今夜の『未来世紀ジパング』は
取材班は日本から…
87の国と地域を駆け巡った
今回はそのなかから
その後はいったいどうなったのか
アフリカケニア。
首都ナイロビで町の人にこんな質問をした
そんな日本食未開の地にいたのがうどんチェーン丸亀製麺を運営する
日本の外食チェーンとしては
讃岐うどんをウリに
海外にも積極的に出店。
しかしうどんになじみがないところも多く成果が上げられないこともしばしば
そこでケニアでは日本の味付け
店の名前はテリヤキジャパンとした
もともとトリドールは焼き鳥の店でスタートした企業
そのノウハウをいかしたテリヤキチキン丼を看板メニューに掲げた
そしてオープン当日。
心配をよそにお客が続々とやってきた
目当てはもちろんテリヤキチキン。
その味に
トリドールはうどんが自慢の企業。
やはりこれもぜひ食べてもらいたいと付け合わせに焼きうどんを用意した。
すると…
あれから8か月。
テリヤキチキンをウリにした日本式ファストフードはどうなっているのか?再びケニアへ
早速首都ナイロビにあるテリヤキジャパンの店へと向かった
なんと看板の
うまくいっているんだろうか?中をのぞいてみると店内はこの賑わい。
オープン当初の勢いは今も続いていた。
しかも…
常連客もついているようだ。
付け合わせのあの焼きうどんもまだあった。
前との違いはあるのか?店の入り口でセキュリティーチェック。
店内には防犯カメラも。
実は…
それがケニアの常識なのだ
更にもう一つ。
客が注文するとなにやら箱に…
よく見るとBENTOと書いてある。
インターネットでの注文による
経済成長著しいナイロビ。
テリヤキジャパンは忙しいビジネスマンのニーズもしっかりつかんでいた
ここは去年オープンしたばかりのケニア最大級のショッピングモール。
テリヤキジャパンはモール側からの要請を受けここに2号店の出店を決めたのだった。
その指揮をとるのが
トリドールの若手社員だ
留学の経験もあり入社したときから海外勤務を希望。
今回の大役に選ばれた
ケニアでチェーン展開ができるのか。
2号店はその試金石となる
まずは1号店でケニア人スタッフの仕事ぶりをチェック。
すると調理場で
決められた量より多く野菜を盛り付けていた。
日本では到底ありえないこと。
小さなことのようだがこの繰り返しがコストに響く。
そこで
ケニアでは日本以上にわかりやすさが必要なようだ
ナイロビでの村原さんはマンスリーマンションで寝泊まりしている
20畳ある快適な部屋。
しかし
仕事だけではなく生活面でも日本とは大きく違っている
2号店オープンを控えたショッピングモール。
村原さん実はある不安を抱えていた
アフリカで1,000店以上ある人気のケンタッキーフライドチキンがすぐ近くに。
実はフードコートにある11店舗のうち4店舗がチキンをメーンにした店なのだ
勝つためには更なる差別化が必要だった
この日村原さんはナイロビ市内の市場へ
オープンに合わせ新メニューを開発しようというのだ
やってきたのは魚売り場
ケニアでは鶏肉と同じくらい魚を食べる。
ナイル川で淡水魚がたくさん獲れるのだ
村原さん新メニューに川魚を使うことを決めた
早速試作品を作ってみることに
テリヤキジャパンのオリジナルとして日本の天ぷらのように
味付けも日本風。
マヨネーズにガーリック。
決め手は
予定よりも1か月遅れだった
お客さんは果たして来るのか。
午前11時。
1号店ではオープン前から客が並んでいたが2号店では
それどころかなぜか従業員も。
店の裏へ回るとご飯を食べていた
のんびりしたケニア人のスタッフに手を焼く村原さん
ショッピングモールに出店した…
のんびりしたケニア人スタッフに手を焼く村原さん。
そこで彼女は活を入れようとスタッフを集めた
しばらくすると…
徐々に客が集まり始めた
テリヤキチキンが次々と売れていく
2号店の目玉として開発した新メニューの川魚フライも試食してもらうことに
衣がついた
その反応は?
評価は上々
この日フードコート内の他の店が閑散とするなかテリヤキジャパンは大盛況
新年あけましておめでとうございます。
2016年最初の『未来世紀ジパング』は沸騰現場のその後についてですけれどもケニアに進出しましたトリドール。
いきなりですけれども成功といってもいいですよね。
店長がすごい心配そうでしたけど最後は思いっきり笑顔になってましたね。
さぁそんななかで秋元さん今日の沸騰キーワードお願いします。
はい今回の沸騰キーワードはこちらです。
今年はですね日本とアフリカの関係が深まる年になるのではないかということなんですよね。
今年はいやおうなしにアフリカ元年明けましておめでとうございますですよほんとに。
言い切りますか?何がいいかっていうとですねこれですよ日本政府が主導するTICADっていうんですがアフリカ開発会議。
現地を自分の目で見るのもすごく大事なことだと思うんですね。
そうですよね。
となると当然日本企業っていうのはアフリカ進出今かなり増えてるということですか?と言いたいところですがそうですよね。
今回はこのテリヤキチキンが成功したわけなんですけども今後日本食がアフリカに進出していくには?そのレストランは世界に8万9,000店舗あるんですよね。
しかしアフリカにはまだ300店舗。
ケンタッキーより少ないってことですね?そうですね全然少ないですよね。
そういうことですよね?ただ2年前に比べればこれでも倍増。
前はだから150店舗しかなかったっていうことですよ。
そうですね。
外食チェーンも増えてほしいというふうに思いますけども。
さぁ続いてはウガンダに進出した日本の中古ビジネスのその後です。
アフリカウガンダ。
取材班はこの地でビジネスを始めようとしていた日本人桑田一成さんに密着した
彼がアフリカに出ようとした理由は?
