2016年オリンピックイヤーが幕開け。
新年最初のサンデースポーツ、リオデジャネイロオリンピックを徹底特集です。
団体金メダルを目指す体操日本。
内村航平、そして白井健三が目指す、美しい体操で頂点へ。
競泳では、同世代のエース、2人に注目。
ワンツーフィニッシュは見られるのか?
スタジオにも豪華なゲストです。
フェンシングの太田雄貴選手。
集大成の舞台で狙うのは、なんでしょうか。
今まで自分がやって来たことすべて出して、世界の頂をとりたいと思います。
力強いことば、もらいました。
なでしこジャパンの次世代を担う岩渕真奈選手、意気込みをお願いします。
まずは予選なんで、オリンピックのピッチに立てるように、頑張ります。
ぜひ、ゴールが見たいですね。
車いすバスケットボール、日本代表の大黒柱、香西宏昭選手。
3回目のパラリンピックに挑みます。
香西選手。
日本らしいバスケットを、最高の舞台で表現したいと思います。
楽しみにしています。
さらに、現地リオデジャネイロからは生中継も。
乾杯。
あれ?一橋さん、楽しそうじゃないですか。
現地の情報、しっかり伝えてくださいよ。
さらに歴代のマンスリーキャスターも大集合。
オリンピックへの熱い思いを語ります。
ことしはリオ五輪がありますね。
ここで新たなスターが生まれることと思います。
その大会を僕自身、楽しみにしております。
7人制のラグビー、オリンピックがあります。
男女とも、期待ですね。
楽しみな1年になります。
栄光への架け橋だ!
記憶に残る数々の名場面。
オリンピックの興奮と感動をたっぷり90分。
リオデジャネイロへ、熱い一年の幕開けです。
新年あけましておめでとうございます。
ことし最初のサンデースポーツは、90分のスペシャル版です。
スタジオには、リオを目指すアスリート、そして歴代のマンスリーキャスターにお越しいただきました。
まずは、太田選手。
8月はマンスリーキャスターも務めていただきましたが、いよいよこのリオデジャネイロオリンピックイヤーが始まりました。
そうですね。
本当にいよいよだなと。
8月来たときは、なんか、まだまだ遠いなと思ってたんですけど、本当に競技面でやっぱり気持ちが入ってきましたね。
特別な一年です。
結構じゃあ、緊張もしてきましたか?
してきましたね。
うれしい緊張です。
そしてなでしこジャパンの岩渕選手、どうですか、どんな気持ちで、この新年を迎えました?
そうですね、本当に2月の予選に向けて、しっかり準備をするという意味でも、リフレッシュできたお正月だったかなと思います。
どんなふうに、ちなみに過ごしてたんでしょうか?
親戚と家族とゆっくり、過ごしました。
さらに、こちら車いすバスケットボール日本代表の香西宏昭選手。
香西選手、今夜は世界で磨いたテクニックを、このスタジオで披露していただくんですが。
少しでも車いすバスケットボールの魅力を伝えられるように頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。
楽しみにしています。
ちなみに岩渕選手と香西選手は、同じドイツでプレー中ということで。
ちょっとドイツ語で会話なんかしてみたりとか、どうでしょうか。
ん?えっと、太田さん、なんて言ったんでしょう?
あっ、すみません。
どういうことですか?
今たぶんですね、いつドイツ戻る的な感じですか?いつ、ドイツに行かれるの?って、たぶん聞いたんじゃないかと思いますが。
そして?香西選手はなんと答えたの?
あしたの朝ですと。
ちなみに太田さん、なんて言ったんですか?
僕、ドイツ語、話せませんって言いました。
そうか、そう言ったんですか、なんだ。
では3人とも、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さらにマンスリーキャスター経験者の、お2人にも来ていただきました。
柔道オリンピック3連覇の野村忠宏さんと、そして元総合格闘家の須藤元気さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
どうですか、野村さん。
このリオイヤー、オリンピックイヤーが始まりましたが。
自分はもう現役を引退して初めてのオリンピックですから、ちょっとまたね、今までとは違う見方で見れると思うし、一応自分もオリンピック経験してるので、厳しい目で見ながらも、選手たちの活躍というのを期待してます。
厳しい目でですか?なるほど。
そして須藤さん。
きょうは、こんなすばらしいメンバーと共演できて、なんかことしはいいことありそうだなって気がしますが。
本当ですね。
私もそう思います。
いやいや、では皆さん、たっぷりね、リオオリンピックについて語っていこうと思います。
そしてきょうはリオデジャネイロと中継がつながっているんです。
地球の裏側の一橋アナウンサー、取材は進んでいますか?
青い海に白い砂浜。
真夏のお正月っていうのもいいもんですね。
なんですか?それ。
あけましておめでとうございます。
こちら、リオデジャネイロのビーチの中でも一番有名なコパカバーナビーチに来ています。
午前10時を回ったところなんですけれども、たくさんの方たちが、もう水着でね、ビーチに出てきてるんですよ。
そして、寒い北半球から、バカンスに訪れてる観光客もたくさんいて、街の中はどこへ行ってもにぎわっています。
そしてこのコパカバーナビーチ、実はオリンピックの本番のときには、ビーチバレーの競技会場にもなるんですね。
そこできょうはブラジルのビーチバレーのメダル候補の選手にも来ていただきました。
決めていただきました。
2メートル10センチの長身から繰り出される技の真髄、後ほど詳しくお伝えします。
そして、オリンピックイヤーを迎える街の熱気もたっぷり取材していますので、どうぞお楽しみに。
ちょっと浮かれた感じありましたよね。
楽しそうでしたね。
なんかおかげで私が緊張がほぐれたなって感じしますが。
さあ、今夜のラインナップを紹介しましょう。
こちらです。
体操日本、内村選手に白井選手。
アテネ以来の団体金メダルへ、新たな大技に挑んでいます。
そして、競泳、萩野選手と瀬戸選手。
同い年、2人のエースのライバルストーリーをお伝えします。
さらに先月引退した澤穂希さんと三浦知良選手のビッグ対談。
2人のレジェンドは、何を語り合ったのか。
こちらもお楽しみにしていてください。
もちろん三が日のスポーツもまとめてお伝えします。
さあ、オリンピックの開幕まで、あと215日となってきました。
すでに出場を決めている競技や選手を紹介していきましょう。
清宮さんもイチオシの7人制ラグビーは、男女共に出場。
今大会初めて採用される競技です。
ワールドカップのような熱い戦いに注目ですよね。
3大会ぶりの出場を決めたバスケットボール女子。
チームの中心は、身長1メートル92センチの渡嘉敷来夢選手です。
香西さん、渡嘉敷選手のどんなプレー、期待してますか。
日本とアメリカ、両方で培ってきた経験やスキルを十分に発揮して、勝利に貢献して、できることを応援しています。
自分も海外でやってるので、すごく刺激になりますね。
本当、楽しみでしかないですよね。
自分の目で、自分の肌で感じたいなって思います。
シンクロナイズドスイミングは現在、デュエットで出場枠を獲得しています。
足の奥、締めて!
