新しい年への願い。
こちらはこま犬ではなく、猿が見守っています。
東京・巣鴨にある神社です。
1月4日、多くの所が仕事始めとなるきょうも、参拝者が途絶えません。
こんな験担ぎをする人も。
期待あふれる新年。
ところが、東京株式市場は波乱の幕開けとなりました。
中国の製造業に関する指標が悪化したことなどから、ほぼ全面安の展開になり、日経平均株価は一時600円以上値下がりしました。
さらに中国でも。
株価の急激な下落を受けて、上海の株式市場では、本来の取り引き時間を1時間半ほど残して、きょうの取り引きを終えています。
きょうから導入された急な変動を抑制する制度を、早くも発動。
株価指数の終値は、大きく下落しました。
また、取り引きが始まったヨーロッパの主な市場でも、株価は大きく値下がりしています。
ことしの株価はどうなるのか。
証券会社のトップは、海外経済の動向を注視するとしながらも。
動き始めた2016年。
明けましておめでとうございます。
ニュースウオッチ9も、きょうからスタートです。
ことしもよろしくお願いします。
国内では政治が動きだしました。
きょう、第190通常国会が開会。
夏の参議院選挙をにらんだ政治決戦の年がスタートしました。
安倍総理大臣は、年頭にあたっての記者会見で、一億総活躍社会の実現への挑戦を始める年にしたいという考えを示しました。
ことし1年、政治はどう動くのか。
じっくり読み解いていきます。
三が日明けの異例の召集となった国会。
安倍総理大臣は年頭の記者会見で。
内政については。
ことし夏に控える参議院選挙については。
そして、安倍総理大臣は、みずからの決意について、こう例えました。
一方、国会では。
参議院本会議場で、開会式が行われるのを前に、天皇陛下をお迎えしました。
こちらは共産党の議員たち。
天皇陛下のご臨席などを理由に、開会式を欠席してきましたが、69年ぶりに出席しました。
このあと開かれた衆参両院の本会議で、安倍総理大臣は、外交について報告。
参議院選挙に向け、各党はすでに臨戦態勢です。
自民党の仕事始めで、安倍総理大臣は。
公明党の山口代表は。
対する野党。
民主党の岡田代表の隣に座ったのは、維新の党の松野代表です。
両党は、参議院選挙に向けて連携を強化するため、衆議院で統一会派を結成。
安倍政権に厳しく対じする方針を確認しました。
頑張ろう!頑張ろう!頑張ろう!
共産党の志位委員長は、野党共闘について。
そして、去年秋に結党した、おおさか維新の会の片山共同代表は。
参議院選挙に向けて、各党の思惑が交錯する年明けの永田町。
国会での与野党攻防は、あさってから始まる代表質問で本格化します。
スタジオには、政治部の山下部長に来てもらっています。
山下さん、ことしは通常国会が、異例に早い時期に開会したわけですけれども、きょうの年頭会見ですね、どこに注目をしましたか?
こちら、挑戦ということばを10回以上繰り返して、内政、外交で、挑戦する一年にするというところが印象的でした。
テーマとしましては、経済に比重が置かれて、キーワードは、一億総活躍。
安倍総理は、去年9月の自民党総裁再選、それから安保法の成立以降ですね、経済重視ということにかじを切っています。
そして、きょうの年頭会見で、総理、伊勢志摩サミットについても力を入れていましたけど、この日本外交がリーダーシップを取って、世界を引っ張っていくということはできると思いますか。
ことしはですね、8年ぶりのG7サミット議長国。
それから国連安保理の非常任理事国になりました。
また、日中韓サミットの議長国でもあります。
日本はですね、テーマや議論の運び、それから日程の設定などで、リーダーシップを発揮できる年だと言うことができます。
そのサミットのテーマなんですけれども、世界経済に加えて、テロや難民。
そこで国際社会の結束をどう図っていくのか。
議長国としての指導力が問われるということになります。
山下さん、ことし気になるのは選挙ですね。
夏に参議院選挙がありますね。
安倍総理大臣、きょうも会見で勝敗ラインについては、自民と公明党で過半数獲得というふうに明言してますね。
獲得議席という点では、どこを焦点として見ていけばいいでしょうか。
こちらをご覧ください。
安倍総理が掲げた自民、公明で過半数。
これ、非改選の議席も加えて122ということになりますけれども、これには、改選議席121のうち、自民、公明で46議席が必要になります。
さらにですね、27年ぶりの自民党の単独過半数ということを目指すということになりますと、自民党単独で57議席、これが必要になります。
この数字が一つの焦点です。
そして、きょうの会見でも出た憲法改正ができるかどうか、その議席のラインというのはどうなってるんでしょうか。
これは非改選の議席も合わせて3分の2、162議席ということになります。
憲法改正については、野党のうちおおさか維新の会が、憲法改正に前向きです。
仮にですね、与党におおさか維新の会を加えるということになると、非改選は81。
改選のうち、この同じ81議席を取りますと、この162、3分の2に届くということになります。
なるほどね。
一方で、その民主党と維新の党は統一会派を結成してですね、安倍政権に対じしていく姿勢を表明しているわけですけど、民主党など野党側の統一候補、候補者一本化の動きっていうのは、どうですか?
