こんにちは。
第190通常国会がきょう、召集されました。
1月の召集が定められた1992年以来、最も早い召集日です。
開会に先立って、安倍総理大臣は、先ほど年頭の記者会見を開き、夏の参議院選挙での勝利に向けて、決意を表明しました。
安倍総理は20分余りの年頭会見で、挑戦ということばを実に24回も使い、ことしを国造りの挑戦を始める年にしたいと意気込みを示しました。
未来へ挑戦する国会であります。
本年は挑戦、挑戦、そして挑戦あるのみ。
未来へと果敢に挑戦する一年とする、その決意であります。
この中で安倍総理は、この3年間の政権運営を、石の上にも三年と表現し、安全保障法制の整備や、農協改革などを、戦後以来の大改革だとして成果を強調しました。
その上で、GDP600兆円、希望出生率1.8、介護離職ゼロなど、一億総活躍社会の実現に果敢に挑戦すると表明しました。
また5月の伊勢志摩サミットなど外交面では、テロとの戦いや不透明な世界経済などの課題について、将来を見据え、最も適切な道筋を示すとして、日本が世界をリードしていく姿勢を示しました。
また参議院選挙に合わせて、衆議院を解散するダブル選挙については、全く考えていないと改めて否定したうえで、
正月三が日が終わり、街はいつもの出勤風景が戻り、永田町も本格始動です。
仕事始めのけさの様子を取材しました。
午前8時過ぎの丸の内です。
きょうから仕事始めということで、表情を見てみますと、引き締まっていますね。
いざここに来ると、やってやろうという感じになるので、頑張れますね。
手にこちらは?
破魔矢ですね。
これからご出勤ですよね?
そうですね。
会社に持ってくんですか?
そのあと、初詣でで。
皆さんで行かれるんですね?
はい。
仕事始めの東京・丸の内。
会社員は足早にオフィス街へと向かっていきました。
国会がきょうスタートする永田町。
各党も仕事始めです。
おはようございます。
いよいよ始動ですね。
そうですね。
自民党本部には、安倍総理大臣をはじめ、党幹部が集結しました。
来たるべき参議院選挙、しっかりと皆さん、勝ち抜いていこうではありませんか。
笑顔です。
岡田代表、いらっしゃいました。
笑顔ですね。
これから会見場へ向かいます。
一方、野党・民主党本部で行われた仕事始めで、岡田代表は。
いろんなことが起こります。
ことし前半が勝負です。
一人一人が覚悟を持って、日本のために頑張る、そういう気持ちを持っていただきたいと思います。
フグの取り扱い高日本一を誇る山口県下関市では、午前3時過ぎから、初競りが行われました。
競りには天然物と養殖もののトラフグ合わせて11トンが並び、競り人と仲買人が、袋の中で指を握る、袋競りという方法で競り落とされていきました。
一方、富山県の氷見漁港でも、新年最初の競りが行われ、7キロから10キロほどのおよそ30本のブリが競りにかけられました。
東京株式市場は新年最初の取り引き、大発会を迎えました。
ただ日経平均株価は500円近く値を下げる波乱のスタートです。
では東京証券取引所から中継です。
ことし最初の取り引きとなった東京市場ですが、ご祝儀相場とはならず、3年連続で値下がりしてスタートしました。
晴れ着姿の女性が金を打ち鳴らして始まったことしの取り引きは、年末のアメリカ市場で、株価が大幅に下落した流れを受け、大幅安で始まりました。
去年の大納会では、19年ぶりに1万9000円台を回復した平均株価ですが、再び1万9000円を割り込み、一時500円以上の値下がりとなり、午前の終値はご覧の値になっています。
さて、ことしの株価ですが、相場の格言で、さる年は騒ぐといわれ、株価を動かすさまざまな材料が指摘されています。
プラス要因としては、アメリカ経済の底堅さや、円安を背景にした好調な企業業績が挙げられ、市場関係者からは、平均株価は年末に向けて2万3000円に達するとの強気の予想も聞かれます。
一方で、波乱要因として中国経済の減速や、原油価格の低迷が挙げられていて、今後の株価の見方に強弱が入り乱れる中での幕開けとなりました。
以上、東京証券取引所から中継でした。
今月からマイナンバー制度の運用が始まりました。
社会保障や税の一部の手続きなどで、個人番号が必要になり、自治体などの窓口では、記入が求められるようになりました。
マイナンバー制度の運用開始に伴って、生活保護の申請や、国民健康保険の加入など、地方自治体の窓口手続きの一部では、12桁の個人番号が必要になりました。
全国のハローワークの窓口でも、制度開始後の届け出がスタートし、事業者は雇用保険の手続きで、個人番号の記載が求められるようになりました。
マイナンバー制度は、行政の効率化や手続きの簡略化などが目的で、当面は、社会保障、税、災害の関連分野で活用されます。
国民の利便性の向上、行政運営の効率化、公正公平な社会の実現に資するように、尽力をしてまいります。
個人番号を記載し、公的な身分証明書になるマイナンバーカードは、今月から順次、交付される予定です。
サウジアラビアとイランの関係悪化が決定的です。
イスラム教シーア派の有力指導者らの処刑を巡って大使館が襲撃されたサウジアラビアは3日、イランとの国交の断絶を発表しました。
サウジアラビアは2日、王室に批判的だったイスラム教シーア派の有力指導者ニムル師ら、47人の死刑執行を発表しました。
これを受けて、シーア派が多数を占めるイランでは、処刑に抗議するデモが各地で行われ、一部が暴徒化し、2日の夜から3日にかけて、首都テヘランのサウジアラビア大使館には、デモで集まった市民が乱入し、火炎瓶などが投げ込まれました。
