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困難に挑戦し続ける気概が。
チームの力となった。
迎えた予選会。
上田監督の若き情熱に導びかれた選手達が１、２年生だけで当時は６校だった狭き門を６位で突破。
創部２年目で初めて挑む箱根駅伝。
中澤さんをはじめ１０人中９人が１年生だったが皆、全力で襷をつないでいく。
結果は１５校中最下位。
しかし、そのフィニッシュは。
笑顔であふれていた。
卒業後、教職の道へ進んだ中澤さん。
最初に赴任した県立岐阜商業高校には高橋尚子さんがいた。
殻を破れないでいた彼女に大きな目標に挑む大切さを話し続けると、やがて決意の言葉が日の丸をつけて走れる選手になりたい。
高橋さんが都道府県駅伝で初めて区間賞を取ったとき彼女からこんなメッセージが送られた。
先生の教えが私の根にあります。
私も上を目指して頑張ります。
そして自分の花を咲かせた。
箱根駅伝という大きな目標に挑み、夢をかなえた学生時代。
そこで学んだ経験は教え子によって世界へ、未来へつながれている。
平川
新春のまぶしい光が箱根の山に降り注いでいます。
そして沿道では各大学の応援もにぎやかに行われはじめています。
第９２回箱根駅伝の復路、まもなくスタートを迎えようとしています。
それでは東京汐留放送センターをご紹介してまいります。
解説は早稲田大学ＯＢ瀬古利彦さん。
そしてゲストに青山学院大学ＯＢ藤川拓也さん。
山梨学院大学ＯＢ井上大仁さんをお迎えしてお送りしてまいります。
青山学院大学が往路を制しましたが今日の復路はどんなレース展開を実況
サッポロビール新春スポーツスペシャル第９２回箱根駅伝。
復路のスタートを迎えますがこの後の気象予想、気温などを見ていきます。
小田原以降で気温が２桁になっていくという予想ですね。
瀬古
晴れてますでしょ。
体感温度が実際の温度よりも高く感じます。
汗をかく選手が続出すると思います。
あと給水ポイントが大事ですね。
実況
復路のスタートの模様を伝えてもらいます。
芦ノ湖の蛯原アナウンサーです。
蛯原
その太陽、まぶし過ぎるスポットライトを浴びている青山学院大学のメンバー、中央に１年生の小野田。
キャプテンの神野大地も隣りで付き添っています。
さらには小野田の右側には前回６区で山を下りました、村井駿も付き添って笑っています。
部員４５名の中で唯一エントリーされた１年生ですが笑顔です。
前回区間２位だった村井駿さんを超えないと村井さんが走ればよかったと言われてしまう。
５８分台で下れる手応えはあると、この１年生は話していました。
果たしてどうでしょうか。
瀬古
すごい。
蛯原
間もなくスタートまで１分です。
昨日の往路は８１回東海大学以来１１年ぶり。
１度もトップを譲らない完全優勝。
もし復路も全区間トップ通過ですと、１９７１年の日本体育大学以来となります。
初めての箱根に挑む１年生。
新春の陽光を正面に浴びています。
愛知県豊橋市出身です。
まだ笑っています。
余裕があるんでしょうか。
逃げる青山学院、まもなくスタート。
連覇に向かって大手町に向かいます。
今、蛯原
間もなく東洋大学、スタートを切ります。
６区を任された３年生の口町。
今、水を口に含みました。
出雲・区間賞、全日本大学駅伝も区間賞。
酒井監督、本来はこの山下りに向いている走り方ではないんだが勢いを買ってエントリーしたと話していました。
酒井監督は口町の眼鏡が山下りで落ちたりしないか、ちょっと心配でもあります。
そんなことも話していました。
さぁ、追う東洋大学。
今スタートを切りました。
果たして初めての箱根が山下りになりました、口町。
青山学院との差をどれほど詰めることができるでしょうか。
６区、山下りのコースです。
復路の幕開け。
山下りの６区は２０．８ｋｍです。
先頭を行きます青山学院は１ｋｍを通過していますね。
１号車
１年生、６区では２人だけエントリーされています。
吐く息は若干、薄く白く見えます。
ただ例年に比べると寒さは和らいでいます。
箱根芦ノ湖です。
蛯原
青山学院と東洋大学がスタートを切りました。
これから第３位、駒澤大学がスタートを切るところです。
大八木監督、８区・１０区を変更してきました。
前回、この山上りでブレーキとなってしまいました馬場は８区。
リベンジなるかという駒澤大学。
６区４年生の宮下。
今がっちりと握手を交わしてスタートラインに立ちました。
４年生最初で最後の箱根駅伝。
前回までの３年間は１６人のメンバーにも入りませんでした。
このまま終わりたくないとという一年間で練習を積んでまいりました。
大八木監督、この６区、７区で流れをつくりたい。
上を目指していきますとそう話していました。
まず２位の東洋大学までどれほど詰めることができるでしょうか。
神奈川・横浜出身の宮下絋一です。
今、藤色の襷が大手町に向かいました。
第３位、駒澤大学スタートです。
先頭は青山学院、２位東洋大学。
３位、駒澤大学。
いわゆる３強といわれてまいりました。
その３大学が大応援団の横を今スタートを切っていきました。
駒澤大学ののぼりが揺れます。
風はほとんど感じることはありません。
路面も凍結しておりません。
箱根駅伝ミュージアム、そちらで働く方は雪や氷などを溶かす融雪剤をまかなかったのは、ここ１０年で初めてですと話していました。
素晴らしいコンディションで６区・山下り、これからも続いていけそうです。
さて東洋大学の口町が１ｋｍを通過しています。
ダイナミックなフォームです。
本人も眼鏡が気にならないといったらうそになりますと話していましたが、やや上下するようなフォームで、しかしダイナミックなフォームで酒井監督に買われています。
さぁ、芦ノ湖スタート地点は山梨学院大学です。
第４位でスタートを切ります。
３年生の秦将吾です。
実は山梨学院大学は１２月、３年生のやひろのお母様、さちえさんがガンで４９歳で亡くなりました。
山梨学院大学はチーム全員弔意を襷に込めて走ります。
そう言っていました。
目標は総合３位以内、上田監督はそう話していました。
現在４位、まず駒澤を追います。
追いかける３０年連続３０回目の出場、山梨学院大学、３年生の秦将吾。
スタートを切っていきました。
プルシアンブルーの襷が芦ノ湖を飛び出して行きました。
続いて早稲田大学。
そして日本大学ですが早稲田大学はなんと４人復路のメンバーを代えてきました。
６区はもともと前回の区間賞、三浦がエントリーされていましたが山上り要員といわれていた佐藤が６区にエントリーされました。
１１秒後に日本大学がスタートします。
６区は町井、２年生です。
昨日の５区キトニー、そして今日の町井。
武者コーチは今年は山にメンバーがそろっていると話していました。
今、名門早稲田がスタートしました。
そして日大です。
ピンクの襷、日本大学がスタートを切りました。
第６位、日本大学。
この後、７位、順天堂。
８位東海大、その後、１３チーム繰上げ一斉スタートです。
順天堂大学は森湧暉です。
順天堂がスタートして６秒後、東海大学がスタートします。
東海大学は２年生の國行麗生です。
チャームポイントは、笑った時の八重歯だそうです。
その後ろに１３人が準備万端です。
霊峰富士が見つめる芦ノ湖。
冠雪の富士を背にしまして、今、大手町に向かってスタートを切ろうというところです。
復路の順大、逆転の順大、今スタートしました。
そして東海大学スタート。
さぁ、１３人が一斉にスタートを切ります。
トップの青山学院大学から１０分経過して、１３チーム繰り上げ一斉スタート。
無事にスタートを切っていきました。
まず１３チーム、帝京大学６区を任されたのは原由樹人です。
最初で最後の箱根駅伝。
故郷・新潟県津南町。
冬はクロスカントリースキーやアルペンスキー、斜面を下ることへの恐怖心や抵抗はまったくありませんと力強い言葉を残しています。
そして拓殖大学です。
６区は３年生の大中亮矢。
初めての箱根駅伝です。
岡田監督はこの６区が復路のポイントだと話していました。
そして城西大学です。
城西大学は３年生の佐藤穏空です。
穏やかな空と書いて、しずく。
穏やかな空のような人間になってほしい。
生まれた時、雨が降っていて穏空と名づけられだそうです。
そして初出場でのシードなるか、東京国際大学３年生の熊谷光です。
岩手県の出身、高校１年生の時、東日本大震災、母校の高田高校は全壊。
グラウンドが仮設住宅となり陸上をやめようと思ったが家族が夢をあきらめないでと励ましてくれたそうです。
そして日本体育大学です。
６区は３年生の秋山です。
前回は区間４位です。
芦ノ湖から全てが楽しかったということです。
６区は一度走るとクセになりますと話していました。
そして中央学院大学、１年生の樋口。
不安は全くありません。
楽しみで仕方がない。
区間賞を取る自信があると言っています。
料理が得意で得意料理はカレーライスだそうです。
そして関東学生連合です。
こちらは４年生、東京経済大学の吉村匠です。
大学史上初めての箱根ランナー。
箱根湯本の駅前、大応援団が待っているそうです。
そして神奈川大学です。
２年生の鈴木祐希。
大後監督はこの鈴木が初めての箱根。
初めての山下りでどうかシード争いをこの６区で決まると話しています。
そして中央大学です。
６区は谷本拓巳。
３年生です。
２年連続で６区です。
前回は最後の３ｋｍでまったく足が動かなかったそうです。
粘れるスタミナをつけてきたということです。
そして明治大学。
４年生の小川が任されました。
シード落ちとなると８３回大会以来、翌年、予選会を突破できずに箱根を走れませんでした。
８５回大会以降は７年連続でシードを獲得しています。
果たしてどうでしょうか。
そして上武大学です。
３年生の馬本です。
岩手県奥州市に住む８２歳のおじいちゃん、ゆうしろうさんは陸上、武道、馬術をたしなむスポーツマンだそうです。
そして法政大学です。
４年生の田中優大。
普段は我慢している大好きなチョコレート、レース当日は板チョコ１枚を食べていいことにしているそうです。
食べると気合が入る箱根当日も食べようと思っています。
そう話していました。
そして大東文化大学です。
３年生の鴇崎です。
初めての箱根、目標は箱根でチームに役に立つこと、人生、何事も覚悟が必要です。
そういってスタートを切っています。
無事に２１チームが箱根、芦ノ湖をスタートしています。
実況
各チームがスタートしていきました。
追う３位の駒澤の様子です。
３号車
往路は３位で終えました、駒澤大学。
トップとは５分２０秒差。
前を行く２位の東洋大学とは２分１６秒差。
この６区を走っているのは宮下絋一、４年生です昨日の往路が終わりまして駒澤大学・大八木監督は６区・７区で流れを作りたい。
青学との差は、正直厳しい。
まずは東洋との差をつめると言っていました。
まずは、この２分１６秒の差を宮下でどれだけ詰められるか。
上りに入りまして、眉間にしわが寄るようになりました。
間もなく３ｋｍを迎えるということですが最初１ｋｍでは前を行く東洋とは５秒の差がついているということです。
１号車
この６区は４．５ｋｍで１５０ｍ上ってまいります。
３ｋｍの通過が小野田、９分３９秒、上りに入って３分３５秒から３分４０秒ぐらいのペースできています。
渡辺
彼は唯一の１年生。
層の厚い青山学院大学でメンバーに入っています。
最近の調子の良さと勢いをかわれています。
上りの走りも下りの走りも彼はうまいですね。
今、下りに入っていますが標高の高い所からの切り替え、彼は徹底されています。
１号車
沿道を見ても朝霜がおりているんですが霜が下りていたり、凍っているということは今日はほとんどありません。
渡辺
１年生で１６分２０秒を切って５ｋｍを入ってくるわけですから、今のペースですと５９分前後の走りをしていますね。
１号車
ここで風が非常に強くなりました。
沿道ののぼりが、かなり揺れています。
スタート地点は凪の状態でした。
１号車
先頭を走る青山学院大学の小野田。
マッサージを施していたのは今の３年生、去年６区２位という素晴らしい実績がありました、村井駿でした。
村井は、僕の分も走ってほしいとはいいません。
小野田には小野田の走りがあります。
僕には僕の走りがあります。
その村井の温かい手のぬくもりから果たして下級生、小野田は一体何を感じたでしょうか。
何よりもそれが小野田へのエールになったでしょう。
下りが始まっています。
実況
まずはトップで１年生が今日スタートを切る。
原監督の起用をどう見ますか？藤川
去年走った村井と比べてもむしろいいぐらいと聞いていましたので、スタート前は少し緊張している感じがありましたが下りに入って落ち着いているのかなと思います。
実況
青山学院を追う２号車の画面。
東洋大学の口町の姿をとらえています。
３年生ですが、これが初めての箱根駅伝。
国道１号の最高点を今、超えて来たところです。
１年生の青山学院大学の小野田、恐らくは緊張感もあったと思いますが、いいスタートを切りましたね。
瀬古
腕振りが小さい気もしたので緊張してるのかなと思いました。
実況
青山学院と東洋、２人のペースを見てみますと、２ｋｍから３ｋｍは口町が３秒早く次のポイントでは６秒ほど口町が追ってきているというここまでのペースです。
瀬古
フォームも口町君は、しっかりと上りは腕が振れています。
その分、ペースが早いんだと思います。
実況
最初、５ｋｍ近くは上りますよね。
藤川
そこでも差はついてしまうので下りに入ってからの切り替えを大事にしてもらいたいと思います。
瀬古
５ｋｍまでは思い切り行くんですって。
下りに入ってから休むということをこの前、区間記録を作った選手に聞きました。
実況
ここまで６秒詰めている東洋大学・口町亮です。
これから上って来ようというところです。
後方では日本体育大学、東海大学、後ろから１３位チームが実況
３位でスタートしました駒澤大学が芦之湯のポイントを通過していきます。
駒澤大学は４年生、初めての箱根駅伝となる宮下絋一。
青山との差は５分４２秒。
２２秒スタート地点よりも離されたことになります。
ここは風が吹き抜けますね。
瀬古
追い風ですよね。
実況
いったん下って、また上って。
３号車
横風が吹いています。
全身を左右に振ったり、汗を手で拭うなど苦しそうな表情をすでに２ｋｍすぎから見せています。
１号車
先頭を走ります青山学院大学の小野田。
５ｋｍの通過が１６分１９秒。
その後６ｋｍが１９分４秒。
７ｋｍが２１分４６秒。
下りに入りますと２分４０秒前後のペースです。
渡辺
アウトインアウトで、しっかり準備ができています。
１年生ですけれども素晴らしいですね。
１号車
関東学生ナンバーワンを決める大会が５月にありますが、そういった大会にも参加していない。
全国の実績もない、ダークホースかもしれないが、１００００ｍ２８分台を模す、すごい先輩たちにもまれて練習している。
だからきっと１年生、小野田。
この大舞台でやってくれるでしょう。
原監督はそう昨日レースが終わった後、話していました。
今、恵明学園の前を過ぎて行きました。
また俄然スピードが上がったような気がします。
入学した当初は上級生にちょっと遠慮する感じがあったそうです。
上級生から積極的に声をかけ、小野田にも夏、気温の上昇とともに笑顔が増えてきました。
この重責を担って果たしてこのあと７区、４年連続７区を走る小椋にどの位置で襷を渡すのか楽しみです。
実況
繰り上げスタート組の中から日体大の秋山が抜け出して順天堂大学を捉えようとしています。
今日エントリー変更の森湧暉が日本体育大学に抜かれて今、秋山が前に出ています。
この秋山は前回も６区を走って区間４位。
大変素晴らしい走りを見せました。
経験者でもあります。
芦ノ湖、繰り上げ一斉スタート組は１３チーム。
その中から一つ、一歩前に出る形で日体大の秋山が前に出ました。
実況
現在、早稲田が６位となっています。
区間賞を取ったランナーが今日はエントリー変更、メンバーが変わりました。
早稲田ですね。
瀬古
聞いていなかったので今聞いてびっくりしたんですが、アクシデントがあったんだと思います。
１号車
間もなく小涌園を迎える先頭の青山学院大学・小野田です。
渡辺
彼は５０００ｍの記録がまだ１４分台。
下りの走りに向いているということで早くから準備していましたね。
小涌園
青山学院大学が創立を始めた頃と同じ頃に温泉場としての開発が始まりました。
小涌谷温泉、小涌園前に最初のランナーがやってきました。
６区を任されました。
青山学院大学１年生、小野田勇次。
１９９６年生まれの１９歳。
全日本インカレ、関東インカレといった大会も経験していませんが箱根駅伝でベールを脱ぐことになりました。
小涌園前の大観衆が１年生、フレッシュグリーンの襷を向かいいれます。
青山学院大学は２６分４８秒と言うタイムで通過していきました。
前回３年生・村井駿、区間２位の好走を見せました。
青山学院大学初の総合優勝に向けて流れをつくった村井駿。
その流れを受けるようにして１年生、小野田、１００ｋｍ先にある大手町の２度目の総合優勝のゴールテープへ向け運んで行きます。
瀬古
上下動がまったくない。
最高の走り、全く止まらずに、ずっと前に足が行っています。
実況
芦之湯のポイントで見ますと、最初の５ｋｍ弱、追う東洋大学の口町が一番いいペースで走っていますが瀬古
東洋大学は追うしかないので、ある程度のリスクを背負って飛ばして行くということでしょうね。
実況
順位を４つ落として１４位で拓殖大学が芦之湯のポイントを通過しています。
通過した順番で、画面で左から表示していますが、実際の成績、順位はグレーの文字で表記されています。
３号車
３位を走っている駒澤大学の宮下絋一です。
６ｋｍの通過が１９分２１秒。
前回大会の早稲田の三浦、区間賞のタイムから５秒ほどしか遅れていないという宮下絋一です。
卒業後は競技を続けません。
来年こそは自分がここに走りたいというふうに去年沿道で応援していて思ったそうです。
駒澤大学のメンバー、藤色の襷をかけて山を下っています。
実況
先頭の青山学院大学です。
１号車
１０ｋｍを通過しました。
手元の時計を見て、びっくりしました。
２９分２３秒。
もしかしたら従来、前回の三原雅弘をこの記録と並ぶほどのペースでは行っているんですね。
渡辺
後半の走り次第ではあるんですが、上下動のない走りで足の落ち方などを含めてひざの出し方など下り向きです。
体の倒し方などもいいです。
下りに３号車
上りの時には苦しそうにしていた表情が下りでは一気に変わって前を向くようになりました。
間もなく９ｋｍを迎えるところです。
コース変更前になりますが、先輩の駒澤大学・千葉健太さんが持つ８ｋｍの通過から４秒しか遅れていないということになっています。
２７分２３秒。
９ｋｍを通過しました。
千葉さんのタイムを大幅に更新してまいりました。
駒澤大学の宮下です。
小涌園前
前を走る東洋との差は２分３６秒です。
少し差は開いています。
前回は小涌園前、いや、宮ノ下の坂で応援していたという宮下が今、小涌園前を通過していきました。
実況
小野田の走りが落ち着いて安定していきましたね。
瀬古
気温が高い分、みんなのペースがいいですね。
１号車
３号車の森圭介アナウンサーから前回、このコースの変更前の駒澤大学・千葉健太さんの記録というお話がありました。
５８分１１秒、去年の三浦の記録は５８分３１秒。
その千葉さんの記録よりも１０秒程度上回っているここまでのペースですが下りきってからの最後の３ｋｍ、緩やかな平坦に近いところがちょっと心配なところだと話していました。
渡辺
みんなオーバーペースで下ってきます。
山下りの課題は残りの５ｋｍです。
夏合宿をこえてからどのようなトレーニングを重ねてきたかが大切です。
実況
各チームの監督達が控えます箱根町役場から伝えてもらいます。
町田
８時３分に原監督がまず姿を現しまして、特等席を取ろうとテレビの前の椅子に座りました。
その他の監督はその周りに包囲網のように座っていましたが、東洋大学・酒井監督はその部屋ではなく、別のエリアにあるホールのテレビの前、駒澤大学の大八木監督は１人、運営管理車の車の中のテレビで見ているということです。
