はぁ?まだまだ転んだり起きたりしますのんか?もちろんだす。
今年もあさの活躍にご期待下さい
(山里)新年明けまして…。
(山里山崎)おめでとうございます。
いや〜めでたいですね。
(山崎)めでたいね。
どうも南海キャンディーズです。
今年も…。
(2人)よろしくお願いしま〜す。
世間が大いににぎわう年末年始。
いろいろあって疲れちゃったっていう方も多いんじゃないでしょうか。
う〜ん楽しいんやけどね後で何かドッと疲れが出るよね。
そんな方におススメなのが…心が癒やされる安らぎの世界にご案内します。
そんなにすごいの?よくぞ聞いてくれました。
法隆寺は日本初の世界遺産ですし貴重な国宝の数々は見てるだけで心がスッキリ清らかに。
国宝の数はなんと38件。
一つの寺社仏閣でこんなにあるのは法隆寺だけなんです。
寺のシンボル国宝五重塔。
きた〜!教科書でおなじみ玉虫厨子。
イエス!フランス人ものけぞったルーブル美術館にも飾られた事がある百済観音。
ジュテーム。
そして法隆寺とゆかりの深い聖徳太子の霊廟夢殿。
すごいお寺やね。
さてさて一説によると日本人が観光地で過ごす時間は平均2時間とかいわれています。
法隆寺は国宝38重要文化財153。
移動時間もありますから2時間じゃとても見きれない。
…という訳で今日は法隆寺を2時間で最高に満足できるルートをご紹介します!これから行こうという人にはより深く楽しむための情報を。
行きたいけど行けない…という人には法隆寺に行った気分になれる臨場感を。
そんな事言って大丈夫?あなたの心を浄化する2時間の法隆寺ツアースタート!うそやったらあんたの眼鏡たたき割るで!え〜っ?法隆寺といえば五重塔ですね。
敷地は五重塔を囲む四角い部分…と思いがちですけど実は違うんです。
どれだけ広いかと申しますと東西600メートル南北300メートル。
面積は東京ドーム4つ分もあって国宝の数はなんと38!広くてお宝満載の法隆寺を2時間で堪能する夢のルートがこちら。
スタートは法隆寺の玄関口国宝南大門です。
まず向かうのは西院伽藍。
法隆寺が作り出す夢の世界を堪能できるゾーン。
名付けて夢の1区。
続いて法隆寺が誇る玉虫厨子や百済観音など国宝を堪能できるゾーン。
名付けてお宝の2区へ。
そしてラストは聖徳太子の霊廟夢殿がある心の3区。
秘密の仏像と出会ってゴール。
以上国宝25距離にして1.5キロ。
2時間でまわる法隆寺ツアーの全行程です。
それではここで時計の針をセット。
2時間でまわるとっておきの法隆寺ツアースタートです!改めましてお供は私山里と。
しずちゃんの。
(2人)南海キャンディーズで〜す。
あんた頑張りや〜。
え〜頑張るの僕だけ?まあいいや。
門前の松並木を抜けると見えてくるのが法隆寺の玄関口。
え〜玄関が国宝ってすごいね。
何がすごいってこの南大門を見れば法隆寺が当時の流行の最先端を走っていた寺だという事が分かるんです。
えっお寺に流行とかあんの?あるんです。
屋根を見てみましょう。
ポイントはここ。
軒先が反り返ってるでしょ?あっほんまや。
グッと上に上がってるね。
これは軒反りといって仏教の先進国中国ではやっていた形なんです。
実際に中国のお寺を見てみると軒が反り返っているでしょ?ああ何かこれ見た事あるな。
昔の中国では空を飛べる鳥を神聖視してたんだって。
だからその鳥に少しでも近づけるように翼を広げた姿をイメージしてこんな形にしたらしいよ。
日本の中でいち早く海外の文化を取り入れた場所が法隆寺だったんです。
それで最先端って言ってた訳ね。
そのとおり!ところでこういう所に来ると写真を撮りたくならない?ああ確かになるね。
そこでこのツアーではプロがおススメする撮影スポットを厳選してご紹介します。
早速その1つ目がここ南大門です。
見て下さい。
南大門から見た景色。
法隆寺のシンボル五重塔と手前の建物がいい感じで見えるんですよ。
あ〜ほんまや。
南大門が何か額縁みたいやな。
一枚の絵画みたいな南大門からの景色。
最初のおススメ撮影スポットはここです。
はいいいでしょう。
認定。
南大門をくぐると目の前には五重塔にまっすぐつながる参道。
先を急げと行きたいところなんですが…。
2時間しかないけどこれだけは寄り道してでも見てほしい!両サイドの壁。
ここも見どころの一つなんです。
名付けてミルフィーユの壁!えっミルフィーユ?何変な事言うてんの。
はよ先行こうや。
そんな事は言わないで。
こちらの壁中国では万里の長城で日本では吉野ヶ里遺跡でも使われている技術で出来ているんだって。
へえ〜。
近づいてよ〜く見てみるとうっすらと層になってるの分かります?あっほんまや。
理由は作り方にあるんです。
まず両サイドに板を立ててその中に少しずつ土を入れて固めます。
それを何度も繰り返して作られました。
ミルフィーユのように見えるのはこういう訳だったんです。
なるほどね〜。
もう一つ両サイドに立てた板の木目が残っているの分かる?あっ分かる!年輪かな?年輪が見えているから言う訳じゃないけどそれだけ古〜い技術って事かもね。
さて寄り道はここまで。
先に進みましょう。
法隆寺は聖徳太子が作ったといわれてるんだけどしずちゃん。
聖徳太子って何をした人か覚えてる?えっ何やったっけ?何か人の話を何か同時に聞けるみたいな。
そのエピソードも有名だけど聖徳太子といえば十七条憲法。
日本初の成文法。
分かりやすく言えば法律みたいな感じかな?つまり仲よくしましょうねの精神で乱れていた世の中に平和をもたらそうとしたんです。
この考えは実は仏教から来たものだといわれています。
仏教で平和な世の中を作ろうとした聖徳太子が1,400年前に作ったのが法隆寺なんです。
よく今まで残ってきたよね。
ちょうどここが法隆寺で一番大きな交差点。
ちょっと見渡してみようか。
あっちに見えるのが西の玄関口にあたる…あんた法隆寺よう知ってんなあ。
まあこの日のためにいろいろ調べてきましたからね。
南大門ちっさ!あんたが偉そうにくっちゃべってる間に結構歩いてきたな。
偉そうってしずちゃん。
僕は一生懸命伝えてるだけじゃない。