はい、数々のメダリストを育てた井村雅代ヘッドコーチが、10年ぶりに指導に復帰。
力強さや、技の正確さを向上させました。
そしてテコンドーの濱田真由選手。
得意技は高さ2メートルにも達する上段蹴り。
私も、先日間近で体感したんですけど、もうとにかく迫力がすごくて、ひやっとなりました。
去年の世界選手権では、その上段蹴りを武器に、日本選手として初めて優勝。
オリンピックでも史上初の金メダルを狙います。
このほか、32年ぶりに出場を決めた水球の男子などね、いろいろあるんですが、すでに個人で出場を決めている選手をこちらに一覧にしてみました。
ずらっと並んでいますが、野村さんは気になる選手はいますか?
やっぱり、親交もあって、ベテランで頑張ってる女子レスリング、吉田選手、伊調選手の、やっぱり4連覇という大偉業の瞬間を見たいし、あとまあね、仲のよい後輩で、飛び込みのてらうちけん選手、5回目のオリンピックでね、悲願のメダル獲得っていうのも見たいし、ここにいる太田選手、悲願の金メダル、この瞬間もまた見たいですよね。
そう言われてますけど。
全力で頑張ります。
先輩に言われた感じが。
全力で。
そして須藤さん、どうですか?
僕もやはり野村さんが言われるように、吉田選手、伊調選手の4連覇というのを見てみたいですね。
あとやはり全選手、やはり金メダルとれる可能性あるんで、その辺、楽しみにしています。
ちなみに岩渕さんは、誰か気になる選手いますか。
やっぱり同世代の選手で、石川佳純選手は応援してるし、気になります。
香西選手にも聞いちゃおうかな、どうでしょう?
なんていうんですかね、自分もマイナースポーツをやっているので、なかなかあんまり表舞台に出てこないと言うとちょっと失礼かもしれないんですけど、そういうスポーツには、すごく期待をしています。
確かに、一番輝く舞台ですからね。
そうですね。
そしてこれまで、サンデースポーツが取材してきたアスリートに、リオへの決意のことばを書いてもらっているんですが、こちら。
バドミントン、タカマツペアは10年分の思い。
香西選手のチームメート、16歳の鳥海選手は全力でプレーと書いていただきました。
スタジオの皆さんにもリオへの決意、書いていただきました。
まず太田さんから。
そうですね。
ひとつ、ここ、区切りになると思うので、集大成ということで、そういうつもりで挑みたいと思ってます。
そして岩渕選手。
点を決めてチームに貢献できるように頑張りたいと思います。
やっぱり求められるのはゴールだと?
そうですね。
ポジションも、前の所をやっているんで、しっかり結果でチームに貢献したいなと思います。
私たちも見たいですよね。
そして香西選手は。
日本らしいバスケを。
どういう状況下においても、自分たちの築き上げてきたバスケットをもう表現するのみだと思っています。
これまでハードな練習も積み重ねてきましたもんね。
そうですね。
本当に、3人とも楽しみだなと思います。
ありがとうございます。
日本のアスリートの活躍が楽しみなリオデジャネイロですが、中でも金メダルへの期待が高まるのが、この競技です。
伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ!決まった!
体操といえば、やっぱりアテネの団体金メダル。
太田さん、興奮しましたよね。
僕ね、現地で見てたので、この解説は聞いてないですけど、もう鳥肌立ちましたね。
ですよね。
栄光の体操日本、初めての金メダルは、60年前のメルボルン。
鬼に金棒、小野に鉄棒と呼ばれた、小野喬さん。
ローマからモントリオールにかけては、団体5連覇を達成。
新月面宙返りを行うか、やった!決まりました!
まさに黄金時代でした。
忘れられないスター選手も生み出してきました。
鉄棒で10点満点をたたき出した、森末慎二さん。
つり輪と個人総合の2種目を制覇した具志堅幸司さん。
そして、池谷幸雄さん、西川大輔さんの高校生コンビも、人気を集めましたよね、野村さん。
そうですね。
自分も中学生のころで、競技者目線で見てなかったんですよ、オリンピックで活躍したら、こんなにきゃーきゃー言われるのかって、すごい羨ましいなと思ってましたね。
なるほど。
そういう目線で見てたんですね。
若いですね。
若いですよね。
さらに去年の世界選手権では、37年ぶりの団体金メダルを獲得。
体操日本、リオで再び、栄光の架け橋が見られるか、今から楽しみです。
ということで、このリオデジャネイロオリンピックでは、アテネ以来3大会ぶりの団体金メダルを目指す体操日本。
鍵を握るのが、内村航平選手と白井健三選手です。
去年の世界選手権で、前人未到の個人総合6連覇を果たした、内村航平選手27歳。
鉄棒では、G難度の大技、カッシーナ。
ゆかでもG難度、リ・ジョンソン。
それぞれの種目の、スペシャリスト並みの演技をこなす、オールラウンダー。
みずからが目指す境地を、オールスペシャリストと呼びます。
その内村選手。
団体金メダル獲得のために、去年、さらなる大技に挑戦しました。
跳馬のリー・シャオペンです。
ポイントは、側転のあと踏み切り、ひねりながら手をつくこの瞬間。
高さを出すためには、ひねりながら、しっかりと力を伝えなければいけません。
失敗すれば、大きな減点のリスクもある、リー・シャオペン。
しかし、日本の弱点とされてきた跳馬の強化のため、挑戦を決めました。
世界選手権で成功させたリー・シャオペン。
そこには、内村選手のこだわりも見られます。
足先をぴたりとそろえた空中姿勢。
理想とする美しい体操です。
目指すオールスペシャリストに、また一歩近づいた大技です。
皆さん、ところで、この内村選手が跳馬の演技前に決まって行うこのポーズ。
須藤さん、見たことありますか?
見たことありますね。
ありますよね。
これ、見たことある方、多いと思うんですけれど、実はこの動作にも、リー・シャオペン、成功の秘密が隠されています。
何をしているかというと、踏み切りの前に手をつく位置。
ここを確認する動作なんですよね。
間合い取ってるんですか?