原監督は去年の村井よりも小野田は３０秒以上速い。
このままだと５８秒台が出る。
失礼、５８分台が出ると言っていました。
残りの３ｋｍに関してはちょっと心配なので、そこは自ら声を掛け、はっぱをかけますということでした。
実況
下りきってからというのは非常に長く感じると聞きますがどうでしたか？藤川
自分も６区を攻略できていないので、なかなか難しいところではあるんですけど上りに感じるというのはウソじゃないぐらい苦しかった記憶があります。
実況
井上さんは５区を走られましたね。
山は特別でしたか？井上
山で大きな差が出てくると思います。
小涌園前
日本大学と早稲田大学が通過していきました。
山梨学院大学の秦将吾は２つ順位を落としています。
続いて続々とランナーがやってきます。
一斉スタートの日本体育大学の姿が見えました。
ここからは見た目の順番でお伝えいたします。
７番目でやってきたのは日本体育大学の秋山清仁です。
東京都板橋区出身です。
その後は往路フィニッシュ１４位でした、１年生の樋口です。
中央学院大学・樋口陸、小涌園前を通過しました。
その後、７位で芦ノ湖をスタートしました、順天堂大学。
３年生の森湧暉。
前回も６区を任されました。
区間１１位。
今回は区間５位以上を目指したいということでした。
そして３校続けてやってまいります。
中央大学、明治大学、東海大学。
この３人が通過していきました。
続いて帝京大学、４年生の原由樹人。
帝京大学の原由樹人は豪雪地帯の新潟県津南町の出身です。
ここまで１３チームが通過しています、小涌園前です。
続いて初出場の東京国際大学です。
よこみぞさぶろう総監督は東京オリンピックも出場しています。
続いて、関東学生連合、東京経済大学の吉村匠４年生。
最初で最後の箱根駅伝。
学生連合でのスタートです。
そして神奈川大学、大東文化大学、続いて法政大学、城西大学が通過していきました。
残すはあと２校です。
上武大学・馬本匠が通過していきました。
実況
２０チームが通過していきました。
井上
ここでしっかり踏ん張って次につないでほしいと思います。
瀬古
山が得意な実況
山梨学院大学３年生の秦将吾の姿をとらえています。
前を行く選手をとらえられるかどうか。
１１ｋｍを過ぎたところです。
山梨学院大学は昨日の往路を終わって４位でしたが、前を行きます日体大の秋山の姿。
これは日体大が今、抜いていったというところですね。
日体大の秋山が１３チームそろっての時間差８時１０分、一斉スタートでしたが、ここまで前を追っているところです。
１号車
１５ｋｍを通過しました。
青山学院大学の小野田、４２分２０秒という通過タイム。
千葉健太さんのあの記録、５８分１１秒。
その通過タイムを上回っているという状況です。
およそ４秒上回っての通過タイムです。
非常に快調ですが山上り、山下り、この山に本人は憧れてまいりました。
平らな区間は他の駅伝でも走れる。
山は箱根でしか走れませんからと話していました。
渡辺
思い切って行ってほしいですね。
これだけのメンバーの中で走っているわけですから、５８分台から５９分３０秒ぐらいの可能性もあります。
１分ぐらい変わってくるのでここからの頑張りに期待したいです。
１号車
１時間を切ったのは前回、７人。
５８分台は早稲田の三浦だけでした。
３号車
足元を気にしました、日大の町井です。
今日、エントリー変更になった早稲田・佐藤淳です。
昨日の朝、足を痛めたというふうに報告してきた前回、区間賞の三浦。
その三浦に代わりまして当日変更となりました早稲田の佐藤を抜いてきた日本大学の町井です。
２年生です。
前回は８区で１６位。
緊張して前日は、なかなか寝られなかったということを言っていました。
今日、果たしてどうだったんでしょうか。
ここまで順位を２つ上げてきています、町井。
３５分１１秒で通過していきました。
聞き手
やはり青山学院さんは強いです。
差を詰めて行くためにまだ差があるので後半以降はある程度のリスクを背負って覚悟を決めて攻めていかなければならないという話がありました。
早稲田に関しては前回区間賞の三浦が当日変更ですが、昨日の練習、最後の調整練習で足に痛みが出てしまった、骨に異常はないんですが足の腱を痛めてしまってリスクがあるので今日は想定外ですが変更となりましたと相楽監督は話していました。
実況
早稲田はアクシデントで代えざるをえなかったということですね。
瀬古
本当は下りをしたかったらしいですね。
ですから下りはいけると思います。
１号車
４５分０４秒で１６ｋｍを通過しました。
このまま行きますと早稲田の三浦、５８分台、その可能性が十分に残っています。
６区、７区。
７区までに勝負を決めたいと言っていた青山学院大学の原監督。
その計算、設計図は随分と現実味を帯びてまいります。
実況
追う東洋。
大平台では３分３７秒差。
小野田が快走といいましょうがいいペースで走っていますね。
瀬古
１年生と思えない落ち着いた走りです。
下りでこれだけ跳ばない選手は久しぶりに見ました。
跳ねない選手、前に前に足が進んでいます。
１号車
瀬古さんから話がありましたが小野田に聞きました。
下り方のコツ、最初は分からなかったんですけれども大事なのは腰をそらせないこと。
そっくり返ってしまうと、いい走り方ができないんです。
渡辺
重心を真ん中に保つこと、かぶせすぎても前のももに負担がかかります。
走り方は自分で身に着ける１年間、山下りにかけて練習しているということです。
１号車
芦之湯、先ほど強風がありましたが、この山中は風を感じません。
ほとんど風はありません。
実況
函嶺洞門のコース上ににある各チームの上りを見てもほとんど風は吹いていないように見えます。
先頭の青山学院大学、１年生、小野田が函嶺洞門の前を通過しようというところです。
前回大会から函嶺洞門の横を通ります。
バイパスを通る新しいコースに変わっています。
その新しいコースを舞台にしまして前回は５区で神野が記録を作り、青山は復路のスタート、６区村井、区間２位の走りである意味勝負を１つ決めたようなレースをしました。
そして大平台のヘアピンカーブです。
実況
追う２位の東洋大学・口町。
塔ノ沢の温泉郷から箱根湯本の駅に向かって行こうというところです。
大平台のポイントで見ますと個人のペースでは日体大の秋山が最もいいタイムで通過しています。
２番目に先頭を走ります青山学院大学の小野田。
そして口町は全体では４位の順位で前を行きます青山学院大学を追う走りを見せています。
特徴的なダイナミックなフォームで走る口町ですけれども。
瀬古
でも最初から全くフォームが変わっていません。
いいと思います。
実況
出雲、全日本ではそれぞれ区間賞を取りました。
全日本ではＭＶＰも獲得しています。
スタート時から比べますと５０秒ほど離されていますが、ここまでは青山学院大学が好調なペースで走っています。
中継所
日が高くなりまして、気温が上昇、スタートから４．４度気温が上がっています。
６区と７区を結ぶ小田原中継所。
注目は青山学院大学の小椋裕介４年生です。
先ほどシューズを履くとき、一度ひもを絞めたんですが、いったんほどいて、またしっかりと締め直すという姿がありました。
サングラス姿の小椋です。
追う東洋は櫻岡です。
駒澤の西山雄介３年生も前々回、前回と、７区で小椋裕介に敗れています。
大学としてもまた個人記録としても楽しみな７区のスタート、もうまもなくです。
実況
藤川さん、７区に小椋がいるというチーム編成、どう見ていますか。
藤川
本来、往路でも走れるような選手だと思うんですけど７区にいるというのは今、走っている６区の１年生にとっても心強いかなと思います。
実況
前回も７区で勝負を決めるようなレースをしました。
瀬古
小椋君を７区に持ってこれる選手層の厚さ、他校はうらやましいと思います。
実況
東洋は櫻岡駿。
この選手は酒井監督も非常に高く評価し、期待している選手です。
日体大はここまで順位を３つ上げてきています。
さらに前には早稲田や日大の姿が見えてきました。
かなりいいペースで来ていますね。
瀬古
今、１番なんですよね。
去年も経験しているというのが自信になっていると思います。
３号車
４位の日大・町井宏行、そしてその後ろ、７秒後に早稲田の佐藤淳。
その後ろですね。
日大からわずか１７秒後に日本体育大学の秋山清仁、３年生の姿が見えてきました。
芦ノ湖で見ますとこの日大までが１分２７秒差あったんですが、もう手元の時計で１７秒しかありません。
日本体育大学、今年から率いています渡辺正昭駅伝監督はシードまで３０秒。
十分いける。
６区・７区に経験者を置いたというのが１つ１つ上がってほしい自信の現れと話していましたが、もう５秒ありません。
日本体育大学の姿が見えてまいりました。
芦ノ湖では往路一斉スタート。
復路一斉スタートということもありまして通過順位は６番目ですが、大平台で見てみますと、総合順位はシード圏内の１０位まで上がってまいりました。
去年は６区を走りまして区間４位でした。
去年の区間賞の三浦さんとタイムを比べてみますと大平台では三浦のタイムが３８分３５秒、秋山が３８分０５秒です。
３０秒速いというタイムで来ています。
ここまでは区間トップの走りで来ている日本体育大学です。
１号車
風の中を疾走します青山学院大学・小野田。
この６区は１年生で５９分を切った選手はこれまでいません。
史上初。
１年生でデビュー。
５９分切り達成なるか。
下りきってからの走りはどうですか？渡辺
原監督が後ろから檄を飛ばしてからまたさらに走りが変わりました。
去年の三浦君と同じペースです。
素晴らしい走りです。
３号車
もう日大の後ろに早稲田１秒ありません。
そしてその後ろに２秒しか差がない日本体育大学。
秋山清仁が来た。
まず早稲田がとらえます。
日大の町井をとらえた。
一度は抜かれた早稲田ですが、ここで追いつきました。
そして前に出ました。
しかし、日大と早稲田、伝統の２校の後ろ。
日本体育大学の白いユニホームが見えてまいりました。
前回６区は区間賞４位の５９分２９秒。
そのタイムはもう大幅に更新するかもしれません。
秋山、去年は人生初の駅伝でとにかく楽しかったと話していました。
日大の町井が振り返りました。
何でこの位置にいるのかという驚きの表情かもしれません。
芦ノ湖では１分２７秒差あった、その差を日本体育大学の秋山が函嶺洞門のすぐ目の前で今、とらえた。
まずは日大、そして早稲田をとらえる。
１号車
先頭の青山学院大学・小野田、初めて５９分を１年生で切るかどうか。
この後は小椋が待っています。
中継所
これまで５８分台で山を下った１年生はいません。
史上初の記録、１年生の小野田勇次。
待ち構えるは４年連続７区の小椋です。
小野田勇次から小椋裕介へ今、襷を渡しました。
小野田勇次、５８分３２秒。
箱根史上初１年生で６区５８分台の記録を出しました。
盤石の襷リレーとなりました。
青山学院大学です。
すべてを出し切りました。
先輩達もその走りをたたえています。
３号車
４番目に上がったのは日本体育大学です。
６８回連続６８回目の出場。
日本体育大学、前回も６区を走りました秋山が４番目に上がりました。
早稲田が５番目。
６番目が日大ということです。
秋山、去年はお祭りみたいに大変盛り上がってて楽しかった。
ラスト３ｋｍ。
もう終わっちゃうんだなと何だか寂しかったそうです。
目標は日本体育大学の先輩、鈴木悠介さんの記録５８分２１秒。
その記録を抜くことができるでしょうか。
３号車
人垣の中から秋山の名前が呼ばれています。
早稲田の佐藤淳は苦しい表情となりました。
しかし日体大の秋山は涼しい表情。
ラスト３ｋｍは上りにも見えるというランナーがいる中で秋山は全く表情を変えません。
１８ｋｍの通過が５０分１４秒です。
秋山ですが、鈴木悠介さんの記録、５８分２１秒を超えることができるか。
前回の記録を大幅に塗り替えるかもしれません。
そして早稲田との差が、かなり大きくなりました。
手元の時計で３秒。
日大の町井までがさらに３秒。
差が広がっています。
日本体育大学が現在４番目となっています。
実況
２位で追いかける東洋大学の口町、今、懸命に腕を振りながら小田原中継所に向かっていくところです。
前を行きます青山学院の１年生・小野田が１年生ですが５８分台で走るというタイムで真っ先に小田原中継所を駆け抜けて７区の小椋に襷を渡しました。
今、襷に手をかけました。
間もなく小田原中継所に向かおうというところです。
２位、東洋大学です。
中継所
昨日の往路後、選手達に笑顔はありませんでした。
ただ酒井監督、この６区と７区でしっかりと追撃態勢をとりたいと話していました。
７区に走りだしていくのは３年生の櫻岡駿です。
前回４区を走って４位。
同学年の口町亮にバイクアナ
中央学院・樋口陸が６番手まで順位をあげてきました。
あの三浦のタイムとほぼ変わらないペース。
こちらもすごいタイムが出るかもしれません。
中央学院大学１年生の樋口です。
今、６番手に順位を上げました。
前方にはえんじのユニホームが見えています。
今年の６区は１年生祭りとなった。
１年生の樋口陸が早稲田の背中をとらえることになるでしょうか。
５８分台も期待できるフラッシュイエローのパンツ、樋口陸。
実況
青山学院大学の小野田が５８分３１秒という区間タイ記録で駆け抜けていきました。
中継所
駒澤大学４年生、最初で最後の箱根、宮下絋一が精いっぱい襷を運んできました。
今、西山雄介に襷を渡しました。
３年連続の７区となります。
３号車
ここまでトップで走っています、区間トップで走っています日本体育大学。
復路一斉スタートでしたが、４番目まで順番を上げてまいりました。
直前のポイントで日本体育大学は総合６位まで押し上げてきました。
５５分５７秒という２０ｋｍの通過。
記録の更新が色濃くなってまいりました。
去年も走りました。
前回の区間賞、早稲田の三浦のラップタイムを比較してこの１年間、研究を行ってきました。
その差を埋めるために今期はジョグもできるだけアップダウンを選んで練習してきました。
去年の自分を超えるため、去年の区間賞を越えるため１年間というその時間を費やしてまいりました。
そしてあの楽しかった６区から１年。
今年はさらに楽しい思い、沿道の歓声がより華やかに耳に届いていることでしょう。
東京都板橋区出身の３年生、日本体育大学・秋山清仁。
伝統の襷を今小田原中継所へ運びます。
襷を取りました。
自らの走りでシード圏内に押し上げていきます。
中継所
３年生の秋山清仁、区間新記録はなるでしょうか。
現在の区間記録は５８分３１秒。
その前に滑り込むことができるのか。
復路一斉スタート組です。
一心不乱に小田原中継所に飛び込んで行きます。
最後のストレートに入る。
これはもうほぼ確実か？日体大・勝亦が待つ中、秋山清仁。
日体大のプライドを見せる。
５８分１０秒。
区間新記録。
日体大の誇りを見せ付けました。
走り終わったあともさわやかな笑顔を浮かべています。
なんという選手でしょうか、秋山清仁です。
中継所
小田原から確認できます。
選手が入ってきます。
早稲田・佐藤淳から光延へ。
そして中央学院・樋口陸から海老澤太。
続いて日本大学・町井から石井へ襷リレーです。
町井にもご苦労さんという声が送られています。
早稲田の佐藤淳、１時間２３秒という記録を残しています。
そして往路は４位でした山梨学院大学、小田原中継所からも確認できます。
昨日は上田監督、往路４位でも満足していませんでした。
昨日は留学生、エノック・オムワンバも走れませんでした。
走れなかった選手も献身的に箱根をサポートするのが山梨学院大学の強さの１つです。
その後、中央大学、東海大学、東京国際大学。
選手達が姿を現しています、秦将吾。
３年生。
感謝の心を持って、いつも走りたいと話している秦将吾。
初めての箱根は少し苦しい走りとなりました。
その歩みは止まることはありません。
ラスト３ｋｍの平坦も力強く走ってきました。
山梨学院大学・秦将吾から市谷龍太郎へ襷が渡りました。
上田監督からも大きな声がかかりました。
続いて中央大学です。
谷本から藤井寛之への襷リレーです。
谷本は前回６区を走って６位でした。
ラスト３ｋｍ、ふらふらになってしまったと話していました。
今、襷を渡しました。
そして大東文化が前に来た。
鴇澤から大隅へ。
続いて東海大学。
東京国際大学が襷を渡しました。
続いて順天堂大学・森から稲田へ。
そして帝京大学・原由樹人から内田直斗へ。
明治大学は小川から牟田へ。
学生連合は吉村から平賀喜裕へ襷リレーが終わっています。
１号車
先頭を走ります、青山学院大学、７区の小椋です。
４年生。
箱根駅伝、９２回の歴史の中で７区を４年連続走る選手は初めてです。
本人もそれを聞きまして、そうでしょうね。
７区を４年連続というのはね、ただ、これもやはり層の厚い青山学院ならではということがいえるんじゃないでしょうかと笑顔で話していました。
最初の１ｋｍは２分４８秒。
区間記録更新を狙う４年生の小椋です。
中継所
神奈川大学です。
鈴木祐希２年生が入ってきます。
父のよしゆきさん、母のくみさんに感謝の気持ちを持っていると話していました。
今、中平が走り出していきました。
１７番目で通過です。
続いて城西大学、法政大学です。
城西大学の佐藤穏空、ここまで１９チームが襷を渡し終えています。
２号車
東洋大学３年生の櫻岡駿、２度目の箱根です、酒井監督からは、３ｋｍが８分３０秒。
このペースを守って行けば、区間賞も狙えるぞという声もかけられました。
２度目の箱根です、櫻岡。
栃木県の出身。
２年連続で箱根を走っています。
中継所
山下りの選手達を待ち受ける小田原中継所です。
２０番目が拓殖大学です。
往路は終わって１０位でした。
大中から戸部へ襷を渡しました。
２０番目です。
大中、前回は直前にけがで走れませんでしたが今回はしっかりと襷を渡しました。
おっと、上武大学、フラついたでしょうか。
右足を気にしたでしょうか。
ただ走りはやめません。
２１番目。
上武大学・馬本匠です。
待ち受けるのは田中です。
最後まで力を振り絞って襷を渡しました。
田中佑弥が走り出しています。
１年間練習してきた箱根ランナー達の足をむしばむ、天下の嶮・箱根の山。
６区では日体大の秋山清仁、区間新記録を出しています。
実況
レースは７区に入っています。
先頭の青山学院大学は６ｋｍを過ぎています。
７区のコースを紹介します。
７区は２１．３ｋｍ、最も気象の変化が激しいと言われる区間です。
気象の変化を踏まえた上で４年連続で７区を走ります、青山学院大学。
小椋が先頭を走っています。
通過順位を整理します。
青山学院大学の小野田が区間タイ記録の走りを見せて２位・東洋との差を４分１４秒と広げました。
３位は駒澤。
４位に早稲田が上がっています。
日体大が順位を６つ上げています。
秋山です。
６区では区間新記録が出ました。
日体大の秋山・区間新。
そして青山の１年生、小野田も区間タイ記録という素晴らしいハイペースの６区となりました。
聞き手
秋山清仁選手に来てもらいました。
区間新記録、どんな心境でしたか？秋山
自分でも区間新までいけるとは思っていなかったんですけど走りきって驚いています。
この１年、チームにとっても結構いろいろあって、それでも、自分は箱根の６区で区間賞を取るというふうに決めて１年間やってきました。
結果がついて来て非常にうれしく思います。
とにかく今までお世話になった方にはもちろんですけれども、周りで支えて下さった家族だったり、部屋の先輩だったり、５区の室伏も襷をつないでくれて、みんなに感謝しています。
復路、残りは７区もいい流れでつないでくれると思いますので、確実にシード権を取れるように頑張っていきたいと思います。
瀬古
解説の瀬古です。
秋山君、聞こえてる？おめでとう、日体大の下り。
というのは谷口選手とか川島選手とかオリンピックに出た選手です。
あなたもオリンピックを目指して頑張ってください。
秋山
ありがとうございます。
頑張ります。
自分でも実感が湧いていないのでこれからさらに意識を高めてやっていきたいと思います。
実況