こちらをご覧ください。
参議院選挙では、よく定員が1の1人区が、勝敗の鍵を握るといわれるんですけれども、全国で32あります1人区のうち、熊本で先月、注目の動きがありました。
自民党の現職に対抗するため、民主、共産、維新、社民が、無所属の候補者を連携して支援するということになったんです。
野党側はですね、ばらばらでは自民1強に勝てないという見立てなんです。
しかし、民主党などには共産党との協力が進むと、保守層などの票が離れるんではないかという消極的な意見も根強いんです。
今後、候補者の一本化の動きが広がるのか。
また、衆議院で統一会派を組む民主党と維新の党を中心にですね、野党再編、それから新党結成といった動きが、参議院選挙に向けて出てくるのかどうか。
これが注目です。
そして、ことしの政治の最大の焦点が、衆参の同日選挙があるのかどうかというところですよね。
安倍総理大臣は、きょうの記者会見でこのように述べました。
山下さん、総理は全く考えてないとまで言ってますけれども、これ、額面どおり受け取っていいんですか?
解散は総理の専権事項ですから、簡単には本音は明かさないと思います。
衆参同日選挙、いわゆるダブル選挙はないとは言い切れませんで、裏を返せば可能性はあるということだと思います。
ダブル選挙の可能性はあると?ただその、自民党、公明共に、共にというか、自民と公明で衆議院では3分の2以上を持ってましてですね、衆参ダブル選挙を模索するのは、どうしたら、どういうメリットがあるのか。
もし、衆参ダブル選挙ということになると、これ、30年ぶりになるんですけれども、過去2回のダブル選挙では、いずれも自民党が圧勝しているんです。
自民党内の見方なんですけれども、ダブル選挙になれば、衆議院議員も自分の選挙のためにフル稼働して、選挙運動をする。
おととしの衆議院選挙で、自民党は圧勝してますから、多くの小選挙区に現職の議員を抱えている。
ですから、衆参の候補者の運動で相乗効果が生まれれば、参議院での議席の上積みが期待できるという見方があるんです。
そういう効果が期待できると。
ただですね、まだ衆議院議員の任期3年近く残ってますよね。
そうですね。
そのとおりなんです。
ただですね、こちらをご覧ください。
解散に適したタイミングというのは、意外と限られてくるんです。
来年の4月には、消費税率の10%への引き上げが予定されています。
で、このあと、増税後の選挙ということになりますと、この増税によって、景気の冷え込み、落ち込みが予想されますから、なかなか、そのあとすぐの解散というのは考えにくくなってくると。
難しいですね。
そうなってくると、こちら、衆議院の任期満了が近づいてきますから、追い込まれ解散という可能性も出てくる。
では、増税前だとどうかといいますと、今年中の衆議院選挙、で、早ければ、この参議院選挙とのダブル選挙があるんではないかという見方が、与野党双方にあるというわけなんです。
ダブル選挙を仕掛けるとすれば、どこがポイントになるんでしょうか?