そうなんですよ。
これ、なんで大切なのかというと。
手をつく位置が決まることで、この側転が安定し、台にしっかりと力を伝えられる。
それがリー・シャオペン成功の鍵なんですね。
内村選手のオリジナルなんですかね。
そうなんです。
五郎丸選手に通じるものがありますね。
内村選手の大事なルーティーンなんです、これが。
その内村選手、追いかけるのが19歳の白井健三選手。
人呼んで、ひねり王子です。
見ていただきましょう。
まずは、ゆかの後方4回ひねり、シライ・グエン。
ひねってますね。
でしょう。
さらに、前方の3回ひねり、シライ2。
めっちゃひねってるじゃないですか。
そうなんです。
まだいきますよ。
跳馬では、後方に3回ひねる、シライ/キム・ヒムン。
ひねり過ぎ。
ひねってますよね。
…ではひねってないですよね。
10代にして自分の名前が付いた技を3つも持っているんです。
そんなすごい白井選手なんですけれども、中学時代の映像、ご覧ください。
体操以外はあんまり得意じゃなかったみたいなんですね。
卓球では女子と対決。
トップアスリートによくありがちな。
これしかできない。
確かに。
ひねらない競技は苦手なのかもしれません。
でも目指すリオの舞台については、このころから。
その白井選手もリオに向けた必殺技があるんです。
去年、新たに取り入れたのがこちら、G難度のリ・ジョンソン。
これ、内村選手が。
そうそうそう。
やってますよね。
白井選手、先月、この技をさらに進化させました。
岩渕さん、どこが進化したか分かりますか?
速すぎて、よく分からない。
ですよね、解説しましょう。
実は、体を伸ばして行っているんですね。
この体を一直線にするためには、より高い跳躍が必要になるので、難度も上がります。
この大会では、ゆかでは最高となる、H難度と認定されました。
白井選手の名前が付いた、4つ目の技となるかもしれません。
内村選手と白井選手。
飽くなき進化の先に見据えるのが、栄光の架け橋です。
これ本当に、積極的に大技に挑戦していってるんですけれど、しかもこの美しさにこだわっている、この体操日本、どのように見ますか?
いくら難しいことやっても、緻密さというのを失わないのが、日本人の強さだと思うので、その日本らしい美しさというものを、ぜひ見せつけてほしいですね。
ですよね。
内村航平選手にもリオへの決意のことばを書いてもらいました。
こちら、無心・無欲。
これ、団体金メダルという悲願への思いが、気負いにつながらないよう、心を無にして演技に臨みたいという思いが込められたことばです。
しかし、本当に金メダル、ぜひ目指して頑張ってほしいですよね。
さあ、体操日本に期待がかかりますけれど、野村さん、柔道も期待できそうなんですよね。
そうですね、日本柔道、本当に今、すごくいいです。
若い選手がそろってますし、それも勢いだけじゃなくてね、技もいいし、本当に実力を持った選手がそろってますね。
こちらにですね、去年の世界選手権のメダリスト、並んでみましたが、メダルラッシュなんですよね。
特にロンドンで金メダル0に終わった男子は、6回級のうち6階級でメダルを獲得していて、復活の兆しも見えてるんですよね。
中でも野村さんが注目しているのはなんでしょうか。
経歴が強いんですが、アテネと北京とロンドン、この3つのオリンピックでメダルをとれなかった81キロ級、100キロ級、この階級がね、去年、世界選手権で2人、金メダルとったんですよ。
永瀬選手と羽賀選手なんですけども、この2人に注目です。
81キロ級、永瀬貴規選手ですね。
そうですね。
本当に、技が多彩なんですよね。
こういうね、足技もできますし。
あと、豪快な、強引な、こういうやぐら投げという、力技もできますし。
あとね、ここ1年ぐらいね、力を入れて練習している寝技、これもだんだんうまくなってきて、立ってよし、寝てよし、あと組み手もうまい。
頼もしいですね。
そして100キロ級、羽賀龍之介選手。
内股が抜群のキレで、井上康生2世といわれて、しっかりと組めば、世界の強豪を一発でしとめる、それだけ一撃必殺の内股があります。
切れ味、鋭いですね。
頼もしい、羽賀選手も。
野村さん、羽賀選手の内股をちょっと説明してもらえますか?教えてください。
分かりました。
そうしたらちょっとこちらでやってみたいんですけれども、誰が受けてくれるのか。
ちょっと、手挙げてくださいよ。
ぜひいいですか?いきましょう。
やります。
いやいや、もう憧れなんで。
逃げきったって顔しましたよね、今。
お願いします。
こういうふうに組み手は普通なんですよ。
普通、内股というのは、こういう、1、2、3、こうやって入るんですよね。
羽賀選手も、こういう内股するんですけども、さらに羽賀選手が得意なのは、1、2、3じゃなくて、1、2で入る。
普通は1、2なんですけど、ここを、軸足でステップ踏んで、こうやって入って。
すごい。
なんかすごいうれしいんですけど。
1、2、ここで入るんですよ。
そうやって入ると、何がすごい、強さにつながるんですか?
これでやっぱり1、2で入るのと1、2、3で入るのでは、タイミングが2種類あると。
これでやっぱり相手が読めないという部分と、やっぱはいるときの技の作りと、入ったあとのこの安定感ですね。
力が弱い人というのは、こうやって頭が前に流れてこう潰れちゃうんですけど、羽賀選手の場合は、しっかりと安定して、ここでばちんと決める。
軸がすごいんですね。
そうですね、ぶれない、軸が。
どうでした?
いや、なんかすごいうれしかった。
すみません、個人的なあれで。
ただやっぱり、その、1、2、3を、1、2と2パターンあると読めないんですよね、対策がしにくいというの、なるほどなと思いました。
お2人、ありがとうございます。
こうやって苦手な階級でも、こうした頼もしい若手選手が出てくるの、うれしいですよね。
そうですね。
本当に今まではちょっとね、この階級は弱いんじゃないかといわれてましたけども、実績のある軽量級と、あとはこうやって強くなってきた重量級、これですごく本当いい駒がそろったなと。
ロンドンでは金メダル、ゼロだったですけど、リオでは、全階級、メダルとれる力を持ってる選手がそろってるし、その中で、金メダルを何個とれるのか、これからやっぱりその厳しさというのを持った選手、もう一回りふた回り大きくなってほしいですね。
楽しみになってきました。
日本選手の活躍、かなり待ち遠しくなってきましたけど、戦いの舞台、リオデジャネイロはどんな様子なんでしょうか?一橋アナウンサー。
こちら、コパカバーナビーチの海岸沿いには、こうして砂で出来たアート作品がね、各地にあるんですよ。
ちょっと見てもらえます?リオ2016。
もうね、オリンピックの準備、こういう所にもあるんですね。
さあそして、ここからはスペシャルなゲストと一緒に番組進行していきます。
ご紹介しましょう。
いいですか?見ててください。
リオの強豪サンバチームで、ダンサーとして活躍している、工藤めぐみさんです。
美しい。
工藤さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
工藤さんの経歴、簡単にご紹介します。
19歳のときに単身、ブラジルに渡って、そして毎年3か月、住み込んでサンバの修行をしています。
強豪チームの花形ダンサーとして、リオのカーニバルで、なんと優勝した経験もあるんですね。
工藤さん、毎年のようにこうやってリオに来ていて、ことしはやっぱりいつもと違いますか?
