新年最初の「タビ好キ」は気持ちのいい晴天!
(2人)あけましておめでとうございます。
(前川)「タビ好キ」でございます。
今週じゃない今春ですね。
今春もよろしくお願い申し上げます。
昨年中はいろいろお世話になりましてほんとに感謝いたしておるわけでございます。
最近は不思議なもんで福岡・博多でタビ番組であったり食べ物番組で攻めてきてる方がおられますね。
(えとう)芸能人の方も結構東京から九州に来てますよね。
九州という所がそれだけ魅力があるんでしょうね。
ラーメンがおいしいとか食べるものがおいしいとか一瞬…しかし…かかっていかないと番組って難しいのかもしれません。
とにかくよろしくお願いいたします。
さあそういうことで…。
「九州で頑張ろう」って言ったやさきに今回のこの「新春スペシャル」は…大きい声はちょっと出しづらい。
ちょっと静粛なそういった感じの雰囲気でございます。
お寺が方々にございますが。
京都ですよ。
なんと京都のほうもKBS京都さんで1時間ちゃんと…。
何時からですか?毎週日曜の夜9時というゴールデンタイムに1時間やってくれてる。
どこよりも力入ってますよはっきり言って。
戦ってくれてるんですよ。
こっちも今日は戦いましょう。
1,200年の歴史都市京都府京都市
憧れの古都にタビ好キのご両人ついにやってまいりました!
京都でございますよ。
緊張あります?緊張感ありますよそりゃ。
こういった番組は知らない方もいらっしゃるわけですから。
でも一人でも「この番組を見てる」っていう方がいらっしゃったらうれしいですよね。
じゃあ早速…。
旅手形まいりましょう。
ダン。
新春なのにもっと「ダン!」って言いたかったな〜。
なるほどなるほど。
国内外に人気の観光地京都はどこに行ってもものすごい人出
…なのですがタビ好キのご両人がいるこちらは何やらひっそりとしています
「ロージ」って何?それを見てみましょう。
俺を指ささなくていいから。
「今年も『タビ好キ』はやはり表通りではなく裏路地を…」。
あっ京都弁で「路地」を「ろーじ」と言うんですね。
こういった路地を「ろーじ」と京都弁では言うらしいです。
「今いるのは京都市の上京区」。
「かみきょうく」じゃなくて「かみぎょうく」なんだ。
「いばらぎ」「いばらき」と一緒だ。
そうなんですね。
「上京区のこの場所は観光客はあまり来ない西陣織の工房が集まるエリアでございます」。
職人さんとか職人気質の方がいらっしゃるかもしれません。
気難しい方をどんな笑顔にさせるか。
そこら辺をちょっと頑張っていきましょうか。
そういうことで「ロージのタビ」でございます。
最後までよろしくお願いします。
だからよく怒られるんですよ。
憧れの京都で出会ったのは歴史と伝統とオモロイ人々
最後までどうか見とくれやす
笑顔と触れ合い珍道中の始まり始まり〜!
でもやっぱ「タビ好キ」といえばロージというのか…。
やっぱり京都には付き物ですよ。
京都来たからにはちょっと見たいですねお寺さんも。
それしてたら「タビ好キ」ではなくなりますから。
周りがみんなああいう雰囲気ですからね。
立派なお寺さんですよ。
見てくださいよ。
よく考えたら何て言うのかな…。
気を使うというのか。
やっぱりこんだけのものを守られてるから気持ち的に九州の人間とは全然違うと思いますよ。
正直言うと…これは謝ろうか!京都は世界遺産だらけですから汚すわけにもいかないんですよね。
あらどうされました?まず怒られるのかな?俺ね何かその…一発目ドキッとするのはパーンと閉められたらさ。
これありえるからね。
いってみる?確か昨夜前川さん「京都でピンポンだけは嫌だ」って言ってましたよね。
それをまさか一人目からやるっていう…。
(チャイム)あっもう押しましたよ。
何ですか?「良かった!」って。
よくないでしょ。
急に笑顔じゃないですか。
よかった〜!何だろう?これ。
でもさやっぱり九州とは違うよね。
やっぱり…京都っていうのは建物でも京都に合った建物にしないといけないという気持ちが皆さんおありになるということは聞いたよ。
屋根の色や外壁の素材など細かいガイドラインが定められているのですがそれ以前に街を愛する住人それぞれの高い意識が歴史都市京都の姿を今に伝えているようです
・「ありがとう…」っていういい歌が流れて…。
・「二杯目は」・「君だけに」とかね。
それでその方に作ってもらおうと思って作ってもらったの。
あの曲を作った方に新曲を?うん頼んだのよ。
そしたら「都風」っていうね。
ちょっとねこういった…なるべく出会わないようにしようかね。
えっ結構奥深いよ。
何か九州なら入りやすいけどちょっと緊張しますね。
こんな誰もいないの?こんにちは。