仮にダブルということを考えるとですね、そのときの経済状況、内閣や政党の支持率。
また、ダブル選を打つことによって、何をねらうのか。
先ほど言いました、自民、公明で過半数を維持するためなのか、あるいは自民党の単独過半数、あるいは改憲勢力で…っていくのかという、選挙戦略というのも関わってきます。
ここからは外交について見ていきたいと思います。
年末、ソウルで日韓関係に大きな動きがありました。
きょう、安倍総理大臣が成果を強調したのが、日本と韓国の間で最大の懸案だった慰安婦問題についてです。
年末に行われた日韓外相会談で、日韓両政府は、韓国政府が設置する財団に、日本政府の予算でおよそ10億円を拠出し、元慰安婦への支援事業を行うことなどで合意。
この問題を、最終的かつ不可逆的に解決することを確認しました。
この合意について、韓国では。
一方で、元慰安婦の女性からは。
元慰安婦の支援団体も、日本の法的責任などが盛り込まれていないことなどを理由に、合意は受け入れられないと反発しています。
今回の合意について、韓国のパク・クネ大統領は、きょう、ソウルの大統領府で行われた新年の行事で、改めて評価したうえで、韓国国民の中で賛否が分かれる政府の決断に理解を求めました。
また岸田外務大臣は、韓国国内で反発が出ていることに関連して、韓国政府が、問題を蒸し返すことはないという認識を改めて示しました。
ここからは、ソウル支局の池畑支局長に聞きます。
池畑さん、韓国国内では、かなり反発の声もあるようなんですけれども、実際、合意から1週間たって、その受け止めに変化はあるんでしょうか。
元慰安婦の支援団体は、合意を拒否するという姿勢を崩していませんで、これに呼応して学生らが連日、抗議集会を開いています。
きょうはソウルの女子大学で、学生たちが合意に見立てた紙を破いて、ごみ箱に捨てて見せました。
一方、パク大統領を支持する保守層は、おおむね合意を評価しています。
ただ、そうした評価が、元慰安婦側に対する批判へと転じて、むしろ、元慰安婦たちの気持ちをさらにかたくなにして、合意の受け入れを遠のかせるという懸念も出始めています。
実際、きょう、保守系の団体が、元慰安婦の支援団体の事務所前に押しかけて、強い調子で抗議を繰り広げるという一幕もありました。
そうした中で、韓国政府、今後、どのように対応していくんでしょうか。
粘り強く元慰安婦側に理解を求めていきながら、新しい財団の設立に向けた準備などを進めていくほかありません。
ただ、日本大使館前の少女像に関して、今の状況下で、政府が支援団体に強い姿勢で移転を求めるということは難しそうです。
パク大統領みずからが、元慰安婦の女性たちを訪ねて、つらい思いにじっくり耳を傾けたうえで、合意を受け入れるよう語りかけるべきだという意見が増えています。
池畑支局長でした。
山下さん、今、ソウルからの話を聞いてますとね、やっぱり、日韓関係、なかなか不安定な要素をはらんでいるようなんですけれども、山下部長は、日韓新時代、関係改善に向かうというふうに見てますか。
そうですね、まあ、向かってほしいと、両政府とも願っています。
戦後70年、日韓国交正常化50年の節目の年の年末に、長年の懸案だった慰安婦問題の解決で合意したというのは画期的でした。
しかも、最終的かつ不可逆的としています。
ただ、先ほどの報告にもあったように、韓国国内で強い反発も出ています。
これについて、外務省関係者は、韓国政府の努力を見守りたいと述べています。
今後は、日本側が少女像の移転や撤去を求めているのに対し、韓国側がどう対応するのか。
それから、元慰安婦への支援事業などが順調に進むのかなどが焦点になると思います。
そして、最後にことし、私たちが日本の政治を見ていくうえで、何が大切で、どんなところに注目をしていけばいいのか、山下部長にひと言書いてもらいました。
お願いします。
こちら。
キーワード、若者の声です。
参議院選挙から18歳選挙権が始まります。
日本の政治にとって新しい幕開けの年といえます。
18歳と19歳のおよそ240万人が新たに有権者に加わるということなんですが、これを若者対高齢者といった、世代間対立の文脈で捉えるべきではないと思うんですね。
選挙というプロセスを通じて、若者の意見や知恵、それからエネルギーを、経済の活性化や子育て、介護といった取り組みに、どう取り込んでいくのか。
また外交や安保、国際交流といった課題についても、若者を巻き込んで、老いも若きも論じ、政治を活性化させていく。