コースの変更はありましたが駒澤の千葉さんがマークした記録も上回っています。
素晴らしい６区・山下り。
歴代の最高タイムともいえる快走でした。
１号車
４年連続７区を任されました。
箱根駅伝史上初。
小椋です。
区間記録更新を十分に狙っている小椋裕介です。
先導する白バイです。
センターライン側、神奈川県警第二交通機動隊、たなかたかずみ巡査部長です。
妻と先月生まれた赤ちゃんにりりしい父親の姿を見せたいということです。
歩道側、神奈川県警第二交通機動隊、きむらたくま巡査。
小さい頃から夢だった白バイ隊員となり箱根駅伝の先導という大役を任せていただき大変光栄です。
支えてくれた方々に感謝の気持ちを持ち、選手達が最後まで安全に走りきれるよう全力を尽くします。
さてこの大会は東京陸上競技協会、神奈川陸上競技協会の協力で運営されております。
勝手知ったる７区。
前回は区間記録までわずか８秒でした。
渡辺
小椋選手、本来なら往路の主要区間にいてもおかしくない選手です。
その選手を７区における青山学院大学の層の厚さ。
６区の小野田君で勢いがつきました。
小椋君も原監督の指示に手をあげながら余裕を持って走っています。
１号車
７区で勝負を決めたいと言った原監督。
万全の下田を拝しています。
実況
さて箱根駅伝にはランナー以外にも多くの人々が携わっています。
選手を先導する白バイ隊員も箱根駅伝を支え続けています。
ある一人の白バイ隊員の今昔物語です。
前回の箱根駅伝、特別な思いで支えた人がいた。
神奈川県警白バイ隊員・中村享さん。
選手が安全に走れるよう沿道や他の車両に注意を払うのが先導する白バイの役割。
中村さんは宮ノ下の交番勤務を含め、前回まで３２回、大会に携わってきた。
忘れられないのが初めて選手を先導した第６４回大会復路。
箱根の山は濃い霧に包まれた。
すると、トップを走る仲村明選手に向かって伴走する順天堂大学のジープからにぎやかな声が。
そしてこんなハプニングも。
小涌谷の踏切で足止め。
大急ぎで追いかけた。
この年仲村選手は区間賞を獲得。
あれから２８年。
昔も今も信念は変わらない。
６０歳、３月の定年退職まで中村さんは後身の指導にあたりながら自らの経験という襷を後輩達につなぐ。
実況
箱根駅伝を先導して初めて先輩や上司から一人前の隊員として認められるそうです。
隊員の皆さんは日頃から心待ちにされているそうです。
箱根駅伝今昔物語では、エピソードや写真、思い出の品を募集しています。
１号車
先頭を走ります青山学院大学・小椋裕介です。
沿道にもたくさんのお客様がいて身を乗り出すように声援を送っています。
１０ｋｍの通過タイムです。
２９分１４秒。
水も渡されます。
渡辺
安定しています。
今、給水を取っていますが、これから気温が上がりますので、今のところ２号車
２位を走ります東洋大学。
つい先ほど１０ｋｍを通過しました。
２９分１５秒というペースです。
少し汗の量が増えてきました櫻岡駿です。
毎年箱根が近づくと、気合を入れるためにチームメートのバリカンを借りて丸刈りにするという櫻岡です。
高校時代から丸刈りだったので、愛着があるんですと言っていました。
少しずつ汗も垂らしながら気温が上がってきている７区です。
実況
７区を走る青山学院大学は４年連続の小椋です。
１号車
先程、水をとって気温の上昇、そして脱水対策防止という話が渡辺さんからありましたが箱根山中から一枚沿道の皆さんも脱いだような形での応援ですね。
渡辺
復路の課題としては暑さ対策ですね。
給水を早い時間に取って前半はオーバーペースにならないこと、各大学さんが徹底すると言っていました。
１号車
７区、８区、９区、１０区は時間の経過とともに気温が上がる。
その時に気を付けなければいけないのが、脱水症状。
原監督は上級生は体が強い、だからこそ終盤を上級生で固めたいと言っていました。
サングラスをかけて大きく腕を振る小椋裕介。
堂々たる走りっぷりです。
バイクアナ
９番手争いをお伝えしています。
順天堂大学・稲田翔威、４年生。
そして東海大学２年生、川端千都。
中央大学キャプテン藤井寛之４年生です。
見た目と実際の順位が違っています。
この中で実際の順位、小田原中継所。
一番いいのは東海大学です。
３人の集団ですが、すぐ後ろおよそ２ｍの距離に明治大学が入ってくるでしょう。
牟田祐樹。
集団に追いつこうかというところです。
３号車
６区秋山、区間新記録から襷を受けた日本体育大学４年生・勝亦祐太です。
４年間、箱根を走りました。
前回の１区は１８位、自分が流れをつくれなかったせいだと思っている。
一生忘れられないレースだと語りました。
１年の時には日本体育大学３０年ぶりの優勝メンバーにもなりました勝亦。
後輩にシードを残して最高の思い出として箱根を終えたい、そう語りました。
後ろには早稲田が近づいてきています。
小田原中継所では３６秒あった差が現在、２６秒。
１０秒縮めててきました、勝亦。
シードを残したいと言っていました。
チームの目標は８位。
前の中継所で総合、現在７位となっています。
最後の箱根、勝亦。
９ｋｍの通過が２６分５９秒です。
実況
１分２秒差だったんですよね。
シード争い、競っている展開ですね。
井上
１分ぐらいならひと区間で簡単にひっくり返るので一人一人、大事に走ってほしいです。
自分の力通りの走りをすれば記録も順位もついてくるものではあると思います。
実況
東京国際は初出場ですが、１分４３秒差ですね。
瀬古
一人一人がミスしないことですね、ここからは。
バイクアナ
明治の牟田祐樹が素晴らしい走りを見せています。
往路は出遅れました。
１７位と遅れましたが今、前を走ります８番手、７番手でしょうか。
山梨学院大学、大東文化大学に追いつきました。
牟田祐樹です。
山梨学院大学は実際の順位が６位、山梨学院大学の市谷を抜きまして大東文化大学・大隅に並ぼうかという牟田祐樹です。
実況
二宮の定点ポイントに２１号車
先頭の青山学院大学４年生・小椋裕介。
区間記録更新が狙えるペースで着実に進んでいます。
前回の箱根駅伝が終わった後、電車に乗っていたら駅伝ファンの方が会話をしていて青山学院の７区はターミネーターみたいなヤツが走っていたなと言われたそうです。
このサングラス、堂々たる腕の振り。
小椋本人はそれは僕は褒め言葉だと受け止めていますと話していました。
ここまで区間記録更新を狙えるペースですね。
渡辺
東洋大学の櫻岡君と６秒ぐらい開けています。
走りも４回目ですから、堂々としています。
原監督の指示に後半の走りに気をつけろという指示で手を挙げていましたね。
１号車
趣味はお菓子作りです。
アップルパイとパウンドケーキを作るのが趣味です。
３号車
６番目を走っているのが、中央学院大学です。
中継所では総合１０位。
シード圏内ギリギリです。
走っているのは３年生、海老澤。
双子の兄弟の弟・太です。
茨城県の出身です。
実況
二宮のポイントに３位の駒澤大学・西山雄介がきました。
去年は７区で服部弾馬に競り勝つという走り。
３度目の７区を走るということになりました。
バイクアナ
９番手争いです。
順天堂大学、中央大学、大東文化大学、３校の並走です。
順天堂大学、中継所では総合９位ということでシード権はギリギリです。
シード圏内にいる順天堂大学を抜いて突き放して行かなければならない中央大学、大東文化大学です。
そしてその後ろです。
東海大学、京都の綾部高校出身。
去年は１年生でただ一人、２区を走りました川端。
今年は復路に回っています。
東海大学は中継所では８位という形。
総合順位でした。
置いていかれるわけにはいきません。
集団の前に出てシード権を確実にして行きたいという川端の走り。
実況
二宮のポイントに選手が近づいています。
日体大、勝亦です。
４番目の通過。
ただ今日は一斉繰り上げスタートでしたので、画面上では一斉の斉の字が出ています。
続いて早稲田大学・光延誠です。
野球経験のあるお父さん、よしひとさんは陸上にもさまざまなアドバイスをしてくれるそうです。
３号車
中央学院大学、双子の弟・太です。
兄の剛は９区にエントリー変更されました。
太は前回も７区を走って区間１１位です。
日差しが非常に強くなってきました。
ただ風は、ほとんどありません。
瀬古
最近、双子の長距離選手が多いですね。
村山兄弟をはじめ。
実況
そして活躍している選手が多いですね。
二宮のポイント、日本大学が来ました。
日大は２年生の石井健登です。
神奈川県の三浦市出身です。
行きは下りでしたが帰りは上りになります二宮の押切の坂です。
瀬古
７区はコースが難しいんですよね。
上り下りが小刻みにありますから。
実況
そしてその後ろからは長い隊列です。
明治大学、小田原の時点では総合順位が１７位でしたが、その後ろ東海大学、大東文化大学。
選手が二宮を通過していきます。
そして６位から３つ総合で順位を落として現在９位の山梨学院大学、２年生・市谷。
トップとは１３秒で８秒差です。
ちょっと心配ですね。
井上
そうですね、ここでどれだけ踏ん張れるかが後半につながってきます。
あの集団においていかれずにもうちょっと粘っていってほしいところではあります。
実況
オープン参加、関東学生連合チーム、駿河台大学の平賀喜裕です。
大学史上初の箱根ランナーにもなりました。
そして１１位の帝京大学です。
往路を終わって、９位でスタートしていきましたが現在、総合成績で１１位です。
地元、神奈川大学です。
３年生の中平英志です。
高知県の三原村出身です。
今回出場の全選手の中でただ一人の高知県出身のランナーでもあります。
神奈川大学が小田原中継所の時点では総合１６位です。
そして今日エントリー変更で入った７区・東京国際大学２年生、山中章弘がきました。
滋賀県の出身です。
瀬古
ちょっと厳しい走りをしていますね。
ちょっとこれはストライドが狭すぎる。
ちょっと心配な走りをしています。
実況
高校時代には２度都大路を走った経験があります。
その後ろ、城西大学・山本竜也、法政大学・坂田昌駿。
この２人が競るように押切の坂を上ってきます。
城西大学が現在１３位。
見た目の順位と実際の成績が分からないですから、選手としても走りづらいといいましょうか、とにかく懸命に前をということになるかと思われます。
中継所
新春の陽光を真正面から受けて、襷を受け渡すことになります。
平塚中継所、その日ざしが徐々に強くなってきています。
現在の気温が１０．８度。
北西の風０．５ｍです。
８区トップ青山学院大学は初めての箱根、下田裕太。
付き添いをしていた８区エントリーの池田によりますと普通に区間賞を取れると思いますよと話していたそうです。
そして駒澤大学は馬場翔大。
４年生として去年の分を取り返しますと話していました。
実況
二宮のポイントに拓殖大学が２０番目で通過していきます。
残すは上武大学です。
１号車
その表情がちょっと心配になってきました。
口があいています。
そしておなかの辺りを少し押さえました。
１ｋｍ程前から口が開いてきましたね。
渡辺
後半は気温が１０度を超えてきていますから口があいています。
３分２秒から３秒ぐらいのペースで収まっているので１時間２分から３分ぐらいの区間賞ペースではあります。
１号車
今、気温が１１度。
風がありません。
沿道の皆さんの観戦風景を見ても人によってはシャツの上にカーディガン、もしくはジャンパー１枚で済むという軽装です。
小椋裕介は４年連続の７区起用となりました。
７区は他の大学が比較的手薄になる。
だからこそ流れを変える、もしくは流れを決めることができる区間４年連続７区を任せることにある意味１つ大きな誇り持っているという小椋裕介です。
実況
二宮のポイントに上武大学が姿を見せました。
田中佑弥です。
全２１チームが通過していきました。
３号車
５位の早稲田の後ろに中央学院大学がやってきました。
海老澤太。
今、横に並んで光延を見ましたが海老澤太は見ませんでした。
今、海老澤太が前に出ました。
総合順位でいうと早稲田大学は現在５位、中央学院大学が復路一斉スタートがあったので総合は１０位です。
前を走っているのは中央学院ですが実際の総合順位は早稲田のほうが上ということになります。
中央学院大学、間もなく１５ｋｍ。
非常に暑くなってきました。
給水が今、渡されました。
水とスポーツドリンクが渡されますが２人とも水を選択したようです。
飲むだけではなく、肩口の辺りにかけました。
日差しが強くなってきました。
現在、総合１０位。
シード圏内ギリギリにいる中央学院です。
バイクアナ
順天堂大学につけています。
ここまで区間４位と素晴らしい走りで総合順位を６位まで押し上げる走りを見せている稲田です。
給水では同級生からの給水が待っています。
同じく４年生の小盛玄佑です。
小盛は現在２７歳です。
広島の世羅高校から進学しようとしましたが経済的な理由がありました。
進学を断念しました。
社会人のランナーとしてお金をため、箱根駅伝を目指してまいりました。
その夢はかなわなかった。
しかし給水として同級生に今、水を渡す。
同級生同士２７歳と２２歳。
何か言葉をかわした。
もう一度、水をとりました。
首筋の辺りにかけて、声をかけ今、小森玄佑、夢の箱根路、その小森に勇気をもらった。
実況
藤川さんは去年９区で給水がありましたね。
力をもらったんじゃないですか。
藤川
４年間一緒に戦った仲間が出てきてくれるとしんどい部分で頑張れるところがあると思います。
１号車
原監督からラスト３ｋｍだ。
４年連続の７区。
数々の思い出を感じながら走るぞという言葉をもらっています。
ただ東洋大学の酒井監督はスタート前、襷を受けたスタート地点とフィニッシュ地点、その気温差が一番大きいのが７区なんですと話していました。
小椋はそんなに暑さに強くない。
７区に気温が上がりきる前に小椋を配置した原監督の采配です。
渡辺
先ほどから口が開いて苦しそうなんですけど、このコースをよく知っていますよね。
攻略しているといいますか、原監督も残り１ｋｍだといっていますから、彼は全日本で２区で思うような走りができなくて思うところがあったでしょう。
その走りが今日出ています。
１号車
自分の箱根駅伝は小田原から平塚までです。
自分の名前を区間新でも優勝メンバーとしてでもいいから残したい。
４年生でやっぱり優勝したいですねと話していました。
この１ｋｍはペースです。
２号車
小椋とどっちが勝つかなんだぞと先ほど酒井監督から声をかけられていました。
東洋大学・櫻岡駿です。
お前はまだ区間賞が狙えるんだぞと声をかけられていました。
好きな言葉は日進月歩。
小学生の時、親から買ってもらったことわざ辞典で見つけた言葉だったそうです。
それ以来、日進月歩、千里の道も一歩から、座右の銘としています。
コツコツコツコツ努力を積み重ね現在３年生ですがもう卒業した後はすぐ、フルマラソンに挑戦することを決めているそうです。
今年の夏あたり一度フルマラソンを走ってみたいんですと話していました。
２６歳で東京オリンピックを迎える櫻岡駿です。
１号車
残り１ｋｍをすぎました。
区間記録の更新は難しくなりましたが６区の小野田の快走を受けた７区、小椋の走り。
渡辺
残り１ｋｍを過ぎてから気持ちが前に出ています。
前へ前へ来ています。
先程からペースが上がっています。
２分５０秒ぐらいを残りの１ｋｍは切ってくると思います。
１号車
学生のオリンピックユニバーシアードハーフマラソン金メダリストです。
金メダリストとして恥ずかしくない走りをしたいという気持ちも小椋を支えています。
待ち受けるランナーは下田です。
４年連続の７区、９２回の大会で初めてのこと。
これまで支えてきたのは小椋でもありました、青山学院大学の四天王といわれるが４人の中で自分は一番弱いと思っている。
だからこそ、神野、一色、久保田がけがの間には自分が何ができるんだろう、自問自答した日々でした。
サングラスを取りました。
力強い瞳が宿ってまいりました。
口元は大きく開きましたが、日の光を前方から受けて輝きます。
ラストラン。
最後の７区。
残すは２００ｍ。
思いを残すな、小椋裕介。
中継所
勝手知ったる７区を駆け抜けて来ました小椋裕介。
去年ユニバーシアードハーフマラソンで金メダルを取った小椋裕介。
小椋が持ってきた青山学院大学の襷。
史上７校目の初優勝からの連覇達成へ向けて３９年ぶりの完全優勝に向けて待ち受ける８区のランナーは下田、２年生。
これが初めての箱根。
連覇に向けて２年連続２回目。
トップで襷リレー。
小椋のタイムは１時間３分８秒。
史上５番目のタイムとなります。
４年連続で７区。
２１．３ｋｍを走りきりました、小椋裕介です。
そして海から街へ、東京・大手町に向かうフレッシュグリーンの襷です。
実況
青山学院大学、先頭、今日エントリー変更の２年生・下田裕太がスタートを切っています。
３号車
また順番を１つ上げました。
４番目を走っている日本体育大学。
最後の箱根駅伝。
勝亦祐太。
さすがに暑い日差しが箱根路を照らし出します。
口が開きました。
額には汗をびっしょりかくようになりました。
１年生では３０年ぶりの日体大の優勝メンバー、１区を走りました。
しかし２年生の時には３区１７位。
去年は１区１８位。
去年の総合１５位は、まさに自分の責任だったと自分のことを責めました。
一生忘れられないレースをこの４年生の箱根でシードを後輩に残し、いい思い出として残しておきたい。
そんな思いを胸に箱根路に挑んでまいりました。
伝統の襷、今、日本体育大学が４番目を走っています。
バイクアナ
７番手、見た目７番手まで順位を上げてきました。
明治大学４年生の牟田祐樹です。
前回は８区を走って１３位でした。
ベストタイムは区間で最もよかったのに１３位。
悔しい思いをしました。
駅伝をやめてトラックに専念しようかとも思いました。
しかし恩師の先生から出身高校で初めての箱根ランナーになったあなたは私の誇りだよと連絡を受けました。
また箱根のために１年間、練習しようと思いました。
その後も駅伝で結果が出ませんでした。
これが７度目の大学駅伝。
西監督は牟田がミラクルを起こしてほしい、往路で出遅れた明治に勢いを与える走りをしてほしい。
力はあるのに箱根で結果が出ない牟田の走りが復路、あきらめないシード権に向けた最大のポイントだと話していました。
最後の箱根駅伝、７度目の正直に向けて牟田が前を進んでいます。
実況
ここまで８人抜いて上がっていますね。
２号車
東洋大学から１つ下がって、３位の駒澤大学・西山雄介です。
東洋大学からは４分１１秒差。
これで３年連続７区を走ります。
三重県松阪市出身です。
８区には馬場翔大が待ち受けています。
前回大会、５区でブレーキ、苦しい思いがありました。
リベンジの舞台、箱根でリベンジは８区で待ち構えています、馬場に襷をつなぐために西山雄介。
３年連続で７区を走り、何とか馬場へいいところでタイムを詰めて渡したいところ。
前回は区間２位でした。
服部弾馬と同時に襷をもらい、けん制し合った結果、前にいる青山学院に離されてしまいました。
自分から攻めて行くべきでしたと悔んでいた西山です。
馬場の思いも背負いながら馬場のリベンジも待っている駒澤大学です。
中継所
２位で姿を現しましたのは東洋大学です。
東洋大学７区を任されましたのは３年生の櫻岡駿。
２度目の箱根です。
待ち受けるのは１年生の山本修二です。
お兄さんは東洋大学ＯＢの山本憲二さんです。
総合優勝も経験されました。
箱根を経験して強くなった。
自分も箱根を経験して強くなりたいですと話していた１年生の山本修二。
２号車
駒澤大学の大八木監督から強い言葉が投げ掛けられています。
この先には馬場が待っている、馬場の負担にならないように前が最後、しっかりと走るんだと話していました。
先ほどはお前は下りがいいんだ、下りに入ったら一気に行くぞと下りに入ったら２０秒は違うぞと声をかけました。
下りに入ってギアを一気に入れ替えました。
西山の表情はどうか。
ちょっと口が開いてきた。
ただ懸命に腕を振る。
待ち構えるのは４年生の馬場翔大。
最後の箱根に向けてその襷に手をかけて手に巻きつける。
駒澤大学として意地を見せなくてはいけない。
大八木監督の声を背中に受けて残り２００ｍ。
中継所