そうですね、やっぱりオリンピックイヤーということで、私たちサンバチームも盛り上げるために、気合いがとっても入っています。
ー
そうですよね。
さあ、そんな街の盛り上がり、オリンピックに向けた準備について、年末年始、たっぷり取材してきましたので、ご覧いただきましょう。
旅の始まりは、やっぱりここからです。
リオデジャネイロの象徴、キリスト像があるコルコバードの丘。
うわー!すごいですね!
広大な景色ですね。
気持ちいい。
東京都のおよそ半分の面積に、630万人が住むリオデジャネイロ市。
ここで南米大陸初のオリンピックが開かれます。
本当に海があって、山があって、湖があって、大自然の中でオリンピックが行われるんですね。
この中でできることは、本当に幸せですよね。
市内で高まるオリンピックムード。
こんなモニュメントも。
オリンピックの街って書いてあるんですよ。
デパートに足を運ぶと。
大会のマスコットキャラクターと、表彰台で記念撮影。
そしてこちらは、体操する縫いぐるみ。
オリンピックをイメージした飾りつけがあちこちに見られました。
街の中心部のセントロ地区へ。
ブラジルで新年を迎えるうえで、欠かせないものがあるというのですが。
あっ、これね、見てください。
全身白い衣装じゃないですか。
平和を願って着るという白い服。
私も買いました。
続いてはリオのグルメ。
工藤さんお勧めのレストランへ。
ポルキロと呼ばれる、量り売りの店です。
およそ30種類の料理が並びます。
これ、私が大好きなホッチです。
ホッチ?なんですか?これ。
ホッチはのり巻き、手巻き、1本をそのまま全部、フライしちゃうんですよ。
揚げたおすしです。
すしの、すしフライ?すし天ぷら?
すし天ぷらですね。
揚げた衣の部分がすごい甘みがあって、これはいける。
これはいけますよね。
そして気になる大会施設の建設状況について。
ご無沙汰してます。
真夏のリオへ、ようこそ。
ここが今、オリンピックパークです。
1年半前から現地で取材を続けてきた、原口記者に聞きました。
そしたらちょっと、こちらで、見てください。
だいぶ出来てきましたね。
まだまだ間に合わないんじゃないかって話でしたよね。
もう一つ気になるのが、治安の問題。
ブラジルのスラム街ファベーラでは、これまで多くの犯罪が生まれ、オリンピックへの懸念材料とされて来ました。
そこで、4年前から治安維持部隊が常駐するなど、対策を行ってきました。
治安が改善しつつある地域で増えてきたのが、オリンピックの観客を見込んだ民宿です。
この民宿は、地元の人が住んでいた家を改造して、共用のキッチンや洗濯機、水洗トイレを完備しました。
部屋は相部屋で、1泊およそ700円です。
支配人はオリンピックの開催に大きな機体を寄せています。
そしてリオデジャネイロで欠かせないのがサンバのリズム。
俺もですか?どうやってやるんですか?私も工藤さんに誘われて、本場のサンバに初挑戦。
通りでは2月のカーニバルに向けた練習が真っ盛り。
オリンピックをテーマにした衣装や音楽で踊るチームもありました。
そして今回、オリンピックの開会式の演出を担当する方にも取材ができました。
世界的なショーの振り付けも手がける、舞台芸術家のデボラさん。
開会式では、サンバが重要なテーマになると教えてくれました。
皆さんにとって今回、こうやってリオでオリンピックをやるって、どんな意味のあることなんですか?
大みそか、2016年へのカウントダウン。
平和を願う白い服を着て、ビーチへ向かいました。
すごい!2016年オリンピックイヤーの幕開け。
一橋さん、とっても楽しそうでしたね。
しかしリオオリンピックに向けて、課題はあるんでしょうか。
そうですね、街の中の、やっぱり道路のインフラ整備とか、そういうところはちょっとね、まだまだ本当に大丈夫かなっていう心配もありましたけれども。
でも今回取材していて、一番印象に残ったのは、デボラさんの話していたことばの中で、ブラジルの人っていうのは、目の色も、肌の色も違う人たち、みんなの集まりなんだと。
だからそれぞれのサンバがあっていいんだということばがあったんですよね。
本当に街の人たち、誰に聞いても、みんながそれぞれオリンピックを、自分たちの好きなように、好き勝手に楽しんで、それで世界から来た人たちとも一緒に楽しみたい、なんかそういうポジティブな熱気はすごく感じました。
で、実は工藤さん、オリンピックの開会式でのオーディションに参加したんですよね。
そうなんです。
どうでした?
本当にブラジル全土からいろんな人が参加してたんですけども、本当に若者からお年寄り、ダンスが踊れる人、踊れない人とかも本当に参加していて、盛り上げるために、その熱意をすごく感じました。
そういう形で今、非常に盛り上がっているブラジルですけれども、このあとは、後半、ブラジルの期待のメダリスト候補の選手にビーチバレーのすごい技、その神髄を見せていただきますので、そちらもどうぞお楽しみに。
まず開会式からして、サンバのリズムが出てきそうで楽しみですけれど、アスリートもなんかこう、楽しい気分で、まず送れそうですね。
開会式も楽しそうですよね。
楽しみになってきました。
さあ、ここからは、三が日のスポーツをまとめてお伝えしましょう。
皆さんご一緒に、せーの!トゥデーズスポーツ。
関東大学対抗の箱根駅伝は、きょうが復路。
往路を制した青山学院。
山下りの6区を、1年生の小野田に託しました。
先輩が強いので緊張しなかったと、伸び伸び走り、区間2位のタイムで、後続との差を4分以上に広げます。
1年生の頑張りに、先輩たちも好タイムでたすきをつなぎました。
青山学院大は39年ぶりに、1区から一度もトップを譲りませんでした。
2連覇に向かう、青山学院大学、今、フィニッシュをしました!青山学院大学、連覇達成。
青山学院大は圧倒的な強さで、2年連続の総合優勝です。
3、2、1、ハッピーオリンピックイヤー。
おとといの元日未明から、レスリング日本代表の選手たちが、早速、練習を始めました。
4大会連続の金メダルを目指す伊調馨選手などが、およそ1時間半、実戦形式の練習などで汗を流しました。
サッカーの天皇杯は、ガンバ大阪と浦和レッズが日本一を争いました。
前半32分、ガンバはパトリックの突破。
先制します。
レッズはその4分後。
興梠が押し込み、すぐに追いつきます。
1対1のまま、後半8分。
ガンバのコーナーキック。
上がってきた、パトリック、シュート!勝ち越し、パトリック。
これが決勝点。
ガンバ、2大会連続5回目の優勝です。
きのう行われたラグビーの大学選手権準決勝。
赤の帝京大は、史上初の7連覇を狙います。
圧巻はウイングの1年生、竹山。
竹山、竹山、竹山、竹山!