ああいや一回ちょっと落ち着きます。
あっちに小さく見えているのが…あそこを抜けるとゴールの夢殿です。
そして一周まわって五重塔と中門です。
このあとじっくり堪能しましょう。
その前に手を洗わなきゃ。
この場所名前しずちゃん知ってる?手洗い場やろ?違います。
手水舎っていいます。
これ覚えといた方がいいよ。
手水舎ね。
分かった覚えとく。
さっちゃんと清めないとね。
あんたは特に体を清めときや。
どういう意味?それ。
体も心も清めないとね。
うわ〜シンプルな悪口言ってない?それ。
ごめんね無視させてもらいます。
さあ見えてきました。
改めて見ると五重塔と中門の国宝コンビ豪華ですね〜!南大門と同じ屋根の軒反りが特徴です。
ここ中門の見どころは何と言っても金剛力士像。
今日本にあるものの中で最も古くなんと1,300年以上ここに立ち続けています。
じゃあ長い事トイレ我慢してはるんやなあ。
何言ってんの?トイレなんか行く訳ないじゃない。
えっでもそんな古いの?そうなんです。
つまり日本の金剛力士像の元祖です。
え〜それはすごい。
口を大きく開いた…口が「あ」の形になってるでしょ?そして口が「うん」という形になった…この2体で外ににらみを利かせています。
へえ〜。
何でここに立ってるの?それはここから先が法隆寺にとって一番大事な所だからなんです。
金剛力士像は現代風に言うと警備員。
災害やはやり病など寺に災いをもたらす悪霊から守るのが役割です。
いかつい顔してるから確かに悪さしようとは思わへんな。
金剛力士像どんな悪霊でも撃退できるように鍛え上げた体つきをしています。
腕や胸の筋肉浮き出た血管など強そうでしょ?そう言われてみるとシックスパックどころじゃないな。
腹筋がありえない割れ方してる。
これぞ究極の腹筋。
めちゃくちゃ鍛えてるんだろうね。
う〜ん。
ところで1,300年以上前に作られたものだと普通は奥にしまっておくものですけど法隆寺では門に立ってなんぼという事でここに立ち続けています。
でもその分疲労が蓄積していろんな所が傷んでるんだ。
左側の吽形像を見て下さい。
一応お伝えしておくとこの像はもともと粘土で作られていました。
さてそれが後の補修で別のある素材とドッキングされました。
何か色が変わってる部分があるな。
それは塗料の違い。
えっ?やとすると全然分からへん。
さあこれで正解が分かるかな?下半身木になってるでしょ?あっほんまや。
どちらの像もパッと見には分からない補修を何度も繰り返してようやくここに立ち続けていられるんです。
職人さんの技ってすごいんやなあ。
ところで中門門といっても現在は通る事ができません。
外から眺めるだけ。
確かに柵があるな。
えっ門やのに通られへんの?その理由なんですけど法隆寺の人気と関係があります。
戦後復興が進み経済的にも余裕が出てきた昭和30年代。
鎌倉や日光京都など全国各地の観光地に多くの人々が押し寄せるようになります。
その影響をもろに受けたのが法隆寺なんです。
旅行先として人気が集まった法隆寺は観光客が急増した事で中門はしょっちゅう渋滞するようになりました。
そのため入り口と出口を新設する事に。
一方通行にする事でたくさんの人が来てもスムーズに見学できるようになったんです。
それにしても法隆寺の境内ってきれいやなあ。
どれぐらいの人が働いてんの?そうね…大体100人ぐらいらしいです。
へえ〜。
そのうち仏門に入って修行するお坊さんが13人。
残りの80人くらいがスタッフとして働いているそうです。
目の前のスロープを上ると入場窓口があるんだけどそこでチケット販売をしたり警備や清掃などを担当しているんです。
東京ドーム4個分やったっけ。
それぐらい広かったら人手はかかるよな。
さっき見た中門やん。
横から見るとこう見えんねや。
窓口が見えてきました。
ここから先はあの五重塔などがある西院伽藍と呼ばれるエリアです。
どれどれ…拝観料は大人1,500円小学生750円なんやな。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
料金を支払ったら入場口はあっちです。
ちょっと時計を見てみましょう。
ここまで15分ほどでたどりつくのが目標です。
この先は法隆寺が作り出す夢の世界を堪能できる夢の1区。
はいありがとうございます。
はい3か所券です。
まず目指すのは国宝の金堂です。
近藤マッチで〜す。
一番やっちゃいけないボケだよそれ。
…っていうかさ五重塔じゃないの?甘い!まず見るべきはここ!ここに法隆寺の神髄が詰まっているので2時間ツアーのうちなんと15分をここに積んじゃいます!そんなに時間かけてええの?それだけの価値があるんです!まずは建物。
法隆寺の中でも最も豪華に造られた建物です。
なぜかというと内部には法隆寺で最も大事な本尊がある神聖な建物だからです。
金堂を理解せずして法隆寺は語れない!へえ〜そこまで言うんや。
分かったわ。
2階建てだけど実際に使われているのは1階だけ。
えっ何で2階を使わへんの?より豪華に格好よく見せるために使わない2階部分をあえて造ったと考えられています。
なるほど。
ほかにも大切な建物だからこそ豪華に見せるためにさまざまな手が加えられました。
江戸時代の修理で追加された柱の飾りに注目。
伝説の生き物竜をあしらっています。
なかなかいいでしょ?水をつかさどる水竜を飾る事で木造建築最大の敵火災から守ろうという願いもあるんだって。
迫力があって格好ええな。
ここにも注目。
何かいますよね。
何だか分かりますか?何?獅子?こま犬?そう獅子。
ふ〜ん…。
じゃあこちらは?えっ何や?これ。
分からへん。
これは象なんです。
象…。
実用性がありながら華やかさを演出する。
心憎いですね。
手すりに見えるこの部分にも注目。
高欄と呼びます。
この模様何かに似てないですか?あっラーメン丼。
違います!確かに似てるんですけどこれは違う。
この模様がモデルにしているのは卍です。
お寺の地図記号とかで見ますよね。
この手すりは仏教にゆかりのある卍を崩した形から卍崩しと呼ばれています。
卍固め!?
