「きょうの健康」今週は「不整脈最新情報」と題してお伝えします。
俳優の黒部進さんがご一緒です。
ようこそお越し下さいました。
ありがとうございます。
よろしくお願い致します。
「ウルトラマン」の初代ヒーローハヤタ隊員でいらっしゃいますけれども。
黒部さん実は不整脈おありなんですね。
実はね結構14〜15年前からですね心房細動という名前の不整脈を持ってるんですよ。
患者さんのお立場からもお話をいろいろ伺えたらと思ってますんでよろしくお願い致します。
今日1日目は「タイプを知ろう」という事でお伝え致します。
お話は…循環器内科の医師で特に不整脈や心臓病の診断治療がご専門です。
どうぞよろしくお願い致します。
よろしくお願い致します。
この不整脈というのはよくいうんですけど病気なんですか?不整脈は僕たちの心臓の拍動が乱れたり速くなったり遅くなったりする状態を示しますが健康な人にも生じる問題ないものもあれば命に関わる怖い病気と言えるものまで実はさまざまなタイプがあるんです。
ええ。
黒部さんは心房細動というのを指摘されていますがどういう症状がおありなんです?今は要するに不定期に打つんですよ。
遅脈になったり速く打ったりしましてそれ始まるととっても気分が悪い。
分かりました。
今回はその不整脈について一緒に考えてみたいと思います。
ああ是非。
では不整脈はどういうものなのか心電図の波形を見ながら説明したいと思います。
まずこちらは正常な拍動です。
ご覧のように拍動が一定のリズムで繰り返されていますね。
また同じ波形がほぼ出現しているというのがお分かりになるかと思います。
この心臓の拍動ですが黒部さんどういう仕組みで起こっているかご存じですか?心臓を動かす…何か動力というかもとになるものがある訳ですよね。
心臓は全身に血液を送り出すポンプの役割を果たしている臓器ですが実は弱い電気を発生させて収縮してるんです。
この心臓の上の部屋この上の部分に洞結節という場所があります。
ここが実は発電所のような役割を果たしていて電気を作ってるんですね。
この電気がまず上の部屋に流れて心臓は収縮します。
そして房室結節という所に届いて少し遅れて次に心室下の部屋に電気が流れてきてそしてこれを受けて収縮するんです。
実は心臓の筋肉はこの電気の刺激を感じると収縮するんですね。
そしてこの刺激がなくなると緩んで拡張する。
これを一定のリズムで実は繰り返してるんです。
これが僕たちの拍動という訳です。
この不整脈というのはこの拍動のリズムが乱れたり回数が乱れてくる。
こういう病気をいう訳ですね。
従って不整脈はこの電気の異常によって起こるという事になる訳です。
ではもう一問黒部さんに質問です。
ここに3つのタイプの心電図を示していますけれどもどれが不整脈だと思いますか?それは…みんな不整脈ではないかしら?よくお分かりですね。
正解は3つとも不整脈です。
大きく3つのタイプに分けました。
一番上これは飛ぶタイプですね。
期外収縮と呼ばれるものです。
ここでお分かりのようにここに普通と違う正常と違う拍動がありますね。
この拍動があると実はこれは予想外に早く出ています。
そのために弱くなって脈として感じられなくなるんですね。
従って脈が飛ぶこういうように感じられる訳です。
一方真ん中の段。
これは速いタイプ。
頻脈と呼ばれます。
僕たちの心臓は正常では60回から100回ぐらい収縮してるんですがこの頻脈になりますと100回以上というように非常に速く収縮する訳ですね。
一番下のタイプは遅いタイプ。
徐脈と呼ばれるものですね。
リズムがゆったりしたりあるいは間隔が長くなったりしています。
一般には脈拍50回未満の場合を徐脈病的な徐脈と呼んでいます。
僕はねこの3つを経験してるんですよ。
実はそういう方も多いんですね。
ある方は頻脈と徐脈これを両方持っている方もいらっしゃいます。
どれか一つに限るという訳ではないですね。
私は本当にそのとおりですよ。
その脈が乱れますとねじゃあ今度体にはどういう影響があるのかと。
まずこの飛ぶタイプ期外収縮ですがこれは健康な人にもよく見られます。
ほとんどの場合は治療の必要はありませんがこれが頻繁に起こったりあるいは繰り返して起こったりしますと動悸も強く感じますね。
