ソフトバンク「Pepper」、IBMの人工知能「Watson」を搭載へ
「Watson」はIBMが開発している人工知能(コグニティブ・コンピューティング・システム)。質疑応答といった人間とのやりとりを繰り返し、自分で仮説を立て、知識を自己学習するのが特徴だ。これにより、専門家をサポートし、意志決定を支援するといったことも可能としている。IBM内には、医師、研究者、保険会社、保健組織の能力の向上を図る「IBM Watson Health」、90億以上のネットに接続された機器に組み込まれたデータを理解するための「IBM Watson IoT」などのビジネスユニットがある。
今回、「Pepper」に「Watson」が搭載されることで、ソーシャルメディア、ビデオ、画像およびテキストといったデータの深い意味を、Pepperが把握できるようになるという。IBM Watsonのソフトウェア開発キット(SDK)も提供され、さまざまなカスタマイズも可能。教師アシスタントから看護補助まで、いままで以上にPepperの活用領域が広がることとなる。
IBM Watsonのマイク・ローディン上級副社長は、「PepperについてSBRHと提携することで、より多くの人がIBM Watsonを体験し利用することが可能になります。コグニティブの機能を搭載したロボットとの実際のやり取りを経験したとき、人々が密接に携わりながら、新しくエキサイティングな価値をこの技術から見出すことを目の当たりにするでしょう」とのコメントを寄せている。
編集部のおすすめニュース
住友ゴム工業は、ソフトバンクロボティクスが開発・提供する人型ロボット「Pepper」を12月から導入した。
日産自動車は、全国のレディー・ファーストショップ100店舗に導入した人型ロボット「Pepper」について、12月17日より本格的な顧客対応を開始したと発表した。
オートバックスセブンに入社した人型ロボット「Pepper」が、スーパーオートバックス東京BAY東雲店で店頭に立ち、一般客に売り場案内などを案内した。
cocoro SB(ココロエスビー)は11日、人型ロボット「Pepper」の「短期アルバイト派遣」について、東京23区に加え、提供エリアを拡大することを発表した。
ソフトバンクは2日、東京ビッグサイトで開催中の「2015国際ロボット展」で、Pepper for Bizに関する展示を実施。ブース内で専用アプリが多数紹介された。
M-SOLUTIONS(M-SOL)とサイボウズは3日、サイボウズ東京日本橋オフィス内に、kintone-Pepper連携に関する相談やデモ見学ができる「Pepperアプリ導入相談Cafe」をオープンすることを発表した。完全予約制で、10...
Pepperが納入されて、すでに3ヵ月。その間に、「Pepperに会いたい」という来客も多く、そしてイベントなどに連れてきてほしいという要望などもあり、筆者のPepperが大活躍してくれている。
■ソフトバンクのPepperが得意なのは作業ではなくコミュニケーション
日産自動車の国内販売部門を担当する星野朝子専務執行役員は10月20日、横浜市の本社で記者会見し、ソフトバンクの人型ロボット「Pepper」を国内販売店に導入すると明らかにした。
ソフトバンクが発売を開始した感情認識パーソナルロボット「Pepper」が一般向けに出荷開始され、およそ2カ月が経った。実は、筆者も一般販売初日に何とかオンラインストアでの申し込みに滑り込み、初回出荷分1,00...