています。
(那須)ああ〜ほんとだ!飛び出てますね。
(伊藤)そうですね。
3メートル出すような形を。
(那須)3メートル。
飛び出した箱だけでなく建物全体がかなり複雑な形に見えますが中に入ると…。
(那須)よいしょ!あれ?えっこれどういうことですか?玄関を入るとすぐにまた屋外へ。
そこにはガラス窓に囲まれた中庭が広がっているんですが一体…。
(那須)これどうなってるんですか?
(伊藤)玄関からず〜っと
(伊藤)この家は。
(那須)そうですかぐる〜っと回ってるんですねじゃあ。
(伊藤)そうなんですよ。
上から見るとらせん状につながっているのがよく分かります。
建築家のご主人が考えたこの形こそが群馬県ならではの自然の驚異から家族を守る工夫だったのです。
(伊藤)この辺りは群馬のからっ風というね北風がありますので自転車乗りながら北風に向かって全然自転車が進まなくてほんとチェーンが切れたりとか。
(裕子)洗濯物が外に干すともう砂まみれで。
群馬県は日本海から山脈を越えて吹き降ろすいわゆるからっ風の影響を受けやすい地域。
そこで家の北側をとがらせて南北に細長い形にすることで北から吹きつけるからっ風を建物全体で受け流すようにしたのです。
更に風の影響を受けないよう東西を閉じ内側に開口部を作ることで中庭を手に入れました。
また家の中はひとつながりになっているためそれぞれ段差を設け空間をゆるく仕切りました。
玄関からダイニングキッチン更には階段を上って2階へ上がると…。
(那須)階段を上っていくと…わあ〜すごい。
明るい。
これ見事ですねご主人。
(伊藤)まあこの眺めを見るために建てたようなところもあるので。
(那須)へえ〜!高崎市内を一望できる巨大な開口部を備えた13畳の畳リビング。
ちなみにここが外から見たときに飛び出していた部分。
またこの両側の壁景色を切り取るだけでなくこんな効果も。
(伊藤)ちょうどこの筒がですねちょうど南北軸になってましてでそちら右手の方が西になるんですね。
それなのでこの壁を出して西日をカットします。
(那須)なるほど。
その分出てるってことなんですか?これ。
更に屋上には芝生が敷き詰めてあるので夏の暑さを和らげる草屋根効果もあるんです。
自然と向き合い生み出された数々の工夫。
家全体が家族を守ってくれています。
わあ〜!すごいですね。
このあと沖縄・西表島。
離島ならではの闘う家!自然と闘う家。
続いては沖縄・西表島。
離島で暮らすための知恵が詰まっていました。
土地の9割が亜熱帯のジャングルというそんな大自然の中で海のツアーガイドをしている國井さん。
一体どんな家に住んでいるのでしょうか?
(國井)え〜っとこちらが自宅になります。
(黛)こちらですか。
うわっかわいらしい感じですけどあれ全部コンクリートなんですか?
(國井)そうです。
やっぱ台風に強い家じゃないと心配だったというのもあるので。
台風対策が欠かせない西表島の家。
重心の低い鉄筋コンクリート造の平屋にしました。
家の中に入ってみると…。
(黛)よいしょ。
あっ入ってすぐリビングなんですね。
(國井)はい。
外から直接出入りできるおよそ20畳のなんといっても気になるのが…。
(黛)なんですかこの景色!わあ〜!すごいですね。
(國井)はい。
(黛)へえ〜こっちも全面ガラス張りなんですね。
(國井)はいそうです。
緑がたくさん見えるこの景色がすごい好きでこれを生かしたおうちにしたかったっていうのはすごくあります。
窓を開け放つとリビングとデッキがひとつながりになりより開放的な空間に。
またデッキからは牧場の牛も眺められるんです。
更にリビングの隣は…。
(國井)こちらは水回りになってます。
(黛)水回りなんですね。
(國井)はい。
(黛)失礼しま〜す。
よいしょ。
あっえっ?あははっ。
トイレ…ですね。
(國井)はい。
(黛)丸見えじゃないですか!
(國井)はいそうなんです。
これまた西表島の自然をダイレクトに感じられる開放的なトイレ。
(黛)だってもう牛がすごい見てますよ。
(國井)そうですね。
牛しか見てないので…。
(黛)はい。
心おきなくトイレもできます。
(黛)ええ〜!?なんかやっぱ慣れって怖いですよね。
(黛)怖いですね。
ははっ。
そんな大自然が眺められる空間には大容量の壁面収納。
これにはある理由が。
(國井)やっぱりあの〜沖縄の離島の生活なのでスーパーも充実してるわけではないですからある程度物をストックしておかなきゃいけない生活なので収納はたくさんあります。
ストックできるスペースは
(黛)これですね。
(國井)はい。
ちょっと開けてみます。
(黛)はい。
(國井)物がたくさんほんとに入っているんですけど。
(黛)おお〜!ほんとだ〜!庭に物置を置くと台風で飛ばされてしまいます。
そこで家の床下を利用して巨大な収納スペースに!床のあちこちが開き取り出せるようになっているんです。
またクローゼットの片隅にはなんと業務用の冷凍庫が!その中には…。
うわっ!
(國井)冬の夜に潮が引いた時間にサンゴの間とかでタコが寝ているんです。
それをライトとモリで自分で獲ってくる。
ブスッと?
(國井)はいそうです。
ご主人が?ワイルドですね〜。
ははっ。
結構おもしろいんです。
リビングの隣にあるスペースは家族5人がいつも一緒に寝ている…。
子ども部屋はあえて作らなかったのですがそれには離島暮らしならではのこんな理由が。
(國井)西表島には高校がないんです。
(黛)あっそうなんですね。
はい。
なので中学校卒業したら島を出て石垣島とか沖縄本島の高校の寮に入って寮生活をしてくのでもともと子ども部屋というものはあんまり考えずにおうちは計画しました。
(黛)へえ〜。
じゃあ15歳までしかお子さんとは一緒にいられないんですか?
(有紀)はい。
卒業していく親は皆さんお母さん「毎日泣き暮らしてる」って言ってるから「ああそうなるんだぁ」みたいな。
はははっ。
(黛)それ3回もあるんですよ。
ねえ。
はははっねえ。
(黛)ねえ。
自然と闘いながらも家族5人で暮らせる時間を大切に過ごしています。
注文どおりのものが出来ました。
いよいよ壁紙披露!どんな空間に生まれ変わったのか!?開けます!はい。
せぇ〜の…。
ジャ〜ン!どうぞ。
おお〜。
おお〜!すごい。
ははははっ。
どうですか?あっなるほど。
ここ大事よ松尾さん。
ここ大事よ。
ルームシェアする男性住人の和室の壁をプロデュースすることになった松尾さんと美佳さん。
部屋に戻り壁紙を貼ること3時間。
果たしてこの壁一面がどのように生まれ変わったんでしょうか?住人たちを呼びましょか。
はい。
織ちゃんに出屋ちゃん。