駒澤大学、藤色の襷が中継所にも見えて来ました。
７区を任されたのは３年生・西山雄介。
待ち受けるのは４年生、馬場翔大。
これが最後の箱根になります。
去年は５区。
低体温症で苦しみながらも次に襷をつなぎました。
笑顔で襷を待ち受ける馬場翔大。
今、駒澤大学が３位で復路、平塚中継所で襷を渡しました。
トップとの差は８分４７秒です。
実況
去年５区で大変苦しい思いをした馬場が最後の箱根をスタートしていきました。
懸命につないだ７区の西山の走りとなります。
瀬古
馬場君も２年越しの戦いだと思うのであとの５ｋｍが上っていますので馬場君のコースだと思います。
１号車
先頭を走ります青山学院大学です。
少し波が立っているんですが体で感じるような風、沿道の皆さんを見てもありません。
最初の３ｋｍの入りですが８分３７秒。
いずれもこの１ｋｍ、３分を切るペースですね。
渡辺
８区の下田君と９区の中村君２年生なんですけど本来なら後ろに４分、５分開いていますから、安全運転で前半おさえて入るんですよ。
それが８分３０秒台で入るということは青山学院大学は補欠にも余裕のある選手がいます。
来年、再来年のことを考えるとまだまだメンバー争いがし烈なんですよね。
彼らはここで結果を出さないと次がないんです。
そういうチーム内の競争が激しいですよね。
区間賞を取るのは当たり前ということですね。
１号車
ある意味、自分の力をアピールするような走り。
快調にとばしている下田裕太、２年生です。
実況
どんな選手でしたか？藤川
練習をかなりやるコです。
去年の夏すぎまでは練習で疲れてしまって、結果が出なかったんですけれど冬になって結果が出るようになってきて今年、駅伝を走るようになったので期待できると思います。
バイクアナ
初出場、初シードを目指す東京国際大学、そのすぐ横には城西大学です。
大学初の２年連続シードを目指します。
その後ろにオレンジの襷。
法政大学、２年ぶりに帰ってまいりました。
３年生の坂田です。
東京国際大学の山中はちょっと苦しい走りになってきました。
中継所
４番目に日本体育大学の姿。
３年前の優勝メンバーの１人、勝亦から吉田に４番目で襷を渡しました。
そのすぐ後ろには中央学院大学・海老澤から細谷へ。
５番目で襷を渡しました。
ここまで青山、東洋、日体、中央学院と５校が通過しています。
２号車
駒澤大学４年生の馬場翔大に大八木監督からこんな声が掛けられました。
お前をこの８区に起用したのは期待しているからなんだとリラックスしていけ、遊行寺の上り坂、これを最終的には意識していこう、まずはリラックスして走っていこうという声が掛けられました。
中継所
６番目に姿を現したのは、えんじの襷、早稲田大学です。
待ち受けるのは４年生柳利幸。
光延、がっくりと崩れ落ちました。
その後ろに明治大学です。
牟田から吉田へ。
７番目で襷を渡しました。
牟田祐樹、１時間３分５９秒で２１．３ｋｍを走っています。
そして順天堂大学と中央大学、ほぼ同時に襷を渡しました。
そして日本大学。
石井から岡野へ。
１０番目に日本大学が行っています。
６位が確定しています、日本大学。
その後ろ、学生連合と大東文化大学、山梨学院大学、３人の姿が見えてまいりました。
学生連合が襷を渡した。
今、戸惑いました。
その後ろ、大東文化大学、山梨学院大学が襷を渡しています。
そして赤いユニホーム、帝京大学が見えてまいりました。
内田から山崎へ。
帝京大学が１３番目、その後ろ、東海大学。
川端から林へ。
ここまで１４チームが平塚中継所、襷を渡しています。
残すは７チーム。
見えてきたのは神奈川大学です。
７区を任されたのは３年生の中平。
待ち受けるのは４年生の渡邉です。
前回は５区１８位でした。
去年の借りを返したい。
そう話していた渡邉に向かって中平が距離を詰めてまいります。
今１５番目に平塚中継所で襷を渡していきました。
実況
ここまでの個人の通過では青山学院大学の小椋がトップです。
バイクアナ
トップ通過から１６分が経過をしています。
上武大学１年生の田中佑弥です。
苦しい走りになりました。
首が振れて上体が大きく揺れています。
振り絞るように走っています。
上武大学の地元、群馬県伊勢崎市の出身です。
間もなく残り１ｋｍを迎えるところ、踏ん張っていきたい。
先ほどのポイントではトップ通過から２０分を通過して襷をつなぐことが厳しくなってきました。
どうだ。
こらえられるか。
転びそうになっている。
持ち直しました。
蛇行しながらも何とか行くか。
平塚を目指しています。
上武大学です。
中継所
法政大学、そして東京国際大学、城西大学です。
東京国際大学、法政大学、城西大学が１８番目に平塚中継所、襷を渡して行きました。
残すは拓殖大学と上武大学の２チームです。
バイクアナ
今１ｋｍの手前、上りに入ったところで転びそうになっている。
運営管理車はすでに前に行っている。
また上りはじめた。
中継所
拓殖大学が戸部から白石へ。
１９番目に中継所を通過です。
あとは上武大学のみです。
バイクアナ
下りに入って、なんとかリズムが出てきました。
視点は定かではありません。
１ｋｍをきって、この伝統のプレミアムブラック＆シルバーの襷を平塚に運んで行きたい、その思いが田中を動かしています。
襷に手をかけた。
下りに手をかけた。
下り入った。
初出場から８年目、初のシードを目指してきた８年目、原田監督は涙を流しました。
１年生の田中、何とかリズムが戻った。
まだ中継所は見えない。
仲間がつないできた襷をしっかりと平塚へ届ける。
それが１年生・田中の役割。
中継所
平塚中継所は繰り上げまで３０秒を切りました。
上武大学の３年生・上田は黄色と白の襷をもうつけています。
残り１０秒を切ります。
上武大学が復路、平塚中継所で繰り上げになるのか。
上武大学、今、繰り上げスタート。
７０回大会以来２２年ぶりの繰り上げスタートになりました。
中継所
上武大学、７区を任されました、田中。
大学の地元出身です。
地元の代表として走りたいんですと話していました。
必死の思いで２１ｋｍを走ってまいりました。
もうその先の平塚中継所、上田隼平の姿はありません。
それでも、黒と銀の襷を平塚中継所に届けようとしています。
大きな拍手に包まれました。
田中佑弥です。
あと１００ｍになりました。
そして上田隼平の姿がないことに気がつきました。
７区２１．３ｋｍを走り切りました。
しかし止まりません。
黒と銀の襷を渡す相手はいません。
上武大学は復路、平塚中継所で繰り上げスタートということになりました。
７０回大会以来２２年ぶりの復路、平塚での繰り上げスタート。
あの時は山梨学院大学が初の１１時間切りがありました。
今年は青山学院大学がものすごい速さで走っています。
実況
先頭が通過してから２０ｋｍをたちますと白と黄色の繰り上げ襷をつけてスタートしなければなりません。
実況
烏帽子岩、そしてその周りの湘南の海もまぶしい日差しを受けまして輝いています。
波がないようですから今日は風はこのエリアもないかもしれません。
瀬古
ほとんど旗も揺れていませんしね。
なかったかもしれません。
実況
先頭の青山学院大学、すでに８区に入りました。
８ｋｍを超えてまもなく茅ヶ崎のポイントに向かおうかというところ。
気温が１１．５度ですから上がってきましたね。
瀬古
もっと選手は感じていると思います。
実況
体感温度ですね。
瀬古
上武大学の田中君も最後襷をつなげなかったんですけれど、完走できてよかったですね。
実況
先頭の青山学院大学、茅ヶ崎を通過し２位の東洋大学が茅ヶ崎のポイントに入ってきています。
今日エントリー変更の山本修二が走っています。
復路スタートしてからじわじわと青山学院が区間タイ記録で始まっていいペースでここまでつないでいますのでその差を広げつつありますね。
瀬古
やはりその差も離れていますからね。
気持ちよく楽しくという感じですね。
実況
湘南地区、有数の観光地、江ノ島が映ってきました。
２０２０年東京オリンピックでは江ノ島はセーリングの会場にもなります。
前のオリンピックの時はヨット競技の会場にもなりました。
実況
平塚の通過順位を整理します。
１位が青山、２位が東洋、順天堂が順位を４つ上げて５位まで浮上しています。
そして中央学院が１つ上げて９位。
東海が逆に２つ下げて１０位です。
帝京大学との差が３９秒、７位から１１位までが１分８秒ということですね。
詰まっていますね。
瀬古
先頭よりもシード権争いとかのほうがね、ドキドキしますよね。
実況
７区の区間順位です。
区間賞は青山学院大学の小椋。
４度目の７区で見事、区間賞を取りました。
２位に東洋、そして明治の牟田が３位と健闘しています。
平塚のインタビューです。
聞き手
見事２年連続の区間賞になりました。
小椋裕介選手です。
おめでとうございます。
小椋
苦しい走りにはなったんですけれど、いろんな方々に応援してもらって本当に楽しい２１．３ｋｍでした。
聞き手
４年連続の７区ですね。
小椋
僕の箱根駅伝は小田原から平塚までしかなかったんですけれど、４回走らせてもらっているということは幸せなことなんだなと思っていますし、一番うれしかったのは途中で昨日往路を走った５人が応援してくれてたんですよ。
毎年僕の区間はみんな素通りしていくんですよね。
なのに大磯駅辺りで今年は応援してくれて本当にうれしかったです。
聞き手
それにしてもずっとトップを走り続けていますね。
小椋
みんないい走りをしていますし小野田があそこまで頑張ってくれると思っていなかったので僕も負けていられないなと思って区間新を狙っていったんですけれど、うまいこといかずにそれでも最低限、区間賞を取れたので良かったなと思います。
このまま大手町まで突っ切ってほしいと思います。
瀬古
おめでとうございます。
よかったですね。
ゲストの藤川君から小椋君、暑さが心配だと言っていましたけれど、今日は暑さはどうでしたか？小椋
脱水はなかったんですけれど、何回か坂を上る時におなかをつってしまって、それが苦しい、痛かったんで、もう一度、下りでペースを１号車
トップを走ります、青山学院大学・下田裕太。
２９分２８秒で１０ｋｍを通過しました。
この８区は最も長く区間記録が破られていない記録です。
更新すれば実に１８年ぶり。
果たして２年生の下田裕太がそこに近づくことはできるんでしょうか。
腕の振りは非常にいい、先ほど運営管理車の原監督から後ろとは４分５０秒離れたぞ、１５ｋｍからが勝負だ。
それまで余裕を持って行くぞ、下田、聞こえたかと聞こえたら下田はゆっくりと手を挙げました。
そのメッセージもはっきりと届いています。
７区で勝負を決めたいんだが今度は実力が拮抗している。
それが８区に下田を置くことで差をつけますと話していました。
実況
ここで、報道フロアからニュースをお伝えします。
中島
はい。
お伝えします。
年末年始をふるさとや海外などで過ごした人達のＵターンラッシュは今日ピークを迎えています。
ＪＲ東日本によりますと各地の上りは今日が混雑のピークで早朝から夕方にかけて、ほぼ満席となっています。
東海道新幹線も上りは午前午後ともに、ほぼ満席だということです。
一方、お正月を海外で過ごした人達も今日、帰国ラッシュを迎えています。
成田空港によりますと、今年はハワイやグアムなどのリゾート地や台湾が比較的人気できょう入国するのはおよそ４万６０００人だということです。
旅行中の医師の留守宅から現金およそ４５００万円が盗まれる事件がありました。
警察によりますと、栃木県栃木市で昨夜、旅行から帰宅した７５歳の医師とその妻から家の中が荒らされていて、お金を盗まれたと通報がありました。
家は病院になっている１階の窓ガラスが割られ、２階の住居でたんすなどが物色されていて、数か所に保管してあった現金合わせて４５０６万円が盗まれていたということです。
夫婦は先月２９日から旅行に行っていたということで、警察は年末年始の留守宅を狙った窃盗事件として捜査しています。
以上ニュースをお伝えしました。
実況
茅ヶ崎のポイントを神奈川大学が１６番目で通過していきました。
現在、早稲田大学が４位、そして、その後ろ日大が５位。
順天堂６位、山梨学院大学が８位というところまで正式な順位が確定しています。
沿道で応援される方にお願いです。
お連れの小さなお子さんやペットが思わずコースに出てしまうことがあります。
選手にも皆さんにとっても大変危険ですのでしっかりと手を離さずにご観戦ください。
３号車
現在、６番目を走っているのが第１回の箱根駅伝から出場している２校、早稲田大学と明治大学です。
柳はチーム内で１００００ｍ、最も速いタイムを持っています。
そして平塚中継所で早稲田から１２秒遅れて襷を受けたのが明治大学の吉田です。
明治の吉田なんですけれども、８ｋｍの通過が２３分４０秒で前回の区間賞、高橋宗司さんの記録を上回っています。
そして歴代２位の大津顕杜さんの記録からわずか９秒から遅れていないという状態でこの２人が２ｋｍからもう６ｋｍ以上並走しています。
そして明治と早稲田の前に中央学院大学の姿が大きくなってきました。
細谷恭平です。
平塚中継所では５８秒その差がありました。
今、手元の計測で３４秒、失礼、２４秒ですから、３４秒近く前とこの２人が差を縮めてきているというＷとＭの並走です。
実況
１９番目に東京国際、そして２０番目に今、拓殖大学が姿を見せてきています。
拓殖大学で１５位。
東京国際は１４位。
１８番目通過の法政が１９位という正式な順位が出ています。
繰り上げ一斉スタートはグレーをベースにした順位で表記をしています。
中継所
初春というよりはもう春の陽気のように気温がぐんぐん上がってきまして１４度近くになってきました。
去年より５度以上高いということになります。
先頭の青山学院大学、９区は２年生の中村祐紀、初の箱根です。
１１月の世田谷ハーフマラソンの優勝でこの復路のきゅうきを勝ち取りました。
駒澤大学は４年生の二岡康平です。
馬場は前回５区、フラフラになりながら往路のテープを切りました。
実況
今、茅ヶ崎のポイント、上武大学の姿が見えてきました。
戸塚でも気温が１２度という数字が出ていましたね。
気温が上がっていますね。
瀬古
９区になればもっと上がる可能性がありますね。
ホントに脱水症状とかにならないといいなと祈りますね。
実況
上武大学は平塚中継所で繰り上げスタートとなりました。
１年生の田中が何とか懸命に走りましたが惜しくも２０分以内につなぐことができず、上武大学の上田隼平は黄色と白のストライプ、繰り上げの襷をつけて今８区を走っています。
瀬古
この時期の１４度、１５度は選手にとって暑く感じるんですよね。
夏場の１５度はすごく涼しいですけれど、同じ１５度でも急に天候が変わったようですね。
選手はなかなか対応できないんですよね。
実況
藤川さんも去年は９区を走りましたね。
藤川
９区はビルなどの日を遮るものがないのでかなり暑く感じると思います。
２号車
１年前の自分を乗り越えるためその馬場の走りが続いています。
１０ｋｍの通過が３０分ちょうど。
前回、優勝の高橋さんのペースとほぼ同じです。
大八木監督からいいぞと声がかけられました。
前回は僕の山上り、低体温症、２度地面に手をつく、ふらふらになりながらも何とか母校の襷をつなぎました。
実は前回大会、走り終わって、その２日後、１月４日にお母さんと会いました。
岡山に帰省する前に話をしたそうです。
翔大が走ってくれて襷をつないでくれてお母さんは本当に誇りに思うよ、そう言われたそうです。
その時、馬場翔大は親というのは子どもを守ってくれるものなんだなとだったらその思いにもうちょっと応えてみたいなと思ったそうです。
前回の箱根を捨てきれてはいません。
なかったことにはできないと思っています。
それだけ自分の人生にとっての分岐点、大きな出来事だったと話しています。
ある意味、乗り越えていないかもしれません。
リベンジの舞台は８区を与えられました。
大八木監督からもお前に期待しているからこの８区を任せたんだと声を掛けられています。
バイクアナ
最後尾です。
先ほどの中継所で繰り上げがありました、上武大学・上田隼平です。
肩には白と黄色の襷がかけられています。
バイクアナ
今日、当日変更の３年生・上田です。
来年を見据えて３年生達に経験を積ませたいと花田監督は話していました。
この悔しさは来年につなげていこうと上田にも声を掛けました。
来年に向けて今度こそ首位の走りを見せてほしい、３年生の上田隼平。
上武大学です。
３号車
５番目を走っている中央学院大学です。
後ろからは早稲田、明治の姿が大きくなってきました。
手元の時計で３０秒を切ってきたということです。
早稲田と明治から逃げているかたちになっているのが中央学院大学の細谷です。
先ほど茅ヶ崎のポイントで中央学院大学は総合１０位です。
前を行く東海大学とは４秒差。
７位の日大から帝京大学まで１分７秒の間に７チームがひしめいているという激しいシード権争いになりました。
中央学院大学は今シード圏内ですけれどもなにか起きますとあっという間にひっくり返ってしまうという状況です。
強い気持ちがあって箱根駅伝を走るまでやめるわけにはいかない、辛い思いがありました。
ただ箱根駅伝を走るまで走り続けたい、初めての箱根駅伝。
細谷恭平です。
１号車
先頭は、これから遊行寺の坂です。
１ｋｍの間に４０ｍを上るという１つの大きな壁ですね。
渡辺
８区の中で遊行寺を克服しないと区間賞は見えてこないんですよね。
それに向けて下田君は素晴らしい走りです。
やはり青山学院大学の選手は前半自重すると思ったんですけれど、前半から攻めの走りですよね。
記録を狙いに来ていますね。
１号車
先頭を走る下田、上り下りは苦にしません。
古田さんが持っている区間記録からは遅れましたが、２年生を持っている区間記録から２年生、最高記録の更新の可能性は十分にあります。
一つの勝負のポイントはこの遊行寺の坂、１ｋｍの間に４０ｍ上ります。
去年１１月、全日本大学駅伝で５区、区間賞を取りました。
これまで区間賞は取れないものと思っていました。
ただ箱根で優勝するためには区間賞は取らなくてはいけないものとなっています。
生まれ育ちは静岡県です。
地元は起伏にとんだ街。
小さい頃から遊んでいましたから自信がありますと話していました。
上りの走りはいかがでしたか。
渡辺
彼の場合は腕をよく振ってリズムを取るのが右手で取るんですけれど足の出し方も含めて、腰の位置とか上り向きなんですよね。
切り替えもできますし、今、原監督もおっしゃっていますがバイクアナ
母校の襷をつなぐための必死の走りが続いています。
白石海斗、４年生です。
先程、中継所ではトップから１９分１６秒差でした。
このまま青山学院と変わらないペースで１０ｋｍ以上走らなければなりません。
その前には初出場の東京国際大学・鈴木です。
東京国際はトップの通過から１８分４３秒の差でした。
紺青の襷をなんとか初出場で大手町までつないで行くことができるでしょうか。
その東京国際の前方です。
もう一校、見えてきました。
法政大学１年生、土井大輔です。
茅ヶ崎では青山学院大学から１８分３８秒差です。
昨日の１区は大きく出遅れました。
２年ぶりの箱根路です。
繰り上げスタートを何とか逃れることができるか、残り１０ｋｍ少々。
懸命の走りが続いていきます、３校です。
実況
この３校は青山学院大学から１８分以上、茅ヶ崎のポイントで立っているということでトップが経過してから２０分以上経過しますと繰り上げ襷、黄色と白の襷をつけて繰り上げスタートしなければなりません。
何しろ青山が素晴らしいペースですからね。
瀬古
頑張らないとここで繰り上げスタートになるかもしれませんから、なるべく母校の襷はつないでほしいですよね。
３号車
先頭の青山学院、その後ろを走っている４番目、日本体育大学です。
今日は６区で区間新記録もありました。
日体大、走っているのは吉田亮壱、エントリー変更の２年生です。
夏合宿中に足を負傷しました。
そして母校に帰って練習したそうです。
高校生と一緒に練習して無我夢中で陸上を練習している姿を見て自分の陸上をもう一度見直したということです。
恩師にも高校の時のような気持ちが足りていないんじゃないかと言われたそうです。