(猪木のものまねで)元気ですか〜?せめて似せようか。
屋根にも注目して下さい。
1階部分屋根が二重になっています。
下の屋根は裳階というものです。
これは外観を華やかにするという事が一つ。
それから雨や風が金堂の中に入り込まないようにガードする実用的な役割も果たしています。
実はこの金堂は豪華なだけでなく現存する世界最古の木造建築でもあります。
なんと1,300年以上!その重要なパーツが裳階と石の土台です。
石の土台の上に建物を造る事で雨や湿気で柱が腐らないようにしています。
これは法隆寺はもちろん多くのお寺でも使われていて世界でもまれな長もちする木造建築を生み出したんです。
だから世界最古になるぐらい長もちしたんや。
ところでこの金堂中に入る事ができるんです。
えっ中に入れんの?世界最古やけどええの?いいんです!うわ〜すごい!それではいよいよ金堂の内部へ。
金堂は「ここぞ夢の国!」と感じてもらうための仕掛けがいっぱいなんです。
どんなふうになってんのやろ?やっぱりしゃべるネズミがいるんかな〜?いません!絶対にいません。
見えてきたのがこちら!仏像13体が織り成す夢の国!その中心にあるのが次の国宝です。
真ん中が釈迦如来坐像です。
日本に仏教を普及させた立て役者聖徳太子がモデルといわれています。
全てを見通すようなアーモンド形の目に…。
人々の声を聞き漏らさない大きな耳。
そして口元には穏やかなほほ笑み。
まさに夢の国の中心人物にふさわしい!ふ〜ん…。
いやもうちょっと興味持ってよ。
頭と両膝を結ぶと二等辺三角形に収まる安定した形。
見つめているとだんだんと穏やかな気持ちになる仏像の傑作です。
あんたと逆やな。
あんたずっと見てるとだんだん不安になるもんな。
ごめん!無視させて頂きます。
ちなみに釈迦三尊像完成したばかりの頃はもっと金色に輝いていたんです。
その証拠にところどころ金の部分が残っているでしょ?確かに顔は金色に見えるね。
NHKの総力を挙げて完成当時の様子をCGで再現しています。
ご覧下さい!まあ夢の国っちゃ夢の国やな。
これすごいでしょ?でも長い年月の間に金が剥がれて今の状態になったようなんです。
夢の国を見せる仕掛け金色だけじゃない。
ほかにもあるんです。
天井を見て下さい。
金属細工が施された天蓋があります。
天井こんなふうになってるんや。
こちらは優雅に楽器を演奏する人たち。
伝説の鳥鳳凰が羽ばたいています。
細かいとこまで手が込んでるな。
周りを取り囲む壁には自由に飛ぶ飛天が描かれています。
人が空を飛び回るってほんまに夢の国やな。
金堂を取り囲む壁画には理想郷が描かれています。
なるほど。
お釈迦様だけじゃなくて全体を見なあかんね。
ここ金堂は夢のような極楽浄土を目にする事ができる場所でした。
実は金堂をはじめ法隆寺全体が仏教のバーチャル空間ともいえるのです。
古代の人々にとって戦乱やはやり病天変地異などはコントロールできない恐ろしい出来事でした。
そんな時代に人々が安らぎや希望を見いだす夢の国として聖徳太子が作ったのが法隆寺っていう訳なんですね。
現代でも災害とか起きると怖いもん。
やっぱり落ち着ける場所は欲しいよな。
さて金堂の中にはまだまだ国宝があります。
日本最古の四天王像です。
本尊を守る四天王像。
後に作られた四天王像と比べて厳かな表情をしているのが特徴です。
ちょっと直立すぎひん?何か廊下に立たされた生徒みたい。
うん…その例えはどうかと思うけど直立っていうのは重要なポイントで日本に数ある四天王像の中でも珍しいものだといわれています。
よくあるのは歌舞伎の見得みたいなポーズを決めたりしています。
あ〜何かイメージあるな。
でしょ?…で足元にも注目。
踏みつけられているのは邪鬼です。
戦乱や飢きん疫病などを象徴しています。
邪鬼は平たく言えば鬼なんですが僕たちが想像する鬼とはちょっと違うのにも注目。
ほんまや。
角が生えた猿?確かに猿っぽいね。
これは牛?牛が鬼なん?確かに牛っぽい。
怖いっていうよりかわいい顔してるよね。
四天王像後でもっと後の時代に作られたものを見てもらいます。
見た目が全然違って面白いのでこの四天王像をよく覚えておいて下さい。
よしちゃんと覚えとこ。
法隆寺全体の本尊釈迦三尊像と周りの空間が作り出す仏教の理想郷。
古代日本人が思い描いた夢の国の本丸が金堂なんです。
ところで法隆寺がきっかけになって出来た法律があるんだけど知ってる?えっそんなんあんの?実はこんな事があったんです。
法隆寺で最も大事な建物金堂でなんと火災が発生しました。
昭和24年の事です。
全焼は免れたものの内部の壁画や屋根が焼け落ちる大惨事となりました。
そんな事があったんや…。
日本中に衝撃を与えた金堂の火災を受け翌年には文化財保護法が制定されます。
大切に守られ続けてきた法隆寺は1993年に日本初の世界文化遺産に登録されました。
決め手となったのは現存する世界最古の木造建築群がある事。
そして仏教文化が日本に定着する際に重要な役割を果たした事でした。
2時間でまわる法隆寺ツアー。
ここまで大体30分ほどでしょうか。
金堂の次に向かうのはすぐ隣に建つ五重塔。
法隆寺のシンボルです。
やっぱり法隆寺といったら五重塔でしょう。
ですよね。
五重塔も見応えがあるのでしっかり時間を取って15分かけて行きます。
分かってるやん。
見えた!でも近すぎひん?何か全体が見えへんわ。
確かにここからだと近すぎて見にくいので少し移動しましょう。
ちょっと離れた方がきれいに見えます。
ここまで来れば大丈夫。
それでは改めて…高さ34メートルの五重塔は釈迦の遺骨仏舎利を安置するために建てられた聖なる建物です。
ところでしずちゃんちょっと屋根を数えてみて。
五重塔やのに屋根が6個もある。
びっくりした?実は金堂と同じで五重塔にも一番下の層に雨よけのひさし裳階がついているんです。
この裳階法隆寺から全国のお寺に派生していきました。
その極致とも言える建物があります。
一見6層あるように見えますが実際は3層なんです。
下から1つ目3つ目5つ目の屋根は裳階なんです。
デザイン的にもかっこええよな。
さてさてこの五重塔より高くより安定して見せるための仕掛けが施されているんです。
屋根の軒を見て下さい。
上に行くほど小さくなっているのが分かります?確かに小さく見えるね。
一番下と比べて最上階の屋根は幅が70%しかありません。
上の方が小さいのでどっしりとした安定感を感じさせつつ下から見上げると実際よりも高く見える仕掛けなんです。
へえ〜工夫して造ってるんやな。
細かな所にも見どころが。
ここに注目。
4層目と5層目の間に立つ支柱。
よく見てみると何かが柱を支えているの分かります?あっほんまや。
何かが支えてる。
これは力士をかたどった彫刻なんです。
1層目と裳階の間にも力士が。
この力士は手で柱を支えています。
こちらは頭で支えています。
何だかユーモラスな表情をしていますよね。
うん何か遊び心があってええな。
五重塔は数々の軒の下の力持ちたちによって支えられていたんです。
ちなみに五重塔江戸時代に外部からの援助を受けて修理が行われました。
その名残がこちら。
よく見てみると…。