桑田さんが経営しているのは
古着からケータイまで
日本で売れないものはタイや中東などにも持っていっていた。
UAEでは中古のママチャリが大人気
中東まで進出していたエコリング。
更なる飛躍を求め乗り込んだのが東アフリカ最大の中古市場があるウガンダだった
現地にウガンダ支社を設立。
日本の古着を持ち込んだ。
欧米の服より日本の服のほうがウガンダ人のサイズに合うと見込んでのことだった
日本の中古ビジネスはその後どうなったのか?飛行機で17時間再びウガンダへ
取材班は首都カンパラにある黄色い壁が目印のエコリングの倉庫へと向かった
しかし看板は違っていた。
これはいったい?
彼らは4か月前にこの倉庫を借りたという
エコリングはいったいどこへいったのか?倉庫の管理人に聞いた
なんと撤退!?いったい何が起きたというのか?
ウガンダから撤退していたリサイクルショップのエコリング。
その真相を知ると思われる人物を訪ねた
ウガンダ人の
彼こそがエコリングにウガンダ進出を勧めた張本人だ
サムウェルさん子供用にと中古のランドセルまで購入していた
なぜエコリングは撤退してしまったのか?
残る2人も事務所のパソコンや携帯電話を持って逃げてしまい
エコリングこのままで本当にいいのか?どうする!?
従業員の人でそういうトラブルがあるっていうのはちょっと悲しいですよね。
ということで残念でしたけれどもウガンダのリサイクルショップ撤退ということに…うまくいかなかったですね。
でも日本の常識が実は世界の常識ではないっていうことをわきまえないといけない部分もあってですね。
え?
オウィノマーケットの靴屋さんを見てみると確かに置いてあるのは片方だけ。
店の人に聞いてみた
もうひとつはですね当たり前なんですけど雇うのはやっぱり素性の知れた友だち。
よく知ってる人。
仲間同士で商売すると。
そうですね。
その次はですねここが大事なんです。
お友達でも…。
アフリカ進出は失敗に終わったエコリング。
だが新たな市場の開拓をすでに始めていた
その場所とは…
日本から飛行機で
去年11月
パリ市内は同時多発テロの厳戒態勢が続いていた。
そこに一人の日本人の姿があった
福士さんはブランド品などを鑑定するプロ。
香港支社に7年間勤務した経験を買われフランス進出を託されたのだ
ここはエコリングが借りた倉庫。
日本から持ち込んだ中古品が置かれていた
現在福士さんはパリでの出店も視野にフランスではどんなものが売れるのかリサーチをしているのだ
この日向かったのはゲームやフィギュアを取り扱う店が並ぶエリア。
フランスにもこういう場所があるのだ
そして福士さんの目的の店がここ
ボンジュール…。
店内には日本のキャラクターがずらりと並んでいる
福士さんが持ち込んだのは…
日本の中古フィギュアやゲームは今フランスで人気なのだ
次に向かったのはパリの高級住宅街にあるリサイクルショップ
扱っているのはブランド品だ
福士さんここでの目的は?
職人の手作りが売りで日本の若者に人気のブランド吉田カバン。
いったいいくらの値がつくのだろうか?
そして福士さんもうひとつ意外なものを
フランスにフランスのブランド品。
いったいなぜなのか?
日本で売るより倍以上の値がついた
日本のバブル期に大流行したこのデザイン。
実は日本の中古市場では人気がないのだという。
しかし地元フランスなら高く売れると見込んだのだ
フランスに進出するのは日本の中古品を売るだけではなく仕入れもできるから。
福士さんはパリを中心に各地を巡り毎日のように掘り出し物を探している
お宝を求めて福士さんがやってきたのはパリ郊外にある立派なお宅
直接家まで来てもらいいらなくなったものを売るというのはフランスではよくあることなのだそう
今日訪れたのはかなり古いお宅期待が持てる
あ〜確かにな…。
年代ものの額に入った写真
第2次世界大戦以前のものだというフランスのサルグミンヌというメーカーの食器
ろうそく台とセットのアンティークの置時計を購入。
200〜300年前のものだという
そしてこの日福士さんは午前6時に出発
パリから車で1時間半の南の町へと向かっていた
やってきたのは地方で行われる蚤の市。
数百の店が出店している
ライトを照らしているのは地元のライバル業者やコレクター。
お宝探しは早い者勝ちなのだ。
日本向けに売れそうなものを探していく
福士さんが目をつけたのは
鉢植えとしてお客に売るつもりだそう。
実は福士さん日本のガーデニングで使えそうなものを探していたのだ。
更に…
果たして仕入れた品は日本で売れるのか?