そしてもう一度何が何でも箱根を走りたいという気持ちになったそうです。
今回は高い位置でもらったこの襷を日本体育大学、チームの目標８位圏内にどれだけ押し上げていかれるかということです。
日体大は現在の総合成績７位です。
現在、後ろに映っている中央学院大学まで１３秒差あるということです。
２校の間には３１秒差しかありません。
総合７位の日本体育大学です。
バイクアナ
先ほどの法政大学から５００ｍほど前方です。
見た目では１７番手の城西大学・松村陣之助です。
去年は１区を走りました。
去年は悔しい思いをして今年は復路を走っています。
今年は総合の順位は現在１２位。
城西大学も現在は１８分以上の差がついています。
何とかこの黄色い襷をつなぐため戸塚中継所に足を運んで行かなくてはなりません。
エース頼みだった城西大学からエースが抜けて全員駅伝に変わった城西大学です。
その村山にあこがれていた松村です。
１号車
１号車の中にいて手の甲の辺りに日差しが当たりますとじりじりと焼ける感じがあります。
先ほど沿道に少年野球のチームの子供達がいましたが皆さんユニホームだけ。
ジャンパーなどはありませんでした。
それほど暖かいということですね。
渡辺
下田君の走りを見ていますと、まだ汗の走りもそんなでもないですし遊行寺の上に上がってきても、また走り方が変わってきていますよね。
それだけ、１年間この日のために２号車
８区最大の難所、遊行寺の坂を上り終えましてこの後のポイントを目指す東洋大学１年生・山本修二。
４人きょうだいの３男で、男３人は全員、東洋大学陸上部です。
今日、長男は遊行寺で応援するということでした。
バイクアナ
現在、見た目では１６番手の神奈川大学、４年生の渡邉慎也です。
去年は５区を走りました。
低体温症になりました。
１８位でした。
１８ｋｍ地点からは記憶がなかった、気がついたら寄宿舎のお風呂にいましたと話していました。
迎えた今年の箱根駅伝は復路に回りました。
４年生、最後の箱根駅伝です。
実況
遊行寺のポイントを今、４番目で日本体育大学、そして５番目で中央学院大学が通過していきました。
遊行寺は影響がありますでしょうか。
渡辺
やはり影響はありますけれども、気持ちで押し切ってほしいですね。
１号車
あと１ｋｍ１時間４分程度のフィニッシュタイムになりそうだということですね。
渡辺
５つ目の区間賞になると思うんですね。
組織力も含めて個人の力も素晴らしい仕上がりですね。
実況
早稲田大学が６番目で、そして明治大学の姿が見えました。
吉田楓３年生です。
３号車
４番目を走っています日本体育大学です。
後ろからやってきます中央学院大学の細谷との差が１１秒ぐらいになってきたということです。
今、遊行寺の坂を上りきりましたけれども、その坂を使って後ろから中央学院大学の姿が大きくなってきました。
吉田亮壱という名前ですが母さんが「りょう」という名前にしたかったらしいですが、どんな分野でもいいから一番になってほしいというお父さんの気持ちから亮壱という名前が付けられたそうです。
渡辺
青山学院大学の下田は今、白バイにぶつかりそうになるくらい力強い走りをしていますね。
１号車
いつかは往路を走りたい。
ただ、今は強い先輩達がいるので、自分は復路で力を発揮するということを心得ていると話していました。
青山学院大学が強いチームでいるために今年は箱根を経験していいイメージで来年につなげたいと話していました、下田。
残りは３００ｍになりました。
原監督は下田を筆頭に今回走っている１０人、この１年間、激しい競争を切り抜いてきた、中は精神的に追い込まれる者もいる。
その中で胸を張れる見事な青山学院大学の１０人なんですと話していました。
中継所
昨年は新しい王者になりました。
今年はここまで一度もトップを譲らない素晴らしい走り。
新の王者になるべく下田裕太の走りを待ち受けます、中村祐紀。
立ちはだかるものはもういない。
２年連続トップで襷リレー。
１時間４分２１秒、歴代３位の好タイム。
素晴らしい走りを見せました。
２号車
大八木監督からも力強い声援が送られています。
間もなく１８ｋｍ。
１８．５ｋｍを越えようというところ、お母さんのひと言でもう一度立ち上がる決意をしたという馬場翔大。
沿道にお母さんの姿がある。
馬場翔大、お母さんの文子さんと１月４日、本当は一緒に帰省する予定でした。
あのレースの後、お母さんが誇りに思うと言ってくれた。
だからこそもう一度、立ち上がろう。
もう一度やってみよう。
一度は箱根を走ることを陸上をやめることを頭がよぎったと思います。
そのお母さんの声援もしっかりと確認できました。
バイクアナ
シード権争い、そのラインにまで上がってきました帝京大学。
山崎、４年生。
見た目は１５番目。
総合の順位では１１位。
その後ろに目を転じてみますとピンクの襷、こちら日本大学。
見た目では現在１０位。
日大までがシードのラインになっています。
帝京は実際には５１秒の差を日大につけられています。
２年ぶりのシード権を目指している帝京大学。
４年生の力が必要だと常に話しているのは帝京の中野監督。
この後、力を見せるでしょうか。
シード権内に入ってくるか帝京大学。
実況
遊行寺の坂を２０位の上武大学が通過していきました。
その前に東京国際大学の鈴木大貴３年生が通過しています。
遊行寺の坂、全チーム通過。
順位が確定して来ています。
１号車
２年生から２年生への襷リレーになりました、青山学院大学、中村祐紀。
肌を焼くような日差しが心配です。
渡辺
１５度ぐらいという予報なんですけれど選手の体感では２０度以上だと思うんですよね。
その中で２年生の中村君ですか。
彼の足を見ていると分かると思うんですけれど太ももとふくらはぎの太さがすごいですよね。
彼はしっかりと練習量でこの区間を勝ち取っていますね。
１号車
精神的にも非常に強く負けず嫌いと本人も言っています。
先程８区を快走した下田ともいい意味で火花をバチバチと散らしているそうです。
３号車
現在８番目を走っているのは順天堂大学です。
甲斐智樹３年生。
その後ろに目を転じてみますと東海大学・林竜之介、その横には学生連合。
東京工業大学の松井将器の姿もあります。
今回初めて東工大の学生として箱根を走りました。
中継所
過去１０年、復路優勝は３回、それはいずれも９区でした。
今、東洋大学、襷を渡した。
差は開きましたが何が起こるか分からない箱根駅伝。
駅伝の神様はどんなドラマを用意しているか分かりません。
実況
今１位と２位は７分とんで３秒の差になっています。
バイクアナ
中央大学は１年生、苗村です。
第２回大会から９００人のランナーがこの箱根路を走ることになります。
浦田監督からは、頑張れと後ろから声がとんでいます。
実況
遊行寺の坂の後もだらだら上っていますか？瀬古
遊行寺の後も結構ありますよね。
２号車
馬場翔大にとって最後の箱根。
１年前の自分を乗り越えるため、あの思いを吹っ切るため、最後の箱根に臨んでいます。
大八木監督から期待されて送り出された８区。
自分としてはこの４年間、最後までチームを引っ張って、どんな結果でも泣かずに笑っていたいと自分は一番下を見たからこそ後輩達にも希望を持ってもらいたいと話しました。
今までは４年生になった、４年生になったから何かを残そうと頑張りすぎたかもしれない。
馬場が後輩達に、そしてチームに残す財産、襷をつなぐために中継所を目指しています。
中継所
母・文子さんは翔大がよく走ってくれたと馬場を勇気付けました。
母・文子さんにとって今日も自慢の息子です。
２年分の思いを乗せて笑顔でもらって笑顔で渡す。
襷。
今、駒澤大学・二岡康平にしっかりと襷を渡しました。
笑顔で応える馬場翔大です。
去年卒業した４年生にも迷惑をかけた、その分も返したいと話していました。
４年生、笑顔でバイクアナ
現在９位、山梨学院大学キャプテンの谷原先嘉、４年生の走り。
後ろから上田監督から、あと１ｋｍ、泣いても笑ってもあと１ｋｍという声で背中を押されています。
シード権内ギリギリ９位です。
帝京大学とは３０秒までその差が詰まって来ました。
必死の形相で最後の坂道を上っていきます。
前回以上の逆境はないという気持ちで臨んでいます。
最後の箱根です。
中継所
２校が並んできました。
中央学院大学、日本体育大学です。
先に中央学院大学・細谷でしょうか。
待ち受けるのは双子の兄・海老澤剛です。
続いて日本体育大学です。
４番目で日体大、そして５番目で中央学院大学、そして早稲田がきました。
３号車
今、襷を取りました。
早稲田大学の柳利幸です。
４年間で一番いい走りをしてくれと監督からは言われました。
区間３位の走りをしてきているこの柳、現在、早稲田は総合で４位です。
中継所
早稲田の柳、４年連続の箱根となりました。
待ち受けるのは井戸浩貴。
早稲田大学、６番目で襷を渡しています。
総合は４位の早稲田です。
４年間箱根を走り続けました、柳。
続いて明治大学です。
往路は１７位。
７年連続で獲得していますシード権、何とか手放したくない。
そんな思いでこの復路、順位を上げてまいりました。
現在は７番目を走っています、明治大学です。
３年生の吉田楓。
待ち受けるのは４年生の齋田直輝です。
最後につかんだ箱根。
好きな言葉は努力に勝る天才はなし。
まさに努力でつかんだ箱根です。
その齋田が待ち受けます。
声を掛けました。
今４年生の齋田へ襷を渡しています。
７番目で明治大学です。
吉田が前を追い上げました。
名門・明治大学です。
２号車
２位の東洋大学です。
４年生の高橋尚弥、岩手県の高校出身です。
前回大会は６区山下りで箱根をデビューしました。
そして今年は最後の箱根。
エース区間といわれる９区を走っています。
中継所
シード権争いはしれつになりそうです。
まずはオープン参加の関東学生連合、そして順天堂大学、一気に流れ込んできました。
現在ここまで順位が確定しているのは５位、日本体育大学。
６位、中央学院大学。
続いて１２番目の山梨学院大学です。
河村、これが箱根デビュー。
現在、山梨学院大学は総合９位です。
続いて１３番目、中央大学。
そして帝京大学も一緒に来ている。
まずは苗村から相馬へ。
中央大学。
そして帝京大学の山崎から岩間へ。
すべてを使い果たしました。
倒れ込みました。
ここまで１４チームが戸塚中継所を渡し終えています。
１号車
中村祐紀、５ｋｍの通過が１４分５１秒でした。
勝負は１５ｋｍ以降、余力を持っていこうと声を掛けていました。
渡辺
９区から極端に気温が上がってきていますから中村君、スピードがあって前半が早く入るとあれなんですよね。
中継所
日本大学がやってきました。
岡野から荒川へ襷を渡しました、続いて神奈川大学です。
渡邉慎也から大野へ。
激しいシード権争い。
何としても前を追っていこうという両校が襷を終えています。
バイクアナ
城西大学です。
残り１ｋｍの時点を残り２分を切った時点で通過しました。
何とか、この黄色い襷を仲間につなげたい。
ここ１０年で４度の１１位、そして２度の途中棄権。
悔し涙をここ数年見せて来ました。
ただ、その中で去年、シードを取って大学史上初の２年連続シードで今年勢いをつけていきたい。
ただ、これが苦しい箱根。
沿道の声援から背中を押されます。
何とか戸塚を目指していく。
襷はまだ取らない。
中継所
繰り上げスタート間もなく２０秒をきりました。
その中には城西大学、初出場の東京国際大学を含め５校のランナーがまだ戸塚に届いていません。
無情の号砲一発。
無念の繰上げスタートです。
前回は拓殖大学、関東学生連合、２チームの復路、繰り上げスタートがありましたが今回は城西大学、法政大学、拓殖大学、初出場の東京国際大学５校の繰り上げスタートとなりました。
バイクアナ
今の松村の前に中継所が見えてきました。
今、襷を取りました。
渡すつもりで行きましたが。
中継所
仲間の姿はそこにはありません。
城西大学・松村、残念ながら母校の襷を渡すことはできませんでした。
続いて法政大学、拓殖大学。
この２校もやってきました。
仲間を信じて走って来ましたが、そこにチームメートの姿はありません。
残念ながらここで母校の襷が途切れてしまいました。
１年生にとっては非常につらいこの繰上げスタート、箱根デビューになりました。
チームにとっても苦しい辛い経験ではありますが来年に向けて強くなるパワーに変えてもらいたい。
無情の繰り上げスタートです。
実況
戸塚中継所では城西、法政、拓殖、東京国際、上武、５チームが繰り上げとなりました。
現在のルールに移行してから母校の繰り上げスタートというのは３番目に多いスタートになります。
６４回大会の６校以来となります。
１号車
襷が渡るたびに後続とのとの差を着実に開いていきます。
青山学院大学・中村祐紀です。
夢は東京オリンピック。
出るだけでは意味がありません。
そこでアフリカ勢と勝負がしたいんですと話していました。
渡辺
では、もともと１５００のランナーです。
これから力をつけていけばそういう可能性はあります。
中継所
上武大学がやってきました。
上田にとってはあの繰り上げの音も聞こえていなかったのかもしれません。
仲間を信じて走って来た襷ですが戸塚でも繰り上げスタートとなりました。
上武大学です。
３年生の上田隼平。
待ち受けているはずだった同じく３年生の志塚の姿はありません。
そして戸塚中継所、最後のランナーです。
初出場、東京国際大学です。
往路では１２位。
見事な走りを見せました東京国際大学ですが復路は厳しい現実。
箱根の厳しさを味わいます。
３年生の鈴木大貴。
３年生の石井には襷を渡すことができませんでした。
この繰り上げスタートがまた東京国際大学を強くするかもしれません。
涙を浮かべます。
何とか母校の襷をつなぎたかった。
目には涙です。
戸塚中継所、これで１号車
先頭の青山学院大学、２年生、中村祐紀、これが初めての箱根出場です。
９ｋｍを過ぎた所です。
日差しが随分と強く降り注いでいます。
実況
ここで戸塚中継所の順位を整理します。
青山学院大学と東洋大学、その差をさらに広げて７分３秒差です。
日体大、中央学院大学がそれぞれ順位を上げています。
帝京もシード圏内の１０位に上がってきています。
一方で日大が順位を５つ落として、シード圏外の１１位というところに今、順位がなりました。
あと２区間になります。
東京国際大学は戸塚で初めて襷がとぎれました。
戸塚では５校が黄色と白の襷をつけてスタートしています。
区間の順位です。
青山学院大学の下田が区間賞を取りました。
そして去年５区で非常に苦しんだ駒澤大学の馬場翔大が２位になりました。
聞き手
歴代３位、区間賞の下田裕太選手です。
下田
ありがとうございます。
区間記録も狙っていたんですけれど、２位とどれだけ離せるかというのが勝負だと思いました。
聞き手
攻めましたね。
下田
最初でリズムをつくりたかったので最初の３０００までは頑張りました。
往路もかなり、みんな突っ込んでったので、自分も大丈夫だなと思って走りました。
とても楽しかったです。
最初の１０ｋｍまではホントに走れるのかなという不安から前しか見えなかったんですけれど、後半の１０ｋｍは沿道の声援をしっかり聞きながら楽しく走れたと思います。
中村はいい感じで来てると思うので、利典さんは笑顔でゴールしてください。
ありがとうございました。
実況
放送席のゲスト、藤川拓也さん、非常に楽しい走りの２年生が続いていますね。
藤川
昨日の４区の田村、そして下田、中村は１年生から切磋琢磨して伸びてきている選手です。
来年以降、チームを背負っていく選手でもあると思うので、また強くなってほしいと思っています。
瀬古
みんな自信を持って走っていますね。
藤川
みんな、しっかり練習をしているので、それが自信になっているのかなと思います。
瀬古
みんな一人も暑さを感じさせないですよね。
それがすごいです。
実況
山梨は戸塚が終わった時点で９位ですね。
ここからがまた踏ん張りどころですね。
井上
去年シード権外から同じような差でスタートしたので逆もあり得るので、しっかりと２区間粘っていってほしいと思います。
実況
９区のコースをご紹介します。
戸塚から鶴見へ。
２区を戻る９区は復路最長の２３．１ｋｍ。
序盤にアップダウンがきます。
オーバーペース覚悟で突っ込むのか。
抑えたペースで終盤にかけるのか。
３号車
１４番目を走っているのは神奈川大学。
大野日暉、そしてその後ろに日本大学４年生・荒川諒丞です。
神奈川大学の大野は去年も走りました。
実家に帰った時、近所の人や小学校の先生に見たよ、すごかったと言ってもらえて、うれしかったと話していました。
神奈川大学は戸塚中継所で総合１６位です。
そしてピンクの襷、日大では先ほどは総合１１位、シード圏外です。
このままいきますと１０月に行われる予選会に再び戦わなくてはいけないということになります。
去年行われた実況
レースは９区に入っています。
戸塚中継所を越えて鶴見中継所を目指します。
先頭の青山学院大学は１１ｋｍを過ぎました。
追う東洋大学は権太坂のポイントでは６分５１秒差。
そしてシード権争い、非常にし烈な戦いになっています。
１０位と１１位がわずか２３秒差という僅差になってきました。
１号車
２区を逆走するこの９区、権太坂を終えまして、間もなく１２ｋｍです。
渡辺
１５分３４秒かかっているんですよね。
５ｋｍから１０ｋｍ。
原監督からペースを上げろという指示が飛んでいました。
実況
権太坂のポイントに日体大と中央学院大学、前を行くのが中央学院大学。
日本体育大学の周防が現時点では一番早いペースで走ってきています。
その後ろ、海老澤剛、中央学院大学。
その後ろには３位・東洋大学の高橋です。
ここまで５チームが権太坂のポイントを通過しました。
その後ろから早稲田大学・井戸浩貴です。
関東インカレハーフマラソンでは、２位に入る成績を残しています。
瀬古
井戸君は長い距離が得意なので、ここは安心して見ていられると思います。
実況
井戸が通過した時点で権太坂のポイントは井戸が一番速いペースで走っています。
１号車
先導する白バイ、神奈川県警第一機動隊、かまたりゅういち巡査部長です。
走っている選手が安全に走れるよう全力を尽くしたいと話していました。
そして歩道側はきむらみつひろ巡査部長です。
大変光栄です。
まもなく１歳になる息子に親として、恥ずかしくない先導をしたいと抱負を語っていました。
１号車
当然後続は話しているんですけれども、ここまで、区間賞を取る走りをしてきました。
渡辺
後ろは離れているんですけれど、中村君の走りが重要になってくるんですよね。
１号車
何といってもこの９区、去年青山学院大学では藤川さんの快走がありました。
果たして、復路記録の更新なるかという青山学院大学です。
実況
初めての箱根ということもあると思いますし暑さもありますが慎重ですかね。
藤川
５ｋｍから１０ｋｍの１５分オーバーはかかり過ぎという感じがします。
実況
権太坂の定点を明治大学、そして大東文化大学・原法利の姿がありました。
そして関東学生連合、その前に東海大学がおりまして、そこまで順位が出ています。
その後ろ、順天堂大学、山梨学院大学。
肩を並べて今、権太坂のポイントを１１番目、１２番目で通過してきています。
山梨学院大学は戸塚中継所の時点では総合９位という位置にいました。
その後ろから帝京大学の姿が近づいてきています。
戸塚中継所では総合１０位。
そして１１位が日大でその差は２３秒です。
２０秒、３０秒はあっという間にですね。
瀬古
選手は分かっていると思います。
ここはどんどん慎重にならず攻めていくしかないと思いますね。
瀬古
しかし全く風がないですね、少しでも風があれば選手は涼しいんですけれど、全く無風ですね。
実況
権太坂を下ってからはどのように考えますか？藤川
１０ｋｍの手前で下りは終わって、そこから１３ｋｍ平坦なんですけれど、後ろから日ざしを浴びて直線が続きますので、だいぶ暑さを感じます。
２号車
東洋大学、前回は総合３位。
今大会は昨日の往路を終わって２位。
そのポジションを守りながら前を行く青山学院をどこまで詰めて行かれるかという終盤に入ってきています。