抜群のスピードで、この試合、4つのトライを挙げました。
帝京大が7連覇へ、あと1勝。
今月10日の決勝で、初優勝を目指す東海大と対戦します。
アメリカンフットボールの日本一を決めるライスボウル。
学生代表の白の立命館大は、3点差に追い上げ、残り4分。
3年生、猪熊がキャッチし、そのままタッチダウン。
逆転します。
それでも、社会人代表のパナソニックは慌てませんでした。
何年も温めてきたというサインプレー。
土壇場で鮮やかに決め、再び試合をひっくり返しました。
パナソニックは、松下電工のとき以来、8年ぶりの日本一です。
サッカー男子23歳以下の日本代表。
オリンピックアジア最終予選が行われる、カタールの首都ドーハに到着しました。
日本は上位3チームに与えられる出場権獲得を目指し、今月13日から1次リーグに臨みます。
男子にも期待したいですね。
サンデースポーツ新春スペシャル、まだまだ続きます。
続いては競泳、オリンピックで数々の名場面を残してきました。
まずはこちら、84年前のロサンゼルス。
男子の100メートル背泳ぎで金、銀、道と、表彰台を独占。
この水着も時代を感じます。
前畑リード、前畑頑張れ。
前畑リード。
この実況でもおなじみの前畑秀子さん。
女子選手として史上初の金メダルを獲得しました。
そしてバルセロナで輝いた14歳、といえば。
今まで生きてた中で一番幸せです。
岩崎恭子さん、最年少で金メダル。
岩崎さんと須藤さんは同世代なんですよね。
そうですね、同い年なんですけれども、衝撃的でしたよね。
僕が14歳のころって、学校でドッヂボールしかしてなかったですからね。
人生の中でっていうのがすごいですよね。
そしてなんといってもこの人。
名言を残してきました。
2大会連続で2冠を達成した北島康介選手。
太田さん。
この人のオリンピックの勝負強さは異常ですね、本当に。
ですよね。
前回のロンドンでは、戦後最多のメダルを獲得した競泳日本。
リオでもメダルラッシュに期待です。
そのリオで期待を集めるのが、こちらの2人です。
400メートル個人メドレーの萩野公介選手、そして瀬戸大也選手。
日本からは最大で2人が出場できる種目。
金メダルを争う最強のライバルです。
2人は21歳。
同い年のライバル。
ロンドンオリンピックで銅メダルを獲得した、萩野公介選手。
持ち味は、むだのない美しいフォームで泳ぐ自由形。
そして練習に向かう姿勢は、誰よりもストイック。
みずからを限界まで追い込みます。
一方の瀬戸大也選手は、世界選手権2連覇のチャンピオン。
圧倒的なフィジカルを生かしたバタフライで勝負します。
そしてその性格は、超ポジティブ。
対照的な2人に聞いてみました。
生まれ変わったら何になりたいか。
2人の出会いは9歳のとき。
先に頭角を現したのは、萩野選手でした。
僕は毎日、ハードな練習を続けて、この優秀選手賞の盾をもらいました。
萩野選手の背中を追いかけてきたのが、瀬戸選手。
初めて対決したレースでは。
瀬戸選手の反対側から泳いできたのが萩野選手。
大差をつけられました。
ジュニアの記録を次々と塗り替え、将来の日本代表と期待された萩野選手。
幼い瀬戸選手の心に、火がつきました。
中学のときには、あえて萩野選手が出るレースを選んで、出場することもありました。
ふだんの練習でも、常に萩野選手を意識しているといいます。
2人の明暗が分かれたのが、去年夏の世界選手権。
金メダルを獲得した瀬戸選手。
一足先にオリンピック出場を決めました。
しかし、そのレースに萩野選手の姿はありませんでした。
大会直前に自転車で転倒し、右ひじを骨折。
競い合うことすらできなかったのです。
オリンピック出場を決めたライバル。
そして、競泳人生で初めて体験する長期間のブランク。
萩野選手は、瀬戸選手が金メダルを獲得した映像を、まだ見ることができないといいます。
けがから5か月。
萩野選手は復帰戦を迎えました。
強豪選手が出場しないレース。
瀬戸選手と競い合うイメージで泳いだといいます。
そしてライバルの復帰を、瀬戸選手は。
オリンピックの舞台で、金メダルを争う最強のライバル。
いいライバル関係ですよね。
岩渕さんは、2人と同じ世代ですけれど、どのように見ましたか?
そうですね。
本当に同世代というだけで、競技は違いますけど刺激的ですし、本当にライバルという存在は、自分のレベルアップに本当につながるものだと思うんで、オリンピックでワンツーフィニッシュを見たいなと思います。
けがを乗り越えてリオを目指すという点では、萩野選手と重なるところもあると思いますが。
本当にけがの苦しさだったりは、自分も味わってきてるんで、オリンピックっていう舞台で、復活する姿を見たいなと思っています。
太田さんはどうでしたか?
そうですね。
萩野選手は、仲よくさせてもらってますけど、けがもよくなってきてるみたいなんで、2人のライバル関係がどんどんどんどん高め合って、リオでいい結果が出たらいいなと思ってます。
2人のライバル、リオへの決意も、それぞれの個性が表れています。
瀬戸選手は、限界への挑戦。
一方、萩野選手は感謝をして、そしてがむしゃらにすべてをぶつけるです。
2人がこうやってしたためてくれました。
2人のエース、ライバル対決の行方に注目です。
さあ、オリンピックにはそれぞれ、記憶に残る選手がいると思うんですけど、懐かしい映像と共に、歴代のマンスリーキャスターの皆さんが、それぞれのスーパースターについて語ってくれました。
皆さん、あけましておめでとうございます。
星野仙一です。
大松さんの厳しい、私の数十倍、百倍という厳しい猛訓練の中、耐え忍んで勝ち取った金メダル。
あの金メダルは、僕はね、高校生の心をものすごく打たれましてね、よし、俺もという希望を与えてくれたね、本当にすごいチームプレーの金メダルだったですね。
私のオリンピックのスーパースターは、カール・ルイスです。
ロサンゼルスオリンピックで、僕は初めて、オリンピックをテレビで見ました。
カール・ルイスのすごさ、あのメダルの数。
100メートル、リレー、幅跳び、本当にすばらしかったです。
こんなアスリートが、地球にいるんだということが驚きでした。
もう本当、衝撃的な出会いでした。
今まで覚えてます。
白い妖精のナディア・コマネチ。
体操会場もため息です。
越えた!世界新記録!