・ハ〜イ!・ハ〜イ!こんにちは。
急にごめん。
今日は…。
今日は営業してますけれども…
何とも愉快で元気なのは仕出し屋さんの奥様
ここに来る直前の撮影風景を偶然見かけていたそうです
朝何時からやってるんですか?そんなはよやってへん。
そんなごちそういりませんねん。
今はもう粗食の方だから…。
長生きしようと思たらごちそうなんてあきません。
ええときにワーッと毎日「今日はフグ」「今日はカニ」そんな時代がありました。
そのときは西陣織が…。
そうそうみんな帯とか。
じゃあそのときからずっとここあるわけですか?そんなん古いにならへん。
何百年いう店が普通やからね。
老舗にならへんねん。
「創業70年程度はヒヨコ」とは京都ならではの表現ですね〜
こちらはご夫婦で営む仕出し屋さん
景気がよかった頃は西陣織の織屋さんからの注文が引きも切らなかったそうですが今は昔
それでも京都では「おばんざい」と言われるお惣菜が人気でお得意さんを中心に繁盛しているそうです
だけどこういう店で2代続くって大変でしょ?皆何代も続いてる家が普通や。
織屋さんでも3代4代…。
そうそう。
この冷蔵庫が潰れたらやめます。
ケースもゆがんだままやし。
あっ番組知ってます?えっ?日曜夜9時です。
1時間。
そんなんあんた…あ〜!お母さん僕もです。
あっ1時間番組?そうなんです。
車降りはったとこは本隆寺いうて総本山!瓦の壁ん所?そうそう。
確認ですが…あの瓦の壁はあそこしかないからあそこやってすぐ分かんねん。
殺人事件のとこからオープニングやったんだよ。
縁起の悪いオープニングやな!だから京都の人が分からない所でスタートせんといかんかった。
クルーも分かってないですからね。
お母さんしゃべれてても…
都市伝説?!「京都の茶漬け」とは果たして?
新年の初めに京都を訪れたタビ好キのご両人
陽気な仕出し屋の奥様と楽しくお話していたのですがあることから京都人の恐ろしさがチラリ!
今日はたまたま…。
普通は九州のほうだけです。
うわさを聞くんです。
そう言いますよね。
口と考えが違う。
一緒と思たらあきまへんで。
そんな素直なもんやない。
何千年の歴史があんねやから。
例えば今お母さんしゃべれてても腹の中は違う?そうそう。
それはないですよ!
「京都の人は言葉と腹の中が違う」と言われがち
よく例えられるのが京都の茶漬け
訪問したお宅で「お茶漬けでもどうぞ」と言われたら要注意!
それは「早く帰れ」という意味なんだそう
「茶漬けでも食っていけ」という。
あれ何なんですか?あれは昔。
それこそ明治・大正の時代。
今もうそんな京都人いてへんそんな悪いこと言うてる。
お茶一杯も出ません。
なるほどなるほど!そういうつきあいもなくなってきたいうこと。
ほんまは謙遜して「お茶漬け」って言うてはってんで。
お漬物おいしいで。
自分の漬物やから。
これ自分で漬けてんの?自分で漬けて配ってんねん。
魚のサービス品や。
野菜がおいしいねん。
京野菜がおいしいから漬物がうまいんですか?だって漬物買うときにはやっぱ京都に来ますもん。
これ何を漬けてるんですか?大根。
1回1回オチがあるからな。
お母さんそれ出してくれたから「帰れ」ってことじゃないでしょ?これは何?大根のお漬物なの?それビール漬け。
それは京都人やから汁はほかさないで今度は切って漬ける。
これやったらはよ漬かる。
いただきます!これはかぶのぬか漬け。
こんなにいっぱい種類があるの?!全然違う!あっうまっ!おいしい!どんだけ出てくるんですか?仕出し屋。
あっ仕出し屋なの?お母さん。
ごはんにお漬物もつけていかんなんから。
幕の内とかそんなもんやったらごはんにちょっといるやん。
なるほど!これが水菜でこれはね…「落ちてへんか?」って。
しかし京都って…。
こんなおもしろいの?何だろう?この…。
いやおいしかった!そんなんです。
結論は「魚はない!」。
ついていこうか?一緒に。
もう帰り。
2016年もお願いしますよ!お母さん楽しかった。
また南座行けますし。
今ペットボトル1つもうてきたんそれあげようか。
みんなでいただき〜。
ありがとう。
どうも失礼します。
何だろう?このおもしろさは。
もうね通り過ぎてしまうんだよ。
なかなかの早口でしたよ。
初めてだよね1本。
京都って「お茶漬けどうぞ」って言ったら「帰れ」って意味でしょ。
今のお母さんはそういうことなかったな〜。
楽しいな〜。
・
(機械音)あっあっ!この音!「織り手さん急募」。
織り手さんっていうんですか織る方のことを。
タビ好キのご両人が巡っているのは京都の伝統工芸品西陣織の工房が集まる場所
西陣織の源流が起こったのは古墳時代といわれ千数百年の歴史を誇ります
さぞかし敷居も高いのでは?