そんなきっかけの年にできたらいいのではないかなと思います。
ここまで政治部の山下部長に聞きました。
ことしはね、今ありましたように、18歳選挙権が始まるわけですけれども、日本の政治を前に進めていくためには、トップのリーダーシップと同時に、国民の側が、政治の決定に参加していくことが不可欠です。
私たちはことしも、国民の判断のよりどころとなるニュースを、しっかりと伝えていきたいと思います。
続いてはこちら。
中東情勢が危険な状況を迎えています。
燃えているのは、イランにあるサウジアラビアの大使館です。
暴徒化した人たちに襲撃され、サウジアラビアは、イランとの外交関係を断絶すると発表しました。
イスラム教の大国どうしの対立が、一気に深まっています。
イランの首都テヘラン、サウジアラビアの大使館の前で、抗議の声を上げる人たち。
この前日の映像。
燃えているのがサウジアラビア大使館です。
火炎瓶のようなものが投げ込まれました。
きっかけは、イスラム教スンニ派の王族が実験を握るサウジアラビアが、イスラム教シーア派の指導者、ニムル師の死刑を執行したことでした。
ニムル師は、サウジアラビアで、シーア派住民の権利を守る活動を続けていましたが、政府への抗議デモを主導したなどとして、処刑されたのです。
シーア派の大国、イランの最高指導者、ハメネイ師は、スンニ派のサウジアラビアに神の報復を警告。
一方、スンニ派の大国、サウジアラビアは。
イランとの外交関係を断絶すると発表しました。
スンニ派とシーア派。
宗派が異なる大国の対立を、各国のメディアは大きく伝えています。
4日には、サウジアラビアと同じく、スンニ派の王族が実権を握る隣国、バーレーンもシーア派のイランとの外交関係を断絶したと発表。
一方で、サウジアラビアへの反発は、各国のシーア派住民の間に拡大していて、宗派対立の先鋭化が懸念されています。
このイスラム教の宗派対立、詳しく見ていきます。
ペルシャ湾を挟んで向き合う2つの大国、サウジアラビアとイラン。
この2国間関係の行方は、中東地域の安定化の鍵を握るといわれています。
イスラム教には、2つの主だった宗派として、スンニ派とシーア派があります。
サウジアラビアは、自分たちがスンニ派のリーダーだとしている一方、イランは、世界で唯一、シーア派を国の宗教・国教としているんです。
この2つの宗派は、預言者、ムハンマドの後継者になる最高指導者を誰にすべきかを巡って対立してきました。
2つの国の対立は、これまでも中東各国内の宗派間の争いで、代理戦争の様相を見せてきました。
詳しく見ていきます。
例えば、シリアでの内戦です。
イランは、同じシーア派系の政権側、アサド政権側を支援しています。
これに対して、サウジアラビアは、スンニ派が主体の反政府勢力を支援しているんです。
そして、イエメンを見ていきましょう。
イエメンでは、サウジアラビアが同じスンニ派の政権側を支援しています。
一方、イランはシーア派の反政府勢力を支援しています。
同じような対立の構図は、イラクですとか、レバノンといった国でも見られています。
両国の対立が決定的になったことで、シリアの内戦終結に向けて今月にも始まる和平協議に、悪影響が出ることが懸念されています。
このスンニ派とシーア派を巡る国どうしの対決。
非常に深刻な状況ということですね。
そうですね。
ちょっと整理して、特にイランとサウジアラビアの関係をちょっと、少し歴史をさかのぼりますとね、1979年にイランでイスラム革命というのがあったんですね。
そのときまでは実はあまり宗教色のない、親米、アメリカにすごい近い政権だったんですが、その革命でアメリカを追い出しちゃったんですね。
それでイスラム教シーア派を主体にするような政治体制が出来たわけですよね。
これはピンクはシーア派で、一方、サウジアラビアはスンニ派ですね。
そのときにイランは、革命の輸出という考え方を唱えたんですね。
そのときにサウジアラビアのほうは、国内にシーア派の住民が、少数の住民がいましたのでね、結局、そこを通して、シーア派の革命を輸出するんじゃないかと、それで王政を倒すんじゃないかという思いになるわけですね。
そこで反発が強まったんですが、それ以来ですね、私がイランにいたときもそうですが、少し近づいたり、離れたりしながら、緊張関係をずっと保って、対立を続けてきたと、中東で勢力争いをやってきたという関係ですね。
そうなんですね。
この時期、このタイミングに、こうしたことが起きたっていうのは、これ、どうしてなんですか?