ボルトだ、ボルトがいった!歴史を変えました、ボルト!
斎藤隆です。
私の記憶に残るオリンピックスターは、鈴木大地さんです。
スタート。
鈴木がいいスタートしましたよ。
鈴木はいいスタートしました。
まだ潜っている、鈴木がリードしている。
ー
あのバサロ、非常に記憶に残ってます。
もちろん、浮いてからも速かったんですけども、鈴木大地さんが一番長く潜ったような気がします。
あの映像がいまだに衝撃として残っております。
あけましておめでとうございます。
乙武洋匡です。
私が注目しているのは、走り幅跳びのマルクス・レーム選手。
なんとこのレーム選手はですね、ドイツの国内大会で、健常者に混じって優勝するという、すばらしい記録を残していますので、彼がこのリオでどんなジャンプを見せてくれるのか、ぜひ期待していただければと思います。
どんなスーパースターがリオで生まれるのか楽しみですけれど、今、乙武さんがイチオシのレーム選手、同じドイツでプレーする香西選手、レーム選手の活躍はどのように感じてますか?
もうすごいですよね。
もう本当に驚きました。
あと、それと同時に、こんなふうに障害のあるアスリートが、アスリートとして注目されることによって、障害者イコール弱者というような典型的なイメージというんですかね、それに変化を与えられるんじゃないかなと思いますね。
今、東京オリンピックもありますけれども、パラリンピックにかなり注目されてる時期ですしね。
そうですね。
どんどんどんどん、注目がどんどん広がっていく感じがしてきますよね。
そうですね。
僕たちも頑張らないとという感じですね。
須藤さんにとってのオリンピックヒーローって、誰ですか?
やはりレスリングのアレクサンドル・カレリンですかね。
伝説ですよね。
伝説です。
グレコローマン130キロ級で3連覇を果たしていますが。
もうこれ、相手、130キロあるんですが、これカレリンズリフトといって、ものともせず投げるんです。
しかも頭から落とすんで、受け身取れないんですよね。
逆にカレリンズリフトやられたくなくて、みずからフォール負けする選手とかもいる逸話もあるぐらいですから、すごいはやって、みんなやって、僕も高校生時代、結構試したんですが、やるよりやられるほうが多かったですね。
うわっ、すごい。
頭から落とすんです。
やられたくないですね。
同じオリンピック3連覇の野村さんも、やはりカレリン選手は。
そうですね。
格闘技というかね、組み合う競技という部分での共通点はありますし、カレリン選手というのは、…でね、一番重たいクラスで3連覇して、自分なんかは小さいクラスだから、最強になれなかったんだと。
その分、やっぱり誰もができない、柔道界では誰にもできない記録を作りたいという思いでやってましたから。
3連覇って、すごいですよね。
有言実行、すばらしい。
さあ、ここからはお待たせしました。
車いすバスケットボールの香西宏昭選手に迫ります。
素早いターン、そして激しいぶつかり合いが繰り広げられる、車いすバスケットボール。
日本代表のエースが、香西宏昭選手です。
持ち味は、この車いすさばき。
巧みな重心移動で、車いすを自在に操り、相手を翻弄します。
さらに、ベンチプレス130キロを上げる腕力を生かしたスリーポイント。
パワーとテクニックで、日本代表を引っ張ります。
現在、ドイツでプロ選手として活躍する香西選手。
世界で磨いたそのテクニックを、スタジオで披露していただきます。
まずは香西選手の華麗な車いすさばきを見せていただきます。
お願いします。
おお!あっ、本当に自由自在。
速い!すごい!
すっごい迫力ですね。
回転が速い。
最後はシュートで決まった!
すごい。
いやぁ。
どうですか、須藤さん。
なんか、踊ってるみたいですね。
ねぇ。
すごい、切り返しが速いですね。
そうですね。
動きやすいようになってるので。
岩渕さん、目の前で見て、どうでしたか?
キレがすごいです。
本当ね、きゅっきゅっきゅっていってましたもんね。
いつもより多く回ってます。
そのとおりです。
ありがとうございました。
きょうはですね、なんと、野村さんと須藤さんにも、この車いすバスケをちょっと体験してもらおうと思っているんですね。
なんで、車いすに、お願いします。
お2人、車すに乗ったことは、須藤さんは?
僕はないですね。
あっ、初めて?
おっ。
どうですか?
なんか、こうやって動くんですね。
うまい、うまい。
須藤さんが乗ると、よりダンス見たいですね。
楽しい。
楽しいですね、これ。
野村さんはどうでしょうか?
自分は何回かひざの手術して、車いす経験してるんですけど、そのときよりも、こっちのほうが乗りやすいというか、操作しやすいですね。
タイヤが八の字になっているので、その分、安定性が増したりとか、あとは回転性も増すんですよね。
そうですね、こんなに回転するとは思わなかったです。
ここで2人にドリブル、シュートをしてもらおうと思うんですが、まずは、見本を、香西選手に見せてもらいましょう。
お願いします。
車いすバスケットボールは、1回ドリブルをついて、2回、こぎます。
なので、ドリブルをついて1、2、ドリブルして、で、シュート。
という要領でお願いします。
では、野村さんからいきましょうか。
いきます。
1回ドリブルをして。
1回、ドリブルをして。
2回、こいで。
あっ!
シュート!
ああ、惜しい。
すごい、そんな切れ味のないの、初めて見ました。
人を投げることしかできないです。
ボールはちょっと。
では須藤さん、お願いします。
いって2回いけるんですね。
1回やって。
2回こいで。
おっ!あっ、惜しい。
でも皆さん、やっぱり届きますね。
高さはどうですか、車いすから見たときの高さって。
すごいやっぱり高く感じますね。
高く感じないですか?
高く感じるし、やっぱりこいで、またね、いろんな動作を切り替え、それこそやらなきゃいけないから、でも頭がついていかないです。
そうなんですね。
ここで、香西選手が攻めてくるので、まだだめ、乗っててください。
まだだめ?
2人は守ってください。
香西選手が攻めてくるのを。
多少当ってもいいんですか?
多少当たっても大丈夫ですか?