こういうとここそ「急に来ても困る」と言われませんかね?言われるよそら。
それこそ京都の歴史ある西陣織の工房で…普通は事前に「行かせていただきます」ということをやる。
普通はね。
この番組はドキュメンタリーですからね。
僕西陣織なんて初めて…。
ほらピンポンないからね。
これ勇気いる!マジで。
これ何人の方がいらっしゃる?分からない。
相当中広いですよ。
おっ出た!音が…。
止まった。
こんにちは。
すいません。
「アポぐらいしろよ」と思ってますよ。
京都の路地を巡る「新春スペシャル」
タビ好キのご両人の耳にふと聞こえてきたのは…
・
(機械音)あっあっ!この音!ごめんなさいね急に。
すいませんはじめまして。
私前川清と申します。
これは機織りですか?そうです。
何人でやられてるんですか?現状は4人なんですが…音がすごかったもんですから何十人の方がいるんだろうなって。
さすがに急に来ても中っていうのは…。
西陣織ですよ。
見たことない!聞いたことはありますけどね。
…と思ってますよ。
え〜?!ほんとですか?!別に何もないですよ。
この目で見たいんです西陣織を。
うわ〜すいません。
うわ〜!ごめんね。
すいません。
西陣織を作ってるんですか?こういう現場って初めてなんですよ。
西陣織もいろいろあるんですけど…
前川さんも憧れる西陣織
どうやったらこんなに繊細できれいな織物が織れるんでしょう?
西陣織って着物に使う生地もあるし…。
今見えてるこのカラフルな感じも帯になっていくってことですか?これが裏面になるわけですか。
逆が表になるわけ?そうです。
ここに鏡がありますんで。
そうか!鏡があるんだ!うわっ見事!うわ〜きれ〜い!
突然の訪問ながら快く対応していただいたのは伝統ある西陣織の工房
こちらでは美しい帯が織られていました
綿密に計算された糸の並びでさまざまな図柄に織り上げるという匠の技が光る繊細な作業です
おおおっ!
(機織りの音)あっ!あ〜!
(機織りの音)えっ?!雅!これだけ織るのにどのくらいかかるんですか?そんなにはかからないですけども30分から1時間ですね。
1時間かかるんですかこれだけで。
昔は手だったんですか?そうです。
この模様というのはどなたが考えるんですか?うちの社長が考えてこういうふうな紋図というのが出来上がるんですよ。
ということは一軒一軒西陣織でも違うんですね模様が。
かつてはたくさんの工房が軒を並べ機織りの音が騒がしいほどだったというこの界わい
今でも数十軒が西陣織の伝統を守りつつ新たな作風へのチャレンジを続けています
やっぱり西陣織って憧れ見てみたいっていう何か…。
京都っていう何か特別なものがありますよね。
需要と供給というのか…。
それと同時に衰退してるとこもあるわけですね。
世間から和服とか着物が減ってるとこもあるんじゃないですか?昔はお嫁に出たらタンスの中にお母さんは困ったときはいつでも…。
お金に替えてもいいしという。
ほんとそうですよ。
時代が変わりましたよね。
たぶんこれからの若い人らはまた違う形で復活させていくと思うんですけどね。
珍しいんですね。
学校を出た…
確かによく見ると工房には若い女性の姿がちらほら
どちらから来られたんですか?えっ?!青森から西陣織を織るために来たんですか?そうです。
ご出身はね。
吉幾三さんじゃないですよね?違います違います。
きっかけは何で?秋田県に美術工芸短大という所があってそこで織物を学んでてこっちにも同じ大学の織物を学んでた先輩が入ってたのでそれがきっかけで。
もう何年ですか?今3年目。
織れるようになったの?やっぱり3年かかる?つらいですね慣れるまでは。
3年目でようやく織れるようになったんだ。
楽しい?例えば人がこういうもの着てて歩いてたらうれしいよね?うれしい。
ということはずっと京都に住んで?いれるとこまで頑張りたいです。
「いれるとこ」ということは例えば結婚するときにはうちへ戻りたい?それとも京都のほうで?それはまだ…。
やっと今職人さんの第一歩…。
若い方が来てくれてよかったですよね?これで男ばっかりだったら。
女性がいると華やかになりますね。
年とるのが…。
分かる分かる。
なるほど。
何かざっくりとした専務で。
はじめまして。
タビ番組?そうなんですよ。
「前川清の笑顔まんてんタビ好キ」という。
一応京都のほうでもず〜っと放送されてるんですよ。
すいません見たことなくて。
見なあかんな!見なあかんな!京都へ行ってみようということで。
だからよく怒られるんですよ。