先月名古屋
25年の歴史があり来場者が1万人を超えるという骨董市
そこにエコリングが出店していた。
他の店とは明らかに違うフランスのあの品々で勝負しようというのだ
鉄のアイロンはブックエンドとしてディスプレイされていた。
すると…
なかなかの好評価
そしてこちらの鳥かごを熱心に見る人の姿が
鳥かごは5,000円で売れた
(スタッフ)どんなふうに使うんですか?
エコリングがこれまでエコリングが日本の古着なんかを売ってアジアからアフリカまで行ったんですが今回は発想を変えてフランス。
フランスでもういらなくなったような骨董は日本で大きなマーケットとなる。
そして気になるこのエコリングの今後なんですけれども桑田社長こんなことを言っています。
今度はアフリカのベナンそして南米のチリに進出する予定であると。
更には3年以内にはアメリカにも進出したいと。
アフリカにもまた再進出するってことですよね。
希望がありますね。
よかった懲りてなかったね。
よかったね。
そうですね。
懲りない人だねよかった。
いい意味でよいい意味で。
ところでもう1つこれまでに取材したアフリカのなかでその後が気になる場所があるんですよね?はいそれが…。
ここです。
このソマリアの一部なんですけれども。
ソマリランド。
今から2年前に取材したのがアフリカの東部にある
ソマリランドは80年代から90年代はじめまで10年以上続いた内戦後…
水道も通っていない
産業は
国際社会からの投資がなく他の産業が育たないのだ
そんなソマリランドをどうにかしたいと立ち上がったのが日本の社会起業家それがみんなの…国が停滞する理由にもなってるし…。
税所さんはこの地域の貧困を解決するためには教育が必要だと動き出したのだった
ソマリランド初の大学院を開設するため政府に直談判
しかしこれには反対の声もあり殺害予告までも
税所さん多くの困難を乗り越えてなんとか大学院を開校。
その様子を「ジパング」は克明に記録していた
実はこの大学院の学長は
現地で授業まで行っていた
大学院
未承認国家ソマリランド。
沸騰ナビゲーターの米倉と税所さんが立ち上げた大学院。
1期生たちのその後は?
税所さん見てすぐ思い出しましたソマリランドの。
もう1期生15人あのあとどうなったのかとかすごく気になりますね。
そうですよね。
どうしてですか?その理由はですねこのアルシャバブ。
残念ですね。
となると卒業式はどうされたんですか?スカイプで?ITですよ。
そうですね。
お互いに見ながら卒業のプレゼンを聞いて我々が採点をするっていうことやったんです。
生徒たちが…。
結構おもしろいアイデアが出てきたんじゃないですか?そうですね…。
こちらです。
これおもしろかったんですけどボックス引越社。
そうですよね普通だよね。
そんなこと思わなかった。
なるほど。
もう一つはですねピンクタクシー。
何ですか?それちょっと。
ピンクタクシーとはいったい?
もう一つはですねピンクタクシー。
何ですか?それちょっと。
これはですね…。
すばらしい。
ね?そしたらばですねもう実際に走ってるんですよ。
ピンクに塗ったんですか?まだ塗ってないんです。
そこはお金が足りないんです。
いい勉強になりますね。
そうなんですよ。
いつまでも鈴木さんまさにそんな感じがしてきましたよね。
本当ですね。
最後のソマリランドの例みたいにでもそこから…。
すばらしい。
そっか日本もそういう経験してきたからこそ重みがありますもんね。
そうですよね。
信憑性ありますね。
ところで皆さまにですねご報告がございます。
出産のため次回からいったんこの番組をお休みさせていただくことになります。
私のいない間もですね皆さんにこの番組をサポートしていただいて2016年もこの番組をよろしくお願いします。
おめでとう!ありがとうございます。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
未来が今になる。
2016/01/04(月) 22:30〜23:24
テレビ大阪1
未来世紀ジパング【沸騰現場“その後”を取材!】[字][デ]
新年最初の放送は、今までの取材で、特に“その後”が気になる現場を改めて取材。アフリカに進出した、飲食店のチェーンとリサイクルショップの“その後”は一体?
詳細情報
番組内容
番組スタート以来、約90カ国を取材している「未来世紀ジパング」。
2016年最初の放送となる今回は、今までの取材した中でも、特に“その後”が気になる現場を改めて取材。
アフリカに進出した、飲食店のチェーンとリサイクルショップの“その後”は一体?
出演者
【メーンMC】
SHELLY
【進行役】
秋元玲奈(テレビ東京アナウンサー)
【沸騰ナビゲーター】
米倉誠一郎(一橋大学教授)
【ゲスト】
パックン、坂下千里子、鈴木ちなみ
関連情報
【公式ホームページ】
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/
【公式Twitter】
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