塔の最上部にあるこの家紋見覚えありません?あっ黄門様の印籠や。
まあ合ってる。
江戸時代法隆寺に多額の援助を行ったのが徳川家だったんです。
残念ながら黄門様ではないんですが生類憐れみの令で有名な五代将軍綱吉さん。
その母桂昌院さんが法隆寺の修繕に熱心に取り組みました。
その時法隆寺に寄進したのがこのエリアの中心に立つこちらの灯籠。
すごく目立つ場所に立ってますよね。
三つ葉葵と共に桂昌院さんの実家の家紋も並んでいます。
法隆寺って江戸時代でも1,000年近い歴史があったお寺やろ。
こんな目立つ事してよかったんかな。
確かにね。
でも法隆寺は境内にお墓がなく檀家さんもいません。
ですので修繕は寄付などで賄ってきた事を表してもいるんです。
そろそろ五重塔の中見てみます?えっ登れるの?残念だけど登れないんだよね。
でも中はのぞけるんだな〜。
え〜何があるんやろう。
楽しみ。
中にあるのは粘土で作られた彫刻塑像です。
塑像とは今で言うところのフィギュアのようなものです。
塑像は東西南北4面あり56億7,000万年という途方もない時間を描いた物語になっています。
56億年?長っ!東面にあるのは…まずこちらは聖徳太子が大好きだった…とても勉強熱心で頭がいい人だったと伝えられています。
もう一人は…智恵を象徴する仏様です。
維摩居士は頭がいい人でしたが会う人会う人を問答でやり込めてしまう人でした。
そんな維摩居士がある日病にかかっていました。
そこに文殊菩薩がお見舞いにやって来ます。
お見舞いとはいえ問答好きの2人が対面すれば自然とバトルが発生します。
果たしてどちらが勝つのか?これは2人の天才が激突した問答の場面を描いています。
表情豊かな維摩居士と冷静な表情の文殊菩薩。
こういうストーリーが分かると面白く見えてくるでしょ?う〜んそうやなあ。
反時計回りに北側へ。
釈迦が亡くなる場面を表現した…釈迦の死を嘆き悲しむ弟子たち。
ある者は天を仰ぎある者は胸をたたきながら泣き叫ぶ。
感情表現が豊かですよね。
悲しいのは分かるけどちょっとリアクション大きすぎひんかな?分かってないなあ。
偉大なお釈迦様が亡くなった瞬間ですよ。
そりゃ泣き叫ぶでしょう!いいや次行く次。
西側にあるのが…釈迦が亡くなって7日目。
だびに付された釈迦のもとに諸国の王が集まっている場面を描いています。
最後は南側にある…釈迦の死から少〜しだけ時間が飛んで56億7,000万年後。
ねえちょっと飛び過ぎ!ついていかれへんわ。
いやまあそうなってるんだからしかたないじゃない。
56億7,000万年後ってなってるの。
そこはね突っ込んじゃ駄目なの。
随分未来の話やなあ。
もう地球終わってるんちゃう?まあまあまあまあはるかな未来。
釈迦が人々を救うために弥勒如来となって現れ説法を行っている場面を表現しています。
仏教の世界観は未来永ごうずっと続くという事を言ってるのかもしれませんね。
五重塔は釈迦そして仏教の偉大さを周囲に広めるためのランドマークだったんです。
五重塔は完成時超高層建築物でした。
その目立つ外観は祈りの対象になっていました。
祈りの塔五重塔ならではのものがあります。
この石何だか分かる?え何?このおっきな石。
この石は…かつて五重塔には限られた人しか立ち入る事ができない時代がありました。
そんな時五重塔を訪れた人はこの礼拝石に座って祈りをささげたそうです。
金堂前にも同じように礼拝石が鎮座しています。
どっちにも入れる今の時代ってすっごい恵まれてるんやなあ。
だからこそ一度は法隆寺に来ないと損!オプショナルツアー。
2時間以上かけてしっかり見学したいという方向けの番外編です。
日本初の世界文化遺産法隆寺。
その長い歴史の中で語り継がれるようになった伝説があります。
それがお寺公認法隆寺の不思議。
(取材者)よろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
ご案内は法隆寺で一番偉いお坊さん大野玄妙さんにお願いする事にしました。
まず向かったのは法隆寺の玄関口南大門です。
魚の鯛に似ている事から…言い伝えではね…現代も新たな伝説が生まれています。
鯛だけにめで鯛という事かもしれません。
続いて大野さんは…五重塔に向かいました。
九輪と呼ばれる塔の先端部分。
その根元に近い場所に鎌が。
鎌がついているのには理由があります。
雷さん…昔の古い時代はね雷さんっていうのは…雷を避けるおまじないはほかにも。
軒下にある黒い部分…鎌との二重の願掛け。
雷を避けようという必死の願いです。
それでも何度か雷が落ちましたが不思議と火事には遭っていません。
最後に向かったのは中門の近く。
曲がった先には…柵に囲まれた所が…。
伏蔵とは秘められた蔵の事。
う〜んねえ私はむしろ…一体どのようなものをいつ誰がここに埋めたのか。
そしてそれは本当にあるのか。
これもまた法隆寺の不思議です。
伏蔵は法隆寺に全部で3つあるとの事。
どの伏蔵もこれまで開けられた事はありません。
以上オプショナルツアー法隆寺の不思議な伝説編でした。
2時間でまわる法隆寺ツアー。
ここまでの順路をおさらい。
まずは南大門から中門へ。
金剛力士像を堪能しました。
究極の腹筋。
さてさて西院伽藍に入って金堂へ。
世界最古の木造建築を味わって内部の釈迦三尊像と四天王像を拝観しました。
金堂のあとは隣に立つ五重塔へ。
おススメ鑑賞スポットや屋根の秘密を観察したあと内部へ。
五重塔と金堂の前にある礼拝石も見逃さないでね。
2時間ツアー。
ここまで45分ほどたったはず。
次は金堂と五重塔の北にある大講堂に向かいます。
もともとは僧侶が学問を修める修行の場として造られました。
今では仏像を安置する建物として使われています。
実は大講堂は平安時代の925年落雷による火災で一度全焼しました。
現在の大講堂は990年に再建された法隆寺では比較的新しい建物です。
それでもざっと1,000年以上前やん。
法隆寺恐るべしやな。
さ〜て大講堂の中に入ってみると中には仏像が7体安置されています。
今45分過ぎてるからここはちょっと駆け足で見なきゃいけないんだよね。
目標は5分かな。
…とか言ってると見えてきました大講堂のご本尊。
両脇には日光菩薩と月光菩薩を従えています。
薬師如来は病気を治し長生きさせてくれるという仏様です。
手に持った壺にあらゆる病を治す薬が入っているそうです。
ありがたい薬やな。
そのサポートをするのが2体の菩薩。
日光菩薩は太陽の光で月光菩薩は月の光で昼夜の区別なく世界を明るく照らし出します。
薬師如来がお医者さん日光菩薩月光菩薩は看護師さんってとこかな。
まあ確かにそうとも言えるね。
薬師如来を四方から守っているのが四天王像です。
躍動感ある姿をしてると思わない?金堂にもあったよな?何か結構違うような…。
金堂と比べてみようか。
やっぱ全然違う。
めっちゃアクションしてるやん。
でしょ。
歌舞伎役者が見得を切ってるみたい。
表情もご覧のとおり。
金堂の四天王像は感情を押し殺した厳しい表情。
大講堂の四天王像は怒りをあらわにした表情をしてるでしょ。
同じ四天王でも全然違う。
足元の邪鬼の姿も違います。