あるいは心臓の働きが弱くなってくる。
こういう事もあります。
次に速いタイプです。
これはお分かりのように頻脈ですね。
非常に心臓が速くこうして動く訳ですね。
そうすると心臓の働きとして初めはある程度カバーできますけれどもだんだんと働きが落ちてきてそして心不全。
更には心停止などの非常に危険な状態になる場合もありますね。
この速いタイプの不整脈には早期に見つけて治療したい不整脈があります。
一つは心室細動と呼ばれる非常に危険な不整脈です。
心臓がけいれんしたような状態になって心停止となって突然死を来してしまう。
そういう非常に危険な不整脈です。
もう一つは黒部さんの心房細動ですね。
放置しておくと心房の中に血栓ができてそれが飛んで脳梗塞を引き起こす。
そういう危険もある不整脈ですね。
遅いタイプになりますけれどもこれは何らかの原因でその電気の発生が遅くなったりあるいはその伝わるのが遮断されたりしてその結果こういうようにゆっくりになったりあるいは間隔があいてしまうんですね。
直接死につながる生命につながるという事はないかと思いますけれども拍動が少なくなった分送り出される血液が少なくなりますので息切れだるさが出てきますね。
ひどい場合は心不全になる事もあります。
それからこういうように一時的に心停止の状態になりますと脳に十分な血液が流れにくくなりますのでめまい失神を来す事もある訳ですね。
従ってこういう症状がある方は電気刺激で拍動を正常に整えますペースメーカーを埋め込んで治療します。
いろんなタイプがあるという事を今伺ったんですが不整脈になりやすい人といいましょうか…そういうような人というのはあるんでしょうか。
不整脈は加齢によって実は起こりやすくなるんです。
という事は誰にでも起こるという事なんですね。
しかしそれ以上に影響を及ぼすのが心臓病です。
例えば心筋梗塞。
あるいは心臓の筋肉が弱くなる心筋症。
そして心不全。
実は心臓以外の病気も不整脈の原因となるんですね。
重い肺の病気の方甲状腺の病気の方も不整脈を起こしやすくなりますね。
しかしこれら以上に実はリスクが高いものがあるんです。
何だと思います?飲酒お酒。
高血圧なんですね。
あ〜。
血圧が上がると心臓への負担が増えますね。
そうするとそれをカバーしようとして心臓は肥大します。
肥大すると実は不整脈を起こしやすくなる。
それから薬が不整脈を起こす事もあるんですよ。
一部の降圧薬や抗うつ薬これらは自律神経やその心臓の拍動に影響を及ぼす成分を含んでいるものがあります。
こういう場合に不整脈の原因になりますね。
それから不整脈を治療する抗不整脈薬も原因になるんです。
どうしてかといいますと例えば速い不整脈を抑えようとして抗不整脈薬を投与すると逆に遅くなってしまう。
そういう遅いタイプの不整脈を発生させてしまうという事もあるんですね。
更に日常生活の中にも実はリスクが潜んでいます。
不整脈の原因となりますね。
これらは直接あるいは間接的に自律神経の交感神経を刺激して心臓の拍動の回数を多くしたりあるいは異常な電気を発生させて不整脈を起こすんですね。
アルコールをちょっと飲み過ぎた次の日起きるの統計的にあるんですよ。
それで最近ここ3か月ぐらいから控えました。
アルコールを。
弱いやつにして分量を少なくして。
何でもこのとり過ぎというのはよろしくないという事になりますね。
それにしてもなかなかその不整脈というのをどういう形で見つけたらいいのか。
簡単に分かる方法があります。
ヒントは自分でできる確認方法です。
分かりますか?う〜ん…何なんだろうな〜。
しょっちゅう起きてるから分からない。
ハハハハハ。
そうですね。
答えは誰にでも簡単にできる方法。
それは脈をとる事ですね。
ここで少し皆さん脈をとってみましょう。
人さし指中指薬指この3本の指で手首のこの親指の付け根の辺りを押さえてみて下さい。
軽くあててみて下さい。
この骨と腱の間の柔らかい部分。
ここに指を置いて下さい。
きれいに打ってます。
では15秒間数えてみましょう。
はいスタート。
ストップ。
17打ってます。
黒部さん17回。
という事は4倍して68ですね。