ホンマやわ!私の父やけど。
お子さんなんだ?娘やねん。
嬢さん言う年ちゃうさかい娘言うとくけど。
僕なんか初めての経験なんでよかったら…。
もう肩凝ってきた!怖いんですね?そうやねん!ほんであとから…「怖い」って…。
怖いねんけどその存在がオモロイねん。
うわ〜楽しみ!ごめんね。
頑張ってくださいませ。
ありがとうございました。
前川さんの人柄に触れて…。
こっちこそとんでもない。
それじゃあ失礼します。
前川でございます。
いきなりすいません。
京都を巡るタビ好キのご両人
飛び込んだのは伝統ある西陣織の工房
だからよく怒られるんですよ。
タビの恥はかき捨て!
ご両人ずうずうしくも本店へ乗り込むことに
こんにちは。
はじめまして。
前川でございます。
いきなりすいません。
お嬢様から紹介されたときは玄関を入ったら…さっきまでよくしゃべってた娘さんが急におとなしくなって。
今までは…。
こうはしてないですけど。
うわうわうわ…。
ここで商談するというかね。
昔でいうお客さんが来られて反物か何かを見せてゴロッとして…。
昔風にいうとそこの場所だ。
ちょっとすいません。
おじゃまします。
こういう模様がね作るのんがここで。
紋屋さんで置いて…。
柄をここで…。
柄を作らな。
目もくらむような豪華な織物の数々
下世話なお話こちらの…
「桝屋高尾」は西陣織のデザインから美しい布への織り上げまで手がけています
怖〜いもとい仕事に厳しい社長は現役のデザイナーでもあるのです
(社長)これは狂言の…織物やったら何でも世界中のものを織ると。
回ってるのよ。
インドやらシリアやらイランやらみたいな…。
向こうは生地とかいろいろありますもんね。
製織品のふるさとなんですよあの辺の地域が。
あそこから文化が伝播してって西洋行ったり東洋行ったり…。
京都からじゃなくて向こうから来たものが…。
織物の発祥の地といわれる中近東
高尾さんは数千年のルーツをたどるためたびたび訪れデザインのモチーフを拾い歩きました
織物に対する熱い情熱を胸にシルクロードを逆にたどった道のりは作品に反映され高い評価を受けています
お父さん今おいくつですか?80歳。
何かねおしゃれだし。
今なお海外に出向いて…。
今でもですか?いやいや最近は行ってまへん。
もう十分でしょ。
夏トルコ行ったんよ。
お嬢さんはご結婚なさってる?お嬢さんが跡継ぎ?そうそう。
末っ子なんやけどな。
上はどうしたの?嫁に行った。
一番上じゃなくて一番下が跡取り。
社長に。
僕が会長になって。
お父さんどうなんですか?代替わりというのか…。
やっぱりそれは楽しみなもんなのか寂しいものなのかどういった気持ちですか?そりゃある意味寂しいもんやしある意味大切なことやし。
元気なうちにということが大事ですよね。
あら?お寺から戻ってまいりました。
ご苦労さまでございました。
ご主人様はこういったご職業とは関係あったんですか?全然なかったんです。
どんなお仕事だったんですか?アパレルですね。
遠からずは…。
糸偏は糸偏。
うちに来て4年余り。
4年ほどです。
それを言っちゃうとまた気を使うからね。
じゃあみんな引き受けてやるんですか?やっぱ下にいたほうが楽だったよね絶対に。
ほんまに胃悪いねん。
痛みの半分をご主人にあげて。
ええこというわさすがもう!プレッシャーに感じるご主人が。
僕はこの前まで名古屋の中日劇場で藤あや子ちゃんと一緒だったんですよ。
そのときにきれいな帯をしてたのよ。
ああいったものって大変なんですか?こういったものを着けるとなると歌い手さんが。
着けてる人っています?今。
演歌の方とか。
でもねうちとこね…ここの帯ですか?そうそう。
だから演歌系の大御所の人ばっかりが重厚なお着物姿っていうわけでもなくて。
若い人にもおしゃれ着として受け入れられてる。
(社長)昔みたいに和服は婚礼用とかそんなんやなくて趣味としておしゃれ着として着物を着る。
格式ばったもんではなくてね。
そういう時代にだんだんなってきましたね。
何がおもしろいの?何してるの?普通の帯でこれやったら「お買い上げください」って。
シワがいきますのでね。
でも変わっとかないとやっていけませんよ。
まあよそにないもんいう発想…。
似てるけど。
あら親子ですね!いつの間にか似てきちゃって。
だから親子じゃないですよね。
それはいいんですよ。
すいませんでしたご主人。
優しいご主人で助かりました。
「怖い」って言ってたじゃない。
このあと今回のタビ最大のピンチ!