大講堂の方が僕たちがイメージする鬼の姿に近いでしょ?確かに。
金堂よりもこっちの方が鬼のイメージに近いね。
細かな所にも演出が。
おなかの部分見て下さい。
顔が浮き出てるの分かります?あっ何か顔がついてる。
こちらは肩に。
これは獅噛みという四天王を強そうに見せるための装飾です。
あ〜大阪のおかんたちの虎柄シャツみたいなもん?一緒にしないで。
もうちょっとありがたがって下さい!…ったくもう。
大講堂は金堂が出来てからおよそ300年後に出来ました。
その間に聖なるものと邪なものがよりはっきりと区別されるようになったんです。
その差が四天王像の造形の差にも表れています。
なるほど。
それで同じ四天王でも全然表現のしかたが違うんや。
四天王像の変化を見るだけでも日本に仏教が定着してきた歴史が見えてきそうですね。
そうこう言っているうちにもう5分。
大講堂を出ましょう。
ところで薬師如来という仏像は法隆寺にとって特別な意味を持っています。
もともと法隆寺を作ろうって言いだしたのは聖徳太子の父用明天皇。
病気になった用明天皇が薬師如来を祭るお寺を作ろうと考えた事が法隆寺建設のきっかけなんです。
用明天皇は法隆寺の完成前に崩御されるんだけどその遺志を継いだ聖徳太子が完成させたという訳。
…と言ってるうちに法隆寺のおススメ撮影スポットパートツー!おっ待ってました。
実際に撮ってみるとこのとおり。
ええやん。
五重塔だけを撮りたい場合も土台から頂上まで全体がきっちりとフレームインします。
目印になるのが…この排水溝の蓋。
ここから撮るのがポイントですよ。
これは分かりやすい。
この場所で記念写真是非撮ってみては?元のルートに戻って実はここ廻廊も丸ごと国宝なんです。
えっそうなん?言われへんと見落とすね。
だよね。
先に進みたいところだけど軽くポイントを押さえときますか。
まずは柱に注目。
よ〜く見てみると真ん中辺りが僅かに膨らんでいるのが分かります?あっ分かる。
確かに膨らんでる。
エンタシスと呼ばれる僅かな膨らみが立ち並ぶ柱を見渡した時に美しいリズムを生み出します。
単純な造りじゃないんや。
こちらの大きな窓は連子窓と呼ばれています。
紅葉がきれいやね。
窓に立つ格子は太さが違います。
長い年月の間で風化が進み一本一本個性が出てきました。
表面の木目や節が残っていたり木の質感が歴史を感じますね。
うん。
不ぞろいなんが逆に何か味わいがあってええな。
格子の微妙な太さの違いが映し出す影に変化を与えています。
あ〜影の出方がきれいやわ。
足元を見ながら歩いて光と影のコントラストを楽しんで下さい。
廻廊で囲われたこのエリアにはあと2つ国宝の建物があります。
それが経蔵と鐘楼です。
時間が限られているので鐘楼だけ2分で押さえておきましょう。
奈良時代に建てられましたが大講堂と同じ火事で焼け落ち再建されたものです。
「柿くへば鐘が鳴るなり」の「鐘」ってこれの事?残念ながら違うんです。
その鐘はまた後で見に行きます。
ところで年末に鐘といえば除夜の鐘だけど法隆寺では大みそかに鐘をつく事はありません。
ところが1,400年の法隆寺の歴史で唯一除夜の鐘が鳴り響いた事があります。
それが世界遺産に登録された1993年の年末です。
その映像があるって言ったら見たい?見たい。
その時の映像がこちら。
「聖徳太子ゆかりの寺奈良法隆寺です」。
「世界の宝と認められた今年法隆寺は1,400年の歴史の中で初めて除夜の鐘をつきます」。
(鐘の音)実はこれNHKの「ゆく年くる年」の中で披露された除夜の鐘です。
今「1,400年で初めて」って言ってたよ。
やっぱり日本初の世界遺産に登録された年ですからね。
(鐘の音)
(鐘の音)盛りだくさんだった夢の1区もここで終わり。
先に進みますよ。
前の小学生たちは修学旅行かな?どっから来たんやろう?あれ?何か前に人だかりが出来てるね。
そう。
あそこに法隆寺にちなんだ有名な俳句の石碑が建っているんです。
え〜?聖徳太子じゃないよ。
その人聞いた事ある。
「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」。
正岡子規の有名な一句ですよね。
当時28歳の子規がこの場所にあった茶屋で柿を食べた時の情景を詠んだものだといわれています。
ここであのコーナーいっちゃいましょう!オプショナルツアー。
2時間以上かけてしっかり見学したいという方向けの番外編第2弾です。
法隆寺界わいには柿にちなんだ名物が盛りだくさん。
柿うどん。
柿のソフトクリーム。
そして柿の姿をした…パゴとは仏塔を表すパゴダから。
法隆寺のある斑鳩町のマスコットキャラクターです。
そんな柿尽くしの法隆寺周辺の代表的なお土産といえば…江戸時代に生まれたといわれる柿の葉寿司。
今では10種類以上ある奈良を代表する特産品です。
柿の葉寿司…サバは柿の葉寿司の発祥以来伝統的に使われてきた食材です。
柿の葉は殺菌効果があり包みとして使うと長もちします。
海のない奈良だからこそ生まれた食べ方です。
柿の葉寿司の専門店の中には店内で食べる事のできる所もあります。
柿の葉といえば法隆寺。
法隆寺といえば正岡子規の句にある鐘。
法隆寺で時を知らせるのは国宝の鐘楼にある鐘ではなく別の場所にある鐘です。
目印はなだらかに上る階段の先。
お堂の裏手にその鐘はあります。
(鐘の音)毎日朝10時から夕方4時まで2時間ごとに時を知らせています。
子規も聞いたかもしれないあの鐘の音です。
ここからしか見る事ができないとっておきの撮影スポットがあります。
ここから望む五重塔。
この景色がおススメ撮影スポット番外編です。
以上オプショナルツアー「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」編でした。
(鐘の音)2時間でまわる法隆寺。
ルートをおさらい。
五重塔を見たあと大講堂へ。
薬師三尊像と四天王像を堪能しました。
大講堂のあとは廻廊へ。
鐘楼もチェックしました。
2時間ツアーここまででちょうど半分。
1時間が経過していれば順調です。
さてそれでは元のルートに戻りましょう。
ここからは目くるめく国宝の数々が堪能できる…あの有名な百済観音や玉虫厨子などスターが続々登場します。
この辺りは何気なく建っているように見えても国宝だらけです。
まずはこちら…1121年聖徳太子の500回忌に合わせて造られた建物です。
毎年3月聖徳太子の命日に合わせて法要が営まれる大切な場所なんです。
本尊はこちら。
威厳のある顔してるなあ。
法隆寺を作った聖徳太子は戦乱や飢きんで乱れた世の中を仏教の教えで安定させようと考えました。
その中心となるのが「和を以って貴しと為す」。
今でも一年を通じ聖徳太子をたたえる行事が開かれます。
ところで聖徳太子坐像X線で調査した事があるんですが体内に別の仏像が納められている事が分かりました。
えっどういう事?つまり仏像in仏像。
マトリョーシカみたいに仏像の中に小さな仏像が入っていたんです。
へえ〜そういう事か。
それを取り出したのがこちら。
木で作られた亀の台座に立っているのは金属で作られた観音菩薩です。
へえこんな仏像が隠れてたんや。
見つけた時はびっくりしたやろうな。