(出屋敷・織戸)はい。
お待たせしました。
お待たせしました〜。
いやいや。
(出屋敷)楽しみにしてました。
注文どおりではあります。
はい。
後悔先に立たずですからね。
はい。
それでは開けます!はい。
せぇ〜の…。
ジャ〜ン!どうぞ。
おお〜。
おお〜!すごい。
ははははっ。
どうですか?あっなるほど。
なるほどでしょ?
(織戸・出屋敷)ああ〜。
(出屋敷)ああ〜。
(織戸)いやこれはいい。
いいですか?
(一同)あはははっ!幾何学的の中に攻めた感じで弓矢もあって。
(織戸)はいはははっ。
よ〜くね柄も…。
(織戸)細かいっすね。
すご〜い。
ねっ?いやこの部屋の雰囲気となんか不思議にマッチしてる…。
マッチしてるでしょ?気がします。
昭和の薫りがする和室が一転!モダンな空間へ。
幾何学模様の壁紙が不思議と合っています。
松尾さん美佳さん喜んでもらえてよかったですね。
そして隣の部屋へとつながる秘密の通路。
その扉には黒板風の壁紙を貼りました。
住人の希望どおり白いラインや図形がしっかり入っています。
おまけに…。
(出屋敷・三船)はい。
ジャ〜ン。
(出屋敷)あら!
(織戸)ああ〜プレートまで。
ありがとうございます。
これもう必死でしたよこれ。
これ大変もう。
これ大変でしたこれ。
あちらも…。
タイルっぽい感じの。
(織戸・出屋敷)あはははっ!あちらも。
(織戸)すごい。
ちょっと遊びがありますよね。
(織戸)細かい所まで。
はははっ。
いやいやほんと大変でしたよ。
う〜ん。
汗だくでしたから。
(一同)あはははっ!ほんとほんと。
松尾さんの粋な遊び心で頼まれてはいませんでしたがウオールステッカーを勝手に貼っちゃいました!わあ〜いいアクセントになってますねぇ。
でも楽しかったですね。
楽しかったです。
(織戸)ありがとうございます。
壁1面変わるだけで随分印象変わりますね。
(出屋敷)がらっと変わりましたね。
う〜ん。
だからね1面これがあるだけで相当アクセントになって。
(織戸)そうですね。
ねえ。
ほかは結構シンプルでもいいんじゃないかなっていう気がね。
そうね〜。
(織戸)ありがとうございます。
これたぶん僕らが考えても出てこなかったですこの柄は。
(松尾・三船)はははっ。
これ全部で1万5000円ぐらい。
(織戸)おお〜!これはすごい!1万5000円でこれだけの気分が変わるんだったらねいいじゃないですか。
ねえ〜!最高ですよね。
まああの〜壁紙代の領収書は取ってありますので。
(一同)あはははっ!じゃあそれは全部「青木」で。
「青木」で。
「青木」でよろしくお願いします。
いやありがとうございました。
ええ経験さしてもらいました。
ありがとう。
ありがとうございます。
行列ができる賃貸マンションには屋上にも人気の秘密があったんです。
うわっ!何?ここ。
うわっいや!いや〜!何?このいやらしいスペースは。
いやらしい〜!あはははっ!行列ができる賃貸マンションには更にもう一つ屋上にも人気の秘密があったんです。
うわっ!何?ここ。
うわっいや!いや〜!何?このいやらしいスペースは。
羨ましすぎるこれ〜。
すごいね〜!えっ!?リゾートじゃない。
何?ここちょっと。
海外みたい。
何?これ。
どうしたの?ちょっとモヒート下さい。
(青木)モヒート?この寒いのに何言うとんねん。
ほんとにもう。
東京都内を360度見渡せる「ソラニワ」と名付けられた屋上。