前川さんたちが巡る京都市は古都1,200年の歴史とともに伝統工芸の文化も花開いた都
その代表的なものの一つがこちらの西陣織
帯の工房には前川さんたちも訪れていましたが何とも華やかですね
改めて西陣織とはどんな特徴があるんでしょうか?
もともと西陣織というのは皆さんよくご存じの応仁の乱の戦いがもとで…それで西陣という名前がついたんですけれども。
西陣織の特徴をひと言で言えば…
西陣織は12種類の織り方があるそうですがその一つ爪かき綴れ織りを見せていただきました
ちょっと待ってください
職人さんの爪の先何だかギザギザしていませんか?
(職人)この爪でかき寄せて織るためにこういうふうな形にわざとしています。
ギザギザの爪で一本ずつ糸をかき寄せる技
まさに手作りで丹念に作られる紋織物お見事!
そしてもう一つ京の着物代表として挙げられるのが京友禅
その最大の特徴は白い布地に精密な技法で絵画のように描き染めていくというもの
下絵の上に…
それで一つ一つ色の区別がはっきりとした鮮明な染めが生まれる京友禅
さらに…
そうした26に及ぶ工程を経て出来る作品は鮮やかにして優雅なまさに日本の着物
さて京の名物として外せないのがこちらの京菓子
その歴史とは?
もともとの歴史をたどると奈良時代までさかのぼります。
さらに江戸時代になって日本独自の質感が加えられて江戸時代に大成されたものになります。
貴族やお坊さんが多く暮らしていた京都にあってその需要も高まりさらなる発展をしていったんですね
そんな京菓子の中でお正月に注目されるのがこちらのあられ
味はもちろん形も最高峰のあられだけに許される上技物の称号を持つこのお店いちおしの大変おめでたい紅白のあられです
どうですか?自宅で焼いた出来たてを頂けるまさにお正月にぴったりの京菓子ですね
ところで初詣の神社としても最近人気を集めているのがこちら!
フィギュアスケートのフリー演技であの羽生結弦さんがモチーフとした京都で活躍した陰陽師安倍晴明を祀る神社なんです
日本の伝統が今も脈々と息づく歴史の都京都市です
京都弁で「ろーじ」と言われる路地裏を巡るタビ好キのご両人
そのろーじもいよいよ込み入ってまいりました
果たしてどこにいるのやら?!