東洋大学の酒井監督も昨日は五郎谷が気持ちのこもった走りで差をつけてくれたと話していました。
あとはある程度リスクを覚悟でどう攻めていけるかという復路も、残すは９区、１０区です。
高橋の特長は４年間、故障知らずということ。
４年目、この１年間で最終学年で一気に伸びたと話していました。
関東学生チャンピオンを決める関東インカレハーフマラソンでは３位。
初めて表彰台に上がって本当に嬉しかったですと話していました。
高橋にとって、最後の箱根、中盤を迎えます。
実況
権太坂のポイントを神奈川大学が通過しました。
順位で見ますと１０位の帝京大学、１１位の日本大学まで決まっています。
そして、その後ろ、拓殖大学、城西大学が向かってきています。
戸塚中継所では繰り上げがありました。
東京国際大学、法政大学、そしてその後ろから上武大学でしょうか。
権太坂も多くの歓声が響く中、各校の選手達が次の鶴見中継所を目指しています。
瀬古
天気もいいですから、お客さんもいっぱい出ていますよね。
気分良く応援してくれていると思います。
実況
全２１チームが権太坂のポイントを通過していきました。
１号車
まさに鈴なりの大歓声、大観衆が押し寄せています。
中村の弟は現在高校生。
大阪の高校生記録を更新しました。
お兄さんの祐紀のタイムを超えたということで、実は、この４月、弟が青山学院大学に入ってきます。
ですから、自分もしっかりしなくてはいけないんですと話していました。
渡辺
来年は兄弟で襷リレーすることも考えられますよね。
１号車
中村は一気に弟に自分の記録が抜かれるとは思っていなかったと話していました。
来年、往路を任されるためにもこの復路、主要の区間の９区で快走したい中村です。
３号車
１２番目を走っている帝京大学４年生の岩間俊友です。
総合ではシード圏内ギリギリの１０位です。
ただ、この岩間の頑張りで先ほどまで１１位の日大まで２２秒差だったんですが、先ほどの権太坂で計測したところ、５６秒までその差を広げました。
前回は９区。
当時変更でした。
自分は付き添い、バイクアナ
現在、総合１１位につける日本大学４年生、ピンクの襷、荒川諒丞です。
シードまであと一歩という１１位です。
その前、神奈川大学、２年生、大野日暉。
見た目では１５番目、総合では１６位です。
権太坂のポイントでは帝京大学まで５６秒というその差。
何とか詰めて行きたいのが日本大学です。
予選会をトップで通過しました。
シードを目指す今大会です。
２年ぶりのシードを目指しています。
春のような暖かさです。
昨日の往路を走ったランナーとは明らかに汗のかき方が違います。
２号車
駒澤大学です。
前回大会、往路でブレーキしましたが、復路で盛り返し、２位でフィニッシュ。
今大会、１区は１３位という出遅れがありましたが往路は３位でフィニッシュ。
そして、復路を迎えています。
東洋大学とは２分１６秒差でスタートしました。
その差が３分近く広がってということで９区を迎えています。
最後の箱根です、二岡康平。
ここまで３年間、箱根を走ることはありませんでした。
４年目にして最後のチャンスをもらった二岡。
駒澤大学の強さは何ですかと聞いたところ、大八木監督が本気で向き合ってくれるところですと話していました。
練習ができない選手を見放すことは簡単。
大八木監督は本気で叱ってくれると話してくれました。
選手達はだから真摯に向かって行く、だから練習すると話していました。
最後の４年目、そのチャンスを手にした二岡です。
実況
給水は１０ｋｍ付近と１５ｋｍ付近のなっています。
東洋大学、３０秒以上を詰めまして青山学院大学との差が縮まっています。
瀬古
リズムがまったく変わっていません。
暑い中でも自分のペースを守って走れていると思います。
実況
少しずつ東洋が差を詰めようというところです。
蛯原
復路、フィニッシュ地点の読売新聞社前です。
２４回大会で銀座の読売新聞社が発着点となって以来４８回から本社移転に伴い、大手町へ。
箱根駅伝の歴史をつないでいます。
鈴なりの大観衆です。
果たして青山学院大学の連覇なるのか。
全区間１位通過の完全制覇になりますと、昭和５２年王貞治さんがホームラン世界記録７５６号を達成した年以来の快挙になります。
その歴史的快挙が訪れるのでしょうか。
１号車
少し口が開いた表情、そして首が左右に触れています。
着実に自分のペースを刻んでいるといっていいですか。
渡辺
気温の高さを考えたら、このペースは、やむを得ないんですよね。
区間２〜３番のペースで走っていますのでこのまま安全に最後の渡邉君につないでほしいですね。
１号車
この後、鶴見中継所でトップで襷を渡すのは確実になりました。
実況
横浜駅前、駒澤大学の二岡が来ました。
やはり日差しもそうですし、１５ｋｍを過ぎて、給水を取るのも大事になってくるんですね。
藤川
まだ給水をしてから、８ｋｍくらいありますし、この後さらに暑くなってくると思いますので、水分を取るのは大事だと思います。
実況
戸塚から４８秒、詰めてきています。
バイクアナ
こちらが最後尾ということになります。
ともに繰り上げとなりました、上武大学、法政大学です。
上武大学３年生は志塚亮介、そして法政大学は本多寛幸です。
先ほどの中継所で繰り上げとなりました。
母校の襷をつなぐことはできませんでした。
途切れることのない、沿道の声援を受けまして最後の大手町まで走りを続けようかという２つの大学です。
３号車
シード権に向けて懸命に走っています。
神奈川大学の大野。
その後ろ、日本大学４年生の荒川諒丞です。
現在、総合順位で１１位です。
１０位の帝京大学までは５６秒の１分を詰められれば予選会に出場しなくてすみます。
ただこの１分を詰められなければ、もう一度あの予選会に出場しなくてはなりません。
前回は１月２日の夜９時、小川監督から連絡があり、お前はサポートに回ってくれと伝えられたそうです。
ただ、走ることに不安があり、「はい」とすぐに伝えたそうです。
今、思うと悔しさをあまり感じなかった。
今年はその悔しさを感じて、この箱根路に進めてきました。
シード権内まであと５６秒です。
実況
今、早稲田が５番目に通過しまして、トップ青山学院とは１３分２４秒差。
ここまで５チームが横浜駅前を通過しています。
その後ろからは日本体育大学の周防の姿が見えてきました。
今日、芦ノ湖を一斉スタートしましたが、６区を走った秋山の快走で順位を繰り上げています。
バイクアナ
東京国際大学です。
石井辰樹、小柄ではありますが、懸命に箱根路を踏みしめています。
昨年、お父さんを亡くしました。
お母さんは昨年、初出場が決まった予選会に応援に来てくれました。
お父さんの分まで泣いて喜んでくれたということです。
父に捧げる箱根路です。
創部５年目、歴史を作っている東京国際大学、石井です。
実況
明治大学が今、横浜駅前を通過しています。
４年生の齋田直輝です。
そして、その後ろからは東海大学の高木登志夫、４年生です。
明治は権太坂の時点で総合１３位。
そして東海大学は総合で権太坂では７位でした。
横浜駅前では５位と順位を上げてきています。
瀬古
高木君が一番いいですね。
実況
その後ろからは関東学生連合チームです。
平成国際大学の柴田です。
現在も学生連合で出場しました。
関東学生連合は９位で通過しました。
瀬古
各選手、普段よりも水を飲む量が多そうですよね。
あれ２５０ぐらいあるんですかね。
３００ですかね。
半分ぐらい飲んでいますからね。
普通、２回は分けないですよね。
スポーツドリンクと水をね、今、飲みましたね。
実況
今、大東文化大学も通過していきます。
権太坂では総合１８位です。
そしてその後ろ、山梨学院大学の河村、そして順天堂大学の聞谷。
並走が続いています。
山梨学院大学と順天堂大学は現在８位です。
瀬古
しばらく走っていますね。
実況
そして帝京大学です。
戸塚中継所を終わった時点でシード圏内の１０位です。
中継所
初春の強い日差しに観客の熱気が加わり鶴見中継所の気温は上がっています。
去年は７．７度。
今は１３．７度。
去年よりも６度、気温が上がっています。
完全優勝、連覇へあと１区間、青山学院大学です。
去年のアンカー安藤が今日は付き添いとして来ています。
４年生のアンカーへ、利典さんらしく頑張ってくださいと声をかけていました。
そして服部勇馬が鶴見に来ていて、その１秒を削り出せと手に書いていました。
１号車
表情が厳しくなって盛んに時計を見るようになってきました。
この間の５ｋｍがちょっと心配な数字ですよね。
渡辺
５ｋｍすぎてから本来の渡邉君の走りができていないのかなと思います。
ただ、原監督は後ろから前へ行け、前へ行けと励ましていますね。
１号車
原監督から声がかかりますと、聞こえていますよと右手でシグナルは送っています。
自分の中で行きたい気持ちはあるんだけれども暑さもある。
きちっと襷を運ぶためにどう走ればいいのか折り合いをつけていますね。
渡辺
復路復路記録は厳しくなったと思いますけれど、とにかく自分の走りをすることですね。
１号車
もし完全優勝、全ての区間でトップで通過しますと１２校目となります。
一つはレギュラーだけではありません。
控えの選手も含めて一致団結層の厚さ、それが青山学院大学の強さでもあります。
この先鶴見中継所、去年１０区アンカーで区間２位。
見事に２号車
２位を走ります、東洋大学の高橋尚弥です。
この高橋は４年間を振り返り１年生の時、入学した時はなんて厳しい所なんだろうと思ったそうです。
練習も厳しい、生活も厳しい、自分はどうしてこういう環境を選んでしまったんだろうという後悔した１年だったといいます。
そこから２年目、３年目、４年目。
努力を重ねてきました。
自分が力がついてきたのがわかったといっている４年目。
最後の箱根、その走りが続きます。
３号車
９番目を走っている大東文化大学。
その後ろをシード圏内の２校が見えてまいりました。
沿道側が総合８位の順天堂大学、次期主将が決まっている聞谷賢人３年生、そしてセンターライン側、眼鏡を掛けている山梨学院大学の２年生、高校駅伝優勝メンバーの河村。
大東大は総合１８位です。
バイクアナ
東京国際大学・石井辰樹です。
先程、５０ｍほどの差をつけられていました拓殖大学を抜きまして、今度は５０ｍほどの差をつけました。
創部初年度はわずか３人の部員でスタートしました。
１号車
先ほど原監督からはよくやったと労いの声がとんでいます。
恐らくフィニッシュは１時間１０分を超えるでしょう。
中村の力からすると、相当コンディションはきつくなっていると思います。
渡辺
中村君の本来のスピードを生かして切り替えに入っていると思います。
１号車
もともと１５００の選手です。
襷を取りました。
夢に見た箱根駅伝。
自分の力でつかみ取った。
そしてこれから待ち受けるは４年生のアンカー、渡邉利典。
下級生から上級生への襷リレー。
中継所
まるで全国の青学ファンが去年と同じ初夢を見ているかのような展開。
今年も鶴見中継所に最初に姿を見せたのは青山学院大学です。
いまや連覇まであと一歩というところまできました。
今、２年生から４年生へ笑顔で襷リレー。
襷だけではありません、笑顔もつないでいきます青山学院大学、箱根連覇へそして箱根完全優勝へあと１区間、９区を走りました中村祐紀を迎えたのは３年生の安藤悠哉です。
青学の復路、下田は区間賞を獲得しました。
去年の３号車
７番目を走っています、明治大学、そして東海大学です。
明治大学の齋田、４年生。
最初で最後の箱根駅伝です。
日差しが強くなってきました。
影が色濃く出ています。
ダウンジャケットを脱いで手に持つ沿道のファンが多くなってきました。
東海大学の高木登志夫は４年生です。
最も早いタイムで来ています。
一般入試を受けて両角監督の指導が受けたいと東海大学に進んで行きました。
総合順位は明治大学が１４位です。
東海大学はシード圏内となっています。
２号車
酒井監督から残り１ｋｍを切った時点でお前の最後の箱根駅伝、完全燃焼してみろという声が掛けられました。
東洋大学、前回、青山学院大学が優勝なら、創部２年目に初優勝を経験しています。
この７年間で優勝は４回です。
さぁ、中継所を迎えます。
中継所
１０区を走るのは渡邊一磨４年生です。
服部勇馬がその１秒を削り出せと書き込みました。
今、東洋大学、襷リレー。
トップとは６分３８秒差です。
高橋尚弥がおよそ３０秒トップとの差を縮めました。
チームスローガンのその言葉の元に負ける悔しさも味わってきました。
バイクアナ
１６番目、総合では１１位、シードまで１分１１秒の日本大学・荒川諒丞４年生です。
３度目の正直、初めてつかんだ箱根路です。
トップ青山学院からは１９分の差がついてます。
鶴見での襷リレーが危うくなってきた、このあたりの伝統校です。
中継所
３位は駒澤大学です。
二岡康平から３号車
早稲田大学、総合は４位です。
３年生の井戸浩貴、今日エントリー変更です。
横浜駅前で計測したところ、この区間トップで通過しています。
伝統のＷが新春の陽光に照らされて、色濃く箱根路を彩っています。
ラストスパートになりました、井戸浩貴です。
バイクアナ
神奈川大学に抜かれた中央大学です。
３年生の相馬一生です。
苦しい走りになりました。
少し視線が上のほうに上がっています。
伝統の赤い襷。
中央大学が鶴見で襷がつながらないと途中棄権以外では２８年ぶりとなります。
何とか最多出場。
今回は節目の９０回目の出場でもあります。
３年生の相馬一生、懸命に懸命に前を目指しています。
３号車
中央学院大学、ふらふらになっている右手でおなかのあたりをおさえました。
明らかに異変が起きています。
海老澤剛です。
双子のお兄さんです。
ちょっとフラフラになりました。
口が開きました。
眉をしかめている。
今、歩道側にふらついた。
まだ中継所までは３００ｍ近くあります。
何とか、もう一度、気合を入れた。
中継所
早稲田大学です。
井戸浩貴・３年生から２年生・藤原滋記に襷が渡りました。
４位、早稲田、通過しています。
中央学院大学の海老澤の姿が見えてきました。
仲間の姿が見えています。
後半、蛇行しました。
剛、ラスト。
大きな声で声を掛けたのは小川貴弘、４年生です。
中央学院大学・海老澤剛。
仲間に今その襷を託しました。
倒れ込みました。
すべての力を出しきりました。
運営管理車の監督からもよく頑張ったと声が掛かりました。
母校のため、自らのため、己を限界まで追い込んで９区２３．１ｋｍを走り切りました。
この後は６番目のランナーです。
日体大です。
周防俊也から小野木に襷が渡りました。
アンカー小野木俊です。
礼儀正しく箱根路に一礼しました。
中央学院はギリギリのところで力を振り絞って襷を渡しました。
日体大まで今、６チームが通過しています。
実況
トップからまもなく１５分が経過しようとしています。
中継所
東海大学と明治大学です。
東海大学は高木登志夫から、金子晃裕へ。
明治大学は齋田直輝から山田稜へ。
まずは明治大学です。
並ぶようにして東海大学。
シードなるでしょうか、東海大学。
明治、復路は頑張っています。
明治は８番目に通過しています。
東海大学は総合５位です。
バイクアナ
定点では、トップと１９分４０秒差つきました。
中央大学３年生の相馬一生です。
伝統の赤い襷をつなぐべく鶴見中継所を目指しています。
前回は走れないことが大みそかに告げられました。
部屋で一人、涙がとまりませんでした。
今年の予選会ではチーム３位に入りました。
初めての箱根路。
何とか赤い襷をつなぐべく、目指しています。
その前は神奈川大学です。
神奈川、そして中央、ともに優勝を経験している伝統校が鶴見中継所で襷をつないで行くことができるでしょうか。
神奈川大学は２年生の大野日暉です。
残りは２ｋｍを切っています。
中継所
学生連合です。
柴田拓真から細森大輔に襷が渡っています。
繰り上げ用の襷も配られています。
大東文化大学です。
原法利から北村一摩・３年生に襷が渡りました。
そして山梨学院大学です。
総合順位で日体大が７位、山梨学院が８位です。
そして順天堂大学です。
聞谷賢人、３年生から作田直也、３年生に。
３年生同士の襷リレーです。
順天堂大学、総合９位まで通過しています。
トップの青山学院大学が通過してから１７分以上が経過しています。
繰り上げ用の襷がすでに用意され始めています。
中央大学、神奈川大学は間に合うのでしょうか。
１号車
アンカーを任された青山学院大学４年生、渡邉利典。
５ｋｍの通過が１４分４５秒。
渡辺
原監督から３分から、３分３秒のラップでいいぞという声が入っています。
復路新記録の可能性が低くなったので、安全運転といいますか、自分のペースで走れということですね。
中継所
帝京大学が見えてきました。
戸塚中継所では１０位でした。
２年ぶりのシード獲得となるでしょうか。
岩間俊友から島口翔太郎へ。
今、帝京大学、襷リレー。
帝京大学・岩間俊友、４年生。
９区を走りきりました。
トップが通過してから１９分が経過しています。
中継ラインにいるランナーには繰り上げ襷が準備されています。
繰り上げまで残り３０秒。
間に合うか。
中央大学、帝京大学。
帝京大学は通過しています。
見えた。
神奈川大学の姿が見えました。
残り１５秒。
大野日暉の姿が見えている。
間に合わなかった。
４秒、５秒、間に合わなかった、神奈川大学。
３年連続６回目。
鶴見で襷がつながりませんでした。
そして日大、中央大学もつながりませんでした。
続々とランナーが走り続けています。
中継ラインはすでに目に入っていることでしょう。
１０区を走るランナーはもういません。
相馬一生、松原啓介の姿はもうありません。
中央大学です。
仲間の汗が染み込んだ、その襷。
日大、つなぐことができませんでした。
日大、中央、神奈川大学、ここ鶴見中継所。
９２回箱根駅伝、繰り上げとなっています。
仲間に襷を渡すことはできませんでした。
しかし、震える肩を抱きとめてくれたのもまた仲間です。
また強くなって箱根に戻ってくる。
実況
復路の１０区に向けての鶴見中継所、繰り上げになるチームも大手町へのフィニッシュには母校の襷をつけて走ることが認められています。
ただそこまでの仲間がつないできた襷とは違う襷になるわけですね。
瀬古
重みが感じられないのは寂しいですね。
実況
８チームが復路の鶴見中継所、繰り上げスタートになっています。
１９８８年の６４回大会以来、その時の１１校に次ぐ復路・鶴見での８校は多いスタートになります。
中継所
東京国際大学の石井辰樹の姿が見えました。
初出場です。
戸塚で繰り上げとなりました。
ここ鶴見でも襷をつなぐことは、できませんでした。
しかし１歩１歩が東京国際にとっては歴史を積み重ねることになります。
東京国際大学・石井辰樹、９区を走り抜けています。
残るは拓殖、上武、法政です。
拓殖大学が見えてきました。
４年生・栩山健。
今、多くの拍手を受けて中継ラインを通過しました。
４年生・栩山健です。
続いて、上武大学です。
志塚亮介３年生も走り抜けて行きました。
残すは法政大学のみという鶴見中継所。
青山学院、強さを見せています。
多くの大学が繰り上げスタートとなっています。
２号車
２位の東洋大学４年生の渡邊一磨。
最初で最後の箱根駅伝です。
１、２年生の時には内臓を悪くして、選手の付き添いなどを担当した箱根駅伝。
４年目にして最初で最後のチャンスをつかんでアンカーを務めています。
中継所
最終ランナーです。
法政大学の１年生、９区を走る唯一の１年生、本多寛幸の姿です。
トップの青山学院が通過する時と変わらない大歓声。
声援が本多を包み込んでいます。
しっかりと走りきることで繰り上げとはなりますが仲間の記録はつながっていきます。
今、走りきりました。
法政大学・本多寛幸、１年生。
９区唯一の１年生、走り終えています。
襷リレーがすべて終わりました。
すべての学生ランナーが大手町に向かっています。
実況
２０分の壁はツラい部分もありますね。
井上
襷の重みを感じますし、それぞれの思いというのが、つながらないというのは自分も辛い思いをしたことがあるので、もう１年頑張ってみようとか、そういう思いになると思います。