なんと200人以上が集まれる巨大な共用スペースなんです。
なんといっても眺めが抜群!遠くにはスカイツリーまで望めるんです。
(青木)あのスカイツリーを囲んで隅田川花火大会のときにはここで毎年生ビールをみんなで。
でもこっから見えるか!普通集合住宅ってこういうとこ上がらしてもらえないですよね。
そうですよ立ち入り禁止ですよ。
立ち入り禁止でしょう?
(出屋敷)結構頻繁にバーベキュー?バーベキューもできちゃうんだ。
すごいなぁ。
すご〜い。
(青木)ヨガやったりとか野菜育てたりとかみんなしてます。
ヨガやって野菜育てて。
めちゃくちゃいいですね。
(青木)あとここで?
(青木)はい。
住人さんが。
ああ〜いいねぇ。
そうかなんでもできるねここ。
へえ〜。
流しそうめんもできる。
(青木)流しそうめん…流しそうめんやったよね。
(織戸)やりましたね。
ほんとにやったんだ〜。
今度やるとき松尾さん呼んでくださいね。
呼んでくださいよ。
僕流しそうめんやるのが夢なんです。
そう。
こうやって交流してるとね「ちょっと自分とこ困ったからごめんなさいお願いします」ってこともねお互いにできるし。
(青木)そうですね。
集合住宅のモデルっていうのがもっと広がるといいっすね。
(青木)そうですねうん。
なんか無理がない気がするしこっちの方が幸せですよね。
すばらしいつながり。
すごいなぁ。
ねえ?ほんとに。
こっちスタッフかと思ったらこっちまでいたこっちまで。
じゃあ僕もちょっとこう並ぼかなこう。
あはははっ並んじゃいます?並ぼかね。
(青木)行列に。
このカップル嫌ですけどね。
あはははっ確かにちょっとわちゃわちゃしちゃう。
(青木)わちゃわちゃ?ははっ。
(加奈さん)みんな来て〜。
2016/01/02(土) 13:54〜15:30
MBS毎日放送
住人十色 お正月SP〜闘う家2016〜[字]【個性的な家や暮らしを紹介!】

築27年!なのに…入居者200人待ち!?▼松尾貴史と三船美佳が驚きの賃貸マンションの秘密に迫る!▼厳選!これまで番組に登場したさまざまな個性的な家や暮らしも紹介!

詳細情報
番組内容
東京・東池袋にある築27年の賃貸マンションは以前は1/4が空室という不人気物件だった。そこでオーナーは、入居者がタダで壁紙を自由に選べたり、DIYができたり、オーナー負担で部屋をフルリノベーションできるなど、賃貸物件では考えられないサービスを実践し、今では入居者200人待ちの超人気物件になった。松尾と三船はそれぞれの部屋の住人(アルジ)に住み心地やこのマンションの魅力について話を聞く。
番組内容2
さらに、DIY好きの三船は壁紙貼りのお手伝いを志願。その出来栄えは・・・?
番組ではこのほか「常識と闘う家」や「リノベーションで闘う家」「自然と闘う家」など、去年放送した中から選りすぐりの家も改めて紹介する。
 
出演者
松尾貴史
三船美佳
ほか
 
公式HP
【☆番組HP】
http://www.mbs.jp/toiro/
 
おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – その他
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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