これはさっきの…。
また全然…。
その方向とは違いますね。
同じ画を…。
ほとんど画的には変わらない。
古い街並みと民家があって。
あっ株式会社。
会社です。
多いんだやっぱり。
でもこの地域で今は昔より10分の1なんですもんね数はね。
やっぱりみんなそうなんだ。
雰囲気は非常にいいんですけど。
どうもこんにちは。
お住まいどちらですか?こちらがお住まい?はい。
普通のおうちですか?気さくな人!ほんとですか?!そんなスッと「上がってく?」っていう感じなんですか?京都の人って気難しいかと思ったら違うんですね。
いい人が多いんですね。
大丈夫?すいません急に。
前川清と申します。
こっちへ。
どうすればいいんですか?急に上がるのも失礼ですもんね。
その…会話をしたいんですよ。
どうぞ。
ご主人としゃべってくださいと。
ご主人とは大丈夫ですか?おもしろいですね。
一回出てからですね。
ご主人結構敷かれてますか?そういうことですよね?どこに行かれてたんですか?これから…。
今から行くとこだったんですか?市電・市バスのタダで乗れるやつ?申請にこれから。
70歳からもらえるんですか?日本全部そうなんですか?京都だけ。
70歳だったら俺もあと3年でもらえるんだ。
まだ若いですわね?もう67歳です。
ご主人今おいくつなんですか?今69歳。
じゃあ備えて。
京都市では…
さらに動物園や美術館といった施設も無料になるそうです
それは一つのうれしさなのか寂しさなのかどうなんですか?これは新しい人生のスタートだったわけですね。
そうです。
よく考えたら俺もそうだし。
あと3年でこういう具合にして。
70歳になったら70歳になったの楽しみがありますね。
いろんなとこに行けるんですよ。
今からどこに行きたいですか?例えば。
京都に住んでてもやっぱり京都って見るとこって多い?そういったとこに行ってみたい?はい。
大分で分からんとこないでしょ?全部知ってます。
京都はそんだけ見るとこが多いんだ。
それとね…ほんとだ!もともとご主人のうちですか?うん。
あれ水が湧きまんねん。
水が出てきてるんですか?今も。
今でも井戸水を使われて?使っちゃいないんでしょ?使えんけどもね…これちょっといいですか?立派なお宅だな。
昔からご主人のおうちですか?はい。
深い音がするよ深い音が。
(滴の落ちる音)あれ?どっちから?今。
お〜い。
ここで前川さんからお年玉プレゼントがあるということで。
昨年の11月25日に発売になりましたこの「笑顔まんてんタビ好キ的生き方のススメ」。
これをなんと…。
10名の方。
ありがとうございます。
プレゼントさせていただきたいと思います。
これ1,300円しますからね。
10名の方に。
サインをしてね。
サインつき?!
前川さんが語る番組の裏側や本音果ては家族への思いや独特の人生論まで
人間・前川清の魅力が満載と話題の本
僕もちろん読ませてもらいましたけどこれね「タビ好キ」をこれまで普通に見てた方も…これを読んで「タビ好キ」に入るとまた違った切り口になるかも…。
これまで前川さんがボヤ〜とタビしてるかと思いきやこんな考えがあったのかとか思ってることがよく分かります。
中身はしっかりといろんなことを考えてるんですよ。
実はねこれを読んだという方からお手紙をもらってるんで…。
65歳の女性の方です。
ありがとうございます。
「11月25日に前川さんが書いた『タビ好キ』の本が出てすぐ次の日購入しました」。
わ〜うれしいですね。
「番組の裏では私たちには分からないご苦労があったのですね」。
「本を読んでいて前川さんが出会ったお年寄りの中の一人宮崎県綾町の96歳のおじいさんのことが書いてありましたが私もあのおじいさんは今でもまだよく覚えております」。
「家族に迷惑をかけたくないと自分で選んだ次の人生介護施設へ行くというスーツ姿に思わず涙が出て亡くなった私の父の姿と重なりました」。
「そしてもう一つ前川さんがコンサートのときに今は亡き前妻であった藤圭子さんの歌を唄ったということ。
普通ならいくらファンの要望とはいえできるものではないと思います」。
「そんな前川さん本当にすばらしいです」。
「今まで以上に大ファンになりました」と。
かわいそうよ前田さんが!22歳かな?女の子が「『タビ好キ』見てます」って言うから「どこが好きなの?」って。
「宮崎のおじいちゃんがスーツ姿で出ていくあのとき非常に感動しました」と。
今僕たちがやっていることをみんなが経験していくんですよ。
特に22歳の方たちっていったら僕なんかより大変だと思うんです。
僕なんかの面倒を見ないといけないから。
こういったものを見てもらって…そういったものを考えていただいたらまたいい番組として見てもらえるのかもしれません。
これを10名の方に…。
プレゼントでございます。
お便りお待ちしております。
「タビ好キ新春スペシャル」は京都の路地に迷い込むタビ
ご両人が訪ねたお宅では不思議な体験をすることに