聖徳太子の像に魂を吹き込もうとして入れられたみたいですよ。
へえ〜。
先に進みましょう。
境内広々してるね。
そうだよね。
散歩するだけでも気持ちよさそう。
さて聖霊院の隣に建つこちらの建物は重要文化財の…かつてお坊さんたちが寝泊まりしていた施設なんだって。
今晩部屋空いてるかな?何言ってんの?泊まれる訳ないでしょ。
ところで聖徳太子には別の名前もあるんだけど知ってる?えっ聖徳太子は聖徳太子じゃないの?そうです。
厩戸皇子とも呼ばれていて何でかっていうと馬小屋の前で生まれたからっていう伝説もあるんです。
更にこんな伝説もあります。
神の馬を見抜いてその馬にまたがったら富士山を飛び越して信濃国今の長野県まで飛んでいったという話。
え〜ほんまに?さすがにそれはないやろ。
信じるか信じないかはあなた次第。
そんな切っても切れない聖徳太子と馬の関係だけにこちらの小屋をのぞいてみると…。
馬の象が安置されています。
何かかわいらしいなあ。
競馬の大きなレースの前にはここに来て願をかけていく人もいるみたいですよ。
へえ〜びっくりするほど下世話やな。
けど御利益ありそう。
さあ先に進みます。
見えてきたのは高床式の建物です。
平安時代に建てられました。
へえ〜この時代でも高床式の建物が造られてたんや。
弥生時代とかそれぐらい昔のもんじゃないんやね。
この建物は法隆寺の貴重な品々を保管しておく倉庫です。
高いもん入ってんねやろうね。
法隆寺埋蔵金的な…。
まっ高床だから埋蔵されてないけどね。
…で金とかでもないし。
チッ。
廻廊からここまで大体5分が目安です。
さっ先に進みますよ。
ここで忘れずにこの先のエリアの入館チェックをしてもらいましょう。
さっき見た綱封蔵だけど建物と建物の間に空間があるよ。
変わった造りしてるね。
何でもあのスペースに板を渡してその上で蔵の中のものを虫干しするらしいよ。
へえ〜なるほど。
風通しよさそうやな。
更に奥に進むと…。
見えてきたのは…食堂と書いて食堂と読みます。
その名のとおりもともとは法隆寺の僧侶が食事をする場所でした。
食事をする所ですら国宝なんです。
今では毎年4月この場所で重要な年中行事が開かれます。
お釈迦様の誕生を祝う式典仏生会です。
お釈迦様のバースデーパーティー。
この小さい像はお釈迦様の誕生仏です。
生まれた時の様子を表現しているそうです。
生まれたばかりのお釈迦様は7歩歩いて左手で天を指し「天上天下唯我独尊」とつぶやきました。
すると天から水が降り注いだそうです。
へえ〜すごいなあ…。
その伝説にちなみ誕生仏に甘茶をかけながら祈りをささげます。
食堂はここまで。
先に進みます。
お宝の2区のクライマックスが見えてくるか?あっ見えました!法隆寺の貴重な国宝が多数収蔵されている大宝蔵院です。
新しい建物やね。
そうだね。
大宝蔵院は1998年に完成した建物なんです。
では中に入ってみましょう。
おっここにも小学生。
すごい数やな。
なあ小学生に私間違えられたらどうしよう。
絶対ないです。
何そのいらない悩み。
しずちゃんみたいなでかい小学生逆に国宝級だよ。
そうかな?いけると思うんやけどな。
あっごめん。
ちょっとそろそろ静かにして。
ところでここ大宝蔵院は国宝や重要文化財などが80点も展示されている法隆寺の博物館ともいえる場所なんです。
何はともあれ有名な玉虫厨子を見てみましょう。
…ってあの奥にあるのが玉虫厨子なんですけどね。
すごい人だかりやな。
やっぱり人気なんやな。
こんな具合に混雑もあるし展示数も多いのでまともに見ていると1時間あっても足りません。
時計を見てみると残りは50分ほど。
そこで展示されている国宝6点に絞って25分を目標に見ていきます。
ここで仏像の格をご紹介。
これが効率よく見るためのコツです。
下から順に天明王菩薩如来。
これまでに見てきた四天王像などが天にあたります。
続いて明王。
不動明王辺りが有名どころでしょうか。
菩薩は悟りを開こうと修行中の釈迦。
大宝蔵院は4体の国宝の菩薩が安置されています。
いよいよ見学開始。
まずは入り口近くにあるこちらの仏像です。
7世紀から8世紀ごろ唐からやって来たといわれる仏像です。
観音菩薩とは人々の声を聞いて救済してくれる仏様です。
話聞いてくれるだけでもありがたいな。
この九面観音なんと1本の木から削り出されました。
すごくないですか?え〜ほんまに?すごいな。
びっくりしますよね。
身にまとった衣のうねり。
そして足元の台座まで。
もう一度言いますが1本の木から作られたんです。
うわ〜細かい仕事してるな。
もっと驚く部分があります。
腰の右側見て下さいこの飾り。
よ〜く見てみると細かな鎖になっているんです。
わっほんまや。
向こうが透けて見えてる。
すごいな〜。
そう!驚異的な技術ですよね。
ところで九面観音名前のとおり顔が9つあるんですけどちょっとしずちゃん数えてみて。
ああ分かった。
あれ?8個しかないよ。
実は9つ目の顔は後ろの見えない所にあるんです。
だから全ての顔を一度に見る事はできないんですね。
そうなんや。
残念。
顔が9つある理由だけど困っている人がいないかあらゆる方向に目を配るためという事なんですって。
それはありがたい。
よ〜くお祈りしとくわ。
続いては九面観音の向かいにあるガラスに囲まれたこちらの仏像を見てみましょう。
九面観音と同じ人々を救済する観音菩薩です。
やわらかな表情と丸みを帯びた体つきが印象的ですね。
この仏像にお祈りすれば悪い夢をよい夢に変えてくれるという縁起のいい菩薩像です。
確かにこの優しげな表情を見ていると何か安心して眠れそう。
ちょっと何か眠くなってきたかな…。
寝ちゃ駄目よ。
ちゃんと起きて。
玉虫厨子まだすごい人だかりだな。
次に紹介するのはこちら。
地蔵菩薩は人々の代わりに地獄に落ちあらゆる苦難を引き受けてくれるという仏様です。
道端のお地蔵様に代表されるように身近な存在ですよね。
実はこの仏像は時代に翻弄された歴史を持っています。
もともと地蔵菩薩は別の寺に安置されていましたが明治時代排仏棄釈で打ち捨てられる寸前にありました。
それを見かねた法隆寺が引き取りここにやって来たというのです。
ふ〜んかわいそうな過去があるんやな。
何かそう思って見ると表情も寂しそうに見えるね。
地蔵菩薩として最も古いもので国宝の地蔵菩薩です。
さてここまでは菩薩を3体見てきました。
続いては仏の最高位如来を紹介します。
如来とは釈迦が悟りを開いた状態です。
如来は大宝蔵院に1体のみ。
その仏像がこちら。
中心に位置する阿弥陀如来が本尊です。
人々を極楽浄土に導いてくれる阿弥陀如来。
その御利益から人々のあつい信仰を集めてきました。
ここで如来の代表的な特徴を3つ紹介。
盛り上がった頭肉髻。
縮れた髪形螺髪。
そして眉間にある白毫です。
ちなみに白毫ほくろじゃないんです。
ほくろやと思ってた。
違うんです。
白く長〜い毛が巻きついたもので長さは1丈5尺およそ4.5メートルあるといわれています。
大宝蔵院の阿弥陀如来。
丸みを帯びたやわらかい表情と体つき。
その体に薄くまとわれた衣の質感が見事です。
全体がやわらかい優しい感じがするね。