これはね、特にサウジアラビアにやっぱり焦りがあるんじゃないかなというふうに見えると思うんですね。
というのは、最近の動きを見てみますとね、イランはシーア派の政権ですね、その隣、イラク。
イラクは、スンニ派だったんですけども、ここで今、イラク戦争のあと、シーア派の政権が出来たと。
それからシリアも、今、内戦がある。
アサド政権なんですけど、アサド政権がスンニ派の住民を弾圧して、結局、シーア派色が強まったわけですね。
となると、イランから、レバノンもそうですけど、シーア派ベルトという言い方をしますけれども、シーア派の勢力がここに広がってきているわけですね。
となると、サウジアラビアにとっては、非常に痛い動きになるわけですね。
もう一つ、サウジアラビアにとって痛いのは、サウジアラビアはアメリカと、関係近かったんですが、アメリカが核問題の、核合意なんかでもってイランに接近をして、サウジアラビアから離れていっているという動きもあるわけですね。
そこでサウジアラビアは、非常に焦ってきているんじゃないかという見方ができると思います。
気になるのは、この先どうなってしまうかですけれども、例えばこの、イランとサウジアラビアの直接対決みたいなこともあるんですか?
すぐにそこまで行くっていうことはないと思うんですが、今、さっきありましたように、代理戦争があちこちで行われていますが、そこで勢力争いが激しくなるということが、まずいえると思うんですね。
特に最大の焦点は、今泥沼化しているシリアの内戦ですね。
シリアの内戦を巡っては、アメリカとかロシアが中心になって、和平の合意をやろうというので今、協議を始めようとしているんですけれども、その事前の段階で、やっぱり影響力を持っているイランとサウジアラビアの関与は欠かせないというので、イランもサウジアラビアも代表が、同席する形で、和平の話し合いが始まったばかりなんですよ。
ところが、こういう状況になってくると、そこを続けることができるかどうかというのが、やっぱり最大の焦点になってくるというのと、もう一つはシリアに限らず、さっきもありましたように、代理戦争、あちこちでやってますから、そこで戦闘が激しくなってくると、仮にシーア派勢力が勢いを増すということになりますと、スンニ派の住民は危機感を持つと。
となるとですね、そういう不安定なところに、今、問題になっているイスラミックステート・ISが勢力を伸ばしてくるということもありえますから、そうなってくると、国際社会にとっては、非常に不安な話になってくるというふうなことはいえると思います。
では続いて、トゥデーズウオッチです。
インド北東部でマグニチュード6.7の地震があり、住宅が崩れるなどしてこれまでに6人が死亡、およそ100人がけがをしました。
震源に近いインド北東部にあるインパールの映像です。
地震は日本時間の午前8時ごろ起きました。
倒壊した建物もあり、揺れが激しかったことをうかがわせています。
ニューデリーにある日本大使館によりますと、今回の地震で、日本人が被害に遭ったという情報はないということです。
マイナンバーの運用が今月から始まりました。
徳島市役所です。
仕事始めのきょう。
児童手当などの申請などで訪れた人に、マイナンバーが書かれた通知カードの提示を求めていました。
この制度で企業は、給与の支払いなどの手続きのため、従業員などの膨大な数のマイナンバーを正確に集めることが求められています。
こうした中、NECは、従業員がスマートフォンで通知カードを撮影し、専用のサイトに画像を送信するだけで、会社側の登録が完了する仕組みを開発。
従業員の方等から集めた提出フォームがこちらになります。
スキャンいたします。
富士ゼロックスは、従業員が提出した通知カードのコピーを、複写機でスキャンするだけで、番号を登録できるシステムを作りました。
企業側の負担を減らすため、IT技術を活用したシステムの開発が広がっています。
3月に予定される、ミャンマーの新政権発足に向けて、アウン・サン・スー・チー氏が演説し、新政権への協力を呼びかけました。
スー・チー氏はこのように述べて、軍の関係者を含むすべての国民に対して、新政権への協力を呼びかけました。