うわっ深っ!びっくり!井戸がすごい!わ〜すごい!深っ!これご主人何百年前ですか?もう100年以上になりますね。
ということはその前の先代の方がずっと使われてた?いや〜なるほど!これはすごい!「ハ〜イ」って。
もう一回!あれ?どっちから?今。
もう一回確かめますね。
違う方向から…。
あれ?井戸じゃないな。
いいお母さんですね〜。
優しいご主人といいお母様でございましたね。
「お〜い」って言ったらお母さんが返事してくれて。
仲いいですか?まあまあ。
お顔拝見できないもんなのかな?てれくさいんですよ。
初めてですよ「お〜い」って言ったら…。
ほらほら。
いるでしょ?お母さん。
これでいいの。
ここでお母さんちゃんといるの。
いろんな人生が…。
こんなですよ。
私は2回です。
人生これですもんね。
ここ1回もないんですよ。
これです。
上がっていかないです。
うちに井戸があったら飛び込んでたよね。
奥さんにもくれぐれもよろしくお伝えくださいませ。
ありがとうございます。
ご主人のおかげで今私たちも食っていけております。
奥さんは僕のこと嫌いじゃないですよね?ショー見に来てくれたんですか?!どちらのほうですか?京都会館?・そう。
あっちこっち。
ありがとうございます奥さん!じゃあ握手ぐらい…。
手だけ俺出します。
もう握手だけ…。
もうね正座してくれて奥さん。
ありがとう!こらこら!冷たいんだもん手が。
やめなさい!でもね京都の温かさというのか…。
先ほどもね魚屋さんに行ったら「京都の方ってねこれで何とか…」みんな言うけどそうじゃないんですね。
よそ者をこうするかと思ったらオープンオープンじゃないですか。
あれ一つのシャレなんですね。
だからこっち来たときに「京都って大丈夫かな?」「『向こう行け』って言われるんじゃないかな?」とか。
でも出会ったときにお父さんが笑顔でお母さんが最初訳わかんないのあれだったけどもね。
ずっとここで聞いてくれてるんですもんね。
つながってんのかな?これ。
恥ずかしがり屋の奥様とも絶妙な掛け合いができて何だかほっこり
前川さんの京都のイメージもずいぶん変わってきたようです
あの〜本人には言えなかったんですけど…。
アホの坂田さんは優しい顔してるからね。
前川さんそういえばお好きなんですよね?いっぱいいろんな方がいらっしゃいますけど…。
僕の夢はアホの坂田さんと…それを博多座でやりたいのよ。
でも絶対それおもしろいわ。
坂田師匠と前川さんのアホ兄弟?アハハハ!ちょっと雰囲気が変わったので…。
じゃあこっちをちょっと行ってみますかね。
これはこれでまた…。
ちょっと開けてきた感じですね。
あら?何か…。
ちょっとロージから表へ来ると。
ここもロージなんだろうけども。
それこそお着物…。
立派なたたずまいの…。
ありがとうございました。
すいません。
はい。
京都に僕初めて来ましてね。
「萬重」は古都京都の伝統文化が息づくこの地で昭和12年に創業した京料理の料亭
お客様の姿が見えなくなるまでお見送り
何とも京都らしい心尽くしです
お見合いやお祝いの席での利用が多いのも納得
一度はこんな所でお食事がしてみたいものです
もう長いんですか?ここは。
私とこで創業80年ほどです。
だから不思議ですね。
何百年もたってから初めて…。
じゃあ1代目ですか?2代目です。
それでまだまだ?まだまだ。
うわ〜京都って。
こうしてお客さんが来られたらちゃんとお送りして。
うわ〜。
女将さんになるってことですか?そうでございます。
うれしいのはお着物をちゃんとお召しになってこういうのれんがあって。
似合いますもんね雰囲気が。
九州の人間にとってはね…こんなおばあさんの舞妓さんいはらしまへん。
ちょっと雰囲気を。
うわ〜!水をまいてね。
ちょうどこの間きれいになったとこですのでね。
うわ〜これはまたすごい!玄関まで行けないもんかね?よかったらどうぞ。
次のお客さんがいらっしゃるもん。
前川さんやったら喜んで。
うわ〜雰囲気がよろしいな〜。
天井も壁も何もかもが。
ザ・京都ですね。
すいません。
すばらしい。
うわ〜どうも。
この日同窓会だったというお客様と鉢合わせ
お酒も入り皆さんいきなりヒートアップ!
いや〜ごめん!
団体客が嵐のように通り過ぎたあとおばあちゃまから思い出を一つ頂きました
頂いていいですか?「でっちようかん」?長いこと奉公してたまに家帰るときにお土産に持って帰らはるのはでっちようかんいうて京都の…。
わ〜初めて頂きます。
ありがとうございます。
おいしいでっせ。
食べる日が来ることを祈っております。
ぜひとも来ておくれやす。
いい京都を味わわせていただきました。
ご活躍お祈りいたしております。
いや〜すてき!あ〜すてき!「また来ておくれやす」ですって。
「おきばりやす」。
か〜京都ですね!最後の言葉が…
京都流の心遣いで背中を押されたタビ好キのご両人
今年もおきばりやす!