こまやかな装飾も見どころの一つ。
特に背後にある光背は高い技術で作られています。
は〜細かいな。
そういえばあみだくじってあるでしょ。
阿弥陀如来から来てるって知ってた?えっそうなん?あみだくじもともとは放射状に線を引いてやるものだったんだって。
その線が阿弥陀如来の光背に似ていたのであみだくじっていう名前になったようです。
へえ〜知らんかった。
再び玉虫厨子に戻ってみると…。
あっすいてる!さあいよいよ念願の玉虫厨子とご対面です。
教科書で見た事があるという方も多いんじゃないでしょうか。
確かに。
私も見た事あんで。
ところで玉虫厨子はその名のとおりたくさんの玉虫の羽で飾られていたんです。
ちなみにこれが玉虫。
玉虫色の玉虫やね。
まあね。
玉虫の羽は今ではほとんど取れて無くなったんだけど実はまだ残っている部分があるんだよね。
まだ残ってんの?どこ?どこについてんの?えっ?どこにもないやんか。
ちょっと分かりづらいよね。
でもここ。
ちょっとよく見て。
ここの部分。
緑っぽい色してるの分かる?ああ分かる。
こちらの金具部分にも僅かに残っています。
こちらの装飾の裏側には大きめの羽が。
あ〜ほんまや残ってる。
これ完成した頃はめっちゃきれいやったんやろな。
ちなみに厨子とは仏像を安置するための仏具の事。
ご覧のとおり仏像を安置するのが本来の役割です。
要は仏壇って事?近い。
厨子は仏像にとっての住居なんです。
でも単なるミニチュアじゃありません。
玉虫厨子は建築工芸絵画あるゆる技を結集した究極の工芸作品なんです。
軒周りを見てみると実際の建物みたいにしっかりと木材が組み込まれています。
この角から突き出た部分金堂と同じ雲型肘木と呼ばれる加工が施されています。
側面を飾る透かし金具も繊細な加工が施されているんです。
細かいとこまで手抜いてないな。
玉虫厨子は工芸としてすごいだけでなく絵画としてもすごいんです。
台座には釈迦の前世の物語が描かれています。
左の側面に描かれているのが…体を差し出せば真理を授けようと言われた前世の釈迦が自ら崖から身を投げた瞬間を描いています。
なかなかできる事じゃないよな。
右側面に描かれているのが…前世の釈迦が餓死しそうな虎の親子に出会い自らの身を差し出して命を助けたという自己犠牲の尊さを表しています。
う〜ん…どっちも私には無理やな。
当たり前だよ。
実はこの2つの絵海外の有名な仏教遺跡でも見る事ができます。
それがシルクロード敦煌の洞窟壁画です。
こちらの洞窟壁画で描かれているのは…先ほど玉虫厨子で見た「捨身飼虎図」。
虎に身をささげる様子がおんなじや。
インドから伝わった仏教が東アジア各地に伝わる。
その過程を想像するのもロマンがあっていいですよね。
いや〜いいもん見たわ。
大宝蔵院はこれでラストかな?いやしずちゃん。
最後にもう一つ見てもらいたいものがあるんです。
見えてきました。
百済観音です。
大宝蔵院の最後を飾るのにふさわしい神秘的な仏像です。
百済観音は謎の仏像といわれています。
百済観音が法隆寺の記録に出てくるのは江戸時代から。
それまでどこにあったのか法隆寺にいつやって来たのか細かな経緯は一切不明の仏像なんです。
しずちゃんこの表情どう?う〜ん何か優しい感じもするしあんまり見ない不思議な表情やな。
それもまた百済観音の魅力なんです。
そっと体の前に差し出された右手。
さりげないしぐさの中に人々をすくい上げようとする菩薩の心を表現しています。
顔から足元に至る優雅に流れる曲線とうっすらとほほ笑みをたたえた表情。
全てが相まってミステリアスな印象を醸し出しています。
分からない事が多い仏像だけに不思議と引き付けられるな。
ちなみに百済観音は一度だけ海外に渡った事があります。
1997年の事です。
この年に日本とフランスの大きな交流イベントがあって日本代表としてルーブル美術館で特別展示されたのが百済観音です。
すごい人だかり。
人気やな!この時ルーブル美術館から日本に貸し出しされたのがこちら。
日本に来た時の事を覚えている方もいるのでは。
そういえばニュースになってたね。
見どころいっぱいだった大宝蔵院。
いかがでした?次に向かうのはゴール地点。
かの有名な夢殿です。
よっしゃ!向かいましょう。
ここまでで大体1時間35分辺りでしょうか。
2時間でまわる法隆寺ツアーも最終盤です。
これまでで国宝いくつ見たっけ?建物10。
仏像や仏具などが11。
合計21点をクリア。
残るは4点。
仏像って全部似たようなもんかなと思ってたけどそれぞれ違いがあって見てて飽きひんな。
おっしずちゃんもはまってきた?はまりついでにもう一つディープな情報いっちゃいましょうか。
オプショナルツアー。
2時間以上かけてしっかり見学したいという方向けの番外編第3弾です。
法隆寺の境内にある屋根は興味深い瓦の宝庫。
そこで見つけやすいものからご紹介します。
スタート地点南大門のすぐそばにある屋根。
そこにあるのは獅子の飾り。
向かいの屋根にあるのは波です。
この飾りは留蓋といいます。
瓦の継ぎ目からの雨漏りを防ぐためのものです。
もともと留蓋はシンプルな作りでした。
こちらは奈良時代の国宝食堂です。
その留蓋はおわんのような素朴な形をしています。
それが時代とともに魔よけの意味合いも込めた華やかなものに変化していきました。
こちらは菊の花。
留蓋のデザインにしばしば植物が用いられます。
こちらは桃。
中国でかつて不老長寿の薬としての伝説が生まれた縁起のいい果物です。
こちらも縁起物ハスです。
泥の中から美しい花を咲かせるハスは極楽浄土を思わせる神聖な植物とされています。
先ほど紹介した阿弥陀如来の台座にもハスの花レンゲがデザインされています。
中級編の最後はこちら。
願いをかなえる宝とされる宝珠です。
国宝の地蔵菩薩が持っているのも宝珠です。
菊の花桃ハス宝珠の留蓋は西院と東院を結ぶ参道周辺で見る事ができます。
最も見つけづらい上級編の留蓋は4メートル近い高さの屋根の上にあります。
亀のような甲羅を持ち竜のような頭と大きな尻尾がある不思議な姿。
どこにあるかは法隆寺に来てのお楽しみ。
以上オプショナルツアー留蓋編でした。
ここでこれまでのルートのおさらいです。
廻廊を出たあと聖霊院や綱封蔵食堂など国宝の立ち並ぶ一角を通り抜けました。
大宝蔵院では菩薩如来の数々を味わい最後は玉虫厨子百済観音の美しさを堪能しました。
それでは2時間ツアーに戻りましょう。
大宝蔵院を後にして法隆寺の境内を東西に貫く参道から再開します!法隆寺は観光だけでなく修学旅行先としても人気です。
中学校や高校の修学旅行で行った事があるっていう人も多いんじゃないでしょうか。
実際どれぐらいの人が来てるんやろう?年間80万人近い観光客がやって来るみたいですよ。
観光地のイメージが強い法隆寺だけど地元の人は参道を通学路や散歩コースにするような日常生活の場になってるみたい。
前に散歩中の人がいるね。
三輪車押してる。
親子かな?こんにちは〜。
いや聞こえる訳ないじゃん。
…とか言ってるうちに次に紹介したい国宝がすぐ目の前に。
参道にあるこちらの門…奈良時代に建てられた1,300年の歴史を誇る門です。