実況
襷がつながらないという苦しい思いも経験されました。
１号車
襷をつなぐことができない悔しさ、そういった学校の表情から今２連覇に向かって走る先頭の青山学院大学です。
４年生の渡邉利典。
仙台市出身です。
東北高校出身です。
前回は３区を任されて、区間５位でした。
去年は反省もあったということで、この１年間、努力してきました。
長所はマイペースのところ。
周囲を気にすることなく淡々と走ることができると話しています。
渡辺
あとは気温との戦いです。
ペースは非常に安定しています。
かつ速いですね。
１号車
原監督は復路の後半をにらんで９区、１０区は気温が上がる。
だから、大学の４年間は１歳年が違うだけで体が全然違う。
９区、１０区はできれば４年生に任せてみたいと構想を披露していました。
アンカーを任されたのは４年生の渡邉です。
実況
９区の順位を整理します。
東洋大学は差を詰めて６分３８秒差。
東海大学が順位を２つ上げています。
山梨学院も１つ上げて８位。
９区の個人の順位です。
早稲田大学・３年生の井戸浩貴が区間賞を取りました。
聞き手
９区区間賞、早稲田大学・井戸浩貴選手です。
２４年ぶりの区間賞になりました。
井戸
最近、早稲田が取れていなかったので復路の区間賞があまりなかったので素直にうれしいです。
区間賞というよりは前に日体大さん、中央学院さんがいたので、それを追い掛けるかたちで走れて結果的に区間賞が取れて良かったと思います。
一昨年、昨年度は失敗しているので３度目の正直ということでばん回できればと思っていました。
それを達成できてよかったと思います。
藤原選手にはマイペースで走ってくれればいいと思っているので無理せずに最後まで大手町のゴールにちゃんと戻ってきてほしいと思っています。
瀬古
井戸君、先輩の瀬古です。
早稲田の意地を見せたね。
どうだった、今日は？井戸
前に追いつくことだけ考えて走れたので最後まで楽しく走れました。
瀬古
来年は優勝を目指すために弾みがついたね。
また一生懸命、１年間練習して早稲田を引っ張ってください。
井戸
ありがとうございます。
実況
来年また１年間どんな成長を遂げてくるでしょうか。
最終１０区をご紹介します。
２３ｋｍ、舞台は神奈川から東京へ。
上昇する気温や都心のビル風がアンカーのペースを乱します。
最後は大観衆の中央通り日本橋を駆け抜け仲間の待つ大手町へ。
２１７ｋｍを超える戦いがついに決着します。
２号車
３位の駒澤大学３年生の中村佳樹です。
３年目にして初めての箱根駅伝です。
小さい頃、駅伝大会で当時の先生にお前は早くなくても粘り強いなといわれたことが嬉しくて陸上をはじめたといいます。
中学校の卒業式で夢を話す時、箱根駅伝に出ますと宣言したそうです。
有言実行で箱根駅伝、駒澤の一員としてデビューを果たしています。
中村佳樹です。
実況
シード権争いが５６秒という今年も大変な接戦で最後まで分からない戦いになってきました。
瀬古
アンカーは２３ｋｍありますからね。
３号車
１２番目を走る帝京大学です。
繰り上げをギリギリで免れました。
３年生の島口翔太郎。
滝川西高校初めての箱根ランナーです。
総合順位で１０位。
１１位の日大まで５６秒です。
１ｋｍ３秒近く、３秒のリードを守り続ければこのままシードを獲得することができます。
帝京大学の２年ぶりのシード獲得となるでしょうか。
現在総合１０位の帝京大学です。
バイクアナ
日大、アンカーは２年生の山崎一輝です。
集団からちょっと遅れています。
苦しい走り、４ｋｍの通過は１２分３０秒かかっています。
少しペースが落ちてきているか。
３号車
帝京大学は差を広げていることになります。
瀬古
まだまだ分かりません。
特に暑いのでね。
脱水症状になる可能性もないことはないので、力のない選手は少しおさえることも考えているかもしれません。
実況
井上さんも最後までシードがかかる戦いを去年されていましたね。
井上
祈るような気持ちで見ていました。
１ｋｍ１ｋｍの結果が知りたくてずっとワンセグを見ていました。
１号車
１０ｋｍを通過した渡邉は２９分５５秒。
原監督が指定したペースをクリアしています。
白バイをご紹介します。
センターライン側、警視庁第９方面交通機動隊です。
箱根駅伝を制動できることは光栄です。
フィニッシュまで確実に先導しますということです。
歩道側、警視庁第１方面交通機動隊、すずきまさき巡査長です。
夢が叶い、今まで支えてくれた感謝を込め皆さんがベストコンディションで走れるよう、先導しますと話しています。
区間記録は１時間８分５９秒です。
１０分を切った選手は８人しかいません。
実況
大手町のフィニッシュを目指す２１本の襷。
昨日の朝８時にスタートした時点では横並びでした。
真っ先に姿を見せたのは青山学院大学です。
強い日差しを浴びながら２３ｋｍの道中の残り１０ｋｍという所にきました。
瀬古
そろそろゴールを考えながら、どういうポーズでフィニッシュするか。
チラっと考えている時期かもしれません。
２号車
早稲田大学４位。
２年生の藤原滋記。
早稲田としては渡辺康幸駅伝監督が昨シーズン限りで退きました、相楽豊さんが今シーズンから駅伝監督に就任しています。
先月はプレッシャーは感じますが、それを楽しみたいと相楽監督は話してました。
打診を受けた時は本当に自分に監督が務まるのかどうか心配だったそうです。
渡辺さんから頼むぞと言われて覚悟が決まったそうです。
いつか渡辺さんの存在に近づきたいと話していました。
早稲田のアンカーとして襷を大手町に運ぶ藤原です。
実況
早稲田は９区で井戸が区間賞を取りました。
１号車
ビルの影に入ると涼しくなってホッとするそれほど日向は暑さを感じます。
渡邉は大きなペースの変化は見られません。
青山学院の強さの秘けつは明るいとか軽いといわれるんですが、根底にあるのは厳しい練習と日常生活、掃除は基本。
だから、うちの大学では下級生任せにしません。
１年生から４年生まで必ず掃除登板が回ってきます。
そういうことを走りにつなげて行こう。
それが秘けつの一つということです。
渡辺
表向きの顔と裏の顔は違うということです。
厳しい練習に全員が耐えて選手と監督が同じ方向を向いて今、ここにいます。
高いレベルの競走がありますね。
バイクアナ
２年ぶりのシードへ帝京を追いかける日大の山崎一輝です。
中央大学に離されましたが今追いつきました。
５ｋｍの通過で１５分２５秒。
日大の武者コーチもいいペースだ、前を行く帝京を必ず逆転できる。
お前でシードを決めてこいと声がかけられました。
日大は予選会トップ通過です。
昨日はダニエル・ムイバ・キトニーの快走がありました。
復路スタートの時点では３分のアドバンテージがありました。
２年生の走りでこの１０区で逆転のシードとなるでしょうか。
必死に大手町を目指しています。
３号車
７番目を走っている明治大学です。
２年生の山田稜。
蒲田のポイントで１０区のランナーのうち一番速く走っているのは青山学院の渡邉、２位はこの山田稜です。
実況
蒲田の時点では青山学院バイクアナ
１４番手の集団です。
引っ張るのは東京国際大学４年生、小針旭人。
学生連合チームの一員として去年、箱根路を走りました。
横には法政大学です。
その後ろにつけているのは上武大学の坂本佳太２年生、そして城西大学の辻井三嗣、４年生です。
実際の順位、総合順位が一番いいのは城西大学、現在１３位です。
東京国際大学は現在１７位です。
唯一の経験者・小針が初出場の襷を何位で大手町に運ぶのでしょうか。
３号車
８番目を走っている東海大学です。
総合５位。
両角駅伝監督の目標は総合５位。
まさにその５位を達成しています。
１０区を走るのは金子晃裕、４年生。
一般入試で東海大学に入学し、陸上部に入れず、同好会に入部しました。
２年生で入部を果たしています。
彼の努力をチーム全員が見習えば優勝できるチームになる。
東海大学は２年連続のシードに向かってフィニッシュを目指しています。
２号車
３位の駒澤大学３年生の中村佳樹です。
駒澤大学としても往路が終わって３位。
復路も３位というポジションを守りながらフィニッシュ地点に向けて、どれだけタイムを詰めていけるか大八木監督は優勝を狙えるのであれば取りにいく。
優勝できなかったとしても来年につなげることが重要。
常に優勝争いを繰り広げるチームでい続けるためには今年の走りが大事になると話していました。
その役目を担った３年生の中村佳樹です。
どこまでタイム差を詰めて押し上げていけるでしょうか。
実況
新八ツ山橋に東洋大学・渡邊一磨の姿が見えてきました。
先頭との差は７分１４秒。
２位の東洋大学が新八ツ山橋を通過していきました。
今日、首都圏では第９４回高校サッカー選手権大会の３回戦、８試合が行われます。
１号車
１５ｋｍの通過は４５分２秒、このペースで行くと１０区１０分を切るランナーの可能性が十分あります。
原監督は１１月全日本で東洋に敗れ２位に終わった時、自分が一番嫌う減点主義に陥ったことに気づきました。
何かができたが大切なのに何ができなかった、何がよくなかった、そして一番いけない、優勝した去年のチームと今のチームを比べてしまう、そのマイナスの考え方、自分自身がプレッシャーを感じ、ＶＴＲで見た若者達の表情もピリピリして、イライラが募ってしまった。
これではいけない。
この映像の世界は青山学院の姿ではない。
そう思い返してもう一度、一瞬を楽しみそのスローガンに立ち返ろうと思いました。
ただその道は重圧との戦いでした。
渡辺
あらゆるプレッシャーがこの１年間あったと思います。
優勝に向けて、よく、この１年間チームを作りました。
全日本の敗戦でチームは強くなりました。
チームスローガンは出ていますけれど根底には努力とか根性とか、精神論とか練習量を積み重ねていっているのを感じています。
１号車
昨日往路が終わったらけががあったのに苦しかったね、よく頑張ったねと神野は皆さんから言われたそうです。
チーム全体が優勝候補大本命といわれる初めての経験。
全日本で敗れた時、青山学院は安全じゃないという見方、そういういろいろな新しい経験に苦しんだ。
最終的に実況
箱根のたたずまいは落ち着いた静けさを取り戻しています。
湘南は少し波が出始めたでしょうか。
朝８時に芦ノ湖のスタート地点から２１本の襷が出発しました。
東京の中心に今２１本の襷が戻りつつあります。
大歓声が響く中、先頭・青山学院大学の渡邉利典が走ってフィニッシュ地点の大手町を目指しています。
３号車
東海大学からまた１つ下がってきました。
９番目を走っています。
２位集団のうち先頭は山梨学院大学の３年生、上村純也です。
蒲田のポイントでは総合８位。
シードまで３分以上のリードがあります。
このまま行けば２年連続のシードとなりそうです。
その後ろ赤いユニホームは学生連合の國學院・細森大輔です。
この経験をきっとチームに持ち帰って来年は母校のユニホームでと思って走っているでしょう。
その後ろには大東文化大学です。
１０区を走るのは、３年生の北村一摩です。
４回連続４７回目。
３年連続のシードを目指して走ってきました。
総合は１８位です。
少し苦しくなってきました。
目標はシードということです。
学生連合は現在オープン参加とはいえ、１１位と素晴らしい走りを見せています。
実況
新八ツ山橋のポイントを５番目に日本体育大学が通過して行きました。
ゲストの井上さん、上村の姿がありましたが前回は井上さんからリレーをして襷を受け取る瞬間に井上さんの笑顔を見て泣きそうになったと本人は話していました。
上村が頑張っていますね。
井上
このまま攻めて前はまだいるので最後まで追いかけて、今年も笑顔でゴールしてくれるとうれしいですね。
実況
今日は山梨学院大学ＯＢ井上大仁さん、青山学院大学ＯＢ藤川拓也さんをゲストに招いています。
中央学院大学の小川貴弘の姿です。
復路は一斉スタートで走っていきました、中央学院大学です。
蒲田のポイントでは総合６位という成績でした。
ここまで６チームが新八ツ山橋のポイントを通過しています。
５位の東海大学です。
東海大学も５位が目標できっちり５位で走っていますね。
瀬古
よく頑張っています。
実況
明治大学の２年生、山田稜の姿が見えてきました。
明治は往路で大変苦しみました。
１つでも上の順位へという復路になりました。
瀬古
苦しい戦いになると監督も話していましたからね。
バイクアナ
１１位の日本大学です。
２年生の山崎一輝です。
武者コーチからも頑張って前を追っていけという声が掛けられました。
日本大学優勝は過去１２回あります。
前回優勝は長嶋茂雄さん引退の年、昭和４９年第５０回大会でした。
それから積み重ねてきた歴史。
伝統のピンクの襷です。
桜の季節を勘違いして咲いてしまいそうな暖かい天気の中、シードを託された１０区の走りです。
一輝という名前は輝けることを一つは作ってほしいという願いが込められています。
箱根で輝くことができるか、山崎一輝。
実況
先頭を走る青山学院大学、大手町のフィニッシュに近づいてきました。
青山学院大学の１年を振り返ります。
連覇に挑んだこの１年は試練の連続。
前回優勝の立て役者、キャプテン神野がケガで長期離脱。
代わりに小椋と一色が積極的にチームを引っ張った。
しかし神野が復帰し万全のメンバーで臨んだ全日本大学駅伝は２位。
この敗戦が選手達の意識を変えた。
エースに頼らない走りを１１月下旬の記録会では自己ベストを更新する選手が続出。
エース不在を成長の糧に青山学院大学、連覇の瞬間は間もなく。
実況
青山学院大学が真っ先にフィニッシュ地点の大手町に向かっています。
蛯原
青山学院大学が飛び込もうとしているフィニッシュテープ、その後方にすでにメンバーがご覧のようにスタンバイＯＫです。
報道カメラもずらり並んでいます。
今、４年生ががっちり肩を組もうといっています。
神野がいます。
利典コールが起こりました。
笑顔で今年も歓喜の大手町を迎えるのでしょうか。
もしかしたら泣いてしまうかもしれないと神野は話していました。
今は笑顔が見えます。
その瞬間を待っています。
１号車
残りは、およそ３ｋｍです。
ここはビクトリーロードになりますね。
渡辺
全員の選手にいえることは、前半から攻めの姿勢ですね。
後半までペースが落ちない、フォームも崩れない。
１年間この日のためにやってきました。
原監督も勝ち続けなければいけない。
批判もあったかもしれないがそれが僕達を強くしてくれると話していましたね。
１号車
昨日、今日の１０人の枠に入る学生は厳しい競争をくぐり抜けてきました。
選ばれた１０人は私が何かしなくてもふさわしい１０人が選ばれると原監督は話しています。
後ろから見るその姿、当日は一層大きく映るものなのですとも話しています。
実況
新八ツ山橋のポイントを続々とチームが通過していきます。
中央大学は１５位です。
神奈川大学は１４位です。
日大はどのくらい詰めていけるでしょうか。
現時点で１分２８秒。
新八ツ山橋のポイントで１０位帝京大学と１１位日大は１分２８秒の差がついています。
バイクアナ
山崎の走りです。
表情を見る限り目の様子はサングラスで伺うことはできません。
武者コーチからは１５ｋｍからあげていけという指示が出ていました。
間もなく、その１５ｋｍを迎えます。
１分２８秒差を詰めていくことができるでしょうか。
一段と声援が大きくなりました。
品川です。
先輩がつないで来た伝統のピンクの襷。
目標のシード圏内に押し上げるでしょうか。
残り１０ｋｍを切っています。
２号車
２位の東洋大学、アンカーを託された４年生・渡邊一磨です。
高校時代、大学は関西の大学を考えていました。
酒井監督からうちに来て頑張ってみないかとスカウトされたそうです。
学生生活ここまでは体調不良、内臓を痛めて万全で過ごせた１年間はありませんでした。
スタッフと監督に支えられてやってきた４年間、自分としては結果が残せない中でも見放すことなく、酒井監督が親身になって話を聴いてくれた。
だからこそここまでやってこれましたと話していました。
母校の襷をフィニッシュへ。
東洋大学のために、監督のために、後輩達のためにフィニッシュ地点を目指します。
３号車
３位を走る駒澤大学です。
１０区を任されたのは３年生の中村佳樹、小さい頃からお正月といえば箱根駅伝、ずっと見てきた。
中学で陸上を始めてからは箱根があこがれの舞台、卒業式で夢を話す時、宣言したのは箱根駅伝に出ます、その頃はまだ雲の上の存在だったと振り返ります。
中村佳樹です。
１号車
まさに１年前の堂々たる優勝、それを繰り返しているようです。
大きく違うのは１つあります。
それが襷です。
去年までの優勝では選ばれたメンバーだけがこの襷の裏に名前を書いていました。
今回から控えも含めた全選手４５人。
監督の奥さんである寮母、先生、監督を含めスタッフ全員、トレーナーも含めて６６人の名前を記しました。
順風満帆ではなかったこの１年、一人一人がそれぞれの立場で重圧と戦い、火花を散らし励まし合い叱咤し涙を流しました。
優勝候補大本命と注目された経験が初めてでした。
だからこそ今回の優勝２連覇かもしれません。
去年の優勝と違うのは全員が初めての経験と一丸となって戦った証しです。
昨日の往路、今日の復路、１年生から４年生まですべての学年から１０区間に選手がエントリーしました。
残り１ｋｍを切りました。
渡辺
総合力の勝利ですね。
全員に拍手を送りたいです。
スタッフも含めて拍手を送りたいですね。
１号車
原監督が選手の輪に飛び込んで行きました。
原監督は本当の優勝とは周囲も本命とみて重圧の中で勝ちに行くもの、前回の優勝は素晴らしかったが本当の優勝とは思わないと話します。
前回は神野あっての優勝だったのではないか、去年の優勝の後は、涙はこみ上げませんでした。
喜びだけでした。
だから今シーズンのスローガンに最強への徹底、まだ我々は王者ではないと言葉を入れました。
今回はいろいろなものを乗り越えてきました。
今回の優勝は選手達が全てのものを出し尽くした本当の優勝なのではないかと思います。
原監督は先日、今回優勝したら喜びだけではない。
涙がわき起こるかもしれないと話しました。
まさに王者の青山へ。
今、飛躍の時です。
蛯原
渡邉利典を待っています。
ちょっと今、コースを間違えそうになりました。
落ち着く表情で前を見据えています。
４年生、アンカーの渡邉利典が青山学院大学の襷を先頭で今年も運んできました。
第９２回箱根駅伝、一度も中継所でトップを譲りませんでした。
利典、利典、今、手を挙げた。
大合唱です。
まさに今年のお正月のように温かいチームの青山学院大学です。
先頭で飛び込んできました。
青山学院大学、箱根連覇。
そして３９年ぶりの完全優勝。
強い！強い！青山学院大学。
まさに、一つになりました。
アンカー渡邉、胴上げです。
笑顔の春が咲いています。
今年も原晋監督の胴上げ。
重そうではありますが選手達がうれしそうに監督を胴上げしました。
そして今、もう一度、抱き合いました。
明るさだけはない、厳しさを乗り越えた連覇達成の青山学院大学です。
キャプテンの神野大地、胴上げされました。
今年は涙が出るかもしれませんと話していましたがやはり青山学院には笑顔が似合います。
見事２連覇達成。
今、一礼します。
初優勝からの連覇、史上７校目。
プレッシャーを跳ねのけました。
勝つべくして勝たなければいけない重圧を跳ねのけました。
去年の優勝の喜びとは全く違うと思うとキャプテンの神野は話していました。
２号車
２年前エース設楽兄弟を擁して４度目の総合優勝を果たした東洋大学。
前回は７年ぶりに２位以内を逃し、３位になりました。
２年ぶりの王座奪還を狙った今大会、服部勇馬は２区区間賞。
服部弾馬は来年チームの中心になります。
届かなかった思いを服部弾馬が来年、中心選手となって箱根でリベンジ。
大手町のフィニッシュ地点は来年に向けたスタート地点になるのかもしれません。
実況
青山学院大学、前キャプテンの藤川さん、あらためてどうご覧になりますか？藤川
自分は昨年９区を走りました。
あの胴上げに間に合っていないんです。
ちょっとうらやましい気持ちとＯＢとして、うれしい気持ちです。