こうした事態を受けて、サウジアラビアの外相は3日会見し、イランとの国交断絶を発表しました。
さらに国内にいるイランの外交官は、48時間以内に国外に退去しなければならないと述べました。
南から暖かい空気が流れ込んでいる影響で、宮崎では気温が21度まで上がる予想で、きょうもお正月とは思えないようなぽかぽか陽気になりそうです。
関東から西では、南から暖かい空気が流れ込んでいることから、朝から気温が上昇し、東京の午前11時現在の気温は12.5度で、平年よりも高い状態です。
一方で、岡山や福岡では、けさよく晴れたことによって、放射冷却の影響で濃い霧が発生し、電車に遅れが出るなど、天気の異変で仕事始めの初日から、通勤や通学に影響が出ました。
このあとの気温ですが、関東から西では15度以上まで上がって、3月下旬から4月上旬並みになる予想です。
また西日本を中心に、1月の最高気温を更新する所もありそうです。
ただ、この暖かさはきょうがピークで、あすからは全国的に平年並みに戻る予想です。
続いては2016年を占うデスクリポートです。
初日のきょうは、政治部です。
先ほどお伝えしたとおり、年頭の記者会見で安倍総理大臣が、夏の参議院選挙での勝利への決意を表明しました。
2016年の政治はどうなるんでしょうか。
田中デスクの報告です。
夏の参議院選挙で、与党が憲法改正の発議が可能となる、3分の2の議席を獲得するかどうか、そして衆参同日選挙があるのかどうかが最大の注目点です。
きょうから始まった通常国会では、軽減税率の1兆円財源問題や、安全保障法制のほか、TPP対策や、低所得高齢者への3万円支給などを巡って、与野党が激しい論戦を展開しそうです。
安倍総理としては、一億総活躍社会の実現に向けて、今年度補正予算と来年度予算の年度内成立を果たし、5月のG7・伊勢志摩サミットの成功を成果として、万全の態勢で夏の参議院選挙になだれ込みたい考えです。
衆議院で3分の2を持つ自公両党は、参議院選挙で改選121議席のうち合わせて86議席を獲得すれば、非改選と合わせて参議院でも3分の2を確保します。
橋下前大阪市長が結成したおおさか維新の会などを加えれば、さらにハードルは下がり、自民党は憲法改正への道筋を確かなものにしたい考えです。
衆議院選挙も年内にはあると、ダブルかもしれません。
衆議院の解散についてはですね、何度も同じことを申し上げて恐縮でございますが、全く考えていないと。
与野党から可能性を指摘する声が上がっている衆議院の解散・総選挙について、安倍総理は否定しますが、おととしの電撃解散同様、選択肢として視野に入れているのは確実です。
というのは、景気の落ち込みが予想される来年4月の消費増税前に総選挙を済ませたほうが、与党が圧勝する見込みが高いからです。
通常国会会期末の6月1日に解散すれば、公職選挙法の規定により、7月10日の衆参同日選挙が可能となります。
このほか年末や来年の年明け早々の解散・総選挙の可能性も否定できません。
安倍総理は国会の審議状況や世論の反応、重要な地方選挙の結果なども見極めて、最終判断すると見られます。
対する民主党や維新の党などの野党は、自民党の一強多弱の状況を打破するため、共産党なども含めて選挙協力を進めたい考えです。
与党からは、究極の談合政治だなどの批判の声が上がっており、有権者の理解を得られるかどうかで、参議院選挙の勝敗に大きく影響しそうです。
去年1年間で、日本全国で発生した交通事故で死亡した人の数が、前の年を15年ぶりに上回りました。
警察庁によりますと、2015年の1月1日から12月31日までの1年間で、日本全国で発生した交通事故で死亡した人の数は4117人に上り、前の年に比べて15年ぶりに増加しました。
死亡した人のうち65歳以上のお年寄りは前の年に比べて54人増え、2247人に上り、死者数に占める高齢者の割合が1967年以降、最も高い水準でした。
仕事始めのきょう、大阪取引所では、新年の株取引をスタートする「大発会」が開かれました。
大発会には振袖姿の女性たちを含め、証券会社の社員を中心におよそ250人が参加しました。
大阪取引所では、ことしの中ごろに新しいシステムを導入して、取引の時間を大幅に拡大することにしていて、海外の投資家の呼び込みを狙っています。
一方、先月就任した大阪市の吉村市長は、職員への年頭あいさつで意気込みを語りました。
また、大阪府の松井知事も「大阪を豊かな街にするため“副首都”の確立に向け土台を築く」と挨拶しました。
大阪のビジネス街にも正月休みを終えた人達の姿が戻ってきました。
奈良県天理市の天理教本部では新春恒例の鏡開きが行われました。
天理教本部の礼拝場には信者たちおよそ1200人が集まり、正月三が日の間に神殿に供えられたおよそ42トンの鏡餅を小さく切っていきました。
中には直径80センチ厚さ20センチ以上の巨大な鏡餅もあり、二人掛かりでも切るのに悪戦苦闘する光景が見られました。
小さく切られた餅は、雑煮にして、明日から3日間、全国から集まるおよそ10万人の参拝者に振舞われるということです。
2016/01/04(月) 11:30〜11:55
関西テレビ1
FNNスピーク[字]【全国・関西の最新ニュースを分かりやすく!】
知りたいニュースを分かりやすく!全国そして関西の最新ニュースをお届けします。
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32724(0x7FD4)
TransportStreamID:32724(0x7FD4)
ServiceID:2080(0x0820)
EventID:36956(0x905C)