1分間の心拍数が68という事になりますね。
桜井さんはおいくつでした?15。
という事は4倍して60回ですね。
お二人とも正常ですが脈が飛ぶそういう事はなかったですか?全然ないですね。
私もなかったように思います。
この脈とり僕は是非ですね皆さん是非毎日の習慣にして頂きたいと思います。
自分の脈拍がどういうものなのかという事をふだんから知っておいて頂きたいと思うんですね。
この毎日こうして計測する習慣がついていると何か異常があった時にとっさに脈がとれるようになるかもしれません。
不整脈の早期発見につながるというように思います。
それから不整脈と診断されている方不整脈があると分かっている方も是非毎日脈とりをして下さい。
そうすると治療効果の判定にもなります。
また再発した時でもすぐに気付かれると思うんですね。
どういう打ち方が脈の打ち方が不整脈かというのを私などはちょっと分かりにくいんですけれども。
では代表的な脈が飛ぶ場合とそれから速いタイプの不整脈黒部さんの心房細動の場合どういう脈になるかというのはこの太鼓で再現してみたいというふうに思います。
まず脈が飛ぶ期外収縮。
こういうように脈は振れます。
(太鼓の音)こういうように間隔があく訳ですね。
こういうように脈を実際飛ぶという感じで感じる事が多いというように思いますね。
次に心房細動。
この場合には速くなります。
(太鼓の音)速く乱れるこれが特徴ですね。
これは分かられるかと思いますね。
ええ経験しました。
あるいは脈が非常にとりにくくなります。
速くなればなるほど実は脈はとりにくくなるんですね。
そういうような意味でとりにくいという時は何か異常が起きている訳ですね。
そうですよね。
おかしいな不整脈かなと思った時にはどこ行ったらよろしいんでしょうか?循環器内科の先生を受診されて下さい。
そしてもし脈をとって異常を感じたんであればその時の様子を是非医師に伝えられて下さい。
不整脈は常時不整脈の人もいます。
あるいは発作的に時々不整脈が出てくる事もありますね。
ですから受診されて必ず不整脈と診断される訳ではありません。
この辺りは注意が必要ですね。
先生にかかってる時はたまたま出ないってケースあるんですよね。
むしろそちらの方が多いかもしれませんね。
ですから不整脈は脈をとる。
そしてそれによって頻度が多いような場合は是非専門医を受診されそして精密検査を受けて頂きたいと思います。
今日はその「タイプを知ろう」という事でいろいろなタイプを教えて頂いたんですけどもいかかでいらっしゃいました?なぜ起きるかっていうのを一番知りたい項目だったんですよ。
私自身もそれなりに理解してるつもりですけれどもここまで詳しく先生のねお話を聞くとああそうかと納得するしじゃあこの先どういう治療方法をやった方がいいのかというのがまた次回も楽しみにしてるんですけどもね。
そうですねはい。
どうもありがとうございました。
(2人)ありがとうございました。
2016/01/04(月) 20:30〜20:45
NHKEテレ1大阪
きょうの健康 不整脈 最新情報「タイプを知ろう」[解][字]
不整脈には、突然死につながる「心室細動」、心不全や脳梗塞につながる「心房細動」などがある。リスクが高い人の特徴や早期発見のポイントなどを詳しく紹介する。
詳細情報
番組内容
問題のないものから深刻な病気までさまざまなタイプがある不整脈。タイプは大きく「期外収縮」「頻脈」「徐脈」の3つに分けられ、特に注意したいのが、拍動が異常に速くなる頻脈タイプ。1分間に100回以上の脈拍が頻繁に続く人は、突然死につながる「心室細動」や、心不全や脳梗塞につながる「心房細動」の危険が高い。しかし、自覚症状を感じにくい。リスクが高い人の特徴や早期発見のポイントなどを詳しく紹介する。
出演者
【ゲスト】黒部進,【講師】弘前大学大学院教授…奥村謙,【キャスター】桜井洋子
ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 高齢者
趣味/教育 – 生涯教育・資格
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:6518(0x1976)