大丈夫です。
じゃあ、スペシャルマッチ、いきましょう。
お願いします。
本当豪華ですね。
ちょっと格闘家の雰囲気ありますもんね。
香西選手、どうですか?格闘家2人を相手にするのって。
バスケットなら、勝てそうですね。
私たちはボールのここから画面を守りますので、守りましょうね、みんなで。
いきましょう、お願いします。
うわっ。
すごい。
ディフェンス、どうやってすれば。
もう一回、じゃあ、香西選手、もう一回、シュートをお願いしましょうか。
すみません。
切り替えしが難しい。
うわっ。
やっぱ当たる瞬間、びくっとします。
で、試しに、逆もやってみましょうか。
じゃあ、いきます。
香西選手が1人で守る。
でも2人がかりですよ。
ちょっと野村さん、有利ですよ。
ちょっと、コントロール失ってるんですけど。
シュート。
違う。
ボールつかないと。
もうこれでボールは取られたということで。
難しいですね。
パスをつなげて、つなげながら前に進むとか、それができないですね。
なんか持ってると、こうしかできないというか。
なんか違うとこ行っちゃいましたもんね。
ありがとうございます。
3人、帰ってきてください。
間近で見た迫力、どうですか?
いやぁ、キレが半端じゃないですね。
どうですか?
ぶつかったところが一番すごかったです。
これ、どんどんもっとチームなので、がんがんぶつかるんですよね。
そうですね。
コンタクトスポーツなので、結構、試合見てると今みたいにがつんという音がしたりしますね。
本当に間近でも、テレビでも、迫力って伝わってくると思うんですが、改めてこのリオデジャネイロオリンピックでの意気込みを教えてください。
まずパラリンピックのメンバーに選ばれるように、また練習を頑張って、そして、選ばれたら、自分たちが作ってきた、日本のバスケットを実行するのみだと思っています。
決勝トーナメントに必ず進出します。
はい。
頼もしい。
本当に楽しみになってきましたね。
そうですね。
やっててすごい楽しかったです。
ありがとうございます。
3人ともありがとうございます。
さあ、再びリオデジャネイロから、一橋アナウンサー、そちらからもメダル候補が見せてくれるんですよね。
もちろんです。
ブラジルのお家芸、ビーチバレーで、地元でもうすでにオリンピック出場を決めて、金メダル候補という選手がきょうは来てくれました。
ご案内しましょう。
どうぞ、来てください。
どうですか、この2メートル10センチの世界。
きょうは特別に、カメラを目線の位置に持ってもらったんですが、1メートル75センチの僕なんか、こんなにちっぽけな存在です。
改めましてご紹介しましょう。
エバンドロ選手です。
エバンドロ選手、手をあげてもらっていいですか。
ほら、見てください、これ。
ネットからこんなに手がはみ出ちゃってるんですよ。
2メートル43センチあるネットよりも、あんなに手が出て、もうジャンプしなくても、ブロックできてしまいますよね。
ありがとうございます。
この高さを生かしたすごい技の神髄を、これからエバンドロ選手に見せてもらいます。
じゃ、準備をお願いします。
エバンドロ選手が準備している間、私は、その技を体感しますので、その準備をさせてもらいますので、あとはお願いします。
では私から、少し説明させていただきたいと思います。
エバンドロ選手の神髄、それはサーブです。
2メートル10センチの身長からの、角度のあるジャンプサーブは、まるでスパイク。
スピードはなんと最速180キロも出るんです。
その高さとスピードに注目です。
一橋さん、準備はいいですか?
いいです。
じゃ、これで体感してきます。
お願いします。
笑いが起きるのは…。
まだ何もしてないです。
ネットにかかっただけですけど、むちゃくちゃ速いですね、やっぱり。
そうですね、速いですね。
お願いします。
あっ、こわ!
やはり速いですね。
180キロですよ。
きょうは、手加減してくれって言って、50%ぐらいの力でやってもらってるんですけど。
エバンドロ!これ、下が砂なので、ふんばりが利かないから、踏み出すにも、踏み出せないんですよ。
あのスピードで、あの角度で入ってくるので、ちょっととてもじゃないけど、受けられないです。
最後。
いてっ!受けなければよかったですね。
やっぱり受けてしまうと、むちゃくちゃ痛いです。
マイクがこんがらがってしまって。
すみません。
やっぱりね、手加減して半分ぐらいの力だって言ってましたけど、あれ、素人には当然受けられないですし、それは金メダル候補のサーブですよ。
それであのサーブ、あまりにもすごくて、しかも狙った所に行くことから、あだ名が、ブラックマンバ、黒い毒蛇っていう名前が付いてるんです。
そんなエバンドロ選手に最後にお話聞いてみたいと思います。
エバンドロさん、この地元で開かれるオリンピックで、どんなプレーを見せたいか、教えてください。
このブラジルではとてもいいプレーをして、メダルをチームに、そしてブラジルにもたらしたいと思います。
ありがとうございました。
エバンドロ選手、大きいから、話すのも、上向いて首疲れて。
そしてビーチバレーだけではなくて、ブラジルのお家芸といえば。
ブラジルといえば、サッカーですよね。
でもまだ実はオリンピックで金メダルとってないんですよね。
そうなんですよ。
そのオリンピックの金メダルにかける思い、あの日本でもおなじみのレジェンドにも取材してきました。
そして、サッカーよりも歴史が深い、リオの伝統の競技についても取材してきましたのでどうぞ。
ブラジルサッカーの聖地、マラカナンスタジアム。
男女の決勝など、4試合が行われます。
これがマラカナンか。
早速、ブラジル代表への期待を聞いてみると。
すごい雰囲気!
この日は、往年の名選手などによる、チャリティーマッチが行われていました。
ひときわ大きな声援を受けていたのが、日本でもおなじみ、ジーコさん。
ここマラカナンで、最も多くのゴールを決めている、地元の英雄です。
すごい。
62歳になったジーコさん。
味方のパスを、ゴール!
ジーコですよ、ジーコ。
最高ですよ、この雰囲気。
この試合、オリンピックでの活躍が期待される若手選手もプレー。
ジーコさんからパスを受けた、こちらの選手、同じリオ出身のジョルジ選手19歳です。
攻撃参加が持ち味のサイドバック。
レギュラー定着を狙う地元期待の星なんです。
試合直後、ジーコさんが日本にエールを送ってくれました。
リオの人たちの注目は、サッカーだけではありません。
それはこちら、ボート競技。
実はリオデジャネイロでは、サッカーよりも古くから親しまれてきました。
地元の名門ボートチーム、バスコ・ダ・ガマ・レガッタクラブです。
創設は100年以上前の1898年。
サッカーの強豪、バスコ・ダ・ガマのルーツでもあります。
このチームからオリンピックを目指す、25歳のレナト選手。
南米選手権で銀メダルを獲得している、国内屈指の実力者です。
レガッタの一番おもしろいところってどこですか?
ブラジルはこれまでボート競技で、メダルを獲得したことはありません。
悲願の初メダルを目指す、レナト選手。
心と体を鍛える、取って置きの練習場所があります。
それは。
街のシンボル、コルコバードの丘。
標高710メートルの頂上まで、一気に駆け上るトレーニングです。
すごいなぁ。
工藤さん、どうでしたか?