じっくり紹介したいけどこの時点でおよそ1時間40分。
結構時間も迫ってきてるんでポイントを1つだけ紹介。
Mの形をした屋根裏が特徴の東大門。
三棟造りと呼ばれる奈良時代の典型的な様式ですが今法隆寺で見られるのはここだけ。
よしそれじゃあ先に進みましょう。
おっ出店が出てる。
年末年始や祭りの時にはもっと出店が並ぶんだって。
ちなみにこの参道の両脇はオプショナルツアーで紹介した留蓋の宝庫なんです。
時間がある方は見つけながら歩いても面白いですよ。
さてさてこれから向かう夢殿はもともと聖徳太子が暮らしていた斑鳩宮の跡地に建てられたと伝えられています。
聖徳太子が夢みたといわれるのが仏教の教えで治められた世の中ですけどしずちゃんその心覚えてる?「和を以って貴しと為す」やね。
そのとおり!その教えを広めて争いのない平和な世の中を実現したいというのが聖徳太子の考えていた理想の姿だったみたいよ。
その心に触れる事ができる場所それが夢殿なんです。
世界中のけんかしてる人たちこそ法隆寺に来たらええねん。
そうこうしているといよいよ夢殿に到着です。
ここから先は聖徳太子の心に触れる心の3区。
この時点で1時間45分ほどが経過。
残り15分でここを堪能し尽くします。
こんにちは。
お願いします。
まっすぐ行かれて階段上って…また拝観して下さい。
受付を通過すると…8世紀に建てられた聖徳太子の霊廟です。
入り口からだと近すぎて見づらいのでおススメの場所に移動しましょう。
ここが最後のおススメ撮影スポットパートスリー。
夢殿を撮影するならここ!お札にも使われるほど人気のアングルなんです。
この聖徳太子の千円札見てみて!あっえっほんまや。
夢殿が描いてある!ここから見ると全体がバランスよく収まるんです。
うんこの角度いいやん。
記念撮影にいいね。
夢殿上から見下ろすとご覧のとおり八角形をした屋根の形がよく分かりますよね。
一説によると八角形は円に近い縁起のいい形。
そのため夢殿に採用されたといわれています。
屋根の上にあるのは青銅製の飾り宝珠です。
大きいなあ。
宝珠っていうより何かウニみたい。
ウニじゃないよ。
大きいけど宝珠!四方八方に光を放ち輝いている様子を表現しています。
夢殿正面に戻って階段を上ると…。
金網越しに目の前に赤い像が見えます。
聖徳太子坐像です。
しかし注目してほしいのは左の方です。
夢殿の復興に力を注いだ僧侶の像です。
この像のすごいところは粘土で作られとても壊れやすいにもかかわらず長い年月その姿を保ち続けている事。
もう一つ当時の高い技術を今に伝えている事です。
確かにすごいリアルに作られてるね。
中の柱にも注目。
八角形の夢殿に合わせるように柱の形も八角形をしています。
へえ〜柱まで八角形なんや。
面白いなあ。
次でいよいよ最後。
明治時代まで布でぐるぐる巻きにされ誰も見る事ができなかったという法隆寺最大の秘仏です。
時は1884年。
アメリカ人の東洋美術史家アーネスト・フェノロサが法隆寺にやって来ます。
全国の貴重な仏像を調査保護していたフェノロサは政府の許可を取り付けて僧侶たちが反対する中封印を半ば強引に解こうとします。
その封印を解くと天変地異が起きると伝えられていました。
その言い伝えを信じていた僧侶たちは逃げ出してしまいます。
しかしフェノロサはそのような声をよそに秘仏が納められた扉を開きます。
あとはその布を取り除くのみ。
布はなんと500メートル近くもありました。
そしてその仏像がついに姿を現します。
目の当たりにしたフェノロサは「驚嘆すべき世界無比の彫像」と絶賛しました。
その秘密に包まれた仏像がこちら。
聖徳太子の等身大と伝えられる金色に輝く仏像です。
いつどこで誰に作られたのかはっきりとした事が分かっていません。
救世観音は聖徳太子の冥福を祈り作られたと考えられています。
聖徳太子ってこんな顔してたんかなあ。
全てを見透かすような目とアルカイックスマイルをたたえた口元。
手に持った燃え盛る玉は宝珠。
さまざまな願いをかなえる宝です。
1本のクスノキから作られたとは思えない肉体表現や装飾など職人の巧みな技がうかがえる仏像の最高傑作です。
明治まで一切人の目に触れる事がなかったこの仏像は今でもふだんはその扉を閉ざして姿を見る事ができません。
一年のうちその姿を見る事ができるのは春と秋に1か月ずつ開催される特別公開の時だけ。
あっ開いた開いた!めったに見る事ができないありがたい仏像なんや。
見る事ができたらラッキーやな。
聖徳太子の心を感じた?ラストを飾るのにふさわしいと思わない?何かドキッとするよな。
悪い事したら見抜かれそうな。
次の公開は春。
4月11日から5月18日までです。
という事は大型連休が狙い目や。
そうだね。
その時期だと境内の緑もきれいで気持ちいいかもね。
さあここで最終の3区も終わり。
いよいよ出口です。
出口は奥ですね。
何かこうやってまわってみると2時間でもあっという間やな。
3時間でまわる法隆寺でもよかったんちゃう?それはまあまたの機会にしときましょ。
2時間でまわる法隆寺も最後ですね。
名残惜しいので最後にもう一回夢殿見てみましょう。
そやなそうしよう。
いや〜法隆寺ありがとう!ここで時計ストップ!ちょうど2時間がたちました。
すっごいよかった!あんたにしては上出来やったな。
お〜褒めてくれてありがとう。
すっごく上から目線なのが引っ掛かるけど…。
しずちゃん法隆寺のツアーを振り返ってみてどうだった?法隆寺の事ぼんやりとしか分かってなかったけど2時間ですっごい通になった気がする。
次行く機会があったら法隆寺のガイドできるかなと思ってる。
それ全部僕のおかげだけどね。
さ〜て振り返ってたらそろそろお時間でございます。
2時間でまわる究極ガイド。
次はどこに行くのか私も知りません。
個人的にはマチュピチュとかも行ってみたいな。
しずちゃんは?私はルーブル美術館行きたい。
おしゃれなとこに。
さあ私たちの希望はかなうのでしょうか。
次がいろんな意味で楽しみです。
2時間でまわる法隆寺。
ガイドは南海キャンディーズでした。
それでは…。
(2人)バイバ〜イ!2016/01/03(日) 08:15〜10:15
NHK総合1・神戸
究極ガイドTV 2時間でまわる法隆寺[字]
日本初の世界文化遺産・法隆寺は、五重塔・玉虫ずしなど38の国宝が密集する見どころの宝庫。その法隆寺を2時間で堪能するコツとルートを臨場感あふれる映像でお届けする
詳細情報
番組内容
見どころ満載の場所を、2時間で堪能し尽くす究極のツアーガイドTV。世界最古の木造建築群であり、日本初の世界文化遺産・法隆寺は、38もの国宝を有する日本の原点。五重塔や夢殿、玉虫ずしなど、至高の国宝を、2時間で心ゆくまで堪能するコツとルートを大公開!これから行こうとする方々にはたくさんのお役立ち情報を、行くことのできない方々には臨場感あふれる映像で、まさに法隆寺にいるかのような気分をお届けする。
出演者
【語り】南海キャンディーズ
キーワード1
法隆寺
キーワード2
世界文化遺産
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:6118(0x17E6)