ちょっとさこれ…でっちようかん。
「でっちようかん」っていう名前なんだ。
でっちさんが何年も勤めて年に1回うちに帰るときに持たせてもらうようかん。
あっ手で?!どうするのよ?しょうがないですもんね。
お栗?!いや京都ですもの。
ほんとにおいしいこれ。
あのね俺ね今まで小城ようかんばっかり思ってたけどね。
小城ようかんとは全く違いますね。
ちょこっとみそというのかしょうゆというのか…進みますね。
いきますね。
これは進みますね。
おいしかった!今日僕提案があるんですよ。
知らん。
そうなの?ええ。
新春一発目なんでね…年賀状代わりじゃないけどサルの似顔絵と「あけましておめでとう」っつって出すと皆さんが「あっお年賀だな」ってなるじゃないですか。
いつ描くのよ?今ですよ。
何で急に描くの?俺が。
まあまあ。
サルです。
実は最近えとう君は気付いてしまったのです
それはとても個性的な絵を描く才能を持っていること
前川画伯が描くサルとは果たして?!
(笑い声)えっ?何ですか?別に。
速かったですね描くの。
まあ一応描いたのが…。
今視聴率が1〜2%ピュッとはねてますよ。
サルなんて誰でも描けますから。
犬じゃないよ。
メガネザルだよ。
見ていいですか?ハハハハ!じゃあ前川さんのサルでございます。
前川さん俺「サル」って言ったんですよ。
間違ってる部分ある?ちょっとだけいい?一瞬。
これ何の絵に見える?ほら!メガネザル!すごい!・正解何ですか?正解はメガネザルです。
(一同)イエーイ!やりましたね画伯。
1月だったらな〜。
ちょうど行ってきた。
人生初の乗車証をもらったうれしさのあまり駆けつけてくれました!
京都は70歳になるとこれで乗り物がタダになるんだって。
それになるまでみんなが頑張ってくれないといけないの。
頑張ってね。
お父さんよかった。
ちゃんと行ってきたんですね。
いかがでしたか?
「タビ好キin京都新春スペシャル」はこれにて大団円とあいなります
さあそういうことで京都のタビでございました。
ドキドキ感から入った京都というのが…おもしろいです!おもしろかったな〜!よそ者をこうすると思いきやウェルカムウェルカムで。
これはびっくりしました。
人間も楽しい。
見るとこもいいけど人もいいですね。
九州も負けてられませんね山口も沖縄も。
京都また来たいと思います。
また来ましょうね。
そういうことで今回はこれにて終了でございます。
それじゃあ失礼いたします。
2016年もよろしくお願いします。
僕のついてなかったなサイン。
そうだった?僕のにもしてくださいよ。
タダであげた人はダメよ。
お年玉プレゼントにはサインも。
それは差をつけないと。
2016/01/03(日) 16:00〜17:25
サンテレビ1
前川清の笑顔まんてんタビ好キIN京都 新春スペシャル[字]
家族でほっこり楽しめる“タビ”バラエティ番組◇ノーアポ・ノープランの触れ合いタビは笑顔とハプニングが続出!?
詳細情報
出演者
前川清
えとう窓口(Wエンジン)
番組内容
新年のお茶の間に、笑顔と癒やしをお届けするタビ好キ85分の新春スペシャル。今回訪れたのは冬の「京都」。とはいえ観光地ではなく、京都弁で路地(ろーじ)と言われる路地裏を巡る。数十年迄前は西陣織の織屋の旦那やお客さんでごった返し、まっすぐに歩けなかったというロージをまっすぐ歩いていると・・・これまた数十年前は弁当の注文がひっきりなしだったという仕出し屋の奥さんに出会う。
番組内容2
夫婦でひっそりと営むお店は、京都の惣菜「おばんざい」の出前で生業を立てていた。奥さんのマシンガントークに迎えられ、さっそく名物(?)自家製の漬物に舌鼓のご両人。さらにロージを行くと、なにやら機会の音が!? 工場を覗いてみると西陣織の帯を織っている真っ最中だった。大歓迎を受けたご両人は、老舗の本店に伺うことに。
番組内容3
そこには1本数百万円の美しい帯が!!伝統を守りながら暮らす年配のご夫婦や、料亭の上品な女将との出会いに日本の良さを再確認するタビとなった。
番組内容4
前川清とえとう窓口が訪れているエリアの歴史や文化、観光などの情報をコンパクトにお伝えするコーナー「タビ好キ紀行」。今回は京都市上京区から、日本を代表する着物「京友禅」の染物工房を訪ね、その匠の技に迫る。また、「日本映画の父」と呼ばれる「牧野省三」の指示で収集した「時代劇の小道具」を一堂に集めた「時代劇の美術館」や「京菓子の老舗」などもご紹介。
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
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