１１月の全日本で攻めの走りができていないとは思っていたので反省を生かして強いレースを今回はしてくれたと思います。
３号車
３位の駒澤大学です。
小さな目標をこつこつと自分の目標をかなえました中村佳樹。
しかし田町で計測したところ、区間１５位の走り。
最後は苦しい表情になりました。
大八木監督からはあと２ｋｍ、しっかり走れという声が飛んでいます。
実況
東洋大学、アンカーの渡邊一磨です。
懸命に追い上げてはいたんですがね。
瀬古
最後まであきらめない気持ちが伝わってきますね。
なかなかいい走りをしています。
区間順位はいいところにいくんじゃないですか。
２号車
お前の箱根駅伝は最後だぞと声をかけられました。
東洋大学アンカーの渡邊一磨フィニッシュ地点にはチームメートが待っています。
酒井監督は強いメンバーが抜けても大学駅伝で優勝戦線にとどまっていることが大事と話していました。
２位に終わってしまうこの大会、源動力は間違いなく、新たな強い強いチャレンジャー。
東洋大学を来年度、生むことになるでしょう。
バイクアナ
１１位の日本大学、前を走っていた城西大学を抜きました。
田町のポイントでは１分３４秒と少し差が開きました。
予選会には今年、４９の大学が出場しました。
厳しい予選会を何とか経験することなく、来年、大手町のスタートにに立つため１分３４秒を少しでも縮めようと走っています。
責任も重い１０区を志願した２年生のアンカーです。
２号車
東洋大学のアンカーは４年生の渡邊一磨です。
最初で最後の箱根駅伝です。
チームメイトが待っています。
走っている時間よりケガで走れない時間のほうが長かったとアンカーの渡邊は話していました。
しかし仲間、監督、スタッフに支えられて、ここまで来ましたと言っていました。
酒井監督は結果を１つも残せない自分のことも決して見放さず、手を差し伸べてくれたと話していました。
同じ４年生の服部勇馬。
上村が声をかけました。
今回の箱根はお前が必要だといわれて走っているアンカーの渡邊、胸を張って準優勝のテープを切ってほしい。
東洋大学、第９２回箱根駅伝。
総合２位のフィニッシュです。
今、込み上げてきました。
実況
残り１ｋｍのポイントに駒澤大学が見えてきました。
３年生、今日エントリー変更の中村佳樹です。
瀬古
ちょっと苦しい走りですね。
３号車
駒澤大学の中村佳樹。
声がかかります。
大八木監督からはラスト１ｋｍ、ここでおさえてもしょうがない、そんな言葉がかけられました。
駒澤大学、５０回連続５０回目の出場。
大八木監督は今年度で指導２１年目になりました。
選手にかける声が背中を押してきました。
監督は言います。
男とは命を懸けること。
３６５日。
５０回連続５０回目の出場にして、駒澤大学の挑戦は、まだまだ続きます。
まだ来年もあります。
駒澤大学の大応援団の中を中村が走っていきます。
今フィニッシュテープに向けて飛び込んでいきます。
３号車
アゴが上がりました、３年生の中村。
最後の力を振り絞ります。
お姉さん、お二人がこの春、ともに出産予定だそうです。
新しい家族にも恥ずかしくない走りをしたいと話していました。
見事な走りです。
大八木監督率いる駒澤。
今シーズンからはＯＢの男子マラソン、前の日本記録保持者、藤田敦史さんもコーチに加わりました。
オリンピックイヤーの今年、笑顔も見られます。
箱根から世界へ。
箱根からオリンピックへ。
駒澤大学の戦いは続いていきます。
第３位でフィニッシュを迎えようとしています。
過去６年間も２位、３位、２位、３位、２位とこれで７年連続でのベスト３フィニッシュになります。
駒澤大学、第３位でフィニッシュしました。
蛯原
大手町のフィニッシュ地点です。
早稲田大学のメンバーがアンカーの藤原滋記を待っています。
中村、柳、アンカーの藤原滋記の姿が見えました。
名門の早稲田、第４位でえんじの襷を運んできました。
今シーズン相楽豊新監督のもとチームが進んできました。
名門の早稲田、瀬古利彦、遠藤司、花田勝彦、渡辺康幸、佐藤淳、竹澤健介、多くのオリンピックランナーを輩出してきました。
藤原も竹澤健介さんにあこがれて早稲田大学に入学しました。
いずれエースと呼ばれたいと話している藤原滋記。
アンカーとして、母校の襷を運んでできました。
早稲田、第４位でのフィニッシュです。
青山学院が連覇を達成してから１４分２９秒。
第４位で第９２回箱根駅伝を終えました。
２号車
大東文化大学・北村一摩につきました。
往路では苦しんだ大東文化大学、２年連続で箱根を走る北村一摩です。
来年はエースとしてチームを引っ張っていく存在の北村一摩。
苦しい表情になった。
あごも上がってきた。
ただ懸命にフィニッシュ地点を目指していきます。
蛯原
日体大です。
５番目で大手町に帰ってきました。
秋山清仁が５８分９秒という区間新記録。
素晴らしい山下りを見せました。
シード圏内に母校の順位を上げて戻ってきました。
アンカーは３年生の小野木俊。
合宿所の所長です。
今、日体大が５番目でフィニッシュしました。
シード権獲得は、もう間違いないと申し上げていいのではないでしょうか。
続いてやってくるのは東海大学です。
４年生の金子晃裕です。
２年連続のシードを取る。
目標の総合５位に向けてフィニッシュ。
東海大学、総合５位でフィニッシュしました。
オリンピックイヤーの今年、東海大学もロンドンオリンピックでは佐藤悠基さん、アテネでは諏訪としのりさん。
バルセロナではおおさきさかえさんもオリンピックに出場しています。
バイクアナ
シード権を追う１１位の日大です。
中央通りに入りました、山崎一輝です。
懸命に前を追います一輝というプラカードを持ったご夫婦がいました。
恐らくご両親でしょう。
これが箱根駅伝。
追いかける２年生の山崎。
蛯原
中央学院大学の４年生、小川貴弘です。
最初で最後の箱根駅伝。
千葉県我孫子市の出身です。
陸上生活の集大成。
先輩達が残してくれたように自分達も後輩にシード権を残したいと話していました。
今、フィニッシュしました。
中央学院大学。
シード権は取れたでしょうか。
その後ろは順天堂大学です。
今、手を挙げました。
シードを取れば３年ぶりです。
アンカーの作田直也がフィニッシュしました。
総合６位。
順天堂大学、シードを取りました。
そして日本体育大学も７位が確定しました。
あと、枠は３つです。
山梨学院大学が見えてきました。
山梨学院大学は総合８位。
２年連続でシードを取りました。
あと枠は２つです。
今回の第９２回箱根駅伝、予選会、立川で行われましたがわずか１０秒、１人１秒、届かず、国士舘大学は箱根を走れませんでした。
関東学生連合、走れなかった全員の思いを胸に込めて最後、襷に手をやって國學院大學の細森大輔がフィニッシュしました。
國學院大學は予選会１３位で箱根の出場を逃しています。
残す枠はあと２つです。
古豪・明治、果たしてシードを取れるでしょうか。
ちょっと蛇行するようになりました。
アンカーは２年生の山田稜。
首を横に振りました。
中央学院は９位が確定しました。
あと枠は２つです。
明治大学、果たしてシードを取れるか。
８年連続のシードを取れるか。
今、明治大学がフィニッシュしました。
倒れ込んだ。
アンカーの山田稜。
２号車
帝京大学はあとは頼んだぞ、ありがとうと監督から声が掛けられました。
アンカーの３年生・島口翔太郎です。
あと枠は１つ。
明治大学はフィニッシュしています。
１０枚目の切符。
来年の箱根駅伝の切符。
手にするのはどの大学でしょうか。
帝京大学は今年、予選会２位で箱根路をつかみました。
祈るようにしてチームメートがアンカーを待っています。
北海道音更町出身のアンカーの島口翔太郎です。
復路に強いと話していた中野監督です。
１０位になれるか、帝京大学。
今フィニッシュしました。
帝京大学、第１０位。
帝京大学が２年ぶりにシードを取りました。
残念ながら、明治大学はシードを落としました。
明治大学は８３回大会以来のシード落ちということになりました。
その時、明治大学は翌年、予選会を突破できず、箱根を走ることができませんでした。
明治がシードを落としました。
それを分かっているか。
神奈川大学、今、フィニッシュしましたそして法政大学。
２年ぶりに戻ってきた法政の襷です。
そして初出場の東京国際大学、笑顔でフィニッシュです。
４年生の小針旭人がフィニッシュしました。
さぁ、ラストスパートです。
予選会からの戦いになります。
来年に向けて最後の力を振り絞ります。
大東文化大学、３年生の北村一摩。
中央大学４年生の松原啓介がフィニッシュしました。
そして日大です。
２年生の山崎一輝が今、フィニッシュしました。
日本大学もシードを取ることはできませんでした。
中央大学もシードを取れませんでした。
それだけ厳しい箱根駅伝です。
続いては城西大学の辻井三嗣です。
これが最初で最後の箱根駅伝です。
地元・三重県の町役場に就職します。
初めての箱根を走りきりました。
帝京大学が第１０位。
学生連合を挟んで第１１位が日大、１２位は神奈川大学、城西大、明治大、中央大学まで順位が確定しています。
続いては拓殖大学です。
２０１２年のロンドンオリンピックマラソン６位入賞、中本健太郎さんの母校でもあります。
オリンピックーイヤー、箱根からオリンピックへ、夢が広がる舞台です。
アンカー、苦しい表情になりました。
４年生の東島彰吾です。
これが陸上人生最後のレース、４年生の東島彰吾、今フィニッシュテープに飛び込んで行きました。
拓殖大学は１６位。
東京国際大学は初めての箱根駅伝、総合１７位でした。
大東文化大学が１８位です。
残すは上武大学、１校です。
実況
明治、城西、大東文化がシードを落とし、帝京、日体大、順天堂、この３校がシード復活ということになりました。
上位１０校のシード権が確定しました。
上武大学は平塚で繰り上げという懸命に襷をつなごうとしましたが、繰り上げが続く苦しい走りになりました。
最終ランナー、上武大学の坂本佳太が間もなく大手町のフィニッシュを迎えます。
蛯原
大観衆は変わりません。
２０位の選手にも同じ歓声を送ります。
これが箱根駅伝です。
上武大学のアンカー、２年生の坂本佳太、最後のランナーですが、大歓声に送られてフィニッシュテープを切ろうと目指して歩を進めています。
８年連続８回目の出場、上武大学。
今年もシード権を取ることはできませんでした。
ちょっとフラつくようになりました。
坂本佳太、大丈夫でしょうか。
襷を届けようとしています。
箱根から世界へ。
早稲田ＯＢのアトランタ、シドニーオリンピック日本代表、花田勝彦駅伝監督就任１２年目です。
上武大学も箱根から世界を目指します。
夢が広がる舞台で、最終ランナーですが、上武大学のアンカー、坂本佳太。
母校の襷を大手町に届けました。
深々と一礼しました。
暖かい今年のお正月、坂本佳太にも駅伝ファンから温かい拍手が送られました。
第９２回箱根駅伝、２１チーム全ての襷が大手町に実況
まだ大勢の皆さんが大手町のフィニッシュ地点に残っています。
余韻が広がる大手町のフィニッシュ地点。
青山学院大学が日本体育大学以来となります、１２回目の完全優勝を果たしました。
青山学院大学の優勝インタビューです。
聞き手
３９年ぶりの完全優勝で２連覇を果たしました。
青山学院大学の皆さんです。
１０区トップで襷をつなぎました。
今は、ハッピーですか？原
ハッピー指数が３００パーセントに上がりました。
聞き手
今日も磐石の走りでしたね。
原
６区を走った１年生の小野田が１２０パーセントの出来でした。
素晴らしい快走でした。
あそこで優勝を確信することができました。
聞き手
今年は大きな重圧と注目の中での優勝となりました。
去年の初優勝とは違う部分が多くあるのではないですか？原
今年も楽勝という雰囲気でしたが、後期に入ってから知らず知らずのうちにチーム、私自身、プレッシャーを感じていたのかなと思います。
そんな中で全日本に負けてあの負けがチームの成長につながったかなと思います。
聞き手
今年も強過ぎる青山学院大学でした。
来年もこのメンバーが６人残ります。
今後に向けてお願いします。
原
１３分台、２８分台が当たり前という組織になりました。
箱根を走るだけの練習ではなく、スピード強化、距離強化、両輪でチーム育成して行きたいと思います。
聞き手
まずは復路の選手です。
６区・小野田勇次選手です。
小野田選手が走って決めてくれたという原監督の言葉がありました。
小野田
うれしいです。
スタート地点では神野さんと村井さんがそばにいて声をかけてくれていたので緊張することなく楽しんでいこうと思いました。
聞き手
１年生唯一のエントリーでした。
小野田
往路の先輩も復路の先輩も強いので自分が変な走りををしても勝ってくれるだろうという思いはありました。
今後は後輩を引っ張って行けるような先輩になりたいと思います。
聞き手
７区・小椋裕介選手です。
７区を４年間走りました。
２年連続、区間賞です。
見える景色は変わりましたか？小椋
１年目から比べれば、自分が勝負できる区間ということで、４年間、成長できたと思います。
聞き手
チームは２連覇、今年は完全優勝です。
最高の締めくくりになりましたね。
小椋
一緒にやってきた学年のみんなが、いつもは７区、途中応援がいないのですが無理やり間に合わせて神野、久保田、山村、村井、伊藤弘毅もそうですが、途中でいてくれたので、それが力になりました。
聞き手
８区、下田裕太選手です。
初めての箱根で区間賞ですね。
下田
前の先輩方が差を開いてくれたので自分は区間賞は取れるという気持ちもありました。
リラックスして走ることができました。
聞き手
タイムも歴代３位です。
下田
区間新を狙いたいという気持ちでしたが、気温が高かったので、後ろとどれだけ差を広げられるかと考えて走りました。
聞き手
箱根デビューは何点ですか？下田
１００点はあげてもいいと思います。
聞き手
１０区の渡邉利典選手です。
９人がつないできた襷。
肩にかけた瞬間はどんな感触でしたか？渡邉
冷たいな、汗で冷たいなと思いました。
絶対つないでいかないと僕がここで終わらせるわけにはいかないという使命感にかられました。
聞き手
大手町では利典の大合唱でした。
渡邉
最高ですね。
最後の学年でみんなに迎え入れてもらえて、沿道の皆さんも応援してくれて、最高のフィニッシュでした。
聞き手
往路の選手に伺います。
１区の久保田和真選手です。
２年連続１区、さらに区間賞。
チームに勢いをつけました。
前に出た瞬間はどんな気持ちでしたか？久保田
ハイペースで進んでいたので、ちょっと速くすれば選手は離れるかなと思いました。
聞き手
４年間、２度の総合優勝でしたね。
久保田
青山学院を選んだ理由として、チームを優勝させたいという思いが強かったので、それが２回もできて本当に良かったです。
聞き手
チームメートには何と言いたいですか？久保田
チームメートも監督もケガばかりしていて、それでも使ってくださった信じてくれた皆さんに感謝したいと思います。
聞き手
２区の一色恭志選手です。
２年連続、花の２区、各校のエースと戦いましたね。
一色
久保田さんがトップで持って来てくれたので、この差でもらって２位に落ちるわけにはいかないので、トップをキープして秋山に渡してやろうと思って走りました。
東洋の勇馬さんと山梨の選手に３０秒ほど差があったので、まだまだ自分の力は学生長距離界の中ではまだまだだなと痛感させられました。
今度の目標は今年の東京マラソンに出ることと３年生の同じ、秋山と駅伝三冠を目指して頑張っていきたいと思います。
聞き手
３区は秋山選手です。
同級生からの襷リレーはいかがでしたか？秋山
同じ３年生の中でも一色は最前線で走ってきたので、一色を安心させてやりたいという気持ちがありました。
聞き手
３年目でようやく走れた箱根での区間賞でした。
秋山
２年間ずっと箱根を走りたいと思いつつもかなわなかったので、きょう朝、起きて、やっと実感がわいた、そんな気分です。
２年の時の全日本大学駅伝で区間６位という不本意な結果に終わってしまったので今回は自分のやりたいことをやって悔いの残らないよう走ろうと思っていました。
聞き手
４区・田村和希選手です。
中継所では秋山先輩のガッツポーズにガッツポーズで応えて走り出しましたね。
田村
秋山さんがあんな笑顔で走っているのは初めて見たので、僕もそれで返して力にして走ろうと思いました。
タイムとしては昨年より５０秒くらい遅かったんですけれど、後続を離せたのでチームに貢献できたとは思います。
今年１年間、うまくいかないこともあったので３年目はしっかりと同級生の下田や中村と一緒に力をつけて上の先輩を超えられるような存在になって行きたいと思います。
聞き手
５区は神野大地選手です。
全員で勝ち取った完全優勝ですね。
神野
去年は終わってみたら勝ったという感じでしたが、今年はチーム全員で狙いにいって勝つことができたので、去年以上の喜びを感じています。
聞き手
この１年、ケガもありました。
力の源となったのは何ですか？神野
チームはプレッシャーの中で戦っていました。
自分も故障で苦しみました。
監督がいつも前向きな言葉をかけてくれて、周りの４年生が僕の穴を埋めてくれてチームをまとめてくれたので、監督と４年生に感謝の気持ちでいっぱいです。
聞き手
山上り、箱根駅伝はどんな存在ですか？神野
自分の人生を変えてくれた戦いです。
山だけではないというところをこれから証明していきたいと思います。
実業団に入ってマラソンだったり、上を目指して行きたいと思います。
聞き手
見事、２連覇を果たしました、青山学院大学の皆さんでした。
おめでとうございます。
実況
３９年ぶりの完全優勝を果たしました青山学院大学の皆さんでした。
今日のハイライトです。
３分４秒差を持ってスタートしました。
今日の芦ノ湖です。
どのぐらい各チームが追い上げられるかというスタートでしたね。
瀬古
１年生の小野田君、心配していましたが、快走しましたね。
藤川
監督の期待にも応えてくれました。
渡辺
１区の久保田君から、アンカーの渡邉君まで、そつなく原監督の指示通り、１００点満点の走りをしました。
四天王と呼ばれる久保田君、一色君、神野君、小椋君はもちろんですけれど、脇役である３区の秋山君だったり、山下りの小野田君あたり、しっかりと仕事をして優勝を決定づけました。
瀬古
日体大も見事でした。
予選会から勝ち上がって良かったですよね。
実況
シード権争いも激しくなってきます。
山梨学院大学ＯＢの井上さん、母校はギリギリのところで９区・１０区と上げてきました。
井上
力通りの仕事をしてくれたと感じています。
シードは危ないなというところもありましたが、シード権を取ってくれて、まずはひと安心です。
実況
青山学院大学が連覇というプレッシャーがかかる中での今大会でした。
１区から主導権を手放しませんでしたね。
渡辺
１区の久保田君、４日前までは調子が悪かったそうです。
４日間で調子を上げて１区で優勝を決めたかなと感じています。
その他の選手も練習でやってきたことの１００パーセント以上の力を出しています。
後半勝負というのを各選手が徹底していました。
実況
今回、勝ってこその本当の優勝と話していた原監督の歓喜の胴上げもありました。
あらためて順位をご覧いただきます。
帝京大学、日本体育大学、順天堂大学がシード復活です。
予選会も含めて、次回に向けて激しい戦いがありますね。
瀬古
接戦ですよね。
実況
区間賞は青山学院大学がかなりを占めました。
青山学院大学が３９年ぶり完全優勝を果たすという優勝になりました。
母校の襷はチームの歴史の縦糸とチームの絆の横糸で縫い込まれます。
染み込む汗は乾いても込める思いは乾くことはありません。
襷から受け取った力をもとにそれぞれの次の未来への挑戦が始まります。
東海道を駆け抜けた２１本の襷。
青山学院大学の見事な連覇となりました。
2016/01/03(日) 07:50〜14:18
読売テレビ１
★ＳＡＰＰＯＲＯ新春スポーツスペシャル第９２回東京箱根間往復大学駅伝競走復路[字][デ]

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