ミャンマーでは今月中に、総選挙で選ばれた議員による議会が招集され、その後、大統領を選出する手続きが始まりますが、外国籍の家族がいるスー・チー氏は、今の憲法の規定では大統領になれません。
このためスー・チー氏が憲法の改正を目指すのか、それとも別のポストに就くのかに、注目が集まっています。
さて、ことしはオリンピックイヤーです。
南米で初めてオリンピックが開かれるブラジル・リオデジャネイロの今の様子です。
こちらですね。
きれいな海ですね。
日本と真逆の真夏の新年を迎えた、リオデジャネイロには、原口記者がいます。
原口さん。
こちらは午前10時36分を回ったところです。
リオデジャネイロを代表する観光地、コパカバーナ海岸です。
ボンジーヤ、そしてフェリーズ・アーノ・ノーボ。
こちら、ポルトガル語で、明けましておめでとうございますという意味です。
ここは、リオデジャネイロオリンピックで、ビーチバレーの会場ともなる場所なんです。
真夏のブラジル、現在の気温はもう30度近くまで上がってきました。
暑いです。
新年ということで、多くの人でにぎわっています。
ご覧のように、これぞリオの真夏。
日光浴を楽しむ人たちがたくさんいます。
いやー、今真冬の日本から見ると羨ましいですね。
そうですよね。
リオデジャネイロオリンピックの開幕は8月の5日。
きょうから数えて214日後です。
そうですね。
そして4年後は、もう東京大会ですから、日本も、いろいろと参考になる大会ですよね。
参考になるかどうかというとね、準備の遅れなんか気になりますけどね。
原口さん、それはどこまで進んでるんでしょうか。
心配事のほうが多いのが、実は現実なんですね。
本来、オリンピックの前には経済成長が期待されているんですが、世界経済の冷え込みを受け、去年のブラジルの経済成長率は、まさかのマイナス成長となりました。
その影響は、オリンピックの準備にも出ています。
象徴する出来事が、このコパカバーナ海岸でも起きています。
こちら、ご覧ください。
当初は、元日に巨大な五輪のマークが、コパカバーナビーチに登場する予定だったんです。
しかし、リオ市の財政難から大幅に遅れまして、今、いつ出来るのか、メドも立っていません。
さらに、競技会場ですとか、競技会場までの地下鉄や道路といったインフラ整備にも、予定どおり完成するのか、不安が残っているんです。
そうなんですね。
開幕まであと7か月ぐらいということですよね。
これ、間に合うんでしょうか?
それでも、最も重要な会場の工事は、かなり進んでいます。
メイン会場、オリンピックパークは95%まで完成。
お金のない中で優先順位をつけて準備を進めているというところなんです。
南米初のオリンピックを、なんとか成功させたいリオデジャネイロ。
その大会を支える中に、日本と関係の深い人たちがいます。
子どもに人気のアニメで活躍する、ビニシウスとトム。
リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックのマスコットです。
大会のシンボルとして、引っ張りだこです。
デザインをまとめ上げたのは、日系3世のルシアーナ・エグチさん。
今、ブラジルで、大きな注目を集めている若手クリエーターです。
オリンピックのマスコットに選ばれてから、スタッフも急増。
30人のスタッフが、年末年始返上で、アニメの制作に大忙しです。
事務所には、日本のキャラクターがあちこちに。
日系人として大会を支えることに、誇りと喜びを感じています。
日系人はスポーツ界でも活躍しています。
柔道。
体操。
車いすラグビー。
そして、その代表格が卓球です。
南米選手権の代表選考会では、出場32選手のうち19人が日系選手でした。
中でも注目は、カロリーネ・クマハラ選手。
日系2世の20歳です。
ロンドンに続いて2大会連続でオリンピックを目指しています。
クマハラ選手は、日系の子どもたちの憧れです。
クマハラ選手が卓球を始めた体育館。
ブラジル各地にある、日系会館と呼ばれる日系人の寄り合い場所です。
ここでは、お年寄りから子どもまでが卓球を楽しんでいます。
日系移民が始まってことしで108年。