私の知らないリオの魅力もたくさん知れたので、本当に楽しかったですし、あとはリオオリンピック本番がすごく楽しみです。
今回、本当に取材でいろんな選手、それから街の人たち、いろんな人たちに会って、話聞きましたけど、誰に聞いても結局、とにかく世界中からたくさんの人たちが来てくれるから、それを自分たちのリオ、大好きなブラジルを、知ってもらえるいい機会だから、だからみんなにも楽しんでほしいし、自分たちも楽しみたい。
サンバと同じように、そのリズムの中でみんなにも楽しんでいってほしいんだということばが、すごくどの選手から、あるいはどの人たちからも聞かれて、なんといいますかね、4年後、今度は僕たちが日本で東京オリンピックで世界の人たちを迎えるときに、今度は僕ら、サンバに代わって、どんなものでみんなをおもてなししたらいいのかなって、そんなことまで考えさせられるような、すごく楽しいし、おもしろい取材でしたね。
本当にそうですね。
きょうは日曜日の朝ということもあったんですけど、ちょっとね、曇ってるせいもあって、お客さんの出が少ないかなと思いましたけど、だんだんまたね、やっぱり人も出てきましたね。
そうですね、増えてきましたね。
オリンピックイヤーを迎えた、ブラジル・リオデジャネイロから、生中継でお伝えしました。
チャオチャオ。
本当に、わが街にオリンピックが来る、パラリンピックが来るって、大きなことなんだなって感じがしましたよね。
楽しみになってきました。
さあ、続いては、こちら。
先週、現役を引退した澤穂希選手と、ことしプロ31年目を迎える三浦知良選手のビッグ対談です。
岩渕選手にとって、2人はどんな存在ですか?
本当にサッカー界のレジェンドですし、目標になる、自分の目標である2人だなと思います。
その、サッカーにすべてをささげてきた2人が、じっくりと語り合いました。
対談が行われたのは、引退発表の6日後。
こんにちは。
ありがとうございます。
こちらこそ。
三浦選手は、100本のバラを用意して、出迎えました。
あの引退会見でのことば。
澤選手がプロとして歩み始めた10代のころ、隣のグラウンドでは、三浦選手たち、ヴェルディのスター選手が練習していました。
澤選手に大きな影響を与えたといいます。
強烈なリーダーシップで、女子サッカーをけん引してきた澤選手。
三浦選手には、忘れられないことばがあるといいます。
北京オリンピックのときのことば。
苦しいときは私の背中を見て。
日本サッカーの道を切り開いた澤とカズ。
これからの夢とは。
その歩みは続きます。
岩渕さんはこれからのなでしこを担っていく存在ですけど、澤選手のこのことば、どのように受け止めましたか?
本当にピッチで表現して、ピッチで引っ張っていける選手って、本当に尊敬できるし、自分もそういう背中で見せるじゃないですけど、プレーで見せれる選手になりたいなと思います。
岩渕さん、ベレーザのときから一緒だったんですよね。
そうですね。
もう6、7年一緒にやらせてもらってたんで。
どういうふうに背中を追ってきたんですか?
本当に女子サッカーといったら、澤さんという存在でしたし、ふだんもかっこいいし、ピッチの中でもかっこいいのは澤さんなので、自分もああなりたいなと思ってやってきました。
ちょっと引退は寂しいなという感じで。
寂しいです。
いや、でも、その分、岩渕さんたちに頑張ってもらって。
しっかり澤さんが、東京オリンピックで仕事をするんであれば、澤さんの前で、背中で見せられる選手になりたいなと思います。
頼もしいことばですよね。
頼もしいです。
2020年の東京オリンピックで、澤選手、澤さん、何かやれたらという話がありましたけれども、どのように受け止めましたか?
やはりさっきのリオの話じゃないですけど、やはりすばらしいオリンピックにするというのは、国民のある種、僕はもう義務だと思ってるので、やはり東京オリンピックをすばらしいものにするためにも、ぜひ澤さんには頑張ってもらいたいなと思ってます。
改めて、このなでしこジャパン、来月からリオオリンピックへの切符をかけたアジア最終予選が始まります。
ワールドカップベスト8のオーストラリア、中国、アジア大会優勝の北朝鮮など、手ごわい相手と2枚の切符を争うんですけど、自信の程はどうでしょう?
本当に厳しい戦いになると思いますけど、日本でできることだったり、しっかりオリンピックに行けるように、チーム全員で頑張りたいなと思います。
開催は日本なので、みんなでね、応援しに駆けつけたいと思います。
そしてこちらもご覧ください。
今後も続々と、リオ五輪への切符をかけた戦いが続いていきます。
野村さん、柔道は、4月の選考大会で男女の代表メンバーが決まるんですよね。
そうですね、この日に各階級を決める代表、本当に今、候補何人かいますけれども、この日に1人ずつ、階級、これが現実というね、涙を見る瞬間でもあるし、うれし涙、悔し涙、いろんな涙が、流れるときなのかなって。
各階級1人というと、なんか心苦しいところありますよね。
そうですね、あとは対人競技だからね、勝った、負けた、直接勝った、負けたはっきりするし、選手たちは厳しい。
だけどそれを勝ち抜いたやつだからこそ、オリンピックというね、特別な舞台でいい試合ができるのかなと。
そうですよね。
太田選手、フェンシングでは、団体の出場枠をかけたワールドカップが、今月、来月行われるんですね。
今月パリ、来月ドイツで行われて、そこでもう団体に出れるかどうか決まるので、やはり団体で行かないと東京オリンピックにうまくつないでいくことは難しいと思うので、ぜひそこで、最善を尽くしたいと思います。
2016/01/03(日) 21:15〜22:45
NHK総合1・神戸
サンデースポーツ 新春!リオ五輪SP[字]
競泳萩野選手と瀬戸選手のライバル物語や体操・内村航平選手&白井健三選手の新技解剖。澤穂希と三浦知良のビッグ対談!太田雄貴選手・岩渕真奈選手・香西宏昭選手が生出演
詳細情報
番組内容
2016年。いよいよリオ五輪イヤーが幕を開ける!メダル期待のアスリートのスゴ技と熱い思いを、ドキュメント&生出演でたっぷりお伝えするサンデースポーツ特別版。競泳の萩野選手と瀬戸選手のライバル物語や体操・内村航平選手&白井健三選手の新技の秘密。さらに澤穂希と三浦知良のビッグ対談も!スタジオにはフェンシングの太田雄貴選手・なでしこ岩渕真奈選手・車いすバスケ香西宏昭が生出演!一橋アナのリオからの生中継も
出演者
【出演】太田雄貴,野村忠宏,須藤元気,岩渕真奈,香西宏昭
ジャンル :
スポーツ – スポーツニュース
スポーツ – オリンピック・国際大会
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:7879(0x1EC7)