ブラジル社会への同化が進む中、子、孫、ひ孫と、世代をつなぐスポーツとして、卓球が盛んに行われています。
自分のルーツ、日本を感じながら、努力を続けてきたクマハラ選手。
僅か5年でブラジル代表に上り詰め、ロンドンオリンピックに出場しました。
そしてこちら、本物を借りてきました。
ずっしりと重たいです。
オリンピックの聖火リレーのトーチです。
ちゃんと上には、オリンピックのマークが入っています。
実はこのトーチも、日系のデザイン会社がデザインしました。
今、日系人は5世代までいます。
ブラジル社会全体では160万人がいるといわれています。
長い歴史を持つ日本からの移民。
社会、経済だけでなく、今ではスポーツの社会でも、支える存在になっているんです。
そうなんですね。
そして準備とともに心配なのが、やっぱり治安ですよね。
そうですね。
去年からね、世界各地でずっとテロが相次いでいますけれども、原口さん、テロに対する治安対策のほうは、これ、どうなってるんでしょうか。
景気の悪化とともにやっぱり治安が悪くなっているのも現実なんです。
実はテロを中心とした治安対策の責任者にも、このほど、新たに日系人が就任しました。
日系2世のアンジェロ・オカムラさん。
去年11月、オリンピックの治安対策の責任者となる、陸軍の中将に昇格しました。
就任直後に起きたパリのテロ事件を受け、情報機関と連携を強化し、万全の対策を取っているといいます。
リオデジャネイロは治安の問題、準備の遅れと、いくつも課題が指摘される中で、オリンピックイヤーを迎えました。
開幕まで7か月。
大会を成功に導くための準備のラストスパートが始まっています。
ラストスパート、始まっているということですが、オリンピック本番、楽しみですね。
そうですね。
大会の成功を祈りたいですね。
では続いて、気象情報です。
ことしもよろしくお願いいたします。
きょうもきのうに続いて、東北から沖縄にかけて、3月から4月上旬並みの1月としては記録的な暖かさとなっています。
そして、ロウバイが早くも見頃となりました。
はあ、いい匂い。
いい匂いだねぇ。
いい顔してますね。
とってもいい香りなんでしょうね。
静岡市ではロウバイが8分咲きとなりました。
例年よりも2週間ほど早いそうです。
きょうの最高気温は17度6分。
4月上旬並みと、春の暖かさとなりました。
いい香りが漂ってきそうですね。
この冬の記録的な暖かさの理由ですけれども、何度かお伝えしていますが、エルニーニョ現象にあります。
これは赤道付近、日本から見て東側の赤道付近の海面水温が、いつもの年よりも高い現象です。
こうなりますと、暖かい空気は上へ持ち上げられて、上昇気流が強まって、この辺り、雲が出来やすくなるんですね。
一方で、日本の南、フィリピンの東の海上辺りでは、雲が出来にくくなります。
こうなりますと、平年と比べて、偏西風の位置が、西日本の辺りでは南に蛇行しまして、日本の東海上では北へと蛇行しやすくなります。
南から北へと暖かい空気が流れ込んで、気温が上がりやすい状況にあるんです。
ここにさまざまな状況が重なりますと、きょうのような記録的な暖かさとなります。
この気温ですけれども、あす以降、だんだんとゆっくり下がってはいくものの、東日本、西日本では、水曜日ごろまでは春の陽気という所がありそうです。
金曜日以降、本格的に冬将軍が活動して、土曜日、日曜日、月曜日は、だんだんと大きくなっていきそうですね。
土曜日から成人の日にかけて、真冬の寒さとなりそうです。
日本海側では西日本にかけて雪となりそうです。
かなり今週は寒暖の差が大きくなりますので、お気をつけください。
では、あすにかけての天気図を見ていきましょう。
あすは低気圧が北日本の東海上へ進みまして、西高東低の冬型の気圧配置となりそうです。
冬の寒気が居座る北海道では、雪でしょう。
また、高気圧周辺の湿った空気が流れ込んで、西日本ではきょうよりも雲が広がりやすく、雨の降る所もありそうです。
また、南西諸島では、局地的には雷を伴って、激しい雨の降る所がありそうです。
各地の天気と気温を詳しく見ていきましょう。
おみくじとか、引かれました?
引きました。
吉でした。
引いてないです。
オリンピックっていうのに必ず出る、絶対出場しなくちゃいけない。
スポーツ、佐々木さんです。
こんばんは。
ことしも元気にお伝えします。
ことしはオリンピックイヤー。
選手たちも動き始めています。
体操男子のエース、内村航平選手。
神社に初詣です。
内村選手が訪れたのは、練習拠点がある埼玉県草加市の神社。
所属チームの監督やメンバーと一緒に参拝しました。
すでにオリンピック代表に内定。
リオデジャネイロでは、団体でアテネ大会以来の金メダルと、個人総合2連覇を狙います。
絵馬に書いたことしの抱負。
世界を極めた人ならではのことばでした。
バドミントンの奥原希望選手。
メダルが期待される20歳が、ことし最初の練習です。
先月、世界トップ選手が争う大会の女子シングルスでは、日本選手で初めて優勝しています。
本格的な練習はおよそ1週間ぶりでしたが、スピードとキレのあるフットワークも見せて、勢いを感じさせていました。
サッカー女子の日本代表、なでしこジャパン。
来月のアジア最終予選で、リオデジャネイロオリンピックの出場権獲得を目指します。
その戦いに、強い決意で臨もうとしているのが、安藤梢選手です。
去年の女子ワールドカップで左足首を骨折。
完治した今、ドイツリーグでフォワードとしての技術に磨きをかけています。
安藤梢選手。
ドイツで6年目のシーズンを迎えました。
昨シーズン、所属していた強豪のフランクフルトは、ヨーロッパチャンピオンになりましたが、安藤選手はミッドフィールダーでの出場がほとんどでした。
フォワードで試合に出たいと、安藤選手はドイツの中堅チーム、エッセンに移籍。
フォワードとして得点を取り、チームを引っ張るというなでしこジャパンと同じ役割を求められたからです。
安藤選手には、参考にしている選手がいます。
同じドイツで結果を残した岡崎選手は、体格で勝る相手の守りの裏をつくプレーで、得点を重ねました。
この場面。
守りの裏をつく岡崎選手。
スピードを変えながらマークを外し、繰り返しスペースを狙います。
得点につながった動きに注目しました。
年末の古巣、フランクフルトとの試合。
守りの裏をつき、ボールを呼び込む動きを意識しました。
身長1メートル75センチの大柄なスイス代表が、安藤選手のマークにつきます。
試合開始早々。
安藤選手は相手の裏を狙います。
ボールが来れば、得点のチャンスでした。
ボールに気を取られている相手の裏で、ノーマークの状態を作りました。
安藤選手は、この試合ではシュートチャンスまでいきませんでしたが、相手の裏へ、裏へと走り続けました。
ワールドカップでチームの力になれなかった分、ことしは必ず代表に復帰し、アジア最終予選、そしてオリンピックで戦力になることを誓っています。
リオデジャネイロには絶対出場しなくちゃいけないって、強いことば言ってましたね。
そうですよね。
気持ち、変わってきましたね。
安藤選手、けがする前よりパワーアップをということで、リハビリ中から上半身や体幹を鍛えてきたおかげで、強い当たりにも耐えられるようになってきたそうなんですね。
すべてはなでしこのため。
アジア最終予選のメンバー発表、来月中旬です。
プロ野球・阪神の藤浪晋太郎投手。
セ・リーグの最多奪三振に輝いた21歳が、新年の意気込みを語りました。
藤浪投手。
母校、大阪桐蔭高校での自主トレーニングを公開しました。
右肩の炎症で、ボールを使った練習を控えていたため、きょうがことし初めてのキャッチボール。
ボールの回転を確かめながら、40球程度を投げました。
初詣で引いたおみくじは大吉。
独自の解釈で、ことしの飛躍を誓っていました。
2016/01/04(月) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
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番組内容
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】井田寛子
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ニュース/報道 – 定時・総合
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